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瑞牆山・十一面岩・正面壁・微笑み返し

今日は瑞牆山・十一面岩・正面壁・微笑み返しへ。純粋なアメリカンエイドルートではありませんが、そこそこエイドを楽しめそうなので選んでみました。

全 10ピッチと時間がかかりそうだったので、6時過ぎには植樹祭広場を出ました。正面壁へ行くのは初めてだったのですが、末端壁とは違って、森がうっそうとしていて、わかっていないと取付まで右往左往する感じでした。

最後の詰めで少し迷って時間をロスするも、8時には取り付けました。今日は保科さんのガイドパーティがベルジュエールにいるだけで相も変わらず瑞牆は閑けさを保っていました。

[1P目:えのきど。リード]
7-8m 程、びしょびしょの垂壁を上がってから、20m ほど天井を這う A3 のピッチ。ピンの間隔はそれほど遠くないものの、完全に空中に浮いているので、くるくる回ってしまい、バランスをとるのが予想以上に難しく、時間がかかってしまいました。

ツバメ返しの大洞窟の天井 出口を目指して這って行きます
ツバメ返しの大洞窟の天井 出口を目指して這って行きます

アジャスタブルデイジーを使うようになってから、アブミは 1本あれば十分だと思っていたのですが、抜ける可能性がある支点が連続する時の分散荷重とこーいった天井を這う場合は 2本無いときついですね。途中までは 1本でやっていたものの、アジャスタブルデイジーから荷重を抜くのが結構面倒なので、途中からは 2本で行きました。

m050703-2.jpg
完全に空中散歩。これだけでもうお腹一杯。凄かった!!

天井を抜けてからの垂壁のフリーの数メートルが結構怖い。よくもまぁこんなところにラインを引こうと考えるよなぁ。初登者恐るべし。

[2P目:かーばたリード]
フリーで上がって行くピッチ。久しぶりのスラブで少し緊張。

[3P目:えのきど。リード]
出だしのチムニーがびしょびしょ。バックアンドフットでずりずり行こうと思うも、支点が全く取れずに怖いので、左側のクラックを C1 で上がりました。それでもすっぽ抜ければグランド確実なのでこれでもかというくらいの固め取りで行きました。

少し上がったテラスから 2ポイントの A1。ピン遠すぎ。アブミ最上段に乗っても届かず、久々にリストループに乗りました。そこからのフリーも嫌らしかった。

3P目の出だし
3P目の出だし

[4P目:かーばたリード]
ちょっとした凹角を A0 で上がる短いピッチ。フリーでも行けるかも。ただびしょびしょだったので迷わず A0。

[5P目:えのきど。リード]
核心? すらっと伸びたクラックをネイリングで上がるピッチ。去年ここで事故があったので慎重に行きたいところでしたが、用意したギアが少なく、使い分けが難しくギリギリでした。エイリアン(黒~オレンジ)、キャメ(緑~灰) は良かったのですが、ロストアロー 4まで、ナイフブレード 5枚というピトン類が足りませんでした。小さめのアングル 2-3本、ロストアローがあと 2-3本欲しい感じでした。しかも途中でナイフブレードの束を落としてしまうというポカをやってしまいますます窮地に。途中で拾った軟鉄ハーケン 2枚で命拾いしました。

保科さんパーティは途中までしか上がらなかったようで、ちょうど懸垂で降りて来たところで、横からじーっと見られていて変に緊張しました。

5P目をネイリング中
5P目をネイリング中

[6P目:かーばたリード]
単なるボルトラダー。傾斜も緩いので快適にサクサク上がれます。上半部のクラック脇のボルトラダーはちょっと勿体無いなぁ。

[7P目:えのきど。リード]
ベルジュエールと同じライン? チムニーからスラブへ行く立体的なライン。たぶんフリーで上がるのでしょうが、スラブが怖くて、ワンポイント C1 しちゃいました。あーあ。かーばたさんは当然フリーで。

7P目
7P目

[8P目:かーばたリード]
基本フリーで上がるピッチ。出だしのクラックもレイバック気味になるので、カムを決めるときが結構怖い。抜けた後の後半のフリーもスラビーで微妙。ワンポイントホールドが見つけられず A0。全部ペツルになっているところを見るとフリー化されているのでしょう。

8P目
8P目

[9P目:えのきど。リード]
台座を見ながら巨石を繋いで行くピッチ。基本歩き。台座の基部の松の木でピッチを切る。

8P目終了点より台座
8P目終了点より台座

[10P目:かーばたリード]
頂上へ抜ける最終ピッチ。ラインは複数取れますが、微笑み返しは一番右寄りのラインで設定されています。下半分はフリーでさっくり上がれるものの、最後のかぶったクラックが微妙。落ちたらグランドしそうだったので A1 で抜けました。

頂上に着くころには雨がぱらついていたのと、風が出てきて少し寒かったのでさっさと降りました。頂上から 1ピッチ懸垂で降り、あとはコルに続いている踏み後を辿って行き、7m ほど残置で懸垂し、その下の 10m の残置は腐っていたので、ロープを出して懸垂しました。あとは歩いて取付まで戻れます。

雨 & 日没と競争するように駆け下って植樹祭広場へ戻りました。ぎりぎりでヘッドライトのお世話にならずに済みました。

6:15 植樹祭広場
7:50 取付
8:15 スタート
17:15 頂上
18:00 取付
19:30 植樹祭広場

微笑み返しはいろいろ盛りだくさんで、充実しました。ワンランク上のアルパインクライミングを体験したい人にはオススメできる 1本です。先週の屏風に比べても岩が比較的硬く安心してエイドができました。が、まだまだ時間がかかってしまっています。今回はカルパッチョのお二人の記録と日本百岩場のトポを参考にしました。

おまけ
持ってるなら使わなきゃ。ということで久々に一眼レフカメラを持って行きましたが、どのピッチもシビアで使っている暇がありませんでした。どーしてもビレイをしながら撮る事に成るので、いつものコンパクトカメラに比べて、片手で操作するのが難しくまともな写真は撮れませんでした。ただ露出があったときはコンパクトよりも綺麗ですね。

7P目のフォロー


 
 
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コメント (9)

8P目理解しました。右のレイバック、疲れて落ちそうな気がしたので(キャメ3.5までしかなく)正面に行ってみましたが、こっちも疲れました。結局右へ移って、ビレイ点は合流しました>G13さん
コバさん、お久しぶりです~

なるほど、写真のことを考えると3人の方がいいんだねー。
簡単なクラックかフェースがある場所の時に参戦するぞー。

へそ出しで、タトゥー見せなきゃね・・・ってやっぱり何撮るんだ??
そもそもハーネスつけたらへそ見えないし。

やっぱり12倍ズーム、800万画素の威力は凄いですね。ただビレイしているととってる時間が余り無いので、3人以上でどこかへ行きたいですね。

機会があれば是非 姐さんも撮らせてください(何を?)。

↓ 今度あたちも一眼デジカメで撮って撮ってー♪
・・・・クラック行かなきゃ撮ってもらえないか・・・・。

なんか、かーばたさんの最後の写真かっこいいね。

べるジュエールと同じチムニーを登って、どん詰まりのビレイ点から右にキャメ#4が決まるクラックを4mほどレイバックで登ったところにあるのが、微笑み返しのビレイ点です。春一番のビレイ点も一緒です。
8ピッチ目は、そこからスラブをボルト2本の人工から、非常に怖いスラブをランナウトしていきます。
1ピッチ目の青スリング外さなかったんですね。前は、回収しようとしたら手が届かなくなってしまったもんでした。今シーズン中に外しに行きます。

8P目、というか7P目からもっと右なのかもしれないですね。7P目、本当はチムニーの右側でしょうか。今回は、カルパッチョの記録を参考にさせて頂き、自然そうなラインを行きました。
青の残置、明確に覚えてます。1回はずしたのですが、えのきどさんに確認し、またもとどーりに戻して参りました。今度取りに行きますか。

今はアメリカンエイド期間なので、近場のルートに片っ端から行く予定です。

8ピッチ目違いますか? あれ以上右に行けたのかなぁ? 7、8ピッチ目はルートが交錯していてよくわかりませんでした。

1ピッチ目の青の残置って出口付近のやつですよね。よほどのことがない限り、現時点で残置を回収することはないです。まだ回収したほうがいいのか、残した方がいいのかの判断がつかないので。

8ピッチ目が違うで。もう4mくらい右です。
しかし、俺がいない間にやるとは・・・。くやしい。
ちなみに去年の事故はカムのすっぽぬけです。普通、きちんとアグレッシブテストしていたら、カムなんかすっぽ抜けないんだがなぁ。
1ピッチ目の青の残置はわたしのしたものです。回収してくれたかい??


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