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[本]天空の祝宴 - 堂場瞬一

(2008/8/27 PHP研究所)

天空の祝宴 - 堂場瞬一

ヨセミテで墜死した友人の死の謎を解くために、事故現場である、ヨセミテの「ザ・ウォール」にトライするクライマーのお話。「ザ・ウォール」というのは架空のルートです。

事故原因はともかく、ストーリー自体はちゃんとしているのに、クライミングに関する描画がイマイチ。クライミングがわかる人のレビューを受けなかったのかなぁ?

言葉の誤用が多すぎてストーリーに全然入って行けませんでした。ソロとフリーソロの違い、オンサイトの定義、グレード感覚、フリークライミング、ボルダリングの歴史、意義、ヨセミテのルールなど、重要な言葉の理解、説明がことごとくずれています。

(たぶん) クライマーではなく、一般向けに書いている小説なので、一般人でもわかる単語で説明しないといけないのはわかるのですが、ショートピッチのルートを登るのに "征服" や "アタック" 、ルートで落ちたら "滑落" といった単語、"フリークライマー = 山男"、"5.3b"、"5.14 も大したレベルとは思えない" などなどあげ始めるときりがないのですが、クライマーにとっては違和感が大きい表現が目立ちます。もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。

クライミングの描画に関しては、一見で理解できる漫画の方がたけている感じです。ここに文字だけで表現する難しさが表れています。

巻末にある参考文献を見ても、『フリークライミング』、『イラスト・クライミング』、『最新クライミング技術』、『パフォーマンス・ロック・クライミング』など技術書ばかりで、クライミングの意義や思想に触れている本は『ユージ ザ・クライマー』のみ(正確にはこれも違いますが)。この辺にもクライミングの説明の弱さの原因がありそうです。

んー、とにもかくにも全体的に調査不足、準備不足で、今回はとりあえず "β" をつけておいて、書き直して欲しいなぁ。

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