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岳人 2006年 6月号

(2006/5/15 東京新聞出版局)
岳人 2006年 6月号

フェアなクライミングとは?

馬目弘仁さんによる攀船記の記録、山野井泰史さんによるスコットランド・アルパインクライミングツアーの記録。いずれも記録として読んでも十分面白い。

クライミングの内容はまったく両極端。スポーツミックスとクラシックミックスのマルチピッチルート。いずれも、2月にマルコ・プレゼリ氏が来日する前の記録。

伝統重視のスコットランドの岩場は残置物は皆無。ビレイ支点も含めてすべてのプロテクションは自分達で作る必要がある。

山野井さんの感想は

強いモチベーションを保ち、想像力を働かせながら、なおかつ残置物を残さず、山が与えてくれる美しいラインをひたすら登る。この当たり前のことを改めて感じられる旅だったように思う。
馬目さん、山野井さんも含めて 2月にマルコ氏との対談が行われる。

その後の馬目さんの感想
マルコ氏の数々のミックスクライミングシーンと同時に私の頭の中を回っていたのは、この荒船山での開拓のことだった。ふがいない自分に対するしみじみとした後悔と怒り、そして悲しみ…。自分はとんでもないことをしてしまったに違いない。


自分が理想とするクライミングはまさしくこの内容。残置がまったくないルートを自分でプロテクションを作りながらフリーで登っていくというクライミング。今年は訳あってスポーツクライミングが中心になっているものの、いずれは上記のようなクライミングができればと思っている。

今年の目標のひとつに、"開拓技術を身につける" というものがある。だが、しかし、これらの文章を読むと、アンカーボルトを打つ技術を知らない方がいいのではとさえも思えてきてしまう。考えすぎだろうか。

ボルトやロープはあくまでも万が一の墜落に備えてのものであるはずのフリークライミングが、いつのまにかボルトやロープがないと "フリー" で登れないという発想が逆転しているスポーツクライミングがクライミングの代名詞になりつつある昨今、本来のフリークライミングはどこへ行ってしまうのだろうか。

うーん、根はシンプルなんですが、色々と邪魔するものが多くて困っています。"世の中クラックとボルダーだけでいいんじゃないかと思ったりします。二子も鳳来も要りません。" という境地にはまだまだ行けそうもありません。

もっと色々と書きたいことはあるのですが、何だか支離滅裂になってしまいました。

その他にもマルコ氏との対談後の坂下さんの感想に、自分がもやもやしていたものの 1つを払拭してくれるものがありました。

ほとんどが 60年代に開拓された日本の 4級 5級といったグレードのルートは、クライマーの技術レベルが、9級、10級に向上した現在、もうその役割を終えてしまっているはずだ。40年前に作られたゲームソフトで遊ぶ若者がいないように、現状では、アルパイン志向の若者を誘う魅力のあるアルパインルートが少なすぎるのではないか。21世紀のアルパインクライマーの眼で岩場を見直し、早急にルートを作り直す必要がある。


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