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2004年9月 1日

今日の T-Wall

今日は会社の RCC の集まりで江戸川橋の T-Wall でした。参加者は中川さん、石川さん、丸山さん、市川さん、門脇さんと定番のメンバーでした。今日は結構混んでいました。

最初に 2段ハングがあいていたので初めて取り付きました。10d の課題にトライ。やっぱりどっかぶりに対して弱いようで、どっかぶりを越えるところと越えたところでテンション。ムーブも難しくなく、ホールドも持ちやすいものばかりなのですが、持久力が持ちませんでした。

次に、前回 1テンだった大ハングの社長課題(11a) に取り付く。かなり苦しいながらも無事 RP。ハング越えとハングを超えてからがきつい。結構うれしい。

社長課題

最後に上部スラブ壁の前回上まで行けなかった 11a に。テン山ながらも上までは何とか行けました。スラブに入るところがバランシー。かなりデッド気味に取ってばかりでしたがムーブはあれでいいのかな?



ROCK&SNOW 025

(2004/9/3 山と渓谷社)
ROCK&SNOW 025

今号も前号に引き続きフリー一色に近い状況です。アルピニズムが絡むようなアルパインはどこへ行ってしまったんでしょうか? 確かに夏のアルパインは IV とか V とかフリーのグレードと比べてしまうと足元にも及びませんが、アルパインにはフリーでは得られない何か(魅力) があると思いますし、それを紹介する、し続けるのがこの雑誌の使命だと思います。素人考えでしょうか? ちなみにここでいうフリーとはスポーツクライミングとしてのフリーであって、フリーで登るというのとは違います。

とはいっても内容は練られており、非常に楽しめました。

Special Chronicle
The Wheel of Life V16
小山田大さんがオーストラリアで初登した世界最難のボルダールート The Wheel of Life(V16) の詳細レポート。ルート図を見ればわかるのですが V9+V12+V10+V11 と 4本のルートをつないだものです。初登の模様は DVD に収められていますので、一見の価値がありますので是非ご覧ください。

ロストワールド:ムラジョン北稜初登攀
パタゴニアのセロ・ムラジョンへ実質 2人で遠征した記録です。登攀自体はワンデイの速攻で落としていますが、アプローチも困難も極め、悪天での停滞も余儀なくされ、かなり苦労しています。それにしても久しぶりにシュテファン・グロバッツの名前を見ました。最近読んでる岩雪のバックナンバーだと、シュテファン・グロバッツはヨーロッパのコンペで優勝している記事ばかりなのですが、ここまでに至る過程も知りたいところです。マルチですねぇ、理想です。

シャモニ W-CUP 小林由佳初参戦
シャモニで行われたワールドカップに初参戦した小林由佳さんのレポート。個人的には登っているところを一番見てみたいクライマーです。今回は 7位と惜しい結果でしたが、将来が楽しみですね。まったく関係ないですが、昔の岩雪に同姓同名のクライマーが時々登場しています。もちろん別人でしょうが。

アレックス・フーバー 5.14a フリーソロ
イギリスのクライミング雑誌 HIGH MOUNTAIN 260 の翻訳です。危険なので良い子は真似してはいけません。トライの様子はフーバーの Web で見れます。

ジャヌー北壁 不可能への挑戦
ジャヌー北壁に新ルートを開いたロシアンクライマーの記録。ジャヌー北壁の中央をきれいに貫いており、これまでの北壁のルート(同志会ルートとトモ・チェセンのルート) に比べても一番きれいです。極地法で酸素も使っていますが、壁に入ってからは完全にポーターレスで短期間で落としているところを見てもすごい記録です。ちなみに同時期に他のロシアンクライマーがエベレスト北壁にも新ルートを開いています。ジャヌーは南東稜からの初登ルートでいいので、将来的には行ってみたい山です。遠征の様子は Web で見れます。

エル・キャピタン「Freerider」をワンデイ・オールフリー女性初登
ディーン・ポッターの奥さんであるデイビス・ポッターの記録。夫婦そろってすごいですね。ちなみに Freerider はサラテの派生ルートです。

INTERVIEW
小山田大 インタビュー
小山田大さんのクライミングライフを振り返ったインタビューになっています。小山田さんのこれまでを初めて知りました。今後の若手のプロクライマーを危惧しているあたりは凄いですね。

OLD BUT GOLD 蝦夷生艶気蒲焼(えぞうまれうわきのかばやき)
今回は北海道・層雲峡にあるクラックルートの紹介です。ルート名も凄いですが、ルートもクラックがきれいに走っており非常にきれいです。グレードも 10c と手ごろなので、機会があれば行ってみたいですね。今年の 2月にアイスクライミングで層雲峡に行きましたが、渓谷に沿ってずーっと岩場が続いているので、開拓しようを思えばどこでも開拓できそうな雰囲気でした。

その他
ボルダーグレードを考える
前号のボルダリンググレードに関する対談に対する反響を集めてあります。議論するのはいいと思いますが、最終的な決定は誰がどのようにするのでしょう?

小川山新エリア・姉岩
雲表倶楽部 60周年記念にあわせて、ほげほげさんこと長島さんが中心になって開拓されたエリアの紹介。マラ岩からすぐだし、グレードも 10台が中心で初心者向けなので遊びに行ってみてもいいかもしれません。

これからのルート開拓
フリーの開拓ネタではありますが、ぜんぜん未知のネタなので面白かった。クライミングで一番重要な要素である支点ですが、支点に関してぜんぜん無知であることがよくわかりました。支点を作る人ももちろん気をつける必要がありますが、利用する方も過信してはいけないでしょう。アルパインでは支点に関しては必ず確認しますが、フリーの場合はそのまま意識せずに使ってしまう傾向があります。

ハードコア人体実験室
パンプについて。ためになります。やっぱりクエン酸は効果があるようです。「最大筋力を上げることで持久力があがる」というのも重要ですね。



2004年9月 2日

今日のランナウト

今日は後輩の健史・翔太とランナウト。

3回トライしましたが、残念ながら狙っていた 11b は落とせず。ランナウトでは 11a ならヘロヘロな状態でも落とせるので、やっぱりムーブの問題でしょうか? 後輩の指摘では常に正対で登っているとのこと。体の振りを考えないと駄目みたいです。

今日は 11a を 4本と、11b 2本にトライ。11a は全部 RP、11b は駄目駄目でした。再来週には張り替えられてしまうので、トライできるのはあと 1日かなぁ。悔しい~。



2004年9月 3日

浅間山が噴火

9月 1日に浅間山が 1年 4ヶ月振りに噴火しました。今回は噴石および火山灰も放出しており、噴石が山の中腹まで飛んだのは 1983年 4月 8日以来だそうです。これまでは山頂から 2km だったのが、今回の噴火で 4km 以内は立ち入り禁止になっていますので、浅間山に行かれる方はご注意ください。

公には浅間山の山頂付近への立ち入りは禁止されていますが、実際には夏は百名山登山者で、冬は山スキーヤーであふれています。当方も大昔に登りましたが、火山ガスが激しく、火口も底が見えず、怖かった記憶があります。

参考情報
浅間山が噴火 1年4カ月ぶり
浅間山、立ち入り規制から30年

日本全国活火山登頂計画

おまけ
今回はニュースの検索に最近始まった Google News の β版を使ってみましたが、的確な情報が検索できるので便利です。ただ相変わらず数が多すぎます。浅間山



2004年9月 4日

穂高・屏風岩東壁・雲稜ルート

後輩の健史と穂高・屏風岩に行ってきました。天気が悪そうだったのですが、何とか持ちそうな感じだったので決行しましたが、結果としては雨につかまり、途中で敗退しました。一応屏風デビューです。

【アプローチ】
金曜夜 20:30 に東京を出発、沢渡駐車場に 23:30着。そのまま車中泊。5:00 起床、5:30のバスで上高地に 6:00着。天気は曇。時々晴れ間も見える。さすがにシーズンオフだけあって、紅葉もまだなので登山者はまばら。

上高地を 6:10 に歩き始め、さくさく飛ばして横尾に 8:00着。少し休んでから涸沢への道を岩小舎まで 10分ほど歩いてから、河原に下りる。

岩小舎からの屏風岩東壁
岩小舎からの屏風岩東壁

渡渉ポイントを探して上流、下流を少しうろうろ。下流部の少し流れが弱いところを選んで、靴下だけ抜いで、膝までズボンをまくってジャブジャブと渡渉。雪渓が融けた水だけあってめちゃめちゃ冷たい。脳天までしびれました。

1ルンゼだと思われるところを詰めていく。一番顕著なルンゼで踏み跡もあるので迷うことはないと思います。がれがれで浮石が多いので少し注意が必要。樹林帯を抜けると屏風岩が目の前に現れる。扇岩テラスあたりに 1パーティ取り付いているのが見える。

1ルンゼのつめが結構つらく、へろへろになりながら T4 尾根取り付きに。時間は 9:30。

T4尾根 1P目(III 健史リード)
直上せず1に、脇から回り込んだためスラブチックなルート。直上ルート(IV) の方が早そうです。

T4尾根 1P目
T4尾根 1P目

T4尾根 2P目(V- えのきどリード)
クラック沿いにルンゼを上る。出だしのワンポイントがちょっと嫌でしたが、特に難しいところはありません。

T4尾根 2P目
T4尾根 2P目

T4尾根 2P目終了点から雲稜ルート取付までザイルを担いでコンテで上がる。浮石が多いので落石注意。

雲稜ルート 1P目(V 健史リード)
凹角状に沿って登っていく。ピナクルテラスの手前まで。クラックも使えるし、ガバも豊富なので楽しく登っていける。屏風の初登ルートでもあり、一番登られているルートだけあって、残置ピンも豊富ですが、オールナチュプロで行けるルートです。

雲稜ルート 1P目 雲稜ルート 1P目
雲稜ルート 1P目

雲稜ルート 2P目(V+ えのきどリード)
ピナクルテラスまで上がり、トラバース気味に細かいフェースを斜上していく。ジムの垂壁に近い感じ。ピナクルからフェースに乗り移り、フェースからトラバースする 1手が特に悪い。ラン時気味にガバを取るのが核心。ビバーク荷物一式を背負ってるので指への負担が大きい。フェースを登っているときに先行パーティが懸垂用に落としたロープが降って来てヒヤッとする。トポだと 2P目は扇岩テラスまでしたが、先行パーティが懸垂で降りてきており、いっぱいだったので、手前のテラスでピッチを切る。

雲稜ルート 2P目 フェース部分
雲稜ルート 2P目 フェース部分

雲稜ルート 3P目(A1 健史リード)
扇岩テラスまで斜上し、そこからボルトラダーをあぶみの掛け代えで上がる。15m ほど上がったところで本格的な雨。しばらく様子を見るも強くなる一方で、雷も鳴り出す。

仕方ないので支点にビナを残置してロワーダウンで扇岩テラスへ健史をおろし、自分も上がる。天候の回復が見込めないので撤退を決定。時間は13:30。

雲稜ルート 3P目 あぶみんぐ中 雲稜ルート 3P目 あぶみんぐ
雲稜ルート 3P目 あぶみんぐ中

懸垂 5回で T4尾根取付きへ戻る。ロープの回収時に落石を結構起こしてしまう。

懸垂下降中 壁は滝
懸垂下降中 壁は滝

取り付きに戻ると1ルンゼは川と化している。奥多摩の沢よりよっぽど水量が多い。壁はもちろん一面の滝。どこかに取り付いていたらしい別パーティと取り付きで遭遇。

1ルンゼは川
1ルンゼは川

渡渉ポイントまではほとんど沢くだり。心配していた渡渉はそれほど水量は増えていなかっ たので行きと同じポイントで渡渉。相変わらず水は冷たい。

釜トンゲートの閉まる時間が気になったので上高地までノンストップ。上高地着 18:30 で、ゲートがしまるのが 19時とのことで、ぎりぎりセーフ。全身びしょぬれのままタクシーで沢渡へ。

沢渡で着替えて、松本インター付近の蕎麦屋で夕飯を食べ、雨の中央道を帰京。

前回の剣に引き続き、今回もひたすら歩きました。歩行距離25km。

最近はジムに通っているからか、V のピッチも気軽に楽しんで登れるようになってきました。逆に V 以上じゃないと楽しめない体になっています。



2004年9月 5日

今日の Pump2

土日で屏風の予定が、敗退のため 1日で終わってしまったので、全身筋肉痛でしたが Pump2 に行きました。

天気が悪かったのですが、先週よりはすいていました。広沢寺でトレーニング予定だった山岳会の伊藤さん、岡田さんと合流して登っていました。

アップで 10c をサクッと登ってから、先週 1テンだったきんとんの 11a を RP、軍艦の 11a は上まで行けるもあと 5手で 1テン。やっぱり長い~。きんとんの 11b を登ってみたら 1撃。この 11b はどう見ても 11b はないなぁ~。今の実力じゃ 11b はオンサイトできないはずなので、10d か 11a といったところでしょう。

午後から伊藤さんと岡田さんが帰ってしまったので、ボルダーへ。最近ムーブが正対気味で違和感があるので、体の振りを意識して 2時間ほど粘ってみました。まだしっくりきませんが少しずつ修正していけばいいかなぁ。

羽矢さんをお見かけしたので挨拶して、ヨセミテの話を色々と伺いました。他にも菊池さんや有持さんなど有名人の方々をちらほら見かけました。



2004年9月 6日

我々はいかに「石」にかじりついてきたか

(2004/8/30 菊地敏之東京新聞出版局)
我々はいかに「石」にかじりついてきたか

菊地さんのねたみとひがみと蛇足で綴られた、日本におけるフリークライミング小史。この手の話はクライミングの入門書に少し書かれる程度で、ここまで細かく体系的に書かれている本はありませんでした。体系的に書かれているとはいえ、お堅い話はなく、頻繁に話が脱線するので楽しく読めます。諸所爆笑です。

ジョンバーカーの岩雪ショックあたりの話から、比較的最近までのエポックメイキング的な出来事を細かく解説しています。菊地さん自身がクライミングの歴史と一緒に歩んできたような人生なので、半ば自伝としても捉えられます。ただ、90年代後半あたりからの記事に関しては、菊地さんの中での位置づけがはっきりしていないからか、それともよく知らないからなのか、やや筆の勢いが鈍った感があります。

この本はフリークライミングという観点からクライミングを捉えていますが、菊地さん自体アルパインの経験もバリバリで、谷川岳一ノ倉沢烏帽子奥壁大氷柱初登やヒマラヤ・トランゴタワー登攀などの記録も持っています。フリークライミングと言うと、クライミング形態の一種、アルパインクライミングの対極に有るものと捉えられがちですが、平山ユージさんの業績やアルパインルートのフリー化なんかを考えると、アルパインもフリーもクライミングであり、境界線を引くのは難しくなっているので、これまでフリークライミングとして捉えられてきた概念はスポーツクライミングとして特化し、それ以外は単純にクライミングとしてしまった方が自分の中ではしっくりきます。もちろん人工や冬季はちょっと違ってきますが。菊地さんも最後に、フリークライミングの追及とは "態度" の追求であると書いていますが、決してそれはフリーだけではなく、クライミング全般に言えることだと思います。

また、この本はリファレンスとしても非常に便利なので、巻末にクライマーで索引をつけたら、なお良かったかもしれません。

自分自身、クライミングを始めてからまだ 1年半ほどなのでクライミングの歴史に関してはまだまだ ??? 状態で、最近はロクスノだけでは飽き足らず、過去の岩雪を読むことが多いのですが、この本のおかげで、これまで点となっていた話が繋がって線になった感じでよかったです。最近はクライミングの古典(?) を集め始めたので、順番に読んでいくと、より一層理解が深まってクライミングが面白くなるかもしれません。それにしても女性クライマーって少ないですね。室井由美子さんと大岩あき子さんが出てくる程度です。クライマー夫妻のなれそめ話なんかもあったらもっと面白かったかもしれません。

最近集めているクライミングの古典本
最近集めているクライミングの古典本

おまけ
今日からオフィスが新宿に引越し、紀伊国屋まで 3分、石井スポーツまで 5分と恵まれた環境になったので、入り浸りそうです。



2004年9月 7日

Free Climber No.5

(2002/12/20 エイ出版社)
Free Climber No.5

紀伊国屋をうろうろしていて見つけた雑誌。少し古い雑誌で、存在は知っていたものの、昔はフリー(スポーツクライミング) には興味が無かったため、スルーしていました。

最近はクラックをかじり始めたこともあり、クラック特集でもあったこの号を買ってしまいました。ちなみに現在は廃刊状態で実質 No.5 が最終巻です。

特集のとおり、今まで読んだどの技術書よりもクラックに対して詳細に書かれています。ジャミングに関してはハンド、フィスト、フィンガー、シンハンド、フットジャム、ギアに関しても、シューズ、キャメロット、エイリアン、ナッツとそれぞれ項目ごとに誌面を割かれて書かれています。ナッツのオポジションやディレクションに関しては初めて聞く話でした。気をつけねば。ただワイドクラックに関しては "技術が多岐にわたるためここでは触れません" と断り書きがされており書かれておりません。残念!! 山岸さんあたりに書いて欲しいものです。

また巻末の Crack Gear Catalog は少し古いながらも、現在市販されているほぼ全てのカムとナッツの写真が出ています。サイズは書いてあるものの色が書いていないのがちょっと残念です。エイリアンは色で呼ぶことの方が多い気がしますし。ちなみに執筆は杉野保さんです。

クラック以外の記事でも、室井さんによるクライマーのマナーに関してやマルチピッチクライミングの注意点、カナダやイタリアの岩場情報など予想以上に充実していてびっくりでした。もちろんそこにあった残りのバックナンバー(No.1~No.4)も全部買ってしまいました。



2004年9月 8日

今日の T-Wall

今日は会社の RCC の集まりで江戸川橋の T-Wall へ。今日はかなり混んでいて、ロープ壁は順番待ちでした。

まず、左端の 2段ハングで前回 1テンだった 10d の課題は 1発でクリア。
次に真ん中の上部スラブ壁の 11a は前回同様登れずに 2テン。壁の形状はランナウトに似ているので比較的得意な課題だとは思うのですが、指が持ちません。
最後に右端の大ハングで 11ab の課題に。ハングの入口と出口で 1度ずつテンション。この手のルートの核心がわかってきたので、気をつけて行けばオンサイトも狙えるかもしれません。

今日はこの 3本でおしまい。やっぱりメンバー的にも混雑振りを考えても会社の RCC で来る時は 3本が限度なので、3本に的を絞って集中してやるようにしないともったいないなぁ。この時期はどこのジムでもそうですが、上へ行けば行くほど暑くなってくるので、終了点付近では汗だらだらになります。結構辛いので何か対策できないかなぁ。



2004年9月 9日

今日のランナウト

今日は後輩の翔太とランナウトへ。今日はガラガラでした。

今週の月曜にピンク壁のホールドの張り替えが行われたので、ピンク壁のルートはまだ少なめでした。

とりあえずウォームアップでピンク壁の 10b() を。なんだかテープが多すぎて少し迷う箇所がありました。
そのあと取り付いた 10d() は難しすぎ。本当に 10d? って感じでした。2テンしても上まで抜けれず。11ab 位なのでは?
もう少し下のレベルを登っていた人も、全体的に難しくなったとおっしゃってました。色んな意見があるようなので、しばらくグレードが落ち着くまでは様子見です。

あとはメイン壁の狙っていた 11b(T) に取り付いていました。最後の最後の 3便目でようやっと RP できました。都合 3週、8便も出しました。来週にはこの壁もホールドの張替えが行われるので今日が実質最後のトライでした。あぁーよかった。

振り返ると 11a と 11b の間が結構壁でした。11a を登れたのが 8/12 なので 1ヶ月近くかかりました。今月はしばらく 11b を中心に登って行きたいところです。



2004年9月10日

チタン

山道具で "チタン" というと、食器とかアイゼンを思い浮かべる人が多いと思いますが、ここではアクセサリーのお話です。

前からマラソンなどの陸上選手やプロ野球選手などがしているネックレスが気になっていました。そんな折、山岳会の伊藤さんがそれっぽいブレスレットをしていたので、話を伺ったところ、チタンが入っていてこりや疲れが取れるとのこと。

近所の薬局を探したものの見当たらなかったので、伊藤さんに買って来ていただきました。まだ付け始めて数日だと言うのと、疲れるほど登りこんでいる日が無いので効果の程は ??? ですが、Web で検索をかけると、効果があったという情報が多数出てくるので、ダイエット食品なんかよりはそれなりに効果はあると思われます。クライマーでもしている人を時々見かけますが、ネックレスとして首にするのはクライミング中は危険だと思うのでやめた方がいいでしょう。

伊藤さん、わざわざ編んでまでいただき有難うございました。大事に使わせていただきます。

RAKUWAネック ソリッド&ライナー
RAKUWAネック ソリッド&ライナー

参考情報
ファイテン[元気のでるウェブサイト]



2004年9月11日

甲府幕岩

後輩の翔太と甲府幕岩に行ってきました。

当初は錫杖岳・3ルンゼ、1ルンゼ、注文の多い料理店を片付ける予定だったのですが、金曜夜に新穂高温泉の駐車場に着いた時は小雨、朝方に大雨だったため、天気は回復方向にあったのですが、ひよって止めちゃいました。あぁ、情けない。

行きは安房トンネルを通って来たのですが、時間があったので帰りは旧道の安房峠を越えてみました。コーナーが細かすぎて走りにくく疲れました。750円払ってトンネル通ったほうがいいですね。

松本まで出ると晴れていたので、フリーのゲレンデに行くことに変更。過去に 1度行ったきりの甲府幕岩が気になっていたので、甲府幕に決定。新しくできた松本のカモシカスポーツに寄ってトポを買い、下道でのんびりアプローチ。須玉側からアプローチして前は駄目だったので、今日は昇仙峡ラインから。何だかんだで幕岩に着いたのは 14時 30分でした。

去年の 10月に行ったときよりも手前にゲートができており、岩場までのアプローチは 15分ほどに増えました。甲府幕はそれぞれのエリアに 1パーティがいる程度で静かで快適でした。小川山より好きだなぁ。フリーにくるときは甲府幕、クラックなら瑞牆、湯川にしよぉーっと。

どのくらい登れるのか良くわからなかったので、近くにあったアイソメトリックス(5.10c) に取り付いてみました。ホールドを 1箇所見つけられず 1テン。難しさはないものの、ルーファイが全然できていない感じでした。

次に取り付いたドラエモン(5.10c) も同様。ワンポイントだけわからず。その後、Top Rope にしてつなげて登りました。

去年の 10月に来たとき、上まで抜けれずに恥ずかしい思いをした HIVE(5.10a) は、当然ながら楽チンに RP。

適正グレードは 10c-10d といった感じです。インドアでは 11a 前後なので、それほど差はなく少し安心。

暗くなってしまったので、お互いに 3本ずつ登って終了。当初は泊まる予定だったのですが、翔太が足に怪我をしており、悪化するのを避けたかったので、東京に戻りました。帰りは 2時間弱で東京に着いたので下手したら小川山よりも近いかもしれません。

ただ今回は弱気になっていたのか、何をしても駄目駄目でした。ここいらでちょっと気合を入れ直さないとなぁ。



2004年9月12日

今日のランナウト

昨日が不完全燃焼だったので今日は単独でランナウトへ。

大学の部室に寄って翔太とミーティングをしてからランナウトへ。終日晴れていたからかガラガラでした。

前回ギリギリで登れた 11b を確認でもう 1度登り、その後別の 11b にトライしたところ、オートビレイながら 1撃。調子に乗ってさらに別の 11b へ。何回かトライしたもののこちらは核心を越えられずリタイア。ランジ 6回で上まで抜けると言う変態ルートは 1手も届かず。

あとは、ホールド変えが行われたピンク壁の 10代のルートに取り付いていました。

今日の結果
11b 5本(2本完登)
11a 1本(1本完登)
10d 3本(2本完登)
10c 2本(2本完登)
10b 1本(1本完登)
10a 2本(2本完登)



2004年9月13日

キャメロット C4

キャメロット C4←クリックすると大きくなります
キャメロット C4

キャメロット C4 のカタログ

某アウトドアの展示会でキャメロットの新モデル(キャメロット C4) が紹介されました。10月から店頭に並ぶとのことですが、詳細な入荷スケジュールは各登山用品店にご確認ください。

キャメロット C4 の特徴として

- カムの肉抜きが増えたため大幅に軽量化。特に#4 以上で顕著。
- トリガーを引く際の左右のバランスの安定化。特に#4 以上で顕著。
- ステムをスマートにしたためトリガーが引きやすくなった。
- スリングがかかっているステムの穴が大きくなり、ラッキング等の扱いが楽になった。
- サイズの変更。ハーフサイズが無くなり #6 が新たに追加。

と大幅に変更されています。そのため、ICI 石井スポーツ各店では現行タイプを 1割引で買えます。



2004年9月14日

気が付けば出発秒読み(YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)

少し古いですが、YUJI HIRAYAMA Official SiteMessage が更新されておりました。これから行かれるヨーロッパツアーに関して触れられています。

ヨセミテに比べるとヨーロッパはホールドがでかく見えると書いていますが、そのまま花崗岩と石灰岩との比較になっています。日本に置き換えると小川山と二子山になるでしょうか。

今回のメッセージでは全体的に謙虚に書いてはいますが、"妙な自信がある"、"結構やれると思う" など自信たっぷりなところが伺え、平山さんらしさが出ている感じです。やっぱりクライミングはポジティブに行かないと駄目ですね。



2004年9月15日

今日の T-Wall

今日は会社の RCC で 江戸川橋の T-Wall へ。今日は中川さん、石川さん、門脇さんと自分の 4人。

門脇さんは今年の 6月に、クラブの創立にあわせてクライミングを始めたばかり。トップロープにも慣れてきたので今日はリードデビュー。中川さんが注意事項を説明してからレッツトライ。恐怖心が無いのか、サクサク登っていました。すごい。

門脇さん
門脇さん

自分は前回 2テンだった大ハングの 11ab に取り付く。あっけなく RP。調子に乗ってそのまま大ハングの 11b へ。核心のハングでムーブを探って試行錯誤してもたつきましたが、調子がいいのか 1撃でサクッと落とせました。最後に 2段ハングの 11a は 1テンでした。こちらはムーブを間違え、持ち替えで余分な力を使ってしまい、核心は越えたものの、終了点手前でクリップできずフォール。もうちょい。最近はトレーニングで毎日腹筋、背筋を 200回近くやっているからか、ハングでもだいぶ持ちこたえられるようになって来ました。

おまけ 1
門脇さんがムーブで詰まっていると言うことで、これまで読んだ中で一番わかりやすかった入門者向けのクライミングの本を貸しました。『フリークライミングの真髄』という今はエナジークライミングジムのオーナーである綿引英俊さんの本で、読むべき箇所は "第3章 クライミングでの動き" の 10数ページだけで、文章が平易で、垂壁での体の使い方と前傾壁での体の振りが楽に理解できます。高校時に、まだ綿引さんが石井スポーツの店員だった頃に、石井スポーツの体験クライミングで講師として教えてもらったことがあります。クライミングシューズを買うお金がなかったので、その時は重登山靴で広沢寺の壁を登った記憶があります。

フリークライミングの真髄
フリークライミングの真髄

おまけ 2
7月の瑞牆で液晶が割れ、8月の雨の屏風岩で水没しデジカメが完全に昇天してしまったので、早くも今年 2台目ですが新しく買いました。手ぶれ補正機能に興味があったので Panasonic の FX-2 にしました。まだ使っていないので効果の程は不明です。あぁ出費が~。



2004年9月16日

きりぎりす 12号

(2004/4 日本山岳会青年部)
きりぎりす 12号

だいぶ前に発行されていたのですが、買い(もらい) 忘れており、石井スポーツをぶらぶらしていて気が付きました。

"日本山岳会" と聞くと XXX なイメージしか出てきませんが、青年部に関して言えばまったくそういったイメージからは遠い存在で、少人数ながらも独創生の高い活動を展開しています。大学山岳部出身者が中心でありながらも、活動は沢登りや泥臭いクライミングが多く、同世代の人が多いということもあり、毎号毎号の記録をいつも楽しみにしています。

ただ、今号は予算の関係からか、編集の都合かはわかりませんが、印刷の質が落ちてしまい、写真がつぶれてしまっていてちょっと残念です。またボリュームも少し減ってしまっています。都内の山道具屋で安価で入手できますのでぜひ 1度手にとって見てください。若い人もがんばっているというのが伝わってくると思います。



2004年9月17日

ヨセミテ

今日から 9泊 11日でヨセミテに行ってきます。ヨセミテでのネット環境が不明なので 28日までは原則更新はありません。フルタイムで登る予定なので体力が残っていればですが、もし機会があればヨセミテでも更新にトライしてみたいと思います。

今回は初海外クライミングだというのと、5月に痛めた左膝の靭帯が不安なので、困難性よりは楽しむ方向を追求して予定を立てています。



Yosemite 1日目(9/17) : 成田-San Francisco-Fresno-Yosemite

長~い一日が始まる。今回はパートナーが学生さんであることもあり、装備のほとんどを当方で揃えたので、荷物がめっちゃ重い。日本で使う機会はあるのかという 60m のシングルロープ 2本と、これまたこんな大量に日本では使わないだろうというカムやらカラビナやらのガチャ類だけでザックはもう一杯。それ以上に財布が寒くい~。

15:00 成田空港
必死こいて成田空港に着くと、連休前だからか成田空港は大混雑。チェックイン、出国に 2時間近くかかる。翔太は就活中で会社の面接があったらしくぎりぎりでの到着。チェックインから出国、搭乗口まで飛び込みで 25分で来た。ありえない!! とにもかくにも出国。

17:55 成田空港発
11:05 San Francisco
時間を逆行する形で、同日の 9/17 に San Francisco に到着。San Francisco は抜けるような青空。気温は 30度を越えているが、空気が乾燥しているからか、暑さを余り感じない。San Francisco からの乗り継ぎ機はかなり小さめで 30人位しか乗れないプロペラ機。搭乗数は 10人ほどで、クライマーはうちらのみ。

14:05 Fresno
Fresno は Yosemite には一番近い空港(102mile)。天気は相変わらずの晴天。San Francisco よりもさらに暑い。田舎の中にある空港だが意外と店は多い。Fresno でレンタカーを借りヨセミテに向けて出発。

Yosemite までは基本的に R41 を北上するだけだが、ガス缶は Yosemite で買うよりも Fresno で買ったほうが安いとのことだったので、登山用品店を探すも見当たらなかったので適当にスポーツ用品店に入って購入。

16:00 Oak Hurst
食料の買出しは R41号沿いにある、Yosemite に行く途中では最後になる街である Oak Hurst (54mile) の Vons で買出しをする。Vons は大型スーパーなので基本的に何でもある。今回は Camp4 がベースとなるので重さを気にせず缶詰を中心にパスタ、パン、スープ、ビールなどを適当に購入。


Oak Hawst から道は山道となりワインディングロードになる。ただ日本の山道とは違って、コーナーに傾斜(バンク) がつけられているので非常に走りやすく、高速道路とほとんど変わらない。


国立公園のゲート(70mile) で入場料の 20$ を払って入園。基本的に 1週間おきに更新する必要があるので、2週間以上滞在予定がある場合はアメリカ国立公園パス(50$) を買ってしまったほうが得です。1年間アメリカの国立公園ならどこでも使えるし、何人乗っていても車やバス 1台単位で使えるので便利です。


18:00 Glacier Point
Yosemite Valley に入る前に Glacier Point に寄って Half Dome や Royal Arch を見て Yosemite の景色を堪能 & モチベーションを上げる。やはりで周辺はでかい岩壁だらけだし、Sierra Nevada 山脈の連なりは果てしない。

Glacier Point から Half Dome
Glacier Point から Half Dome

Glacier Point から Royal Arch と Washington Column、North Dome
Glacier Point から Royal Arch と Washington Column、North Dome

分岐まで戻ってから Yosemite Valley に入る。最初に目に入ってくる El Capitan は予想はしていたものの、予想以上にでかい。横尾から屏風岩を見る感じではあるが、その 3倍くらいの迫力がある。

19:00
Yosemite Valley の地理を完全に把握していなかったので一通りぐるっと回ってみる。One Way(一方通行) があったりと下手に走るとぐるっと 1周する羽目になるので注意が必要。国立公園入園ゲートでもらえる Yosemite Today の Map がわかりやすい。後ほど別項でまとめる予定ですが、基本的に Yosemite Valley 内は Yosemite VillageYosemite LodgeCarry Village の 3つのポイントが中心となり、その周辺にホテルとキャンプ場が転々としている形です。

20:00
Yosemite Lodge の Food Court に閉店間際に飛び込んで夕飯。アメリカならハンバーガーでしょうというステレオタイプでハンバーガーを食べる。その他にここではパスタ、ピザとスペインのライス系料理が食べられます。

食後に Camp4 を探して少しうろつく。大雑把な地図を見ていたのでどーやって行けばいいのかまったくわからず右往左往する。しかも Yosemite Valley 内は街灯がまたくないので標識が見つけずらい。

なんとか Camp4 を見つけ、入り口付近にとりあえず適当にテントを張り、食料関係は薬やシャンプーも含めて Food Box(Bear Box) にしまう。本当は Camp4 の Kiosk で滞在手続きをして札をつけないといけないのですが、昼間のレンジャーの見回り時間(8:30-18:00) 外ならとりあえず OK です。そうやって連泊している人や、地面にシュラフだけひいて雑魚寝している人などいろんな人が居ます。

20:30 就寝



2004年9月18日

Yosemite 2日目(9/18) : Manure Pile Buttress

6:30 起床
今日は Kiosk での登録作業が必要なので、レンジャーの見回りが来る前に起床し、テントを撤収して、さくっと朝食を採る。朝はパンと七面鳥+豆+チリソースの缶詰とコーヒーとゼリー。結構豪華かな。今日は昨日とは打って変わって空はどんよりとしており肌寒い。

朝食中
朝食中

朝食後、Camp4 の受付に並ぶ。7:30頃に並ぶものの、前にはすでに 5-6人ほどの列が。強者は Kiosk の前でシュラフで寝てます。週末だからか、登録開始の 8:30 には20人ほどが並んでいました。登録にはパスポート等写真つきの ID カードが必要で、5$/day かかります。1週間以上滞在する場合は更新作業が必要になります。

Kiosk で登録
Kiosk で登録


【After Seven @MANURE PILE BUTTRESS 5P 180m】
MANURE PILE BUTTRESS は El Capitan からガリーを 1つはさんで連なる岩場で Three Brothers の内の 1つの岩場にあります。

[アプローチ]
車で Camp4 から 1.6mile、3分ほど走って最初の右折の道路標識で曲がるとすぐに駐車場。駐車場から岩場まではわずか 3分と非常に近い。そのせいか常に混んでいます。10時前に着いたときはすでに 2パーティが取り付いており、週末だからか続々とクライマーがやってくる。

最初の最初だったので確実に登れるところに行きました。結果的には After Seven から C. S. Concerto、After Six に継続した形です。

[After Seven 1P目 5.8 36m えのきどリード]
きれいに直上するハンドクラックに沿って上がっていく。クラック脇にもホールド、スタンスは豊富なので難しくはないが、最初だけあって体が硬いし、ナッツも今回が使うのが初めてで緊張するし、ピッチが長い。ちょっとしたテラスの潅木でビレイ。


After Seven 1P目 After Seven 1P目
After Seven 1P目

[After Seven 2P目 5.7 42m 翔太リード]
ハンド気味のクラックを上がって行くが、途中からはフェイスクライミング。特に難しいところはない。潅木でビレイ。

After Seven 2P目
After Seven 2P目

[C. S. Concerto 3P目 5.7 42m えのきどリード]
After Seven は 2Pで終わり、ここから After Six に合流する予定でしたが、先行パーティが取り付いていたので、その脇の C.S Concerto に取り付く。
スラビーなフェイスからポケット気味に時々出てくるハンドクラックと、脇を走るダイクをうまく使いながら登るピッチ。途中少しランナウトします。このピッチが一番楽しかった。先行とビレイポイントがかぶるため、カム 3つでビレイポイントを作ってビレイ。

[C. S. Concerto 4P目 5.6 33m 翔太リード]
だいぶ傾斜がなくなり、階段状に近いところを上がり。潅木でビレイ。このあたりから風が強くなり、コールがまったく聞こえなく、肌寒い。

[After Six 5P目 5.6 51m 翔太リード]
After Six に戻り、5P目と 6P目を繋いででっかいテラスに出て、潅木でビレイ。ほとんど階段状なので楽。

抜けたところ
抜けたところ

ルートは基本的にクラックが主体となっており、カム、ナッツ潅木で支点を作ることになり、ボルトはありません。いいルートです。

[下降]
抜けたテラスでスニーカに履き替えて El Capitan サイドのガリーに向かって踏み跡を下っていくと、20分ほどで取り付きに戻れます。登攀開始が 10:30 で取り付きに戻った時間が 13:30 でした。

このあと同じ岩場にある Nutcracker に取り付く予定でしたが、いろいろ理由をつけて中止にしました。天候は終日回復せず、時折小雨がぱらつく寒い天候でした。

その後は Yosemite Valley を走り回って、Curry Village の Mountain Shop に寄って、エイリアンを買って戻りました。エイリアンは人気商品らしくすぐに売切れてしまう模様でした。ハイブリッドも買いたかったのでしたが売り切れでした。61$ と日本で買うより安く買えます。Camp4 に戻ってからはしばし昼寝。5時ごろおきて夕飯。

夕飯はパスタと紅茶。パスタは絡めるソースの量を間違えしょっぱすぎ、紅茶は怪しげなものを買ってしまったので、科学的な味で劇まずでした。

Camp4
Camp4 手前が My Tent



2004年9月19日

Yosemite 3日目(9/19) : El Capitan - Manure Pile Buttress

5:30 起床
朝食はパンとコーヒー、缶詰のクラムチャウダー、フルーツの缶詰。

今日も天気はぱっとせずに曇っており薄ら寒い。

【East Buttress @El Capitan 5.10b 13P 420m】
やっぱ El Capitan には登らなきゃということで選んだルートでしたが、結果としては実力不足でだめだめでした。

えるきゃぷど~ん
えるきゃぷど~ん

[アプローチ]
Camp4 から 2マイルほど Park Exit に向かって走り、V7 マークのある杭の脇から駐車場に入ります。少しわかりにくいです。しかも見逃すと One Way(一方通行) なので Valley を 1周する羽目になります。駐車場の端から踏み後が El Capitan に向かって伸びているので適当に壁に向かって歩き、壁にぶつかったら壁沿いにトラバースして行けば、大体 40分ほどで East Battles 基部に着きます。El Capitan の Southeast Face にポータレッジが 1つぶら下がっていました。Zodiac かな?

スカイラインあたりが East Buttress
スカイラインあたりが East Buttress

[East Buttress 1P目 48m 5.9 翔太リード]
ハンドクラックでテラスを 1段上がったあと、えぐいチムニーが 40m 程続きます。ステミング 、バックアンドフットで奮闘的にずりずり上がります。しかも支点を取る体制に持っていくのが下で見ていてかなり大変そうでした。荷物を背負っていると引っかかりまくりでかなりきつく、セカンドで上って途中でザックが引っかかって 1度テンションかけてしまいました。チムニーを抜けたところの 50cm 四方のテラスの残置ハーケン 3本でビレイ。このピッチだけで 2:30 もかかりました。

East Buttress 1P目のチムニー
East Buttress 1P目のチムニー

[East Buttress 2P目 21m 5.10b えのきどリード]
上にすーっときれいにハンドクラックが伸びており、残置カムやナッツがぶら下がっていましたが、ルートはここでフェイスをトラバース。トラバースでだしのピンスカーにナッツを決めていざトライ。このトラバースが 10b なのですが、まったくムーブがわからない。30分くらいあれこれ試すがぜんぜん駄目でフェイスを超えられない。エイドで強引に行けば行けるのだろうがここまでも時間がかかりすぎているので上に抜けるのは無理だと考え、今後の課題ということでここから下りました。

下山中 えるきゃぷでかいよ~
下山中 えるきゃぷでかいよ~

駐車場に着いた時は 11:30 でまだ時間があったので、昨日登り残した Nutcracker へ行きました。

【Nutcracker @MANURE PILE BUTTRESS 5.8 5P 180m】
[アプローチ]
アプローチは昨日の After Seven と同様です。

人気ルートのようで、岩場に着くと大盛況。1P目はオリジナルラインのほかに派生ルートが 2本あるのですが、どちらにも先行パーティが取り付いており、しかも順番待ちまでいました。オリジナルラインは人気がないのかあいていたのでそこから取り付きました。

[Nutcracker 1P目 39m 5.8 翔太リード]
階段状のところを少し上がって立ち木のテラスに上がってから、コーナーに走るきれいなハンド~フィンガークラックを登ります。途中に立ち木はあるものの非常にきれいなクラック。長いが傾斜はそれほどでもないので気持ちよく登れます。抜け口付近の 10m はずーっとレイバックになるので、支点を取るポイントが鍵でしょう。クラックの切れ目で派生ルートと合流するので、先行が行くのを少し待つ。クラックの切れ目のハングを乗越して少し登ってカムでビレイポイントを作成。

Nutcracker 1P目
Nutcracker 1P目

[Nutcracker 2P目 36m 5.4 えのきどリード]
傾斜のないガリーを登るというより歩いていく。3P目ですべての派生ルートが合流するので 3パーティが待ちという非常に混み合った状態。ビレイ点は先行はでかいピナクルにスリングで作っていましたが、混んでいたので手前のクラックにカムを 3枚かましてビレイ点にする。

Nutcracker 2P目
Nutcracker 2P目

先行パーティを待っている間に、小雨だった雨が本降りになり、1パーティが降り始めたので、こちらも降りることにする。2ピッチで地面だと思ったのですが、何と 2ピッチ目のロープが足りない。ありがたいことに先行パーティがロープを 1本残しておいてくれたので使わせていただく。助かった~。危ない危ない。

雨の中を懸垂下降
雨の中を懸垂下降

結局今日はほとんどリードをしませんでした。駄目駄目。エルキャプ敗退の原因はワイドクラック、チムニーに慣れていなかったと言うのと、荷物が重過ぎました。撤退も考え、60m のシングルロープを 1本別にかついで行ったのですがこれが余分でした。50m のダブルロープ 2本がベストかもしれません。もっとさくさく登れないと 13ピッチを 1日で登りきるのは至難の業です。

全身びしょ濡れでかなり寒くなったのでシャワーを浴びに行きました。Yosemite Valley にシャワーは 2つあり、House Keeping と Curry Village にあります。House Keeping の方にはコインランドリーもあるのでこちらを使う方が何かと便利でしょう。シャワーの利用料は 2$ となっていたのですが誰もいなかったのでそのまま利用させてもらいました。シャワーはぼろぼろで無料でいいじゃんといった感じです。

その後 Mountain Shop で荷揚げ用の Haul Bug を購入。96$。日本で買うより安いかな? 35L の小さいほうを買いましたが、でかいほうを買えばよかった。


夕飯はパスタにミートソースの缶詰と七面鳥の缶詰、コーヒー。夜は星がきれいで明日の好天が期待できました。

鹿 公園内を普通に歩いています
鹿 公園内を普通に歩いています



2004年9月20日

Yosemite 4日目(9/20) : Royal Arche

6:00 起床
今日は前 2日と違っていい天気。朝食はパンと缶詰のスープとコーヒー。

今日は Royal Arch の Royal Arches にトライ。これもマルチのロングルート。ショートルートは日本でも登れるからということで今回はロングルートばかりを選んで登りました。しかしこのルートは登っている時もおかしいと思ったのですが、今トポと写真を見直しても 1P目からしてまったく違うところを登っています。

Royal Arch 赤線が登ったライン
Royal Arch 赤線が登ったライン

【Royal Archs @Royal Arch 5.10b 16P 420m】
[アプローチ]
アプローチは Ahwahnee Hotel の駐車場から 5分ほど歩いて取り付き。近い!! しかし実は間違った取り付き。

[??? 1P目 5.8 30m えのきどリード]
苔むしたチムニーから始まる。苔むしているし、水が流れていて濡れてるし、クラックの中も落ち葉や土が詰まっていて、登られている形跡がまったくない。最初左のスラブから取り付きましたが途中で上がれなくなり、ロワーダウンして登りなおしました。チムニーを抜け水が流れる階段状の岩場を上がったところの木でビレイ。

1P目 苔苔
1P目 苔苔

[??? 2P目 5.9 45m 翔太リード]
Royal Arches のトポだと 70m ほどテラスを歩いて 2P目に取り付くことになっています。実際に間違ったルート取りをしたにもかかわらず、同じような地形でした。50m ほど歩いてから行き止まりのオフウィズスに取り付く。残置のロープだらんと垂れていました。ワイドクラックをずりずりと奮闘的なムーブで上がって行くが、セカンドで上がっていても怖い怖い。しかも、クラックの溝の奥を水がジャージャー流れているし、普段水が流れているスラブサイドはつるつるに磨かれていてフリクションが全く効かない。しかも翔太がオフウィズスの途中で動けなくなってしまったので、いったんカムでビレイ支点を作ってもらいピッチを切る。セルフを取ってもらい、一旦ロープをはずしてあたりをうろついてトポと照合するが早くも 2P目でどこに居るのか完全にロストしてしまう。1P目から違っていればそりゃ違うわな。

2P目  2P目
2P目

[??? 3P目 5.9 40m えのきどリード]
オフウィズスはさらに 10m ほど続くが、プロテクションは取れなさそうだし、ムーブも怖いので、オフウィズスを強引に抜ける。が、抜けるところのクラックのワンムーブがムズイ。フェイスに出てからもクラックをつないで登っていくが所々ムーブが際どく、テラスに上がったときは本当にほっとした。上りきったテラスの立ち木でビレイ。

[??? 4P目 5.7 60m 翔太リード]
とりあえずテラスをトラバース気味に階段状のところを 60m 上がる。

4P目
4P目

[??? 5P目 5.7 50m えのきどリード]
もう完全に現在地をロストしていたのでどこでも登れそうなところを登ろうとのことでライン取りは適当。テラスを行き止まりまでトラバースして藪に突っ込み、藪の中のハンドクラック-オフウィズスを上がる。オフウィズスがプロテクションを取れずランナウトするのでやや悪い。

[??? 6P目 5.7 50m 翔太リード]
藪の中をひたすら上がる。岩登りと言うより藪こぎに近い。しかも空気が乾燥しているからか、立ち木や植物も乾燥しており、大丈夫だと思う太さの木の枝もパキパキ折れて怖い。

[??? 7P目 5.10a 50m えのきどリード]
藪を抜けて、ハンドクラックを 10m ほど登ってフェイスを変えてさらに 5m ほどハンドクラック。フェイスを変える箇所のムーブが難しかった。核心はそこから 25m ちかく続くどでかいルーフ状に斜上するチムニー。プロテクションが途中からぜんぜん取れないので、精神的にぎりぎりで死ぬかと思った。バックアンドフットでとにかく少しずつずり上がる。抜けないことには降りれないのでとにかく集中集中。チムニー内はどろどろだし、ところどころある薄いフレークも、実は泥が固まっただけで、花崗岩も風化しておりぼろぼろはがれてまったく信用できない。登られている形跡は全くなし。抜けたときはほっとして腰が抜ける寸前。涙出てきた。

7P目
7P目

7P目を終わったところで突然の雷。渓谷中に反響するのでかなり怖い。フェイスを登っているクライマーの嬌声も聞こえてくる。しかも視界がなくなるほど激しく雹が降り始めスラブは一面の滝。幸いルーフの下にいるので濡れることはないが結構怖い。

突然の雹
突然の雹

疲れ果てたし、壁も滝なのでここで終了とする。終了点の木から 60m ロープ 2本の懸垂 5ピッチで地面へ。下降中に緩んでいた支点のボルトのナットを締めたらねじが途中から腐っていたようでぽろっと取れちゃいました。おーこわっ。

取れちゃった支点
取れちゃった支点

帰りに 1P目に残置してしまったナッツを翔太に回収してもらう。1P目は左の方から歩いて回り込める感じでした。

結局どのルートを登っていたのかまったくらわからない状況でしたが、写真を見ると高度的に半分以上は登っている模様。かなり充実した 1日でした。駐車場に着いたときは 17:00 でした。

帰りに Mountain Shop に寄って、落としてしまったナッツを補給しました。

Mountain Shop
Mountain Shop

夕飯はチキンスープライスとコーヒー。



2004年9月21日

Yosemite 5日目(9/21) : Washington Column 1日目

7:00 起床
今日もいい天気。朝食はインスタントラーメンとパン。

Yosemite に来たらエイドにも行こうという事で、エイドの入門ルートである Washington Column の South Face に行きました。先日行かれたカルパッチョの記録を参考にしました。ありがとうございました。

【South Face @Washington Column V 5.8 C1 10P 380m】
[アプローチ]
Ahwahnee Hotel の駐車場から埃っぽい Hourse Trail を 15分ほど歩き、サイクリングロードが右に離れて行くあたりから左手の踏み跡(Climber Trail) に入っていくと取付きとのことでしたが、見落としました。Topo にも "Most parties will not find this climber trail their first time." とあるようにはまりました。とはいえ適当に Washington Column に向かって上がっていけば岩場に着きます。大分右についてしまったので 200m 程基部を左にトラバースしました。下りに確認したアプローチは、サイクリングロードが右に離れていくあたりから左手にワイヤーが 2本走っているのが見えてきます。そのワイヤーが 180cm くらいまで下がってきた辺りにある踏み跡をたどって行けば適宜ケルン、顕著な踏み跡があるのでわかると思います。Climber Trail に入るとすぐに看板があります。

Climber Trail への入り口 看板
Climber Trail への入り口と看板

取付付近から丘みたいなところを 4級程度の登りで 1P目の取付になります。Southe Face には先行の 1パーティが確認できました。またSkull Queen にも 1パーティいました。この壁はエイドの入門ルートらしく Yosemite でも一番混むそうです。

では 行きますよ
では 行きますよ

[South Face 1P目 5.8 36m えのきどリード]
もともと C1 のつもりなのでギア満載の状態ではありますが、がんばってフリーで超えちゃいました。ハンドクラックをレイバックで直上し、一旦テラスに出て、さらにハンドクラックを 5m 程登り、ぶつかったルーフにそってトラバース。トラバースが結構難しく、悪い。終了点には木が生えており広いテラスになっている。端のクラックにカムでビレイ点を作って荷揚げと Fix。傾斜がないので荷物は引っかかりまくり。ユマーリング & クリーニングで上がってくる翔太に荷物を突っつきながら上がって来てもらう。このピッチは左のスラブからも回り込め、こっちの方が簡単でグレードは 5.6。

1P目のクリーニング
1P目のクリーニング

[South Face 2P目 C1 30m えのきどリード]
最初翔太にリードしてもらうがまったく無理。エイドのリード経験自体皆無なので C1 は当然無理でしたね。反省。なので、リードを交代する。初めての C1 で勝手が良くわからないが、とりあえずカムの掛け替えで上がっていく。あとで他のパーティの様子を見てると、掛けかえではなく、決めたカムやナッツはそのまま中間支点にして残して行く模様。そっちの方が時間を短縮できるし安全ですね。勉強不足。

ルート途中で、乗っていたアブミを掛けていたカムがすっぽ抜け、5m ほど落ちる。右手で中途半端にクラックにハンドジャムを決めていたので、右手は血だらけでスプラッタ。しかも、片足があぶみに引っかかり、完全にひっくり返る。情けなぁ~。が、くじけている余裕もないのでとにかく慎重に掛け替えで 30m 上がる。2P目終了点はペツルボルトが 3つ。荷揚げと Fix、ユマーリング。

荷揚げ中
荷揚げ中

[South Face 3P目 5.8 30m 翔太リード]
簡単そうなので、持ち上げるギアをセーブして翔太にフリーでリードしてもらう。時間はかかるが少し上がって今日のビバーク予定地の Dinner Ledge に到着。

3P目リード中 荷物を追いながら登る
3P目リード中 / 荷物を追いながら登る

テラスは大盛況。4P目、5P目をそれぞれ 1パーティがリードしており、さらにテラスにも 1パーティ 4人いる。これ以上上がるのは無理なので、テラスの空いている隅のほうでビバーク準備。隅だからか少しアンモニアくさい。テラスにはロープが 1本 水平に Fix されており、荷物をかけるのに便利。ツエルトを張るスペースはないものの、天気は安定していそうなので雑魚寝を決め込む。

最初のビバークポイント
最初のビバークポイント

夕飯は水だけで作れる野菜スープとコーヒー。

夕飯を終え、しばらくすると先ほどの 4人パーティが下山準備を始めている。先行パーティが遅いらしく、このルートはあきらめて今日中に下山するとのこと。残りにスポーツドリンク(?) もどきの水を 2L ほどもらう。彼らはオーストラリアから来ており、余り時間がないとのこと。なぜかドイツ語で会話をしていた。他にも 1パーティ下山していった。

4P目核心のハング
4P目核心のハングを超えるオージー。フリーで超えて行っちゃったよ。すげ~。

隣を見ると Skull Queen を登るパーティが見えました
隣を見ると Skull Queen を登るパーティが見えました

4人がいなくなったので、壁際のよさげな場所まで移動してツエルトを張る。上の方ではまだ登攀作業が続いているようなので、落石に気をつけできるだけ壁際で座っていました。過去に上のピッチからの落石をこのテラスで受けて、死亡事故が発生しているそうです。

ビバークポイント
ビバークポイント

19:00 頃になって先行の 2人組が降りてくる。5P目途中まで登って Fix してきたらしい。天気は安定しており、暖かい夜でした。目の前がハーフドームでなんだか贅沢な感じ。

残照の Half Dome
残照の Half Dome



2004年9月22日

Yosemite 6日目(9/22) : Washington Column 2日目

7:00 起床
今日もいい天気。Half Dome の裏から日の出。

Half Dome の裏から日の出
Half Dome の裏から日の出

このあとの C1 ピッチを全部リードする体力も気力もないので、4P目だけリードして下りようと決めて出発。昨日のパーティはテラスでシュラフだけで雑魚寝していました。

[South Face 4P目 5.8 C1 45m えのきどリード]
ハングの下まではクラック、フェイスをつないでフリーでがんばって抜ける。

4P目 隣は 5P目へユマーリングするパーティ
4P目 隣は 5P目へユマーリングするパーティ

ハング下のボルト 4本を A1 でぬけ、抜け口から右上に斜上するクラック沿いに C1。抜け口がちょっとムズイ。後はひたすらカムの掛け替えで小ハングまで 15m ほど上がり、小ハング下のクラックに沿って C1 で小ハングの上に抜けて 4P目終了。長い~。途中の残置支点が大分気分を楽にしてくれる。

4P目
4P目

4P目をクリーニング & ユマーリング
4P目をクリーニング & ユマーリング

翔太にはユマーリング & クリーニングで上がってもらう。リードが 1.5時間、ユマーリングも 1.5時間。C1 のリードとユマーリングに同じ時間がかかっていたらやっぱ駄目だよなぁ。4P目終了点に着くころには Dinner Ledgheテラスに 1パーティ上がってくる。

テラスに懸垂で降り、荷物をまとめて懸垂 3ピッチで取り付きへ。途中 3人パーティとすれ違う。取付にももう 2パーティおり、Washington Column はどのルートも大盛況。懸垂 2P目で一度ロープがスタックするが、すれ違ったパーティがロープをはずしてくれ事なきを得る。危ない危ない。

Washington Column 左端が South Face
Washington Column 左端が South Face

取付からは、行きには見つけられなかった明瞭な Climber Trail を降りる。下からはまだまだパーティが上がってくる。Ahwahnee Hotel の駐車場に 13:45 に出て終了。

早く降りれたのでガソリンの補給 & 国立公園の滞在期間の延長手続きを兼ねて Wawona へ。約 1時間。遠い~。現在 Valley 内にはガソリンスタンドがないので気をつけないとガス欠になります。もしかしたら R41 の Wawona に行くより R140 の El Portal に行った方が近いかもしれません。

Inspiration Point は大混雑
Inspiration Point は大混雑

その後 House Keeping のところのシャワーを浴び、コインランドリーで洗濯し、Mountain Shop でヨセミテ渓谷の地図を買ってテントへ戻る。

夕飯はパスタとコーヒーの通常メニューに、サラダとマッシュポテトを加えてボリュームアップ。


2004年9月23日

Yosemite 7日目(9/23) : Half Dome

6:00 起床
今日は長丁場なので少し早く起きて出発。朝食はパンとコーヒースープ。

Yosemite の代表的な岩場と言えば El Capitan と Half Dome。El Capitan は敗退したものの、Half Dome はグレード的にはかなり簡単なので行けるだろうとのことで選びました。こちらもカルパッチョの記録を参考にさせていただきました。ありがとうございました。

[アプローチ]
7:10 出発
Upper Pines キャンプ場の駐車場がわからなかったので付近の車が止まっているところに路駐。RoadHead の看板まで行って止められることが後でわかりました。

Happy Isles で沢沿いの道に入り、整備された道をひたすら上がっていく。ハイカーも結構多く、皆ガシガシと登っていく。アプローチはまさにカルパッチョの記録のとおりです。

整備された道
整備された道

Vernal Fall を左に見てから落ち口まで上がり、そのまま沢沿いに少し上がって対岸に渡り、右手奥に Nevada Fall が見えるころ Liberty Cap の壁にぶつかります。

Vernal Fall Nevada Fall
Vernal Fall / Nevada Fall

そこから一般道とは分かれて左の踏み跡に入り、Liberty Cap の壁沿いを上がって行きます。道は Liberty Cap と Mt. Broderick の間を通っています。2つの山のコルを過ぎたあたりで道を見失ってしまい、やや直進しすぎた模様。ので、地図を見て Half Dome 方面に方向を切り替えて適当に進む。森の中は下草がほとんどないため歩きやすく、どこでも歩ける感じ。

Liberty Cap の壁沿い
Liberty Cap の壁沿い

しばらく行くと Lost Lake を見つけたためそこからは Half Dome 方面に向かっている踏み跡を探して、ケルンと踏み跡を頼りに進んで行きました。しばらく行く変なところでロープを出しているパーティがいたので、話を聞くと道を間違えてしまったため、ロープを出す羽目になったとのこと。関西からいらっしゃっているご夫妻の方のようでした。

Lost Lake
Lost Lake

【Snake Dike @Half Dome 5.7R 8P 240m】
スネークダイクは大人気のようで、すでに 4パーティ取り付いている。取付には 11:00 到着。取付で準備をして出発。

Snake Dike 取付
Snake Dike 取付

[Snake Dike 1P目 5.7 60m 翔太リード]
ライン取りを間違え、右のクラック沿いに登って行って、ハングには着いたものの動けなくなる。一旦少し下ってからスラブをトラバースして通常のラインに戻る。スラブに慣れていないとちょっと怖いかも。あとは右上に斜上するクラック沿いに上がって行くと 60mロープほぼジャストでビレイ点。本来はカムでビレイ点を作成するようであるが、60m ロープだとペツルの支点まで伸ばせるので、一杯まで伸ばす。

[Snake Dike 2P目 5.7 30m えのきどリード]
クラック沿いに少し進み、右にトラバースしてダイクに移る。そのままダイク沿いにトラバース気味に上がっていくとビレイポイント。

[Snake Dike 3P目 5.7 48m 翔太リード]
左にスラブを斜上して別のダイクに乗り移りダイクをそのまま上がってビレイポイント。中間支点は 2箇所のみ。

Snake Dike 3P目
Snake Dike 3P目

[Snake Dike 4P目 5.4R 42m えのきどリード]
ひたすらダイクを上がる。はしごを上っている感覚。40m ほど登って中間支点は 1箇所のみ。

Snake Dike 4P目 超絶ランナウト
Snake Dike 4P目 超絶ランナウト

[Snake Dike 5P目 5.6 40m 翔太リード]
ひたすらダイクを上がるだけ。

[Snake Dike 6P目 5.4 30m えのきどリード]
ここでメインのダイクとは別れてぼこぼこの傾斜の落ちたフェイスを上がる。

[Snake Dike 7P目 5.2 30m 翔太リード]
スラブをスメアリングで上がる。中間支点は 1箇所。ビレイポイントはカムで作成。傾斜はかなり落ちてくる。セカンドだったのでノーハンドで上がる。

[Snake Dike 8P目 5.2 50m えのきどリード]
上を目指して上がれそうなところを適当に上がる。中間支点はカムで適宜取る。岩の間の窪地でボディビレイ。

8P目でロープをはずし、あとはひたすら傾斜の落ちたスラブを上がる。トポに "slab forever" と書かれているとおり、スラブがどこまでも続いている。これまで登ってきたルート以上に長い。ただでさえアプローチが長く疲れている体にはつらい。

slab forever
slab forever

ようやく山頂台地に出るが、山頂台地は意外と広く山頂はまだはるか先。

15:00 山頂着
山頂でハイカーに混じって写真を撮り、例のバイザーの上でも写真を撮る。南東壁はすっぱりと切れ落ちている。

バイザーの上で
バイザーの上で

20分ほどたむろしてから下山開始。下山開始からいきなりワイヤーが張ってある急斜面を下る。これはいくら何でもやりすぎだろうという整備の仕方。そこまでしてアメリカ人は Half Dome に登りたいのかと小 1時間は問い詰めたくはないが、凄い。まぁ、日本の槍ヶ岳も同じか。子供なんかも普通にワイヤーを伝って登っており、すれ違いが結構怖い。ワイヤーの開始ポイントには手袋の山。

ワイヤー ワイヤー
ワイヤー

手袋の山
手袋の山

あとは乾燥した誇りっぽい森の中の道をひたすら黙々と降りる。

乾燥した誇りっぽい森の中の道
乾燥した誇りっぽい森の中の道

長いー。軽量化のために水を 2.5L しか持って来なかったので水は節約モード。

黙々と歩いて朝の分岐、Vernal Fall、Happy Happy Isles、Upper Pines の駐車場に着いた時(18:00) はもうへろへろ。Snake Dike は技術云々というよりは体力勝負のルートでした。

Yosemite Village で食料を買い足して Camp4 に戻る。

夕飯はサラダとパスタとイモ。付属していたサラダのドレッシングがブルーベリーテイストで甘くていまいちだった。



2004年9月24日

Yosemite 8日目(9/24) : Manure Pile Buttress

7:00 起床
予定では Middle Cathedral の East Battles に行く予定でしたが、疲れていたので、2日目に敗退していた Nutcracker へ予定を変更しました。

【Nutcracker @MANURE PILE BUTTRESS 5.8 5P 180m】
[Nutcracker 1P目 5.9 33m えのきどリード]
Original Root の 1P目は 2日目に登っていたので、派生ルートから取り付きました。3日間見ていた感じでは、こちらから取り付くパーティのほうが多い感じでした。結構早く行ったにもかかわらず、すでに先行が 2パーティ、後続も 1パーティ待ちの状態でした。

斜上するフィンガークラックに沿って上がっていく。朝一ということもあって動きが硬い。それほど難しいグレードではないものの、ピッチが長いからかピッチ終盤になるとばててきて登るスピードがかなり落ちる。登攀体力をつけるのは今後の課題です。30m ほど上がったところの立ち木でビレイ。

[Nutcracker 2P目 5.7 36m 翔太リード]
傾斜のやや落ちたハンドクラックを登っていく。特に難しいところはない。やや広くなったテラスのピナクルにスリングを掛けてビレイ。ここで Nutcracker の派生ルートが全て合流します。

Nutcracker 2P目
Nutcracker 2P目

[Nutcracker 3P目 5.7 42m えのきどリード]
フィンガー~ハンドサイズのクラックをラインを変えながら登る。ジャムが快適に決まるので楽しいことこの上なし。ビレイポイントは先行パーティがカムで支点を作っていたので、そこからスラブをトラバースして立ち木までピッチを伸ばしてカムでビレイ。

Nutcracker 3P目
Nutcracker 3P目

[Nutcracker 4P目 5.8 50m 翔太リード]
先行をパスしてからスタート。ハンドクラック沿いにロープを伸ばす。ちょっとしたハングを越える箇所がポイントで、翔太は結構もがいていた。ビレイポイントはカムで作成。

[Nutcracker 5P目 5.8 40m えのきどリード]
フィンガークラックを少し登ってから、マントル気味のハング越えが核心。ハンドクラックに指をねじ込み一気に越える。ハングを超えると傾斜が落ち、あとはでこぼこのスラブを上がっていくと終了点のテラスに着き、立ち木でビレイ。

Nutcracker 終了点 後ろは Middle Cathedral
Nutcracker 終了点 後ろは Middle Cathedral

暑いのでとにかく喉が渇く。裏に回ってトレースを拾って取り付きに戻る。ここも After Seven と同様です。

予定では 10a のショートルートが 2本あったので登るつもりでいたのですが、水がなくなったので妥協って少し早いが終わりにしました。

終了後は観光モードに変更。Curry Villadge の有名な(?) ピザを食べて久しぶりのまともなランチ。昼は、毎日レーションか水だけだったからなぁ。

Curry Villadge のピザ屋
Curry Villadge のピザ屋

Mountain Shop で Yosemite Bouler のトポを買い、Yosemite Villadge でお土産を買って Camp4 に戻る。夕飯までは時間があったのでしばらく休息。

最終日だったので焚き火をしようということで周辺で薪拾い。各ショップで薪は売っているものの 8.25$ と高い。着火材は各ショップで 1.25$ で売っているので、買うと焚き火が楽になります。

最後の晩餐はパスタとサラダとイモとフルーツミックス。夕飯後は焚き火を囲みながらビールを飲んで簡単に打ち上げをして 1時間ほどうだうだしてから就寝。

キャンプと言えばやっぱ焚き火だよなぁ~
キャンプと言えばやっぱ焚き火だよなぁ~



2004年9月25日

Yosemite 9日目(9/25) : Camp4 Boulder

7:00 起床
起床して朝飯を食って、残りの食料を全部片付けてから Camp4 のボルダーに行きました。最終日でしたがここまで来るとほとんど意地でも登らなければと言う感じになっていました。

【Camp4 Boulder】
[アプローチ]
Camp4 の周辺(中にも) 300m 位に点在するボルダーです。全て歩いて 3分かかりません。

有名な Midnight Lightning は Camp4 のど真ん中にあります
有名な Midnight Lightning は Camp4 のど真ん中にあります

Topo を見て一番手ごろだった Wine Boulder に取り付くも指がぼろぼろでもう細かいホールドを持っていられない状況。結局 1時間ほどうだうだと粘るも、まともには 1本登っただけで引き上げました。治りかけていた指先の穴からまた出血。

Wine Boulder
Wine Boulder

テントを撤収し、ギアや荷物を整理して Camp4 を引き上げる。さようなら、また来る日まで。

ギアを並べてみる 少なすぎる・・・
ギアを並べてみる 少なすぎる・・・

最後にトイレ裏に 2ヶ月間居を張っているという菊地敏之さんに声を掛け、たまたま持っていた本(確信犯) にサインをいただいてから車へ全荷物を搬送。

えるきゃぷをばっくにしばしの別れ
えるきゃぷをばっくにしばしの別れ

過去に日本に留学していた Kevin と Fresno 空港で 15:00 に待ち合わせしていたので、11時頃に Yosemite Valley を出発。

途中の Oak Hurst で、現在は日本からは撤退してしまった Burger King で昼を食べ空港へ。

はるばる Berkeley から来てくれた Kevin と久々に再開。とは言っても彼が日本に留学していた一昨年、冬の日光白根に 1度行ったきりだけではありましたが。Kevin の車はぼろぼろで良く動くなぁと言った 1984年のカローラ。車検のない国は凄い。

Kevin に取ってもらった Highway 脇のモーテルに荷物を置いて、とにもかくにもまともなシャワーを浴びてから夕飯へ。夕飯は地元の人のお勧めのステーキ屋へ。日本で食べれなくなったアメリカ牛をたらふく食べました。かなりやつれていたので少し回復しました。

帰りにスーパーでビールを買い込み。余ったレーションをつまみにモーテルで飲み語らいました。

普段は日本でもフローリングに雑魚寝なので、本当に久しぶりのベッドで寝ました。これで 18$ は安い。

Kevin ありがと~
Kevin ありがと~



2004年9月26日

Yosemite 総括

帰国分の過程もあと 1日あるのですが、単なる飛行機での移動で、特に有益な情報はありませんので省略したいと思います。

今回の Yosemite クライミングは結果としては惨敗の山でしたが、自分の現在の実力がどのくらいで、Yosemite の壁を攀じるのにどのくらいの力が必要で、どのくらいのトレーニングをすればいいのかという今後の目標設定が非常にやりやすくなったので、行って良かったと思っています。

惨敗の原因分析

精神力
クラック、ワイドクラックを登るのは技術もさることながら、突っ込んでいけるかどうかは精神力がモノをいいます。10m 以上ランナウトしたワイドクラックでは精神的にぎりぎりでした。この辺ももっと鍛えないとだめでしょう。精神力が一番重要な気もします。

ピッチの長さ
今回はマルチピッチのルートを選んで登っていましたが、どのピッチも最低でも 30m はあり、長いピッチにいたっては 60m。しかもそれが全部クラックだったり、全部カムやナッツによる C1 だったりと体力的にも精神的にもぎりぎりでした。30m くらいまでは比較的さくさく進めたのですが、そこから息切れしてスピードダウンしてしまいました。もっと登攀体力をつけないと駄目ですね。

カム、ナッツの使用の不慣れ
今回はトラディショナルなクラシックルートばかりに行ったので基本的に中間支点は全部カム、ナッツで取ることになり、日本のボルトルート、残置支点わんさかルートに慣れていると、自分で支点を作ると言う作業をおざなりにしがちで、カム、ナッツのセッティングに時間がかかってしまっていました。しかもナッツをかなり多用し、慣れていないと、下を見たら外れているということもあり、突っ込むところも突っ込めなくなってしまいました。もっとカム、ナッツに 慣れないと駄目でしょう。これがフリークライミングの原型でしょう。今年の冬は海金剛に通お うかな。

クラック、チムニーの経験不足
ひたすら続くクラック、チムニーに精神力をかなり削られました。特にワイドクラックをこなす技術は必要だと感じました。不動沢、ミズガキ、湯川でのトレーニングが有効でしょう。

荷物
クラックルートを登るということは、通常装備に加えて、カムやらナッツやらをジャラジャラ背負って登るので、その分ウェイトが増えます。また、撤退や下降に 60m ロープが 2本必要なルートではロープを背負って登ることになり荷物がどんどん重くなります。荷物の軽量化ももちろん必要ですが、ある程度の荷物を背負っても登れる様にならないと駄目でしょう。もちろん技術の向上によって、カム類を減らしたりできるでしょう。ロープに関しては 60m のダブルロープ 2本で登るのがベストかな。

スピード
十数ピッチを 1日で登りきるには、純粋に登る技術だけではなく、ルーファイやロープワークなどのスピーディさが重要になります。これは技術の向上でカバーできるかな。

まぁ総括するとこんな感じになるでしょうか。まだクライミング歴 1年半で Yosemite は早すぎると言う人もいましたが、今後クライミングを続けていく上で非常に貴重な経験となりました。さぁもっとトレーニングしなきゃ。

それよりクライミング歴 3ヶ月で半ば強引に連れて行った、後輩の翔太の方が辛かったでしょう。そういった意味では自分は極道かもしれませんね。


おまけ
今回の山行には先日発売された菊地敏之さんの "我々はいかに「石」にかじりついてきたか" を持って行き、毎日目を通していたので都合 4回ほど読みましたが、Yosemite でのクライミング史も書かれているので、現場にいたこともあり内容がすーっと頭に入っていきました。

トラディショナルなクラックやチムニーのクライミングから始まり、ヨーロッパのボルトを使用したフェイスクライミングのラディカルな波が来て、それぞれの派閥間で紛争があり、それぞれの思想の進化系のルートが誕生し、Big Wall のフリー化、ワンデイアッセントなど、フリークライミングのレベルの上昇に合わせた活動が行われた歴史がすんなりと理解できました。Yosemite に行く人は是非 1読することをお勧めします。



2004年9月27日

Yosemite メモ1 : 交通

項目別にまとめた方がいい情報が幾つかあるので、しばらくは Yosemite ネタで引っ張ります。最初は交通編。

【飛行機】
今回は手配が遅れた、連休だったこともあり、余り安いチケットは入手できませんでした。成田-San Francisco-Fresno 往復で 128790円とかなり高額でした。たぶん Fresno まで飛ばずに San Francisco からレンタカーで Yosemite 入りした方が、運転距離が伸びるので多少疲れるかもしれませんが安く上がるでしょう。

今回は Fresno から Yosemite 入りしましたが、他にも地方空港はありますので色々調べられるといいと思います。Yosemite 周辺の地方都市の概略図は以下がわかりやすいでしょう。

ヨセミテへの主な幹線道路

【車】
これまたきちんと調べていかなかったので結構高くなってしまいました。8日間、最高の保険をつけて $490(保険等が $270) でした。2人だったので Compact か Economy で十分なのに、Standard を借りてしまったと言うのもあります。あらかじめ日本で Herts 等のレンターカー会社の Gold 会員等になっておき、Web で予約すれば半額くらいで行けると思います。Fresno 空港にはレンタカー会社のカウンターは 5つあり、HertsAvisDollarBudgetNational/Alamo です。いずれの会社も Web から予約可能です。長期滞在を考えている場合は中古車を買ってしまった方がいいでしょう。走るだけでよければ $300 くらいからあります。

【道路】
Fresno から Yosemite Camp4 までは 104mile あります。基本的には R41 を一直線で Yosemite に着くので迷いません。1mile は 1.6km です。

買い物は今回はガス缶を Fresno のスポーツ用品店、食料は Oak Hurst の Vons、ガソリンは Wawona で入れました。各都市の距離は以下のような感じになります。

Fresno -(54mile)- Oak Hurst -(16mile)- 国立公園入り口 -(4mile)- Wawona -(28mile)- Camp4

FresnoBlack Stone Ave が中央通りにあたり、店もこの通りを中心に集中しています。

Mountain Shop を探しながら行ったのですが見つかりませんでした。この辺もきちんと調べていけばよかったと思います。通りをそのまま北上すれば R41 にぶつかるのでそのまま R41 に乗って Yosemite を目指しました。レンタカーのカウンターで交渉すれば地図をもらえます。

Mountain Shop は "Herb Bauer" というの店があるそうです。とりあえず適当に見つけたスポーツ用品店で Primus のガス缶を買いました。Yosemite の Mountain Shop で買うより 1$ くらい安く買えます。

Oak Hurst は Yosemite に行く過程では最後の街になります。ここを過ぎると完全に森に入ってしまい、Yosemite までほとんど何もありません。ので食料の買出しはここでしました。Vons という大型スーパーが R41 から少し入ったところにあります。看板がでかでかと出ているのですぐにわかると思います。

国立公園入り口では国立公園の入場料を払います。車 1台で 20$/1week です。出るときにレシートを見せる必要があるので取っておく必要があります。3週間以上滞在するときは国立公園パス(50$) を買ってしまった方が得です。これだけあればアメリカの国立公園なら 1年間いつでもどこでも出入いり自由になります。3種類パンフをもらえますが、Yosemite Today は Yosemite のわかりやすい地図が付いているので取っておいた方がいいです。

今回は滞在期間が 1週間以上になったため、1度出てから再度手続きをしなおしたのですが、出るときに延滞料を払えばよかったらしいです。ちなみに深夜早朝には係員はいないのでスルーできるそうです。

国立公園入り口の看板に Yosemite Valley まで 35分という看板があるのですが、どこを入り口としているのか不明ですが、35分ではどうあがいても着きません。Camp4 までは 1時間見ておいた方がいいです。

Wawona にはゴルフ場やキャンプ場があり、併せてガソリンスタンドがあります。Yosemite Valley 内にガソリンスタンドは無いので、行きにここで入れていけば、1週間程度の滞在であればガソリンに不安を感じなくて済みます。今回は行きに入れていかなかったので、6日目に補給をしに来ましたがぎりぎりでした。ちなみにここのスタンドは 24時間営業のセルフでクレジットカードしか使えませんのでご注意あれ。

Yosemite Valley 内は一方通行が多いので注意してください。特に Camp4 から出るときは Exit 方面に出てしまうと、戻るのに Yosemite Valley 内を 1周する羽目になります。

またスピード違反の取締りが結構行われているので、スピードにはくれぐれも注意しましょう。

今回は Fresno を 14:45 に出て、Black Ston Ave を少しうろうろして、R41 を北上し、Oak Hurst の Vons で買い物をして、国立公園ゲート(17:10) を通り、Glaciar Point(18:00) に寄り、Yosemite Lodge(19:50) で夕飯を食べ、Camp4 に着いたのは 21:00 でした。

8日間トータルで 330mile 程走りました。



2004年9月28日

Yosemite メモ2 : Yosemite Valley

Yosemite Valley は大雑把に分けると Yosemite Village、Yosemite Lodge、Curry Village に分けられます。

Yosemite Valley

Yosemite Village
Yosemite Valley の中心地です。お土産屋、食料品、雑貨屋は最大ですし、ハンバーガー等の軽食からきちんとした Dinner まで取れますし、Bar もあります。また各ポイントからも郵便物は出せるのですが、切手はここの郵便局でしか買えません。山道具以外の買い物だったらとりあえずここに来れば全て揃います。食料品も寿司のパックから生野菜や生肉、生魚も買えます。Yosemite に関する本もかなり広くコーナーが設けられており、DVD やビデオも含めてほとんど揃っています。

郵便局
郵便局

Yosemite Lodge
Yosemite Lodge というホテルを中心としたポイントです。大学の食堂のような Food Court と Bar があります。青空形式ですが講演会場があり頻繁に山に限らず自然関連の講演会が行われています。講演会のスケジュールは Yosemite Today で確認できます。ちなみにここの Shop は Naturing 関連のお土産しか売っておりません。クライマーは特に行かないところだと思います。

Curry Village
クライマーにとっては Mountain Shop があるので重要です。Mountain Shop では必要なギアは、雑誌やトポも含めて大体そろいます。Yosemite でハイキングをするなら、エアリアみたいな "ヨセミテ渓谷地図" は必須です。日本語でも書かれているので便利です。これだけは本売り場ではなく、レジの脇で売っています。クライミングギアの価格はアメリカの下界に比べると高いと思いますが、日本に比べると安いでしょう。買ったのは Hole Bag(96$)、エイリアン(61$)、BD ストッパー(6$)、チョーク(1.5$) だけですが。

その他には有名な(?) ピザ屋があります。トッピングをつけないとただのチーズピザになってしまいます。ほかにも飲食可能なお店があります。

Mountain Shop
Mountain Shop

その他
Yosemite には宿泊施設はホテルが Ahwahnee Hotel、と Yosemite Lodge の 2軒、バンガローのような施設が Curry Village と House Keeping の 2箇所、キャンプ場が Curry Village の奥に、Lower Pines、Upper Pines、North Pines の 3箇所と Camp4 の計 4箇所あります。

シャワーが Curry Village と House Keeping にあり、大人は 2$ です。コインランドリーが House Keeping にあり、洗剤が 0.75$、洗濯が 1$、乾燥機が 0.25$/10分です。コインランドリーもあったので House keeping のシャワーを利用しましたが、係員がおらず、ほぼ全員無料で利用していました。



2004年9月29日

今日のランナウト

今日は会社の RCC の集まりでランナウトへ。いつもは江戸川橋の T-Wall に行っていたのですが、集まった人数が 3人と少なかったのでリーダーの車でランナウトへ。

コーナー 5.10c
ランナウト唯一のハングがあるコーナーの顔の手足限定ルートへ。リニューアル後は初めて。ホールドはがばがばなのでムーブを確認しながらのアップに最適。

ピンク壁 5.11a(あきと)
できた当初は 10d だった課題。Yosemite から帰ってきたら 11a にグレードアップしていました。前回も 2回トライしているものの核心が遠くて取れませんでした。今日は気合を入れなおして本日 2便目で何とか落としましたが、核心の遠いポケットホールドを持つ手が設定者の意図とは多分逆で、その後無駄な持ち替えが発生してしまいました。うーん、右手で取れるようになりたい。でも本当にこれ 11a?

正面メイン壁 5.11a(牛)
新たな 5.11a の課題。牛さんの課題は、ルートの中にちょっとしたトラバースが入り、そこが核心になることが多く、これもその課題。2便出しましたが核心を越えられませんでした・・・。

結局 3本しか登れませんでした。まぁ、時間を考えれば仕方ないですね。Yosemite から帰国後初のジムでしたが、効果の程は ? です。ただ足の使い方が、まだどたばたしていますが、微妙に変わってきた気がします。

おまけ
リーダーが免停中だったので、替わりに車(レガシー) を運転したのですが、いつも乗っているヴィッツのつもりでアクセル踏んだら大変なことに。加速が半端じゃなく危うく事故るところでした。



2004年9月30日

今日のランナウト

今日もランナウトへ。が、これまでは木曜日は後輩に相手をしてもらっていたのですが、付き合ってくれる後輩がいなくなってしまったのでとりあえず今日は一人で行きました。ボル強に参加する予定で 2F のボルダーを覗いたところ人大杉!! とても楽しめそうな雰囲気ではなかったので、やめてルートに取り付いていました。

1F に行くと、会の近藤さんがいたので、近藤さんの知人(川瀬さん) を紹介していただき、一緒に登っていました。

正面メイン壁 5.11a(牛)
昨日に引き続きしつこくトライ。2回トライするもやっぱり核心を越えられず。閉店間際にオートビレイで何とか上まで抜けれました。次には RP できそうな感じ。これも本当に 11a?

正面メイン壁 II 5.10d
はりぼて下の核心で手順を間違え 1テン。2便目で RP。まだまだルートを読む能力が低いなぁ。

垂壁 5.10d
細かいホールドをつないで登る垂壁らしいルート。最後の 2手で足が滑ってフォール。細かいホールドにきちんと足が置けないと駄目です。垂壁は足の練習になるので結構好きです。

正面メイン壁 X 5.11b(Chie)
最後にオートビレーで触りましたが 5手で沈。次のホールドが遠くて全然届きませんでした。今後の課題。



 
 
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