2008年07月22日

 

Cobra Crack 第 2登

ベルギーのオールラウンドクライマー・Nicolas Favresse が、7/19 に北米最難のトラッドルートである Cobra Crack(コブラクラック / 5.14b/c) を第 2登しました。

The Path and Cobra Crack Repeated (Climbing Magazine)

In Squamish, British Columbia, meanwhile, the Belgian all-arounder Nicolas Favresse has made the second ascent of the Cobra Crack (5.14), a long, extremely overhanging granite finger crack. Trotter completed the first ascent of the much-tried crack in the summer of 2006.

去年に引き続き、今年もトライしに行っている吉田和正さんの Blog によると、

7/19 (吉田クライミング日記)
ニコがコブラを第2登した。バンクーバーからたまたま一緒のバスで来たから滞在、3週間でのぼりきってしまったことになる。実働10日ちょっとか。こんなクラックの強いヤツみたことない。さらにスゴいのは全部リードでトライしつづけたことだ。まったくたまげたニーさんである。おまけにベルギーにはクラックはほとんどないらしいからどうなっているのだ。

長年クラックに打ち込んでいる吉田さんが書かれているので、本当に相当に強いんだと思われます。

ちなみに、Nicolas Favresse は先日、あのスイス人哀愁クライマー・Didier Berthod が初登した Greenspit(5.14a) を第 2登しています。昨日のエントリーで紹介した、Climbing Magazine No.268 でも特集されています。

Cobra Crack を初登し、あの Rhapsody(E11/5.14b) を先日第 2登したカナダ人クライマー・SonnieTrotter の Blog によると、現在、吉田さんを含めて、Matt SegalEthan Pringle という強者 3人がトライしている模様です。 Matt Segal は Iron Monkey(5.14-R) を初登しており(First Ascent のおまけに収録)、Ethan Pringle はChris Sharma 初登の Rialization(5.15a) を第 5登しています。

吉田さんの 7/18 のブログだと、
リップのよく効くジャムから遠いジャムをとりにいくのだが角度的にかなり上から入れてやらないと効きがわるい。が足をジャムしたままだとどうしてもいいとこまで届かない。寝ながら考えたフィギァ4をダメもとでためしてみる。これがよくてここはズッと楽になった。ニコはグレードは5.14cだと言う、自分もそんなもんだと感じる。この年で自分の限界グレードを引き上げたいもんだとつくづく思うのである。

突っ込みどころありすぎですが、Cobra Crack でフィギュア 4 というのは見てみたい。わっふるわっふる。

YouTube 関連動画


Patagonia Video: Sonnie Trotter Climbs First Free Ascent...


Dider vs. Cobra Crack


Didier Berthod ouvre une voie en Italie


Nicolas Favresse in Riders in the storm

関連エントリー
First Ascent (2006/12/5)


 
 
ページトップへ

2008年07月21日

 

Climbing No.268

m080721-1.jpg

Climbing Magazine最新号(No. 268) に、2007/2 のアイスクライミングジャパンカップのルートセッターで来日した、コンラッドアンカー(Conrad Anker) が "THE HOKKAIDO SHUFFLE" というタイトルでアイスコンペに関して、2ページほどですが、少し書いてます。

特に変わったことを書いているわけではなく、単純なコンペのレポートです。たぶん、アメリカ人にとっても、日本という国のクライミング事情に関しては全く知られていないんだと思います。


 
 
ページトップへ

2008年07月20日

 

三浦雄一郎 75歳 世界最高峰エベレストに挑む

(2008/7/20 15:00 - 16:25 日本テレビ)

三浦雄一郎 75歳 世界最高峰エベレストに挑む

三浦さんが今年の 5月に登頂したエベレスト登山の模様を追ったドキュメンタリー番組。5年前に行ったときはテレ朝、今回は、NHK も入っていたようですが、日テレがメインだったようです。

三浦雄一郎 75歳 エベレストへの挑戦 (第2日本テレビ)

前回の焼き直しみたいな感じで、特に感じることはありませんでした。

チベット暴動や聖火登頂に関しても刹那触れられていましたが、できればもっと掘り下げて欲しかったところです。まぁオリンピックがアルから無理でしょうけどね。

関連エントリー
70歳・三浦雄一郎の挑戦 エベレスト制覇への全記録 (2003/10/31)
三浦雄一郎 永遠の少年 (2004/5/25)


 
 
ページトップへ

2008年07月19日

 

[漫画] 孤高の人 2巻

(2008/7/18 集英社 坂本眞一)


この巻までが、現実との乖離具合が許容できるギリギリのところでしょうか。現在の連載では遙か彼方に逝ってしまっており、あ~あという感じで残念だったのですが。

クライミングシーンの随所から伝わってくる、クライミングのドキドキ感、画から感じる迫力は非常に共感できるモノがあるのですが、ソロと死を結び付け過ぎるきらいは好きになれません。

君も一人で登りたいなら他人の命に干渉するな

一人で登り・・・一人で死ぬ・・・

それがソロクライマーだ

ソロクライミングの行き着く先は常に死だ

誰にも助けられず 誰にも見守られず 一人で死んでいく

原案を『孤高の人』としている点での最大の違和感はここにありますし、悲壮感が余りにも強すぎます。これならやっぱり『ソロ』を原案に変更した方がいいのではないでしょうか。

それにしてもコンペで完登したクライマーに対して「すげー、オンサイトだ!!」ってのはないでしょう。

関連エントリー
[漫画] 孤高の人 1巻 (2008/4/19)


 
 
ページトップへ

2008年07月17日

 

ネパールのトレッキングピークの登り方

ネパールのトレッキングピークの登り方

都岳連海外委員のお仕事。

今回の "海外の山を知ろう" の講演会は、都岳連海外委員の竹花さんによる、NMAピーク(NMA Expedition and Climbing Peaks) の登り方について行われました。NMA は Nepal Mountaineering Assosiation の略で、ネパール山岳協会のことです。

竹花さんは 2004年 - 2006年に、ネパール・ポカラの国際山岳博物館でボランティアとして活動されており、シングーチュリ、テントピーク、トロンピーク、プモリなどネパールでの登山経験も豊富な方です。

今回の講演では NMAピークのグループ A 15座グループ B 18座をエリア別に全山、写真とルート図付きで解説するという太っ腹ぶりで、資料も 10ページにわたる豪華なモノで、今回集まった 40名を越える方々には大好評でした。

m080717-2.jpg

NMAピークはネパール観光省が決めたピークで、標高は 5000m - 6000m の全 33座。他のネパールの山に比べて登山料金が格別に安いのが特徴です。グループA が $500(1隊、7人まで)、グループB が $350 です。

メラピークやアイランドピークといった 8000m峰に登るための高所順応に使われるような比較的簡単な山から、クスムカングルやヒウンチュリ、シングーチュリといった難しい山まで、含まれる山の難度はピンキリです。

トレッキングピークのリストに関しては以下なんかを参照してみてください。

トレッキングピーク一覧

データを見ると圧倒的にアイランドピークが多く、トップ 5で 75% をしめています。

m080717-3.jpg

驚いたのは、登頂率が平均すると 20%程度しかないこと。ただ、この数字には裏があって、現地のエージェント経由で登っている場合は 100% に近い数字になるとのことでした。思いつきで何も調べずにパット来て登ろうとする人が結構いるようで、そういった人達の成功率はかなり低いとのことでした。

山の説明のあとは、現地のエージェント、申請方法、難度、登山適期を駆け足で説明したあと、ランシンサリ、テントピークに実際に遠征に行った模様の説明がありました。

紹介された参考図書
The Trekking Peaks of Nepal
Trekking and Climbing in Nepal
ネパール ピークハント トレック
魅惑のエベレスト山域
ヒマラヤ アルパイン スタイル


余り興味があるエリアではなかったため、山名だけは知っていたものの、詳細までは知らなかったので、いい勉強になった。比較的短期間で安く行ける山もあり、過去に山野井さんや青田さんがクスムカングルでやったように、ラインを選べば面白いクライミングもできそう。

関連エントリー
知られざるアフリカの山々 (2006/6/29)
第16回・海外の山を知ろう/菊地敏之講演会 (2006/11/9)
山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」 (2007/11/15)


 
 
ページトップへ

2008年07月16日

 

iPhone

半分仕事、半分趣味で買った iPhone。せっかくなので、クライミングに生かせないか考えてみました。

m080714-1.jpg

真っ先に思いつくのがトポやロクスノのビューワー。ロクスノ 40号で試してみました。

画像ファイルはサムネイルとしてサクサク一覧できるので、選択までは楽。

m080714-1.jpg

ページを選択してみても、タイトルは読めるものの、記事の内容までは確認できない。

m080714-1.jpg

ピンチドラッグで簡単に拡大できるので拡大してみました。

が、元のファイルが PDF で、そこから変換をかけた画像ファイルなため、解像度がイマイチだったのか、iPhone に写真を取り込む際に、iTunes が勝手に変換をかけてしまうので、そこで劣化してしまうのか、ちょっと読めるレベルではありませんね。

m080714-1.jpg


そこで、iPhone に搭載されているブラウザ(Safari) は、PDFファイルを読み込めるので、ネットにアップした PDFファイルを読み込んでみました。

m080714-1.jpg

画像同様、ピンチドラッグで簡単に拡大できるので、拡大してみました。これなら読めますね。

m080714-1.jpg

ブックマークレットで追加した検索機能を使って検索してみましたが、残念ながら検索まではできませんでした。この辺は今後の課題です。

m080714-1.jpg


iPhone のブラウザでは iPhone に保存した PDFファイルは読み込めないので、ネット経由にする必要があるのですが、Softbank 3G のエリア(or Wi-Fi) でしかネットに繋げず、ちょっと郊外だと全然繋がりません。

ので、山岳エリアで利用する場合は、画像ファイルの質を上げて画像で読み込む必要がありそうです。プラス検索機能を何とかしたいところ。

となると、iPhoneアプリで PDFリーダーを探すか、自分で作った方が良さげです。

iPhone に搭載されている Google Maps も非常に便利なのですが、電波の状態から、郊外では全く役に立たないと思われます。この辺は今後の Softbank に期待したいところです。

カメラは単焦点で、2メガピクセル。光学ズームもなければ何のモードもない単なるカメラですが、ジオタグが自動で付くため、Flickr 等、ジオタグに対応しているアプリケーションにとっては便利。ただ、この機能も残念ながら Softbank 圏外では使えない。


コンパクトデジカメ、牛Pod、iPhone、MacBook

最近の自分の外出時のマストアイテム。コンパクトデジカメ、牛Pod、iPhone、MacBook。iPhone で全部代用できる気もしますが、現状ではまだ厳しい。

関連エントリー
デジタルアーカイブ (2007/12/27)


 
 
ページトップへ

2008年07月14日

 

Climbing Worldcup Chamonix 2008

7/12-13 にフランスの Chamonix(シャモニ) で行われていた、リードのワールドカップで、安間佐千選手が 2位に入りました。予選、準決勝と完登し、1位通過だっただけに惜しかった。

m080714-1.jpg

前回の上海大会では 3位でしたので、1つ順位を上げた形になりました。

m080714-2.jpg

他に男子では、渡辺数馬選手が 23位、伊東秀和選手が 41位、小西大介選手が 65位。女子は小林由佳選手、野口啓代選手ともに 13位という結果でした。

女子優勝は前回に続いて Johanna Ernst(15)。これまで出場したコンペではすべて優勝という強さ。新しい時代が来たという感じです。

詳細リザルト
General result M E N lead (IFSC)
General result W O M E N lead (IFSC)

参考情報
WC★シャモニ (★NOGUCHI AKIYO★)

クライミングワールドカップ in シャモニー (La Vie d'un Guide)
シャモニーワールドカップ速報! (La Vie d'un Guide)

関連エントリー
IFSC Climbing Worldcup 上海 2008 (2008/6/29)

m080714-4.jpg


 
 
ページトップへ

プロフィール

雪山大好きっ娘。


中の人なんていません。

 
 

お知らせ

-
 
 



 
© 2003-2008, You Enokido