カラコルムでの遭難
高所に行ったことがないので、高所ネタを扱うのは苦手なのですが、それだといつまで経っても苦手なままなので、勉強の意味も兼ねてエントリーをアップ。
ここ最近、パキスタン・カラコルムでの遭難事故が相次いでいます。
7/15
Top Italian Climber Killed on Nanga Parbat (Climbing Magazine)
7/25
Another Karakoram Heli Rescue (Alpinist)
7/2?
British Climber Missing on Shimshal Whitehorn (Alpinist)
7/15
Nanga Parbat(8125m) ・Rakhiot Face の新ルートからの登頂にトライしていたイタリアのクライマー・Karl Unterkircher(38) が 7/15 に、6000m 付近で、スノーブリッジの崩壊によって(?) クレパスに落ち、亡くなりました。
パートナーの Simon Kehrer と Walter Nones が救助に当たるも、危険度が高く断念。その後、彼らは 7000m 付近まで登って一般ルートに合流し、BC 付近まで下降してヘリコプターにて救助されています。

Karl Unterkircherらのルート / 青×が遭難箇所
今回亡くなった Karl Unterkircher はイタリアでは有名なクライマー/ガイドだったようで、ドロミテでレスキュー会社の社長もしていたようです。
Karl Unterkircher の経歴
2004 Everest / K2 連続無酸素登頂
2006 中国・Mt. Genyen(6204m) 北陵(壁?) 初登
2007 ネパール・Jasemba(7350m) 南壁初登
2007 中国・Gasherbrum II(8035m) 北壁より登頂
2008 パキスタン・Chongra Peak(6824m) 西陵 第 2登
参考
Karl Unterkircher - Extreme alpinist & mountain guide (Karl Unterkircher の Webサイト)
7/25
Spantik(7027m) にトライ中のオーストリアの 3人組チームの 1人が、足を骨折したため、5600m 付近からヘリで、BC を経由して運ばれています。
Spantik は比較的簡単に登れる山なので人気があります。

Spantik C1 からの Spantik
7/2?
イギリス人クライマー・Benjamin Cheek(28) が Shimshal Whitehorn(6303m) にトライして行方不明になっています。彼は 2006年にもトライし、その時は落石により負傷し敗退しています。

Shimshal Whitehorn
他
Nanga Parbat に一般ルートから登頂したイランチームのうち、登頂できずに引き返したメンバーが C3 付近で行方不明になっています。
現在、K2 に遠征中の韓国隊とオランダ隊十数名が通称 "Bottleneck" と呼ばれる 8211m付近に取り残されています。この難所における Fix ロープがセラックの崩壊によりすべて流されてしまったのが原因で、下から数名のレスキューチームが救出に向かっていますが、既に 1名が滑落して亡くなっています。
彼らは登頂後 3日以上 8000m 地点に滞在しており、かなりやばい状況のようです。

K2
参考
Climbers Trapped High on K2 (Alpinist)

