ICWC 2010 Busteni
2/5
■ 女子予選
女子の予選からスタート。予定では 9:30からでしたが、実際の開始は 10時過ぎと、スケジュールは最初から押し気味。
メグちゃんは 13番目で登場。総勢 16名で、決勝の枠は 8名。ルーフに入れたかどうかが決勝進出のボーダーラインとなりました。
ホールドはハリボテも含めてすべて金色に塗装されており、しかも自然の石が直接張り付けられている斬新さ。オブザべでは非常にわかりづらく、現場処理が重要で、競技中に壊れることもしばしばでした。
女子の競技時間は 8分。時間内に完登する選手はいませんでしたが、殆どの選手がタイムアップまで粘って登っていました。
現状は女子のルートでもフィギュア4 は当たり前で、フィギュア4 で行くのか、正対引きつけで行くのかを瞬時で判断する能力が必要。

メグちゃん @予選

メグちゃん @予選

メグちゃん @予選
女子は韓国のシンさん(Shin Woon Seon) とフランスのステファニー(Maureau Stéphanie) が同高度でトップ通過、ロシアのアンナ(Gallyamova Anna) が続く形になりました。メグちゃんは 6位で無事決勝進出。
■ 男子予選
壊れたホールドの交換や、引っかかったアックスを取るのに時間がかかり、女子の予選が終わったのが 12時。男子のアイソレーションクローズは女子予選終了後になりました。
会場はスキー場の脇にあるため、アイソレーションルームはリフトのゴンドラ置場が使われ、中にはベッドのマットレスが数枚置いてあり、早い者勝ちで寝っ転がっており、ほぼ雑魚寝状態。
アイソルームの中には、アップ用に木の枠が設置されており、自由にアックスを掛けて使うことができました。打ち込みも最初はオッケーだったのですが、途中から何故か禁止に。ちなみに、下にはベッドのマットレスが敷いてありますが、アイゼンの使用もオーケで、みんなほぼパンプするくらい念入りにアップしてました。
また、旋盤や万力、グラインダーも置いてあり、各自がおいおいアックスやアイゼンを研ぐ作業に没入。
アイソルームには定期的に水やスポーツドリンク、サンドイッチの差し入れがあったので、飢えずには済みましたが、スポーツドリンクはかなり怪しかった。

アイソレーションルーム
アイソルームはびっくり人間コンテストの集まりみたいでした。気温は氷点下に近いのに半裸でありえない筋トレ始める人や、逆立ちで歩き回る人、全力で縄跳びする人、輪になってリフティング始めるロシア集団、2人でシュラフにくるまるホモっぽい人達などなど、圧倒されっぱなしで、かなりビビりました。
ウクライナのイブジェニーと韓国のヒヨンさんが気さくに話しかけてくれなかったら、変な緊張感で潰れていたと思います。
それでも自分の出番は 18:30 を過ぎ、外は完全に闇、登る頃にはすっかり待ちくたびれ、結局何もできないまま 34位で終わりました。しょぼん。んー、とにかく体が動かなかった。
男子予選の完登者は 4人。今シーズンの大会すべて優勝しているマーカスはもちろん、韓国のヒヨンさんも完登。しかも時間差でトップ。男子予選の制限時間は 6分。
今シーズンのレギュレーションは昨年よりも厳しくなり、アックスには手のひら以外を掛けてはダメで、アイゼンはヒールスパーだけでなく、ヒールパーツ自体を外さないといけない設定になったのですが、ギアのチェックは全くありませんでした。
また、女子にはレギュレーションの説明ビデオが流されたそうですが、時間が押していたからか、男子に対してはなし。のでポイントの詳細は不明ですが、クリップが一番高いポイント、その下に、ホールドにタッチ、ゲット、マッチでそれぞれポイントが違ったようです。

壁
■ 男子スピード
リード競技の終了後にスピード競技。準備が整ったのは何と 21時過ぎ。極寒の中で待たされているのでとにかく寒い。
スピード競技は殆どがロシア勢で、ロシア内の順位決定戦という様相でした。ほぼ全員がスピード専用のアックスを使っており、もちろん自分はそんなアックスは持っていなかったのでノミックで参加しようとしたのですが、見かねたロシアの選手がアックスを貸してくれました。
競技は 2ルートを連続で登り、2本のタイムの合計で順位が決まり、予選、ベスト16、ベスト8、ベスト4・・・と最後の一人になるまで同じ作業を繰り返し、ほとんど持久力戦。途中で落ちたらそこで終了というルールでした。
ルートの最上部にタイマーをストップさせる板が置いてあり、それを叩くことで、自動的にタイマーがストップし、ゴールが認められます。ただし、何度かタイマーがストップしなかったことにより、選手から抗議が入り、登り直すかどうかで競技が中断することがありました。結局登り直してました。

スピード競技
スピード競技がすべて終わったのは 23:30で、ホテルに戻ったときは日付が変わっていました。ふー。

リードの壁を裏側から
2/6
今日は男子準決勝、女子決勝、男子決勝の日。

街中のいたる所にポスターが貼ってあり盛り上がっていました
■ 男子準決勝
男子の準決勝は18人でスタート。決勝への枠は 8人。
最初の 4人が登ったところで、ルーフに入る箇所のホールドが欠けるテクニカルインシデントがあり、ホールドの交換作業。
そのあとから登った選手が、6人全員同じホールドで落ちる結果となり、選手及びロシアチームのコーチ(?) からクレームが入り、審判団が競技した結果、男子の準決勝はキャンセルとなり、決勝一発勝負になりました。
そのため、急遽女子決勝ルートのセットが始まり、1時間後にスタート。
■ 女子決勝
メグちゃんは 3番目で登場。どのポイントでも迷いの無いクライミングで見事な空中戦を繰り広げ、予選の順位をそのままキープし、6位となりました。すばらしい。おめでとう。

試合後に地元メデイアのインタビューを受けていました。

3位に入ったイタリアのアンジェリカ。かわいい!!
決勝は、男子の準決勝ルートを少し手直しされたルート。フランスのステファニーには予選の時のようなキレが無く、ルート途中で力尽き、逆にロシアのアンナが冴えており、ルーフを抜ける場所まで到達しました。女子決勝の制限時間は 8分。
韓国のシンさんはロシアのアンナと同高度まで余裕を持って行くも、アックスが滑ってフォール。かなり悔しそうでした。
下から見ている感じでは、マッチしていなかったので、アンナが優勝かと思ったのですが、リザルトが発表されると、同高度まで登ったことになっており、予選のカウントバックでシンさんが優勝となりました。
■ 男子決勝
男子決勝までは時間があるのと、会場は吹雪いており、いるだけでもかなり寒いので、韓国チームのホテルに避難し、結局、決勝はマーカスとヒヨンさんのクライミングだけ生で見れればいいやということになり、ずーっとネットで観戦していました。
マーカスが登場する頃に会場到着。マーカスが登場するだけで声援が湧き上がる人気ぶり。クライミング中には何度もマーカスコールが起きていました。
シーズンを通しての優勝はすでに決めているものの、ここまで全勝で来ているので、全勝を狙いたいところ。クライミングはもう圧倒的で、ムーブに全く無駄が無く、ほぼ完璧。完登一手前まで行った場所でタイムアップだったのですが、最後までどうぞという運営の気の効かせ方で、きっちり完登を決めました。会場の盛り上がり方はすごかった。


夜空に浮かぶ巨大施設は近未来的
マーカス完登の余韻が残る中、最後に登場したのが韓国のヒヨンさん。登る前に一発気合を入れてからスタート。ヒヨンさんは登るスピードがとにかく早い。迷いなく淡々とこなして行き、最後のコンパネにはマーカスよりも 1分近く早いタイムで突入し、会場はヒートアップ。男子決勝の制限時間は 9分。
マーカスと同高度まで上がった時点でヒヨンさんの優勝が決定、終了点はマーカスでも遠そうでしたが、ヒヨンさんはランジで取りに行き、わずかに届かず。
惜しくも完登はできなかったものの、マーカスの 4連勝を止めたのと & 男女ともに韓国勢が優勝したというのは凄いことです。
男子決勝のあとはすぐに表彰式が行われました。同時に花火の打ち上げもあり、今シーズン最後の ICWC は華やかに終了しました。

女子表彰式

男子表彰式
関連リンク
IWC in Busteni (凛ririn)
関連エントリー
ルーマニア・バスティーニなう。 (2010/2/4)
■ 女子予選
女子の予選からスタート。予定では 9:30からでしたが、実際の開始は 10時過ぎと、スケジュールは最初から押し気味。
メグちゃんは 13番目で登場。総勢 16名で、決勝の枠は 8名。ルーフに入れたかどうかが決勝進出のボーダーラインとなりました。
ホールドはハリボテも含めてすべて金色に塗装されており、しかも自然の石が直接張り付けられている斬新さ。オブザべでは非常にわかりづらく、現場処理が重要で、競技中に壊れることもしばしばでした。
女子の競技時間は 8分。時間内に完登する選手はいませんでしたが、殆どの選手がタイムアップまで粘って登っていました。
現状は女子のルートでもフィギュア4 は当たり前で、フィギュア4 で行くのか、正対引きつけで行くのかを瞬時で判断する能力が必要。

メグちゃん @予選

メグちゃん @予選

メグちゃん @予選
女子は韓国のシンさん(Shin Woon Seon) とフランスのステファニー(Maureau Stéphanie) が同高度でトップ通過、ロシアのアンナ(Gallyamova Anna) が続く形になりました。メグちゃんは 6位で無事決勝進出。
■ 男子予選
壊れたホールドの交換や、引っかかったアックスを取るのに時間がかかり、女子の予選が終わったのが 12時。男子のアイソレーションクローズは女子予選終了後になりました。
会場はスキー場の脇にあるため、アイソレーションルームはリフトのゴンドラ置場が使われ、中にはベッドのマットレスが数枚置いてあり、早い者勝ちで寝っ転がっており、ほぼ雑魚寝状態。
アイソルームの中には、アップ用に木の枠が設置されており、自由にアックスを掛けて使うことができました。打ち込みも最初はオッケーだったのですが、途中から何故か禁止に。ちなみに、下にはベッドのマットレスが敷いてありますが、アイゼンの使用もオーケで、みんなほぼパンプするくらい念入りにアップしてました。
また、旋盤や万力、グラインダーも置いてあり、各自がおいおいアックスやアイゼンを研ぐ作業に没入。
アイソルームには定期的に水やスポーツドリンク、サンドイッチの差し入れがあったので、飢えずには済みましたが、スポーツドリンクはかなり怪しかった。

アイソレーションルーム
アイソルームはびっくり人間コンテストの集まりみたいでした。気温は氷点下に近いのに半裸でありえない筋トレ始める人や、逆立ちで歩き回る人、全力で縄跳びする人、輪になってリフティング始めるロシア集団、2人でシュラフにくるまるホモっぽい人達などなど、圧倒されっぱなしで、かなりビビりました。
ウクライナのイブジェニーと韓国のヒヨンさんが気さくに話しかけてくれなかったら、変な緊張感で潰れていたと思います。
それでも自分の出番は 18:30 を過ぎ、外は完全に闇、登る頃にはすっかり待ちくたびれ、結局何もできないまま 34位で終わりました。しょぼん。んー、とにかく体が動かなかった。
男子予選の完登者は 4人。今シーズンの大会すべて優勝しているマーカスはもちろん、韓国のヒヨンさんも完登。しかも時間差でトップ。男子予選の制限時間は 6分。
今シーズンのレギュレーションは昨年よりも厳しくなり、アックスには手のひら以外を掛けてはダメで、アイゼンはヒールスパーだけでなく、ヒールパーツ自体を外さないといけない設定になったのですが、ギアのチェックは全くありませんでした。
また、女子にはレギュレーションの説明ビデオが流されたそうですが、時間が押していたからか、男子に対してはなし。のでポイントの詳細は不明ですが、クリップが一番高いポイント、その下に、ホールドにタッチ、ゲット、マッチでそれぞれポイントが違ったようです。

壁
■ 男子スピード
リード競技の終了後にスピード競技。準備が整ったのは何と 21時過ぎ。極寒の中で待たされているのでとにかく寒い。
スピード競技は殆どがロシア勢で、ロシア内の順位決定戦という様相でした。ほぼ全員がスピード専用のアックスを使っており、もちろん自分はそんなアックスは持っていなかったのでノミックで参加しようとしたのですが、見かねたロシアの選手がアックスを貸してくれました。
競技は 2ルートを連続で登り、2本のタイムの合計で順位が決まり、予選、ベスト16、ベスト8、ベスト4・・・と最後の一人になるまで同じ作業を繰り返し、ほとんど持久力戦。途中で落ちたらそこで終了というルールでした。
ルートの最上部にタイマーをストップさせる板が置いてあり、それを叩くことで、自動的にタイマーがストップし、ゴールが認められます。ただし、何度かタイマーがストップしなかったことにより、選手から抗議が入り、登り直すかどうかで競技が中断することがありました。結局登り直してました。

スピード競技
スピード競技がすべて終わったのは 23:30で、ホテルに戻ったときは日付が変わっていました。ふー。

リードの壁を裏側から
2/6
今日は男子準決勝、女子決勝、男子決勝の日。

街中のいたる所にポスターが貼ってあり盛り上がっていました
■ 男子準決勝
男子の準決勝は18人でスタート。決勝への枠は 8人。
最初の 4人が登ったところで、ルーフに入る箇所のホールドが欠けるテクニカルインシデントがあり、ホールドの交換作業。
そのあとから登った選手が、6人全員同じホールドで落ちる結果となり、選手及びロシアチームのコーチ(?) からクレームが入り、審判団が競技した結果、男子の準決勝はキャンセルとなり、決勝一発勝負になりました。
そのため、急遽女子決勝ルートのセットが始まり、1時間後にスタート。
■ 女子決勝
メグちゃんは 3番目で登場。どのポイントでも迷いの無いクライミングで見事な空中戦を繰り広げ、予選の順位をそのままキープし、6位となりました。すばらしい。おめでとう。

試合後に地元メデイアのインタビューを受けていました。

3位に入ったイタリアのアンジェリカ。かわいい!!
決勝は、男子の準決勝ルートを少し手直しされたルート。フランスのステファニーには予選の時のようなキレが無く、ルート途中で力尽き、逆にロシアのアンナが冴えており、ルーフを抜ける場所まで到達しました。女子決勝の制限時間は 8分。
韓国のシンさんはロシアのアンナと同高度まで余裕を持って行くも、アックスが滑ってフォール。かなり悔しそうでした。
下から見ている感じでは、マッチしていなかったので、アンナが優勝かと思ったのですが、リザルトが発表されると、同高度まで登ったことになっており、予選のカウントバックでシンさんが優勝となりました。
■ 男子決勝
男子決勝までは時間があるのと、会場は吹雪いており、いるだけでもかなり寒いので、韓国チームのホテルに避難し、結局、決勝はマーカスとヒヨンさんのクライミングだけ生で見れればいいやということになり、ずーっとネットで観戦していました。
マーカスが登場する頃に会場到着。マーカスが登場するだけで声援が湧き上がる人気ぶり。クライミング中には何度もマーカスコールが起きていました。
シーズンを通しての優勝はすでに決めているものの、ここまで全勝で来ているので、全勝を狙いたいところ。クライミングはもう圧倒的で、ムーブに全く無駄が無く、ほぼ完璧。完登一手前まで行った場所でタイムアップだったのですが、最後までどうぞという運営の気の効かせ方で、きっちり完登を決めました。会場の盛り上がり方はすごかった。


夜空に浮かぶ巨大施設は近未来的
マーカス完登の余韻が残る中、最後に登場したのが韓国のヒヨンさん。登る前に一発気合を入れてからスタート。ヒヨンさんは登るスピードがとにかく早い。迷いなく淡々とこなして行き、最後のコンパネにはマーカスよりも 1分近く早いタイムで突入し、会場はヒートアップ。男子決勝の制限時間は 9分。
マーカスと同高度まで上がった時点でヒヨンさんの優勝が決定、終了点はマーカスでも遠そうでしたが、ヒヨンさんはランジで取りに行き、わずかに届かず。
惜しくも完登はできなかったものの、マーカスの 4連勝を止めたのと & 男女ともに韓国勢が優勝したというのは凄いことです。
男子決勝のあとはすぐに表彰式が行われました。同時に花火の打ち上げもあり、今シーズン最後の ICWC は華やかに終了しました。

女子表彰式

男子表彰式
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