「雪山大好きっ娘。2.0」 は 「雪山大好きっ娘。+」 にリニューアルしました。新しい URL は以下になります。

http://yukiyama.co.jp/mountain/

前の記事: 2009年10月 4日:[記録] 小川山


次の記事: 2009年10月13日:おでかけ

 

[DVD] PROGRESSION

(2009/10/1 Big Up Productions)
m091005-1.jpg

業界最大手、Big Up Productions の最新作。クリス・シャーマ(Chris Sharma) から始まって、クリス・シャーマで終わる怒濤の90分、映像のクオリティ、編集、構成すべてが完璧と思えるくらいに良くできた作品に仕上がっており、今年一押しです。



■ クリス・シャーマ
現在はスペインに居を構えているクリス・シャーマの日常を追う。彼女である Daila Ojeda のコメントがうらやましい。

We don't do anything else. Every day we get up, we eat breakfast, and we climb.

クライミングシーンは、PACHAMAMA(5.15a)、DEMENCIA SENIL(5.15a)、FIRST ROUND FIRST MINUTE(Project) など。エンディングに繋がる Jumbo Love のトライシーンもあります。

途中にアダム・オンドラ(Adam Ondra) の、クリスが初登した PAPICHULO(5.15a) の第 2登シーンや GANCHO PERFECTO(5.14d) のトライシーンが含まれます。8a.nu でも指摘されていますが、クライミングのスピードが本当に速い。




■ コンペ
2人のコンペティター、パチ・ウソビアガ(Patxi Usobiaga) とヨハンナ・アーネスト(Johanna Ernst) を追う。デイビッド・ラマ(David Lama)、マヤ・ビドマー(Maja Vidmar) が当て馬扱い。

パチのトレーニングはすさまじいの一言。1日 8時間の科学的で過酷なトレーニングを、3ヶ月レスト無しで続ける。10kgのウェイトをつけて黙々とキャンパ、ボルダーをこなすシーンはまさに機械。

「自分には才能がないからハードなトレーニングをする。岩場でのクライミングはシンプルだが、コンペは複雑。コンペにはこれだけやる価値がある」とコメントしていますが、完登したときの、あの力の入った独特のガッツポーズは、これだけのトレーニングをしているからでしょう。

ソニー・トロッター(Sonnie Trotter) のトレーニングビデオを思い出しました。




■ 南アフリカ・ロックランズ
ダニエル・ウッズ(Daniel Woods)、ポール・ロビンソン(Paul Robinson)、そしてトミー・コールドウェル(Tommy Caldwell) の 3人が南アフリカ・ロックランズで高難度課題を次々と登る。

年齢的にもスタイル的にも、この 3人の中でトミーは異色な感じがします。本人も "自分は Old School" と言ってますが、メインがボルダーである 2人と比べても全く遜色なく登っています。

中でも 30'S THE NEW 20(v12) のトライは見物。雨の中でプロジェクトを登り切るトミーの姿には、どこかに忘れてきてしまった初心を思い出させてくれます。

他、Blackshadow(v13) や Derailed(v14)、Quintessential(v13)、Amandla(v14/15)、El Corazon(v13) などなど見所は豊富。最近は日本のトップクライマーも続々と訪れています。



■ エル・キャピタン
ロックランズの映像も素晴らしかったけど、トミー・コールドウェルに一番ふさわしい場所はやっぱりエルキャプ。

Magic Mushroom をフリーで登ってからの、プロジェクト(Mescalito?) のトライシーンが凄い。スラブというかフェイスというか、ホールドとは言えないような、わずかな出っぱりを繋いで登っていくシーンは「ありえない」としか言えない。



■ UK トラッド
昨秋、UK を訪れたアメリカチームの 3人、アレックス・オノルド(Alex Honnold)、マット・シーゲル(Matt Segal)、ケビン・ジョージスン(Kevin Jorgeson) を追いかけた映像。UKトラッドにありがちな悲壮感はなく、陽気に登る 3人が印象的。

中でも、やはりアレックスは頭抜けていて、E9 をフリーソロしています。


Kevin Jorgeson, Matt Segal and Alex Honnold send big on British grit



■ ハイボール
ジェイソン・キール(Jason Kehl) に変わって、最近のハイボールと言えばこの人、ケビン・ジョージスンによるハイボール。

課題の高さも 10m を越えており、やってることはほとんどフリーソロと変わりません。岩が Crag というよりは Boulder だからボルダリングの範疇になっているのでしょうか。



■ Jumbo Love
そして最後はクリス・シャーマによる Jumbo Love(5.15b) の完登シーンで締め。ルートの持つ迫力もスケールも桁違い。クリップポイントが少ないからか、常にランナウト状態。墜落距離も半端無い。



ダウンロード販売は 10/1 から、DVD の販売は 10/6 から始まっています。ダウンロード版が $19.95、DVD が $29.95 と破格の値段です。是非!!

Big UP / Films / Progression (Big Up Productions)



関連エントリー
[DVD] DOSAGE V (雪山大好きっ娘。2.0) (2008/8/13)
KING LINES (雪山大好きっ娘。2.0) (2007/10/22)




この記事の URL:http://enokido.net/mountain/archives/002685.html
 
 
ページトップへ

前の記事: 2009年10月 4日:[記録] 小川山


次の記事: 2009年10月13日:おでかけ

 
 
 
ページトップへ
counter
Homepage へ

管理サイト

アイスクライミング情報サイト ice_jp クライミングジム情報サイト gym_jp
 
 


 
c 2003-2008, You Enokido