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山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」

山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」

都岳連海外員会主催 第 18回 "海外の山を知ろう" では山野井泰史さんに講演をしていただきました。

100名を超える予想以上の来場者数で、半分以上の方が立ち見になってしまい、窮屈な状態での聴講となってしまい、大変失礼いたしました。

講演会はスライドを使って行われ、メインは先日のグリーンランドでのクライミングだったのですが、副題がギャチュンカンのその後ということもあり、2004年・2005年の中国・ポタラ峰北壁、2006年・ネパール・パリラプチャ北壁、アメリカ・クライミングツアーの紹介が 40分ほどあってから、メインに入りました。

個人的にはアメリカのクライミングツアーについてもっといろいろと聞きたかった。ワイオミング・ウィンドリバー、ユタの岩峰群、コロラド・ブラックキャニオンなどどれも行きたくなる場所ばかりでした。あとで聞いた話ですが、First AscentHigher Ground で、岩質がもろいイメージで紹介されているブラックキャニオンですが、山野井さんの話では、決してそんなことはなく、メジャールートは硬くてしっかりしていたとのことでした。

グリーンランドのクライミングについて、箇条書きでまとめ。

- グリーンランドに行ったのは、ヒマラヤでのクライミングが現状では無理だから
- 5月にヘリで偵察してターゲットを選択
- グリーンランドに行くのはお金がかかる(普通に行くと 100万円) ので、NHK の取材を利用して行った。木本さんが仲介。
- アイスランドは物価が高い
- 食料はほとんど日本から用意して行った。大塚製薬が一部提供。
- ターゲットはミルネ島最高峰の岩壁
- ミルネ島へはモーターボートで上陸。モーターボート同士の競争が怖かった。
- キャンプはベースと上部キャンプの 2箇所。 - 水は全部ベースから上げた。約100リットル。 - ボルトは前進用にも使用している。岩が非常に固く、ボルト 1本打つのにハンマーのキリを 3本使用。
- 上部キャンプに荷揚げしてからはワンプッシュで山頂へ。
- オールフリーでは抜けれず。安全策で人工を使った場合もあった。
- メインのライン(クラック) は一箇所しかなく、クラックがなければ登れなかった。
- 予想よりも暖かく、天気も安定していて、ほとんど雨は降らなかった。
- 山頂に着いたときにも余力があった
- 基本的に全部回収してきたが、ボルトは残してしまった。クライミングのスタイルとしては 3流。
- ロープは 9.8mm シングル 60m をダブルで使用


グリーンランドのクライミングに関しては、岳人 11月号NHK BS-Hi で 11/18 19:00 ~Coyote No.24(12/10発売) に掲載される予定です。

NHK ハイビジョン特集のページでの説明で "落石・スノーシャワー・雪崩そして刻々と変化する天候の中・・・" というくだりがあるのですが、 今回は基本的に乾いた岩でのクライミングだったので、落石はともかく、スノーシャワー、雪崩はなかったはず。また、"天気は基本的にほとんど晴れていた" とおっしゃっていたので、この点もちょっと・・・。


個人的にはもう少し突っ込んだところを聞きたかったのですが、集まったお客さんを見て話の内容を少しマイルドにされたそうです。Q&A を聞いていても、今回の客層はクライマーというよりはどちらかというと "凍" や "垂直の記憶" 読んで山野井さんを知った方が多かったのではという気がしました。

講演会後の飲み会でかなり突っ込んだ話がいろいろと聞け、非常に勉強になりました。残念ながら終電の関係もあり、途中で打ち切りとなりましたが、もっといろいろと話してみたい方です。


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関連情報
山野井通信

参加していただいた方の Blog
山野井泰史氏講演会 (ACC-J [Alpine Climbing Club of Japan])
山野井泰史 講演会 (Shuklaのクライミング日記)
山野井泰史講演会 (毎日が究極の選択【ずっとやりたかったことを、やろう】)
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山野井泰史講演会 (ようこそ鵬翔山岳会 東京へ)
第18回 海外の山を知ろう (山野井泰史氏)(Extremer's Page!)


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コメント (3)

ありがとうございます。
アクセス数が突然増えてビビッてしまいました。

了解しました。

あの~~すみません。
『参加していただいた方の Blog
グリーンランドのクライミング報告(Hane~る日記)』
を消してもらえないでしょうか?
よろしくお願いします。


 
 
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