「雪山大好きっ娘。2.0」 は 「雪山大好きっ娘。+」 にリニューアルしました。新しい URL は以下になります。

http://yukiyama.co.jp/mountain/

前の月:2003年9月

次の月:2003年11月

 

2003年10月 6日

阿弥陀岳南稜と小同心クラック

横岳大同心と小同心
阿弥陀岳南稜を上がって、一旦行者小屋に降り、翌日小同心クラックを登ってきました。行者小屋でクロスしてはいますが、個人的には理想的なアルパインの縦走ライン。南稜では前回巻いた P3 を登って、ちょっと満足しつつも、P4 を巻いてしまってやや後悔。小同心クラックはアプローチが長い割りに、実質たった 2ピッチで・・・。後輩の健史がさくさく登って来てくれたのであっという間でした。このルートは裏同心ルンゼなんかと組み合わせて冬に行ければ尚良しでしょう。


Piu'

Piu'
今回の八ツではビレイデバイスとして、新しく発売されたばかりの Cassin の piu' を使ってみた。ATC の短所を全て補った様なチューブ型デバイスで、オートロックも効くし、支点ビレイも問題なし。ルベルソよりも軽量、コンパクトなので結構お気に入り。ただ、最初だったからか、ロープの滑りが物すごく悪く、セカンドのビレイをしているときは全体重を乗せないと引っ張れないくらいロープが滑らず、ある意味、ビレイで腕がパンプしてました。


谷川岳遭難者慰霊祭 遺族ら200人参加

ソース
1931年以降の遭難者が 777名だったそうです。キリがいい数字というか、なんというか複雑な数字ですね。世界的に見てもこの数字はかなり多く、ほとんどは一ノ倉沢を始めとする岩場での事故です。西黒尾根を始め、一ノ倉沢出合などの慰霊碑やプレートの数を見れば、事故の多さは一目瞭然です。本のタイトルは失念しましたが、高校のときに読んだ谷川岳に関する遭難の本を読んで 1週間近く怖い思いをしていた時期がありました。

今年は滑落事故で 3名が亡くなっているそうですが、全て把握できている自分がちょっと嫌だ。


2003年10月 7日

ヒマラヤで遭難、死亡 登山隊長の野沢井さん

ソース
富士山に関わる者として、また 1 登山者として非常に残念でなりません。冬富士の強力としても日本ヒマラヤ協会常任理事としても有名で、ここ数年は毎年のようにヒマラヤに通っておりました。花谷さんの Web で、富士山を背景に、ガムテープでばりばりに補強したボロボロの雨具を着て笑っている写真が印象的でした。ご冥福をお祈りいたします。

今シーズン限りで冬季の観測を終了する富士山頂測候所への冬季の強力のポストが空いてしまい、現在後任を探しているそうです。


2003年10月 8日

甲斐駒で岩登りの男性転落死

ソース
JECC の方のようです。甲斐駒のどの岩場かは不明ですが、赤蜘蛛周辺をソロで登ってらっしゃったのでしょうか。過去の記録等を読んでみても、彼の凄さはわかります。誰でも遭難するということは常に意識しておかなければいけないことですね。ご冥福をお祈りいたします。


2003年10月10日

WebLog に移行

さっそくこっちのサイトも WebLog に移行してみました。デザインのいじり方がわかってきたので、テンプレートを思いっきり変更してみました。まだ、細かいつめが上手く行っておりませんが、まぁ、実用に耐える範囲にはなっていると思うのでこれでゴーです。あとはモブログに登録すれば、携帯さえ入ればメールで更新できるので更新頻度はかなり上がる気がします。しかし、何を書こう。

わかっている範囲では、日本で 2番目の山専門の Blog サイトです。


NHK hiBS サイエンスアドベンチャー探検 世界の高峰

10/13 未知の氷壁に挑む 南極・ビンソンマシフ
10/14 氷河に眠る巨大湖の謎 ヨーロッパ・モンブラン
10/15 生を拒む極寒の尾根 北アメリカ・マッキンリー
10/16 火山と万年雪の秘密 アフリカ・キリマンジャロ

う~む、どれも見たいなぁ。しかしハイビジョンは見れるんだけど、ダビングできないんだよなぁ。また、山本さんに頼もうかなぁ。


今年の山岳遭難160件、早くも過去最多 40歳以上8割

ソース
"遭難が多い" と思わせる記事である。が、実際のところは、表面に出てくるケースが多くなっただけで、昔とそう大差ないと、個人的には思う。なぜなら、携帯電話がなかったころには、骨折しても、道に迷っても、救助隊を呼べたのは、一部の無線携行者だけだった。そのため、どんな状況でも自力で下山せざるをえず、下界に降りてから、医者に行ったところでそれは遭難にはならなかった。しかしながら、現在では稜線であればどこでも携帯がつながるようになり、雪盲や疲労で下山できなくなった程度で、まるでタクシーでも呼ぶがのごとく救助要請をするケースが増えていると思う。自分自身で危機意識を持ち、自己責任で行うのが本来の登山の姿であるはずなのに、町を歩く延長で山に入っている人が実に増えている。そういった人たちの意識を変えない限り、"遭難" の数は減らないだろう。


2003年10月11日

甲府幕岩

甲府幕岩に行って来ました。予定では北岳バットレスに行く予定でしたが人数の都合で予定変更。

登ったルート
アプローチ 5.7
森の唄 5.10a
HIVE 5.10a
イエローマウンテン 5.9
ナベちゃん 5.8

現在小川山に向かっています。モブログに登録したので、携帯メールで更新可能なはずですが確認ができないので微妙。


2003年10月12日

小川山

紅葉が始まっており非常に綺麗です。そのためものすごく混んでます。


小川山1日目

昨晩、雨が降ったせいで岩が全体的に濡れており、登れるところが限られてました。

今日登ったルート
屋根の裏のタジャン 5.9
川上小唄 5.7
龍の子太郎 5.9

# 写真は龍の子太郎を登る橋本さん


2003年10月13日

小川山2日目

今日はマルチピッチの練習でガマスラブに行きました。終了点手前で雨が振り出して本日は終了。キャンプ場に戻った時には誰もいませんでした。現在大渋滞の中央道を帰京中です。

今日登ったルート
ガマルート(6P) 5.8


山岳遭難発生状況

ソース
5 今週の発生
9月29日 木曽駒ヶ岳 64歳 男性 病気 無事救出
9月29日 蝶ヶ岳 61歳 女性 疲労 無事救出
9月30日 前穂高岳 71歳 女性 転落 軽傷
9月29日 槍ヶ岳 31歳 男性 疲労凍死 死亡
10月3日 八ヶ岳茶臼山 57歳 女性 道迷い 無事救出
10月4日 焼岳 59歳 女性 転落 死亡
10月5日 奥穂高岳 44歳 男性 転落 重傷

数字はいまさらなので、内容だけ。疲労凍死が出る季節になってきました。夏にももちろん事故例は報告されていますが、圧倒的に多い時期は秋から冬にかけてのこの時期。山、特にアルプスクラスでは秋は無いものとして考えないと駄目でしょう。注意点としては
  1. 濡れたらすぐ着替える。濡れている状態で風に吹かれると一番体熱を奪われます。
  2. 綿素材の下着や服装は使用しない。乾きが遅く、体熱を奪われます。
  3. 化繊orウールの帽子をかぶる。体からの放熱では頭からの放熱が最大です。
各地で初冠雪の情報が入っています。いつ雪が降ってもおかしくない状況です。冬山装備で山に行くことをお勧めします。


2003年10月14日

キノコ採り遭難が今月急増/県警が注意呼び掛け

ソース
メジャーな登山道では余り見かけませんが、キノコが良く取れる山域(?) に行くと、登山道の脇をビニールテープやら鉄条網やら看板やらが張り巡らされており、なんとも見苦しい限りです。法律上、不動産の所有者がどうなっているのか不明ですが、明らかに国立公園内と思われる山域にもあります。山菜とは違い、年に 1回しか取れないキノコに命を掛けている執念が感じられますが、やはり山に入るのであればそれなりの準備をしていく必要がありますね。


10月 会山行

レギュラー(5.10b/c) にトライする坂本さん
10月の会山行で甲府幕岩 & 小川山に行ってきました。マルチピッチのルートにも行きましたが、アルパインというよりは完全にフリークライミングでした。他のフリー系の山岳会との交流も持て勉強になりました。

[1日目] 甲府幕岩
アプローチのダートもどきの林道が嫌われているのか、幕岩にはそれほど人もおらず、静かなクライミングが楽しめました。初心者向けにも手ごろなレベルのルートがそろっており、きちんと整備されているので、比較的万人にお勧めできる岩場です。

[2日目] 小川山
小川山デビュー。前の晩に雨が降ったので、乾くのを待って、昼頃から、マラ岩、妹岩周辺で登り始めました。小川山特有のスラブとクラックを登るも、結果的に 3本しか登れなかったのでちょっと不完全燃焼。ただ、マラ岩の上から見た、廻り目平周辺の紅葉は見事でした。

[3日目] 小川山
マルチピッチの練習でガマスラブへ。アプローチも短いし、終了点からもワンピッチの懸垂で登山道に降りれるので初心者にはお勧めのルートです。ただ、終了点手前で雨が降ってきたため、逃げるように降りてきました。

本降りの雨の中を速攻でテントを畳んで帰途に着くも、中央道は 3連休の Uターン + 多数の事故で大渋滞、くたくたになって東京に着きました。


大雨で増水、橋を渡っていた女性が流され死亡…長野

ソース
沢の渡渉は状況にもよりますが、ロープ無しでは、腰までの水位が限界でしょう。ソースにあるように 1m ではまず流されます。

予定外の渡渉の際のポイント
  1. 待つ。沢の流水面積にもよりますが、雨による増水なら、待てばいずれは水は引きます。雨が降っている最中であれば、渡るのはあきらめましょう。山行計画に問題があったと思われます。行くべきではなかったですね。自然を相手に「予想外だった」は言い訳になりません。完全な無謀登山になります。9月に幌尻岳でも同様なことがありました。
  2. 渡渉の際はやや上流に向かって、腰を落として歩く。人数が複数いる場合は全員で肩を組んで一列になってスクラムで渡る。
  3. ロープがある場合は(最低限 6mmx5m は常に携行しましょう)、最初に渡る人(達)を確保してロープを張ってしまいましょう。ロープが 2本以上ある場合は流れの真横と上流の 2箇所から確保するのが確実です。

  4. いずれにしても、普段からザイルワーク、渡渉の練習をしておくのがいいと思います。


北ア・剣岳で4人遭難 2晩ビバーク、3人重傷か

ソース
詳細が不明なのでコメントは無し。ただ、簡易テント(ツエルト?) を持っていた点はいいですね。小屋泊まりなら当然ですが、テント泊でもちょっとしたアタック (ピストン) がある場合はツエルトは携行するのがベストです。ビバークになった場合、ツエルトの有無で雲泥の差があります。軽いものなら 220g しかありません。

ビバークする際のポイント
  1. 安全地帯かどうか確認する。谷底や沢筋、ルンゼや崖の下は論外。木の下や岩小屋がベストです。
  2. 着れる物は全て着る。新聞紙があれば、下着の上に着ましょう。意外と暖かいです。サバイバルシートや新聞紙は常に携行しておきましょう。さらにザックの中身を全て出して足を突っ込むとこれも結構暖かいです。足を入れた後、また荷物を詰めても可です。
  3. 焚き火ができるようだったら、焚き火をする。メタは常に携行しておきましょう。

ビバークに関しても普段から下界で考えておいた方がいいですね。真冬にベランダとかで実際にビバークしてみると、状況がよくわかるはずです。


2003年10月15日

プロジェクトX 「魔の山大遭難 決死の救出劇」

(2002/11/19 NHK 放送「魔の山大遭難 決死の救出劇」)
m1014-3.jpg

昭和 38年の愛知学院大の薬師岳遭難をきっかけに結成された富山県山岳警備隊結成初期の話。当時の警備隊は地元佐伯家の名ガイド達が頼りで、まだ経験も技術もほとんどなかった。
そんな折、昭和 41年正月に、天候悪化のため、剣に約 100人の登山者が閉じ込められ、救助に向かうことになった。地元のガイドと共に 6名で向かうも、途中でアクシデントがあり、結局ガイドは全員下山してしまい、警備隊 3名で救助に向かうことになる。最終的に 8日間赤谷尾根をラッセルして、剣山頂の遭難者達と出会うところまでが描かれている。しかし、冷静に考えて、3名で救助に行ったところで何ができる(できた)のだろうか? かなり疑問である。

蛇足だが、プロジェクト X のエンディングテーマである中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」の歌詞が心に残り、離れない。メロディと共に頭の中をぐるぐる廻っている今日この頃。
語り継ぐ人もなく
吹きすさぶ風の中へ
紛れ散らばる星の名は
忘れられても

歌詞の続きが見たい方はリンクをどうぞ。

伊藤さんメディアありがとうございました。


有名人の Web Site

覚書の意味も含めて集めてみました。非常に偏ってるし、なんだか随分少ない感じです。それ以外にもご存知の方がいらっしゃいましたら是非。

アルパイン系
山野井 泰史 (日本最強、世界のトップクライマー)
山野井通信
保科 正則 (河童橋から梓川に飛び込んだこともあるアルパインガイド)
山岳ガイド★保科雅則
菊池 敏之 (著書多数で烏帽子大氷柱初登もしているオールラウンダーガイド)
菊地敏之Climbing School&Guids
鈴木 昇己 (エベレストに登りつつ、シンデレラボーイ(5.13a) なんかも登っているオールラウンダーガイド)
山岳ガイド鈴木昇己のホームぺージ/企画山行・アルパインスクール・ロッククライミングスクール

沢系
高桑信一(日本の沢の先蹤者)
: : ろうまん山房 - 高桑信一 : :
志水哲也(黒部の詳細な地域研究はあまりにも有名)
志水哲也のホームページ

フリー系
平山ユージ (日本最強、世界のトップクライマー)
YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE
小山田ダイ (唯一コンペでユージ(ケガしていたが)を倒したことのあるクライマー)
DAI KOYAMADA @daihold.com
山崎岳彦 (通称ヤマタケさん。ランナウトオーナー。親父も有名なクライマー)
飛び丸の部屋
杉野保 (平山ユージのパートナーで現在エルキャプです)
CLIFF

? 系
田部井淳子 (女性初のエベレスト登頂者)
田部井 淳子のホームページ

おまけ
有名人達へのインタビュー(?)、コメント

集め始めたら有名人の定義がよくわからなくなり収拾が付かなくなりました。(←オイ!!)
一応ここでは、山渓やカムに良く名前が出てくる人を集めてみました。


HEROES' MOUNTAIN

(2001/アメリカ 邦題「レスキュー・ゾーン」)
m1015.jpg
1997年に実際にオーストラリアで起きた事故を元に作られた映画。スキー場のロッジが地滑りによって潰され、約 50名が生き埋めになり、生きているのは 1名だけという状況で話が始まる。
埋まっている方は、すぐ脇で妻が死んで行き、自分も死にたがるが死ねず、死ぬことを願いながらも、救助隊の呼びかけには反応してしまう。救助隊サイドは生存者がまったく見つからず、マスコミから叩かれる中、見つけた生存者をいかに生かすか、救助するかを考えていく。最終的に彼の希望が "雪山" であることがわかり、その希望に託し救助が展開されるが、映画中での "雪山" の描画は弱く、全て見終わったあとでも、なぜ "雪山" なのかがまったくわからないまま終わってしまい、ちょっと残念。

ただ、妻の視点から見た、土砂に埋まる瞬間と、水没してしまうシーンはかなり怖いです。


2003年10月16日

ALIVE

(1993/アメリカ 邦題「生きてこそ」)
Alive
1972年にアンデス山中で実際に起きた、飛行機墜落事故を映画化したもの。

乗客はウルグアイの学生ラグビーチーム 45名で、墜落の衝撃で 35名が生き残り、サバイバルが始まる。当初はチョコとワインで食いつなぐが食料は 40日で底をついてしまい、最後の手段で遺体を食べることになる。人肉を食べれるかどうかの葛藤がこの映画の見所の 1つである。最終的には全員食べるのだが、最初に食べた人は純粋に生きるためだと思うが、やはり凄いと思う。人間は一般的に同種を食べる種族ではないため、理性以前に、本能的、生理的に嫌悪感が働くはずである。自分があの立場にいたら、最終的には食べたと思うが、最初に食べれたかどうかは微妙である。

最後には冒険心の強かった (?) 2人が山を越え、下界に辿り着いて救助を求め、72日後に全員が救助される。

助かったポイント
  1. 多少曖昧ながらもリーダーがいた - リーダーが不在では何もかもが無計画で進み、全員ばらばらになってしまっただろう。
  2. 全員がチームメイトであった - チームメイトであったため、まとまった行動ができた。もし、全員面識が無かったら、混乱の極みであっただろう。
  3. 若かった - 体力的に絶対有利。
人肉を食べるという、少し怖い描写はあるものの、前面には押し出されていないので、それほど怖くは無く、葛藤を考える余裕はある。冗長なところは無いので、多少怖いかもしれないが、お勧めできる映画です。


ゴンドラから転落2人死亡 御岳 ロープウエーのワイヤ外れ

ソース
山の遭難とは直接関係ありませんが、無関係とも言い切れないので一言コメントを。事故自体に関してはコメントできないので、調査委員会にきちんと調査して、原因を究明してもらうしかありませんので、ここでは山のロープウェイについて。

山のロープウェイで問題になってくるのが、"山のオーバーユース" と "遭難" の問題である。

"山のオーバーユース" の問題は、ロープウェイが無ければ上がってこ(れ)ないような人でも簡単に "山" の領域に入れてしまうため、山が観光地化し、結果的に自然回復が追いつかなくなり、山が丸裸になってしまう問題。

"遭難" の問題はオーバーユースと似ている。気軽に "山" の領域に入れるため、「ちょっと山頂まで行ってみようか」という下界の延長感覚で山に入って遭難するというケースである。過去に、大雪旭岳、岩木山、安達太良山、磐梯山、谷川岳、木曽駒ヶ岳と数え上げると際限なく発生している。

今あるものを無くすにはかなりの労力がかかるので、無くなることはないと思うが、個人的にはなくすべきだと思うし、上高地-西穂、五合目-富士山頂を結ぶなんていう計画はもっての他だ。日本人はこれだけの自然に恵まれているのだから、そろそろ "自然を守る" ということも考える必要があるだろう。


2003年10月17日

情熱大陸 高桑信一

(2003/9/21 TBS 放送)
情熱大陸 高桑信一

山屋さんの間では「生きてるときの情熱大陸、死んでからのプロジェクトX」らしいが、情熱大陸には山屋さんとしては、山野井泰史に続き 2人目。日本の沢登りの先駆者。

今でこそ沢登りは登山の 1ジャンルとして市民権を得ているが、二昔くらい前までは、沢登りはあくまでも、縦走の次のステップ、岩登り、ヒマラヤへのステップでしか過ぎず、いかに登山靴で濡れないで遡行できるかが評価の対象であった。それを、沢登りという一ジャンル、さらには山旅というジャンルにとらわれない日本古来の旅のスタイルを復活させたのが、高桑さんだったり、柏瀬さん、成瀬さんだったりする。

番組では沢での彼のスタイルを追うところから始まり、沢がきっかけで始まった、過疎の村と共に滅び行くゼンマイ採り、山椒魚採りなどの山仕事の取材、取材を通しての旅の様子が描かれている。もともとは沢から始まっている彼の山旅ではあるが、現在では沢にとらわれない山旅がそのまま彼の人生、人生の集大成になっている。もう完全に経験がなせる業、年の功で達した境地であろう。

蛇足であるが、番組の冒頭の沢は名取川の大行沢 (オオナメサワ) からカケス沢右俣。9月に遡行したが、とにかくナメが綺麗でお勧めできる沢です。

伊藤さん、メディアをありがとうございました。



小さな旅

(2003/9/21 NHK 放送 「シリーズ山の歌(3) 峰 和む ~南アルプス 鳳凰三山~」)
小さな旅 シリーズ山の歌(3) 峰 和む ~南アルプス 鳳凰三山~
山の魅力を伝えるというよりは、山を通して、山に関係のある人々を紹介する番組。今回は3部作であったが、1回目が船窪、2回目が涸沢、そして今回が鳳凰三山。1回目はもうとにかく地味。自分も行ったことがないので、映像を見てもぴんと来ないし、山に登っている人でも「どこ?」という人が多かったのでは? 2回目は見逃してしまったが、屏風を登る老婆が登場したらしい。うーん残念。

で、今回は地蔵岳の賽ノ河原に毎年地蔵を担ぎ上げる人、地元の中学校の生徒を引率する先生、南御室小屋に毎年通っている常連さんが紹介されるが、やはり一番気になったのは、毎年地蔵を担ぎ上げてる人。昔、賽ノ河原に行ったとき比較的新しい地蔵なんかもあったりして、誰が担いでいたのか気になっていた疑問が氷解した。近年の地蔵信仰では、地獄の鬼から賽ノ河原で子供たちを守るのが地蔵の役割であるが、"賽ノ河原" という地名が先に付いたのか、地蔵信仰から "賽ノ河原" という地名が付いたのかは不明だが、全国にある賽ノ河原には地蔵があることは間違いなさそうである。


山小屋土地使用料 経営者の上告棄却

ソース
林野庁のやり方はいいやり方ではなかったが、林野庁の言い分も理解できるし、三俣山荘の伊藤さんの言い分も理解できる。自分の意見は、極論かもしれないが、山に営業小屋は不要であるという意見である。アメリカのように入山口のみに山小屋を置くか、ヨーロッパのように無人小屋のみを置くかのどちらかで十分だと思う。そうすれば安易な気持ちで入山する登山者は大幅に減って、山への負担も減るし、遭難も大幅に減るだろう。またその方が、自己責任という登山本来の意識を喚起させることになりよいだろう。

三俣山荘撤去問題の詳細に関しては以下を
http://www.3-mt.net/tekkyo.html


2003年10月18日

上高地バス規制試行

ソース
オーバーユースの問題を先頭切って考えているのが上高地である。白神や尾瀬、屋久島などはもっと先を行ってはいるが、いずれの山域も上高地ほど観光業へのインパクトが少ないので比較はできない。比較するとなると富士山が一番近いだろう。この措置によって、来年以降は、シーズン中は観光バスを始め、タクシーすら入れない状況となり、上高地にはエコカーしか入らない状況となる。これによって、上高地に入る観光客が減るかどうかは不明だが、上高地の自然に対するインパクトは減るだろう。


2003年10月19日

奥多摩湖

登山目的ではなく、観光が目的で奥多摩湖まで来ました。紅葉にはまだちょっと早かったようです。
奥多摩湖


2003年10月20日

[群馬]登山中の男性急死 片品の日光白根山

ソース
事故そのものというよりは、事故の原因に関してちょっと。

今年山渓から出版された羽根田治氏の "ドキュメント 気象遭難" という本で、「登山中の心不全や心臓麻痺等が原因で死亡した場合は山岳保険が下りない」という内容の記述がありましたが、これも同様のケースでしょうか。今年になってわかっているだけで同様のケースが 10件ほど起きています。高齢の登山者が増えている傾向を考えると、今後も同様のケースは多数発生しそうです。ちなみにこういった場合って生命保険は下りるのでしょうか? 生命保険も下りなかったりすると、色々と大変そうです。


Myblog japan

日本における Blog サイトのポータルである Myblog japan に登録してみました。だから何? ではありますが、Ping も打てるようになりましたので、ここから来る人もいそうです。

ここで検索をかけてみましたが、山関係では "The snowy Latest Headline" という似た Blog サイトがあるのですが、どちらかというと山スキーなのかな?

当初は山全般のニュースをとも思ったのですが、Club 8.5φ の Web とかぶってしまうので、少しずらした視点から更新していきたいと思っています。

細かい手直しはまだ結構必要ですが、Top ページのデザインは大体これで Fix。あとはガシガシ更新するだけ。それにしても文章下手ですね~。まずは、文体の統一から始めましょうかね。


台風接近中の登山死亡事故、48歳元ガイドを書類送検

ソース

まだ、書類送検されただけですで、どのような判決が出るかは不明ですが、最近問題化してきた、山岳遭難における責任の所在を明確化しているケースです。

一般的にツアー登山、ガイド登山に関しては、ほとんどの場合が引率者であるガイドの責任が問われています。社会人山岳会に関しては、被害者が完全な初心者でも無い限りは、被害者の自己責任となり、大学の山岳系サークルでも同様の結論が出されている傾向があります。

ただ、細かく見ていくと、状況によっては、リーダーの責任も問われる場合がありますので、注意が必要です。っていうか、リーダーにしろ、フォロワーにしろ、山に行く際にはそれなりの覚悟を持っていくのは当然なコトではありますが。

参考情報
[Web]
登山事故の法的責任について考えるページ

[Book]
リーダーは何をしていたか」 本多勝一著


2003年10月21日

山と渓谷 2003年 11月号

山と渓谷 11月号
特集 1 プロに学ぶ山の写真術
毎年恒例の企画ですが、去年までに比べてデジタルカメラに関する記事が大幅に増えています。ここまでデジカメが普及してくると、見過ごせない話題なのでしょう。撮り方から、PC での処理の仕方、プリントアウトの方法まで、PC 雑誌のデジカメ特集並みに書かれています。が、プロカメラマンの比較写真では、コメントは無かったものの、デジカメで撮った写真の方が明らかに色の出が悪いですね。ただ、この業界は日進月歩ですので、来年にはどうなっていることやら。

特集 2 山の民俗に親しむ
微妙。好きな人は好きでしょうが、興味の無い人はまったく見ないまま終わってしまうでしょう。現役の "阿仁マタギ" のコメントなんかはめったに読めるものではありませんので、貴重ではありますが。

その他
木本哲さんのバフィン島の遠征レポート
NHK がスポンサーとなって行った遠征。登攀って本来は岩場の弱点をついて登るのではと思うのですが、ワンポイントで人工が入るぐらならまだしも、一時期流行った "ディレッテシマ" 主義のようにボルト乱打でひたすら直上というのは今時どうかと思うのですが、いかがなんでしょうか。

おまけ
どーでもいいことですが、欄外の広告を眺めていたら、クライミング関係者にしかわからないネタですが、誤植を発見。商品名は正確に!!
誤植

参考情報
山と渓谷 11月号


ユージ・オンサイト on El Nino

ソース
日本語のサイトもあるのですが、英語サイトの更新が一番早いようですので、紹介しておきます。

最近、フリクラが活動主体の山岳会とセッションしたので、フリクラ関連のニュースにも少し興味を持つようになりました。オンサイト能力では世界一といっても過言ではない平山ユージ氏の記録。どのくらい凄いのか想像もつきませんが、日本では 5.13 がワンピッチのルートがせいぜいなのに、5.13 が連続するルートってどのようにグレーディングするのでしょう? 凡人には全くわかりません。この記録に触発されたわけではありませんが、最近彼の DVD(不朽神話と Prologue) を買ってしまいました。

参考情報
YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE
Yuji: Two Falls on El Nino


立山・称名滝 14ピッチ、5.9、AA2+(初のワンプッシュ登攀)

チーム84 のメンバー(澤田・山岸(尚)・木下) によって 10/18-19 に 2度目のトライで成功したそうです。詳細な記録も某所にアップされてはいるのですが、リンク禁止っぽいのでまだやめておきます(読みたい方は個人的に連絡ください)。公への記録発表は "山と渓谷 12月号"、"山と渓谷 1月号"、 "Rock&Snow 22号" に澤田さんが書く記録が載るそうですので皆様お楽しみに。

この記録は、早出川今早出沢のガンガラシバナに代表されるような、沢における岩壁登攀や福士川完全遡行に代表されるようなゴルジュ遡行といった、近年の沢登りの傾向の集大成的な記録で、沢登りというよりはほとんど登攀に近いものですが、ノンボルト、ほぼオールフリーで抜けているというのは内容的にも素晴らしいですね。久しぶりにぞくぞくする記録を読みました。

参考情報
山岳同人 チーム84 ホームページ


第11回 日本山岳耐久レース [長谷川恒男CUP]

10/25-26日に行われる [長谷川恒男CUP] のエントリー者 1673名のリストが公開されていました。

過去に 3回ほど出ましたが、いずれも雨で辛い記憶しかありません。今年も出ようかと考えてはいたのですが、体がぼろぼろ (まったく走れない) なため辞めました。知人では後輩が 3人、山岳会から 1人参加します。ネットで速報されるそうですので、週末はまた~りと家でヲチです。

ちなみに、色々調べてみると、上高地-日本海 3日とか、南アルプス 1日とか恐ろしい記録がごろごろ出てきます。

参考情報
第11回 日本山岳耐久レース
かけのぼり
山岳レースって色々あるんですねぇ。


2003年10月22日

八ケ岳で横浜の55歳男性が転落死

ソース
爆裂火口に滑落してしまったそうです。硫黄岳の山頂付近から爆裂火口を見るには、稜線からややはずれた、舳先みたいなところから見ることになるので、行ったことはありませんが、硫黄岳から天狗岳にかけては爆裂火口側は絶壁になっているので注意が必要かもしれません。同様の事故で、天狗岳周辺で過去に雪庇を踏み抜いて、爆裂火口側に落ち、遭難した例があった気がします。ご冥福をお祈りいたします。


剱大滝(D滝)

剱大滝(D滝)
志水哲也さんが NHK のカメラ班を引き連れて、10月頭から剱大滝(D滝) に入っていたのですが、昨日、全ての取材を終え、無事帰宅されたようです。昨日紹介した、チーム84の記録と写真が物凄かったので、こちらの記録と映像にも期待してしまいます。近況報告からも状況が伝わってきます。写真集、映像共に来年頭には公表されるそうですので、楽しみに待ちましょう。

蛇足ですが、近況報告にもあるクライマーでもある NHK 取材班の人たちは、毎年保科正則氏から岩場でトレーニングを受けています。

参考情報
志水哲也のホームページ


2003年10月23日

山の映像

社会人になってからだとは思いますが、山の映像を集めるようになりました。レンタルビデオ屋に行っては怪しげな B級映画を借りたり、放映されたテレビ番組や昔の映画のメディアなども色々探し回って、入手可能なものは極力入手してきました。さすがに山岳映画サロンが頻繁に行っている山岳映画上映会までは手が回りませんが。

映画に関しての情報は入手しやすいのでそれほど苦にならないのですが、大変なのはやはり 1度限りしか放映されず、しかもメディアにはなりにくいテレビ番組の情報です。2ch の山岳映像オンエアスレなんかもチェックしてはいますが、結構ヌケが多く余り当てにはなりません。

そんなこんなで方々を検索して見つけたサイトが以下。情報が充実しており重宝しそうです。

Mountain Movies Mania 山岳映画ファン

# 『氷壁』が CS で放映されるようです。これは見逃せませんね。なんとしてでも録画しなくては。他にも情報お持ちの方は教えていただけるとうれしいです。


ナイアガラに飛び込み生還した男を告発へ

ソース
山とは直接関係ありません。冒険の定義が『「危険」と「主体性」、この二つがあればなんでも冒険なのですよ、良かろうが悪かろうが。価値観は無関係。』(by本多勝一) というのであれば冒険ですが、技術も必要無く、ほとんど運任せで、個人の意思は飛ぶ瞬間の動作だけという、ほとんど瞬間の冒険。ある意味すごいですが、ある意味狂っており、アメリカという感じです。日本でも称名滝 4段目とか華厳の滝や黒四ダムからダイブする人っているのでしょうか? でもそれって自殺か。


2003年10月24日

290回 地平線報告会 - 服部文祥講演会

服部文祥氏 (岳人編集部/都立大WVOB) に興味があったので290回 地平線報告会に参加してきました。

都立大WV で山を始めてから、今夏の日高全山縦走までの登山観の変化を、スライドを交えて話すスタイルでした。あれだけの記録を残しているので、やはり自己主張が強く、頑固なところが話の隅々にまで滲み出ておりました。

登山を追及して彼が出した結論は、「山があって人がいてその間に挟まる人為的なものは皆無の状態」を登山の究極のスタイルと捕らえていました。「全ての束縛から離れ、完全解放の状態で自分の能力だけに頼って登ることが本来の登山」であり、「山小屋も登山道も近代装備も登山者にとっては堕落と妥協の産物でしかない」とまで言い切っており、「本当の登山はひとつしかない」と結論付けていました。登山とは何かを考え直させてくれるいい機会になりました。

また、田中幹也氏も来ており、「最近はまともな記録が無い」と過激な発言をして帰っていかれました。
服部文祥氏     田中幹也氏



2003年10月25日

ランナウト

ZCC の人たちが甲府幕岩に行くとのことだったので、着いて行こうかとも思いましたが、昼間に用事があっため、代わりにランナウトに行ってきました。

ボルダーを適当に 10本ほどやった後、自動ビレー機で 5.10a 周辺を 5本ほど登って、再度ボルダーでクールダウンして終了。

体が重いせいか、持久力が無いせいか、10a は楽勝なのに、10b になると急に最後まで登れなくなってしまいます。本気でやろうと思ったら、体重を 5kg 落として、週 1はジム行かないと駄目ですね。

明日はボルダリングコンペがあるらしく、ヤマタケさんとサガワさんが課題をあーでもないこーでもないと言いつつ作っていました。作ってるのを見てても楽しめますね。

クライミングシューズは現在 3足持っているのですが、最初に買ったのが Ninja というのはわかっていたのですが、残りの 2足が不明でした。が、色々調べたところ、1足は Boreal の Ace ということがわかりました。過去にも数度しか使用していなかったので、今日は物置きから引っ張り出して久々に使ってみましたが、やはり普段メインで使っている 5.10 の靴に比べるとグリップがずいぶんと劣っている気がします。いまだに 5.10 の靴は名前が不明です。

Boreal の Ace
Boreal の Ace
それにしても凄いデザインの靴ですよね。


2003年10月26日

車をゲット

ひょんなことから車を 1年ほど預かることになりました。前々から車を使った山行をしたかったのでいいチャンスです。日本で運転するのは初めて + 3年ぶりの運転なのでまだ近場で練習中ですが、車体が小さいので何とかなりそうです。これで、美濃戸でも戸沢でも一ノ倉沢でも楽に行けそうです(←何だか今まで言ってることと矛盾してますね。)。登山口で湘南ナンバーで 2ドアのピンクの Bitz があったら多分自分のだと思います。

Bitz 愛しちゃった?


the professionals

(2001)
the professionals

平山ユージさんとフランソワ・ルグラン(Francois Legrand) によって行われたアメリカクライミング・トリップの DVD。

誰が作っているのかわかりませんが、ケースのカバーはコピーだし、メディアは DVD-R に紙のラベルを貼ってあるだけというお粗末なもの。これはこれで正規品なのでしょうか? 画質もイマイチで、ノイズが処々に入ってしまっており、安売りされている AV みたいです。

見た感想としては、平山さんが終始英語でしゃべっていてびっくりでした。平山さんのシャウトもたっぷり聞けます。クライミング映像をきちんと見るのは初めてだったのですが、興味が無かったらつまらないの一言で片付けられてしまうくらい単調で淡々と登っている反面、じっくりムーブの研究をするには最適です。

ただ、2人とも世界の top クライマーだけあって、5.13 でも 5.14 でもまるで 5.10 を登っているかのように軽々と登っているところはさすがです。

おまけ (?) で飯山健二さんのクライミングシーンも写っています。



長谷川恒男 Cup 結果

長谷川恒男 Cup の結果です。自分の関係者のランキングは以下。

第一関門 (22.66km)
(ICUWV)
80 伊東 孝晃 3:16:59
575 桑名 利里子 4:54:54
743 遠藤 健史  5:18:54
(Club 8.5φ)
921 久門 瑛一 5:47:20

第二関門 (42.09km)
128 伊東 孝晃 7:29:10 (4:12:11)
524 桑名 利里子 10:16:14 (5:21:20)
677 遠藤 健史  11:13:27 (5:55:33)
847 久門 瑛一 12:06:00 (6:18:40)

第三関門 (58km)
113 伊東 孝晃 11:02:09 (3:32:59)
454 桑名 利里子 15:05:07 (4:48:53)
540 遠藤 健史  16:09:05 (4:55:38)
772 久門 瑛一 18:01:08 (5:55:08)

ゴール (71.5km)
116 伊東 孝晃 13:00:20 (1:58:11)
483 桑名 梨里子 17:59:50 (2:54:43)
490 遠藤 健史 18:08:11 (1:59:05)
765 久門 瑛一 20:52:01 (2:50:53)

過去の自分の最高タイムが 16時間代なのでみんな凄いですね。お疲れ様でした。

参考情報
記録速報


「不朽神話」-IMMORTAL KOMBAT YUJI HIRAYAMA

平山ユージさんの 2000年のワールドカップ総合優勝までの道のりをまとめた Pump のオリジナルビデオ。コンペへ向けての岩場でのトレーニングシーンや、実際のコンペのシーンも盛りだくさんで、ナレーションも入って、構成もしっかりしているので、"the professionals" に比べると飽きないし、見てて楽しめます。岩場でのビレーヤーも小山田さんだし。

岩場でのクライミングも、コンペでのクライミングも美しいの一言。どこを登っていても軽~く登っているように見えてしまいます。コンペでも同ルートを登る 2位以下の選手の動きに比べると、素人目から見ても、余裕を持って登っていますし、圧倒的な強さがわかります。

日本にこんなに凄い人がいるのに、オリンピックに競技が無いのが残念でなりません。さらに、ヨーロッパでのコンペの盛り上がり方も凄いし、優勝賞金も 100万と日本のザックやらロープやらの現物支給に比べると、日本が比較の対象にすらならない状況ですね。もうちょっと日本でも盛り上がるようになれば後輩も育つと思うのですが。

それにしてもよく吼えますねこの人は。砲丸投げの選手以上に吼えています。



2003年10月27日

マッサージ

会社でマッサージのサービスを受けれるので、定期的に受けています。マッサージ師の方は直接体に触れているので、悪いところは全て把握されており、簡単ながらカルテも保存されているため、これまでの体の状態の変遷もわかります。また、担当の方も毎回同じなので、毎回同じことを言われます。「相変わらずよくないですね。

悪い箇所の自覚はしているのですが、治し方もよくわからず治ってくれないのでこっちとしても対処のしようがないのです。これまでは怪我をしても、自然治癒で、放っておけば勝手に治っていました。年を取ったと言うことなのでしょうか?

今月言われた悪いところと原因
右肩 9月に雨の中央稜でスタンスが滑って右手中ブラになって痛めた。
左肩 4月に富士山で、駆け下りてるときに、ピッケルを付いたら、果てしなく潜って亜脱臼。
右膝 10月に八ツの地蔵尾根の下りで痛くなった。
右足首 6月に釜ノ沢で捻った。
左足首 右足をかばうように歩いていたら捻った。

誰か治し方教えてください。(← 休め!!)


天空駆ける山岳レース

恒男Cup の興奮冷めやらぬみなさまこんXXは。BS ですが、面白い番組を見つけました。

11/15 19:45-21:00 NHK BS2
地球に好奇心
天空駆ける山岳レース
キナバル山クライマソン

"世界一過酷な山岳レース" となっていますが、富士登山マラソンや長谷川恒男Cup といい勝負でしょう。


2003年10月28日

有料携帯サイト

山向けの携帯サイトが現在 2つあります。(気象サイトも入れると 3つ。) どのくらい使えるのか試しに使ってみました。

山と温泉 月額 280円(i-mode/ボーダフォン/EZweb)
カム・アウトドア 月額 250円(i-mode/ボーダフォン/EZweb)

上 2つのサービスはほとんど同じですが、カムのサイトの方が、山専門のメディアという分有用な感じです。

(山と温泉)
- 登山ガイド
掲載山数は日本百名山を中心に約 200山。非常に微妙ですが、このガイドを読んだだけで山に行こうと考えるのでしょうか? 地図もありませんし、紹介しているルートもほぼ 1つのみですので、余り役に立たないのではないでしょうか。それともこれを読んでそのまま山に行ってしまうのでしょうか。それこそ遭難一直線な気がします。ただ、関連情報の、天気情報、温泉情報、役場情報は便利ですね。関連している植物図鑑も便利ではあるのですが、花の色や写真がないので少々わかりにくいです。
- ニュース
個人的にはここが一番役に立ちそうです。カムのサイトの "山のニュース" が雪山大好きっ娘。のメイン情報源でもあるので、カム以外のメディアがどのような山の情報を発信しているのか気になります。
- i アプリ
登山ガイドも植物図鑑もダウンロード後も通信するため使用するたびに料金がかかってしまうのでややイマイチです。登頂日記は PC と連携できたらかなり便利ですね。待ち受け写真アプリはまぁ、携帯版スクリーンセーバーのようなものです。

ニュースを目的に 2-3ヶ月ほど継続利用してみようと思います。天気情報に関しては気象サイトの方が扱っている山数も情報量も多いので、余り使うことはないと思います。

(カム・アウトドア)
全体的に "山と温泉" とかぶるので違う点だけを何点か。
- 山岳時刻表
関東近郊の山だけですがバスダイヤや料金、バス会社の電話番号まで載っているので便利です。
- 名山ライブ
富士山、槍ヶ岳、白馬等のライブ映像が見れます。これもいいサービスですね。
- 山のニュース
これはカムのニュースと全く同じですので、PC でも確認できます。
- アウトドアクッキング
料理のレシピと写真が載っています。山というよりはアウトドア向けです。
- 草花図鑑
オンラインにする必要がありますが、色や草丈、フリーワードで検索もできてこっちの方が便利です。
- コラム
『役に立つ山の雑学』から小出しでネタが掲載されています。
- 投稿コーナー
読者からの投稿が掲示板形式で掲載されていますが、投稿数が多いこともあって、携帯でチェックするのはちょっと苦しいです。

やはり、山専門のメディアだけあって、こちらの方が便利です。

それぞれに望むことは、山のガイドは要りませんので、まだまだ山の情報が少ないので、山の便利帳 Web 版を作ってほしい感じです。山と渓谷さんお願いします。気象サイトに関してはまた今度紹介します。


山岳映画

すべて有料放送ですが、来月は山岳映画が目白押しです。

[衛星劇場]
- 富士山頂
(1948年)
放送日:11/7,13,20
- 八甲田山(完全版)
(1977年)
放送日:11/2,8,17,22

[チャンネルNECO]
- 山岳ドラマシリーズ1 大雪山殺人事件
放送日:11/2,10,12,21,28
- 山岳ドラマシリーズ3 八甲田山・死の誘い
放送日:11/9,11,14,26,28

[日本映画専門チャンネル]
- 氷 壁
(1958年)
放送日:11/3,9,17,20

氷壁 & 富士山頂はビデオ化されていないので何とか録画したいところです。


[漫画]カモシカ 2 - 鎌田洋次

(2003/10 鎌田洋次著 双葉社)

カモシカ 2

今年から始まったばかりの、唯一の山岳漫画だったのですが、掲載している『週刊 アクション』が休刊になってしまったため、こちらも打ち切り。設定もストーリーも『山靴よ走れ』の 2番煎じでしたので、余り期待はしていなかったのですが、いざ終わってしまうと、何だかさびしい限りです。

2巻で終わってしまうのかと思いきや、3巻まで引っ張っています。『週刊アクション』も別の形で復刊するそうですので、今後に期待したいところです。

関連エントリー
カモシカ 3巻 (2004/3/2)
岳 ~みんなの山~ 1巻 (2005/5/17)



2003年10月29日

山岳映画「LISA」

またまた山岳映画情報です。本当に来月は多いですね。流行ってるんでしょうか? (ありえない)

11/12 25:41-27:25
NHK BS2
LISA

公開された当時に後輩と見に行った記憶があります。HIV に感染しているとわかった女性主人公が単身でマッターホルンに登りに行くお話し。映像も綺麗でストーリーもしっかりしているのでお勧めの映画です。ただ、個人的に一番面白かったところはビルや建物に登るシーン。あの映画を見てから、ビルを見る目がオブザベーションになっています。ビデオ化されていないので、なんとしても録画しなくては。

参考情報
ベルギー映画リサのページ


2003年10月30日

岳人 11月号

岳人 11月号
特集 1 : たったひとりの山旅
単独行の特集。軽量化に興味があるので、服部文祥さんの提唱する「お金を使う」「頭を使う」「体を使う」軽量化の方法は参考になります。遠藤甲太氏の昭和初期の単独行者の分析の仕方も納得させられるものでした。

特集 2 : ロープを使って安全登山術冬山編
まだ。ロープを使うような冬山には行けないのでいずれも微妙。スタカットはわかるが、コンテはほとんど使わないだろうな。コンテを使うくらいならロープは出さない気がします。

その他
読者からの投稿写真で、余生半年の人の北岳バットレスのフリーソロの写真があってちょっと怖かった。

参考情報
岳人・山のサイト


インターネット

インターネットが普及し、マニアやコレクターにとっては、情報収集の手段として、無くてはならない存在となりました。山関連も例には漏れず、当方も山岳映像情報や遭難情報、情報だけではなく、DVD やビデオ、遭難報告書等も格段に入手しやすくなりました。

流れとしては
情報収集 → ヤフオク / 楽天 / ebook off / スーパー源氏 / Amazon 等で検索 → なければ Yahoo Alerts や楽天フリマの探し物にキーワードをセットして気長に待ちます。

これだけで大半の物は金銭的な部分を無視すれば、入手できるのですが、裏技としてググってから、引っかかった Web の作者に直接聞くという荒業もあります。

一番良く使うのがヤフオクですが、結構似たような趣味の人と競合することが多く、熾烈な駆け引きや争いになることもしばしば。それも楽しみの一つでもあるのですが。(← 病気)


2003年10月31日

70歳・三浦雄一郎の挑戦 エベレスト制覇への全記録

(2003/7/13 21:00-23:00 BS朝日)

70歳・三浦雄一郎の挑戦 エベレスト制覇への全記録

今年の 5月に三浦雄一郎親子が、70歳というエベレスト登頂者最高齢記録を作った時のドキュメンタリーです。

山業界(?) では「今どき、酸素すぱすぱ吸って、シェルパたくさん使って、極地法で登るなんて時代錯誤も甚だしい」という風潮があります。が、それは一部の先鋭的なクライマーによる発言であったものが、山渓や岳人にたびたび載るうちに、あたかも登山界全体の意見であるかのように定着してしまいました。

「登山=冒険」として捉えた場合それは確かに正論ではありますが、「登山=趣味」の人からすれば正論ではなく、ただ邪魔なだけです。どんな手段で登ろうが、登山であることには変わりません。

また、「今どき極地法はありえない」という主張と併せて、全ての 8000m 峰が単独無酸素で落とされている現在では、極地法を使って高所登山を行った登山者に対して「堕落している」、「金で山頂を買った」とまで言われる傾向があります。恥ずかしながら当方も似たような考えを持っておりました。しかしながら、エベレストが極地法で登られた 50年前も、アルパインスタイルで攻められている現在も、登山装備や技術は進歩したかもしれませんが、エベレスト自体は何ら変わってはおらず、厳しい自然環境は相も変わらずそこにあり、酸素吸っているとはいえ、苦しいことには変わりません。

きちんとエベレスト登山の映像を見るのは今回が初めてですが、どこを切り取って見ても大変さ、エベレストの巨大さしか見えてきません。一ノ倉でマルチピッチなんて言ってた自分がアホに見えます。このドキュメンタリーを見て、山に対してもう少し謙虚に生きようと思いました。

山本さん、メディアを有難うございました。



 
 
ページトップへ
counter

前の月:2003年9月

次の月:2003年11月

Homepage へ


 
c 2003-2008, You Enokido