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赤岳鉱泉アイスキャンディカップ総括

どうしても層雲峡との比較になってしまいますが、赤岳鉱泉アイスキャンディカップの総括を少し。

クライミング
層雲峡のときと比べると緊張感も抜け自分なりのクライミングができました。コンペに関しての今後の課題としては、コンペ特有のコンパネをどう処理するかが課題になりそうです。

層雲峡でもそうでしたが、貼り付けられた木片への打ち込みが苦手で、いずれもすっぽ抜けてフォールしています。赤岳鉱泉ではコンパネの傾斜が強かったためかなとも思ったのですが、層雲峡では記憶がないのですが、今回の赤岳鉱泉の方は木片の木目が縦に走っていたため、抜けやすかったのかなとも思いました(サカイさんが指摘していました)。他の人の登りを見れなかったので良くわからないのですが、結果だけを見ると、皆木片にアックスを刺すところまでは行っているので、すっぽ抜けによるフォールなのでしょうか?

あとはジムでどっかぶりを登りこむしかないです。

アイスのみのルートは大体予想ができるので、足ブラになっても数手出せるだけのキャンパシングパワーが必要です。

今回は参加前に層雲峡の上位陣のクライミングビデオを見直してから参加したのですが、皆レストをかなりしているということに気づいたので、今回はレストを多用してみました。確かに非常に楽にはなったのですが、そのため課題 3では時間切れでした。バランスが大事です。

持ち替えが苦手。教科書的な持ちかえだと(左に行く場合)、一旦右手で握っているアックスのピックを、左のアックスを握っている左手に挟み、フリーになった右手で左のアックスのグリップを掴み、左手で挟んでいるピックを落とさないように、左手で掴んで握っていた左のアックスから手を離し、再度右手にピックを挟み、そしてグリップを握って持ち変えるといった、文章で書くと何がなんだかわからない動作が必要になります。

この動作はやってみるとわかるのですが、ピックを挟む際に少し握っている手が緩むため、疲れていたり、アックスにかなりの荷重が掛かっているときはアックスから手が離れそうになります。それ以外の持ち替えのテクニックで肩や首に掛けるという方法もありますが、傾斜がある場面では使えません。

そこで今回は、層雲峡や上川町のコンペで優勝した鳴海選手の真似をして、口にくわえてみました。教科書的な持ち替えに比べて手数が減るので楽かと思いきや、Fusion 重すぎ!! 伊達に 690g はありません、最初慣れるまでは歯が折れるかと思いました。ただ慣れると楽でした。歯を鍛えねばw

クライミングギア
足回りはアイスセリー、アックスは Fusion といずれもノーマルな状態で参加しました。手袋は始めから勝負手袋だったので、ノーマル Fusion でしたがまったく滑りませんでした。Fusion は他のリーシュレスバイルに比べても重量級なので、振り回すとなると結構腕の負担になります。バイルを買い換える余裕はないので、いくら振り回してもばてない腕力をつけなければ。

他の参加者を見ても、足回りに関しては自作シューズは有持さんのバイクシューズ+ダート以外はアイスセリーが 4名、あとは登山靴+ダートがほとんどでした。アックスも基本的には全員ノーマルのままで、Fusion が半分で、あとは Coyote、Scud、Quark エルゴ、Awax などでした。

氷 & ボード
赤岳鉱泉のアイスキャンディに触るのは今回が初めてでしたが、高さはないものの、氷の質に関しては層雲峡と大差ありませんでした。

ボードに関しては、今回は蹴りこみ無しでしたが、予選のときに蹴りこんでみたところ、予想以上に硬く、層雲峡のボードよりも刺しにくい感じでした。またアックスを刺してもオーケーな木片は傾斜があるからか刺してもすぐ抜けてしまい、ちょっと難しい感じでした。

コンペ
コンペに関しては、第 1回ということも有り、結構問題点があったと思います。

最大の問題点は "参加者の数" でしょう。主催者サイドの方針が転々としたようで、結果として 16名のみの参加で寂しい限りでした。選手としてはコンペでルートを登るのが目的なので、他の参加者のことはどーでも良いかもしれませんが、そうなると運営サイドにとってのコンペを開く目的が良くわからなくなってきます。参加者が増えれば、その分、知人等のギャラリーも増えるだろうし、スポンサーの宣伝効果も上がっていい方向に循環していくでしょう。個人的にはうまい人達の登りを見れれば勉強になるし、刺激にもなるし、交流を持てるようになればさらにプラスになってきます。今回は現場で参加を決めたアイス初心者の方もいらっしゃいました。

今回のコンペを見ていると、スポンサーは結構集まって賞品も豪華でしたが、宣伝効果はまったくなかったでしょう。商品を渡すときに商品の宣伝をするわけでもなく、選手全員で記念撮影をする時も商品を持っているわけでもなく、少しスポンサーをないがしろにしすぎかなと思いました。最後に現場に駆けつけられたゴールドウィンの社長さんから少し挨拶があった程度でした。

課題
正式な予選がなくなり、予選課題を各自が自由に登っているときに大体のレベルを把握できたからだと思いますが、結果的には上手く振り分けられていたので決勝課題の難易度は適切だったと思います。難易度は層雲峡の予選から準決勝の中間程度でした。

進行
タイムキーパーもついてアナウンスもあり、進行の体勢はしっかりしていたものの、やはり選手交代の際には 1分程度の準備時間は設定すべきではと思いました。前の選手が時間いっぱいまで登っていると、交代に 1分程度掛かってしまい、持ち時間が減ってしまっていました。

スタッフが少なかったからか、ロープが引っかかった際に外しているのが、手の空いている選手がしているというおかしな状況でした。

ただ、小屋の中で待っていても良かったので、層雲峡とは違い暖かく快適でした。層雲峡でも選手用のテントは用意されていたものの、狭かったので、すぐに一杯になってしまっていました。

山小屋
ただもちろん良かった点もあります。最大は小屋に泊まれたということでしょう。まぁ、宿泊料込みの参加費だったので選択の余地はありませんでしたが。たぶん自由にしたらほとんどがテント泊だったと思います。

部屋にはコタツがあるし、暖房は効いてるし、トイレは温座だし、食事も豪勢で、ご飯、味噌汁もお替り自由で、ステーキが出てきたときはビビリました。普段話せないような人たちと話ができたことも大きかったです。層雲峡とは違い、全員が同じ場所に泊まっているのだから、夜に簡単なパーティや講習会、スライドショーなんかをやっても面白かったと思います。江本さん、アンドレといったプロガイドや廣川さん、有持さん、山岸さんといった経験豊富な方たちもいらっしゃったので色んな意味で楽しくなったと思います。

思いつく点を挙げるとこんな感じでしょうか? 忙しいのはわかりますが、スタッフの方々は是非層雲峡のコンペを一度見に行くと色々と勉強になっていいと思います。スタッフサイドでコンペ経験者がセッターの江本さんだけだったので、他のスタッフとの意識の摺り合わせや思い描いているビジョンに色々とずれがあったのではとも思われます。

主催者の柳沢さんの気が早く、来年のスケジュールを早くも Fix されていました。2/18-19 に開催予定で、既に申し込み可能とのことだったので、申し込んできちゃいました。今年の参加者の 6割が既に申し込んだとのことです。みんな気が早すぎ。ちなみに来年は男子 35名、女子 15名で打ち切るそうです。コンペのためにクライミングをしているわけではありませんが、来年が楽しみです。

スタッフ、選手の皆さんお疲れ様でした。また来年よろしくお願いします。


 
 
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コメント (7)

yabu@ニャンニャン、最後は滑り込みタ~ッチ!
ところが中華鍋に届かず…残念。
ディフェンディング・チャンピオンに破れ本望です♪

コンペ以降はすっかりテレマークモード♪
本州でも季節外れのパウダーランを楽しんでいます。
しか~し、ジムではハードなボルダープロブレムにこの時期からアタックしております。

あれ、昨日投稿したはずなのに・・・。

はるさん、2/24の段階で気づいていました・・・書き方が悪かったかにゃあ?

スピード、はるさんも結構早かったですよね?
最後は僕に向かってアックスを振ってきたような??
早くビデオで確認してみたいにゃあ。

なにいぃ!
おにゃん子Yabusaki氏、僕がわからんと?
層雲峡スピードの準決勝で一緒、下川の温泉では露天風呂
で一緒だったでしょ?
おわかり♪

北海道遠征、来年は札幌ステージも準備してきます!
ん~、北海道アイスツアーも2週間オーバーへ突入か。
しっかり仕事して、また遊び行きます。

千代士別、行ってみたいですねえ…
天空の城とか見たいなあ?
本州くるときゃ声かけてね。

「はる」さん、言われないと分からんですよ・・・。
おニャン子≒中央労山ですが、みんなおニャン子ではなく中央労山にしてたらすごいことになってたなー・・・。

札幌には、クワンデの覇者やS岳荘のOださん(Oだーん?)、優勝者のGなど、いろいろ(怪物が)いて勉強することがいっぱい!
彼らはギアやテクについても詳しい。
地味に、S岳荘の店長とか、アホみたいに強いし、役者揃い。
S岳荘外壁と千代志別で鍛えれば、ドライツーリングはほぼ完璧。
ぜひ、札幌で短期アイス&ミックス留学なんてどうでしょう?
まあ、クライマーとしては自然のアイスや岩を登った方がまっとうかもしれませんが。

トレーニング法に関してひとつ。
アイスでもミックスでも、外で登り込むのが一番。
初心者向けのポイントは
・変な癖をつけない(できれば教える人がいたほうがいい、もしくはお互い注意し合う)
・とりあえずはTRでいいので、登り込んで登り込みまくる。
・尻込みしない(いろいろなことに)
だと思いますよ~。

エリアによりますが、オーバーユースがいやなので、メンバーは絞っています。
去年も今年も、女子で優勝しちゃった人がパートナーでした・・・。
ベストトレーナー賞とか、くれないかな??
ちなみに、(ちょっと自慢?ですが)去年は13クライマーに勝った11クライマー、今年は12クライマーに勝った11クライマーの養成です。
別に、コンペに絞った年間トレーニングスケジュールとか組んでないんで、シーズン中の外でのクライミングを含めたトレーニングがいかに大事かってことなんではないでしょうか。
僕は、自分よりもパートナーのほうが毎回順位がよかったのでフクザツです・・・。
がんばらんと・・・。

> Yabu さん
下川では予選は 2位だったんですね。凄い!! でも決勝の K点方式も結果を見るだけでは良くわからないですね。

いろいろアドバイスありがとうございます。
"指をひっかける"感覚を部屋の壁で確認してみました。なるほどという感じです。Fusion は上も下も角度が同じなので、負担は余り変わりません。が、傾斜がある場合は下を持つとその分、体の傾斜が大きくなるので負担は増えると思います。

木片はそうだったのですか。やっぱり氷より思い切り打ち込まないと駄目ですね。そして刺したら動かさないというのがコツみたいですね。

赤岳コンペではビレイは特に問題ありませんでした。ルートがあれだけ複雑になってしまうと、トップロープではかえって危険な気がします。

下川は色々な意味で凄かったようですね。できれば映像を見たいところですが、どっかから出てこないかなぁ。

> はるさん
2週連続でお疲れ様でした。あのメンバーであの順位は凄いのではと思います。


皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。来年こそは予選を突破しなければ。

ん~、恐るべき…おにゃんこクラブ♪
にゃあおyabusaki氏、層雲峡から2週続けてお会いした僕ですよ、わっかるかなあ~

確かにエルゴの消耗は上の方が無いんですよね。
でもパワー伝えるには、どうしても下の方が…
僕は持ち換えを全て下で行うトレーニングしてったんですが。
結局、グローブが挟まってしまうので、上で持ち替えました。

ホント、下川のかぶりと温泉は良かったねえ♪

アドバイスになるかどうか・・・
アックスの持ち替えに関して、アックスを握りこんでいるようではその時点でだめで、小指を引っ掛けるようにしないと終わってしまいます。
ちなみに、アックスの角度とレスト具合には関係があって、エルゴなら下の部分を持つよりも上の部分を持つほうが消耗しません。
これはどちらのほうが握りこむ必要性が大きいかによるんですがね。
Fusionユーザーには関係ないかな?

木片への打ち込みに関しては、木目が縦(つまりピックが木目の間に入っていく方向)の方が抜けません。
木目が横だと、木片の刺し込んだ周囲が壊れます。これは秀岳荘本店の壁で実証済み。
相当深く打ち込まないとすぐに外れるというか、普通の女性では決められません、多分。
木目がななめな場合に関しては知りません。
傾斜のある壁に取り付けられていたのが、外れやすかった原因なんじゃないかと思いますよ。
打ち込み角度とぶら下がり角度が違ってしまえば、外れやすいのでしょう。
アックスの角度を変えない、これがやっぱり基本中の基本だと思うんですが、傾斜があったら相当な筋力が必要ですよね。

層雲峡のコンペは最悪なビレイ(特に去年は)でしたが、下川はロープを握っているだけみたいな感じでした。
(秀岳荘関係者ならしっかりとビレイしてくれるのに・・・)
下川ではグリグリのロープの入れ方を間違った人を見るのは初めてで、かなり衝撃的でしたよ・・・
アイスキャンディーはどうだったんでしょうか。

あ、上位入賞おめでとうございました。
下川のかぶりは過激でしたよ~。


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プロフィール

えのきど。

管理人:えのきど。

えっちなのはいけないと思います!

っていうメイドのブログです。

リア充 < ネト充な今日この頃。

1991/4
高校山岳部で山歩き開始。
2003/4
山岳会でクライミング開始。
 
 

 
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