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[DVD]K2:CLIMBING THE SAVAGE MOUNTAIN

(2007/? Shared Summits)


ロクスノ 41号にレビューを書きましたが、ここではまだ紹介していなかったため簡単にレビュー。

先日大量遭難が起きた K2 ですが、その死亡率は 26.7%(登頂者 198人に対し 53人死亡 / 2003/9 までのデータ。現在はもっと高いと思われます) にもなり、ナンガパルバット(Nanga Parbat) の 28.2% に次いで、8000m 峰の中では 2番目の高さです。ちなみにエベレストは 9.3%。

## 9/19 10:00 YG さんからコメントいただいたので追記。
死亡率のデータは以下を参照しておりますが、アンナプルナ(Annapurna) とチョーオユー(Cho Oyu) のデータがありませんでした・・・orz。アンナプルナは 40% を越えているようです。コメントありがとうございました。

Eight-thousander (Wikipedia)

登頂者もエベレストが 2000名を優に超えているのに対していまだ 250名程度です。その原因は 8500m を越える超高所であることと、山頂直下の高所(ボトルネック) での登攀難易度が高いことでしょう。また、エベレストが経験豊富なネパールのシェルパをふんだんに使えることに対して、K2 では限られた高所ポーター(HAP) を使うしかないことも原因のひとつでしょうか。



この DVD はイスラマバードのアプローチから始まり、キャラバン、ベースキャンプの設置、各キャンプの設営、ルート工作を含めて登頂に至るまでの全行程を 40分に凝縮した一枚です。

特に凝った演出や編集も無く、本当にただ単に遠征の行程をそのまままとめているだけですが、何となくついつい見入ってしまいます。これが K2 の魅力なのかな。

遠征は Earth Treks の社長兼ガイドである Chris Warner がリーダーとなって Don Bowie、Bruce Normand ら 3人で 2007年に行われたもので、東稜の一般ルートから無酸素で登っています。

ちなみに、この DVD の映像は、細切れにされていますが、以下のサイトで全部見れます。

Shared Summits - Video

オンラインでの購入はこちらからどうぞ。
K2:CLIMBING THE SAVAGE MOUNTAIN (ピラニア ネットストア)

Shared Summits K2 Climbing Expedition Dispatch 50



K2 を扱った DVD は自分が知ってる範囲では 3枚ありますが、いずれも単なるドキュメント映像です。それに対してエベレストは手元にあるだけでも 10枚を越えており、一般に販売されているものは 30枚を越えていると思われます。登山の難易度が高いことより、映像として残すことも命がけになるのでしょう。

逆に K2 を対象とした映画は結構多く、古くは 『K2 - ハロルドとテイラー』(ビデオ化されたときは『愛と友情のザイル』というとんでもなタイトルがついていました。) に始まり、『バーティカルリミット』や『氷壁』(TV版) などがあります、っていずれもひどい映画でした・・・。もちろん撮影は別の場所で行われています。

最近でも『還るべき場所』や『孤高の人』(漫画版) などの書籍でもモチーフは K2 に設定されています。やっぱりその簡潔な名前と魔の山というイメージが対象として扱いやすいのでしょう。



今回の K2 での大量遭難の分析は、池田常道さんがロクスノ 41号に書かれていますのでそちらを参照して下さい。

昨日、池田さんと初めて飲みましたが、ものすごく緊張してしまい、話したいことの半分も話せずじまいでした。貴重な話を色々と伺うことができ大変勉強になりました。物腰の柔らかい暖かい雰囲気を身にまとった紳士な方でした。今後ともよろしくお願いいたします。


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コメント (2)

六合村ではありがとうございました。
その後、早速沢木耕太郎「凍」ほか、書籍をいくつかアマゾンで取り寄せました。読むのが楽しみです。
また、あの時、ひとしきり話題となった名登山家の山野井さんが熊に襲われた、というニュースは、自然さんとキノコ採りに出かけたとき、まだ新しい熊の寝床を見つけていたただけに、
ショックでした。
K2について初めて知ったのは、本田靖春著:「K2に憑かれた男たち」「栄光の反逆者:小西正継の軌跡」を読んだ20年近く前でしょうか。今でも難易度の高い山なのですね。

・・・こんな書き込み、許されるのかなあ・・・、と不安を抱きつつ、素人ながら、このブログを入り口に、山の世界に触れていきたいと思います。

> 先日大量遭難が起きた K2 ですが、その死亡率は 26.7%(登頂者 198人に対し 53人死亡 / 2003/9 までのデータ。現在はもっと高いと思われます) にもなり、ナンガパルバット(Nanga Parbat) の 28.2% に次いで、8000m 峰の中では 2番目の高さです

死亡率では(下がりつつあるとはいえ)アンナプルナがトップではないでしょうか?
同じリソースだと思いますが、2003/09 時点で 53/130 の 40% オーバーです。

もう少し新しい統計をどこかで見かけた気がするのですが、失念しました。

いつも更新お疲れさまです。


 
 
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