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http://yukiyama.co.jp/mountain/

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2004年10月 1日

Yosemite メモ3 : Camp4

Yosemite Valley 内には幾つかキャンプ場があるのですが、クライマーだったらやっぱり Camp4 でしょう。1日 5$/1人 とお得です。

Camp4 概略図
Camp4 概略図

受付
日本から行った場合、どこの空港からアプローチするにしろ、Yosemite に着くころは大抵夕方から夜になってしまい、その日の受付は既に終わっていることが多いです。

ので、着いた日はこっそりと、あいてるところにテントを張って、次の日の早朝に撤収をして Kiosk に並んで受付をしましょう。受付時間は季節によって違うようですが、行ったときは 8:30-17:00 でした。常に "Camp Full" の看板が出ていますが、受付はできます。受付を済ませるとテントにつける Tag を貰えるのですが、この Tag なしでテントを張っていると見回りのレンジャーに強制撤去されますのでご注意。また、受付時には、パスポート等の写真付の ID が必要になります。また、車で行った場合は車に取り付ける許可証ももらいましょう。

Kiosk で登録
Kiosk で登録

Kiosk
Kiosk には日中(8:30-17:00) はレンジャーの人が 1人常駐しています。受付業務以外にも色々情報を持っていますので Yosemite に関してわからないことがあれば聞けます。その他、Kiosk にはイベントの情報やメッセージボード、気象情報などが張り出されています。メッセージボードにはパートナーの募集やいらなくなったギアや中古車の買い手募集情報やルート情報が張り出されています。

メッセージボード
メッセージボード

キャンプサイト
キャンプサイトは 40程度に区画されており、1つの区画に通常ですと 4張りですが、混雑時は倍の 8張り程度張られているようです。

1つの区画には Food Box が 3つと、焚き火をするポイントが 1箇所、ベンチ+机が 1つあります。食事の際は熊のことがありテントの外で取る必要があるのですが、大抵机か Food Box の上で取っています。当方は地面にテントマットを引いて取っていました。焚き火はテントサイト内でなら認められています。薪は少し歩けばいくらでも落ちています。岩場の帰りにでも拾っておきましょう。店で売ってもいるのですが 8.75$ と結構高いので拾った方が得です。ただ、着火材(1.5$) があると点火が早いので買いましょう。

焚き火
焚き火

トイレ
キャンプサイトの真ん中に紙も常備のトイレがあります。朝は混みますのでお早めに。また、男子トイレと女子トイレの中間に食器等を洗える水道台があり、朝晩の食事時には混雑します。ここは洗剤も使って OK なので、小さな洗剤を日本から持っていくといいでしょう。洗剤のいらない泡立つスポンジも店で購入できます。

駐車場
Camp4 の駐車場はあまり大きくなく、夕方には大抵いっぱいです。スペースを上手く見つけて止められるところなら路肩でも何でもぎりぎりにとめることになります。受付時にもらった許可証をバックミラーに掛けて置く必要があります。

食料
食料に限らず、洗剤、石鹸、シャンプー、薬品、食器など食べ物のにおいがあるものは全て、熊対策として Food Box に入れておく必要があります。車やテント内にはガムの包み紙やゴミも全て置いてはいけません。

Food Box は大抵いっぱいでごちゃごちゃですが、無理やりスペースを作って押し込めば入れられます。当方は Food Box に入れるものは全て1つのザックに入れてまとめて入れておきました。

Food Box
Food Box

ごみ
巨大なゴミ箱(熊対策のため蓋付) が設置されています。ペットボトル、ガラス、ガス缶は専用のゴミ箱があります。

その他
昼間は木の間に紐を張って洗濯物やシュラフを干している人が多いです。夜はその紐の上で綱渡りをしている人が多いです。

Camp4 のど真ん中に有名なボルダリング課題 Midnight Lightning があり、常に誰かしらがトライしており、誰かしらのギャラリーがいます。日本人がトライしているとアメリカ訛りの "GAMBA" という掛け声が聞けます。

有名な Midnight Lightning
有名な Midnight Lightning



2004年10月 2日

甲府幕岩

山岳会の坂本さん+連れ(横山さん)、ZCCかーばたさんふーみんと甲府幕岩に行ってきました。

最近は後輩とクライミングに行く機会が多く、自分よりレベルが上の人とクライミングに行く機会がなかったので、今回は自分がどのくらい登れるのかを確認しに行った感じになりました。

森の唄 5.10a RP
アップで登りました。1年前は登れなかったことを考えると何だか不思議な感じ。ただ終了間際がムーブがよくわからず少し嫌。

ダダ 5.10b X
岩場に書いてあるグレードでは 5.10c。かーばたさんとふーみんがアップで登っていたので、続けて登りました。細かいホールドを拾いながら上がります。終了点のホールドを掴めずフォール。だぁ~。1手飛ばしてしまったため体が開いてしまいました。

森の唄(左・坂本さん) とダダ(右・ふーみん)
森の唄(左・坂本さん) とダダ(右・ふーみん)

ペンタゴン 5.9 OS
ちょっとしたハイボルダー。出だしがちょっと難しいですが、階段状でがばがばなので初心者にはちょうどいいルートでしょう。横山さんの練習用に Top ロープを掛けるために登りました。

サイコモーター 5.11a/b RP
出だしのボルダームーブが全てのルート。出だしさえ解決してしまえば、終了点間際がよくわからずデッドで終了点を取ってしまいましたが、あとは 5.10c くらいのルート。出だしのボルダームーブ解析に 5-6回トライしましたが、抜けてからは 1撃で行けました。初 11ルートです。やったー。

サイコモーターの出だし
サイコモーターの出だし

シルキー 5.11a RP
サイコモーターはやや特殊な感じがしたので、別の 11ルートにトライと言うことで、ふーみんがトライしていたので便乗してトライ。1便目は核心で 1フォール。2便目でさっくりと RP できました。きれいな色の壁に付けられたルートで、カチを拾いながら上がり、核心を抜けてからは左コーナーのクラックをレイバック気味に利用できます。これを登れたので、インドアでは 11 を登っていましたが、外岩でも 11 が登れることがわかりました。

パストラル 5.12a X
かーばたさんがトライしていたので、遊びで便乗。出だしからまったく動けず。これが 12 なのね。遠い世界だと言うことがよくわかりました。

ジューンブライド 5.11b X
アプローチ(5.7) を抜けてから右上に上がるルート。アプローチの上までかーばたさんに上がってもらい、そこでビレイしてもらいました。最初のクリップ 2つはがばがばのホールドをつないで行けるので楽。30cm 四方のスタンスに乗って、フェイスを少し右寄りに変えてからが核心。指かかりのいいホールドをつないでいくのですが、ムーブが悪く、常に万歳状態で登っており、手で引き上げるばかりで足を使えておらず、力尽きてフォール。しかもクリップできず、余りよくないロングフォール x 2。かーばたさんすんません。

その後かーばたさんに登ってもらい(OS さすがです。)、トップロープ状態で上まで抜けるもテン山。もうちょっと足を意識して使わないと登れそうにありません。

ルート名の通り、女の子が登ると幸せになれるそうです。ふーみんと競争かな。

バルタン 5.9 FL
かなり暗くなっていましたが、ナチュプロを持ってきていたので、へドラをつけてトライ。ハンドクラックがきれいに伸びるナチュプロルート。が、ハンドジャムを上手く使えず、クラック脇のホールドばかり使って登ってしまいました。駄目駄目。Yosemite は何だったんだ~。

暗闇の中を下山。翌日はかーばた+ふーみん組が瑞牆山・十一面左岩稜、自分+坂本組が小川山だったので、一旦須玉に出てバーミヤンで食事をし、近くのホテルのお風呂にぎりぎり(21:30) で飛び込み、某所で軽く打ち上げをして寝ました。

やっぱり上手い人と行くと刺激になります。これまでの外岩の最高グレードが 10a だったので一気に 11a/b まで上がりました。まだまだ行けそうな感じなので、怪我に注意してトレーニングに励みたいと思います。



2004年10月 3日

今日の J-wall

朝起きたら雨だったので、小川山は中止。そのままみんなにくっついて J-Wall に行きました(初めて)。

J-Wall
J-Wall

昨日頑張りすぎたせいか、全身筋肉痛で最初の頃は体が重かったのですが、登っているうちに体がほぐれてきて、結構登れました。ずーっと入り口付近の 2面を登っていました。

アップで 5.10c を登ってから、5.10dへ。終了手前まで楽に登ったものの、終了点手前のカンテ側面にあったホールドを見落としており、終了点に届かず 1テン。

その後、5.10b/c を 1本はさんでから 5.11a を 2本続けて登り(OS)、調子に乗ってみんながトライしていたダウンジャケットルートの 5.11c も 1撃(たぶん 11c ないなぁ~)。

さらに 5.11a をサクッと登ってから、別の 5.11c のダウンジャケットルートに取り付く。2便出すも登れず。1便目は核心でムーブがわからずハングドッグ。2便目は核心を越えるも、クリップができずにロングフォール。結局上までは行けませんでしたが、ムーブ的には解決したので次回は登れそうですが、次に J-wall に来る頃には張り替えられていることでしょう。

J-wall はルート中にトラバースが入るルートが多く、大体そこが核心になっています。いつも行ってるジムとは違っていて存分に楽しめました。



2004年10月 4日

ばいばいヴィッツ

ヴィッツ

ヴィッツのオーナーが帰国したため、1年弱借りていたヴィッツを週末に返しました。

日本では全く運転経験がなかったので、いい練習になりましたし、車がなければここまで山にも行けなかったと思います。色々ありましたがふーみんありがとー。

半日でこんな状況に。危うく山奥に閉じ込められるところでした
半日でこんな状況に。危うく山奥に閉じ込められるところでした

11ヶ月で 2万km弱走りました。訳わからない林道にがんがん入っていったり、冬の美濃戸まで行ったり、アイゼン付けたままで運転したり、2日で 1000km 近く走ったりと色々負担かけちゃいましたが、燃費は抜群にいいし、小回りが効くし、どんなに踏み込んでもオービスで捕まるスピードは出ないしと運転しやすい車でした。一度某所でクリーンヒットして入院してしまいましたが、無事退院しました。

入院中のヴィッツ
入院中のヴィッツ



2004年10月 5日

Yosemite メモ4 : トポ

今回 Yosemite に行くにあたり用意した、現地で購入したトポは以下になります。メジャーで入手しやすいものとして、Supertopo と Falcon Guide があり、いずれも Calafate に置いてありますので、見比べてみるといいと思います。

Yosemite Valley Free Climbs
Yosemite Valley Free Climbs
個人的には一番見やすかったので一番最初に買ったもの。ショートからマルチまでオールラウンドにルートが掲載されています。巻末の索引ではクラックやグレード、ルート名から調べることができます。
Yosemite Big Walls
Yosemite Big Walls
Big Wall を専門に扱った本はこれしかないと思います。ここでいう Big Wall はアメリカンエイドでの Big Wall であって、フリーとしての Big Wall ではありません。今年の 9月に改訂版が出たとのことですが、確認できませんでした。
Yosemite Climbs: Free Climbs
Yosemite Climbs: Free Climbs
一番上の本よりも掲載ルート数は多いですが、個人的にトポが見にくい気がします。El Capitan の Nose や Salathe の Free Version も掲載されています。
Yosemite Ultra Classics
Yosemite Ultra Classics
Yosemite でのクラシックルートが厳選されて掲載されています。今回はここに出ているルートしか登りませんでした。Supertopo の Web で eBook(PDF版) として購入し、携帯できるように小さくプリントアウトして持って行きました。なぜか今は買えなくなっています。
m041005-6.jpg
Yosemite Bouldering
現地で購入したもの。Yosemite の Bouldering トポ。Web で似たようなものをダウンロードできます。

これ以外にも Best Selection 的なトポがいくつかありますが、これだけで通常は足りると思います。トポには使用するカムの数が細かく記されているので参考になります。



2004年10月 6日

今日のランナウト

今日は会社の RCC でランナウトへ。ただ門脇さんと 2人だけだったので、オートビレイでしか登れませんでした。

アップで 5.10c を登ってから、5.11a の 一撃を狙って考えて登ってみました。最近持久力はついたものの、アップを 2-3本登ってからでないと動けなくなっています。

ピンク壁 m041006-1.gif 5.11a
ボルダーチックと書いてあったものの、よくわからず、出だしの 4-5手でフォール。手足限定の足用のホールドに惑わされてしまい、計 3便出しました。出だしさえ越えれば後は楽ちん。ただ終了点のところにある木の柱が少し邪魔でした。

ピンク壁 X 5.11a
手足限定はスタンスを覚えられないので苦手です。足を捜しているうちに力尽きてフォール。2便目で完登。

正面メイン壁 m041006-2.gif 5.11a
これは素直に斜上するだけだったので楽ちんに落とせました。

正面メイン壁 5.11b(牛)
先週からグレードが 1段階上がって 11b になっていました。都合 3回トライしましたが、あと 1手までは行ったものの上まで抜けれませんでした。

ピンク壁 5.11b
これも前回からさらに 1グレード上がっていました。リードで登ってはいたものの、核心のムーブがおかしかったので、納得いくムーブで登りなおしました。今回はさくっといけました。

今日は門脇さんにいろいろ登り方について教えていたのですが、教え方が悪いようで、的確なムーブの指示が出せず、混乱させてしまっていたようです。ほとんどフィーリングで登っているので人に教えるのは苦手なようです。



2004年10月 7日

今日のランナウト

今日は単独でランナウトへ。ぜーんぜん人がいなかったので登りたい放題でした。

アップで 5.9 と 5.10c を登ってから課題に取り付きました。今日の課題は 5.11b。

ピンク壁 X 5.11b
2手目のピンチホールドを掴んでから、持ち替えて、次のホールドを伸び上がって取るムーブができず、ここだけで 3回くらい落ちる。ただ、ここを超えてからはホールドは細かいものの 1撃。

ピンク壁 X 5.11b
出だしていきなり滑って落ちたものの、2撃。さっくり登れたので少しうれしい。

正面メイン壁 5.11b(牛)
これまでさんざんやっているので、今日は何とか 1撃で上まで抜けれました。

正面メイン壁 - 5.11b(Chie)
これまで散々やっているにもかかわらず、未だにムーブがわからない。今日も 2回トライするも核心を抜けれず、沈。

正面メイン壁 m041006-2.gif 5.11c
昨日やった 11a の手足限定バージョン。最後に疲れた状態でやったと言うこともあり、途中でフォール。ただ、感触的にここは次にでも行けそうな感じです。



2004年10月 8日

韓国・仁寿峰

今日から 5日間ほど韓国・仁寿峰に行ってきます。ので、更新はしばらくお休みいたします。



韓国・仁寿峰 : 1日目

後輩の亀ちゃんと韓国の仁寿峰にクライミングに行ってきました。

アプローチ
成田 - 仁川国際空港(インチョン) - 東大門(ドンデームン) - 水諭(スユ) - 道洗寺(トソンサ) - 白雲山荘(ペグンサンジャン)

成田(9:30) - 仁川国際空港(11:30)
昔は金浦空港が国際空港だったそうですが、現在は国際便のほとんどが仁川に着くため、仁寿峰へは少し遠くなりました。成田から 2時間とあっという間のフライトでしたが、きちんとした機内食が出てきてびっくりでした。

なぜか空港での入国手続きが非常に混んでいて 30分ほど待たされました。入国審査はアメリカとは違って何も聞かれず、無言のまま入国審査終了。

仁川国際空港(12:40) - 東大門(14:00)
手元のガイドブックでは東大門までのバスは 601 とのことで、601 のバス停に並んでいたら、観光案内所の人が 602 のバスに乗ったほうが早いと言われ、ちょうど来た 602 のバスに言われるまま乗せられちゃいました。が、東大門は途中のバス停なのですが、バスの降り方は良くわからないし、街中の看板を見てもハングルがほとんどで判読不能。車内アナウンスを何とか聞き取って、運転手に話しかけて下車。料金は W7000(700円)。

東大門は市場の真ん中だからかすごい混んでいて、まるで週末の秋葉か年末のアメ横の雰囲気。

東大門(14:20) - 水諭(14:40)
地下鉄 4号線の乗り場を探してうろうろし、切符売り場に着くも、目的地までの値段が不明。券売機には 2種類の値段しか表記されていないのでとりあえず安い切符(W900)を買ってホームへ。自動改札はヨーロッパ式。

水諭(15:00) - 道洗寺(15:15)
水諭からはバスとのことだったのですが、バスが多種多様で目的のバスを探すのが大変だったので、適当にタクシーを捕まえて、英語が通じなかったので、とにかく "トソンサ" を連呼して行ってもらいました。タクシーは W5000 と激安。

道洗寺
道洗寺

道洗寺(15:30) - 白雲山荘(16:30)
道洗寺で国立公園入園料(W1600) を払って入園。緯度が日本に近いからか、風景も日本と変わらない。石畳の整備された道をのんびりと歩き始める。

石畳の整備された道
石畳の整備された道

今回の目的は仁寿峰ですが、すぐ隣にある白雲台という山は地元では、東京で言ったら高尾山並にポピュラーな山のようで、ひっきりなしに登山者が下りてくるし、富士山みたいに時間を問わず夜中でも登っている人がいる不思議な山です。

30分ほどで 1つ尾根を越えたあたりで仁寿山荘があり、山荘と寺、山岳警備隊の詰め所があります。ここは仁寿峰のビューポイントになっているようで、仁寿峰南面全体を見渡せる。

仁寿山荘付近からの逆光の仁寿峰
仁寿山荘付近からの逆光の仁寿峰

少し行くと昨日の飛行機で先に到着していた亀ちゃんと遭遇しました。今日はすることがなく、白雲台に行ったりとうろうろしていたらしい。

手すりのついた石段を上がって少し行くと白雲山荘。白雲山荘で宿泊の手続きをし、現地の全体図のトポをもらい、まだ明るかったので早速登りに行きました。

岩場までのアプローチ
アプローチは小屋の脇のトイレから上がるか、井戸の裏から上がるかの 2つあります。南面に行くならトイレから、西面に行くなら井戸からが近いです。ただ、踏み跡が錯綜しているので慣れるまでは迷うかも知れません。慣れれば、南面の女情ルートの取付まで 3分で行けます。

여정 (女情ルート 1P目(ヨージョンキル)) 5.10c
とりあえず、目の前にあった "女情" と岩場に書かれたルートに取り付いてみました。が、何とか上までは抜けられたものの、10c のクラックにテン山。いきなり取り付くルートではなかったようです。ジャミングとレイバックの切り替えが鍵。レイバックの体勢でクラックのラインを変え、上のクラックにハンドジャムを決めるポイントが難しい。クラック脇にハンガーボルトが連打されているので気分的には楽。

女情ルート取付
女情ルート取付

짬뽕(Jjamppong) 5.10a
女情はあきらめ、すぐ隣にあった 5.10a に取り付いてみる。ここは楽にオンサイト。ムーブが多彩で面白い。出だしの 2手目でフレークをつかめるかどうかが鍵。地面からジャンプすれば届いてしまうのですが・・・。あとは最後のちょっとしたテラスに立ちこむマントリングのムーブでしょうか。トップロープを張って亀ちゃんが 2-3回トライ。やっぱり出だしでつまづいている。 暗くなってきた 18:30 頃に上がって山荘に戻りました。

짬뽕(Jjamppong)
짬뽕(Jjamppong)

この日は少し下がったルート(해우(haeu) 5.11b) で訓練(遊んでいた?) 山岳警備隊の人が話しかけてきてくれ、片言の英語で会話をして、"どのくらい登れるのか?" と聞かれたので "11a" と答えたら、"じゃあここの 11b を登れ" とやたらと薦めてくる。もうひたすら "イレブンビー、イレブンビー" を連呼している楽しいおじさんでした。本当に警備隊の隊長?

小屋での夕飯は韓国の家庭料理。キムチ等の小皿が 5-6皿と暖かい肉料理が 1品にご飯と味噌汁が付きます。おかずもご飯もお変わり自由なので食べ過ぎに注意です。

夕飯
夕飯

夕飯を同席した早稲田大学山岳部の人と話が弾み色々と情報をもらいました。しかも、1人は 9月に Yosemite に行っており、期間も自分とかぶりどこかですれ違っていた可能盛大です。世界は意外と狭い。明日山を降りるとのことでかなりの量の真露をすごい勢いで飲んでいました。うちらも小屋で韓国版どぶろくの "まっこり" を貰って飲んでいました。カルピスジュースみたいでウマーです。

仁寿峰は日本人に大人気のようで、今日泊まっていた人達は皆日本人でした。女性 5人の山岳会のグループ(このうちの 1人は Pump2 をメインにトレーニングしておりこれまた 9月に Yosemite にいたそうです。)、九州の山岳団体十数名(夜も朝もかなりうるさくかなり迷惑でした)、あと 2団体いました。小屋は 23:00 に消灯のようでしたが、22:00 には暗くなりました。



2004年10月 9日

韓国・仁寿峰 : 2日目: シュイナードB

当初は仁寿B(인수B(インスB)) を登る予定だったのですが、大スラブ中間取付点からオアシステラスへは黒山の人だかりができていたためパス。少し奥のシュイナードB(취나드B) に取り付きました。取付は石碑から少し上がった窪地から。

1P目(5.7 35m えのきどリード)
特に難しい箇所はないものの、朝一で体が硬くムーブがぎこちない。支点は全くないものの、ルートはクラック沿いに延びているので、カムで適宜取れます。先行の日本人 3人パーティが終了点にいたため、少し下のハンガーボルト 2本でピッチを切りました。

1P目
1P目

2P目(5.8 37m えのきどリード)
アンダークリングでずーっと上がっていくピッチ。核心はアンダークリングですが、そこに取り付くまでのスラブも慣れていないせいかかなり緊張しました。支点はアンダーのクラックに残置されていたハーケンとカムで取り、終了点は木。

2P目
2P目

3P目(5.6 25m 亀リード)
簡単そうなクラックなので亀ちゃんにリードしてもらう。特に難しいところはない。上が少し詰まっているので(変なところでピッチを切っているので)、少し待ち。

3P目
3P目

今日は地元のコーロン登山学校の研修日らしく、70名が登りに来ているとのことで、各ルートも人だらけ。それらしいパーティがすぐ後ろから上がってきており、こちらのセカンドが登り出すと間髪おかずに 1-2m 間隔でくっついてくるので何だかせかされている感じがして、登りにくい。

人だらけ
人だらけ

4P目(5.7 40m えのきどリード)
チムニーを 20m 程上がって洞窟状の所に一旦入り、そこからダブルクラック。ちょっとしたハングを超えるところが楽しい。

4P目のダブルクラック
4P目のダブルクラック

5P目(5.6 40m 亀リード)
特に難しいところはなく、傾斜がゆるくなったクラックをひたすら上がって耳岩の下のちょっとしたテラスでシュイナードB は終了。

5P目
5P目

6P目(5.10b 20m えのきどリード)
ここから医大ルート(의대 ウィディキル) の最終ピッチに合流。耳岩のへりのスラブを上がるのですが、まず 1歩目の先がすっぱりと切れ落ちているのでめちゃめちゃ怖い。つま先程度のテラスに乗ってから手を伸ばしてクリップするも、次の手がない。あれこれ試すも上がれなさそうなので A0。ここから先のスラブも怖い怖い。もう 1箇所 A0 して耳岩の上に抜ける。日本から持ってきたトポだと 5.10d となっているものの地元のトポでは 5.10b。5.10b が妥当だろうなぁ。

耳岩からのソウル なんだかおもちゃの街みたい
耳岩からのソウル なんだかおもちゃの街みたい

耳岩の上からは 15m 程の懸垂で耳岩と主峰のコルに下ります。ここは色んなルートの終了点になっているので大混雑。ここから 5.5 のフェイスを 10m 程あがるのですが、地元のクライマーはノーザイルや中途半端な確保でさくさく登っていく。うちらは支点は取らなかったものの、念のためきちんとロープを出す。

あとは踏み跡を上がっていくだけですが、頂上直下の通称 "たぬきの腹" のスラブも 5.7 でつるつるなのでロープを出す。

頂上は数パーティが休んでおり大盛況。それよりもさらにびっくりなのが正面に見える白雲台の人だかり。まるで砂糖に群がる蟻。しかも一般道だけではなく、周辺の岩からも明らかに一般ハイカーと思われる人がノーロープでわらわらと上がっており、見てる方が怖い。

白雲台
白雲台

懸垂下降
仁寿峰からの下降は基本的にすべて 1箇所(支点は 5-6箇所) から下降することになります。60m ロープが 2本あれば 1回の懸垂で降りれますが、50m ロープ 1本で上がっていたため、白雲台に向かって一番左の支点から 4回に分けて降りました。それ以外の支点では空中懸垂になり、降りれない可能性があるので注意です。また、懸垂の支点までもスラブを 5m 程降りないといけないのですが、普通に歩いて降りれず怖い怖い。

懸垂下降中
懸垂下降中

終了後はまだ時間があったのでショートルートに取り付きました。

학교B(hakugyo B 1P目 5.10a)
5.10a だったので取り付いてみました。斜上するダイクを 10m程、ヒールフックをうまく使ってずりずり上がって、小テラスに立ち、そこから細かいスラブを 10程上がるルート。ダイクのホールドが細かく、ストレニュアスで指に来ます。ダイクの出口で力尽きて 1テン。ダイクを出てからのスラブがまた全然わからない。3便出すも結局上まで抜けれず、昨日の 10a とは大違い。本当に同じ?

학교B
학교B

동양(dongyang 1P目 5.7)
スラブを斜上する 5.7 のルートに亀ちゃんがトライ。オンサイトで抜けるが、1箇所よつんばいにならないと抜けれない箇所がありそこが少し怖い。

동양
동양

짬뽕(Jjamppong) 5.10a
昨日のルートにトップロープをかけて亀ちゃんの練習。ノーテンで上まで抜けれるようになる。

暗くなってきたところで小屋に戻りました。小屋に戻るとベッドルームでは登山学校の講習会がスライドを交えて行われており、すごい熱気。暑すぎで寝苦しい。しかも講習会終了後の拍手がすさまじく、全然寝れない。朝も日の出前からざわざわと起床を始めてうるさく、2日連続で寝不足気味。

講習会中
講習会中



2004年10月10日

韓国・仁寿峰 : 3日目: 友情B(ウジョンB)

大スラブを上がるルートに取り付きたかったので、手ごろなこの友情B(ウジョンB)を選び増した。天気は今日も快晴。

【友情B(ウジョンB)】
アプローチ 1P目(5.7 えのきどリード)
クラックを 10m程上がってからアプローチの大スラブを上がる。韓国人 3人パーティが先行しているので、すぐ後からついていく。それほど難しくは無いものの、支点が全然無いのでやっぱり怖い。

アプローチのスラブ
アプローチのスラブ

アプローチ 2P目(5.7 えのきどリード)
だだっ広いスラブをオアシステラスまで 30m程。支点は 2箇所あったものの、1箇所見落としてしまい、怖さ倍増。オアシステラスで、先行パーティが抜けるのを少し待つ。オアシステラスからは複数のルートが派生しており、いつでもルート変更可能。

アプローチ 2P目
アプローチ 2P目

友情B 1P目+2P目(5.6+5.8 40m えのきどリード)
先行パーティがピッチを繋げていたので、こちらもつなげました。最初のピッチのスラブが核心な気がします。ピッチの中で支点がまったく取れないのでひえぇ~って感じ。2P目のクラックはハンドジャムがさっくり決まって快適。抜け口付近の立ち木でビレイ。

友情B 1P目+2P目
友情B 1P目+2P目

友情B 3P目(5.6 45m 亀リード)
チムニーを 45m ひたすらバックアンドフットでずりずり上がって行くピッチ。ところどころカムで支点が取れます。みんな荷物をお腹に抱えて登っていました。

友情B 3P目のチムニー
友情B 3P目のチムニー

友情B 4P目(5.7 30m 亀リード)
傾斜の緩くなったダブルクラックを斜上。特に難しいところは無く、カムで支点を取りながらサクサク上がりました。

友情B 4P目
友情B 4P目

終了点からは踏み跡をたどり、たぬきの腹を通って、山頂へ。山頂も目の前の白雲台は今日も大混雑。

たぬきの腹
たぬきの腹

山頂でなごんでいると、昨日ショートルートをやっていた時に隣にいた人と再会。お互いにロープが 1本づつしかなかったので、一緒に降りましょうということになり(ラッキー)、昨日は 4回に分けたところを、今日は 2回で下りれました。2人ともバリバリのクライマーで、トランゴ・ネームレスタワーに 3回遠征に行った話をしていました。韓国のアイスの情報を色々と聞いたものの、書くものを持っていなかったので全部忘れてしまいました。残念。

懸垂下降ポイント
懸垂下降ポイント ポイントに行くまでが怖い

水が切れてしまったので、一旦小屋に戻ったものの、物凄い人で井戸には順番待ちができていました。一旦ベッドルームに入ったところ、初日に会った警備隊の人が休んでいました。少し話しをすると、ひたすらハヌルキルが面白いから是非行って来いと薦められました。 "ハヌルキル、ハヌルキル" の連呼がちょっと怖かった。

マルチルートに取り付くには遅かったので、今日もショートルートへ取り付きました。が、日曜日と言うこともあって、ショートルートの取り付きはどのルートも大混雑で埋まっていました。たまたま話しかけたパーティが "一緒に登ろう" と逆に誘ってくださり、Top ロープに混ぜてもらって遊びました。

건양(byeonsogeumji 5.9 25m)
スラブのルート。どこでも登れてしまう気もしますが、やっぱり登れるところは限られており、ルーファイを間違え、危うくフォールしかけました。ルーファイが鍵。みんなに凝視されていたので緊張しました。

변소금지(geonnyang 5.10bc)
見た感じツルツルの壁。しわを拾いながら上がって行くスラブ。とにかくムズイ。講師らしき人がスラブでの足の使い方、ムーブのやり方を身振り手振りで懇切丁寧に教えてもらい、非常に勉強になりました。"とことんスラブの練習だ" ということで、彼らが帰った後も、トップロープを張りなおして、暗くなるまでひたすらスラブを登る練習をしていました。が、結局リードできる確信までは得られませんでした。最後のほうで例の警備隊の人たちが見つけてアドバイスをくれました。

撤収時は既に真っ暗 ソウルの夜景
撤収時は既に真っ暗 ソウルの夜景

この日は他には 5人しかいなかったので静かな夜を送れました。



2004年10月11日

韓国・仁寿峰 : 4日目: クローニーキル

実質クライミング最終日だったので、前 2日のルートより少し難度の高いルートに取り付きました。仁寿峰でもっとも長いルートのうちの 1本で、振り子トラバースが入るルートです。トポにあった "振り子トラバース" の文字だけで選んだルートです。見たこともやったこともなかったのでとりあえず行ってみようと言うことで行きました。

今日は平日と言うこともあってすいており、壁には 3パーティしかいませんでした。

【코로니(crony 9ピッチ 237m 5.10a)】
1P目(5.7 26m えのきどリード)
ややワイドなクラックを上がる。朝一でのクラックはやっぱりしんどい。支点はカムのみ。スラブの途中にビレイ点があったのでピッチを切ってしまいましたが、もう 3m程上がって、仁寿B(insuB) の 1P目終了のテラスまで上がってから切ったほうが合理的です。

1P目
1P目

2P目(5.7 26m 亀リード)
テラスの左へりに沿ってスラブを直上。結構ランナウトするので、リードする亀ちゃんを見てると辛そうで、ビレイしている方が緊張しました。

2P目
2P目

3P目(5.8 29m えのきどリード)
ここが一番つらいピッチでした。ちょっとしたバンドまでスラブを上がるのですが、見渡す限りピンが見えず、ただ漠然とスラブが広がるだけで、どこを上がればいいのかが不明でした。結果的に支点は 2つあったのですが、1つ見落としたため心臓がいっそう縮みました。感覚的には小川山の屋根の裏のタジヤンが 30m 続く感じです。2-3箇所本当にやばくて、セミになってしまいました。しかも隣の仁寿B を上がっているガイド+おばさんパーティのガイドがうるさく話しかけてくるので集中できずに困りました。昨日のスラブのトレーニングがなかったら確実に落ちていました。

ちょっとしたバンドに出てからは、バンドを左に向かって 10m ほどトラバースし、東南面大チムニーにぶつかったところのビレイ点でピッチを切りました。

3P目
3P目

4P目(5.10a 10m えのきどリード)
振り子トラバースの支点まで上がるピッチ。出だしの 2-3歩頑張ってみたものの、シューズがじわじわとすべる感覚に耐えられず A0。適宜 A0 でごまかして支点まで。支点にロープを通してからロワーダウンで回収しながら 3P目終了点に戻る。これで振り子トラバースの設定は完了。あとは東南面大チムニーの向こう 20m 程のところにある支点めがけて壁を走るだけ。ロープの伸びを考えて、ロープを Fix して、支点めがけてダッシュ。無事支点をキャッチ、ふぅ。

ロープを全部手繰ってから Fix して亀ちゃんもダッシュ。ロープの伸びで少し下になってしまいましたが、自分の足に飛びついて何とかセーフ。

振り子トラバース
振り子トラバース(クリックすると動画がダウンロードできます。(3.2M))

5P目(5.9 21m えのきどリード)
ほぼハンドクラックのピッチ。ところどころフィンガーサイズになる箇所があり、そこのムーブが難しい。露出感もばっちりで、クラッククライミングらしいピッチでした。

5P目
5P目

6P目(5.8 26m えのきどリード)
スラブを蛇行しながら上がり、フレークを掴んでからジェードル状のコーナークラックをレイバックでがしがしと上がる。ムーブが多彩で面白い。

6P目
6P目

7P目(5.7 25m 亀リード)
ジェードルにきれいに走ったコーナークラックを上がるピッチ。ハンドジャムが決まるので快適。支点はカムのみ。

7P目
7P目

8P目(5.8 40m 亀リード)
7P目のジェードルがそのままさらに 40m 伸びているピッチ。傾斜はゆるくなるものの、クラックが浅くなったところもあったりとところどころいやらしい。

8P目
8P目

終了後は踏み跡をたどって少し上がるともうそこは山頂でした。今日は平日だと言うこともあり誰も居ませんでした。しばらく休んでいると、フリーソロだと思われるおじさんが来て山頂でごみを拾っていました。

山頂で記念撮影
山頂で記念撮影

仁寿峰南面
仁寿峰南面
1. シュイナード B
2. 友情 B
3. クローニーキル

今日はロープ 1本だったため、初日と同様 4回に分けて地面まで下降。下降後は例のごとくショートルートへ行きました。亀ちゃんは、見ているほうが冷や冷やしましたが連日トライしていた짬뽕(Jjamppong) を RP しました。当方も여정 (女情ルート 1P目(ヨージョンキル)) の RP を狙いましたが、もう指が持たずに上までも抜けれませんでした。考えてみると日本から通算で 6日連続で登っていることになります。

小屋に戻ってから荷物を整理して、主人の李永九さんに挨拶をして、早稲田の上田さんの見送りを受けて白雲山荘を後にしました。下山途中、山岳警備隊の詰所にも顔を出して挨拶をして、登山口であるトソンサに出ました。

派手な山岳警備隊の詰所
派手な山岳警備隊の詰所

トソンサでタクシーを拾って(言葉が通じず "スユ" の連呼)、スユ駅に出て、地下鉄で市庁駅まで行き、泊まる予定の宿である大祐旅館に行きました。場所も歌舞伎町の裏町、施設もきれいですが、ラブホと紙一重な感じでした。バックパッカー向けのパンフに載っていたからか、それらしい人ばかりでした。インターネットが無料で使えるのはいいですね。ツインが 3500円でした。

近くの南大門市場をうろうろしてからキムチ鍋やちじみ、マッコリなんかを付近の店で食べてから寝ました。

南大門広場
南大門広場



2004年10月12日

韓国・仁寿峰 : 5日目: 登山用品店探索

朝一の飛行機で亀ちゃんが帰ってしまったため、韓国の登山用品店を 30店近くはしごしてみました。登山用品店は、仁寿峰の登山口である 道洗寺(トソンサ) 周辺、南大門市場周辺、東大門周辺に多かったですが、地下鉄 1号線の鐘路5街駅から東大門駅までの鐘路大路沿いとその裏道沿いに集中している感じで、手元の資料で奨励されているAlps villeやスーンヒーアウトドアショップもここにあります。店舗の規模はほとんどが吉祥寺の山幸規模の店で通り沿いに乱立していました。

前評判どおり、5.10 の靴は日本に比べて 5000円ほど安く、店によって値段は違いますが、モカシムが 6000-9000円、アナサジベルクロが 7000-9900円の 2品はどの店にもあり、最新のエスカランテは Alps ville にしかなく 12000円でした。後は店によってばらつきがありますが、5.10 か Mad Rock、TRANGO が数種類あるだけです。靴以外の商品は日本とほとんど値段が変わりませんし、明らかにコピー商品と思われる地元ブランドの商品も多いので、割り切った買い物以外はしないほうが無難でしょう。

カムやガス関連は地元のブランドしかありませんでした。衣料品に関しては地元の Black Yak というメーカーがユニクロ並みの値段でした。

商店街はこんな感じ
商店街はこんな感じ 雰囲気はアメ横です。

飛行機が最終便だったため午後からはソウルのクライミングジムにでも行こうかなと考えていたのですが、ソウルに 8店あるクライミングジムはどこも平日の開店時間が 17:00 以降だったためあきらめました。この辺は日本と同じですね。



2004年10月13日

今日のランナウト

今日は会社の RCC でランナウトへ。6人がそろい結構ワイワイできていい感じでした。新しく入られた方もいらっしゃったので、今日はガシガシ登るというよりは、下手は下手なりに、皆に色々教えていました。

5.10b、5.10d をアップで登ってから、オートビレイでは上っていたピンク壁の X (5.11b)にリードでトライ。1テン。クリップ動作が入るだけでグレードの感覚がかなり違いました。今度からオートビレイで上る時もクリップを意識して上ってみよぉーっと。オートビレイでもロープ垂らしながらクリップしつつ登ればいいのでしょうが。

その後スラブ壁でみんなが遊んでいたので混じって遊んでいました。(11a) が、前に一度上っているはずなのですが、どーしてもムーブがわからず 4便出しましたが上れませんでした。

は側面のホールドを見逃し、2便目でゲット。こちらも前に上っているんですけどね。

その後はピンク壁の (11a) に触るも 1テン。何だか自分のペースでやっていない自分がいて駄目駄目でした。

会社の RCC は初心者の方ばかりで、かぶった壁には恐怖心があるようで、皆、スラブ壁など垂直以下の壁にしか取り付かないので、ムーブを教えるのが大変だったのですが、今日はピンク壁やメイン壁に取り付いてもらいムーブを簡単に説明しました。何だかんだ言って、みんなさくさく上まで抜けていました。食わず嫌いってやつでしょうか。



2004年10月14日

今日のランナウト

今日は単独でランナウトへ。昨日の反省を踏まえて自分のペースで上るようにしました。とはいっても一人で上る分には自分のペースで上れるのは当然なのですが。

5.10b、5.10c でアップしてから、新しくできていた佐川さんの課題にトライ。

正面メイン壁 T(5.11a)
特に難しいところは無く、1撃でサクッと。

ピンク壁 X(5.11b)
こちらも 1撃でサクッと。手足限定ではないと足をほとんど考えないのでサクサク上れてしまいます。いいのか、悪いのか?

ピンク壁 (5.11b)
こちらは手足限定。4-5便出しましたが最後の黒いホールドをかっちり保持できず、そこで力尽きてフォール。ここが核心なのかな。

ピンク壁 m041014-1.gif (5.11bc)
下部の核心のムーブがよくわからず。7-8回しつこくトライするも抜けれず。オートビレイだとハングドッグができないのが辛いです。昔のロワーダウンスタイルに近いのでしょうが。右足のトゥーフックで遠いスタンスに引っ掛けて、掻き込んで体重移動して、左手を返して右手で遠いホールドをキャッチだと思うものの、なんとかカスリまではいったものの取るまでは行かず。

正面メイン壁 m041006-2.gif 5.11c
いつも最後にやっているからか、全然駄目。真ん中辺りのアンダーから遠いピンチを取りに行くところでフォール。今度はアップ後にやってみよう。



2004年10月15日

Pamitxa 5.13D/14Aのオンサイト成功(YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)

Yosemite、韓国と立て続けに行ってばたばたしていたため、山渓、カムは読んでいたものの、日本の Web の情報を余りチェックできずにおりました。のでかなり古い情報ですが挙げておきます。

YUJI HIRAYAMA Official SiteMessage が更新されておりました。ヨーロッパツアーの最初の地、スペイン・バスク地方での成果の一端に関して触れられております。

この段階(9/28) では、5.13d/14a のオンサイト、5.14d のレッドポイント直前の情報で止まっていますが、その後、オンサイトに関しては 5.14b を登って世界新記録を更新し、レッドポイントに関しては 5.14d を登っています。これらの模様は 11月に Pump(Frontier Spirit Production) から発売される 映像型クライミングマガジン Moment Vol.2 に収録されるそうです。

参考情報
Yuji Onsights 5.14b(Climbing Magazine)
8c OS by Hirayama(8a.nu 10/7 の News)
速報(Pump Web site)
ユージ、世界最難のオンサイトに成功(Pump Web site)
平山ユージ8cオンサイトに成功!!!(JFA Web Site)



2004年10月16日

三ツ峠 1日目 : アイゼントレ

今週は山岳会の会山行で三ツ峠でアイゼントレ。まともなアイゼントレは初めてだったため勉強になりました。この日は視界は効くもののうす曇で肌寒く、震えながらのクライミングになりました。

富士山は見えるもののうす曇
富士山は見えるもののうす曇(デジカメを忘れたので携帯のカメラです)

最初に、岩場でのリード経験が少ない田場さんと組み、田場さんには普通にリードで上がってもらい、フォローでアイゼンを履いて上がりました。

リーダーピッチ - No19クラック - 権兵衛チムニーと定番ルートを上がりましたが、アイゼンムズイ。今回はミックスを意識してモノポイントアイゼンで行ったのですが、前爪ではふくらはぎへの負担が大きく、安定せず全然立てません。前爪だけで立つ場合は、トルキング気味にややひねった形に置かないと駄目なようです。それよりは、脇の最前部の爪で立った方が安定しました。今年は蔵王か北海道でミックスデビューしようと考えていたのですが難しいかもしれません。さらにチムニーのように本来ならフラットソールでのスメアを使ってバックアンドフットで上がるような箇所はアイゼンの歯を引っ掛けられるところを慎重に探しておかないとただガリガリと岩を削るだけになってしまうので注意が必要でした。

後続のパーティを待っている間に大根おろしにトップロープをかけて遊んでいました。後続と合流して一旦懸垂で下りました。

その後、全員で人工(あぶみ) の練習に移りました。定番の人工ルートは混んでいたため、中央カンテ脇のボルトラダーに 2本トップロープを張って練習しました。垂壁とどっかぶりのハング壁です。アイゼンでも登ってみましたが、フラットソールでのアブミングと違和感は無くアブミに関しては問題なさげです。Yosemite で散々やったからなぁ。

あぶみんぐ
あぶみんぐ

当方は前日の仕事が徹夜だったこともあり、常に眠く、夕飯準備中は爆睡していました。すいません。



2004年10月17日

三ツ峠 2日目 : 岩トレ色々

今日は昨日とはうって変わってさわやかな秋晴れ。夜は結構冷えたようで霜柱ができていました。

この日は都岳連やら ICI やらの講習会で 70名近い人が押し寄せるとのことだったので、最初から屏風岩は諦め、天狗岩周辺で岩トレを行いました。こちらは小さいながらも講習をやるには十分な大きさで、自分達以外には篠原達郎さんのガイド講習が行われているのみでした。

最初に懸垂下降に関する各種技術ということで、デイジーチェーンを使ったもの、ミュールノットでの仮固定、半マストでの懸垂下降、オートブロックを補助でセットしての懸垂などを行いました。

次に支点に関する Q&A、セルフビレイに関して、各種確保器に関して、オートストップ機能が付いた確保器で荷重がかかっている際にロープを緩める方法、その他クライミング全般に関する Q&A を行いました。

知らなかったのですが、ルベルソってバージョンアップしてたんですね。ロープを通すところが少し絞られて、これまでロープがぶれて流れやすくなっていた点を改良したそうです。旧型と比較するとよくわかりました。

その後、ロープをフィックスしてプルージックでのユマーリング、ボルトラダーでのあぶみのリード、フォロー、アイゼンリードの練習をしました。

最後はトップロープを 2本張ってクライミングの練習。ボルトラダーのフリー化やらボルダームーブを探ったりとムーブの講習会になっていました。個人的には楽しかったのでいいのですが。

下の駐車場で廣川さんをお見かけしたので声をかけたところ、今度出版されるアイス関連本のゲラ刷りを見せていただきました。11月に刊行される予定だそうです。

15:30 頃に早々と引き上げました。帰りは中央も東名も大渋滞だったようで東京まで 4時間近くかかりました。



2004年10月18日

今日の J&S

CHOT のハリマンが東京に来るとのことでしたので、前から気になっていたボルダー専門のジム J&S へ一緒に行ってきました。いやー狭いです、ここ。昔のランナウトよりさらに小さい感じ。しかも場所的に仕方が無いのか、これで 2000円は高いなぁ。

ボルダー経験は皆無なため、どのくらい登れるのかわからなかったので 7級から始めて少しずつレベルを上げて行きました。が、5級が限界でした。最後に 4級をしつこくトライしてギリギリで落とせました。指に来る~。

ハリマンはボルダーを中心にやっているからかムーブが流れるようでサクサク上っていてキレイでした。自分はどうも力で上ってしまっているようです。だから指に来てしまうんだと思いますが。

まだ当分はルートが中心だとは思いますが、時々はボルダーもやった方がムーブの勉強になるので、機会を見つけてまたやりたいと思いました。が、1人でやると何だか地味で暗い世界に入って行ってしまう気がしてちょっと怖いです。



2004年10月19日

山野井通信

山野井通信が更新されておりました。ネパール、チベットのツアーの仕事も兼ねた旅から帰国されたそうです。

この夏の遠征は天候や悪天対策に不備があって失敗したため来年また挑戦されるそうですが、この壁のアプローチの近さはいいですね。海外に気軽に行ける状況になって来ているので、将来的に機会があれば(パートナーが見つかれば) 行ってみたいところです。

今月末に青森、来月末に千葉県・柏市で山野井さんの講演会が行われます。詳細は先月と今月のヤマケイを参照してください。

参考情報
山野井泰史(クライマー) 指失っても単独登山(asahi.com)



2004年10月20日

今日のランナウト

台風が来ていたので会社の RCC はお休み。個人的に台風は無関係なので、今日は単独で行きました。案の定がら~んとしており、快適でした。

アップで 10c と 10d を上ってからトライ。

正面メイン壁 m041006-2.gif 5.11c
いつも最後にやっていたから疲れて上れないのかなと思って、今日は最初にトライしてみました。やっぱり同じところでフォール。ピンチ系のホールドは苦手なようです。やったことがある 11b のルートでも使っているホールドなので持ち方はわかっているはずなのですが・・・。

ピンク壁 5.11c
新しくできていた牛さんの課題。出だしのトラバースがよくわからずに消耗してフォール。2便目であと 2手までいくも、スタンスがわからずフォール。もうちょい。

ピンク壁 m041020-1.gif 5.11c
新しくできていたこーたろーさんの課題。出だしの数手が核心。最初は遠いホールドが取れずフォール。2便目でムーブを変えて核心を抜け、後は根性で上まで抜ける。オートビレイながらランナウトでは初の 11c になりました。後はロープをつけてクリップしながらできるかどうかだなぁ。

ピンク壁 5.11b
前回からトライしている課題。最後の核心部でヌンチャクで固定してハングドッグでムーブを探りましたが、結局わからず。誰かが上ってるのを見たいなぁ。

ピンク壁 m041014-1.gif 5.11bc
ムーブを色々考えては見るものの相変わらず下部の核心を抜けれず。ここも誰かが上ってるのを見たいなぁ。上って欲しい課題だらけになってきました。

ピンク壁 X 5.11b
一度上っている課題。途中でスタンスを見逃して力尽きフォール。11b をもうちょっと安定して上れるようになりたい。

ピンク壁 X 5.11d
調子に乗って 11d にトライしてみましたが、まだ全然駄目。中間までが精いっぱい。ムーブをもっと考えないと指への負担ばかりで駄目。

ピンク壁 m041020-2.gif 5.11a
新しくできていた課題。ガバばかりなので楽チン。11a あるかなぁ?

最近トレーニングのペースを上げすぎたからか、指が少し痛い感じがしたので、グルコサミン等、関節系のサプリを大量投入。しばらく様子見で週末に備えようと思います。



2004年10月21日

最近の遭難

9月からの気になる遭難事故を少し。

- 9/10 ハチに刺され死亡 六甲山頂休憩所の男性
- 9/26 スズメバチに男女5人さされる 朽木村で下山途中、全員軽傷
9/10 のケースは過去に刺傷歴があるとのことなのでアナフェラキシーショックによるものだと思います。今年は猛暑だったせいか各地でハチの活動が活発なようで、岩場などでもよく蜂や蜂の巣を見かけます。最近は冷え込んできているので、蜂の活動時期もそろそろ終わりに近づくと思いますが、十分注意が必要です。

- 10/10 2邦人が遭難死 アンナプルナで雪崩に巻き込まれ 高峰登頂の記録挑戦中
ヒマラヤ 2遺体収容へ13日にメンバー派遣 愛知岳連
群馬県山岳連盟 掲示板
ヒマラヤでのクライミングはレベルの有無に関わらず、運によるところも大きいと思います。2人ともヒマラヤでの登山経験が豊富であっても、今回の事故のようなセラックの崩壊に関してはなすすべなしに近いでしょう。

- 10/20 ヨセミテ国立公園:岩登り中の日本人2人が死亡
今日入ってきたニュースです。ヨセミテには先月行ったばかりなので何だか不思議な感じです。Supertopo の Forum によるとルートは Nose で登攀から 6日目だったそうで、日本のニュースソースでは "宙づり" と表現されているところが多いですが、ポーターレッジ上で動かなくなった状態で発見されたそうです。Nose の場合、ルート中に振り子トラバースが入るので、ある程度まで上がってしまうと撤退ができなくなる可能性がありますね。ヨセミテ周辺は 19日から吹雪いたりと天候が大荒れで、かなりのパーティが遭難しているようです。今年のヨセミテは天候のサイクルが例年に比べると 1ヶ月早いそうです。

ご冥福をお祈りいたします。



2004年10月22日

北アルプス・若き山岳警備隊員の挑戦

今晩の放映です。久しぶりの警備隊モノです。警備隊を扱ったドラマも今月 NHK富山限定で放映されたそうです。見たかったなぁ。

2004/10/22(金) 23:00-23:45 NHK 総合
にんげんドキュメント 北アルプス・若き山岳警備隊員の挑戦



2004年10月23日

明星山 1日目:糸魚川市民総合体育館

今週は ZCC のかーばたさんと新潟の明星山に行ってきました。

金曜の夜に東京を出て、関越 - 信越 - 北陸道経由で糸魚川へ。明け方に明星の取付の駐車場に着くも雨で完全に沈殿。 この日は P5末端壁の "愛のスカイライン" に行く予定でしたが、仕方ないので 10時過ぎまで仮眠していました。このルートを知ったのは山野井泰史さんの『垂直の記憶』です。何と 16歳のときにフリーソロしています。今月のヤマケイでもちろっと触れられています。

明星山 P6 南壁 明星山 P5 末端壁
明星山 P6 南壁 / 明星山 P5 末端壁

10時過ぎに起きて、とりあえず取付を見に行こうと小滝川まで下降するも、増水が激しくとても渡渉できる状態ではない。どのパーティも諦めて皆撤退。うちらもトポを見ながらフリースピリッツとマニフェストのルートの偵察だけ行い、とりあえず糸魚川へ出ました。

小滝川増水中
小滝川増水中

せっかくなので近くのジムにでも行こうかという話になり、山口裕子さんの Web で糸魚川のクライミングジム情報を調べて糸魚川市民総合体育館の人工壁へ。この Web は携帯でも見れるので便利です。是非登録しておきましょう。

市民総合体育館の人工壁は外と中があり、外は幅 3m と小さいものの、高さは 15m 程あり結構楽しめました。中はボルダーで現在ホールド取り付け中で使用はできませんでした。ちょうど壁の担当者の方がおり、少し話をしました。近所の小中学生が中心でクライミングを楽しんでいるとのこと。設定されている課題は 7課題で、ほぼすべて 10台の課題です。ちなみに利用料は 100円と激安で、14:00-19:00 まで遊んでいました。

屋外の人工壁
屋外の人工壁

んで、新潟中越地震の第一波は 17:55 にかーばたさんがリードしている時に起きました。ものすごい地鳴りが近づいてきたと思った次の瞬間には凄い揺れでした。とりあえず近くのクリップで止まってもらい、やり過ごしました。当初はそれほど大きな地震だとは思わず、「設定されている課題は全部上るぞー」と意気込んでおり、その後も上り続け、地震直後の停電も、停電だとは考えず、「まだ上ってるんだから、電灯消さなくてもなぁ~」とぶつぶつ文句を言いながら、ヘッドランプをしながら上っていました。(←アホ)

その後も余震が続き、飯を食いに糸魚川の駅前に出ましたが 10分おきくらいにぐらぐら揺れている感じで、店を出るときには揺れているのが当たり前の感覚になっていました。

近くの 24時間営業の MaxValue で買出しをして、148号沿いの糸魚川温泉ヒスイの湯に寄って、取付の駐車場に戻り、テントを張って、軽く宴会をしてから寝ました。駐車場のテント数は 4。



2004年10月24日

明星山 2日目:フリースピリッツ

今日はフリースピリッツを登る予定で明るくなってから 6:00 頃駐車場を出発しました。

小滝川に出るも、どのパーティも渡渉ポイントを探してうろうろしていました。うちらもうろうろするも、最終的にフリースピリッツ取付の岩小屋の対岸辺りをパンツだけになって渡渉しました。水位は太股くらいまで。やっぱり冷たいー。

渡渉ポイントを探してうろうろ
渡渉ポイントを探してうろうろ

渡渉
渡渉

【フリースピリッツ 5級下 V+(5.8) 15ピッチ 465m】
(チャレンジアルパインのトポ参照)

6:50 スタート
1P目(えのきどリード III 40m)
バンド状のブッシュ交じりの岩を左上。最初に上がりすぎてしまい、いったん戻ってから正規のビレイポイントに出てピッチを切る。

1P目
1P目

2P目(かーばたリード IV- 20m)
一段垂壁を上がり、バンドに出てからまた左上。

3P目(えのきどリード V+(5.8) 30m)
右上がりに直上するクラックに沿って、うめぼし岩へ通じるバンドまで上がる。ここでも上がりすぎてしまい、残置ビナで 5m ほどロワーダウン。

3P目
3P目

4P目(かーばたリード IV+ 30m)
うめぼし岩へ向かって右上トラバース。出だしの 3m 位がびしょびしょでつるつるで、さらに下り気味のトラバースなので少し怖い。

5P目(えのきどリード V- 20m)
うめぼし岩の下を左上トラバース。高度感が出てくる。後続パーティが取り付き付近に見える。

5P目 うめぼし岩の下のトラバース
5P目 うめぼし岩の下のトラバース

6P目(かーばたリード V+(5.8) 15m)
うめぼし岩を超えて下がり気味にトラバース。トラバースの箇所のスタンスが見えず、体を空中に乗り出す感じになるので少し怖い。

6P目
6P目

7P目(えのきどリード V+(5.8) 30m)
ちょっとしたカンテの左の凹角を少し上がってからカンテの右に出てフェイスを直上。

7P目 カンテを右に超える
7P目 カンテを右に超える

8P目(かーばたリード IV+ 40m)
ハングの間の凹角を超え、どこでも上がれそうな潅木帯を直上。かなり右寄りに上がってしまい、隣の ACC-J のラインを上がって中央バンドへ。

9P目(えのきどリード II 50m)
中央バンドを左上。上がりすぎてしまう。ざれざれなのでザイルを引きずっているだけで落石が頻発す る。先行パーティがいる時は 100% 落石があると考えた方が良い。落石を起こさないで行くのは不可能。

10P目(かーばたリード III 50m)
トポにある黒い垂壁がどれなのか良くわからず、とりあえず上の方に見える鷹ノ巣ハングの脇を目指して右上。ここもラインは取り放題。

10P目
10P目

11P目(えのきどリード V-(5.7) 30m)
ほぼ直上だが、ボルトに騙され ACC-J のボルトラダーに入ってしまう。捨てビナで 10m 程ロワーダウンして上りなおす。ボルトラダーの左が正解。鷹ノ巣ハングの左に出る。

12P目(かーばたリード IV 30m)
パノラマトラバース。かーばたさんが怖いを連発。個人的にはうめぼし岩の上のトラバースの方が怖かった。

12P目 パノラマトラバース
12P目 パノラマトラバース

13P目(えのきどリード V+(5.8) 40m)
凹角を登って右のカンテを越えて緩傾斜帯へ。景観ががらっと変わり、岩場から秋山へ。

13P目 終了点
13P目 終了点

14P目(かーばたリード IV 40m)
緩傾斜帯をひたすら直上。

15P目(えのきどリード IV 40m)
南山稜に出て終了。時間は 15:00。

下降路が良くわからないので、2ピッチほどトラバース気味にロープを伸ばす。が、踏み跡がありすぎ、錯綜していてどれが正規の下降路か全くわからない。

崖沿いをトラバースしながらだんだん藪に突っ込んで行き、後は適当にシビアな藪漕ぎをしながらひたすら下降。確実な踏み跡に出たのは完全に下りきった送水管の手前でした。

送水管をわたり、5m 程懸垂をして階段、踏み跡をたどって林道に出て、駐車場に戻る。18:00。登っているより、下降の方が疲れました。

送水管を渡る
送水管を渡る

フリースピリッツ自体はトラバースが多いのでルーファイが鍵でしょう。ピンが有ったり無かったりなのでカムが 1セット必須です。ルート自体は簡単なので少し物足りない感じでした。

その他のキーポイントとしては、渡渉、落石、ピッチ数が多い、下降でしょうか。暗くなってからの下降はかなり厳しいと思いますが、この日は先行パーティ以外は全部残業になった模様です。遅いパーティは夜中の 0:00 過ぎに降りていました。



2004年10月25日

明星山 3日目:マニフェスト

昨日より時間がかかる感じでしたので、早めに出発。昨日よりも水量が減っているので渡渉は大分楽でしたが、それでも水位は膝までありました。

【マニフェスト 5級 VI+(5.10d) 13ピッチ 355m】
(日本のクラシックルートのトポ参照)

マニフェスト
マニフェスト

6:20 スタート
1P目(えのきどリード III 30m)
すぐ上に見えるハングの左端を目指して段々のスラブを上がる。ブッシュで適当にランナーを取る。

1P目
1P目

2P目(かーばたリード VI-(5.9) 20m)
クラックを少し上がってからスラブを右上。スラブの出だしがびしょびしょだし、細かいしで激悪。かなり時間を食う。

3P目(えのきど、かーばたリード VI+(5.10b) 35m)
小ハング帯をボルト沿いに直上。最初のハングはさくっと越えられたものの、2番目のハングでムーブを探っているうちに 1テン、次のハングでもテン山。何とか超えるもその上に続くスラブ帯を上がるギアがなくなってしまったためピッチを一旦切る。完全に意気消沈で残りのスラブ帯 20m はかーばたさんにリードしてもらいました。

3P目小ハング帯
3P目小ハング帯

3P目スラブ帯
3P目スラブ帯

4P目(かーばたリード VI(5.10a) 35m)
草つきのクラックを少し登って左にトラバースし、細かいフェースを 10m 程上がって、バンドを左にトラバース。

4P目
4P目

5+6P目(えのきどリード V+(5.9-) + III 50m)
下部城砦の左脇の脆いクラックを直上。フリースピリッツを登っているパーティからの落石が結構あるので、ビレイポイントではピッチを切らずに中央バンドの手前のスラブまでロープ一杯伸ばす。

6+7P目(かーばたリード V-(5.7) 25m)
中央バンドを超え、上部城砦の取り付き目指して右上。ラインは適当。

8P目(かーばたリード VI(5.10b) 25m)
上部城砦のハングを右から豪快に超える。ホールドはがばがばなので思い切って行ける。抜けた後ランニングがとりにくいので少しランナウトする。

8P目のハング
8P目のハング

9P目(えのきどリード IV- 40m)
ロープが巻かれたピナクル目指してガリーを右上。ピナクルから Fix ロープが垂れ下がった凹角目指して左上。

9P目
9P目

10P目(かーばたリード IV 35m)
凹角を上がり、三日月ハング下のビレイポイント目指して左上。

11P目(かーばたリード VI+(5.10d) 15m)
三日月ハングを左から超え、細かいスラブをボルトに沿って直上。細かくて指が痛い。セカンドだからノーテン行けたものの、良くこんなところオンサイトするなぁと言った感じ。さすがかーばたさん。

11P目核心1

11P目核心2
11P目核心

12P目(えのきどリード V+ 35m)
鷹ノ巣ハングの洞窟から少しフェイスを上がり、頭が押さえつけられる窮屈な感じで右にトラバースして鷹ノ巣ハングを出る。ハングを出てからも露出感、高度感ばりばりの脆いランペを右上し、上に枯れ木が見えたら、枯れ木目指して直上して終了。15:00。

12P目 鷹ノ巣ハング 12P目 鷹ノ巣ハング
12P目 鷹ノ巣ハング

その後も 2ピッチほどロープを伸ばしてからロープをしまう。今日こそはと思って下降を始めるもやっぱりはまって、昨日と同じようにシビアな藪漕ぎ 3時間。駐車場に着いたのは 18:10。駐車場に着くと同時に雨が降り始め、あっという間に本降り。ぎりぎりセーフ。振り返ると、下降路の中間あたりにヘドラの明かりがちらちら揺れていました。

フリースピリッツよりマニフェストの方がラインが素直だし全然面白い。ただ全体的に岩が脆く、すんごくとんがった石灰岩なので手が切れそうなときがある。ロープも同様に切れる恐れがあるのでロープの流れには注意が必要。ワンポイントでオンサイトを逃してしまったのでもう 1回行ってもいいかも。3P目でテンションをかけてしまったので、その後の 10台のピッチはかーばたさんにリードしてもらいましたが、やはり 3P目が一番厳しく感じました。オンサイト能力不足。

帰りは地震の影響で北陸、関越が随所で通行止めだったため、149号を豊科に出て中央路道経由で帰りました。



2004年10月26日

ヨセミテ遭難続報

ここの情報等によりますと遭難者が判明したようですが、自然学校やまかぜという団体の計画だったようです。

彼らの経験の全体像は不明ですが、最近の山行記録を見る限りではエイド関連の記録がまったく見当たらない、通常 2-3日で到達する Camp6 まで 5日かかっているところを見ても経験不足ではないでしょうか。



2004年10月27日

今日のランナウト

今日は会社の RCC でランナウトへ。今日のメンバーは 3名と少なかったのですが、新たに 1名経験者が加わり、刺激を受けました。

オーストラリアでワーホリをしていた時にボルダリングをしていたそうで、ムーブが非常にきれいでした。

10c、10d でアップをしてからトライ。今日も全てオートビレイです。

ピンク壁 5.11b
今までは最後の核心がよくわからなかったのですが、はりぼてに足を置いたら楽チンに抜けれました。駄目なのかな? カンテを使っている人もおり、そうするとさらに楽になりそうです。

ピンク壁 5.11a
1度上っているので特に問題なし。

正面メイン壁 T 5.11a
これも 1度上っているので特に問題なし。

正面メイン壁 m041006-2.gif 5.11c
いつも中間部で落ちていた課題。今日はあっさりと中間部は越えられ、終了点タッチまで行きました。あともうちょい。

ピンク壁 5.11c
前回あと 3手まで行っていた課題。はりぼてのスタンスを見逃していました。結構楽に上りきれました。11c 2本目。

スラブ壁 X 5.11b
スラブ壁の 11台はムーブが面白いので時々やっています。この課題も面白かった。中間部の足ブラのトラバースさえこなしてしまえば後は楽。

後は市川さんにムーブを教えたり 1F のボルダーで遊んでいました。



2004年10月28日

今日のランナウト

今日は単独でランナウトへ。10c と 10d でアップをしてからトライ。

ピンク壁 m041014-1.gif 5.11bc
今まで散々やっててわからなかった下部の核心を、今日はあっさり越えられました。そこでいい気になってしまい、そのあと滑ってフォール。2便目で抜けれました。

正面メイン壁 m041006-2.gif 5.11c
昨日終了点タッチまで行っていたので、今日は何とか抜けれました。それでも 2便出しました。ただ途中で壁から引き剥がされそうになることが 2回ほどあり、力で強引に持って行ってるので、ムーブがおかしいんだろうなぁ。11c 3本目

正面メイン壁 - 5.11b
これも散々やっている課題。核心でがんばってデッド気味に手を伸ばしたら 2便目で届きました。難しいところはここだけで、後はサクサク抜けれました。これでランナウトの今ある 11b は全部終了しました。

正面メイン壁 m041028-1.gif 5.11c
もう疲れていたからか 3-4回トライしましたが下部を抜けれず。ホールドが全部持ちにくい~。

今週はこれまで全然わからなかった課題がさっくり上れたので、多少の上達を実感できた週でした。いい感じ。来週からは 11d に手を出して行きたいと思います。

帰りにこーたろーさんと更衣室でお会いしたので簡単に挨拶だけさせていただきました。今後よろしくお願いいたします。



2004年10月29日

山の標高

最近になって立て続けに主要な山の標高が変わりました。

- 北ア剣岳3000mに届かず/GPS測位で2999m
今年になって測位をし直した結果、3000m には届かなかったものの、これまでの標高から 1m 高くなり、2999m となりました。

- 南アルプス・北岳の標高1メートル高く 国土地理院改定
こちらは三角点が設置されてた地点よりも高い場所があり、3193m となったそうです。標高 2位の北岳は 3位の奥穂高岳と泥試合を展開したことがあるだけに、一層白黒がはっきりした感じですね。

山の魅力は高さがすべてではありませんが、今回の場合は結構重要な結果となりました。



2004年10月30日

湯川

今日はクラックの練習で ZCC のはっしーさん、ふみちゃん、かーばたさんと長野の湯川の岩場に行ってきました。が、予報どおり昼過ぎから雨が降り始め、午前中しか登れませんでした。

湯川に行くのは初めてでしたが、岩場までのアプローチは 5分と近く、ほぼ全面クラックの岩場で、初心者向けの手ごろなクラックが揃っているのでクラックの練習には最適でしょう。

[デゲンナー 5.8]
久しぶりのクラックということと、朝一だったこともあり何だか動きが硬かった。とりあえずオンサイト(FL)。

デゲンナーを登るふみちゃん
デゲンナーを登るふみちゃん

[フォーサイト 5.10ab]
フィンガークラック。途中レイバック気味になるところをいかに省エネで超えられるかが鍵でしょう。10台のクラックを登るのは今日が初めてでしたが、結構力ずくながらこちらもオンサイト。

フォーサイトを登るかーばたさん
フォーサイトを登るかーばたさん

[サイコキネシス 5.10c]
シンハンドのクラック。クラックが一瞬途切れるところでスタンスを拾えるかが鍵でしょう。キャメロットの #2 までしか持って上がらなかったため、上部 7-8m くらいのオフウィズスはランナウトしました。雨が降り始めており、出だしでスタンスを上手く決められなくずるずるでしたが、こちらも強引にオンサイトできました。クラック楽しい~。

北風小僧を登るふみちゃん
北風小僧を登るふみちゃん

雨が強くなってきたので、クライミングは切り上げ、近くの灯明の湯に寄って、仮眠をしてから、甲府のクライミングジムピラニアに行って登っていました。

今日は雨で 5.10c のクラックまでしか登れませんでしたが、もう 2-3グレードは行けそうな感じです。

湯川にはかつての日本最難のクラック白髪鬼(5.13b/c)があるので見に行きましたが、クラックと言うよりフェイスです。



今日のピラニア

湯川から雨で撤退し、渋滞激しい甲州街道で甲府のクライミングジムピラニアに行きました。

ここのジムに来るのは 3回目ですが、ボルダーが中心のジムなのか、今日も 20人ほどクライマーがいましたが、全員ボルダリングをしていました。ただ、ボルダーのルートの質は結構高いと思います。

5-6級の課題で 1時間ほど遊んでからルートにトライ。アップで 5.10a/b を上ってから 11台へ。

5.11a
ルートが短い分、 それぞれのムーブがかなりボルダーチック。体の振りというか、切り替えしが課題のルート。ここは楽に登れました。

5.11b
出だしのハングを越えてからがムズイ。最後のクリップをどこですればいいかをみんなで悩む。最後の最後の 4便目で何とか RP。

閉店の 21:00 まで遊んでから撤退しました。このジムはボルダーやルートそれぞれにルート名があり、ルートを示すテープもおしゃれでオーナーのこだわりが感じられるジムで、ルートの質が高いので、めったに来れるジムではありませんが結構好きなジムです。内藤さんによる講習会も面白そうでした。今度ピラニア Tシャツ買おーっと。(何故かランナウトのヤマタケさんはいつも着ています)

近くの定食屋で飯を食ってから帰りました。が、時間的に家には帰れずかーばたさん家に泊まりました。



2004年10月31日

今日の J-wall

行くところもなかったので、横浜のカモシカスポーツを覗いてから、かーばたさん家からそのまま J-Wall に行きました。

J-Wall に行くのは今回で 2回目でしたが、今回も入り口付近の 3面で遊んでいました。10c と 10d でアップをしてからトライ。

普段ホームジムにしているランナウトにはどっかぶりのルートがないので、J-Wall の一番はじのどっかぶりに取り付いてみました。

5.10d
とりあえず一番簡単なルートから。ホールドはがばがばながらもやっぱり水平のルーフはつらい。なんとか 1撃で。

5.11a
やっぱり水平ルーフ箇所、ルーフ出口付近での足の置き方が良くわからない。ルーフは抜けたものの、その後の小さいホールドを保持できずフォール。1度目は結局上まで抜けれませんでした。

上手い人が登るのを見ていたものの、やっぱり足の使い方が理解できない。みんなすたすた歩いている感じ。上手い人に至ってはこの課題をひとつ飛ばしで登ってる人なんかも居てぼーぜん。ただ、水平ルーフでは体を振るよりは、キョンでツイスト気味に登っている人の方が多い感じでした。この辺はどっかぶりのボルダーで練習しないと駄目なようです。とりあえず、ここは 2便目でムーブを少し変えて上まで抜けました。

ただもうそれだけで腕が疲れてしまいました。そのあとはその脇の壁で 11a~11c に色々取り付いていましたが全然駄目でした。ムーブを改造中であることもあり頭の中のイメージと体がばらばらで上手く動けませんでした。

とりあえず昼過ぎから 20時頃までうだうだと腕が上がらなくなるまで登っていました。



 
 
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