E11
(2006 / Hot Aches Productions / DVD)
少し冗長なところもありましたがしびれる作品。
Dave MacLeod がイギリス最難のトラッドルートになった Rhapsody (E11 7a / 5.14c) をレッドポイントするまでの過程を描いた一作。
このルートの核心はリップへのデッド。しかも 20m ランナウトした状態で。しかも最終プロテクションがマイクロナッツ。
これは "ランナウト" というレベルを超えていますし、クライミングギアへの衝撃も相当。何より落ちている人間自体への衝撃が・・・。その辺はトレーラー(要クイックタイム)でご確認ください。
それでも登り続ける MacLead。彼は端的な例ですが、そこまでしてもボルトを打たないトラッドクライミングって何なんだろうと思ってしまいます。
ロクスノ 36号で MacLead が語っています。
トラッドとは何か。冒険、そして不確実性だ。"トラッドクライミング = 冒険"。
(中略)
トラディショナルクライミングで経験する不意打ちの数々こそが、ボルトにクリップするだけのクライミングと異なる体験であることは確かなのだ。
"冒険" と聞くと辺境の地であったり、高所であったりというイメージが強いですが、せいぜい 50m 程度の岩場にも十分冒険は潜んでいます。
スポーツクライミングに物足りなさを感じてしまっているあなたにお勧めします。グレードに関係なく冒険を体験できますよ。
さて、欧州最難のトラッドルートがこの Rhapsody であるなら、米大陸最難のトラッドルートはカナダ・スコーミッシュにある Cobra Crack(5/14b/c) です。その Cobra Crack にあの吉田和正さんがトライされていたようです。
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