クライミングオタが非オタの彼女にクライミング世界を軽く紹介するための10本
やや乗り遅れた感がありますが脊髄反射的に書いてみた。偏ってるなぁ・・・。
オリジナル
アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
参考
ソ連宇宙オタが非オタの彼女にソ連宇宙世界を紹介するための10機
登山オタが非オタの彼女に登山を軽く紹介するための10山
まとめサイト
◯◯オタが非オタの彼女に◯◯世界を紹介するための10本まとめ - What is Normal 〜 もはや普通がわからない〜
まあ、どのくらいの数のクライミングオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「クライミングオタではまったくないんだが、しかし自分のクライミング趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないクライミングの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、クライミングオタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、クライミングのことを紹介するために見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。
(要は「脱オタファッションガイド」の正反対版だな。彼女にクライミングを布教するのではなく相互コミュニケーションの入り口として)
あくまで「入口」なので、時間的、精神的、睡魔的に過大な負担を伴う 2時間、3時間を超える作品は避けたい。できれば 1時間以内、長くても 1時間半にとどめたい。
あと、いくらクライミング的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
クライミングオタが「ダッチビデオ」や「星と嵐」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
「クライミング知識はいわゆる「リポビタンD」的なものを除けば、「クリフハンガー」程度は知っているという条件で。
アルパイン度も低いが、頭はけっこうトラッド」
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
「Rampage」
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まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ボルダリングブームの始まり」を濃縮しきっていて、「クライミング映像の構図」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。シャウトの起源だし。
ただ、ここでクリス・シャーマトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な作品について、どれだけさらりと、オベ・キャリオンびいきにならず、無視せず、それでいて必要最小限のジョシュ・ロウェル情報を彼女に伝えられるかということは、クライミングオタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
「KING LINES」「TO THE LEDGE」
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アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなクライミング(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには 一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「クライミングオタとしてはこの二つは “カリスマクライマーのクライミングが凝縮された 1枚” としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。それぞれシャウトマンだし。
「Committed」
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ある種のクライミングオタが持ってるトラッドへの憧憬と、危険度大のオタ的な自己責任へのこだわりを 彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもトラッドな
「童貞的なださカッコよさ」を体現するプアプロでのナチュプロの決め方
「童貞的に好みな女」を体現するランナウトに耐えられる精神力
の二択をはじめとして、オタ好きのするトラッドクライミングの要素をちりばめているのが、紹介してみたい理由。でも冒頭の Meshuga での墜落シーンはシャレにならん。
「Master of Stone V」
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たぶんこれを見た彼女は「バンジージャンプだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
ダン・オズマンの系譜がその後続いていないこと、これがアメリカでは大人気になったこと、
アメリカなら追悼テレビドラマになって、それが日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。やらせではあったものの、ディーン・ポッターのノーズ・ソロの映像も必見。
「E11」
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「やっぱりクライミングはルートにかける情熱だよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ACTION DIRECTE」 でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この哀愁感たっぷりなトラッドクライミングが好きだから。
断腸の思いでヘルメットかぶって、トップロープでトレーニングに打ち込み、ビレイヤーとして奥さんまでも引きずり出し、何回もロングフォールして大けがをしてもラプソディが登れないということが、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、 その「何が何でもトラッドなスタイルで登りたい」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
プアプロだし、ランナウトは危ないし、下手な落ち方したらただじゃ済まないというトラッドの風潮を過剰とは思わないし、しかたないとは思うけれど、一方でこれが スポートクライマーだったらきっちりボルト打ってあっさり登ってしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げてボルトを抜いたり、スタイルに関して延々と歩み寄りのない議論を続けてしまうトラッドクライマー諸氏には、どうしても 「自分で決めたスタイルが捨てられないオタク」としては、たとえデイブ・マクロードがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。
日本のエリア問題と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。5.13d のフリーソロ映像も見逃せない。
「Hard Grit」
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今の若年層で「Hard Grit」見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
「Committed」や「E11」よりも前の段階で、トラッドクライミングの哲学とかスタイルを表現している映像は、このビデオで頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティのビデオが DVD として再販され、容易に入手できるようになったんだよ、というのは、 別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなくクライミング好きとしては不思議に誇らしいし、 いわゆる「岳」でしかクライミングを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。Grit Stone の歴史を淡々と語る二ール・グリムはやっぱり草野さんの親類にしか見えないというネタも重要。
「First Ascent」
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クライミングにおける「初登の重要性」をオタとして教えたい、というお節介焼きから紹介する、ということではなくて。
「オンサイトで登りたい」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそクライミング版処女信仰は「First Ascent」以外ではあり得なかったとも思う。
「何が何でもオンサイトで登る」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オンサイトの感覚」の源は初登にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純にディディエのコブラクラックにかける思いを楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。
「Fools with Tools」
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうアックスを使ってのドライツーリングや半裸のガチムチ野郎たちが狭い部屋でアックスを振り回してうめきながらトレーニングしているのをこういうかたちで映像にして、それが非オタに受け入れられるか 気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。
「ゆうえんち くじら」
9本目まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にくじらを選んだ。
Rampage から始まってくじらで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降のインターネット動画時代の先駆けとなった作品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい作品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこのクライミングオタは。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。










コメント (1)
「星と嵐」はダメなのですね。貴方が言うからには、そうなのでしょうね! でも、「星と嵐」、、好きなんだけどなー(笑)
投稿者: 西羅 誠(にしら まこと) (2008年8月 2日)