2008年6月 7日


出版の未来

「ランキング依存が止まらない~出版不況の裏側~」というテーマで放送されたクローズアップ現代が話題になっていたので少し。

クローズアップ現代 放送記録
このほど、出版社の倒産件数が15年ぶりの高水準を記録したことが明らかになった。かつて「声に出して読みたい日本語」などのベストセラーを生み出し、じっくりと本を育てることで定評のあった草思社も経営が破たん。背景には、読者の本の選び方が劇的に変化していることがある。「売り上げランキング」をもとに本を選ぶ人が増加。売れる本への一極集中が顕著となり、書店ではランキングに入らない本は即座に返品することが常態化している。短期間で売り上げ実績をあげる必要に迫られた出版社は、出版点数を急激に増やし、本の寿命が短くなる事態を招いている。日本の出版界の根幹を揺るがし始めた読者の変化。その知られざる実態に迫る。

多くの書店が上記のような並べ方をしているのであれば、ランキング以外の本に出会う機会がないわけであり、ランキングに沿った本しか売れないのは確実であり、その傾向はますます強まる。

需要サイドがそうなのであれば、供給サイドもランキングに載るための売れるための本ばかりを作るようになり、その方法論が確立されてしまったら、大事なのは編集作業であり、誰が書いても同じような本ばかりになってしまう。ビジネス本がいい例。

また、文章力は読んだ文章に影響を受けるのであるならば、売れるために書かれた、代替可能な安い文章によって育った人の文章力はどんどん落ちていき、負のスパイラルに陥ってしまう。

そのうちコンピューターが本を出す時代が来るかも知れない。

参考
今日の「クローズアップ現代」 - 空想書店 書肆紅屋

人間は安易な方、楽な方に流れる↓という意見には禿同。
ABlog いつからか僕の生活からは潰す暇がなくなった


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