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レビュー アーカイブ

2008年10月28日

[TV]トップランナー - 尾川智子

(2008/10/28 0:10 - 0:50 NHK)

トップランナー - 尾川智子

NHKトップランナー尾川智子さんが出演されました。これまでトップランナーに出演されているクライマーは 2001/6/21 の平山ユージさんと 2005/4/24 の小山田大さんの 2人だけです。

前半が塩原のカランバ(V12) を登ったときの話、後半がクライミングを始めた頃の話と、これからの方向性についての話でした。




トップランナー - 尾川智子 / カランバ

- カランバ
カランバを登ったときの映像を見ながら、カランバについて、司会進行の箭内道彦さん、SHIHOさんと雑談。ルート名の由来、登った時間、半年かかったこと、指がかじかんだこと、20代最後の誕生日の前日 19時に登った話、カランバへの片想いの話、などなど。今は隣のライン、"ハイドラ(v13)" をトライ中とのこと。

カランバを完登したときの映像



- クライミングを始めた頃
東大に受からなかったこと、努力しても駄目だったことが未だにトラウマになっている。練習してるのにコンペで優勝できない。早大ワンゲルで山登りにはまり、マッターホルンに登りたくて渡欧した際、一緒に行ったメンバーとたまたま行ったイタリアで、平山さんや小山田さんに会ったり、達成感を味わえたことでフリーにはまる。

その後の国体で準優勝し、これは行けるのではと思いコンペにはまり、競技にのめり込む。

大学卒業後、クライミングに集中したかったため、就職はせずにプロクライマーの道を選ぶ。スポンサー探しに苦労した。



- これから
コンペから自然の岩場へ活動の中心に移した理由はコンペが楽しくなくなったから。登ることではなく、人との競争にばかり気持ちが行ってしまい、登ることに集中できなくなった、登っていても楽しくなくなってしまったから。あれっ、先日の国体出ていたような・・・。

これからの目標はクライミングだけで生活ができる人生を送りたい。



司会の方も指摘しておりましたが、思い込んだらすぐに行動する "単純" さが強みだなと感じました。B型?

"クライミング" という職業が、現在クライミングにのめり込んでいる学生さんの将来の選択肢になるにはどうしても前例が必要になりますが、日本でプロクライマーは、平山さんと小山田さんしかいらっしゃらないのが現状です。クライミングを広めるために、プロクライマーが増えることは絶対に必要なことです。道は非常に厳しいと思いますが、頑張って欲しいと思います。

再放送は、11月1日(土)1:00 - (NHK教育)、11月5日(水)15:45 - (BS2) だそうです。見逃された方はぜひ。

関連エントリー
[TV]トップランナー - 小山田大 (2008/4/25)

2008年3月17日

梅里雪山 17人の友を探して

(2008/3/2 13:25 - 14:55 日本テレビ)

梅里雪山 17人の友を探して

1991年 1月に中国・梅里雪山で遭難した登山隊17人の遺体を現在も探し続けている小林尚礼さんを追いかけたドキュメンタリー。

梅里雪山 17人の友を探して (番組ホームページ)
小林尚礼 HomePage

1998年 7月に最初の遺体が発見されてから今年で 10年となり、一つの節目。2007年で最後になるかもしれないということで、有志の遺族の方々と現地を訪れる様子がメイン。

これまでに見つかった遺体は 16体。あと 1体を求めて、温暖化が進んで、崩壊が急速に進む氷河の中で捜索活動を続ける。

今回の捜索で見つかった遺体は、結局頭蓋骨の一部だけであり、誰のものかは DNA鑑定を行わないとわからないという状態だった。

小林さん宅でのインタビュー、遺族の方へのインタビュー、現地の住民へのインタビューを含めて短時間ながらよくまとまっていて見応えのある番組でした。当時の登山中の貴重なビデオ映像も流れました。

小栗旬がナレーションというのが謎でしたが、予想以上にいい味を出していました。個人的には花男のイメージが強くてちょっと大変でしたが。

でも、ここまで徹底して遺体捜索にこだわるのって日本人だけなのではないでしょうか?宗教的というか倫理的なものだと思いますが、それでも小林さんの姿勢は凄い。


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人生の節目 (旅の空)
梅里雪山 17人の友を探して (halfway)
ドキュメンタリー「梅里雪山~17人の友を探して」 (キミヲ想フ)
梅里雪山 17人の友を探して NTV (シエスタ)
梅里雪山 (哲学するパンダ)

2008年1月 7日

NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁

(2008/1/7 22:00 - 23:00 NHK)

NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁

山野井泰史・妙子夫妻と木本哲さんが昨年行ったグリーンランド・ミルネ島・オルカでのビッグウォールクライミングを追った映像。もともとは昨年 BSデジタルで放送されたモノの地上波版です。

ギャチュンカンでの遭難から始まり、山野井夫妻の馴れ初め、グリーンランド偵察、今回の遠征の準備風景が紹介されてから、グリーンランド・ミルネ島でのクライミングシーンになりました。

内容的には、昨年行われた山野井泰史講演会での話とほとんど同じでした。

NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁

今回の番組は、クライミングの内容をメインに据えるというよりは、"感動" できる要素を隋所に散りばめ、いい感じで緊張感も伝わってくる構成になっており、番組的には上手くまとまっていて、成功なのでしょう。

NHKスペシャル 夫婦で挑んだ白夜の大岩壁

しかしながら、クライミング的には、昨年の講演会でもおっしゃっていたように、エイドも入ってるし、氷雪がからむわけでもなく、内容的には三流です。しかしながら、1000m を超える高さの未踏の壁にラインを引いていく様は、クライマーなら誰でも憧れることであり、見ていてうらやましい限りでした。

他、山野井妙子さんのクライミングスピードがかなり早いことにびっくりしました。山野井さん宅の家庭菜園に立っていたかかしが、すべて登山道具で構成されていたのもほほえましかった。


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極北の大岩壁 ~北極圏・1200メートルの壁に挑む~ (2005/1/21)

関連情報
山野井通信

NHKスペシャル|夫婦で挑んだ 白夜の大岩壁 (NHK)

2006年11月28日

会報(旭川山岳会創立 70周年記念号)

会報(旭川山岳会創立 70周年記念号)

旭川山岳会創立 70周年を記念して出版された号。堤さんからいただきました。ありがとうございました。オリジナルの "日本ミックスルート集" を作っているのでぜひとも入手したかった会報です。

層雲峡の "プリンセス・ストーリー" や "ムーンライト" は "ロクスノ 30号" の記事とほぼ一緒でしたが、そこに至る "姫岩の滝" の開拓記録なども描かれており参考になります。他にも、層雲峡や石垣山のクラックルートの記録もあったりと読み応え十分です。

もちろん、縦走や沢登り、本ちゃんの記録も多数載っています。

2006年11月22日

脳を鍛える筋トレ PNFとはなにか

(2006/10/17 市川 繁之、鈴木 克憲、織田 淳太郎共著 光文社)

脳を鍛える筋トレ PNFとはなにか

PNF は平山ユージさんが取り入れたことでクライマーの間でも有名になりました。前々から気になっていたので買ってみましたが、この本はいまいち。ほとんど著者たちの自慢話に終始し、肝心の PNF の話はほんのわずか。参考になるのは上腕の使い方、腹筋、背筋のトレーニング方法くらいです。やっぱり実際に受けてみないとわからないかなぁ。

クライミングを始めてから、怪我したり、疲労がたまったりで、ありきたりなマッサージから始まって、カイロ、整体、ゲルマニウム温浴、デトックスなどなどいろいろ受けてきましたが、 そんな中で一番効果があったのはロルフィングでした。最近またぼろぼろなので受けようかな。

2006年11月21日

Return2Sender

(2005/3 A Peter Mortimer Film)

Indian Creek(インディアン・クリーク) の映像が見たかったので買った DVD。半分以上がインディアンクリークで大満足。ずーっとクラック三昧なのでクラッカーにはたまりません。特に Air Swedin(5.13+R) の映像は圧巻です。映像はここで見れます。

フィンガー、サムカム、ハンド、オフウィズスでのクラッククライミングの Tec Tips もあり勉強になります。Timmy O'neill のおどけた進行役も面白い。

その他は犬のクライミングやベースジャンプなど、おまけみたいな映像。

この DVD の Trailer のページ

オンラインでの購入はこちら(ピラニア・ネットストア) で可能です。

2006年11月15日

Moment4

(2006/10/30 Frontier Spirit Production / DVD)
Moment4

こちらも前作の Moment3 がぼろぼろだっただけに、それと比較すると良くはなったのですが、DOSAGE IV を見た後では・・・。

何が違うんでしょうか? クライマー? ロケーション? 撮影技術? 編集技術?

すべてが要因であるとは思いますが、根本にあるのは 多分お金の問題でしょうね。

2006年11月14日

DOSAGE IV

(2006/10/30 Big Up Productions / DVD)

DOSAGE IV

ようやっと入荷しました。前作の "DOSAGE III" は、I & II に比べると映像は格段にきれいになったのですが、イマイチ統一に欠け寄せ集め感が強かったのですが、今回の IV は凄い。本当にすごい。


前作との違いは? と言われると難しいのですが、あえて言うと BGM でしょうか。ほぼ全編で地味で淡々とした曲が使われており、かと言って埋もれているわけでもなく、いい雰囲気を醸し出しており、統一感を出すのに一役買っています。出演クライマーは全員アメリカ人(多分) であるにもかかわらず、曲調はヨーロッパ的です。


内容はボルダリング、スポート、ビッグウォールと氷雪が絡まないクライミングに関しては全て入っています。普通ならボルダリングとビッグウォールをひとくくりにするのもおかしいのですが、Tommy の驚異的なパフォーマンスが全く違和感を感じさせません。


Dreamcatcher / Chris Sharma
2005/6 にカナダ・スコーミッシュで行われた PETZL のイベントのときに設定されたライン。PETZL の Web やロクスノ32 の付録DVD でチラッと見て、気になってはいたのですが、ここでは完全版が見れます。


ラインもムーブも格好いいし、トップアウトで終わるのも素晴らしい。個性的で本当に面白そうなラインです。スポーツクライミングは余りやりませんが、やるならやっぱりこういった個性的な、岩が訴えかけてくるようなルートを登りたいと思っています。


Return to Swizzy / Dave Graham・Chris Sharma他
スイス・ティチーノ(?) でのボルダリングとスポート。DOSAGE III で、Dave Graham によって紹介されたスイスにタイトルどおり戻ってきた感じです。前作でプロジェクトだったライン[Coup de Grace(5.15a)] の完登シーン、ハイボールで最後のリップが草ぼうぼう、プロジェクトのまま終わってしまった、Chris Sharma がありえないキャンパシングをしているボルダーなどなど、見所満載です。


GAIA / Lisa Lands
残念ながら、自分の DVD が初期不良だったようで、この章はいまだ見れておりません。正常品を入荷したら書きます。


Hueco '06 / Dave Graham・Chris Sharma他
近年、環境保護活動(?) の影響を受けてクライミングがしにくくなったという Hueco でのボルダーセッション。現状は Rock&Ice 143Tokio Climbing を参照。Ben Moon や Jason Kiehl なども出ており、出演クライマー達も凄いのですが、やっぱり Chris と Dave の強さが群を抜いています。


Two in a Day / Tommy Caldwell・Beth Rodden他
やっぱり最初に行った海外ツアーがヨセミテだったからか、去年ヨセミテでノーズを登ったときに彼らのリハーサルを見ていたからか、クラックが好きだからか、今回一番見たかった章です。映像もきれいだし、パフォーマンスも凄いし、言うこと無しです。15クライマーがミシンを踏み、震えながら登っている Changing Corner のシーンは必見です。Lynn Hill が "Big Stone" で登っているムーブとも当然ながら違います。


Nose と Salathe の 2本を繋げたのでてっきりスピードクライミングをしているのかと思っていたのですが、結構ゆっくり登っています。オールフリーで登っているので当然といえば当然なのかもしれませんが。


日本では余り取り上げられませんでしたが、写真は Alpinist Issue 15 にふんだんに出ています。杉野さんの解説はこちら


参考情報
Dosage vol.4
↑甲府幕のことを言っているのだと思いますが、ラインに関しては同意。日本は岩場のリソースが少ないとはいえ、やっぱりラインの独立性というのは大事です。手を伸ばせば横のラインというのはちょっと・・・。


そういえば Chris Sharma って、現在平山さんと La Rambla Direct にトライ中のようです。

2006年7月23日

山と渓谷 8月号

(2006/7/15 山と渓谷社)
山と渓谷 8月号

今号は余り見るところがなかったなぁ。


漂流するエベレスト
空へ』の惨事から 10年、今年も 2桁の死者が出ました。たった 10年でもこんなに変わるのかという変化です。今年の登頂者は何と 500人。何だかなぁ。登頂者数と危険性には何の関係もありませんので。


星野道夫からのメッセージ
没後 10年としての企画。まだここ 2-3年の話ですが、彼の写真集には本当に衝撃を受けました。周りにも影響を受けている人がたくさんいることもわかりました。何でもいいので 1冊読まれることをお勧めします。


ついにデスマーチスタート。土日を死守できずに休日出勤。11月くらいまでだらだら続きそうな感じ。隙を見て休まねば。

今週のチェック
日本沈没 第二部』 小松左京 + 谷甲州・・・なぜ谷甲州が? 『第一部』や『首都消失』に見られる小松らしさは無いものの、山の描画は流石といったところでしょうか。でも最後は・・・。

日本沈没』・・・柴咲コウの髪の長さと草ナギ剛の神出鬼没さが気になったものの、予想していたよりは良かった。『白夜行』で気になっていた子役の福田麻由子。やっぱり上手い。

『日本沈没』・・・せっかくだったので 30年前の映画も見てみました。CG が無いにも関わらずいい迫力出ています。

沈没で始まって沈没で終わった週でした。ジムにも行けず生活も沈没気味。最近はすっかりタクシー通勤。帰りに六本木の青山ブックセンターに寄るのが習慣になってきました。朝 5時までやっているので便利。

2006年7月20日

岳人 8月号

(2006/7/15 東京新聞出版局)
岳人 8月号

表紙は和賀山塊。写真はマンダノ沢かな? 行きたい沢です。"My Favorite Route" 連載時にも目にしていましたが、初めて瀬畑さんに関する記事を読みました。渓谷登攀論とは別方向に沢登りを突き詰めて行くと、やっぱりこういう方向に行くのかなと改めて思いました。


今年の 3月に起きた、八ヶ岳・摩利支天大滝での事故報告が出ています。原因は、袈裟掛けにしていたスリングが滑落の際に浅打ちだったアイススクリューにひっかかったことによる窒息死となっています。

山の中でクライミングや沢登りをしている人であれば誰にでも可能性がある事故ですが、これまで前例を聞かなかったことを考えると運が悪かったのでしょう。ギアのラッキングの問題ですが、個人的にはスリング等の袈裟掛けをやめることによる危険性の方が見過ごせないので、袈裟掛けをやめることはないでしょう。


クロニクルはあいかわらず狙いがわからない。有象無象いっしょくた。


30への質問は黒田さん♪

2006年7月19日

世界ふしぎ発見!第968回 春のカナディアン・ロッキー 魔の山アルバータの謎を追え!

(2006/7/8 21:00-22:00 TBS)
世界ふしぎ発見!第968回 春のカナディアン・ロッキー

カナディアンロッキー・アルバータ峰初登頂にまつわるお話。

初登は東面から槇有恒氏ら 9名。1925年(大正 14年)。第 2登されたのが 23年後であることを考えるとそれなりに価値のある登頂だったようです。

番組では、初登時に山頂に置いてきたピッケルに焦点が当てられており、第 2登したアメリカ隊によってバラバラになったピッケルが偶然を経て、1995年に再度 1つにされ、現在は地元ジャスパーにある山岳博物館に保管されているそうです。絹製のロープなど興味深い話もありました。

アルバータ峰

2006年7月12日

サバイバル登山家

(2006/7 服部文祥 みすず書房)
サバイバル登山家

最初に彼の存在を知ったのは 1996年。当時所属していた大学のワンゲルで死亡事故があり、報告書を作るために、過去に事故を起こしていた大学のワンゲルや山岳部をヒアリングで回っていたときでした。

都立大のワンゲルに話を伺いに行ったとき、こんな先輩がいますという話を聞いたのがきっかけです。当時はまだ村田姓でした。

その後の岳人で、サンナビキの和田さんと黒部を横断したときの記録を読み、いい文章を書くなぁと強く心に残り、以後は継続して最新の岳人の記事までも含めて、すっかりとりこになりました。3年前には講演会も聞きに行きました。

前々から本の出版を心待ちにしており、今回ようやっとその機が訪れました。序文の山野井さんの文章から始まって、最後までまったく無駄が無く、きりっとまとまっていていい本でした。こんな登山観もあるのかと改めて考えさせられます。


今週の読書(?)
『国家の品格』(藤原正彦)・・・ひどすぎ。単なる愚痴。
『今すぐ使える!コーチング』(播摩早苗)・・・最近はやりのコーチング。まぁまぁ。
『大人のための文章教室』(清水義範)・・・清水義範は高校のときに結構読んでいた。久しぶりに。
『日本以外全部沈没』(筒井康隆)・・・ネタです。
『ブレイブ・ストーリー』・・・映画もだめでした・・・。

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290回 地平線報告会 (2003/10/24)

2006年7月 4日

梅里雪山―十七人の友を探して

(2006/2 小林 尚礼著 山と渓谷社)
梅里雪山―十七人の友を探して

少し遅くなりましたが、ようやっと読みました。非常にいい本でした。

1991年に中国の梅里雪山で 17名が亡くなった雪崩遭難事故。著者の友人も多数含まれており、この山と深く付き合うきっかけになった事故。

1996年、自ら遠征隊を組織して梅里雪山へ。初登を狙い、一登山者として山に入り、初めて梅里雪山とまみえる。この遠征で地元の人々との摩擦が起き、聖山とはについて考えるようになる。

1998年、事故後 7年が経ち、一部の遺体が氷河から発見される。会社を辞め、その後遺体捜索に専念する。その間に、一層聖山に対する興味が深まり、聖山巡礼の旅にも 3度出、現在に至る。

遠征隊として訪れた時と、聖山を理解した時での心境の変化の差は大きく、遠征で登れなかったときは「登攀隊長の首を替えてでも登りたい!」「この悔しさは決して忘れない」とまで言ってるのに、最後には「聖山とは、生命の源である」「登ってはいけない」と変わっている。

この本では聖山が特殊な存在であるような書かれ方をしていますが、決してそんなことは無く、スケールは違いますが、日本にも存在する信仰です。もともと日本では八百萬の神がいると信じられており、取り巻く自然環境には何にでも神が存在しているという、プリミティブな信仰があります。現在の日本人がすっかり忘れてしまっている信仰を、著者は梅里雪山で認識した次第です。

自然を舞台に遊ぶ人は、もっとその辺を認識する必要があると思います。

小林尚礼 HomePage

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中国・梅里雪山で遭難、日中登山隊の遺品発見 (2003/12/15)
遭難慰霊碑:日本人名、傷つけられる 中国・梅里雪山 (2006/2/1)
梅里雪山 17人の友を探して (2008/3/17)

2006年6月14日

情熱大陸 山野井泰史

(2006/6/11 TBS)
情熱大陸 山野井泰史

山野井さん。情熱大陸への出演は 2002/9/11 に続き 2度目。情熱大陸に 2度出る人も珍しいのでは。

今回の内容はギャチュンカンでの遭難後に焦点を当てているようでしたが、前回の焼き直しの感は否めず、前回を見ている人間にとっては何を伝えたかったのかがよくわかりませんでした。氷川屏風岩のフリーソロのシーンなどはまったく同じです。"指がなくても登っています" ということを伝えたかったのでしょうか。

改めて前回の放送を見直してみたところ、前回はボルダーとヒマラヤがうまく比較されていたり、「僕は日本で一番優秀なクライマーです。」「高校に行ったことが人生唯一の後悔。」などの名言を残しており、最後は、やらせながらも、"電車で" ギャチュンカンに出発していくシーンでうまく締められており、構成もよくできていました。

それに対して今回の番組はちょっとちぐはぐで尻切れトンボでした。せめて、現在トライしている城ヶ崎・スコーピオンが登れるまで or 秋のマチェルモ出発まで待つべきだったのではと思います。

うがった見方をすれば妙子さんの方に焦点が当たっていたのかもしれません。前回出演時よりもさらに指が短くなっていましたが、あれで河又の大五郎を登っているというのだから驚きです。

とはいえ、一般の人から見たら、指がないのに登っている、指を無くしたにもかかわらず登っているということは凄いことなんでしょう。

マチェルモ(Machermo) 6237m
今年の秋に山野井さんがトライするというネパール・ヒマラヤの山。2002年 9月に登山者に解放されたトレッキングピークの一つ。Petzl の Web に北壁を登る映像がありました。初登? 写真はここにありました。

城ヶ崎・スコーピオン
城ヶ崎のクラック課題、山野井三部作の一つ。あとの 2つは、神風とビッグマウンテンダイレクト。最近の山野井通信で城ヶ崎のあるルートにトライしているとあったので、てっきり杉野さんが年末に開拓というか延長したルート群だと思ったら、山野井さん自身のルートだったんですね。

今年の自分の目標ルートであるマリオネットが予定通りに登れたら、触ってみたいルートではあります。

参考情報
情熱大陸 Web サイト

2006年6月 9日

Viper

Viper

BD のバイルではありません。

V10 に穴が開いてきたので、次のシューズを物色。Sportiva の靴と相性がいいのか、足にぴったり。調子に乗ってきつめの靴を買ったら、履くのに一苦労。V10 のサイズが 41.5 で今回の Viper が 38 と差がありすぎですね。

靴はフィット感が最高です。ピタッという感じで足にまとわりついてきます。固すぎず柔らかすぎず、普段は柔らかめの靴が好きなのですが、このくらいなら我慢できるレベル。

トゥフックもヒールフックもきっちり決まり、ターンインもダウントゥも強くなく、くせがないことよりオールラウンドに使えそうな靴です。

2006年6月 7日

ROCK&SNOW No.032 2006 夏号

(2006/6/6 山と渓谷社)
ROCK&SNOW No.032 2006 夏号

久しぶりにアルパイン要素が多かった号。池田さんがんばりましたね。編集後記も面白かった。

Patagonia 05-06
一番面白かったのは今夏(南半球は季節が逆) のパタゴニアの記録群です。英語ではさんざん読んでいたのですが、日本語で読んだ方がやっぱりしっくりきます。

2年後くらいにこの辺の某ルートに行きたいと思っているので、概要の確認になりました。下部は低温下でのフリー、上部はミックスというのがこの辺のルートの定番で、ヨーロッパや北米とルートの状況は変わらない気もしますし、標高がない分楽なのではと思いがちですが、最大の核心は気象です。

南極に近い分、気象条件は相当に苛酷なようで、ほとんどのパーティがその洗礼を受けています。1ヶ月何もできないまま敗退しているパーティもあるようです。

今回、マエストリの疑惑のルートをトレースしているガリボッティが使っているアックスは Rock&Ice 148号の写真を見ると FLAMINGO を使っています。ハンドル付アックスが実践でもバリバリ使われているいい例です。まぁ、軽いからというのもあるのでしょうが。


あとはアルパインクロニクル。唐幕・中央ルンゼはいつか行きたいなぁ。

2006年6月 6日

最新アルパインクライミング

(2006/5/31 菊地敏之著 東京新聞出版局)
最新アルパインクライミング

昼休みに買って、昼休みに読み終わってしまいました。面白いし勉強になります。ここ最近の技術一辺倒なクライミングの本とは一線を画しており、第 1章「アルパインクライミング概説」だけでもクライマーは読むべきです。

技術的な説明に関しては、先の『最新クライミング技術』の続編的な位置づけにあり、先の本の補足的な部分が多く、並行して読む必要がありますが、日本の技術書ではこれまで体系的には触れられてこなかった、ビッグウォール技術、ソロ技術に関する記述に関しては新しいところです。

また、クラック技術に関しても 1章を割いて記述されている点も著者の思い入れが強く表れています。というのも、アルパインクライミングは基本的に何もないところにラインを引く → 必然的に弱点を登ることになる → 壁の弱点はリスやクラック。という、クライミングの根本的な考え方を、ヨセミテで強く意識付けされたからでしょう。

とはいってもやはり第 1章に比べると他の章はかすみがちです。日本におけるアルパインクライミングの問題点をきちんと指摘しています。これまで、雑誌等のコラムで断片的に書かれてはいましたが、ここまで正面切って本として書かれたのは初めてでしょう。

日本人が大好きな教科書に書かれることによって、これまでよりは読む人もいるでしょう。今後の日本でのアルパインクライミング、岩場に変化があることを望みます。

本当はこれでも弱いくらいで、某さんの Blog を本にするのがベターなのですが。

2006年6月 1日

K2 嵐の夏

(2000/9/1 Kurt Diemberger著 海津正彦訳 山と渓谷社)

K2 嵐の夏

通称 "ブラックサマー" と呼ばれる、13人が亡くなった 1986年夏の K2 での大量遭難を扱ったドキュメント。著者のクルトもその時 K2 に登っており、パートナーのジュリーを亡くしている。

この本からの教訓はやはり、登山の原則である "自分のことはすべて自分で" という自己責任の原則に帰結するでしょうか。他人は当てにできません。ましてや 8000m を超えたデスゾーンでは尚更でしょう。全員それなりの経験を持った登山家達ですらこの惨劇です。

今年のエベレストでも似たようなことが起きています。過去のインド隊と福岡市山岳協会隊との関係にも似ています。ガイド登山なので一概には比較できない気もしますが、根本は同じです。山に登るなら危険はきちんと認識し、力がないならそれなりの努力をしてから向かうべきです。

先に紹介した、『K2 非情の頂』と併せて読むと、2つの側面から見れるので、理解が深まります。


今日のキャンパスは雨
今日のキャンパスは雨

アメリカンな夕食。量が半端じゃない。
アメリカンな夕食。量が半端じゃない。

2006年5月31日

K2 非情の頂 - 5人の女性サミッターの生と死

(2006/3 Jennifer Jordan(原著) 海津 正彦(翻訳) 山と渓谷社)

K2 非情の頂 - 5人の女性サミッターの生と死

今年の夏に、数々の伝説を残している知人の女性が、K2 にトライするので、K2関連の書籍を買いあさって読んでいます。これは最新刊。

K2 に登った経験のある 5人の女性のうち、下山中に 3人、他の 8000m峰 で 2人、全員が 8000m峰で亡くなっている。この "偶然" に目をつけた著者が 5人の女性に関して詳細に調べたドキュメント。

著者はクライマーでもなければ登山経験もそれほどあるわけではないため、登山者からの視線では書かれておらず、どちらかというと一般人の視線から書かれています。

そのため、高峰登山の醜い点ばかりが目立っており、これまで古典とされているような山行記がいかに美化されているかがわかります。とはいえ、当方には高峰遠征の経験がないのでどこまで本当なのかはわかりません。

結論からすると、この 5人には全く共通性はなく、やはり偶然としか考えられません。ただ、この本をベースに考えると、みんな謙虚さが足りない気がします。山が好きなのはよくわかりますが、それ以上に野心が強く、エゴ丸出しで登っている感さえ受けます。

死ぬまでに 1度は高峰へ行きたいと思っていますが、この本を読んで結構考えさせられました。


今日は朝から会議室に缶詰で Dev の Meeting。次のプラットフォームの勉強会。英語は苦手なので疲れました。

今日はいい天気
今日はいい天気

夜はシアトルに出て、牡蠣専門店で牡蠣食べ放題。13種類の牡蠣を食べましたが、味の差はよくわかりませんでした。

2006年5月 9日

ボルダリング1stブック フリークライミングの基本

(2006/4 小山田大解説 スキージャーナル社)

ボルダリング1stブック フリークライミングの基本

ボルダリングを始めようと思っている人向けの本。解説は小山田大さん。Webサイトをそのまま本にしたようなレイアウトで、じっくり読むというよりはペラペラとブラウズする感覚で読めてしまう本。

内容に付随した DVD がついているので、ムーブ一つ一つが動画で確認できます。初心者の方にはいいのではないでしょうか。

個人的には世良田郁子さんの写真が素晴らしかった。岩とクライマーの構成の勉強になりました。

DVD には特典映像として、塩原、スイス、ドイツでのボルダリング映像が収録されているのですが、スイスの Dreamtime の映像はいつ見てもいいですね。小山田さんの映像では一番好きな絵です。情熱大陸Forte、今回とそれぞれ違った角度からのカメラで、3度目の公開ですが、特に情熱大陸の映像が一番好きです。

2006年5月 8日

Mugen '06

Mugen '06

GW の小川山はクラックもマルチもカチもスラブも全部 V10 を履いていました。クラックでは特に問題は感じませんでしたが、前傾壁用の靴だけあって、スラブでは立ち込みに結構苦労しました。

ので、スラブ & マルチ用に靴を 1足買いました。Mugen は 05モデルを履いていて、足型に合っていたので、06モデル もぴったりでした。

レザー部分が厚いので履きやすさは以前のモデルから変わらず、05モデルに比べてヒールフックが非常にやりやすくなっていました。まだ外岩で使ったことが無いので、ラバーの性能に関してはまだよくわかりません。

去年、スラブ & マルチ用に買った Galileo はまったく足に合わず、少し緩めのサイズを買ったにもかかわらず、何をしても痛くて履いてられないので、もし欲しい人がいれば無料で差し上げます。サイズは EU 39.5 です。

2006年4月27日

ACTION DIRECTE

(2006/2/16 Frontier Spirit Japan)
ACTION DIRECTE

買ってから行方不明になっていて、最近発掘された DVD。

あとで。

2006年4月24日

編集長が変わるということ(『山と渓谷 5月号』)

(2006/4/15 山と渓谷社)
『山と渓谷 5月号』

『山と渓谷 3月号』から編集長が変わりました。あからさまとも言えるくらいに "特集" の内容が変わりました。

3月号の『山野井泰史』特集で「派手にやるなぁ」と思い、4月号の毎年恒例の『道具特集』で、例年にない歴史的なお話が入っていて「おっ!!」と思い、5月号の『槇有恒とマナスル』で「なるほどなぁ」という感じになってきました。

今回の編集長は、これまでの日本の山登りの歴史を、様々な切り口から再認識させようとしているのではないのでしょうか。"山登り" に限らず、人間の世界は過去の歴史の上に成り立っており、歴史から学ばないことには先にも進みません。

ただし、単なる過去の事象の羅列だけではそこから学び取るのは非常に困難で、現在の山渓はまさにその状況で、そこから何を言いたいのかがわかりにくく、もう少し未来を示唆する記事も書いてあればと思うのは自分だけでしょうか。読解力が足りないのかな。

それにしても編集長が変わるだけでこんなに変わるというのも面白いです。売上には結びつかないような特集でも重要なことです。

2006年4月20日

山に登るということ (『岳人 5月号』)

(2006/4/15 東京新聞出版局)
岳人 5月号

マルコ・プレゼリ インタビュー
「アルパインクライミングとは、意思決定のゲームである。」
→ 「だれかがピトンを残したところを登るのか、何もないところを登るのか、それによって意思決定がまったく違ってくる」
→ 「アルパインクライミングはピュアな、つまり倫理が求められるゲームだと思うんです」
→ 「アルピニズムというゲームをプレーしようとしたら、アルピニズムのルールを守らなければならない」
→ 「ルールを守れないのであれば別の山に行ってもらいたいし、別のスポーツを選んでもらったほうがいいんじゃないかと」
→ 「私は真剣にそのゲームに取り組もうと思っていますから、純粋にそれをほかの人にも求めたい」

30の質問 室井由美子
Q 「フリークライミングとは何か、を端的に定義してください。」
A 「自由な瞬間を求めること。生かされているから、生きているへと移行する瞬間を求めているんじゃないかと。」

Q 「まっさらな人にクライミングを教えるとしたら、まず何から?」
A 「教えてくださいと頼まれても『自分でやれよ』って。ほんとに登りたいと思う人は自分で何とかするから。たんに興味本位の人には、『危ないからやめなさい』と。本質的にはクライマーになるのは運命づけられているのだと思う。」

かわら版
「本気で考えたい梯子、鎖の撤去」
→ 「私は山に設置されている (あえて言えば) 不正な手段を使って登るための人工物は撤去しようと提案するものであります。」
→ 「山とはそもそも、未熟な登山者には登れない場所があってしかるべきものではないでしょうか。それを努力し、体力、技術、知識など様々なものを身につけ、より困難な登山を可能にしていくことが登山という行為の意義といったら言いすぎでしょうか」

クロニクル
錫杖・左方カンテと注文の冬季フリーの話は聞いていたので、行きたかったなぁ。今年の冬壁は、怪我して強制終了してしまったので来シーズンへ持ち越しです。

抜戸岳南東壁って南壁の右側に見えるでかい壁のことでしょうか? 前に見たときはかなりぼろぼろで、こんなところ登れるのって感じだったのですが、登れるんですね。

今回の記録はルンゼでしたが、笠ケ岳周辺の壁も狙っている人は狙っているんですね。大昔に草野さんがフリーで登っている記録を見ていたので、気にはなっていたのですが、先週の雪崩の事故でもわかるようにアプローチもかなり危険です。

2006年4月19日

マイ・スウィート・シェフィールド

(原題 : Among Giants 1998 イギリス ビデオ)
マイ・スウィート・シェフィールド

部屋を整理していたら発掘されたビデオ。大昔、銀座の小さな映画館に見に行った記憶はあるものの、内容をまったく覚えていなかったので、見てみました。

イギリスのシェフィールド地方が舞台の映画で、鉄塔塗りをしている労働者たちのところへ、オーストラリアから流れてきた女性クライマーが一緒になり、ゆるゆるとその後が展開される典型的なイギリス映画。

クライミングシーンは冒頭部と、クライマックスで自暴自棄からフリーソロしてグランドフォールするシーンが少しある程度です。シェフィールドに関わらず、Trad で Bold なクライミングを体験する、山岳会発祥の地という意味でも、イギリスにクライミングをしに行きたいなぁ。

その他で感じたことは、まだまだイギリスには階層社会の名残が残っているということでしょうか。

参考情報
マイ・スウィート・シェフィールド(1998) (goo映画)

2006年4月11日

日本の登山家が愛したルート50

(2006/4/15 岳人編集部 東京新聞出版局)
日本の登山家が愛したルート50

去年まで岳人で連載されていた『My Favorite Route』に、ガイドブック的要素を加筆して単行本化した本。ようやっと出たかといった感じです。

この人は登山家なの? という方もいますが、各々が思い入れのあるルートに対して語っている文章は、短いながらもその人の思想がぎゅっと詰まっていて読み応えがあります。黒田さんなんて、編集部が付けるガイドすら付けさせない徹底ぶりで面白いです。どこを切り取っても名言として残せそうで、日本のクライマーには是非読んでもらいたい本です。大蔵さんの『彼ら「挑戦者」』を少し思い出しました。

選ばれているルートもフリー、アルパイン問わず行きたいルートばかりなので参考になります。

ただ、大半のクライマーが最後の山野井さんの想いと同様に、どんな山やルートを登っても、どこかに不満が残り、次の山、Next One を求め続けているのだと思います。まさにそれこそが登山、クライミングの魅力です。

それにしてもこの過去形のタイトルは何とかならなかったのでしょうか。まるで、登山家かルートが無くなってしまったようなタイトルです。

2006年2月 8日

PRISM OPTIMUS JACKET

PRISM OPTIMUS JACKET

ダウンジャケットはとにかくかさばるので、これまでは余り買おうとは思っていませんでした。一昨年の冬にインナーダウンを買ったのが初めてです。インナーダウンはアルパインでもかなり有効に使えるのでかって損はありませんでした。

年末年始にカナダに行くに当たって、カナダにいた本田さんから「毎日 -20度~ -30度だよ~」と脅されていたので、寒さ対策の一環として買いました。単なるダウンだと濡れに弱いのでプリマロフトとの混合タイプの PRISM OPTIMUS JACKET を買ってみました。

が、自分がカナダに行ったとたんに暖かくなり、-10度以下を体験することなく終わったため、カナダでは 1度も使わずじまいでした。

ので主に使用しているのは日本に帰国してからですが、結構濡れることも多いですが、まったく性能は落ちません。性能自体も、普段自分が冬に使っているシュラフと同じ重さなので、これを着ているだけでも寝れます。

ただやっぱりかさばるので、ゲレンデでのアイス & ミックスまでが限界で、ヒマラヤ等の高所にでも行かない限り、アルパインには持って行かないと思います。

2006年2月 7日

Mammut・Cerro Torre Jacket

Mammut・Cerro Torre Jacket

去年あたりからソフトシェルが日本でも台頭するようになってきており、今シーズンは爆発的に種類が増えたので、去年の 12月に、カナダに行く前にお試しで Mammut の Cerro Torre Jacket を買ってみました。

カナダから使い始めて、これまでずーっと使って来ましたが、現在のところまったく問題を感じられません。防水性能、防風、保温機能、蒸れに関しても必要十分です。

ソフトシェルにもさまざまな種類があるので一概に比較はできませんが、自分が使っているハードシェルと比較して劣っている点は防水性能と重さだけです。

防水性能に関してはさすがに土砂降りの雨の中ではビショビショになりましたが、暖かい日のアイスクライミングレベルでのシャワークライミングではまったく問題ありませんでした。

防風性能に関してもハードシェルには劣りますが、普段から中に Wind Stopper のフリースを着ているので余り気になっていません。

保温機能はこのジャケットの場合、内側が起毛しているのでハードシェルよりも暖かい分、重くなっています。

蒸れに関してはハードシェルよりも蒸れません。が、外側に出た蒸気がすぐに表面に凍りつくので、長時間のラッセルとかしていると体中真っ白になって重くなります。それが難点といえば難点かもしれません。

いろいろ書いてみましたが、要は使い分けです。ソフトシェルの出現で冬のレイヤーの選択肢が増えたと考えればいいでしょう。

2006年2月 6日

Casio・EXILIM・EX-Z500

Casio・EXILIM・EX-Z500

Pentax Optio WP のバッテリー問題の埒が開かないので、バッテリー重視でデジカメを新規に買いました。買ったのは Casio EXILIM EX-Z500。後継の EX-Z600 の方がバッテリーの持ちはいいのですが、EX-Z600 が 1/27 に出た影響もあって EX-Z500 が某所で 23000円と劇安だったので、これを買いました。

まだほとんど使っていないので何ともいえませんが、メーカーの仕様書では 500枚撮影可能とのことですが、使用レポートを読むと 1000枚以上撮れているようなので、バッテリーに関しては長期の冬季山行でも問題なさそうです。色の出方は Panasonic の方が好きなのですが・・・。

2006年1月27日

山は真剣勝負

(2006/1 山田 哲哉著 東京中日出版)
山は真剣勝負

昨年岳人に連載されていた記事を加筆してまとめたもの。改めて読み直すとぐさぐさ心臓を刺される感じです。最近はほとんど山には行っておらず、小手先の技術ばっかり磨いている自分が恥ずかしく感じられました。が、ずーっと先にきちんとした山の目標があるので、それさえ見失わなければ大丈夫なはずです。

それ以上に考えさせられたのは "山岳会の意義" に関してです。

あとで。

2006年1月17日

Pentax Optio WP

Pentax Optio WP

去年の春から Pentax Optio WP を使っています。予想以上に打たれ弱かったりもしたのですが、防水機能のおかげで、沢等でも濡れる事を厭わずに使えるので重宝していました。

が、ここに来て新たな弱点が。これまで使ってきたデジカメに比べて寒さに対して異様に弱いです。カナダと先週のアイスで使ったのですが、低温化での電池の消耗というか、動作性能が悪いです。

フル充電で持って行き、撮ろうと思って電源を入れても、1-2分くらいで電源マークが点灯して撮れない状況になってしまいます。電池が切れたのかと思っても、常温の場所に持っていくと問題なく使えているので、低温化での電池の性能が悪いようです。

低温化ではデジタル機器の性能が落ちるのはわかっていましたが、ここ 2-3年で、冬に使っていた Panasonic DC-F2 や Sony F55 に関してはここまで悪くはありませんでした。ちょっと困りました。周りに同じ機種を持っている人がいるので確認してみます。

2006年1月16日

靴 + アイゼン

Scarpa α + Grivel G14
Scarpa α + Grivel G14

から

Kayland Super Ice + Black Diamond Bionic Pro
Kayland Super Ice + Black Diamond Bionic Pro

これまで使っていたプラ靴(Scarpa α) のインナーがボロボロになってしまったので、インナーは別途熱成型のオーダーメイドを新規に作るとして、最近進歩が目覚しい革靴も気になっていたので、新しく革靴(Kayland Super Ice) を買いました。

またアイゼンもこれまでは Grivel G14 を使っていたのですが、前爪が完全になくなってしまったので、別途新しい爪は買うとして、Black Diamond の Bionic Pro も気になっていたので、買っちゃいました。軽さから見ると Charlet の Dart が欲しかったのですが、スノーシャントや靴との相性に問題があったので今回はやめました。

先週末に使ってみた結果としては、革靴はプラ靴に比べると柔らかく、足首もややローカットなので、足首の自由度が高く、ムーブの観点からは非常に使いやすい靴です。これから自分が目指す方向性であるアルパインでの高難度アイスや Mix ルートで本領を発揮してくれそうです。

ただ柔らかい分、アイゼンのポイントで立っている時のふくらはぎへの負担はプラ靴よりも大きくなるので、カナダのアイスのトポに良く出てくる "Neverending Vertical" なんていうルートでは少し立ち方を工夫をしないと大変かもしれません。

個人的に感じた最大のメリットは軽さです。コンペや Mix で使っている Mega Ice に比べればもちろん重いですが、プラ靴に比べると 200g(片足) 近く軽くなり、全然楽でした。Ice MasterTrango Ice Evo などもっと軽くアイスに特化した靴もあるのですが、反面保温性が犠牲になっているので厳冬期のアルパインでの冬壁やアイスルートで使うには少しきついかなと思ったため、自分の妥協点(重さと保温性の観点) と合致していた点からこの靴にしました。これでインナーがプリマロフトだったら最高だったのですが。

あいにく、週末は気温が高かったため、保温性に関しては全然わかりませんでしたが、気温が高く、雨が降っていましたが、蒸れることはありませんでした。この点もプラ靴よりも優れている点です。

アウターにはカーボンを使っているので防水性は革靴よりも高そうです。プラ靴と革靴の中間のような靴です。

アイゼンも、新品だからということもありますが、ものすごく刺さりがよく、ほとんど 1撃というか、置くだけで決まり、蹴り直しは数えるほどでした。ちなみにモノポイントで使っています。

2006年1月13日

2005 3rd JAPAN OPEN ICE CLIMBING COMPETITION in SOUNKYO

(2005/12 層雲峡観光協会 DVD)
2005 3rd JAPAN OPEN ICE CLIMBING COMPETITION in SOUNKYO

2005/2 に行われた層雲峡・アイスクライミングコンペの DVD。今回で 3枚目ということもあり、第 1回第 2回のものに比べると格段に出来が良くなっています。収録時間も 1時間 20分超と去年よりも 2倍以上のボリュームになっています。コンペ自体も回を追うごとに良くなっており、今年のコンペも楽しみです。

第 2回、第 3回ともに、結果的に "ランジ" が勝敗の決め手となりましたが、さて今年はどうなるでしょうか。

今年のセッターは第 2回同様保科さんだそうです。第 2回は予選 1課題目からものすごいえぐい課題でしたが、今年はもうちょっと何とかなる課題だといいなぁ。

今年は招待選手はいないのでしょうか?

2006年1月10日

Fools With Tools

(2004 Hot Aches)
Fools with Tools

Banff の登山用品店を物色してたときに見つけたもの。存在は知っていたものの、実際に見たことは無かったので即買。

"Banff Film Festival 2004" の最終選考に残った作品だけあって良く出来ています。作品名のとおり "お馬鹿" な内容になっていますが、クライミングの DVD を見ていて笑ったのは、Fontaine Blue の Pax映像以来かもしれません。

Scotland の親父クライマー達が、地元でのドライツーリング、ジムでのトレーニング、地元のコンペで登っているだけの、特に珍しさは無い映像なのですが、編集技術の上手さだと思いますが、非常に魅せる物となっています。

出演クライマー

ルート

あとで。

2005年12月15日

Mega Ice

Mega Ice

今使っている、フルートブーツの Ice Series がへたってしまった + 色々と問題も感じてきたので、今年から全国流通が始まった、Sportiva の Mega Ice を買ってみました。

まだ実際には使っていないので、アイスセリーと比較しての簡単な感想など。

わずかながらアイスセリーよりも軽い。シャントはプレート 1枚なので、アイスセリーに比べると貧弱な感じはするものの、家の壁で試した感じでは、それほどの差は感じられず。

外側のカバーはアイスセリーに比べると防水性は低い気がします。ただ、アイスセリーは使っているうちにジッパーが下がってきてしまうという問題があったのですが、メガアイスではありませんでした。

いずれのアイゼンも交換可能ですが、現行モデルのアイスセリーについている Dart の場合、全て交換しないといけないのに対し、メガアイスではフロントポイント、ヒールスパー単独での交換が可能なので、長く使う場合は安上がりかもしれません。また、アイスセリーのヒールスパーはかなり貧弱で、個人的にはぶれて使いにくかったのですが、メガアイスではフロントと同じ歯を使っているのでかなり頑丈そうです。

さらに、今後ヒールスパーを外す、Bare Back Style が主流になってくると、アイスセリーの場合は切り落とさないといけないのですが、メガアイスではねじで取り外せるので楽です。

この靴は秋葉原にあるニッピンで購入したのですが、Sportiva の登山靴の品揃えが半端ではありません。話を聞いたところ、実は Sportiva の登山靴とクライミングシューズの輸入代理店は違っていて、クライミングシューズはロベット、登山靴はニッピンが行っているとのことでした。

それにしても久しぶりに秋葉原に行きましたが、駅前の雰囲気が随分と変わってしまっており ??? 状態でした。あーびっくりした。

2005年12月 7日

ROCK&SNOW No 30 2005 冬号

(2005/12/6 山と渓谷社)
ROCK&SNOW No 30 2005 冬号

編集後記を見ると、次号からは主編集者が 2名変わるようです。時々、"手抜きだろ?" と思う表紙がありますが、今回もそんな感じ。写真にただ紙を張っただけで、張った紙は曲がったりもしてるし、いまいち。それとも意図的? 編集者が変わることによってこの辺も改善されればと思います。

あとで。

2005年11月16日

岳人 1月号

(2005/11/15 東京新聞出版局)
岳人 1月号

冒頭の黒田誠さんのエッセイ(Young Climber's Eyes and Feeling ロープの意味) 凄くいいです。ここ最近は色々と精神的に弱くなっていたので思わずジーンと来ちゃいました。俺も頑張るからお前も頑張れ。

木本哲さんへの "30 の質問" も、これまでこのコーナーに登場したクライマーの意見を総括したものになっています。この世代でヒマラヤ等の高峰登山もしている人が "フリーの重要性" について語っているのは含蓄があって、若手の人が言っているのとはまた違った、長い経験に裏付けられた意味も持っていて深いです。その辺の考え方はやっぱりメスナーの『第 7級』が根源のようですが。

2005年11月14日

SPLIT

SPLIT

MSR は持っているものの、セパレートタイプのコンロが欲しくて物色していたのですが、今年の夏に EPI から SPLIT が出たのですぐに買ってしまいました。

従来の EPI の APSA-III の 425g に比べて 234g とかなりの軽量化が計られており、火力も 3360kcal から 3600kcal へと少しではあるものの向上しており、また五徳のサイズを変えられるので、上に載せる容器によって変えられる点も便利です。

対抗馬のイワタニプリムスのスパイダーと比べても、重量は 230g なのでわずかに劣ってはいるものの、火力はこちらは 2500kcal しかないので圧倒的に有利です。

セパレートタイプは通常のコンロに比べて、山行の人数が多く、鍋が大きい時は非常に安定感があります。

ちなみに少人数で行くときは REVO-3500 のイグナイターを外して持って行っています。

2005年11月11日

映像型クライミングマガジン Moment vol.003

(2005/11/5 FrontierSpiritProduction)
映像型クライミングマガジン Moment vol.003

あとで。

2005年11月 2日

ノミック

ノミック

某所で売っていたので買っちゃいました。アックスに負けないようにトレーニングしなければ。モチベーション上がってきました。

まだ使っていないので何とも言えません。ギアインプレッションはまた後日。しばらくは家の壁で使い倒します。

2005年10月27日

エアロライト

エアロライト

アイスバイルは何故か 10本もあるのに、ハーネスは 1個しか持っていないというアホな状態で、ハンマーホルダーを付けたままインドアで登っているのもなんか恥ずかしいので、フリー用のハーネスを買いました。

周りでも使っている人が多くなってきたので、発売から 1年以上経っていますが、最近何かと話題のエアロライトにしてみました。

263g(Mサイズ) と、とにかく軽い。しかも、バックル等の金属もなく、マジックテープを折り返して装着完了というシンプルさも、バックルの折り返し忘れ防止にもなって、出た当時は上級者向けという触れ込みでしたが、フリークライマー全般にお勧めできるモデルです。

ただ、頻繁にテンションを掛けると、マジックテープが外れてくるので、登るたびに毎回マジックテープを見直す必要があるでしょう。そうしないと、万が一、ひっくり返った時にすっぽ抜けそうでちょっと怖いです。そのため、ロープを結ぶ箇所が通常のハーネスよりも上にあります。

あと、バックルでサイズを調整するというハーネスではないので、最初にきちんとサイズを合わせて買わないと、変更できません。そのため、通常のハーネスよりも 1サイズ小さい設定になっているようです。

何かの拍子にマジックテープが外れそうなので、アルパインには向かないですね。ただ、店員さんの話だと、エベレストでも使っている人がいたそうです。

今使っているハーネスが結構ぼろぼろなので、アルパイン用のハーネスもそろそろ買いたいなぁ。Petzl かなぁ。

2005年10月24日

Masters of Stone V

Master of Stone V

9月に Yosemite から帰国して以来、部屋に転がっている Yosemite 関連の DVD を片っ端から見直していますが、やっぱりこれが一番強烈です。

Dean Potter が El Capitan "The Nose" を Speed Sole Ascent をしているシーンがあるのですが、ほとんどフリーソロです・・・。Sickle Ledge 走ってるし、Stoveleg Crack は手も足も順手 1撃だし、Boot Flake の振り子も飛んでるし、何なんでしょう。

"墜落というオプションは私の現実には存在しないからだ。" という彼の言葉通りです。

El Capitan を 1度登ってみると、昔見た時に比べて見方や印象が変わってきます。とはいってもどの DVD もクライミング自体は超人じみていて、全く参考になりませんが。

2005年10月23日

ルベルソ ver. 3

ルベルソ ver. 3

韓国へ行った時、東大門の山道具屋をはしごしていたうちの 1店で見かけたので買ってみました。

一見して違うのはブレーキ部分に段差が付いたことです。制動力のアップを狙ってのことだと思いますが、普通にリードやセカンドのビレイをしている感じでは特にこれまでの製品との違いは感じられませんでした。

違いが感じられたのは懸垂下降時です。これは顕著に感じられたので、ロープ径が細い場合や荷物が重いときは有効かもしれません。

当方の場合、荷物が重い場合はいつもカラビナを 2枚にして懸垂していました。この辺の制動力の細かい調整は 8環ではできないことです。もちろんどんな状況でもバックアップは取ります。

取説を比べてみたところ、大きな違いは以下の箇所です。

ルベルソの取説 上が新、下が旧
ルベルソの取説 上が新、下が旧

2005年10月21日

山と渓谷 2005年 11月号

山と渓谷 2005年 11月号

先月はカムの方が刺激的で楽しかったのですが、今月はまた雑多な感じになってしまい、コンセプトがより明確な山渓のほうが面白かった。

あとで。

2005年9月26日

岳人 10月号

(2005/9/15 東京新聞出版局)
岳人 10月号

賛否両論あるとは思いますが、アルパインクライマーを自負されている方は "日本のアルパインクライミングの復興を" の記事を読みましょう。彼らのレベルには程遠いですが、自分の活動の方向性が間違っていないことを確認できました。

最近の "ROCK&SNOW" が Rock も Snow もほとんど表現しておらず、アルパインクライマーに対してつまらない雑誌になりかけているのに対し、今月は久しぶりに "岳人" が面白かった。ここ最近は "山と渓谷" の方がコンセプトが明確で読み応えがあったのですが。

2005年9月14日

ザック

先日行われたリアルチープマーケットでザックを買いました。ほぼ半額の 1.1万円でした。

Flight 35L
Flight 35L

普段の週末の山行は 2泊 3日までは 30L のザックでギリギリだったのですが、最近は使うロープを、シングル、ダブル問わずに 60m にしたところ、容量オーバーになる事がたびたびあり、ザックも壊れ気味だったので、35L~45L くらいのザックを探していました。

最終的には BlackDiamondo のスフィンクス 45LMammut の Ice 35L に絞っていたのですが、Calafate に行ったら Mammut の Flight 35L が安く売られていたのであっさり変更しちゃいました。

週末の沢で使いましたが、予想以上に軽く、ウエストベルトも取り外せるのでさらに軽くでき、ぺらぺらなショルダーベルトがちょっと気になりましたが、今のところ特に問題は感じません。

2005年9月11日

達人の山旅 2 森と水の恵み

(2005/8/16 高桑信一編 みすず書房)
達人の山旅 2 森と水の恵み

8月にみすず書房から出版された "達人の山旅" シリーズの 2巻。今回は沢だらけな週末の予定だったので、気分も沢にということで、行きの飛行機の中で読んでいました。1巻はまた別の時にでもレビューします(多分・・・)。

この本は "登山" というルールに縛られずに山を楽しんでいる人たちのエッセイ集です。日本において登山を突き詰めていくと、ピークハントか、クライミングか、沢登りに分かれる気がします。

沢登りは "登山" という概念では縛りきれないほどの幅の広さを持っており、沢登りの枠を超えた活動をしている人たちの書き下ろしエッセイなので読み応えあります。自由に山を楽しんでいる様子がひしひしと伝わってきます。

それに比べると自分の活動の幅が、ルールに縛られた、いかに狭いものかを痛感させられますが、今はクライミングが一番楽しいので仕方ないです。ただ、クライミングが出来なくなったらこんな活動もいいなぁと思います。

-----話題転換-----

今日も福岡郊外の沢に行く予定だったのですが、前日に見た降水確率が 70% と非常に高く、また台風も接近していたので、あっさりと福岡近郊をぶらぶらすることに決めました。が、朝起きたら快晴でした。

これから年末にかけて受けなければいけない試験が幾つかあるので、昔から行ってみたかった学問の神様 "太宰府天満宮" に行ってきました。一応お守り買って来ました。今回は参拝の予定がなかったので、普段の旅行では持ち歩いている御朱印帳を忘れてきてしまい少しショック。実は神社仏閣マニアです。

天満宮自体はこじんまりとしていましたが、周辺の遺跡は公園化しており炎天下で散歩しましたが、草原が気持ちよかった。すぐ裏手には宝満山もあり、クライミングもできるようです。ヒロポン引っ越すならここだ!! もちろん名物のごぼう天うろんや梅ヶ枝餅も食べました。

太宰府天満宮
太宰府天満宮

その後は天神や博多駅周辺でお土産なんかを買ったりしてぶらぶらして、これまた名物のもつ鍋を食べて、夜は選挙速報を見ながらごろごろしていました。

久しぶりにクライミングをしなかった週末でした。ラリーグラスあたりを覗いてみたかったのですが、たまにはこんな週末もいいかなと思いました。ヒロポンありがとー。幸せにネ!!

2005年9月 6日

サンクチュアリ/大人の聖域

(2005/9/6 0:50-1:20 日本テレビ)
サンクチュアリ/大人の聖域

小山田さんのこれまでの活動を振り返り、今月からのドイツツアーについて少し触れた内容でした。良くまとまっていました。

小山田さんは最近番組に出まくっています。にわかボルダラーがジムに多いのは小山田さんの影響でしょう。何はともあれ、クライミング人口が増えるのは大歓迎です。一般社会で、クライミングに対する理解が深まれば、クライマーとしても居心地が良くなりますし、開拓なんかもしやすくなるのではないでしょうか。もちろん正しいマナー、ルールも確立しなければいけませんが。

サンクチュアリ/大人の聖域

クライミング、ボルダリングの説明は全て的確で間違っている説明はありませんでした。これまでだと "ボルダリング" の説明は "ロープ無しで岩を登るスポーツ" とフリーソロの説明と誤解されそうな感じでした。

大昔に日テレを登る映像があったのですが、これって以前平山さんの番組でも紹介されていたので、同じ番組でしょうか? どーでもいいことかも知れませんが、ご存知の方は教えてください。

2005年9月 5日

ROCK&SNOW No 29 2005 秋号

(2005/9/2 山と渓谷社)
ROCK&SNOW No 29 2005 秋号

今回は初めて DVD が添付され、値段も通常より 200円高いだけで結構お得です。やはりフリーの記事が中心で、野上さんも書かれてますが、スポーツクライミングは完全に雑誌を分けてしまった方がいいというのは同感です。ただ時々リンクすることがあったりして微妙なんですよね。

今回気になった特集は先日の世界選手権、デナリ周辺での横山&一村ペアのクライミング、アイスアックスの特集、小笠原夫妻へのインタビュー、竹内さんのシシャパンマ縦走です。

■The World You Can Change 世界選手権+ワールドカップ+ワールドゲームズ
ほぼリアルタイムで見ていたので、結果だけはすぐにわかりましたが、選手へのインタビュー、木村さん、平山さんの詳細レポートはより深く知る上で勉強になります。

特に野口選手へのインタビューは面白かった。以前にもインタビューされることはありましたが、インタビューアの誘導に "うん"、"はい" などとうなずいているだけでほとんどインタビューになっていませんでしたが、今回はきちんと形になっています。"将来の夢は?" に対して "クライマーを続けることですね" という返事が印象的です。左上の小澤さんの写真もグー。

同様に小林選手のコメントも最近はしっかりしてきました。Mammut の Top News にも出ていました。

平山さんは、まだもやもやしているようですが、次の世界選手権には出場されるのでしょうか? 先日日本のボルダーコンペに出て周りをびっくりさせているので、もしかしたら 2年後に向けて始動したのかもしれません。

■GET THE DIAMOND
デナリ南壁「デナリ・ダイヤモンド」第 3登
ハンティントン南西壁新ルート「志士」

やっぱり冒頭での記述が強烈ですが、記録が少ない大岩壁を登る場合はこのくらいの意気込みが無いと駄目なんでしょうね。

"与えられた情報をそのまま壁に求める。地形、支点、氷の有無、グレード・・・・。それはもはや壁を登るのではなくて、ルート図を登る行為にほかならない。"

もちろんこれを鵜呑みにしていたら命がいくつあっても足りないわけですが、理想ではあります。5000-6000m での Mixクライミングが夢です。

アイスアックス・フィールドインプレッション
"次号となるとすでにアイスのシーズンに突入してしまっているので" となっていますが、ここ最近の暖冬の影響で 12月の頭ではまだほとんどアイスができる場所は無いので、次号でも問題ない気がします。

評価の仕方が面白いです。特に新しい情報は無いですが、シャルレのノミックは振ってみたいなぁ。DMM のモデルはヨーロッパで既に売っていました。BD の一体型シューズ、Trango のアックスも US で既に販売されていました。今シーズン初登されたアルカトラズ(M14) でも Trango のアックスが使われています。

A Day in the Life 小笠原 浩 & 鏡子
北海道の怪物夫婦

"一番大切なギアは?" に対して "鏡子です。" かっこいいなぁ。社会人という身分を残してこれだけ海外に行けるのは理想ですね。"岩雪一徹" のコーナーで石際さんも同様のことを言っていますが、残念ながら諸般の理由で石際さんは山を続けられなくなってしまったそうです。

その他
- 山野井さんの写真からはいつも凄みを感じます。カメラは何を使っているのでしょう?
- 小川山・大聖堂 5.12a。頑張れば自分にも手が届きそうなクラックラインです。

2005年9月 2日

ばっちこい - アキトと登ろう -

(2005/9/1 Frontier Spirit Production DVD)
ばっちこい - アキトと登ろう -

プロフリークライマー松島暁人さんを取り上げた DVD。1人のクライマーに焦点を当てた作品としては平山ユージさん、小山田大さんに引き続き 3人目。世界的に見ても、1人のクライマーだけで発売されている作品は少ないので、凄いことかもしれません。

1人のクライマーだけを扱った作品は、複数クライマーのコンピ集に比べると、そのクライマーの性格がそのまま作品に表れます。今回の作品も "松島暁人" の快活さが表れており、テンポ良く軽快に見れ、あっという間の 50分でした。

製作者の意図もあるのでしょうが、クライミングシーンとそれ以外のシーンの割合は半々で、クライミングは生活の一部であるように表現されており、小山田さんの作品『forte』に通じるものがあります。ので、この DVD を楽しめるかどうかは "松島暁人" の世界に入れるかどうかでしょう。

映像的に良かったのはやっぱり二子の乾杯のトライ・完登シーンです。ここだけは、他のクライミングシーンとは雰囲気も違っていて真剣そのもの。特に核心のクロス気味の状態から遠いホールドにデッドして足ブラのシーンはまさに "松島暁人" です。

個人的に、彼の性格云々は抜きにして、彼のスパスパと登っていくムーブは真似したいくらい好きです。純粋に彼のクライミングに興味がある方は、ランナウトのビデオコーナーに、昔の某コンペで松島暁人を中心に追ったビデオがあるのでそれを見られるといいと思います。はっきり言って驚異的な強さです。

二子の乾杯
二子の乾杯

ロクスノ 29号の RS職人のコーナーが今回の作品を作った Frontier Spirit Production の阿部耕介さんなので、この記事を読まれてからこの作品を見たほうが楽しめます。

映像を作ることに興味があるので、アルパイン系の映像で何か作ってみたいと思っている今日この頃ですが、登ることに忙しくてとても撮ったり編集したりする時間がありません。それ以前に撮ったり編集したりする技術がないのでどーしようもないのですが・・・。阿部さん(PUMP)、竹内さん(舟橋ロッキー) の活動には興味深々です。

2005年7月27日

Tarzan No.447

(2005/7/27 マガジンハウス)
Tarzan No.447

あとで。

2005年7月12日

新潮 8月号

新潮 8月号

新潮 8月号に沢木耕太郎さんによる山野井泰史さんのギャチュンカン遠征を主題にしたルポが 140ページに渡って掲載されています。

あとで。

2005年7月 5日

假屋崎省吾の男前レボリューション

(2005/6/19 10:55~13:30 日本テレビ)
假屋崎省吾の男前レボリューション

何でこんな番組に出てるの? といったくらい悲しい内容でした。まだクライミングというスポーツが一般には受け入れられず、奇怪な見世物でしかないということでしょう。"一発勝負で世界の山を制する" というタイトルからも、勘違いの度合いがわかると思います。にもかかわらず、フリークライミングの伝道師として出続けている平山さんは相も変わらず凄いです。

エルムレス
エルムレス

華道家である假屋崎さんが、平山さんに生けた花は、エルムレスと・・・。失念しました。後で見直して追記します。

2005年6月22日

COYOTE No.6

(2005/6/10 SWITCH)
COYOTE No.6

COYOTE No.6 に "登る人" というテーマで山野井泰史さんが子供向けに書いたという 11の短編が掲載されています。巻末の説明だと抜粋という形だそうですが、原本がどうなっているのか、今後発表されるのか知りたいところです。

ギャチュンカンの怪我の療養中に書かれたモノとのことですが、あの遭難が無ければ、"垂直の記憶" をはじめ、ここ最近発表されているエッセイ等も存在しなかった可能性大です。個人的には山野井さんの文章は好きなので、少しでも多く読めるに越したことはないのですが、山野井さんにとってはどうなのでしょう。プラスに働いているといいのですが、昔に比べて貪欲さがなくなっているというか、丸くなったというか ・・・。

現在は去年同様、中国・四川省のビッグウォールに遠征中だそうです。無事な帰還を祈ります。

参考情報
山野井通信
* [雑誌]「COYOTE」(No.6/スイッチ・パブリッシング)(クライミング・ブック・ニュース)

2005年6月21日

b*p vol.2

(2005/6/10 小学館)
B-PAL 増刊号の b*p vol.2 にボルダリングをテーマに、小山田さんと尾川さんのインタビューが出ていました。

小山田さん

小山田さんの内容は先日の Top Runner をコンパクトにまとめた感じで、特に新しいことはありませんでした。秋から冬にかけてアクシオンダイレクトをターゲットとしたヨーロッパツアーに出るそうです。

平山さんが兎に角難ルートを登ることに意義を見出しているのに対し、小山田さんは、難しさが前提にあるのはもちろんですが、開拓から登ること自体までを含めたトータルなクライミングに意義を見出しているように見えます。

尾川さん

尾川さんの内容も、以前どこかで読んだような内容でした。今後もコンペを中心に活動されるそうです。

それぞれコンパクトにまとめられているので、彼らのクライミングを始めたきっかけ、今後の目標を簡潔に知るには最適です。

参考情報
KOYAMADA Dai@daihold.com
おがわともこの HEARTFUL WEEK
fromb*p編集部
* [雑誌]「b*p」(BE-PAL増刊第2号/小学館)(クライミング・ブック・ニュース)

2005年6月20日

MEN'S NON-NO 7

(2005/6/8 集英社)
MEN'S NON-NO 7

MEN'S NON-NO 7月号の "今月のスポーツ" というコーナーで小山田大さんが紹介されています。簡単な紹介と、コメントがチョロット載せてあるだけなので立ち読みで十分かもしれません。ファッション誌ならもっと "因果" の紹介をすればいいのにと思いました。

当方は dress code の無い会社で、年中ジーンズ + Tシャツ + スニーカーというスタイルで働いているため、ファッション雑誌なんぞを買うことはまずなく、ぺらぺらめくっているだけで新鮮でした。服って高い!! 世の一般男性はみんな下界ではこんな高い服を着てるのでしょうか? Tシャツが 1万円を越えるって何? ありえない!!

参考情報
KOYAMADA Dai@daihold.com
* [雑誌]「MEN'S NON-NO」(2005年7月号/集英社)(クライミング・ブック・ニュース)

2005年6月15日

The Video Guide to AID CLIMBING

The Video Guide to AID CLIMBING

アメリカンエイドを本格的に始めたので、昔買ってそのままになっていたものを見てみました。

アメリカのビデオなので、内容は日本的なエイドではなく、BigWall でのアメリカンエイドについての技術を説明したビデオです。完全に "How to" モノなので "景色が綺麗" といった見所はなく、淡々と技術の説明が続けられています。

それほど真新しいものはありませんが、ユマーリングの速さと、屈曲したルート、トラバース気味のルートでのフォロー、荷揚げ、3本以上のアブミを使っての登高に関しては勉強になりました。

2005年6月 6日

ROCK&SNOW No.028

(2005/6/6 山と渓谷社)
ROCK&SNOW No.028

Climbing Report の巻末に、4月にかーばたさんと唐幕・大凹角ルートに行った時の記録が載りましたと言うか、載せて頂いたと言うか微妙ですが、他の方の記録に比べると恥ずかしいのですが、Web の記録を焼き直して書きました。本当はもっとコンセプトを明確にして書きたかったのですが、字数制限が結構厳しく上手く書けませんでした。

関東周辺ではいつまでたっても "冬のアルパイン = 八ヶ岳" で落ち着いてしまっている趣があり、八ヶ岳はやっぱりゲレンデであって、アルパインクライミングからはやや遠く、ガイドブック的登山と変わらないので、レベル的には八ヶ岳と大差ない、いい場所はたくさんあるので、皆さんもっと色んな所に行きましょうよということを本当は提言してみたかったのですが・・・といったところです。柏さん、かーばたさん有難うございました。

今号も 8割方はフリーの記事ですが、それでも十分楽しめました。

クリス・シャーマ、ローレン・リー、5.10社長 チャールズ・コール、ソン・サンウォンへのインタビューは、哀しいかなインタビューアの経験・実力がそのまま反映されてしまっていますね。

気になるのは、最近いろいろな人の意見を見たり聞いたりする機会があった "リボルト問題" です。Cronicle にある瑞牆山・小ヤスリ岩開拓に関してですが、この岩の初登ルートである "ファーストワークス" の最終ピッチがラインは少し違うようですが、フリー化され(5.12c)、ボルトラダーが完全に撤去されてしまったということです。フリー化という行為自体は、クライミングの進歩を表す行為で素晴らしいことだと思いますが、初登者が設定した人工のラインはそのままにしておいて欲しかったなぁ。これから前進手段として新たにボルトを打つことは問題だと思うのですが、10台ならともかく、12台のフリーでしか登れなくしてしまうのはどうかなと思いました(ボルトの間隔がどの程度かわからないので微妙ですが)。Chronicle に書いてある "さまざまなスタイルのクライマーに小ヤスリ岩を登って欲しい" という提言と矛盾している気がしました。

- "OLD BUT GOLD" 杉野さんのこれまでのクライミング人生の回顧録みたいです。フリーの 1つのラインに対してここまで書ける人もいないでしょう。
- "8 brands and 13 climbers" $$$
- 山岸さんのアイスキャンディカップの記事。山岸さ~ん、当方層雲峡ではスピードは 2位でした。藪さんすんません。
- "超軽量カラビナ特集" どこかで見たような記事だなぁ。
- "ジャック中根の道具の小部屋" このユマーリングは試してみたいなぁ。その前にジャックさんに確認してこなきゃ。
- "東秀樹のクライミングラボ" 周りを見回すとスピード狂のクライマーが何人かいますねぇ。

2005年5月30日

スリル満点 中高年のがけ登り

(2005/5/31 1:35-55 TBS)
スリル満点 中高年のがけ登り

何なんでしょうこの安直なタイトルは。

伊豆での森正弘さんと講習生のフリー、御岳でボルダリングをしている一家、埼玉・聖人岩での森さんと中高年女性のフリーを追ったもの。

伊豆に登場したクライマーは過去にボディビル大会で優勝した経験もあるという筋肉ムキムキの女性。5年やっているという割にはそれほどでもありませんでした。クライミングはパワーだけではないという例になってしまっていました。

御岳のボルダリング一家。お子さんが上手い。3歳でも結構登れるんですね。これは驚きました。

聖人岩。昨日行ったばかりだったので記憶が新鮮。貂が見ていたをトップロープでトライしていました。

といった内容でした。

2005年5月27日

フリークライミング

(2005/5/25 山と渓谷社)
フリークライミング

今年ヤマケイから出版される新しい技術書シリーズの 1冊。北山真、杉野保、新井裕己さんの共著。北山さんは開拓、杉野さんはクラック、新井さんはトレーニングとそれぞれの著者の得意分野に関してふんだんに書かれており、これまでにないような本になっています。

写真も先日の North Face Cup や横浜ロックマスターの写真など、最近の新し目の写真が多く、と思えばクリス・シャーマのリアライゼーションをトライしている写真もあったりと写真を見ているだけでも買う価値はあるかもしれません。キャプションがなくても 9割以上がどこの写真かわかってしまう自分はおかしい?

もちろんムーブやビレイ、各種ギアの選び方、使用方法、マルチピッチのシステムなど基本的なところから、ワイドクラックの登りかた、開拓方法、フリークライミング上達法+パフォーマンス・ロック・クライミングをさらに 1歩進めた最新のトレーニング方法などマニアックなところまで押さえられているので、フリークライミングをやっている人全般にオススメできる本です。ただところどころ ? という箇所もあるので注意も必要です。巻末のフリークライミング用語辞典は内輪ネタが多いのでわかる人は笑えます。

追記
ロープの結び方に間違いがあったようで、JFA のサイトに正しい図が載りました。是非一度チェックを。

参考情報
Topics (杉野保さんのサイト)
[技術書]「フリークライミング」(山と溪谷社/北山真編) (クライミング・ブック・ニュース)
あと2日・・・ (no climb no life)

2005年5月18日

THE EARTH vol.29 (ICI石井スポーツカタログ)

(2005年 ICI石井スポーツ)
THE EARTH vol.29 (ICI石井スポーツカタログ)

山道具屋さんのカタログでは一番掲載量が多く、毎年出版され、しかも店頭だと何故か 200円で入手できるのでお徳です。

これは 2005年度の最新カタログです。量が多いからかやっぱり見ていて飽きません。ただ、代理店の都合からか扱っているメーカーに偏りがあり、少し不満が残ります。まぁ仕方ないですね。

欲しい道具
ゴアライトXテント
手持ちのテントがぼろぼろなのでそろそろ新しいのが欲しいので、気になっている軽量テント。生地がかなり薄いようですが、どこまで耐久性があるのでしょうか。ソロ用と 3-4人用もあると嬉しい。

CW-X / バイオテックス
下着の範疇に入れてもいいと思いますが、冬用下着とサポーターの機能が兼用できているのなら非常に便利。膝を痛めているので是非使ってみたいギアです。来月には買っているでしょう。

ガソリンコンロ
海外遠征用に買わないといけない物。ガスカートリッジが入手できるエリアなら必要ありませんが、ガソリンしか入手できないエリアだとどうしても必要になります。高校・大学時前半は Coleman の Peak1 と MSR を使っていたのですが、最近は手軽さからガスカートリッジタイプのものが多いです。高校山岳部に入って一番最初の山行でガソリンコンロが炎上して、テントが火の海になったというトラウマもあるので、いまだにガソリンの恐怖から逃れられないのですが・・・。

こんなところでしょうか。アメリカンエイドやビッグウォール様のギアもそろそろ揃えたいところですが、これはカモシカ本店カラファテに分がある感じです。

2005年4月25日

[TV]トップランナー - 小山田大

(2005/4/24 19:00-19:44 NHK教育)
トップランナー

今年の秋にボルダリングではなく紐をつける宣言をしていました。(←一応衝撃発言)

NHK だけあって、先日の情熱大陸とは違い、堅実にまとめていました。今回のキーワードは

よく食べてよく登る

です。情熱大陸が昨秋のヨーロッパツアーがメインだったからか、今回は昨年夏のオーストラリアツアーをメインに、おまけで那須塩原の野立岩のシーンが放映されました。

コンペを辞めた理由に関しては情熱大陸での話と違いましたが、クライミングをする理由は、岩に1つの作品として名前を残したいと語っており、情熱大陸と同じでした。

GW が明けて時間があれば是非文字に起こしたいと思います。

2005年4月19日

forte

(2005/4/18 Frontier Spirit Production)
forte

昨秋のヨーロッパツアーをメインに編集された小山田大さんの DVD。通常のクライミングの DVD には無い雰囲気を持っており、全体を通して一つの作品として仕上がっていてまるで映画やドラマを見ているようです。オープニングとエンディングにはきちんと唄まで流れます。

平山さんの DVD が "男" という野性味を感じさせる作品なのに対して、小山田さんの作品には女性的な匂いが感じられます。内面はお二人とも物凄く熱いモチベーションだとは思うのですが、作品は対照的です。いつも周りにいる世良田さんや佐々木さんの影響でしょうか。

作品もほとんどがクライミングシーンで占められているのに、見終わってもクライミングの DVD を見た時とは違った感覚を覚えます。何なんでしょうこの違和感は。撮影者(阿部さん) とクライマーの距離感によるものなのかなぁ。撮影している人も違うので一概に比較はできませんが、Prologue → The Wheel of life → forte とどんどん落ち着いてきています。

この DVD のメインはやっぱり DreamTime。先日の情熱大陸とは違った角度からの映像ですが、情熱大陸のときの映像の方が個人的には好きです。が、やっぱりランジのシーンはぞくぞくっとします。

2005年3月30日

wizarding eXcalibur vol. 1

(2005/1 eXcalibur DVD)

船橋ロッキーがサポートしているブランド eXcaliburのサポートクライマーの DVD。出演クライマーは茂垣敬太、渡辺数馬、榊原佑子、藤原亮、永田乃由季、古坂賢太、小澤信太さんなどなど、ボルダラーが中心です。とはいえ、茂垣敬太さんのロジカルプログレッション(5.14d?) のクライミングシーンも入っており、見所満載です。

DVD のテイストは US のアホアホなボルダリング DVD のノリと同じですが、見知った顔だからか、結構楽しんで見れます。渡辺数馬のアホさ加減が最高です。非常に手作り感が強く、メニューなどはかなり雑ですが、質だけだったら妙に肩肘張ったノリの Pump が出している Moment よりもグッドだと思います。

個人的には永田さんのボルダリングシーンが一番印象に残りました。先日の横浜ロックマスターでは紐があったからか、大分動きが違いました。軽快でリズミカルな登りは真似したいなぁ。沖縄出身というのもあるのでしょうか? それにしても Midnight Lightning のマントルを返す核心からのフォールシーンは見てても怖すぎます。

永田乃由季さん
永田乃由季さん

DVD の詳細は以下を参照してください。
http://excalibur.x0.com/dvd.html

通販はまだ始まっておらず、舟橋ロッキーでしか入手できません。ふみちゃん、メディアを有難うございました。

2005年3月24日

徹子の部屋 野口健

(2005/3/22 13:20-13:55 テレビ朝日)
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"アルピニスト" の野口健さんが徹子の部屋に出演するとのことで見てみました。エベレスト及び富士山での清掃登山について語っていましたが、既知の情報だったため特に新しい点はありませんでした。とりあえず間違ったことはしていないと思いますので、今後とも頑張ってください。

参考情報
野口健 公式 Web サイト

2005年3月14日

森村誠一の密閉山脈

(2005/3/11 21:00-22:50 テレビ朝日系)
森村誠一の密閉山脈

原作やストーリーに関しては神谷さんのサイトに詳しく書かれていますので参照ください。

まだ原作を読んでいないため、どのくらい原作を再現しているのか不明ですが、テレビを見ている限りでは動機もトリックもかなり弱い気がしました。

動機
主人公である影山と真柄の名前を上げた、ブライトホルン北壁遠征の際に、スポンサー的パートナーであった三村が滑落したにもかかわらず、生きていたのを見捨てて、2人は山頂に立って栄光を手に入れた。当時は単なる事故死として固づけられており、事の真相は 2人の秘密であった。お互いに秘密を隠しあうためにザイルパートナーとなり、その後の輝かしいクライミングの軌跡が作られた。

というのがメインの動機なのですが、原作が書かれた 1971年頃ならまだしも、現在ではヨーロッパ遠征に行くのにスポンサーをつけなければならないほどの資金は必要ないため、今の時代にドラマとして再現するのであれば、最低限でもヒマラヤ遠征、現実的にスポンサーが必要な遠征という点なら極地探検くらいにしないと現実味が薄れます。

トリック
影山の死を、ヘルメットの陥没から落石による事故として当初は片付けられた。しかし、影山のヘルメットのへりに傷があったことが気になった熊耳刑事は、ヘルメットには地面に置かれた状態で陥没跡が付けられ、影山はピッケルで撲殺されたと推測して、犯人の真柄を追い詰める。

という推理が真柄のトリックを見破る原因になるのですが、"ヘルメットのへりにある傷" というのが曲者で、普通、アルパインクライマーが使っているヘルメットは、新品でもない限り、少し使っていれば傷だらけのはずで、この主人公くらいのベテランクライマーなら本当に傷だらけのはずで、へりの傷程度は目立たないはずです。

さらに現在の鑑識技術からして、落石による傷かピッケルで殴られた傷かがわからないほど精度が低いはずもありませんね。

と、色々突っ込んでいますが、こういった突っ込みどころが満載だからこそ、この手のドラマは面白いのかもしれません。

2005年3月11日

山と渓谷 2005年 3月号

(2005/2/15 山と渓谷社)
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来週には 4月号が発売になりますが、一応レビューしておきます。

特集
早春のハイキング
写真がいいですね。特に八丈富士の写真は登りたくなります。ただこの時期は、花粉症の身としては、関東周辺の低山は地獄なので、雪山ハイキング以外はちょっと勘弁です。夜桜を見ながら低山を歩くのも花粉症になる前は結構行ってたのですが、花粉症になってからはすっかりご無沙汰です。

第2特集
実録! 奇跡の生還
すべてが実話だけに、今号でダントツで一番面白かった特集です。遭難しないのが一番ですが、もし遭難してしまった場合でも、最後まで決して諦めないことが大事なようです。ミニヤコンカの松田さん、ラトックでの同志会隊、オーガでのダグ・スコット、大山での高見さんといずれも伝説的な強さです。

そろそろレビューしようと思っている "運命を分けたザイル" のバックグラウンドの詳細記事は良くまとまっていて参考になります。

特別企画
高校生の山登り
由佳ちゃんの制服姿萌え~。ではなくて、高校から山に登っていたので、非常に懐かしく読みました。特に武蔵高校山岳部出身の人たちとの交流も多かったのでなおさら面白く読めました。高校山岳部はほとんど顧問の意向で色が決まってしまうので、顧問次第とも言えます。自分の時は、同期の個人活動が余りにも過激になりすぎ、最後には顧問に見捨てられました。正月に槍行ったり、八ツの冬バリ行ったり、冬の一ノ倉に入って行ったり、挙句の果てにはヨーロッパにアルパインクライミングに行ってました。

その他
- 日本の名峰・・・全員がプロだけあって構図の勉強になります。
- ヤマケイ・フォトコンテスト・・・昔から白旗さんの写真の感性とはあわないようで、いつも???マークがともります。いずれの写真も微妙。巻末の人生相談のコーナーは好きなのですが。
- 学生の主張・・・後輩君です。人生色々あります。頑張ってください。
- CW-X X-FIT・・・気になっている新製品。買ってみようかな。

2005年3月10日

カム 2004年 3月号

(2005/2/15 東京新聞出版局)
カム 2004年 3月号

来週には 4月号が発売になりますが、一応レビューしておきます。

第1特集
山スキー2005 ツアー編
冬はやりたいことが多くて困ります。アイスもやりたいし、冬壁もやりたい、山スキーもやりたい。"一年中冬でいいのに" と思うのは自分だけでしょうか。周りの人に "1年中夏" と "1年中冬" の 2択だったらどっちがいいと聞いても、"1年中冬" と答えてくれる人がいません。三浦さんや澤田さんのように、クライミング + スキーという登れて滑れるクライマーが理想です。今年から日山協による山スキーのコンペも日本で始まります。

第2特集
ゼロから始める「山スキー」
これを読んでから山スキーに行けばいいんですね。クライミングもスキーもある程度の技術が無いと楽しめませんし、上手くなればなるほど、世界も広がります。クライミングに関しては上達の可能性をまだまだ感じられるのですが、スキーに関しては余り感じられません。喰わず嫌いかなぁ。来シーズンみっちりやってみたいと思います。

その他
- 30の質問 菊地敏之・・・ほぼ全部賛同したい意見です。
- 登山クロニクル・・・礼文島でのアイスクライミング。北海道っていくらでも氷がある気がします。老後は北海道で氷探しでもしたいなぁ。
- 山道具百科・・・最新のビーコン事情。ずーっとワームスを使ってますが、そろそろデジタルに手を出してみたい気もします。

最近は山岳写真に興味があり、雑誌の写真を結構じっくり見るようになりました。また、先日デジタル 1眼レフで撮られた写真を頂いたのですが、コンパクトデジカメで撮った写真と比べると、腕の差もあるのでしょうが、質の違いに歴然としてしまいました。EOS Kiss の登場以来デジタル 1眼レフの値段も下がって来ているので、現在物色中です。

2005年3月 8日

ROCK&SNOW No 27 2005 春号

(2005/3/7 山と渓谷社)
ROCK&SNOW No 27 2005 春号

First Feature Article
「自らを超える」 レベルアップするために
経験則と科学的な観点からのトレーニング理論の紹介記事。内容は FreeClimber No.5 のトレーニング特集に近いものがあります。トップクライマー 13人のコメントは色々と参考になります。個人的には最近はクライミングのスピードがテーマでもあるので、ヤマタケさんのスピードトレは実際に見たこともあるので、真似してみたいと思っています。

新井さんの記事の内容は何となくは頭の中にあったものの、これを機会にきっちり覚えなおしたほうがいいと思いました。

飯山さんの "コンペに出よう" という意見には大賛成です。いろんな意味でレベルアップします。

吉田和正さんの写真を初めてまともに見ました。Web で見ている感じではもっと厳しい方なのかなと思っていたのですが、意外と和やかな感じです。

A Day in the Life
ジョスーネ・ベレシアルトゥ インタビュー
トップクライマーにとって海外遠征は欠かせないモノです。海外生活にいかに早く馴染めるかどうかも重要な要素なのでしょう。内藤さんのレポは Pump の Web でも読むことができます。

サーフ・ミナール(6911m) 北西壁アルパインスタイル
場所を問わず、こういったミックスクライミングが自分のクライミングの最終目標です。社会人として 7000-8000m峰に行くのは厳しそうですが、5000-6000m なら何とか行けそうな感じなので、そろそろ目標を物色したいところです。それにしても登攀前後の装備の比較はすごい。アックスのピックはどこへ行ってしまったのでしょう。支点として使ったのかな?

保存版ガイド ヨセミテ トラディショナル・ロング&フリー
非常に参考になります。ヨセミテは毎年行ってもいいところです。去年は初級レベルで敗退したので、クラックをしっかりトレーニングし直してまた行きたいと思っています。ベルジュエールをカム 1セット、3時間で登れるかどうかが判断基準になるそうです。

その他
- 今号で一番面白かった記事は "追悼 雄山忠 「伝説の男」逝く" です。雄山さんのことは噂では知っていたのですが、詳細はまったく知りませんでした。凄いの一言です。"スタカットがいつの間にかコンテ"、"だるまさんが転んだビレイ"、"リードしてたらいつの間にかビレイヤーだった雄山さんに抜かれた"などなど本当に伝説です。スピード&体力は今の自分に一番足りないもの。付けなくては。
- Climbing Report はいずれも行ってみたいルート。やっぱり冬の北アは最高。


ここ最近はクライミング関連の Blog も増え、クライミングの情報も Web でかなりの量を集められるようになりました。今号のロクスノの記事も半分くらいは Web で見れる情報です。今後ますますこの傾向が強まってくると、クライミングに限ったことではないですが、雑誌の存在意義を問われることになってくると思います。

2005年2月25日

PITCH SORBET

(2002/10 PETZL charlet moser / DVD)
PITCH SORBET

PETZL charlet moser がプロモーション用に配布していた(?) DVD。ボルダリングと ICE & Mix の映像が詰まった 30分弱の DVD ですが、おまけで入っていたスクリーンセーバーや壁紙が新鮮でした。

何気に見てたら、どこかで見た顔が。層雲峡、赤岳鉱泉のコンペにゲストクライマーとして来ていたアンドレが出演して、色々語っています。

PETZL の DVD なので ICE & Mix が中心なのはわかるのですが、反面、中途半端なボルダリングのシーンが入っているのがまったく謎です。

ICE や Mix やアイスコンペの映像も、切れ切れでダイジェストという感じでもっとじっくり見たいところです。

MUSASHI(M12) トライ中のアンドレ
MUSASHI(M12) トライ中のアンドレ

以下のサイトでダイジェストを見ることができます。
http://www.petzl.com/petzl/frontoffice/Sport/static/Video/pitch5.htm

Cliff さん、メディアをありがとうございました。

2005年2月 9日

実録!空を駆ける警察隊・アルプス山岳レスキュー

(2005/2/7 22:00-22:54 日本テレビ)
実録!空を駆ける警察隊・アルプス山岳レスキュー

長野県警山岳警備隊の柄澤良一警部補を追ったドキュメンタリー番組。番組の構成から、ビデオ "レスキュー 篠原秋彦の軌跡" に非常に良く似ていました。

この番組を見て、気軽にヘリを呼べると考えるのか、それとも逆なのか難しいところですが、警備隊の大変さを伝えるという意味では良かったのではと思います。

一番印象深かったシーンは、トレーニングをしているときのコメントで、「技術云々ではなく体力。最終的には現場に行けてなんぼのものですからね」と言っていたところです。ごもっとも。

最終的には現場に行けてなんぼのものですからね

2005年2月 3日

いのち輝く山 ~四季・御嶽~

(2005/1/1 8:00-8:50 NHK総合)
いのち輝く山 ~四季・御嶽~

御嶽山の四季を雷鳥の四季と重ね合わせて撮影したドキュメンタリー。再放送のようですが、オリジナルを見れなかったので、見てみました。

一番印象に残ったのはやはり沢の特集。和合正さんという御嶽のすべての沢を遡行し、全部で 1200もの滝があることを突き止めた人の案内で紹介された滝はどれも魅力的で、"御嶽山でアイス"という話を聞かないので、冬はどうなってるのだろうと気になる滝多数でした。

全体的に良くまとまっていて、御嶽の魅力をたっぷり伝えているいい番組でした。今年の夏に沢から登りたいと思います。1月に奥三ノ沢に行った際、目の前にどーんと構えていた御嶽山は印象的でした。

2005年1月28日

カム 2004年 2月号

(2005/1/15 東京新聞出版局)
カム 2004年 2月号

カムも 1月号はレビューし忘れました。毎年、1月号から何かしら新しい企画が始まるので楽しみです。簡単にレビュー。

第 1 特集 雪山真剣勝負 技術と装備
ベテランの雪山装備は参考になります。後は雪山に関する常識的な範囲。

第 2 特集 ゼロからはじめる「フリークライミング」
菊地さんの本の抜粋。狙いは?

第 3 特集 バリエーションの扉を開く
懸垂下降について。写真と説明で下降方法が違います。混乱の元では? せめて、8環等正式な(?)下降器を使ったほうがベストだと。最近はデイジーチェーン等でハーネスから下降器を離して懸垂する方法が主流になっているそうです。

その他
- 岩崎さんへの 30の質問。本当に長谷川恒男さん、小西政継さんと肩を並べていたの?
- 環境税というのははじめて聞きました。
- スノーシューズは使ってみたいなぁ。
- クロニクルの錫杖、明星はいずれもナチュプロルート。秋に狙ってみようかな。
- ブレスサーモとアウトラストは現在インナー手袋で実験中です。
- カムの歴史は為になります。早く C4 を乾いた岩で試したい今日この頃。

2005年1月27日

プロジェクトX 「魔の山大遭難 決死の救出劇」

(2005/1/26 21:15-21:58 NHK総合)
プロジェクトX 「魔の山大遭難 決死の救出劇」

2002/11/19 に放映された番組をリメイクして再放送したもの。前回放映されたものと見比べてみましたが、変更点はオープニングのスタジオロケを富山県の岩場ロケに変更しただけで、本編はまったく一緒でした。

この時期に再放送したということは、これからの冬山遭難を意識してのことだと思いますが、少し遅いです。やるなら去年の 11月くらいに放映するのが一番効果的だったでしょう。

今シーズンの年末年始は天候は悪かったものの、雪の量が少なかったからか、気になる遭難は何件かありますが、遭難事故自体は少なかったようです。ここに来て目立っている遭難事故はスキーヤーの事故です。

1/2
スノーボードの大阪の男性が死亡--草津国際スキー場 /群馬
コース外滑走 → 雪崩というパターンでしょうか?

1/11
前武尊山の遭難男性保護
昨シーズンも安達太良山で同様の事故がありましたが、パーティで滑っているなら、お互いに確認できる距離で滑るべきではと思います。

1/16
雪崩で1人死亡、1人不明 谷川岳での山スキー
谷川岳の雪崩遭難:森さんの遺体搬出 行方不明の女性と見られる遺体も発見
谷川岳の雪崩遭難:行方不明の女性の遺体も収容 /群馬
ガイド主催のスキーツアーでの事故。実際に雪崩に会った場所がどこなのかがわからないので何とも言えませんが、判断ミスでしょう。雪崩注意報が出ていたとの事ですが、日本の雪崩注意報はカナダ等の雪崩注意報と違って、「山沿いで 24時間降雪の深さが 40cm以上、または積雪が 50cm以上で、日平均気温 5℃以上の日が継続すると予想される場合」には自動的に出ることになっており、最新の雪崩研究のデータからするとかなりいい加減なものです。

<米軍兵士>スノーボードで迷う、5時間後に無事確認 青森
バックカントリーだったのか、コース外の滑走で迷ったのか詳細は不明です。

1/23
救助要請の男性、猫岳で無事保護--スキー中遭難 /岐阜
スキーがなくなっても歩いて降りて来れますよね。甘すぎます。

スキー場コース外で雪崩、男性1人死亡 岩手・八幡平
八幡平で雪崩 1人死亡
前々日にも入っていたことから、同じ場所でも条件が違えば雪崩が発生するという典型的な例です。

ご冥福をお祈りいたします。

2005年1月26日

山と渓谷 2005年 2月号

(2005/1/15 山と渓谷社)
山と渓谷 2005年 2月号

1月号の方が面白かったのですが、レビューし忘れました。2月号も読みどころ満載でお腹いっぱいです。簡単にレビュー。

特集 山の常識・非常識
当方が山登り(縦走) を始めたのは 1991年ですが、その頃から蓄積されている知識と、今回の特集で "常識" とされていることにほとんど乖離はないので、10年程度では変化しないのでしょう。ただ、登山靴や衣類の素材に関する変化は日進月歩なので、靴下の 2枚履き等、非常識になりつつある知識もそろそろ出てきそうです。○○○○○にならないためにも常に新しい情報に接して、吟味する必要があります。

第二特集 お手軽雪山案内 スキー&スノーシュー入門
タイトルに "入門" とあるとおり初心者向けの内容ですが、しっかりまとまっていて、"行きたい" と思わせる内容です。

その他
- 平山さんも小山田さんもまさに 2枚看板です。先日発表された 8a.nu のランキングでも、ルート部門で平山さんが 3位、ボルダー部門で小山田さんが 1位になっています。
- 雪の剣岳、迫力満点。果たして来シーズン行けるか? 4月末に R4 行きたいなぁ。
- 富士山 8合目以上の土地の浅間大社への譲渡がようやっと終わった模様。ガイド時代に説明していたことが事実となりました。
- 東チベットの山、ザンスカールの写真、ムスタンのチブヒマール遠征の写真。どれもいい写真が多く、海外の高峰に行きたくなります。
- 冬季用ブーツ。個人的に気になるのはケイランドの M11。先日吾妻渓谷にいたガイドが履いていましたが、とにかく軽いといってました。
- ペミカンの由来がインディアンの携帯食料だったとは。

おまけ
JFA の Web を見ていたところ、"池田常道氏の退職記念パーティー" という文字が。元 "岩と雪" の編集長で、最近は "山と渓谷" で海外のクライミング情報に関する記事で有名です。昨年発売になった菊地敏之さんの本でも "クライミング全般に対する見識は日本でも最高のものを持つ" と紹介されています。退職パーティが開かれるということからも相当な人物であることが想像されます。しかも出席者が凄い。前掲著で "今は何をやっているのか?" と紹介されている戸田直樹さんやグリズリーの初登で有名な池田功さん、山野井泰史さん(誤字)、平山ユージさん、大岩夫妻など有名どころ勢ぞろいという感じです。その時に配布された、編集長のお気に入り記事がセレクトされた岩と雪 170号というのも気になります。

さらに話は飛びますが、JFA のサイトってどーしてこう見ずらい構成になってるんでしょう。構成はめちゃくちゃだし、誤字脱字は多いしといいところなしです。普通 JFA というとこっちを想像する人のほうが多いですが・・・。

2005年1月21日

極北の大岩壁 ~北極圏・1200メートルの壁に挑む~

(2004/12/18 15:05-15:55 NHK総合)
極北の大岩壁 ~北極圏・1200メートルの壁に挑む~  極北の大岩壁 ~北極圏・1200メートルの壁に挑む~

2003/5/23-6/18 にガイド 4人(木本哲さん、ツヴェートさん、江本悠滋さん、熊田光治さん) でカナダのバフィン島・ウォーカーシタデルに遠征したときの記録番組。2003/8/23 に放映された NHK スペシャルの再放送。オリジナルを見逃したので、見てみました。

ウォーカーシタデルはまだアメリカ隊が登ったルートしかなく、そこに新しいルートを開こうとしたものの、色々と条件が厳しく、最後はアメリカ隊のルートに合流して、途中まで登って敗退という形になりました。

基本的にアメリカンエイドのビッグウォール形式で登って行きます。未踏のルートから登るときはああやって登るのかという勉強になりました。普段目にしないギアを結構見れたのは良かったです。

特に最近エイドの記録でよく目にするようになったアジャスタブルデイジーをフルに使っていました。傾斜があるセクションでもフィフィを使う必要がないとのことで、試しに買って使ってみてはいるものの、まだ垂直以上の傾斜のエイドでは使っていないため、便利さは長さの調節が楽にできるというだけで、スタっキングに困るのと、従来のデイジーチェーンとの使い分け、レスキュー等 今までデイジーチェーンでやっていたことをどうするかなどは考える必要がありそうです。

参考情報
バフィン島 サム・フォード・フィヨルド ウォーカーシタデル

2005年1月16日

情熱大陸 小山田大

(2004/1/16 23:15-23:45 TBS)
情熱大陸 小山田大 情熱大陸 小山田大

# 何故か小山田さんに関する問い合わせが当方のところにメールで来るのですが、わかりかねますのでご了承ください。

情熱大陸で小山田大さんが特集されました。山関係者としては野口健さん、平山ユージさん、石川直樹さん、山野井泰史さん、高桑信一さんに続いて 6人目になるそうです。

内容はボルダリングの紹介、生い立ち、昨秋のヨーロッパツアーの報告でした。彼の発言にはややとげがあったりもするため、過去に(現在も?)物議を醸したこともありましたが、トップだからこその発言であることも多く、解釈は難しいところです。ここを見ると、小山田さんの映像を英訳する作業も大変なようです。

今回の映像ではやはり Dreamtime(V15) の完登シーンが秀逸でぞくぞくっと来ました。特にランジのシーンはすごいですね。小山田さんのランジはふわっと浮くようなランジで、スタイル的には一番綺麗な気がします。今回の番組でも流れましたが、小山田さんのビデオ "Prologue" に含まれている、"Action Direct" や "Uguh" でのランジも必見です。Dreamtime に関しては山と渓谷 2月号に小山田さんの説明が出ています。

番組での発言 9割 5分抜粋
「最終目標? 宇宙一ですね。強いほうが自由な気がします。何かこう上に誰かいたり、ごしゃごしゃした中にいると縛られちゃいそうで。」

「(ホールドだらけの部屋で)逆に落ち着きますよ。」

「スポーツマン 何か苦手。部活動とか みんなでやろうぜみたいな感じがどうもダメで。」

「僕はスポーツマンじゃないですよ。僕はクライマー。」

「(りんごを思いっきり握って)ダメだ。そーいう力じゃないんですよ。だってこーやって持てるホールド 無いじゃないですか。難しいところはこういうやつじゃないんですよ。」

「コンペって言うか競技だとその場その場で決まりはするけど、また次の大会、また次の大会ってあるわけじゃないですか。だけど岩はもう絶対 1回登ったら永久的に残るわけですよ。課題としてそれが誰も登られなかったら永久に一位なんですよ。実際にそうやって名前を残しているクライマーがいるんですよ。これはコンペじゃありえないですよね。コンペっていうのはやっぱり水物なんです。その場その場。」

「(歴史に名前を残したいっていう気持ちはありますか?)ありますね、僕は。何かほら忘れ去られてもつまらないじゃないですか。」

「(名前を残す自信はありますか?)そうですね。ええ、あります。」

「えぇ、カッコ悪いですよ日本で一番なんて。チョロイじゃないですか。だってねぇ、こんなにいろんな、もちろん交通も発達してるし、インターネットも発達してて、国境なんて無いじゃないですか、今。それなのにそういうところだけに日本という枠を持ってくるのは卑怯ですよ。そう思いません?」

「(借りた一軒家がすばらしく)これは本当にもう最高ですよ。まぁ半年間テントとか張りましたから。」

「(結婚は?)無いですね。甲斐性のある女の人を選びますよ、僕は。」

「(一日中やってできないこともあるか?)ありますよ。何ヶ月もやるときもありますし。やっぱり登れないと悔しいし。登るまでやらないといけないっていう感じで。」

「(Tシャツを脱いで)軽い軽い作戦でやってみるか。250gって感じ。」

「あぁ、面白かったです。登れたし。」

「クライミングはそんな大したもんじゃないですよ。木登りと一緒、子供がやる。ねぇ、そんなえらそうな行為じゃないし、誰のためにもなるわけじゃないし。だから自分が楽しければいいかなぁという感じな気がします。」

「(クライミングだけで食べてるわけですよね?)そうです。はい。」

「(プロとしての意識みたいなものはありますか?)もちろんありますね。だから、凄いことをやらないといけないんですよ。凄くて新しいことを僕はやらないといけないと思っています。」

「1回やると指先があったまっちゃうんですよ。またちょっと汗っぽくなっちゃってホールドが持てなくなっちゃうんで、また休んでちょっと冷やしてからでないと。」

「(Dreamtime を登って)あぁ~よかった。」

「あぁ振り絞った。本当に最後一手、一手がヤバイって感じ。はぁ、ふぅ。振り絞りました。」

KOYAMADA Dai@daihold.com

追記
放映直後から小山田さんの Web↑の掲示板へ、"感動しました"、"凄かった"、"心が踊りました" といった書き込みが激増しています。他人に感動や希望を与えられるというのは、プロとしてやっていく上で一番重要なことでしょう。その点に関しては既にプロとして成功していますね。

参考情報
小山田さんに関する、小山田さん自身による著作はまだありません。映像に関しては主に 2本あり、先に挙げた "Prologue" と "The Wheel of Life"で、断片的ですが、"Moment" の Vol1 と Vo2、"Das Frankenjura" というドイツのビデオにも Action Direct の映像が入っています。それ以外にも平山ユージさんの "不朽神話" にビレイヤーとしてチラッと映っていたりといったマニアックな情報もありますが、まぁ主に上記 5本が全部です。すべて Pump の Web で購入可能です。

2005年1月15日

第二回全国氷瀑登攀競技会 層雲峡

(2005/1 層雲峡観光協会 ビデオ)
第二回全国氷瀑登攀競技会 層雲峡 第二回全国氷瀑登攀競技会 層雲峡

2004/2 に行われた層雲峡でのアイスクライミングコンペの様子を編集したビデオ。昨年発売されたビデオよりは格段に良くなってはいるものの、収録時間が 30分と短いので、予選、決勝ともにワンポイントだけの収録にとどまっています。男子に関しては小田さんと江本さんの映像しかありません。コンペの映像で市販されているものは少ないので、長時間バージョンが見たいですね。

ただ、男子決勝の映像は、昨年のコンペで最も盛り上がったシーンの映像なので、見ていたら、またあの時の興奮を思い出しました。

ALL JAPAN ICECLIMBING COMPETITION in SOUNKYO

2005年1月14日

ACTION ADEPT YOSEMITE VALLEY

(2004/??/?? Tom Morrow DVD)
ACTION ADEPT YOSEMITE VALLEY  ACTION ADEPT YOSEMITE VALLEY

Yosemite の "今" を集めた DVD です。が、ただ集めただけでほとんど編集していないからか、焦点が良くわからず、見終わっても ???。

ほとんどが綱渡りの映像で占められており、残りを Swing の映像と細切れのようにクライミングの映像がつぎはぎで入れられています。クライミングの DVD だと期待して買うと損した気分になります。

Yosemite では綱渡りがはやっているのか、キャンプ場ならたいていどこでも綱が張ってあり、誰かしらが綱渡りをしています。最近見た So'ill の DVD にも綱渡りの映像が入っていました。

個人的に良かったのは、登りたいと思っている有名なルーフクラック "Separate Riality(5.12a)" の映像とフーバー兄弟の "Zodiac" Speed Ascent の映像だけでした。

平山ユージさんも出ていますが、わずか 10秒だけです。"ロクスノ 26" のレビューにある "最後は感動した" という記述はまったくもって ??? でした。まぁ商業誌なので仕方ないのかもしれませんが。

かーばたさんメディアを有難うございました。

2004年12月27日

Mixed Climbing (How To Climb Series)

(2004/12/1 Sean Isaac, Andrew Querner著 Falcon Pr Pub Co)
Mixed Climbing (How To Climb Series)

幾つかの掲示板で話題になっていたので買ってみました。タイトルは "Mixed" と付いていますが、内容はアイスの解説は皆無でほとんどがドライツーリングのテクニックの解説になっています。ドライツーリングに的を絞っているので内容も端的でよくまとまっています。

Jeff Row の推薦文から始まり、バイルとアイゼンの解説(自作ブーツの作り方も)、基本的なムーブ、岩の形状に合わせたピックのかけ方、フッキングの方法、レストの方法(アホみたいなレスト法も載っています)、片方のバイルの置き場所、高度なムーブ(フィギュア4 & フィギュア9)などなどドラツーのテクニックに関してはほぼ全て網羅されています。

最後にトレーニング方法と主要な世界の Mix ルート一覧、北米で行われているアイスフェスティバル(予想以上に多い)の紹介で締められています。

カラー写真はなく全部白黒ですが、教科書的で読みやすかったです。途中のコラムも読んでてなるほどと思うことが多いです。ページ数も 160ページと比較的薄く、簡潔な英語でまとめられているので、英語が苦手な自分でも 4日ほどで読み終わりました。

2004年12月21日

今夜は恋人気分 田部井淳子(登山家)&政伸 夫婦

(2004/12/8 NHK総合)
今夜は恋人気分 田部井淳子(登山家)&政伸 夫婦

登山家である田部井淳子夫婦のこれまでをまとめたドキュメンタリー番組。女性初のエベレスト登頂者として田部井淳子さんは余りにも有名ですが、番組では政伸さんの紹介もされており、バリバリのクライマーだったようです。

60年代がどんな時代であったのかわかりませんが、淳子さんも毎週のように谷川岳に通うクライマーだったそうで、今のイメージである "エベレストママさん" とは程遠い印象でした。

エベレストママさんが誕生したのは政伸さんのバックアップによるところが大きかったようです。政伸さんがアルプス三大北壁トライ中に、凍傷で足の指を切断することになり、クライマーの道を断念し、奥さんのバックアップに回って家事や育児を代行するなど、縁の下の力持ち的な存在があってこそだそうです。

おまけ 1
昔、某所で働いていたときは、環境保護系の人はみんな敵とみなす風潮があったため、田部井さんに対しても余りいいイメージが無かったのですが、今回の番組を見て考え方が大分変わったので、何か著作を読んでみたいと思います。

おまけ 2
今もありますが、ICI石井スポーツと共同で、Junko Tabei ブランドがあるのですが、出た当初は花柄の雨具とかあり、誰が買うんだこんな雨具? と思っていたら、丹沢ですれ違った団体さんが全員着ていてびっくりしたことがあります。

2004年12月17日

氷の世界へ チャレンジ!アイスクライミング

(2004/12/10 廣川健太郎著 東京新聞出版局)
氷の世界へ チャレンジ!アイスクライミング

ようやっと発売になりました。ここ最近の道具や技術の進化は目覚しく、クライミング界で今一番熱い分野です。1-3章が初心者向け、4-6章が次のステップ、7章が最先端にいる日本人クライマーのエッセイという構成になっています。

1-6章では各アイスエリアの紹介をしながら、ステップアップへのアドバイスが各担当執筆者の思い入れも含めて詳細に書かれており、これまでアイス本として定着していたガイドブック『アイスクライミング』とは一線を画しています。『アイスクライミング』が浅く広くに対して、この本は深く狭くまとめられていますが、選ばれているエリアは、アルパイン系ルートは少ないものの、東北(蔵王・二口) や北海道(雄冬海岸 千代志別) などのこれまで余り詳細に取り上げられることのなかった最新の Mix エリアが紹介されている点は重要でしょう。

ただ、Mix クライミングに関しては、トレーニング方法などについても 8章でちょろっと触れてはいるものの、実際のゲレンデ紹介がないので、練習する場所に関しては各自で頭を使って探す必要があるでしょう。この本で紹介されている Mix ルートは M6 が最低グレードですが、初心者がいきなり取り付けるグレードではなく、どこかで練習してから取り付く必要があります。著者も述べてますが、来年には色々と紹介できる状態になるそうで、楽しみです。

Mグレードを体感しに、やっぱり本場のカナダに行く必要がありますね。来年行こーっと。

おまけ
ウォーリーを探せ状態ですが、写真に自分が写っていました。後姿なので自分以外にはわからないと思いますが。

2004年12月13日

クイズ$ミリオネア

(2004/12/2 19:00-20:00 フジテレビ)
クイズ$ミリオネア

クイズ$ミリオネアにプロフリークライマーの尾川智子さんが出演するとのことで見てみました。内容はともかく、日本のフリークライミング界の厳しさを実感しました。

ボルダリングの説明を "命綱なしで岩を登る競技" という説明は、一般の人にはかなり誤解を与えている気がしますが、まぁマスコミのお約束ですね。

一番引っかかったのは月収 15万という箇所です。尾川さんは日本の女性クライマーの中ではトップレベルに位置していると思います。それでも月収がこれでは生活していく上ではかなりきついでしょう。

日本ではコンペに出ても賞金は微々たる物ですし、ほとんどがロープやザックなどが賞品であり、スポンサードされているとはいえ、提供されるものはお金ではなく、衣類や服、ロープなどです。

ワールドカップ等に出て活躍をアピールできれば、お金ももう少し入ってくるのでしょうが、ワールドカップ自体が欧米での開催が中心となっている状況では、旅費を稼ぐためのバイトが忙しくなり、自分の練習ができなくなり、いい結果を残せなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

最近では各地にジムも増え、スポーツクライミングに関しては裾野が広がってきてはいますが、クライミングはまだまだマイナーなスポーツからは脱していません。クライマー人口がもっと増えれば、もっと楽に生活資金を稼げるようになると思いますし、クライミングを始めようとしている少年少女にも夢を与えられ、日本のクライミング層の厚みにも繋がっていくと思います。ただ、菊地敏之さんも最新著書で指摘しているように、現在のクライミング環境には問題点が山積で、このままクライマーを増やしても余計悪い方向に進んでいってしまうでしょう。まだまだ解決しそうにない難しい問題です。

週末の土日に尾川さんを Pump でお見かけしました。頑張ってください。

m041213-2.jpg

参考情報
おがわともこの HEARTFUL WEEK

2004年12月11日

映像型クライミングマガジン Moment vol.002

(2004/12/11 FrontierSpiritProduction)
映像型クライミングマガジン Moment vol.002

タイトルに "マガジン" とあるように日本人クライマーの比較的新しい映像を集めた雑誌感覚で見れる DVD。LEDGE TO LEDGE や The Wheel of Life などと比べると筋がないので、映像の寄せ集めに近いですが、それでも 100分の中に色々な映像を詰め込んで 2900円はかなりお買い得です。

中心となるのは平山ユージさんの White zonbi(8c/5.14b) のオンサイトと小山田大さんの百道、メトラゼーション初登、茂垣敬太さんのマンダラ(v12) の映像でしょう。

平山ユージさんの White zonbi(8c/5.14b) のオンサイト
本当に所見なの? と思わせるくらいムーブがスムーズです。戸惑っているところは終了点手前で 2-3手苦しそうなくらいで、あとはほぼ完璧です。"RP できるところは理論上オンサイト可能" という平山理論が証明された形ですね。下の世代が次から次へと押し寄せいているにもかかわらず、未だにトップのレベルを維持しているというのはやはりそれなりの技術、努力があってこそなのでしょう。凄いプレッシャーだと思います。プロのプロたるゆえんですね。

小山田大さんの百道、メトラゼーション初登
もうただひたすらどっかぶり。根性根性ど根性。小山田さんの得意分野です。この系統で今後もどんどん行くのでしょう。

茂垣敬太さんのマンダラ(v12)
茂垣さんはコンペのビデオには何本か出ていますが、外岩の映像としては初でしょう。マンダラを完登ったときはギャラリーが外人さんだったのか、1手進むことに入る "Ye~s" という力の入った掛け声が臨場感たっぷりで見てても興奮してきます。Bishop の難課題を登っている映像には若さがあふれています。

最後の Haruko爆発 はよくわかりませんでしたが、十分楽しめました。素人さんでもビデオ撮影している人は増えているので、クライマーからの投稿も集めて、毎月出たら面白いのになぁ。

2004年12月10日

雪崩リスクマネジメント

(2004/12/1 ブルース・トレンパー著 日本雪崩ネットワーク訳 山と渓谷社)
雪崩リスクマネジメント

雪崩に関する最新の本です。ただ訳者も指摘していますが、「最新」を売りにしている本ではありません。これは現在最もメジャーとなっている『決定版雪崩学』(旧タイトルは最新版雪崩学) を意識してのコメントだと思われますが、雪崩の原因、説明に関しては大差ありません。ただ、この本では雪崩の分類で全層や表層という分類の仕方はしていません。

最大の違いは "10章 ヒューマン・ファクター" の項でしょう。雪崩はあくまでも雪崩であり、雪崩に巻き込まれる最大の原因はヒューマン・ファクターであり、誤った判断に至る過程に関する考察が、著者のこれまでの経験を基に書かれています。この章だけはかなり科学的ではなく、哲学的ですが、万事に通じる最も重要な項目かもしれません。

その他の違いとして、『決定版雪崩学』では雪崩全般に関して体系的に書かれているのに対し、この本では事故が最も起きやすい、乾雪の面発生雪崩を中心に書かれています。また切り口も、地形、気象、積雪、安定性など違ったものになっています。

文章も語り口調で書かれているので読みやすく、例えが多いので理解もしやすいです。反面頭の中を整理するのが少し大変。変なユーモアもあったりと、非常に面白かったので一気に読んでしまいました。ただ 1度読んだだけでは駄目でしょうし、実践に結び付けなければ意味がありません。

学生時に雪崩の事故で先輩を亡くしたのを皮切りに、その後数人の知人を雪崩の事故で亡くしました。当時の部活で雪崩に関してうるさく言われていたため、集められる資料はできるだけ集めて目を通し、新しい本やビデオが発売されれば即購入して毎年目を通すようになりました。雪崩講習会にも数回参加していますし、毎年ビーコンの練習もすれば、斜面に雪穴を掘る作業もしてきました。それでもやっぱり雪崩に関してはいまいち良くわかりません。斜面があって積雪があって、弱層があれば雪崩れるということはわかりますが、それだと雪山に入ることはできません。

それほど雪山の経験があるわけではありませんが、これまで雪山に入る場合は、過去にその斜面で雪崩が起きているかどうかを最大の判断基準として、弱層テストは 2の次になっており、何のために雪崩の勉強をしているのかわからない状態になっていました。

去年からバリエーションや山スキーの世界にも触れ始め、今年からは本格的に冬季クライミングも展開していく予定なので、そういったいい加減な判断で雪山に入るのは非常に危険だと思われます。

ちょっと遅いですが、今年はもう一度根本からしっかりと雪崩に関して勉強し直したいと思います。

蛇足ですが、帯に日本の雪崩学の権威である若林隆三(旧姓新田)教授のコメントが出ているのですが、ずーっと新田先生だと思っていたのですが、最近になって "若林" に姓が変わったのでしょうか?

2004年12月 8日

スパスパ人間学 脂肪が減る!冷え改善 そばの食べ方新常識

(2004/11/25 18:55-19:54 TBS)
スパスパ人間学 脂肪が減る!冷え改善 そばの食べ方新常識

XXX の野口健さんが出るというので見てみました。番組ではそばには "冷え性の改善"、"記憶力の UP"、"体力、持久力の向上" という効果があると説明されており、それらの元がそばに含まれる "レジスタントプロテイン" でレジスタントプロテインの量が多いそばの見分け方や食べ方が紹介されていました。野口さんはシェルパの紹介にチラッと出ただけでした。

あるある大辞典などの健康うんちく系の番組は普段はまず見ません。どんな食べ物も長所のみに注力すればいいこと尽くしなのは当然で、まったく悪い面を紹介しないのはどうかと思います。実際問題として、全食そばで生活できるはずもなく、かといって 1食食べただけでそれらの効果を得られるはずもなく、栄養面から見たらかなりの偏りがあるはずです。シェルパの体力の秘密がそば粉だとは到底考えられません。

さらにこの手の番組では視聴率が稼げるからか "ダイエット効果" という文字が必ず入ってきます。ダイエットに関しては、何を食べようが、どんな薬を飲もうが結局のところカロリー計算に終始するので、余り関係がありません。

今年の 4月から本格的にクライミングを始めるに当たり、体に関しては注意するようになりました。どうしても上を目指すとなると、筋肉とのバランスもありますが、軽いに越したことはありません。最初は間違ったダイエットをしてしまい、某サプリマニアさんに指摘していただき、その後は食べるものに注意しているうちにいい感じにやせれました。4月に 72.5kg あった体重が、現在では 59kg と 8ヶ月で 13kg ほど落としました。体脂肪率も 4月の段階で 17% だったのが現在は 9% 台をうろうろしている感じです。今はもうちょっと筋肉をつけたいので、体重を増やす方向に転換しています。

2004年12月 6日

ROCK&SNOW No 26 2004 冬号

(2004/12/6 山と渓谷社)
ROCK&SNOW No 26 2004 冬号

ようやっと来ました冬の特集。といってもミックスネタが少し、山スキーネタが少しとやはりフリーが中心で Snow 部分は少ない感じです。

Special Chronicle
平山ユージ 8c=5.14b Onsight
今月のカムには飯山さんの記事で紹介されてましたが、こちらでは平山さん本人による記事です。やはりこれだけのことをやるにはかなり緻密な計画と計算が必要になるようです。スペイン・バスク地方 バルツォーラの岩場の紹介も出ています。今回のコンペで見た杉田さんが出ております。日本人最年少(19) での 8c(5.14b) を RP だそうです。

Competitions in 2004 Autumn
中国でのワールドカップ x2、韓国でのアジア選手権、イギリス・エジンバラでのワールドユースの模様がレポされています。今回のコンペで見た選手がぞろぞろです。平山さんのレポートは過去の Message の文章と同じですね。

K2 はるかなる頂へ
BC からはシェルパレスですが、酸素、Fix を使用しての包囲法での登山。K2 でのアルパインスタイルは難しいようです。ルート全部 Fix すると 50-60本近くのロープが必要なんですね。

ボリビア・アンデス高峰からの滑降
三浦さんのスキー滑降の記録。相変わらず狙っているところが渋凄いです。

Interview
フレッド・ニコル & フランソワ・ニコル
小山田さんとニコル兄弟の対談。小山田さんグレードにこだわりすぎな気がします。フリーに限らずクライミングで世界を旅してみたいなぁ。

江本悠滋のミックスクライミングテクニック
あと 1歩。基本的なテクニックはわかりましたが、では日本のどこでやるの? 場所の紹介をして欲しかった。New Gear に関してもちょっと中途半端。12/10 に発売になるアイス本に期待です。

OLD BUT GOLD 第 8回 Ninja 5.14a
毎回面白いです。Ninja に関しては昔の岩雪の記事で、平山さんが "まったく面白くない" とコメントしていたのを思い出しました。

その他
- Five Ten と Boreal から New Shoes。個人的にはクラックスが気になるところ。ニンジャが再再度復活です。
- 不帰II峰滑降の写真は Field Life Vol7 の写真と同じかな?
- 山岳スキーの世界も変わってきそうな感じです。
- 一回フリー用のボルト打ってみたいなぁ。どっかドラツー用に開拓できそうなところを探してみようかな。
- 室井さんの反論(?)、正論。日本のメディアの無責任さはどこまで行っても同じですね。最近アクセス数が増えてきているので、自分も気をつけねば。
- ロルフィングって初めて聞きました。かなり高いですが、色々効果はありそうだから受けてみようかな。

2004年11月30日

ナンバー 2

(2004/11/26 3:05-4:00 フジテレビ)
ナンバー 2

お笑いタレントの Bコースがさまざまなジャンルのナンバー 2を紹介するという番組。今回は北岳が対象になっていたので見てみました。

番組では南アルプスを精力的に撮っている写真家の中西俊明さんの案内で Bコースのメンバーと広河原から 1泊 2日の行程で、途中途中で、雪渓や北岳バットレスなど北岳の見所を説明しながら北岳山頂まで登っていました。Bコースはお笑いタレントとのことでしたが、それほど茶化すわけでもなく程よい盛り上がりでよくまとまっていました。ハイキングの番組としてはいい出来だったのではと思います。

番組中では標高が最新の 3193m に訂正されていました。早いです。

今年は北岳バットレスに行く計画が雨で流れてしまったので、未だに北岳には登っておりません。

参考情報
FNSソフト工場『ナンバー2』

2004年11月21日

山と渓谷 12月号

(2004/11/15 山と渓谷社)
山と渓谷 12月号

気になったところを適当にピックアップ。

特集 冬の山で遊ぼう
浅く広く特集されています。鍋メインのハイキング、白毛門でのスノーシュー、星座観察、樹氷観察、アイスクライミング体験などです。

スノーシューに関しては前々から使ってみたいと思いつつ、その重量にためらわれる点がありました。わかんが 500g 弱であるのに対して、スノーシューだとどうしても 1.5kg 前後になってしまいます。沈む深さとサイズは反比例するので仕方ありませんが、細い稜線などでは使えなそうです。

アイスのちょっとしたギアカタログでは BD の新しいバイオニッククランポンが気になるところです。個人的に気に入っているグリベルのアイススクリューもハンドルがモデルチェンジしています。2月のアイスコンペで某ヤブさんが履いていた試作品の靴(スカルパ/ファントムライト) も載っています。

特別企画 登山用具のメンテナンス
ほぼすべてのギアのメンテ方法が出ています。断片的な知識しかなかったので、勉強になりました。ただ、においに関してはここまでこだわる必要があるんでしょうか? 靴の臭いが一番な気がしますが、これに関しては余り触れられていませんね。毎週のように山や岩場に行ってるとメンテを怠りがちなので注意しなければ。

実用企画 膝の痛みとつきあう
去年も同様の企画が同じような構成でありました。今年は、靭帯を痛めたので、普段は痛みは全くありませんが、冬山では予防という意味でもサポーターは必要になりそうです。サポートウェアとして今年リリースされた North Face の BIOTEX・トレッキングタイツが気になるところです。これまでこの分野は CW-X が独壇場でしたが、どのくらい牙城を崩せているのでしょう。サーモライトを使用した秋冬モデルもあるので冬用下着とどれくらい差があるのか試してみたいところです。

その他
- 僧ヶ岳からの道に続き、剣岳北方稜線の越中駒ケ岳に新道が完成したそうで、さらに毛勝を超えて剣岳まで伸ばしたらとか書かれてますが、これ以上手を入れたら良さがなくなってしまって、駄目でしょう。
- 知らないうちにヘッドランプってこんなに多様化していたんですね。今後もシンプルと多機能に 2極化していくとのこと。現在ヘッドランプが壊れてしまったので新しいのを探しているところです。
- 黒部・祖父谷で熊に襲われて転落した大阪わらじのちゃん太さんの記事は参考になります。今後も遭遇確率は上がりそうですし、注意が必要ですね。
- 茅野駅で江戸前寿司はなしでしょう。茅野駅だったら個人的には菊仙がお勧めです。
- ロクスノの写真はグリベル一色なので江本さんかな? アイス・ミックス特集なので楽しみ。

2004年11月19日

真剣10代しゃべり場 - もっと自然に目を向けろ!

(2004/11/19 23:30-24:30 NHK教育)
真剣10代しゃべり場

平山ユージさんが "真剣10代しゃべり場" という番組に出るとのことでしたので、見てみました。が、クライミングシーンの映像はなく、本人の発言も皆無でした。

議論の内容は、もっと自然に目を向けないと、自分達の住む生活環境にも、地球レベルでも自然がなくなってしまうという提案から始まり、自分達にできることは何かという方向へ進んで行きました。

節水、節電、資源の無駄遣いを減らす等の環境に対する配慮、発展途上国への環境規制等、この手の話題は昔から散々山渓等で見てきているので真新しい意見はなく、途中で平山さんが入れたコメント "便利さと環境保護のバランスをどこに置くかは人それぞれだよね" というのがそのまま結論のような気がしました。

ただ、誰かの発言で「どこまでできるかはその時の気分やタイミングによって違ってくるんだよね。疲れているときはゴミのポイ捨てしちゃうし・・・(略)」というくだりは、議論以前の問題でしょう。状況に関わらずゴミはゴミ箱へ。しつけの問題です。

出演者が皆 10代だからか、議論後の感想で、色んな意見があって新鮮だったというのがありましたが、議論の重要さを浮き彫りにしています。結論の有無に関わらず、議論の重要性は考え方の多様性を短時間で知れるということだと思います。

参考情報
真剣10代しゃべり場

2004年11月17日

岳人 12月号

(2004/11/15 東京新聞出版局)
岳人 12月号

気になったところを適当にピックアップ。

第 1特集 山スキー2005新雪の山へ
毎年恒例の企画です。新雪のパウダーを滑ってる写真を見てると山スキーに行きたくなります。乗鞍、立山、谷川、蔵王、森吉などが紹介されています。那須・三本槍でも滑れるのはびっくりでした。

5月に山スキーで靭帯を切ったばかりなので今年の冬に山スキーができるかどうかわかりませんが、とりあえずゲレンデ行って滑り込んで基礎からみっちりやり直さないと駄目でしょう。明らかに技術不足が原因の事故でしたから。

色々な Web やメールを見ていると今週末からの 4連休で立山に初滑りに行かれる方が多いようです。いよいよシーズンインです。

第 2特集 こんどこそ海外の山旅へ
トレッキングやハイキングルート、ガイド登山によるものが中心です。今年は怪我をしたこともあり、海外には行ったものの、フリークライミングだったので、来年はアルパイン or アルパインフリーで海外に行きたいと思っています。南米かヨーロッパかなぁ。消化休暇が出ればヨセミテかタイ、ベトナムあたりにもフリーで行きたいと考えています。。

平山ユージ世界初の8cオンサイトに成功
先日の 8c(5.14b) のオンサイトの詳細が飯山さんによって書かれています。次の目標は、まだ行けそうだと言う 8c+(5.14c) のオンサイトだそうです。その先にも何かまたでかいプロジェクトがあるんでしょう。先日 Tommy Caldwell によってフリー化されたエルキャプの Dihedral Wall(全26ピッチ中、5.14ax1、5.13dx1、5.13cx3、5.13bx3、5.12x4 というとんでもないルート) のオンサイトトライくらいやってくれちゃうかもしれません。ロクスノがあるからか今月の山渓には全く記述がありませんでした。

登山クロニクル
このコーナーの常連さんの沢のクロニクルのオンパレード。自分の中ではアルパインの中でも、空気より重い水と常に戯れていないといけないので、沢が一番怖いと思っています。もちろん沢にも多々あるので一様には言えませんが、今年は怪我をしたこともあって全く沢に行けませんでしたが、来年はのんびりした沢から行きたいと思っています。

マイフェイバリットルート
今回で最終回。手嶋享さんと丸山剛さん。どちらも沢だというのが岳人らしいです。前号に引き続き今号でも八久和川が紹介されています。

その他
- 石川直樹さんってやはりすっごいアクティブ。
- 乗鞍山頂付近の岐阜・長野の県境が決まってなかったとは。
- 山とは関係ありませんでしたが久しぶりに "峠恵子" の名前を見ました。
- 最近またパッシブ・プロテクションがはやってきています。
- 頂上のある登山は大事です。少し忘れていました。

2004年11月15日

Checking of PPE v2.0

(2003 PETZL)
Checking of PPE v2.0

今年の春に出た PETZL のカタログとともに配布されていた CD-ROM。CD-ROM には Checking of PPE というアプリケーションが含まれており、英語かフランス語を選んでセットアップできます。アプリケーションのメニューは大きく 2つあり、"EASY INSPECT" と "CHECKING OF PPE" の 2つです。ちなみに PPE とは "Personal Protective Equipment" の略だそうです。

EASY INSPECT
クライミングギアの管理ツールです。ロープ等の詳細データ(メーカー、製品名、購入日時や使用状況など) を記入して管理し、ギアの破棄するタイミング等を考えることができます。Excel への Export 機能も付いています。

考えてみると、ロープにしてもスリング、カラビナなどもいつ買ったかまでは覚えておらず、かなりアバウトに管理していることがわかります。命を預ける道具だけに、きちんと管理した方がいいですね。自分が被害をこうむるのはもちろん、パートナーにも被害は及びますので。

CHECKING OF PPE
PETZL の製品だけですが、CHECKING OF PPE(検査の仕方を動画で説明。マニアックなディセンダーの検査方法なんかもあります)、EQUIPMENT TESTING(製品に関する使用方法のクイズ)、SAFETY TIPS(TIPS です)、PPE AND STANDARDS(製品の仕様) というメニューで説明されています。動画がふんだんに使われているので、英語ではありますが、見ているだけでも理解できます。

代理店の在庫次第ですが、登山用品店等で無料で取り寄せ可能です。また同内容のものを PETZL の Web で確認することができます。

2004年11月14日

聖職の碑

(1978 東宝)
聖職の碑

大正 2年に中央アルプスの木曽駒ヶ岳へ修練登山に出かけた地元の中箕輪尋常小の生徒が遭難し、結果として 11名が亡くなるという事故の顛末を小説化した新田次郎著『聖職の碑』を元に映画化したもの。キャスティングは現在を基準に考えると大物ぞろいです。

山での遭難を扱ったものではありますが、主要テーマは明治から大正における白樺派の理想主義教育と政府が主導する実践主義教育との対立でしょう。

赤羽校長はどちらの思想も理解しつつも、どちらの立場にも立てず、教師達を上手くまとめることができないまま、白樺派の教師達が反対する中、この登山は行われました。

遭難の原因は悪天候及び、悪天候への対処方法のミスだと思いますが、当時の装備を考えてかつ、予定していた避難小屋が焼失してしまっていたことを考えると必然的な結果でしょう。しかし、小学校の行事として考えた場合、事前の下見をしなかったことやビバーク装備の不携行等の不備が目立ち、明らかに準備不足です。

物事に対する考え方が現代とは余りにも違うため、今の人からすると理解しがたい言動が多いかもしれませんが、こういった時代があったことは認識しておく必要はあるでしょう。それにしてもこの時代の教師の人格の高さには驚かされます。

原作には新田次郎氏の詳細な取材記が付いているので、それを読むと白樺派が何であったのかが良くわかります。新田さんの作品の中でもお勧めの作品です。

山本さん、メディアをありがとうございました。

2004年11月 2日

にんげんドキュメント 山岳警備隊奮闘す ~北アルプス・立山連峰

(2004/10/22 23:00-23:45 NHK総合)
にんげんドキュメント 山岳警備隊奮闘す ~北アルプス・立山連峰

山の経験が全くないまま富山県山岳警備隊に入隊した、新人の竹内実さんを追ったドキュメント。源次郎 1峰中央ルンゼでの救出作業や剣沢でのトレーニング風景などが映されています。

警備隊の仕事自体は大体わかっていたので、新鮮な映像はありませんでしたが、中高年登山者の安易な遭難事故が増えてきて、今後も大変だろうなと思いました。

大昔に文部省登山研修で自分の講師としていらっしゃった丸山さんが元気そうで何よりでした。その他にも見たことある顔がちらほらと。

2004年9月16日

きりぎりす 12号

(2004/4 日本山岳会青年部)
きりぎりす 12号

だいぶ前に発行されていたのですが、買い(もらい) 忘れており、石井スポーツをぶらぶらしていて気が付きました。

"日本山岳会" と聞くと XXX なイメージしか出てきませんが、青年部に関して言えばまったくそういったイメージからは遠い存在で、少人数ながらも独創生の高い活動を展開しています。大学山岳部出身者が中心でありながらも、活動は沢登りや泥臭いクライミングが多く、同世代の人が多いということもあり、毎号毎号の記録をいつも楽しみにしています。

ただ、今号は予算の関係からか、編集の都合かはわかりませんが、印刷の質が落ちてしまい、写真がつぶれてしまっていてちょっと残念です。またボリュームも少し減ってしまっています。都内の山道具屋で安価で入手できますのでぜひ 1度手にとって見てください。若い人もがんばっているというのが伝わってくると思います。

2004年9月 7日

Free Climber No.5

(2002/12/20 エイ出版社)
Free Climber No.5

紀伊国屋をうろうろしていて見つけた雑誌。少し古い雑誌で、存在は知っていたものの、昔はフリー(スポーツクライミング) には興味が無かったため、スルーしていました。

最近はクラックをかじり始めたこともあり、クラック特集でもあったこの号を買ってしまいました。ちなみに現在は廃刊状態で実質 No.5 が最終巻です。

特集のとおり、今まで読んだどの技術書よりもクラックに対して詳細に書かれています。ジャミングに関してはハンド、フィスト、フィンガー、シンハンド、フットジャム、ギアに関しても、シューズ、キャメロット、エイリアン、ナッツとそれぞれ項目ごとに誌面を割かれて書かれています。ナッツのオポジションやディレクションに関しては初めて聞く話でした。気をつけねば。ただワイドクラックに関しては "技術が多岐にわたるためここでは触れません" と断り書きがされており書かれておりません。残念!! 山岸さんあたりに書いて欲しいものです。

また巻末の Crack Gear Catalog は少し古いながらも、現在市販されているほぼ全てのカムとナッツの写真が出ています。サイズは書いてあるものの色が書いていないのがちょっと残念です。エイリアンは色で呼ぶことの方が多い気がしますし。ちなみに執筆は杉野保さんです。

クラック以外の記事でも、室井さんによるクライマーのマナーに関してやマルチピッチクライミングの注意点、カナダやイタリアの岩場情報など予想以上に充実していてびっくりでした。もちろんそこにあった残りのバックナンバー(No.1~No.4)も全部買ってしまいました。

2004年9月 6日

我々はいかに「石」にかじりついてきたか

(2004/8/30 菊地敏之東京新聞出版局)
我々はいかに「石」にかじりついてきたか

菊地さんのねたみとひがみと蛇足で綴られた、日本におけるフリークライミング小史。この手の話はクライミングの入門書に少し書かれる程度で、ここまで細かく体系的に書かれている本はありませんでした。体系的に書かれているとはいえ、お堅い話はなく、頻繁に話が脱線するので楽しく読めます。諸所爆笑です。

ジョンバーカーの岩雪ショックあたりの話から、比較的最近までのエポックメイキング的な出来事を細かく解説しています。菊地さん自身がクライミングの歴史と一緒に歩んできたような人生なので、半ば自伝としても捉えられます。ただ、90年代後半あたりからの記事に関しては、菊地さんの中での位置づけがはっきりしていないからか、それともよく知らないからなのか、やや筆の勢いが鈍った感があります。

この本はフリークライミングという観点からクライミングを捉えていますが、菊地さん自体アルパインの経験もバリバリで、谷川岳一ノ倉沢烏帽子奥壁大氷柱初登やヒマラヤ・トランゴタワー登攀などの記録も持っています。フリークライミングと言うと、クライミング形態の一種、アルパインクライミングの対極に有るものと捉えられがちですが、平山ユージさんの業績やアルパインルートのフリー化なんかを考えると、アルパインもフリーもクライミングであり、境界線を引くのは難しくなっているので、これまでフリークライミングとして捉えられてきた概念はスポーツクライミングとして特化し、それ以外は単純にクライミングとしてしまった方が自分の中ではしっくりきます。もちろん人工や冬季はちょっと違ってきますが。菊地さんも最後に、フリークライミングの追及とは "態度" の追求であると書いていますが、決してそれはフリーだけではなく、クライミング全般に言えることだと思います。

また、この本はリファレンスとしても非常に便利なので、巻末にクライマーで索引をつけたら、なお良かったかもしれません。

自分自身、クライミングを始めてからまだ 1年半ほどなのでクライミングの歴史に関してはまだまだ ??? 状態で、最近はロクスノだけでは飽き足らず、過去の岩雪を読むことが多いのですが、この本のおかげで、これまで点となっていた話が繋がって線になった感じでよかったです。最近はクライミングの古典(?) を集め始めたので、順番に読んでいくと、より一層理解が深まってクライミングが面白くなるかもしれません。それにしても女性クライマーって少ないですね。室井由美子さんと大岩あき子さんが出てくる程度です。クライマー夫妻のなれそめ話なんかもあったらもっと面白かったかもしれません。

最近集めているクライミングの古典本
最近集めているクライミングの古典本

おまけ
今日からオフィスが新宿に引越し、紀伊国屋まで 3分、石井スポーツまで 5分と恵まれた環境になったので、入り浸りそうです。

2004年9月 1日

ROCK&SNOW 025

(2004/9/3 山と渓谷社)
ROCK&SNOW 025

今号も前号に引き続きフリー一色に近い状況です。アルピニズムが絡むようなアルパインはどこへ行ってしまったんでしょうか? 確かに夏のアルパインは IV とか V とかフリーのグレードと比べてしまうと足元にも及びませんが、アルパインにはフリーでは得られない何か(魅力) があると思いますし、それを紹介する、し続けるのがこの雑誌の使命だと思います。素人考えでしょうか? ちなみにここでいうフリーとはスポーツクライミングとしてのフリーであって、フリーで登るというのとは違います。

とはいっても内容は練られており、非常に楽しめました。

Special Chronicle
The Wheel of Life V16
小山田大さんがオーストラリアで初登した世界最難のボルダールート The Wheel of Life(V16) の詳細レポート。ルート図を見ればわかるのですが V9+V12+V10+V11 と 4本のルートをつないだものです。初登の模様は DVD に収められていますので、一見の価値がありますので是非ご覧ください。

ロストワールド:ムラジョン北稜初登攀
パタゴニアのセロ・ムラジョンへ実質 2人で遠征した記録です。登攀自体はワンデイの速攻で落としていますが、アプローチも困難も極め、悪天での停滞も余儀なくされ、かなり苦労しています。それにしても久しぶりにシュテファン・グロバッツの名前を見ました。最近読んでる岩雪のバックナンバーだと、シュテファン・グロバッツはヨーロッパのコンペで優勝している記事ばかりなのですが、ここまでに至る過程も知りたいところです。マルチですねぇ、理想です。

シャモニ W-CUP 小林由佳初参戦
シャモニで行われたワールドカップに初参戦した小林由佳さんのレポート。個人的には登っているところを一番見てみたいクライマーです。今回は 7位と惜しい結果でしたが、将来が楽しみですね。まったく関係ないですが、昔の岩雪に同姓同名のクライマーが時々登場しています。もちろん別人でしょうが。

アレックス・フーバー 5.14a フリーソロ
イギリスのクライミング雑誌 HIGH MOUNTAIN 260 の翻訳です。危険なので良い子は真似してはいけません。トライの様子はフーバーの Web で見れます。

ジャヌー北壁 不可能への挑戦
ジャヌー北壁に新ルートを開いたロシアンクライマーの記録。ジャヌー北壁の中央をきれいに貫いており、これまでの北壁のルート(同志会ルートとトモ・チェセンのルート) に比べても一番きれいです。極地法で酸素も使っていますが、壁に入ってからは完全にポーターレスで短期間で落としているところを見てもすごい記録です。ちなみに同時期に他のロシアンクライマーがエベレスト北壁にも新ルートを開いています。ジャヌーは南東稜からの初登ルートでいいので、将来的には行ってみたい山です。遠征の様子は Web で見れます。

エル・キャピタン「Freerider」をワンデイ・オールフリー女性初登
ディーン・ポッターの奥さんであるデイビス・ポッターの記録。夫婦そろってすごいですね。ちなみに Freerider はサラテの派生ルートです。

INTERVIEW
小山田大 インタビュー
小山田大さんのクライミングライフを振り返ったインタビューになっています。小山田さんのこれまでを初めて知りました。今後の若手のプロクライマーを危惧しているあたりは凄いですね。

OLD BUT GOLD 蝦夷生艶気蒲焼(えぞうまれうわきのかばやき)
今回は北海道・層雲峡にあるクラックルートの紹介です。ルート名も凄いですが、ルートもクラックがきれいに走っており非常にきれいです。グレードも 10c と手ごろなので、機会があれば行ってみたいですね。今年の 2月にアイスクライミングで層雲峡に行きましたが、渓谷に沿ってずーっと岩場が続いているので、開拓しようを思えばどこでも開拓できそうな雰囲気でした。

その他
ボルダーグレードを考える
前号のボルダリンググレードに関する対談に対する反響を集めてあります。議論するのはいいと思いますが、最終的な決定は誰がどのようにするのでしょう?

小川山新エリア・姉岩
雲表倶楽部 60周年記念にあわせて、ほげほげさんこと長島さんが中心になって開拓されたエリアの紹介。マラ岩からすぐだし、グレードも 10台が中心で初心者向けなので遊びに行ってみてもいいかもしれません。

これからのルート開拓
フリーの開拓ネタではありますが、ぜんぜん未知のネタなので面白かった。クライミングで一番重要な要素である支点ですが、支点に関してぜんぜん無知であることがよくわかりました。支点を作る人ももちろん気をつける必要がありますが、利用する方も過信してはいけないでしょう。アルパインでは支点に関しては必ず確認しますが、フリーの場合はそのまま意識せずに使ってしまう傾向があります。

ハードコア人体実験室
パンプについて。ためになります。やっぱりクエン酸は効果があるようです。「最大筋力を上げることで持久力があがる」というのも重要ですね。

2004年8月31日

PLEASURE

(2004/8/31 21:54-21:57 TBS )
PLEASURE

平山ユージさんが出てくるものの、わずか 2分ばかりの他愛もない番組でした。X-TRAIL の宣伝番組に近いです。orz

2004年8月30日

NATURE UNLEASHED: AVALANCHE

(2004/8/27 DVD 邦題 :ICE HAZARD)
NATURE UNLEASHED: AVALANCHE

定期的にリリースされる B級雪山パニック映画の最新作。カナダの NATURE UNLEASHED シリーズの雪崩バージョンです。

この手の作品は 10作品近く見ていますが、最新作だけあって、CG の精度が大分上がってきています。ただ雪崩れのシーンはやっぱりどこかで見たことあるようなシーンばかりです。実際の雪崩れのシーンを撮るのが難しいからか、どこかで使いまわしているのでしょうか?

リゾート開発によって観光客が増え、増えた車からの排ガスによって気温が上がり、雪質が変わって大雪崩が起きるまでの顛末を描いた映画です。

2004年8月27日

クライミングシューズ

Venom
Venom

週末の剣でこれまで履いていたクライミングシューズに穴が空いてしまったというのと、かなりどろどろでインドアで使うにはちょっとためらわれるような状態になって来たので、水曜日に Calafate でクライミングシューズを買いました。

最近はインドアもフリーもアルパインも全部 MadRock の Mugen を履いていたので、また、履き心地もソールの感触も好きだったので同じ靴か同系統の靴を買おうと思って行きました。

が、Calafate で 20足近く試着しているうちに、そろそろ用途によって分けてもいいかなと思ったので、人工壁専門で使う靴を探す方向に主旨を変え、多少ターンイン、ダウントゥーが有る靴を探しました。Madラバーが好きだったので MadRock 最新の Loco を履いてみたのですが、足が痛すぎて我慢できる状態ではなかったので、自分にはまだ早すぎると思いやめました。そんな中でターンインもダウントゥもあり、履きやすい靴ということで La Sportiva の Venom にしました。

まだ 2回履いただけですが、特に可もなく不可もなくといった感じで、問題はありません。かと言って特筆することもありません。トゥーの上に網目状でラバーが張ってあるのでトゥーフックがしやすそうですが、まだ使っていないので何とも言えない感じです。とりあえず、人工壁はこれで登り込む予定です。何はともあれ、靴が新しくなると気分がいいですね(←単純)。

2004年8月25日

Alpinist 8

(2004/8 ALPINIST)

Alpinist 8

質の高いアメリカのクライミング雑誌 Alpinist の最新号。表紙はなんと平山ユージさんです。サラテオンサイト時の写真が使われています。

誌中でも 16ページにわたって記事が掲載されており、文章自体はロクスノ 20、21 に掲載された Road to El nino を英訳したものですが、写真は見たことない写真が多いので新鮮です。

ここまで誌面を割いて掲載されると言うのも凄いですね。フリークライミングを追求した結果だとは思いますが、氷雪は絡みませんが、十分アルピニストですね。

2004年8月17日

カム 9月号

(2004/8/12 東京中日新聞)
カム 9月号

あとで。

2004年8月16日

N響アワー - 世界最高峰に響く歌~アルピニスト・野口健 -

(2004/8/15 21:00-22:00 NHK 教育)
N響アワー - 世界最高峰に響く歌~アルピニスト・野口健 -

なぜ野口健さんが N響アワーに? と思ったのですが、司会の若村真由美さんと知り合いらしく、エベレストや富士山での清掃活動で一緒に活動されたそうです。

内容は野口さんの生い立ちを映像を交えて振り返り、野口さんが山に向かうときに聴く音楽、司会の池辺さんが山にまつわる音楽をそれぞれ紹介して、演奏が流れています。

紹介された作品はベートーベン「運命」、ワーグナー「ワルキューレの騎行」、シュトラウス「アルプス交響曲」でした。

クラシックを聞いたのは久々で、山中では自然の音を聞いていたいので、音楽を聴くことは無いですが、下界でたまに聞くにはいいですね。

2004年8月13日

TOP RUNNER 平山ユージ

(2001/6/21 NHK)
TOP RUNNER 平山ユージ

3年以上前に放映されたものですが、某所で見る機会があったので簡単にレビュー。

放映は当時アメリカ最難であったクリプトナイト(5.14d) を RP した直後に収録されたもので、指を怪我した状態で登場しています。

内容はこれまでのクライミングを振り返りつつ、昔 NHK で放送されたシーンやワールドカップで優勝したときの映像なども挿し込まれています。

200万かかったと言われている人工壁のセットがありますが、平山さんは怪我をしていたために登らず、かわりに司会のハナちゃんと田辺誠一さんがトライしています。ただそれを見て我慢できなかったらしく、平山さんも指 2本 + スニーカーでトライ。が、5手くらいで落ちちゃっています。

クライミングをしている原動力として、ただ楽しいだけではなく、超えられない壁が常にあるから続けている、先を見てみたいという思いがあるからだと語っています。

クリプトナイトに関しては、思ったほど難しくなく、14d は無いのではと思い残念だったそうです。登っている映像に関しては Pump から発売されている Prologue という DVD に収録されています。

スタジオ観覧者にクライミング関係者(?) がいて、岩場にハーケンやボルトを残置することに関して質問してます、微妙な回答で逃げていますね。

クライミング前のゲンカツギとして以下のようなことをしているそうです。1位は切れちゃっていたためわかりませんでした。わかる方は教えてください。
1.
2. 右足からはく
3. シューズの底を磨く
4. 腕を激しく振る
5. 水を飲む

皆さんもお試しあれ。

2004年8月 9日

[DVD]平山ユージの世界 Live in Japan

(2004/8/5 山と渓谷社 DVD)

平山ユージの世界 Live in Japan

平山ユージさんが日本の岩場を登っているシーンを集めて、別途平山さんによる解説を入れた DVD です。撮影している人が Pump から出ているシリーズと同じ阿部さんなので、構成もほとんど同じです。違いといえば、ユーモア感が抜けて純粋にクライミングシーンだけになっている点でしょうか。残念な点は別途入っている解説の録音方法が悪かったのか、Mix が悪かったのか、ジーという雑音が入ってしまっています。残念!!

出所はほぼ同じですが、日本でも年に 2-3本のペースでクライミング DVD が出るようになりましたが、出るたびに構成や質が上がっており、出演クライマーが日本人ということもありますが、見てて飽きません。しかも、この DVD では、日本では平山さんしか登れないような 5.14d や 5.15a というルートが出てくるので貴重です。

収録ルートは以下。

[小川山]
クレイジージャム 5.10d
スーパーイムジン 5.12b/c
エクセレントパワー 5.13a

[城ガ崎]
風に吹かれて 5.11a
サーカス 5.12b/c
シンデレラボーイ 5.13a/b

[二子山]
ノースマウンテン 5.12a
任侠道 5.12d
フラットマウンテン 5.14d/15a

[有笠山]
パスファインダー 5.11b/c
Blast-off 5.12a
あっぱれ 5.13c

[備中]
燃えない岡山県民 5.12d
棲龍門 5.13c/d

[鳳来]
卒業 5.12d
猫も杓子も 5.12c
ガンジャ 5.13d

[城山]
Over Drive 5.11d
リキッドフィンガー 5.14a
ロジカルプログレッション 5.14d

タイトルは "リブ" なのか "ライブ" なのかどっちなんでしょう? "リブ" かな?

2004年8月 3日

秩父宮記念 雲海を走る 第29回 富士登山駅伝

(2004/8/1 16:05-17:20 フジテレビ)
秩父宮記念 雲海を走る 第29回 富士登山駅伝

日本で一番高所で行われる駅伝です。山梨県側の富士登山マラソン、静岡県側の富士登山駅伝と夏の富士山の 2大イベントとして有名ですが、4年もガイドとして富士山に詰めていたにもかかわらず、1度も生で見ませんでした。

富士登山駅伝は静岡県の御殿場市陸上競技場から山頂までを 6区間に分けて、6人でつなぐレースで、変わっている点として、登りを走ったランナーが同じコースを下るという点でしょう。

見所はやはり山区間の 4区から 8区で、特に 7区と 8区の襷をつなぐシーンは必見でしょう。襷を渡した後に止まりきれずに皆転がっていく様は壮絶です。

出場チームを見ると自衛隊の同窓会? というほど上位陣は自衛隊で占められています。さすがとしか言いようがないですね。ただ、10位に入っている群馬岳連の 6区を走った鏑木毅選手は富士登山マラソンでも 3位に入っており、登山レースでは有名人です。

参考情報
秩父宮記念 雲海を走る 第29回 富士登山駅伝
群馬県山岳連盟 掲示板

2004年8月 2日

おはよう日本 ソロクライマー 再び岩壁へ

(2004/8/1 7:36-7:47 NHK)
おはよう日本 ソロクライマー 再び岩壁へ

先日の山野井通信で告知されていた番組です。わずか 10分ほどでしたが、中国の岩壁、その先への抱負が述べられています。内容は山野井通信、先日の AERA とほぼ同じです。

3本指で氷川の屏風岩をフリーソロで登っています。

2004年7月24日

Climber

(2004/7 Climber)
Climber

イギリスのクライミング雑誌。シアトルの本屋を覗いていたら見つけたので買ってみました。

ここでもしつこく DWS(Deep Water Soloing) でベトナムが紹介されています。やっぱり世界的に流行っているようです。この記事以外にも海沿いでのクライミングの写真が多い気がします。日本で海沿いの岩場というと伊豆の城ヶ崎や海金剛しか思い浮かびません。ちなみに、最近スペインで DWS によってイギリス人のクライマーが 1人亡くなっているようです。

News 欄ではイギリスの地域ごとのニュースが紹介されており、あとは岩場の紹介記事です。面白かったのはイギリスの雑誌であるにもかかわらずアメリカの岩場が紹介されていることでしょうか。また、先日のロクスノにも似たような記事が出ていましたが、Climbing Movie の撮る側からの視点による特集が組まれています。

気になった記事として流行っているものとして "Climb On" という指先に塗る栄養クリームが紹介されています。取り寄せてみようかな。

巻末では "Crowds" として最近岩場の混雑が問題になっているコラムが載っています。休日の広沢寺さながらのロープがすだれ状になっている写真が出ています。

おまけ
今日はアメリカを発つ日です。シアトルのダウンタウンに寄って、スタバ 1号店でお土産を買ってから空港へ。機体のトラブルで出発が 2時間遅れました。ふいー。

2004年7月23日

HIGH MOUNTAIN 260

(2004/7 260 HIGHMOUNTAIN)
HIGH MOUNTAIN 260

イギリスのクライミング雑誌。シアトルの本屋を覗いていたら見つけたので買ってみました。

巻頭の写真は、先日 Alex Huber が行った 8b+ のルートをフリーソロした時のもので、冒頭の記事でも本人によるレポートが載っています。

全体的に岩場の紹介記事が多いです。ただ、MOUNTAIN INFO では Himalaya の Noshaq や Alaska の McKinley や Hunter のバリエーションルートが写真入りでかなり細かく紹介されており、見ているだけでも楽しめます。

巻末の OFF THE WALL というコラムでアルパインルートでは何人パーティがベストか? という記事も面白かった。3人がベストとしています。

あとはソフトシェルがハードシェルよりもいいという検証記事が出ています。

おまけ
今日は本社サイドのビジネスパートナーとタイマンでミーティングのため、オフィス(個室) めぐりでした。本社はリソースが豊富で分業制が完全に確立されているので、仕事に余裕を持って取り組んでいます。それに対して日本サイドは自分 1人にしても 6人分くらいの仕事をしていることになります。その分の給料欲しいなぁ、まったく。相変わらず英語はちんぷんかんぷんですが、とりあえずレポート書いて、報告できるくらいの資料は集まって、何とかなりました。

2004年7月22日

Gripped June/July 2004

(2004/ June/July 2004 Gripped)
Gripped June/July 2004

隔月で発売されているカナダのクライミング雑誌。バンクーバーに行った時に本屋を覗いたら売っていたので買ってみました。

Women and Climbing
これまでクライミングは男のスポーツとされていたが、ここ最近は女性の台頭が目覚しいとして、8人の女性クライマーが紹介されています。きっかけは 30年以上前に Yosemite Nose を 4day で登りきった Molly Higgins とBarb Eastman によるクライミングで、決定づけたのは、1993年に当時まだ誰もしていなかった Nose の 1day free ascent を行った Lynn Hill のクライミングだそうです。

Deepwater Soloing in Vietnam
海外ではこういった形態のクライミングがはやっているのでしょうか? 海や川からソロで登って終わったら飛び込むという形態のクライミング。イギリスのクライミング雑誌だと DWS(Deep Water Soloing) と略されています。今回はベトナムのルートが紹介されています。

その他に News 欄で ? マークが付いていますが、スペイン人クライマー Patxi Usobiaga が 5.14b のルート(Desafiendo Tsunami) をオンサイトしたと紹介されていますが、もし本当だとすると、今秋平山さんが狙っていた世界記録は早々と達成されてしまったことになりますね。

また、ヨーロッパの Mix クライマーが 3月に行われた ICE World Cup に来た際にロッキーの Mix ルートをいろいろ登って行った記事も紹介されています。

ケベック州にある 10本の Best Multi-pitch のルートが紹介されていますが、フランス人が多いからか、ルート名がほとんどフランス語です。

あとはアプローチシューズの特集記事などです。

おまけ
今日は海沿いを散歩してから、自転車を借りて Stanley Park を 1周しました。途中ビーチもあったりと気分は、カナダですが、完全に南国でのバカンス。それにしてもインラインスケートで走り回っている人が多い。

昼は中華街に移動して飲茶を食べ、ダウンタウンに戻って簡単に買い物をしてから、山道具屋を覗いてシアトルに戻りました。

2004年7月21日

ROCK&ICE ISSUE 136

(2004/ ISSUE 136 | SEPTEMBER 2004 ROCK&ICE)
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Climbing誌と同様、年に 8回(2,3,4,6,7,9,10,12) 発売される雑誌。何で毎月出ないのかは ? です。Climbing よりはこちらのほうが記事の量が多い感じです。

COOL CRAGS
暑い夏にお勧めのエリアが 7箇所紹介されていますが、アメリカの土地勘はないので、あいにくどこにあるのかわかりません。crag は岩場のことです。

SOMETHING WICKED THIS WAY COMES
史上最悪の人物として "Great Beast 666" なる人物が紹介され、1900年前後の K2 へのトライに関することが書かれているようですがよくわかりません。後で精読してみます。

その他は、冒頭で小山田大さんがオーストラリアで V16 を登ったことが出ています。液体燃料のコンロの比較記事は面白いです。現在の日本ではありえない記事です。Climbng誌でも言えることですが、Gallery コーナーの写真がきれいです。

おまけ
今日も終日カンファレンス。明日がオフなので、カンファレンス終了後、車を飛ばしてカナダのバンクーバーに来ました。かつてバンクーバーに住んでた人と来たので、ガイド付きのツアーに参加した感じです。バンクーバーというとシーフードというイメージがあるのですが、バンクーバーはアジア系の人が多いのでアジア料理も安くておいしいということで、タイ料理屋に行きました。美味でした。

2004年7月20日

Climbing No.232

(2004/7 No.232 Climbing Magazine)
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アメリカで一番メジャーなクライミング雑誌。ハイキングを扱った雑誌もあるようですが、数が多すぎてよくわかりません。Climbing 誌は、2,3,4,6,7,9,10,12月に発売される雑誌で扱っている内容はクライミングです。発行は 1970年からで、最新号は 232号です。

英語はすんごく苦手なので間違っているかもしれませんが簡単にレビュー。

K2: the First Fifty Years
K2 が初登されてから今年で 50年ということでの特集が組まれています。今月のヤマケイ、ロクスノでも同様の特集が組まれていました。内容は同様です。歴史をたどったものです。

Summersville
West Virginia にある Summersville 湖のクライミングルートの紹介。ルートとは言っても、船から取り付いて、終わったら湖に飛び込むというかなり狂ったルートです。当然ながらソロで、夏限定です。

L'autre Cote de Fred Rouhling
Fred Rouhling がかつて開拓したという 9b のルートにまつわるインタビュー。

以上が特集であとは日本の雑誌と同様、記録の紹介や新製品レビュー、新刊紹介、Climbing Tips、読者の声などが載っています。巻末の全米ジムリストは便利です。

日本の雑誌と明確に違うのはハイキングとクライミングを明確に分けていることでしょうか、ヤマケイにしろカムにしてもハイキングから、クライミング、山スキーも沢もすべて "登山" というくくりでまとめてしまっています。

おまけ
今日は終日カンファレンス。現在仕事で使っている CMS(Contents Management System) が XML Web System から XML Web Service に移行するので、新しいプラットフォームのお勉強が今回の出張の Task です。英語が苦手なので大変です。

夜は地元の人とステーキ屋さんへ。普通に頼んだら肉が 600g 弱も出て、SideDish でペットボトルサイズのベイクドポテトが・・・。そんなに喰えるかっ!! おいしかったのですが、さすがに気持ち悪くなりました。