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第 28回高所順応研究会

第 28回高所順応研究会

都岳連海外委員会主催で、2/4 に第 28回高所順応研究会を行いました。

委員長の澤田さんのあいさつから始まり、そのまま澤田さんによる高所順応の基礎知識、天野さんの チョーオユー、シシャパンマ、山川さんのトランゴ、山本先生のこれまでの研究成果、三浦ベースキャンプの安藤さんによる設備の説明、Q&A と盛りだくさんな内容でした。

高所順応の基礎知識 澤田 実さん
これまでの澤田さんの体験を元にした高所順応に関する基礎的な部分を簡潔に紹介。高所に行く前にすること、高所での対応とに分けられた説明はわかりやすかった。高所に行く前には、徹底して体の悪い箇所を治して行くという点は力説されていました。

私の高所順応 天野 和明さん
昨年行かれたチョーオユー、シシャパンマのスライドを中心にして説明されました。高所に数度行かれているだけあって、高所順応表を見る限りほとんど失敗は見られず的確に順応されています。

高所順応と蓄積疲労のグラフは参考になります。8200m(マカルー以上) における無酸素登山の難しさや高所でのスピードの話もなるほどと感じました。

6000m 峰での高所順応 - トランゴでの例 山川 剛司さん
昨年のトランゴ・ネームレスタワーでの登攀のスライドを中心に、過去に行かれたスパンティーク、キンヤンキッシュの話も交えて講演されました。

高所の話うんぬんよりも、クライミングのスライドが本当に楽しそうでうらやましかった。山川さんも一般サラリーマンですし、クライミングの方向性も似ているので、いろんな面で一番参考になりました。

高所登山・トレッキングのためのトレーニング科学 山本 正嘉先生
高所登山を高所(高所順化) と登山(基礎体力) という 2つに分けてトレーニング方法を考えるという観点はなるほどと言う感じでした。そこからさらに、目標とする高所を 6000m まで、7000m まで、それ以上という 3ランクに分けてトレーニング方法の解説をされました。

チェックリストとして、低山で標高差 1000m を余裕を持って 2時間以内で登れるか、富士山で 5合目から山頂まで 3-4時間で登れるか。それを何日も続けられるか、15kg を背負って 10時間以上歩けるかという項目が挙げられました。

それよりも、↓ のスライドが一番重要だと思いました。

第 28回高所順応研究会 スライド

高所順応に限ったことではありませんが、他人任せにせず、きちんと自分なりに目標を設定できる人の方が順応は早いでしょうし、中途半端にはならないと思います。

低酸素室の案内 安藤 真由子さん
山本先生の下で勉強された、MIURA BASE CAMP の安藤真由子さんによる MIURA BASE CAMP の施設の説明がありました。

また、同じように低酸素室がある、アミューズトラベル直営店のハイポスポーツの説明もありました。ここはまだ行ったことがないので今度行ってみたいと思います。

今回の講演を聞いて、高所順応で役立ちそうなことは以下。

- とにかく水分を取る。2-4リットル
- 腹式呼吸
- レストはできるだけ低所で
- 最高到達高度ではレストしない
- 低酸素室は有効
- 富士登山は日帰りでも有効
- できるだけストレスをためない

午前中の澤田さん、天野さん、山川さんの話が体験談が中心であるのに対して、午後の山本先生はどちらかと言うと科学的な見地から高所順応の話をされ、Q&A も盛り上がり、バランスが取れた研究会になりました。

今回の研究会の資料が余っております。一般向けにも販売しておりますので、欲しい方がいらっしゃいましたらコメントに書き込みをお願いします。1部 500円(送料別) となります。また、カモシカスポーツ高田馬場店でも数部置いてあります。

第 28回高所順応研究会資料


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聖母峰様
いつも楽しく Blogを拝見させていただいております。某健一氏への記事では特に。

また、海外の記事に関しては、当方の不勉強なことが多く、非常にためになっております。

資料に関しましては後ほどメールさせていただきます。

えのきど。様
貴ブログにリンクいただいている聖母峰と申します。
研究会の資料で残部ございましたら購入を希望致します。
購入方法・連絡先等、当方のメルアド宛ご教示いただければ幸いです。


 
 
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