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競う ライバル物語 山に生きる登山家夫婦の絆

競う ライバル物語 山に生きる登山家夫婦の絆

垂直の記憶」の発売に合わせてということもあるでしょう、山野井さんの特集記事が "競う ライバル物語 山に生きる登山家夫婦の絆" "山野井泰史 Vs 山野井妙子" というタイトルで 3/29-4/2 の 5日間に渡って産経新聞朝刊に掲載されました。初日は 1ページ丸々、2日目以降も 3/4 ページを使い大々的な特集記事になっています。

ギャチュンカンからの生還ルポから始まり、夫婦それぞれがどういった幼少時代をすごし、山と出会い、のめりこみ、ブロードピークの遠征で初対面、その後 2人で奥多摩で暮らすようになり、登山が生活の全てになり、年 1-2回の海外遠征が目標となり、今後も真っ白になるまで登り続けますと夢を語って終わるという内容です。

"右手でアイスバイルを、左手でおのを打ち込み"、"取り付けを間違える" など "ん?" と思わせる表現は多少ありますが、全体を通してしっかりした取材に基づいたいい連載になっています。山野井さんを扱った作品「ソロ」や「垂直の記憶」と内容がほとんどかぶるにもかかわらず、まったく別の視点から、新鮮な情報で書かれているのは記者(特集部・村島有紀) の実力でしょう。

最初はサブタイトルの "山野井泰史 Vs 山野井妙子" の箇所に疑問を感じましたが、記事中に "競い合うのは、「どれだけ山が好きか」という純粋さ" とあり、納得しました。山渓の神長さんの「自分の好きなことだけをしようと思っても、普通はできない。年齢を重ねるにつれ、社会は個人を取り込み、しがらみがふえるから。そのなかで、組織に属さず世間にこびない・・・(略)。」というコメントはその発言を裏付けています。

エベレストは、僕にとってやさしすぎる」、「ノーマルルートじゃ、カッコよくないでしょ」と限界ギリギリの "冒険" 登山を行ってきたた泰史さんですが、ギャチュンカンから生還して、帰国した際のコメント「おれのクライミング人生終わったよ」という箇所に、常に自分がどんなクライミングをしていたのかをきちんと認識しており、指がない状態では世界レベルのクライミングをもうすることができないということを実感されており、哀愁を感じます。それでも最後に "真っ白になるまで登り続けますよ" という箇所には、今後の彼のクライミングにまだまだ期待してしまいますね。

関連情報
山野井通信


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コメント (2)

リンクしていただき有難うございました。

山野井さんの本はクライマーにとってはバイブル的な本になりそうですね。

某さんの活動自体は悪くないのですが、"アルピニスト" という点では ? ですね。

活動内容が似ているのでこれからもちょくちょくと覗かせていただきます。

私のblogで山野井氏の著書を紹介にコメント頂き有難うございました。
私が最もリスペクトしている山屋が山野井氏ですが(もっとも唾棄しているのは某自称アルピニスト○○○ですが)、彼が本を出版したことにより、こうやっていろいろなメディアで紹介されるのは素晴らしいことです。「垂直の記憶」の中の

「登山家は、山で死んではいけないような風潮があるが、山で死んでもよい人間もいる。そのうちの一人が、多分、僕だと思う。これは、僕に許された最高の贅沢かもしれない」

には痺れた!!!


 
 
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