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クライマーズ・ハイ

(2003/8/21 横山秀夫著 文藝春秋)



谷川・衝立岩に登る前日に、日航ジャンボ墜落事故が起き、全てを投げ出して事故にかかりきりになってしまう新聞記者デスクが主人公の、群馬県の新聞社を舞台とした小説。また一緒に登る予定だった同僚は「下るために山に登る」という主張の解を明かさぬまま死んでしまい、キーワードにもなっています。舞台は事故当時と現在の衝立登攀のシーンを織り交ぜながら、結末に向かって進んでいきます。

話の中心は日航ジャンボ墜落事故を中心に進められるため、山の話はほとんど出てこないのですが、衝立に登ることによって全ての謎、問題が解けるという意味では山は重要な意味を持っています。お勧め度 70といったところです。

クライマーズ・ハイということを意識したことはありませんが、核心を夢中で登っているときにクリップを完全に忘れ、いつの間にか 10m 近くランナウトしていて恐かった記憶はあります。

また、著者の横山氏には余りいい思い出がありません。大昔に「PEAK」という山岳漫画が少年マガジンで連載されていたのですが、その原作が横山氏でした。一言で言ってしまうと「ひどすぎ」。ですので、この作品からも同様のテイストを感じて、発売されたのは知っていたのですが、買う勇気を持つまでに結構時間がかかりました。


 
 
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