小説

2008年6月22日


[書]狼と香辛料 4-8巻 - 支倉凍砂

結局 2日で 5巻まとめて一気に読んだ。

高校生ぐらいが対象なんだろうけど、会話の構成が無駄が無くて面白く、全部読み終わるまでやめられなかった。

花魁言葉というのがまた予想以上に心地よかった。

2ヶ月に 1冊ペースで出ているところがまた凄い。
狼と香辛料 (4) (電撃文庫 (1390))狼と香辛料 (4) (電撃文庫 (1390))
支倉 凍砂
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2008年6月20日


[書]狼と香辛料 1-3巻 - 支倉凍砂

アニメが面白かったので、原作のラノベを買ってしまった。

アニメの内容は 1-2巻までで、このシリーズは、現在は 8巻まで出ている。とりあえず全巻買ってしまったが、面白かったので 3巻まで瞬刹。仕事にならん。

ホロとロレンスのやりとりの記述は、緻密すぎてちょっとくどい気もするが、洗練されているのであまり気にならない。とても学生さんが書いていた本とは思えないくらい各巻の完成度は高い。

今週は寝れなそうだ・・・。
狼と香辛料 (電撃文庫)狼と香辛料 (電撃文庫)
支倉 凍砂
メディアワークス
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2008年6月 5日


[書]映画篇 - 金城一紀

SP の原作者の本。凄くいい話だった。久しぶりにほんわかした。これは傑作。今年読んだ中でベスト。

「ローマの休日」を軸に 5つの短編で構成された物語。最初は作者の自伝かと思ってしまった。

作者は本当に映画が好きなんだなぁと感じられる作品だった。

そういえば、「ローマの休日」って見たこと無いなぁ。
映画篇映画篇
金城 一紀
集英社
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2008年5月 6日


[書]海辺のカフカ - 村上春樹

昔から敬遠していたので、これが初の村上作品。

どこが素晴らしいのか全然理解できなかった。

田村カフカとナカタさんのパラレルワールドがだんだん近づいて行くまでは、先を急ぐようにして読んだが、下巻のラスト 200ページでぽかーん状態。読み終わっても謎だらけ。しょっぱなの、子供たちが気を失った理由も結局わからない。わからないことだらけ。これって SF?

外人さんたちにも大人気と書いてあるけど、どこを楽しむんだ?

初期の作品やもっと前提となっている哲学系の本を読んでいないと楽しめないのか。
海辺のカフカ (上) (新潮文庫)海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社
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2008年5月 5日


[書]地獄変・偸盗 - 芥川龍之介

地獄変
作者は絶対に精神的におかしい。よくここまで人間の狂気をむき出しにした話を書けるなぁ。だから突き詰めて自殺しちゃったんだろうなぁ。とにかく場面がありありと想像できてしまう筆力に絶望だし、怖い。

"偸盗" も同様。

"藪の中" は論理的に完璧。
地獄変・偸盗 (新潮文庫)地獄変・偸盗 (新潮文庫)
芥川 龍之介
新潮社
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2008年5月 4日


[書]クロイツェル・ソナタ / 悪魔 - トルストイ

人間(男?) の性欲に対するストイックな考え方をベースとした小説 2編。

クロイツェル・ソナタよりは悪魔の方がわかりやすい。

100年以上前の時代背景が全く分からないので、ストイックな悩みに入るまでの物語がよくわからない。

それでもこのストイックさは異常。配偶者以外の人を思うだけで自殺って、おいっ。

現在の日本に生きていて、日本人的な世界観を持っている自分には、死んだら意味ないじゃんと思うけど、神の存在が前提になってくると、またさらに一歩踏み込んだ見方が必要になってくるので、そうとも言い切れないんだろうなぁ。

クロイツェル・ソナタは昔読んだ気がする。冒頭を読んだ時にデジャブがあったけど、自分の中高時に想像・理解できる内容ではないなぁ。
クロイツェル・ソナタ/悪魔 (新潮文庫)クロイツェル・ソナタ/悪魔 (新潮文庫)
トルストイ
新潮社
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2008年5月 3日


[書]重力ピエロ - 伊坂幸太郎

最近流行のミステリー作家。

テンポの良い文体と展開は斬新で面白く、軽すぎず重すぎない内容は丁度いい。適度に引用されている過去の文学作品も味付けとしては最適。

総じてスタイリッシュ。バランスがいいということなんだな。

人間の賢さは、人間にしか使われていない」というくだりにはドキッとさせられた。
重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社
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2008年5月 2日


[書]ライオンの冬 - 沢木冬吾

表紙の山の写真につられて買ってしまった。

第二次世界大戦時のフィリピンでの内乱を発端とした、東北山中でのゲリラ戦を扱ったハードボイルド小説。

前半部のフィリピン人の人間関係がわかりにくい。

それなりに楽しめたが、後半の銃撃戦の描画はホワイトアウトやミッドナイトイーグルに比べるとやや劣る。
ライオンの冬ライオンの冬
沢木 冬吾
角川書店
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2008年5月 2日


[書]秒速5センチメートル - 新海誠

監督自らによるノベライズ本。

ノベライズ本の傾向である説明文が多いが、これだけできちんと読める小説になっている。

3章が、現状の自分に非常にかぶるので、少し苦しくなった。
小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)小説・秒速5センチメートル (ダ・ヴィンチブックス)
新海誠
メディアファクトリー
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2008年5月 1日


[書]しあわせの理由 - グレッグ イーガン

ひょんなことから、昨年脳腫瘍で亡くなった上司の Blog に行き着いた。

彼が最後に読んでいた本が 2冊載っていた。

しあわせの理由」と「ディアスポラ」。

どちらもグレッグイーガン、オーストラリアの SF作家。

「しあわせの理由」は脳腫瘍の患者が 2度の手術によって過度の不幸と幸せを体験し、最後は感情の基準をコントロールできるようになる話。

非常に哲学的で、一般的にイメージする SF っぽさは皆無。

感情って何だろうということを問いかける話だった。
しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)
グレッグ イーガン
早川書房
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2008年4月21日


[書]カラマーゾフの兄弟 1 - ドストエフスキー

中学の時に挫折したもの。

新訳になって読みやすくなったとのことで再トライ。非常に読みやすくなってはいるものの、キリスト教に関する下地がないとつらいというか、どこを楽しめばいいのかが全然わからない。

とりあえず、1巻はなんとか読了したものの、非常に冗長に感じられるのは今の自分に余裕がないからか?

100年以上前の古典作品としては読みやすいと思うけど、2巻以降に行くかどうかは未定。
カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー
光文社
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2008年4月16日


[書]時をかける少女 - 筒井康隆

筒井つながりで、前から気になっていたのでついでに読んでみた。

30年以上前の SF小説だが、当時から想像した 2660年という社会が、すでに半分以上現実となっているところに、人間の想像力の限界がわかってしまった。

言葉使いや表現も今からすると古く感じられる。今の女子中学生が「まあ!どうしたのかしら?」とは言わんわな。

時代を感じる作品だった。
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
筒井 康隆
角川書店
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2008年4月15日


[書]パプリカ - 筒井康隆

アニメ版がいまいち理解できなかったので原作を読んでみた。

設定も含めてすーっと入ってきて一気に読めた。アニメ版よりも面白い。

夢と現実をテーマにしたライトな SF作品。夢を記憶する装置、他人の夢の中に入れる機械を巡って、研究機関内で権謀術数が入り乱れる。

最後の混乱の描写は、夢と現実が入り乱れる様子を出すためにあえて複雑に書いてるのかもしれないが、わかりにくいし、夢から現実世界に魑魅魍魎が流入する設定もいらないのでは?

パプリカの戦いが痛快に描かれた中盤が良かっただけに、ちょっと残念。
パプリカ (新潮文庫)パプリカ (新潮文庫)
筒井 康隆
新潮社
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2008年4月 4日


[書]涼宮ハルヒの憂鬱 - 谷川流

アニメは全話見ていたが、原作は読んだことがなかったし、ラノベ自体も読んだことがなかったので買ってみた。

アニメとほとんど同じというか、はっきりいって台本。

ただストーリーのみからの推測では、何でここまで流行っているのかは全く理解できなかった。

いとうのいぢのイラストの影響が大きいと思われる。あとはツンデレか。

まだまだ続編があるところを見ると、アニメもまだまだ続くのか? と思ったら年内に続編が始まるみたい。
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
谷川 流 いとう のいぢ
角川書店
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涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ) - Wikipedia
いとうのいぢ - Wikipedia


2008年4月 3日


[書]模倣犯(1-5) - 宮部みゆき

全 5巻一気読み。

ブレイブストーリーのトラウマがあったので宮部みゆきは長らく敬遠していたのだが、先日読んだ "火車" に完全にやられてしまったので、思い切って長編へ。

3500ページを超える大作だが、やや冗長。2-3巻はいらないのでは?

結末もちょっと。あれだけの犯人が、"模倣犯" という単語だけで崩壊するほどもろくはないでしょ。

それでも、4巻からのぐいぐいと引き込まれる展開はさすが。

テーマがテーマだけに、男女それぞれ違った感想になるだろうなぁ。
模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯1 (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社
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管理人:えのきど。
職業:Web Design Engineer
(Designer+Programmer) / 2

Designer にも Programmer にも成りきれず、どっちつかずでふらふらしてます。先は見えてません。

生存証明用の日々のメモブログ。メインは雪山大好きっ娘。です。

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