ライオンの冬
(2008/3/31 沢木冬吾著 角川書店)
本屋で、表紙に山の写真が使われているのを見かけて、中身もろくに確認せずにジャケ買い。
東北山中という設定だったので、岩手山か岩木山かなと思って読了後に写真をよく見たら、氷河のクレパスらしき跡があるし、日本じゃないなぁと思って検索かけたら、全く同じ写真が一発で見つかってしまったYo!!
USA, Washington, Mount Rainier, sunset, aerial view (Getty Images)
画像販売サイトを利用って、こんな安直な作りでいいんですか、角川書店様。せめて東北の山にして欲しかった。
ストーリーは第二次世界大戦時のフィリピンでの内乱を発端とした、冬の東北山中でのゲリラ戦を扱ったハードボイルド小説。
それなりに楽しめたが、前半部のフィリピン人の人間関係がわかりにくかった。後半の銃撃戦の描画もホワイトアウトやミッドナイトイーグルに比べるとやや劣る。
わかりにくい設定はもっとはしょって、銃撃戦の描写にもっと重きを置いても良かったのでは。戦時中の戦闘技術 + 狩猟用のライフル、とらばさみといった前近代的な武器 vs 最新のゲリラ戦術を持った傭兵との戦闘シーンはそれなりに興奮するモノがあります。マスターキートンを思い出しました。
いずれにしても著者が銃器にものすごく詳しいということはよくわかりました。
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