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エルク20周年記念イベント「山野井泰史スライド講演会」

エルク20周年記念イベント「山野井泰史スライド講演会」

昼間に亀戸で星野さんの講演会に出て、その足で、途中神谷さんや後輩を拾いつつ、甲府で行われた山野井さんの講演会に参加してきました。都内の大渋滞や大雨の高速運転で予想以上に時間を食い、会場に着いたのは 19:15 でした。遅れてしまい皆さんすいませんでした。

講演会は、これまでのクライミングをスライドショーで紹介し、その後 Q&A、サイン会で終了しました。神谷さん曰く、昔のクライミングに関しては過去のスライドショートほとんど同じらしいです。

スライドショー
ビデオを回していたので、文字に起こせば正確なのでしょうが、面倒なので記憶に残っている文言などを何点か。

パキスタンのレディースフィンガーを登ったときに、余りにもお腹が空いていたので、チョーク(炭酸マグネシウム) を食べてました。整腸剤にもなるので、毎日胃がすっきりしていました。だからルート名はラマダンにしました。
チョークって食べれるんですね。フリークライマーがアロンアルファで剥がれた爪を貼るというのを聞いたときと同じくらいびっくりしました。

チョー・オユー南西壁を登ったときは、夜登って昼間に寝てました。昼間の方が暖かいのでシュラフを軽く(600g)、軽量化できるんです。
発想の転換ですね。この理論で行くと日本の冬山だったら寝具何も要らないですね。ただ、日本では夜登るという習慣が余りないようで、冬~春の谷川の一ノ倉周辺を登るクライマーや山スキーの早川さんの話くらいしか聞きませんが、それでも夜というよりは早朝です。ヨーロッパや "夜登" というクライミング形態がある韓国では珍しいことではないようです。

チョー・オユーで高度順化したときは一般ルートを 7000m くらいまで登ってジョギングしていました。一般ルートをハイキング気分で登れないとヒマラヤのバリエーションは無理です。
次元が違いすぎますね。山野井さんは血中酸素濃度(SpO2) を余り信じてないようで、尿の色や 7000m 前後でジョギングをした時の息の上がり方で高度順化の状況を判断されるそうです。

チョー・オユーでは山頂まで 72時間かかりました。8000m 以上の高度に長時間いると脳細胞がかなり破壊されます。もともと少ないのであんまりなくてもいいんです。登りたい気持ちと頂上で感動できる気持ちが残っていれば、あとは何もいらないんです。
心底しびれました。

寒さには強いんです。K2 に登ったときはずーっと素手でした。山頂の写真もほら、素手でしょ。晴れてますが -20度くらいです。
空気が乾燥しているとはいえ、強すぎです・・・。

ギャチュンカンで下降時に雪崩の衝撃で目をやられてしまい、ハーケンを打つリスの場所がわからず、仕方なく素手になりました。凍傷で切る覚悟があったので、生活で余り使わない指ということで、左手の小指、薬指から使いました。
凄く怖い話しをしていますが、淡々としすぎです。

Q&A
Q. 奥さんと山はどっちが好きですか?
A. 山です。絶対山です。
即答でした。最初は質問を聞き間違え、奥さんの強さを強調していました。

他にもちらほらありましたが、大したものはありませんでした。質問すればよかったなぁ。

サイン会
講演会終了後、サイン会になりました。「垂直の記憶」にサインをもらいました。握手もしていただきましたが、意外と柔らかくクライマーの手という感じがせずびっくりでした。

講演会は甲府で行われ、事前 PR もほとんどなく、大雨にも関わらず 50-60人の人手でした。生 "山野井" さんは 2回目でしたが参加してよかったー。パワーを少しもらえた気がします。会場では JAC の松原さんをお見かけしました。また声をかけてくださった杉さん、励まし有難うございました。

参考情報
過去の講演会の記録を読むと内容はほとんどかぶりますので、講演会の内容詳細は以下の記録を参考にしてください。
- 労山ヤングクライマーズフォーラムIV 山野井泰史氏を迎えて 「挑戦の軌跡」 (2003/5/17)
- 群馬登高会創立50周年記念講演会(2000/10/22)
- 山野井泰史氏 講演会(2000/9/21)

蛇足ですが、司会者(エルクの方?) が最後に山梨県人会への入会を誘っていたのはちょっといただけないですね。どんな団体であれ山野井さんがそういったしがらみを嫌うのは知らないわけないと思うのですが・・・。


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コメント (2)

昨年、講演会(?) で北海道に行かれているようです。機会があれば是非行ってみてください。本当に凄い人です。

格好良いです。一度お話聞きたいなぁ…


 
 
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