ネパールのトレッキングピークの登り方
都岳連海外委員のお仕事。
今回の "海外の山を知ろう" の講演会は、都岳連海外委員の竹花さんによる、NMAピーク(NMA Expedition and Climbing Peaks) の登り方について行われました。NMA は Nepal Mountaineering Assosiation の略で、ネパール山岳協会のことです。
竹花さんは 2004年 - 2006年に、ネパール・ポカラの国際山岳博物館でボランティアとして活動されており、シングーチュリ、テントピーク、トロンピーク、プモリなどネパールでの登山経験も豊富な方です。
今回の講演では NMAピークのグループ A 15座、グループ B 18座をエリア別に全山、写真とルート図付きで解説するという太っ腹ぶりで、資料も 10ページにわたる豪華なモノで、今回集まった 40名を越える方々には大好評でした。
NMAピークはネパール観光省が決めたピークで、標高は 5000m - 6000m の全 33座。他のネパールの山に比べて登山料金が格別に安いのが特徴です。グループA が $500(1隊、7人まで)、グループB が $350 です。
メラピークやアイランドピークといった 8000m峰に登るための高所順応に使われるような比較的簡単な山から、クスムカングルやヒウンチュリ、シングーチュリといった難しい山まで、含まれる山の難度はピンキリです。
トレッキングピークのリストに関しては以下なんかを参照してみてください。
トレッキングピーク一覧
データを見ると圧倒的にアイランドピークが多く、トップ 5で 75% をしめています。
驚いたのは、登頂率が平均すると 20%程度しかないこと。ただ、この数字には裏があって、現地のエージェント経由で登っている場合は 100% に近い数字になるとのことでした。思いつきで何も調べずにパット来て登ろうとする人が結構いるようで、そういった人達の成功率はかなり低いとのことでした。
山の説明のあとは、現地のエージェント、申請方法、難度、登山適期を駆け足で説明したあと、ランシンサリ、テントピークに実際に遠征に行った模様の説明がありました。
紹介された参考図書
『The Trekking Peaks of Nepal』
『Trekking and Climbing in Nepal』
『ネパール ピークハント トレック』
『魅惑のエベレスト山域』
『ヒマラヤ アルパイン スタイル』
余り興味があるエリアではなかったため、山名だけは知っていたものの、詳細までは知らなかったので、いい勉強になった。比較的短期間で安く行ける山もあり、過去に山野井さんや青田さんがクスムカングルでやったように、ラインを選べば面白いクライミングもできそう。
関連エントリー
知られざるアフリカの山々 (2006/6/29)
第16回・海外の山を知ろう/菊地敏之講演会 (2006/11/9)
山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」 (2007/11/15)




コメント (1)
山形のdead pointの小野です。
この記事とは関係ありませんが、2005年09月02日の「ばっちこい - アキトと登ろう -」記事にあります写真を借用させて下さい。
写真は当ジムのHPに使用します。宜しくお願いします。
投稿者: Mono (2008年7月18日)