2005年02月01日
ロルフィング 5回目 - 腹
5回目のロルフィングを受けてきました。今回は腹ということだったのですが、胴体と下半身、胴体と肩をつなげる感じのマッサージをしました。
下半身は左足が弱く、細い棒の上に寝た状態で、右足はスーッと上げられるのに、左足を上げることができませんでした。終わるころにはふらふらながらも何とか上げられる様になりました。やはりこつは腹筋から意識的に上げるということです。
肩に関しては肩の稼動域を拡げ、腕を伸ばすときに脇の筋肉を効率よく使って伸ばし、体を引き上げるときにも脇の筋肉を使って、腕の負担を減らせるようにマッサージしました。
今回も体が伸びた感じで、視界が広がりました。
関連エントリー
ロルフィング 1回目 - 呼吸 (2004/12/16)
ロルフィング 2回目 - 足 (2005/1/7)
ロルフィング 3回目 - まとめ (2005/1/11)
ロルフィング 4回目 - 足 (2005/1/18)
ロルフィング 5回目 - 腹 (2005/2/1)
ロルフィング 6回目 - 腕 (2005/2/8)
関連情報
プチクライミングバムWITHわんこ
ロルフィング1回目
ロルフィング 2回目
Amazon 関連商品
2005年02月02日
山野井通信
指がないためにバイルを握る、振るのに苦労されているようです。足も冷えるためにヒマラヤで使っている二重靴を使われているそうです。
"先週は再び八ヶ岳です。ここで南沢大滝をリードしました。昔はロープもつけずに登っていた氷ですが・・・" という記述があるのですが、南沢大滝でロープを使わなかったら、一体どこでロープを使うのでしょうと思うのは自分だけでしょうか。やっぱりそのくらいのレベルまで行かないとあのレベルの登攀はできないということなのでしょう。
今日のランナウト
現在の課題(5.11c) は課題のままで相変わらず同じところでフォール。
成果
メイン壁 5.10c-5.10a アップ
メイン壁 5.11a アップ
スラブ壁 5.11a 2撃 出だしのムーブで戸惑う
スラブ壁 5.11c 1撃 これは 11c ないでしょう
スラブ壁 5.11a 1撃 やっぱり緩傾斜の方が楽
ピンク壁 5.11b 再登 デモ的な意味合いで登る
メイン壁 5.11c 相変わらず駄目
T-Wall 5.11a OS 11a あるかなぁ?
T-Wall 5.11b 1テン ムーブを読み違え
垂壁 5.10b デモ。
だらだらしていたつもりだったのですが、1時間半で結構登りました。 T-Wall は初めて登りましたが、ホールドの色がわかりにくかった。パターンに慣れないと足が上手く置けません。
今日は体験入部された方がいたので、少しヘルプしていました。ただ女性なのに 5.8-5.10a までトップロープながらさっくりと 1撃。昔体操をやっていたとのことで、上腕が並みの太さではなく、男勝りな上腕でした。しかも、今は会社のヨガ部の代表で、ヨガもばりばりなので体が信じられないほど柔らかく、これでムーブを覚えればリン・ヒルじゃないですか。今後も続けてくれるといいなぁ。初心者クライマーには "継続" が最大の壁です。
2005年02月03日
今日の B-Pump
成果
4級 1本
スタートで詰まっていた課題。トゥーフックに気づいたらあっという間でした。
それ以外には、これまで上れていなかった 3-4級の課題を一通り触りました。ロルフィングで肩が回るようになったからか、今まで取れなかったホールドがこれまでと同じムーブで取れるようになっていてちょっと嬉しかったです。
やっぱり大勢で色々やってる方が、刺激もあるし、楽しいですね。
いのち輝く山 ~四季・御嶽~

御嶽山の四季を雷鳥の四季と重ね合わせて撮影したドキュメンタリー。再放送のようですが、オリジナルを見れなかったので、見てみました。
一番印象に残ったのはやはり沢の特集。和合正さんという御嶽のすべての沢を遡行し、全部で 1200もの滝があることを突き止めた人の案内で紹介された滝はどれも魅力的で、"御嶽山でアイス"という話を聞かないので、冬はどうなってるのだろうと気になる滝多数でした。
全体的に良くまとまっていて、御嶽の魅力をたっぷり伝えているいい番組でした。今年の夏に沢から登りたいと思います。1月に奥三ノ沢に行った際、目の前にどーんと構えていた御嶽山は印象的でした。
2005年02月04日
今年は雪が多い (YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)
今年は雪が多いため、二子にもまともに行けず、ジムで地道にトレーニングをしているとの事。T-Wall でプロジェクトを設定してトレーニングしているそうですが、一体どんなグレードなんでしょうか。
2005年02月05日
北アルプス
北ア・錫杖岳 1日目 : アプローチ
土曜の朝 6:30 に東京を出て、眠い目をこすりながら、交代で運転し、安房トンネルを抜けてからは、除雪はされているものの完全な雪道で、新穂高温泉に着いたのは 11:00。新穂高温泉では深々と雪が降っており、山の方は完全に雲の中でした。例の駐車場は入り口付近だけしか除雪されておらず、しかもばかでかいかまくらがあったため、車を止められるスペースはほんのわずか。山に入る準備をして 11:40 に出発。

新穂高温泉
夏道どおり槍見館の裏手から取り付く。ある程度予想はしていたもののトレースはまったくなし。積雪は膝くらいで、今週降り積もったと思われる新雪ふかふかの中のラッセルをわかんを付けて黙々とこなす。
尾根を越えるところで小休止をし、穴滝手前のスノーブリッジで左岸に渡り、最初は沢床からそれ程離れないで進んでいたものの、崖が多く、雪のつき方も悪かったので、右往左往した挙句かなり高くまで押し上げられ、大高巻き気味にトラバースラッセル。

ひたすらラッセル
お互い過去に来たことがあるにも関わらず、アプローチの記憶があいまいで、現在地が良くわからないままラッセルで進んで行く。このあたりから積雪が太腿辺りになって来て、傾斜はそれほどでもなく、トラバース気味でも結構つらい。雪は相変わらず降り続いている。

ひたすらラッセル
錫杖沢を過ぎた辺りからは日没と競争。沢沿いを右岸に渡ってクリヤ岩舎を目指す。岩舎に着いた時は 18:00 で既に真っ暗。この日は終日雪が降っていたものの、風がなかったのが幸いでした。
2005年02月06日
北ア・錫杖岳 2日目 : 左方カンテ

暗いうちに出発
岩舎脇から前衛壁目指してわかんを付けてひたすらラッセル。前衛壁に着く辺りで日の出。2ルンゼの出合に突き上げたのでそこから左方カンテの取付目指してトラバース気味にラッセル。積雪は太股くらい。

取付まではひたすらラッセル 2ルンゼ / 左方カンテ
取付の大木脇にわかんをデポして登攀準備。シュルンドが口を開けているので注意。
7:30 1P目 III えのきど。リード
夏は階段状でほとんど歩いて登れるようなピッチではあるが、今は雪が詰まっており、ラッセルをして、下の雪氷にバイルを打ち込みながらのクライミング。立ち木が随所にあるので支点には事欠かない。ピッチを伸ばしすぎて、中途半端なボルト支点でハンギングビレイ。もっと手前で切った方が良かった。

左方カンテ 1P目
9:45 2P目 IV かーばたリード
少し狭くなって立ってきたガリーを雪を落としながら進んで、ちょっとしたテラスへ抜けて 2P目の終了点。出だしの狭いところは A1 で越える。途中はカムで支点を取れる。

左方カンテ 2P目

一瞬わずかに見えた北ア。稜線の形から前穂かな?
10:40 3P目 IV+ えのきど。リード
出だしをフリーで越えてから A1。支点を掘り出しながらの人工で、支点があると思うところになく、ところどころに混じるフリーのセクションがバランシーで高度感もあり結構怖い。特にハングの乗っ越しは単にマントルを返すだけだが、アイゼン+手袋で着膨れているとスムーズにムーブをこなせない。ピンがないところはカムで支点が取れる。

↑左方カンテ 3P目↓
12:00 4P目 IV+ かーばたリード
核心ピッチ。チムニーは雪が詰まっており、氷化していてかなり奮闘的。取り付から細かいスタンスを拾いながら C1。抜け口ではバイルを打ち込んで、バイルにアブミを掛けて A1 で乗り越える。このピッチを 抜けるのに 3時間もかかる。チムニー取付付近は上からのスノーシャワーの落下地点になっており、結構でかい雪塊も落ちてくるのでさっさと通過しないと直撃をくらいそう。

左方カンテ 4P目
14:45 5P目 IV+ えのきど。リード
フェースのボルトラダーを雪を落としながら A1 で繋いで行く。アジャスタブルデイジーがここで大活躍。ただ、先に付けるのはカラビナじゃなくてフィフィで十分な気がした。
抜け口のトラバースが悪い。トラバースの出だしにピンがあるものの、その後は 10m ほどランナウト。トラバースは岩の上に載ってるのか雪の上に載ってるのか足場がしっかりしていないのでバランシーで微妙。

↑左方カンテ 5P目↓
16:30 6P目 III かーばたリード
III とはなっているものの、目の前には雪壁。ラッセルしながらの木登り。正規のビレイポイントは雪の下のようでまったくわからず。去年の 5月に A0 で抜けた 6P目出だしの大岩も雪の下。中途半端なリングボルトをカムで補強してビレイ。

左方カンテ 6P目
6P目終了点で17:30 だったので、ここで時間切れ終了とし、下降に入る。2P目と 3P目をまとめて計 5回の懸垂で取り付きへ。夏と違って特に引っかからず、スムーズに懸垂できた。
真っ暗な中を、行きのトレースをたどって岩舎へ。岩舎到着は 20:30。
天気は午前中が晴れで、午後から雲が沸いてきて曇り。暖かい 1日だった。
2005年02月07日
北ア・錫杖岳 3日目 : 下山

クリヤ岩舎
朝、ツエルトを出ると昨日にも増していい天気。戦略失敗したかな? 3P目くらいまで荷揚げして、上部 Fix して最終日にラッシュかければ上まで抜けれたかも。まぁ後悔しても仕方がない。
今日は下山だけなのでのんびりと 8時に出発。日が差していて暖かい。

下山
かろうじて残っているトレースを辿って、新穂高温泉を目指す。錫杖沢辺りで右を見ると、昨日登ったルートがはっきりとわかる。

錫杖沢出合から錫杖岳
やはり下山はサクサク下りられ、1時間 30分ほどで新穂高温泉着。暑い。新穂高温泉からは槍の穂先がくっきりと見えました。

新穂高温泉から槍ヶ岳
帰り際に温泉を物色するも、まだ時間が早かったのでどこもやっていない。安房トンネル手前の平湯の森が営業していたので、入浴。リニューアルしたばかりで非常に綺麗で気持ちがいいのですが、肝心の温泉の洗い場のシャワーが温度調整ができずイマイチ。もったいない。
松本のカモシカスポーツで買い物をし、塩尻南インター付近の和食屋で海鮮丼をたらふく食べて帰路に着きました。
正月の横岳・大同心南稜(ドーム敗退) に続いて 2度目の冬壁。今回も敗退でしたが、八ツとは違って誰もいない静かな冬壁を思う存分楽しめました。ただ、体力の差から 2/3 くらいかーばたさんにラッセルをしてもらっちゃったのは反省点。5月くらいまでは北アに通う予定なので早くもっと体力つけないとなぁ。
2005年02月08日
ロルフィング 6回目 - 腕
6回目のロルフィングを受けてきました。今回は腕。脇の筋肉と腹筋をうまく使って腕をよりよく伸ばすマッサージをしました。
クライミングの本にも出ていますが、右側の遠いホールドを取りにいくときに、右腕を伸ばす際、顔は左を向いてやや体をツイスト気味にした方が、より体が伸びるようになります。今回はその動きを誇張してマッサージをしました。体が動きを覚えるのには少し時間がかかりそうですが、きちんとした動きをすると、体は不思議なくらい伸びます。
ロルフィングの先生にクライミングを教えて、クライミングに特化したロルフィング & トレーニングメニューを作ったら結構凄いことになりそうな気がしてきました。今度頼んでみようかな。
関連エントリー
ロルフィング 1回目 - 呼吸 (2004/12/16)
ロルフィング 2回目 - 足 (2005/1/7)
ロルフィング 3回目 - まとめ (2005/1/11)
ロルフィング 4回目 - 足 (2005/1/18)
ロルフィング 5回目 - 腹 (2005/2/1)
ロルフィング 6回目 - 腕 (2005/2/8)
関連情報
プチクライミングバムWITHわんこ
ロルフィング1回目
ロルフィング 2回目
Amazon 関連商品
2005年02月09日
実録!空を駆ける警察隊・アルプス山岳レスキュー

長野県警山岳警備隊の柄澤良一警部補を追ったドキュメンタリー番組。番組の構成から、ビデオ "レスキュー 篠原秋彦の軌跡" に非常に良く似ていました。
この番組を見て、気軽にヘリを呼べると考えるのか、それとも逆なのか難しいところですが、警備隊の大変さを伝えるという意味では良かったのではと思います。
一番印象深かったシーンは、トレーニングをしているときのコメントで、「技術云々ではなく体力。最終的には現場に行けてなんぼのものですからね」と言っていたところです。ごもっとも。
2005年02月10日
北海道アイスツアー
予定
2/10 層雲峡
2/11-12 層雲峡アイスコンペ
2/13 層雲峡
2/14 雷電海岸
北海道の皆さん、お会いしましたらよろしくお願いいたします。
北海道アイスツアー 1日目

層雲峡アイスコンペ会場
とりあえず層雲峡に着きました。
今年のコンペには茂垣敬太さんが参加されるようです。ヨーロッパやカナダ同様、日本でもとうとうフリーのコンペチターがアイスの大会にも参戦です。もちろん優勝でしょう。
今日の動き
今回は後輩の亀ちゃんと北海道アイスツアーに行きました。亀ちゃんはアイス経験がまだ 3-4回なので、簡単なルートでリードの練習ができればということで、一緒に来てもらいました。
朝一の飛行機で羽田を離陸し、千歳に 8:30着、すぐに車を借りて、層雲峡へ向かいました。今日は天気もよく、高速も下道も走りやすく快適でした。車はノースウィングレンタカーで借りたのですが、キャンペーンが色々付いていて、軽ながら 2500円/1日で借りれ激安でした。
旭川の秀岳荘(外壁ができていました) で少し買出しをし、旭川ラーメン(青葉) を食べ、TSUTAYA で CD を借り(会員権が全国共通で使えるようになったので便利) てから層雲峡へ。大函エリアの滝を覗き、会場を覗いてスタッフの方々に挨拶をしてから、今晩の宿のゆわんと村へ。北海道のユースの感覚を厭わなければ、ご飯も美味しく食べ放題なので、快適な宿です。宿のオーナーが層雲峡の氷瀑祭りの会場を作っている一人なので、色々と裏話も聞けて楽しく過ごせます。
夕飯後に他の宿泊者と再度氷瀑まつりの会場へ行って花火観戦と餅まきに参加して紅白餅をゲットしてきました。花火は予想以上にきれいでした。それにしても北海道はやっぱり寒い。宿に戻ってから宿泊者で軽く宴会をして、日が変わるころに寝ました。
2005年02月11日
北海道アイスツアー 2日目
男子予選結果
女子予選結果

ボルダリング競技男子予選 左が茂垣選手、右が富樫選手
予選は、女子、男子の順番で 3課題ずつを登り、K点方式で争われました。持ち時間は 6分でベルトコンベア方式で、休憩は約 6分。フラッシュ & Top ロープ形式で行われ、予選前にルートセッターによってデモが行われました。第 1課題が三和さん、第 2課題が小田さん、第 3課題が招待選手アンドレによる設定でした。
女子
第 1課題
登らせるための課題。途中少し足ブラになり気味な課題。8人/11人完登。
第 2課題
コンパネ下の狭いトラバースが核心。コンパネの K点ホールドに触れたのは高橋、森宗選手の 2名のみ。
第 3課題
少し氷を登ってから、コンパネに取り付いてコンパネを登っていく課題。コンパネに辿り着けない選手多数。コンパネ部分を少し登れたのは高橋選手のみ。
男子
第 1課題
登らせるための課題。足ブラになり気味なトラバースが核心。25人/30人完登。自分は完登できず。核心は完全に越えていたので、ビデオを見直してもなんで落ちたのか良くわからない。完登できたなぁ。
第 2課題
女子とほぼ同じ課題。コンパネ下の狭いトラバースが核心。コンパネのホールドは基本的に手で取る設定。半分くらいの人が登り、新保選手が登っている際に、コンパネを取りに行く手前のホールドが欠けてしまい、堤選手がテクニカルインシデントで登りなおし。ドリルで穴を再度あけたものの、その後はホールドの穴が浅くなったため、バイルのすっぽぬけが多発していました。自分も核心でフォール。完登者は 7名。
第 3課題
女子とまったく同じ課題。15m ほどの傾斜があるコンパネセクションをいかに超えるかが核心。自分は K1のみ。最初は K2 をダイレクトに取りに行って、木にバイルは刺せたものの、浅かったようで抜けてしまってフォール。K2 ゲットを逃す。もったいない。完登者は 8名。
自分は 26位/30人中でした。ひたすら恥ずかしいなぁ。1年で少ししか順位を上げられませんでした。全課題完登は 7名。茂垣選手もバイルの不慣れをものともせず、全課題完登でした。フリーと似たムーブにするためか、バイルを短く持っている回数が多かったのが印象的でした。
ランジコンテスト
コンパネの最下部につけられたホールドにアックスを掛けてランジ。飛んだ高さではなく、いかに観客を沸かせたかをデシベル計で図って優勝者を決めました。男女一緒に行われ参加者は 20名。
結果的には課題の設定が余りよくなく、ランジの飛ぶポイントに達するまでが結構大変、かつ、ランジポイントの足が極端に悪く、中途半端なランジになる人多数でいまいちな盛り上がりでした。当初は 1人 3回のトライということだったのですが、時間がかかりすぎてしまったため、1回のトライで終了。優勝は一番高く飛んだ奈良誠之選手、2位が秀岳荘札幌店店長の小野選手、3位がみんな一番に声援を掛けていた佐々木選手でした。佐々木さんはビレイヤーに引き上げてもらっていました。
スピード競技
2本平行に並んだ傾斜の緩い氷壁を 2人同時に駆け上がり、一番上に釣らされたフライパンを最初に叩いた人が勝ちと言う設定。

スピード競技
女子は優勝が秋澤選手、2位は森宗選手、3位が本田選手でした。男子は優勝が 2年連続で薮崎選手、2位が当方、3位が新保選手でした。女子は 3位が、男子は 2位-3位が本州勢だったのは収穫でしょう。
男子スピード競技結果
女子スピード競技結果
スピード男子表彰式
スピード競技に出るのは初めてだったのですが、意外とはまり 2位という好成績をゲットできました。わーい。ただ、3回目(?) を登ったときに少し落ちた際にアイゼン & バイルで太ももをざっくり切ってしまい大出血。切った箇所は 1箇所だけかと思いきや、宿に帰ってみてみると 2箇所。うーん、かなり深くまで切ってるなぁ。
ざっくり切っちゃいました
さらに理由は ? だったのですが、セッター賞というものをいただきました。ありがとうございました。後で伺ったところ、予選 3課題目で K2 をダイレクトに取りに行ったムーブが評価されたとのことでした。ただ、賞品はスノーシューズだったのですが、東京でははく機会もなく、サイズも 28cm ととても履けるサイズではなったので誠矢さんにあげちゃいました。
今日の動き
今日は朝一でアップを兼ねて、大函エリアの Naka滝へ行きました。久々の北海道の氷のリードで緊張しました。硬くて乾燥しているのでバリバリ壊れてしまい、打ち込むのにコツがいります。
11時に会場に移動して予選の受付を済ませ、予選の出場及び、観戦。今日は非常に寒く、選手の待合室でみんなたむろしていました。
予選終了後、一旦宿に戻って夕飯、19:30 からのランジコンテスト、スピード競技に併せて宿を出て、競技に参加。夜は宿で、去年と同様のメンバーで軽く宴会をして、日付が変わるころに寝ました。
2005年02月12日
北海道アイスツアー 3日目
亀ちゃんのリードの練習を兼ねて午前中は層雲峡の尾滝へ。試しに登ってみましたが、踏み込むと痛みます。来週までに回復するかなぁ。

亀ちゃん 尾滝リード中
コンペ会場に着くと、女子の準決勝はすでに終了しており、男子の準決勝が始まっていました。

男子準決勝課題 2
男子最終結果
女子最終結果
男子準決勝
課題 1
15m のコンパネをひたすら登る課題。核心はアンダーホールド 2連発で、2つめのアンダーにアックスを掛けてフィギュア 4を決めて、次の遠いホールドを取りに行くところは見せ場にもなっていました。氷のセクションに抜けてからも足場の限定等で悪く、フォールする選手が数名いました。それでも、完登できたかどうかが決勝進出への分かれ目でした。
課題 2
狭い箇所を右端から左端、再度右端へトラバーする課題。核心は右端へのトラバースが足ブラになるので、足ブラから、体制を切り返して次の遠いホールドが取れるかどうかが核心。ここでも完登できたかどうかが決勝進出への分かれ目でした。
決勝進出者は 8名。同率 7位が 4名いたものの、予選の順位を考慮して 8名に絞られました。準決勝を見た感じでは、去年以上にレベルが高く、決勝が非常に楽しみな結果となりました。
女子決勝
女子の決勝は 4名で争われました。
課題 1
どこを使っても OK でどこまで登れたかを競いました。コンパネまでは皆到達するも、そこから何手出せたかが差になりました。予選、準決勝 1位の高橋選手が全然登れず、森宗選手が有利な状況で課題 2に入りました。
課題 2
15m のコンパネを登る課題。どこを使っても OK でどこまで登れたかを競いました。もうみんな疲れておりぜんぜん登れず。その中で、プレッシャーがあったにも関わらず、コンパネを抜けて上の氷のセクションまで抜けた高橋選手が優勝を持っていきました。
男子決勝
課題 1
持久力 & ボルダームーブ連発のえぐい課題。足ブラでスタートし、3回の懸垂引き付けで体を上げ、別の氷に足ブラで渡り、足ブラのまま次のホールドを取って、足ブラ気味にクライムダウン。クライムダウンからアンダーで体を建て直し、せまーいトラバースへ。トラバースは足が限定されているので水平に近い体制でトラバース。トラバースし終わったところで、ロープを付け替えて上がって行き、コンパネに入って抜けて終了。完登者はなし。コンパネまで辿り着いた人も石井、鳴海選手の 2名のみ。スタート箇所の懸垂引付で皆苦しんでいました。フィギュア 4やヒールフックを使う人もいましたが、狭くてムーブが起こしづらそうでした。茂垣選手、奈良選手はボルダラーの地力発揮でせまーいトラバースはこなすものの、茂垣選手がアックスのすっぽ抜け(?)、奈良選手がクラッシュパッドに触れた(?) で残念ながらフォールでした。
この課題はスポッターが付くセクションが多く、選手が見にくくなっていました。
課題 2
コンパネの課題。下のホールドもアックスが掛けにくく悪いのですが、核心は中間部のランジ。ランジのためのキーホールドを手で持てたかどうかが、ちゃんと飛べたかどうかの分かれ目になっていました。キーホールドを手で持てたのは薮崎、鳴海選手のみで、唯一ランジを決めた鳴海選手がその後の氷のセクションもこなし、完登して優勝となりました。茂垣選手はここにきてアックスの不慣れが出ており、ランジの体勢に行くまでで苦労しておりました。
今年もランジが優勝のための核心となり、鳴海選手がランジを決めたときは去年と同様、最高潮の盛り上がりとなりました。
その後表彰式が行われ、ファイナリスト全員で写真撮影をして、解散、コンペ終了となりました。

コンペファイナリストの皆さん
夜はまた宿に戻って簡単に宴会。日が変わるころまでわいわいやっていました。
2005年02月13日
北海道アイスツアー途中報告
北海道アイスツアー 4日目

コンペ課題にトライ中の本田さん
今日は錦糸の滝か七賢峰の滝に行く予定だったのですが、やっていると思っていた層雲峡のガソリンスタンドが日曜日は休業でやっておらず、ガス欠のピンチになったため、一般開放されているコンペ会場に行けば誰かしら知り合いがいるだろうということで、予定を変更してコンペ会場へ。うろうろしたところ、加藤さんが予備のガソリンを 5L ほど持っているということでしたので、分けていただきました。本当に助かりました。ありがとうございました。
コンペ会場には塩田さんをはじめ、藤本さんや秋澤さん、新保さん、本田さん、ゆわんと村宿泊組など 10名ほどでコンペの課題をトライしていました。予選の課題を改めてトライしてみましたが、最初の課題はあっさり行けましたが、2課題目と 3課題目は途中までしか行けませんでした。やっぱりまだまだ力不足だったようです。決勝の課題は離陸すらできませんでした。
この日は地吹雪が凄く、非常に冷え込んでいました。滝に行かなくて正解だったかもしれません。
15時くらいまでコンペ会場で遊び、黒岳の湯に入ってあったまってから、旭川空港にバスで行くという本田さんを、車で空港まで送り、旭川で CD を返却し、寿司を食べ次の目的地である雷電海岸に向かいました。
が、吹雪のために、深川-岩見沢間が高速通行止め、岩見沢から高速に乗るも、ホワイトアウト状態でまったくスピードを出せず、疲れもあって、小樽で高速を降り、余市辺りまで来て眠くなったため、コンビニの駐車場で車中泊としました。
2005年02月14日
北海道アイスツアー 5日目
どこを登るか考えた挙句、自分は足の怪我もあるし、亀ちゃんはまだアイス初心者だったので、一番簡単そうな 1ルンゼに取り付きました。

雷電海岸 1ルンゼ
アプローチ
工事用の林道を少し歩いてから、1ルンゼ目指して樹林帯の中をラッセル。途中で 2ルンゼを右に見ます。この日は先行パーティがいらっしゃり、トレースが付いていて楽させてもらいました。
1ルンゼ 1P目 IV えのきど。リード
先行パーティが抜けるのを 30分ほど待ってから取り付く。特に難しいところもなく、快適なクライミング。抜け口が狭くてちょっと嫌。海に近いからか、非常に暖かく、氷も柔らかくて層雲峡の氷と比べると非常に刺さりの良い氷で快適でした。潅木でビレイ。

雷電海岸 1ルンゼ 1P目
1ルンゼ 2P目 III 亀ちゃんリード
緩い雪壁。途中の氷にスクリューで支点を取る。先行がピッチを切った下でピッチを切る。左岸の岩にリングボルトの支点あり。
1ルンゼ 3P目 IV えのきど。リード
階段状の氷。このピッチも快適。高度感も出てきて、振り返ると日本海なので爽快。先行が中途半端なところで切っていたものの、抜くわけにも行かないので、すぐ脇でピッチを切る。少し登った左岸にリングボルトの支点あり。

雷電海岸 1ルンゼ 3P目 後ろは日本海
1ルンゼ 4P目 IV 亀ちゃんリード
引き続き階段状の氷を上がると、すぐに緩い氷壁となり、10m 程上がって 1ルンゼの落ち口に到達。この辺に来ると海風が強まり、下から吹き上げられる感じで、少し寒い。脇の立ち木でピッチを切って終了。スタートが 10:30、終了が 13:15 でした。順番待ちを考えると妥当な時間でしょう。

雷電海岸 1ルンゼ 4P目
終了点からは 4回の懸垂で取り付へ。ただ、今回は準備ミスで、60m のシングルロープ 1本しか持ってこなかったため、懸垂で支点まで届かず、毎回 2-3m クライムダウンしました。
ちなみに先行パーティはガイドのツヴェートさんで、ニセコにスキーツアーに来たついでにアイスもということで立ち寄ったそうです。
雷電海岸は 1-4ルンゼまで全て凍りは繋がっており、登れる状態です。

雷電海岸 3、4ルンゼ
車に戻ると時間は 14:30。雷電温泉に入っている余裕はなさそうだったので、札幌に向かって出発。が、吹雪のため、小樽から札樽道が通行止め。仕方がないので渋滞でノロノロの下道を札幌向かってひた走る。市内に入ると渋滞はますますひどく、札幌の Cliff さん宅へ挨拶に伺おうとするも、渋滞で断念。買い物をしようと秀岳荘へ回るも月曜定休でやっていない。時間ばかりが過ぎて行き、スープカレーも断念し、千歳へ向かおうとするも、なんと吹雪で千歳-美唄間も通行止め。飛行機の時間に間に合うかどうかが微妙になってきて焦りだす。
途中の北広島まで来たところで高速の通行止めが解除になったのですぐに乗って千歳へ飛ばす。が、軽だからか、どんなに踏み込んでも 130km 以上スピードが出ない。かといって、去年事故ってるのであんまりスピードも出せず、レンタカーの営業所に付いたのは 20:40、すぐにタクシーを呼んで空港に向かい、空港着 21:00。ぎりぎりで 21:20 の飛行機に間に合いました。
今回も最後までばたばたし、天候に踊らされたツアーと成りました。来年からは層雲峡 1本に絞って、旭川から飛んだ方がよさそうです。
2005年02月15日
北海道アイスツアー総括
今回のメインイベント。メインのボルダリング競技では去年同様余りいい結果は残せませんでしたが、スピード競技でかろうじて 2位に入れたのは良かったです。ボルダリング競技は大会終了後に同ルートを登り直すも、レッドポイントできない課題があったので、単純にまだまだ力不足ということでしょう。
コンペの結果だけを捉えた場合、小山田大さんが言っているように "水もの" かもしれません。が、コンペへの過程でのトレーニングやモチベーション、コンペでの選手間の交流等を考えると、とても "水もの" には思えません。特に選手間の交流に関しては、普段北海道のクライマーと会う機会は皆無なので非常に貴重ですし、モチベーションのアップにも繋がります。また少ないながらも本州勢は本州勢でいつの間にか固まって色々と情報交換したりと交流はさらに拡がりました。本当は茂垣さんや奈良さんといったフリーを専門にやっている人にも積極的に話しかければよかったのかもしれませんが、人見知りな性格ゆえ、話しかけられませんでした。残念!!
まだ 2年参加しただけですが、去年と比較してもコンペ自体のレベルは非常に上がっています。
選手の道具に関して、アックスは 9割がリーシュレス仕様、靴は自作も含めてヒールに爪がない靴は 2-3足だけでした。ただ、世界的な流れで、今後のコンペではヒールの爪は禁止になる可能性が高いそうです。
選手に関しては茂垣さん、奈良さんといったフリーを専門にやっている人の参加が今回の最大の注目点でしょう。去年までの小田さんもそうですが、彼らが上位に食い込んでいるところを見ても、アイス & ミックスでフリーの技術は欠かせないことを証明しています。来週、上川町で行われるジャパンカップにはさらに杉野保さんも参加されるとのことで結果が楽しみです。まぁ杉野さんはおおもとはアルパインクライマーですが。
また招待選手のアンドレ・アリジャは、大会後のデモンストレーションでその化け物振りを存分に発揮して帰り、上位の選手達のいい目標になったのではと思います。
ルートは去年よりはバランスが良い設定で、予選、準決勝、決勝と上手く振り分けられていたと思います。ただ女子に関してはもう少し登れる課題の方が良かったのかもしれません。ランジコンテストは完全に設定ミスですね。来年に期待です。
運営は去年以上にスムーズに進行していたのではないでしょうか。プロジェクターを使った選手紹介は画面が小さくて見にくかったため、要改良ですが、時間の表示に関しては選手が結構ちらちら見ていたのを考えると有効だったと思います。大会の Web サイトもコンペの結果速報がすぐにアップされるなどネット環境が整備された点は見逃せないでしょう。Cliff さんお疲れ様でした。
ビレイヤー、セッターの方々も少ない人数で、休む暇もなく、寒い中動き回っており、お疲れ様でした。ボランティアのクライマーを集められればもう少し楽になるのではと思いました。
アイスクライミング
去年も来ているにもかかわらず、ロープを 1本しか持ってこない等不備があり、Naka滝、尾滝、雷電海岸 1ルンゼしか登れませんでした。せっかく北海道まで行ったのでもうちょっと欲張って登ればよかった。まぁ怪我してしまい登攀意欲が失せてしまったということもありますが。亀ちゃん、手際が悪くてすまんかった。
その他
飛行機、車、宿ともに去年とほぼ同じで問題なし。ただ交通事情が相変わらず悪く、一旦吹雪くとすぐに高速が通行止めになるので、その辺はもう少し考えないと駄目だと思いました。
怪我は加藤さんのおかげで大事に至らずに済みそうです。後は化膿さえしなければ何とかなるとのことでした。何度かビデオを見直しましたが、怪我は登っているときではなく、どうやらロワーダウン中にヒールの爪を引っ掛けてしまったようです。
今回の結果に懲りず、また来年参加して楽しみたいと思います。皆さん色々と有難うございました。
2005年02月16日
アイスクライミングギア
アイスクライミングで重要なギアはアックスとアイゼンだと思いますが、今回のコンペではアックスもアイゼンもノーマルで使用している人は皆無でした。
アックス
アックスは Black Diamond の Fusion と Charlet の Quark Ergo が大半でした。それもノーマルではなく、ハンマー部分を切って軽量化していたり、グリップの部分にビニールテープやゴム等で滑り止め対策をするなど一工夫が見られました。ちなみに、優勝した鳴海選手は Quark のハンマー部分を削り、シャフト部分はテープで完全に巻き、下から 15cm 位の箇所にグリップレストをつけていました。
それ以外には Grivel の Taa-k-oon や Wing Racing、Simond の Koyote Light などが目立ったところでした。が、何といっても一番の傑作は加藤さんの自作アックスでした。知り合いの鍛冶屋に頼んで作ってもらったとのことですが、イメージ的には Lucky の ACTION DIRECT に近く、プレート 1枚に鉄のシャフトを溶接してある感じでした。写真撮り忘れました。ただ強度的には弱かったようで、予選の 2課題目の Mix 部分でアックス部分が曲がってしまいギャラリーの受けは良かったですが、課題をこなすのには苦労していました。
アイゼン
ほとんどが自作シューズで、残りの数名がアイスセリーでした。純粋に登山靴とアイゼンだったのは茂垣選手(フレネイXT+ダート + エペロン)だけだったのではと思います。
会場で見かけた自作シューズ一覧(全部ではありません。)

手袋
手袋も重要な要素なのですが、こればかりは様々で良くわかりませんでした。が、厚手だと手でホールドを持つ課題はつらそうでした。当方は最初は Black Diamond のパワーストレッチグローブを使っていたのですが、滑ってしまい駄目で、途中で Fox Fire のパワーストレッチグラブに変えました。
その他
今年の課題はアックスの持ち替えは当然として、ランジや手でホールドを掴むなど、一時的にアックスを体のどこかに掛ける必要があり、とりあえずハーネスのギアラックに掛けてぶらぶらさせている人や、口にくわえている人がほとんどでしたが、Black Diamond のアイスクリッパーを使っている人や自作のツールを使っている人もいました。来年以降もこのツールは重要でしょう。
2005年02月17日
アイスクライミングコンペ in 層雲峡 動画第 1弾 予選
まず、第 1弾は男女の予選から。男子は茂垣選手の映像、女子はデモの映像をアップしました。
男子
予選課題 1 (茂垣選手)
予選課題 2 (茂垣選手)
予選課題 3 (茂垣選手)
女子
予選課題 1 (三和さん)
予選課題 2 (小田さん)
予選課題 3 (アンドレ・アリジャ)
アンドレは長身を生かしたダイナミックな登りで、来年発売予定(?) の New Quark Ergo のプロトタイプを使っていました。
2005年02月18日
とりあえず 空 5.14b 完成 (YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)
備中の岩場に遠征に行かれ、プロジェクトの1つである "空(5.14b)" を完成されたそうです。
備中ツアーの模様は 2期生さんの blog を参照してください。それにしても岩を乾かすのにバーナーまで使うというのは凄いですね。
ユージ in ニューエリア 20050211*
ユージ in 羽山 20050212*
ユージ in 羽山 20050213*
2005年02月19日
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 1日目
アプローチ
車の都合がつかなくなり、金曜の夜に電車でのアプローチ。甲府辺りから雪が降り始め、茅野では深々と降っていました。学生さんたちに混ざって久々の駅寝。
朝一のバスで美濃戸口へ。昨晩到着されたという、本田さん、有持さんから挨拶を受け、少し準備をして後を追う。
美濃戸を過ぎて、行者小屋への分岐を右に見て少し行ったところで、赤岳鉱泉のキャタピラ車に声を掛けていただき、荷台に乗せていただく。先週層雲峡にゲストで来ていたアンドレ、専属カメラマン、江本さん、廣川さん、横山さんなどなど荷台には見知った顔が。初めてキャタビラ車に乗りましたが短い区間とはいえ大分楽をさせて貰いました。ただでさえ短い赤岳鉱泉への道が一層楽になりました。ただ、前日の雪もあり、林道終点から赤岳鉱泉まではラッセルになりました。赤岳鉱泉着 9:30。
コンペ
コンペ主催者側の方針が 2転 3転して、ふたを開けてみると参加者は 10名程度。途中で 10名ほど断ったそうでもったいない。ので、当初予定されていた予選は中止となりました。とりあえず江本さんとアンドレで課題を設定するとのことで、赤岳鉱泉の待合室で 12:00まで待機。参加者はほとんどが見知った顔で、この世界の狭さを実感。
12:00 からアイスキャンディにスプレーで設定された課題 7つを、時間、トライ数も自由でみんなで好き勝手登りました。
課題 1
70cm 程度の高さでトラバースしてから直上、ハングを乗り越して、マントルを返し、狭い限定で直上。1回目は途中でアックスがすっぽ抜けてフォール。2撃。
課題 2
出だしの足ぶらトラバースが核心のみの課題。1撃。
課題 3
出だしの足ブラで少しトラバースし、ヒールフックをうまく使ってまたトラバース、そこからハングを乗っ越す課題。2回トライしてムーブが固まったところで、3回目をトライするも核心で持ち替えの際にアックスを落としてしまい、結局登れず。アンドレにアドバイスを貰うも同じムーブを起こせない。アンドレはアイゼンなしでデモをしてくれる。おかしい・・・。
課題 4
氷柱から氷壁にトラバースして移り、上がってから 2段ハングになっているコンパネを抜ける課題。コンパネは下が 120度、上が 130度程度。ミックス壁は苦手なのか、全然駄目。4回トライして、氷まであと 1手までは行けたものの、そこから手が出せず。

課題 4
課題 5
太い氷柱気味の箇所を下部と上部で 2回トラバース。上部がややかぶっているので少し苦しい課題。1回目は上部でアックスがすっぽ抜けフォール。2撃。
課題 6
出だしの斜上トラバースが核心。足ブラで一気に抜けておしまい。1撃。
課題 7
ただ上がるだけ。登らせる課題。一瞬。
15:45 までで終了となりました。トータル 5本/7本上れました。ただ何回かトライした課題もあり、都合 16本近く上って結構ヘロヘロに成りました。結果は山岸さんが 7本をすべて 1撃で登り圧巻の 1位。さすがでした。有持さんが 6本で 2位、当方が 3位でした。登った本数によって決勝で登る順位を決めました。
個人的な感覚での難易度は 7 < 6 < 5 < 1 < 2 < 3 < 4 でした。
スピードクライミングの競技は中止となりました。
コンペ参加者のみで個室 2つが割り当てられ、当方は有持さんたちと同じ部屋で、めったに聞けない話しをいろいろと聞けて勉強になりました。
山岸さんは奥さんの亮子さん、1.5才の瑞穂ちゃんと来ており、ここまで赤ちゃん連れてくるパワーに改めて関心。
2005年02月20日
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 2日目
コンペはオンサイト方式で、与えられた時間は 6分のベルトコンベア方式で進められました。ただ選手交代の際に準備タイムがなかったため、前の選手がぎりぎりまでかかってしまった場合、次の人の持ち時間が減ってしまうというちょっと NG な設定でした。
課題 1
登らせる課題。楽かなぁと思いきや、途中きついトラバースが 2回入り、結構大変。2回目は足ブラになり気味で腕への負担大。時間いっぱいでの完登。山岸さんはここでフィギュア 4を炸裂させたらしい。6人/16人完登。

課題 1を完登直前の廣川さん
課題 2
氷柱が途中に入るトラバースでコンパネの下に入り、限定があるコンパネ下と脇の氷をうまく使って、コンパネ箇所は最初に貼り付けられた木片に打ち込み、その後は手足自由で上の氷まで抜ける課題。途中ワンポイントのアンダークリングをするポイントが核心。ただコンパネにアイゼンを刺すのは無しという設定でした。

課題 2 トライ中の横山さん
コンパネ下までは楽に行けるものの、コンパネに取り付けられた木片にバイルを上手くさせず、結局すっぽ抜けてフォール。残り時間はまだあったものの、3課題目への温存のためにワントライで終了。完登したのは山岸さんだけでした。

課題 2 完登直前の山岸さん
課題 3
女子は基本的に直上で、ワンポイントハングの乗り越えが入る課題で、ここを超えられたかどうかが優勝の分かれ目になりました。

課題 3 トライ中の本田さん
男子は、限定があるちょっとしたトラバースから始まり、足ブラになり気味なルーフのトラバースをこなし、少し上がってから、再度限定のハング気味なトラバース。そこからハングを超え、マントルを返し、あとは少し遠いセクションにバイルが届けば後は直上。
最初の核心である足ブラのトラバースは、足が届かなかったので、足ブラのままキャンパシングで 2手進み、少し上がってレスト。次のトラバースは足を精一杯伸ばし、バイルも精一杯伸ばしたら結構いいところまで届いたので、比較的楽でした。ハングを乗り越す手前はスタートセクションの箇所に足が伸ばせたのでここでレスト。残り時間 1分でハングを足をばたつかせながら何とか超え、マントルを返して、K5 にバイルを伸ばしたところで時間切れでした。あと 1分あればといったところですが、まぁ仕方がないですね。

課題 3 をトライ中
この課題も完登は山岸さんのみ。最後の最後でちょっとしたランジをかまし、会場を沸かせていました。
ばててしまっていたのか、有持さんが最後の課題の最初のトラバースで手間取っていたため、結果として棚ぼた的に 2位をゲットできました。
その後、課題 2 を江本さん、課題 3 をアンドレがデモで登りました。当然ながらあっさりと登ってしまい、その差は歴然でした。
今回の賞品は非常に豪華で参加者全員に Mammut や TNF の Tシャツに加え、全員に商品が出ました。2位はMammut のダブル 60m ロープと Millet のダッフルバッグチックなロープバッグでした。ラッキー。

参加者全員で記念撮影
表彰式終了後に解散となり、会場が開放されたため、ほぼ全員で飽きるまで登っていました。課題 2が登れていなかったので、何回かトライしましたが、肝心なスタンスホールドのボルトが緩んで、ぐるぐる回ってしまい、余り練習になりませんでした。
帰りは廣川さんに送っていただきました。ありがとうございました。また、別れ際には山岸さんからメルアドと電話番号を書かれた紙を頂き、女の子から告られた気分で喜んでしまいました。今後ともよろしくお願いいたします。
男子最終結果(敬称略)
| 順位 | 名前 | 課題 1 | 課題 2 | 課題 3 | 総合ポイント |
| 1 | 山岸尚将 | 7 | 7 | 7 | 21 |
| 2 | 榎戸雄一 | 7 | 2 | 5 | 14 |
| 3 | 有持真人 | 7 | 3 | 3 | 13 |
| 4 | 廣川健太郎 | 7 | 2 | 2 | 11 |
| 4 | 小林政紀 | 7 | 2 | 2 | 11 |
| 6 | サカイ | 7 | 0 | 3 | 10 |
| 6 | 岡部哲 | 5 | 2 | 3 | 10 |
| 8 | 加茂谷暢弘 | 4 | 2 | 3 | 9 |
| 9 | カワズ | 3 | 2 | 3 | 8 |
| 10 | 萬徳清孝 | 4 | 2 | 2 | 8 |
| 11 | 佐藤秋宏 | 3 | 2 | 2 | 7 |
| 12 | 北原直行 | 3 | 1 | 2 | 6 |
女子最終結果(敬称略)
| 順位 | 名前 | 課題 1 | 課題 2 | 課題 3 | 総合ポイント |
| 1 | 本田真理 | 3 | 1 | 4 | 8 |
| 2 | 横山めぐみ | 3 | 1 | 3 | 7 |
| 3 | 萩原 | 1 | 0 | 2 | 3 |
| 4 | 小松恵実 | 1 | 0 | 1 | 2 |
先週の層雲峡コンペと比べると出場者に雲泥の差があったため、今回の結果は単純には喜べませんが、クライミング自体では全力を出せたので良かったです。今までの自分のクライミング経験ではこれが精一杯です。層雲峡の上位の人たち、今回の山岸さんとの差はクライミングの持久力、経験の差が大きいと感じました。トレーニングはこれまでのペースで問題ないと思うので、後はいかに経験を積んでいくか、質の高いクライミングを行って行けるかが鍵だと思います。日々精進あるのみです。
今回はオンサイト方式、かつ最後のほうの出場だったため、ビデオも写真もほとんど撮れませんでした。写真はゴールドウィンの社長さんの田口さん(?) から拝借いたしました。ありがとうございました。
2005年02月21日
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ総括
クライミング
層雲峡のときと比べると緊張感も抜け自分なりのクライミングができました。コンペに関しての今後の課題としては、コンペ特有のコンパネをどう処理するかが課題になりそうです。
層雲峡でもそうでしたが、貼り付けられた木片への打ち込みが苦手で、いずれもすっぽ抜けてフォールしています。赤岳鉱泉ではコンパネの傾斜が強かったためかなとも思ったのですが、層雲峡では記憶がないのですが、今回の赤岳鉱泉の方は木片の木目が縦に走っていたため、抜けやすかったのかなとも思いました(サカイさんが指摘していました)。他の人の登りを見れなかったので良くわからないのですが、結果だけを見ると、皆木片にアックスを刺すところまでは行っているので、すっぽ抜けによるフォールなのでしょうか?
あとはジムでどっかぶりを登りこむしかないです。
アイスのみのルートは大体予想ができるので、足ブラになっても数手出せるだけのキャンパシングパワーが必要です。
今回は参加前に層雲峡の上位陣のクライミングビデオを見直してから参加したのですが、皆レストをかなりしているということに気づいたので、今回はレストを多用してみました。確かに非常に楽にはなったのですが、そのため課題 3では時間切れでした。バランスが大事です。
持ち替えが苦手。教科書的な持ちかえだと(左に行く場合)、一旦右手で握っているアックスのピックを、左のアックスを握っている左手に挟み、フリーになった右手で左のアックスのグリップを掴み、左手で挟んでいるピックを落とさないように、左手で掴んで握っていた左のアックスから手を離し、再度右手にピックを挟み、そしてグリップを握って持ち変えるといった、文章で書くと何がなんだかわからない動作が必要になります。
この動作はやってみるとわかるのですが、ピックを挟む際に少し握っている手が緩むため、疲れていたり、アックスにかなりの荷重が掛かっているときはアックスから手が離れそうになります。それ以外の持ち替えのテクニックで肩や首に掛けるという方法もありますが、傾斜がある場面では使えません。
そこで今回は、層雲峡や上川町のコンペで優勝した鳴海選手の真似をして、口にくわえてみました。教科書的な持ち替えに比べて手数が減るので楽かと思いきや、Fusion 重すぎ!! 伊達に 690g はありません、最初慣れるまでは歯が折れるかと思いました。ただ慣れると楽でした。歯を鍛えねばw
クライミングギア
足回りはアイスセリー、アックスは Fusion といずれもノーマルな状態で参加しました。手袋は始めから勝負手袋だったので、ノーマル Fusion でしたがまったく滑りませんでした。Fusion は他のリーシュレスバイルに比べても重量級なので、振り回すとなると結構腕の負担になります。バイルを買い換える余裕はないので、いくら振り回してもばてない腕力をつけなければ。
他の参加者を見ても、足回りに関しては自作シューズは有持さんのバイクシューズ+ダート以外はアイスセリーが 4名、あとは登山靴+ダートがほとんどでした。アックスも基本的には全員ノーマルのままで、Fusion が半分で、あとは Coyote、Scud、Quark エルゴ、Awax などでした。
氷 & ボード
赤岳鉱泉のアイスキャンディに触るのは今回が初めてでしたが、高さはないものの、氷の質に関しては層雲峡と大差ありませんでした。
ボードに関しては、今回は蹴りこみ無しでしたが、予選のときに蹴りこんでみたところ、予想以上に硬く、層雲峡のボードよりも刺しにくい感じでした。またアックスを刺してもオーケーな木片は傾斜があるからか刺してもすぐ抜けてしまい、ちょっと難しい感じでした。
コンペ
コンペに関しては、第 1回ということも有り、結構問題点があったと思います。
最大の問題点は "参加者の数" でしょう。主催者サイドの方針が転々としたようで、結果として 16名のみの参加で寂しい限りでした。選手としてはコンペでルートを登るのが目的なので、他の参加者のことはどーでも良いかもしれませんが、そうなると運営サイドにとってのコンペを開く目的が良くわからなくなってきます。参加者が増えれば、その分、知人等のギャラリーも増えるだろうし、スポンサーの宣伝効果も上がっていい方向に循環していくでしょう。個人的にはうまい人達の登りを見れれば勉強になるし、刺激にもなるし、交流を持てるようになればさらにプラスになってきます。今回は現場で参加を決めたアイス初心者の方もいらっしゃいました。
今回のコンペを見ていると、スポンサーは結構集まって賞品も豪華でしたが、宣伝効果はまったくなかったでしょう。商品を渡すときに商品の宣伝をするわけでもなく、選手全員で記念撮影をする時も商品を持っているわけでもなく、少しスポンサーをないがしろにしすぎかなと思いました。最後に現場に駆けつけられたゴールドウィンの社長さんから少し挨拶があった程度でした。
課題
正式な予選がなくなり、予選課題を各自が自由に登っているときに大体のレベルを把握できたからだと思いますが、結果的には上手く振り分けられていたので決勝課題の難易度は適切だったと思います。難易度は層雲峡の予選から準決勝の中間程度でした。
進行
タイムキーパーもついてアナウンスもあり、進行の体勢はしっかりしていたものの、やはり選手交代の際には 1分程度の準備時間は設定すべきではと思いました。前の選手が時間いっぱいまで登っていると、交代に 1分程度掛かってしまい、持ち時間が減ってしまっていました。
スタッフが少なかったからか、ロープが引っかかった際に外しているのが、手の空いている選手がしているというおかしな状況でした。
ただ、小屋の中で待っていても良かったので、層雲峡とは違い暖かく快適でした。層雲峡でも選手用のテントは用意されていたものの、狭かったので、すぐに一杯になってしまっていました。
山小屋
ただもちろん良かった点もあります。最大は小屋に泊まれたということでしょう。まぁ、宿泊料込みの参加費だったので選択の余地はありませんでしたが。たぶん自由にしたらほとんどがテント泊だったと思います。
部屋にはコタツがあるし、暖房は効いてるし、トイレは温座だし、食事も豪勢で、ご飯、味噌汁もお替り自由で、ステーキが出てきたときはビビリました。普段話せないような人たちと話ができたことも大きかったです。層雲峡とは違い、全員が同じ場所に泊まっているのだから、夜に簡単なパーティや講習会、スライドショーなんかをやっても面白かったと思います。江本さん、アンドレといったプロガイドや廣川さん、有持さん、山岸さんといった経験豊富な方たちもいらっしゃったので色んな意味で楽しくなったと思います。
思いつく点を挙げるとこんな感じでしょうか? 忙しいのはわかりますが、スタッフの方々は是非層雲峡のコンペを一度見に行くと色々と勉強になっていいと思います。スタッフサイドでコンペ経験者がセッターの江本さんだけだったので、他のスタッフとの意識の摺り合わせや思い描いているビジョンに色々とずれがあったのではとも思われます。
主催者の柳沢さんの気が早く、来年のスケジュールを早くも Fix されていました。2/18-19 に開催予定で、既に申し込み可能とのことだったので、申し込んできちゃいました。今年の参加者の 6割が既に申し込んだとのことです。みんな気が早すぎ。ちなみに来年は男子 35名、女子 15名で打ち切るそうです。コンペのためにクライミングをしているわけではありませんが、来年が楽しみです。
スタッフ、選手の皆さんお疲れ様でした。また来年よろしくお願いします。
2005年02月22日
山野井泰史さんの記事

coyote No. 4 / 話の特集 2005 創刊40周年記念
coyote No. 4 (2005/2/10 switch)
"魔力" というタイトルで、指がないことについて 1ページ書かれています。エッセイストとしてもやっていけるのではというくらい、しっかりとまとまっています。"僕は正常とは思えない一人のクライマーを良く知っている。それは僕自身だ。" と説明した後、指がなくなる経緯、入院生活を経て今に至り、"僕はまた上を目指すのだ。この手でどこまで登れるか。僕は現在、岩に、氷に夢中だ。" と締めています。
次のページにボルダリングをしている写真があるのですが、ここってどこでしょう? 撮影がカムの柏澄子さんなので日本だとは思うのですが。
coyote という雑誌を読むのは初めてだったのですが、今号はハワイのローカルヒーローの特集でサーファーへのインタビューが多数出ています。うーん、海はやっぱり駄目です。その他には星野道夫さんに関する記事や、植村公子(植村直己氏の奥さん) さんの記事などが関連記事でしょうか。
話の特集 2005 創刊40周年記念 (2005/2/1 WAVE 出版)
"垂直の愉悦" というタイトルで、山と渓谷で編集を昔やっていたという三島悟さんとの対談が 13ページに渡って掲載されています。これまで知らなかった点を何点か。
ぼくは最初の遺体をかついだというのが高校の時なんです。~(中略)~ 覚めてしまうというか、くだらないんですね、学校が。16歳ですでに死を身近に感じながら生活していたので。
当然でしょう。死を身近に感じるようなクライミングはしていませんが、普段仕事をしていて似たようなことを感じることがあります。冬は特に。
三島「彼女と行くとき 結構事故ったりする? ということを本に書いていましたね。(略)」
山野井「彼女の前で少しはカッコつけて登らなければ、そんな見栄があったのかもしれない。」
これは意外でした。てっきり、奥さんに気を遣ったりと余分な労力が生まれるからかと思ったのですが。
そのまま行けば下れる可能性がほとんどなくなる状況です。でも行ってしまう。よく引き返す勇気とか言いますけれど、登る勇気があってもいいだろうと思うんです。その人の人生にとっては、それが重要なことだからしょうがない。世間ではそれは下りたほうがよろしいと言うでしょうけれど。
言ってることはかっこいいですが、一般の人が鵜呑みにしてしまうと危険です。
三島「障害者のランクでは何級になるんですか?」
山野井「ぼくは六級ですね。奥さんは二級です。」
夫妻で似たような感じだと思ったのですが、結構差があるようです。
その後に 8ページほどこれまで山野井さんが登ってきた山の写真が載っています。
ここ 2-3年は山関連雑誌だけではなく、一般誌にも色々と記事が載るようになっていますが、指の切断という大怪我をしたということもあるでしょうが、少し歳を取ったということもあるのではと思います。40歳を目前に一つの転機になりそうな感じですね。
2005年02月23日
プロジェクト4 合同アウトドアミーティング
神田で行われていたプロジェクト4 合同アウトドアミーティングを覗いてきました。
目的は PETZL Charlet の新製品だったのですが、PETZL Charlet ブースを覗いても Azterex があっただけで、Quark Ergo のニューバージョン等は見れませんでした。ただ、ブースでは簡単なクライミングウォールが設置してあり、Azterex や Quark を振ることができました。
それ以外には Mizo、Arai Tent、MSR の展示が目立った(気になった) 程度でそれほど真新しいものはありませんでした。やはり、普段見慣れている IT 関連の展示会に比べると、規模も小さく、寂しい限りでした。まぁ仕方ないですね。
2005年02月24日
赤岳アイスキャンディカップ動画
2-3日で消しますのでダウンロードはお早めに。動画のファイル形式は WMV です。再生には Windows Media Player が必要になります。
男子決勝課題 3 山岸さん
見どころは最後の "ぴょん" と言う感じのランジでしょうか。
デモ 決勝課題 2 江本さん
アックスを研ぎ過ぎているのか、氷に刺さり過ぎて抜けなくなるシーンが 2度(大幅にカットしてあります)。当然ながら余裕で課題をこなしています。
デモ 男子決勝課題 3 アンドレさん
長身とリーチの長さを生かしたダイナミックなのぼりは迫力満点。
2005年02月25日
PITCH SORBET

PETZL charlet moser がプロモーション用に配布していた(?) DVD。ボルダリングと ICE & Mix の映像が詰まった 30分弱の DVD ですが、おまけで入っていたスクリーンセーバーや壁紙が新鮮でした。
何気に見てたら、どこかで見た顔が。層雲峡、赤岳鉱泉のコンペにゲストクライマーとして来ていたアンドレが出演して、色々語っています。
PETZL の DVD なので ICE & Mix が中心なのはわかるのですが、反面、中途半端なボルダリングのシーンが入っているのがまったく謎です。
ICE や Mix やアイスコンペの映像も、切れ切れでダイジェストという感じでもっとじっくり見たいところです。

MUSASHI(M12) トライ中のアンドレ
以下のサイトでダイジェストを見ることができます。
http://www.petzl.com/petzl/frontoffice/Sport/static/Video/pitch5.htm
Cliff さん、メディアをありがとうございました。
2005年02月26日
荒船山・艫岩・昇天の氷柱
今日は艫岩・昇天の氷柱へ。朝 6時に東京を出たものの、関越の渋滞、道間違え等で時間を食ってしまい、スタート地点の内山峠の駐車場に着いたのは 10:30。かなり遅かったものの、登り切りさえすれば暗くなっても何とかなるだろうと考えて、11:00 過ぎに出発。駐車場には他に車が 1台だけ。
出だしを間違えて、いきなりラッセル。少ししてから正規の登山道に合流して、アップダウンが微妙に続くだらだらした登山道を 1時間ほど歩いて一杯水。登山道にはトレースがしっかりついているので、楽ちん。
一杯水の看板の裏手から、艫岩の基部を回りこむようにトラバース。最初はトレースが無かったのでラッセル。じきに昔のトレースに合流したので、トレースの跡を追っていく。

艫岩の基部をトラバース
30分ほどトラバースをすると、氷の詰まったルンゼが現れるので、そこが取り付き。すぐに準備をして 13:15 に取り付く。取り付き付近はきちんとした氷になっているものの、1P目しか見えないが、上部の氷はかなり痩せていて "大丈夫かな?" といった感じを持ったままスタート。
荒船山・艫岩・昇天の氷柱 130m 4級上
かーばた([手]Simond Naja [足]Black Diamond Bionic Crampon)
えのきど。([手]Charlet Azter + Azterex [足]Grivel G14)
1P目 V+(えのきど。リード)
出だしから氷の刺さりもよく快適。70度程の氷を 7-8m 上がるとちょっとしたテラスになっていて、そこから 2段目へ。右端の氷柱状の所を 5m 程登るのだが、氷が細い & 薄いのでスクリューを決めるのに手間取り、しかも岩まで入れてしまい、スクリューを1本つぶしてしまう。
氷柱は細いので、右足は岩に置く感じで一気に抜ける。抜けるとちょっとした雪面になっており、膝下のラッセルで進んで、左手の太い木でピッチを切る。30m程。最初からちょっとテクニカルで楽しい。
1P目
2P目 IV-(かーばたリード)
出だしのツララ状の氷がすべて。7-8m登ってからは雪面のラッセル。雪に埋まった潅木でビレイ。

2P目
3P目 VI-(えのきど。リード)
一見、こんなところ登れるの? というくらい氷が薄く、ベルクラ状で、右半分にしかまともな氷が無い。アイスクライミングのトポの写真と比べると雲泥の差がある。とりあえず行けるところまでということで取り付く。
氷は全体的に薄いので、右足は氷で左足は左の側壁でステミング気味にじりじりと高度を稼いでいく。バイルも同様で、右は氷、左は岩にフッキングで完全にミックスクライミング。時々氷から顔を出しているリングボルトやハーケンに精神的に助けられる。上部まで上がってからようやっと氷の厚さも増してきて、スクリューが決められる。右の側壁にも 3箇所ほどハンガーボルトがあって助けられる。かなりぎりぎりのクライミングでしたが、リーシュはあったものの、フリーで抜けられたのは結構嬉しい。

3P目
落ち口から少し行った右側にぼろぼろのリングボルトが 2本有り、ここでピッチを切ってビレイ。振り返ると浅間山が噴煙を上げている。ここは常に風が吹き抜けていてかなり寒い。日陰だし。

振り返ると浅間山
4P目 V(かーばたリード)
3P目よりも氷が無い。完全にドライツーリングというより、冬壁のフリー。フラットソール、素手で左の側壁登った方が楽ではと思ってしまう。出だしでハーケンを氷から掘り出してクリップして、バックアンドフットでじりじりと上がっていく。氷はルンゼの奥に詰まっているだけで、体を横にしないと入らないので、氷はほとんど使えない。
上昇気流によってできた笠状の不思議な氷の下まで何とかずり上がって、スクリューを決め、笠の左から上がろうとするも、手も足も無くとにかく悪いので、おもわず左上のハーケンで A0 してしまう。残念。このワンポイントを超えれば笠に乗れるので、後は階段状の滑滝を 10m程上がるだけで、山頂台地の樹林帯に出る。こーいうところで、コンペとかで使っていたオーバーハングを越えるムーブを使うんだろうなぁ。実戦で使えないとまったく無意味だ。
怖かったのはワンポイントだけでしたが、全体的には 3P目よりもこのピッチのほうが悪く感じました。
4P目
終了点着は 17:20。約 4時間。まぁまぁでしょう。山頂はここから 40分ほど歩いたところなのですが、笹の中で展望が全く無いところなのでカット。日没と競争するように下山開始。が、駐車場に着いたのは真っ暗になった 18:30 でした。
駐車場に着くとテントが 2張り。先日赤岳鉱泉のコンペでお会いした萬徳さんと萩原さん達でした。世界は本当に狭い。
近くの荒船の湯でさっぱりしてから、夕飯を食べる場所を求めてさまようが、店はことごとく閉まっていて、結局下仁田IC 付近まで戻った定食屋で焼肉をたらふく食べました。夜は近くの道の駅の隅でテント泊。
荒船山・艫岩全景 昇天の氷柱は左から 1/3 位の山頂台地が凹んだところ。
山頂台地に抜けたところは湿原ぽかったですが、どうして山頂から水が湧いているのか不思議です。
今回は山岳同人カルパッチョの記録を参考にさせていただきました。有難うございました。
2005年02月27日
荒船山・犬殺しの滝
が、アプローチが良くわからずに車で少し右往左往しました。「"相沢川" という欄干の標識がある橋を渡ってから、林道の分岐を右に入って終点まで行く」という事前情報があったので、その通りに荒船山の相沢登山口を過ぎて林道を上がって行ったのですが、いつまでたっても分岐が見当たらず、いつしか轍もなくなり、とても車では上がれそうもない傾斜の場所に出てしまい、頭の中は ??? 状態。全ての原因はその手前に固めて停めてあった車です。分岐を完全に塞ぐ形で 4台が駐車していたため、右への分岐に気づきませんでした。あの車の停め方は完全に NG でしょう。分岐右側への林道も車でもう少し入って行けます。結局分岐から左に少し行った路肩の出っ張りに停めました。まったく。
分岐右の林道終点まで歩いて、そこから 20分ほど沢沿いの急坂を上がって行くと目の前に犬殺しの滝が。そしてすぐ右を見ると子犬殺しの滝が目に入りました。

犬殺しの滝
犬殺しの滝には上の方に 1パーティ、子犬殺しの滝はトップロープが 3本掛かっていて入り込む余地がなさげだったので、犬殺しの滝に取り付きました。
犬殺しの滝
かーばた([手]Simond Naja [足]Black Diamond Bionic Crampon)
えのきど。([手]Charlet Azterex + Black Diamond Fusion [足]Grivel G14)
1P目 (かーばたリード)
1P目は出だしの 7-8m のツララ状の氷柱が立っていてやや登りにくかったですが、そこを越えてしまえば後は快適なナメ。結構登られているようで、フッキングのポイントには困らないので、アックスを全く刺すことなく登れてしまいました。
昨日の昇天の氷柱でベルクラをばしばし叩いているうちに Azter の刃先がぼろぼろになってしまったので、研ぐのも面倒で、リーシュも邪魔くさかったので今日の片手は Fusion で登りました。

犬殺しの滝 1P目
2P目 (えのきど。リード)
2P目はほとんどナメで、最後の 7-8m が 80度くらいの氷柱。ナメの傾斜が、層雲峡のスピード競技の傾斜に近かったので、さくさく上がれました。ただ最後の氷柱はシャンデリア状で少し緊張しましたが、一瞬。滝の落ち口の立ち木でビレイ。

2P目
終了点からは 2ピッチの懸垂で取り付きに戻りました。1P目を自分もリードしようかと思いましたが、昨日の昇天の氷柱で十分満足だったので、まだ時間も早かったですが、15:00 頃に上がりました。

子犬殺しの滝

犬殺しの滝遠景
帰りに、少し気になっていた "こんにゃく食べ放題 200円" の店でこんにゃくを嫌というほど食べ、葱チャーハン + 葱の味噌汁と地元の特産物で腹を満たして、渋滞が始まりかけた関越を帰りました。
2005年02月28日
今日の B-Pump
Azterex
重さは 500g しかないのでとにかく軽いです。シャフトは中空でヘッドに重さが集中しているので、そのまま振るとなんだかアンバランスな感じがするのですが、氷に対して振ると非常にバランスがいいです。ヘッドに重さが集中している分、手首を返した遠心力だけで氷に刺せます。もちろんピックはギンギンに研いでいるということもありますが。
シャフトはつや消し加工がされていて、ざらついているのでつるつる滑るということはありませんが、手袋の材質によっては滑るかもしれません。何かゴム系のものを巻きたい感じです。今回は Black Diamond のグリセードグローブを使いましたが、手の平から指先まで全部皮だったからか全く問題ありませんでした。
Azterex はリーシュレスが前提になっているのか、リーシュは付いてきませんでした。また、シャフト下部に穴も開いていないため、アックステンション等も全く考慮されていない感じです。アルパインチックな雰囲気なのに潔いアックスです。
残念だったのは、Azter の弱点であったグリップスイッチ(グリップレスト) が付いているのですが、Web だと収納可能だと書いてあるので、てっきりワンタッチで収納できるのかと思いきや、ねじを回して一旦はずして、向きを変えて収納して、再度ねじを締めるという構造になっているので、やや面倒な点です。マイナスドライバーかコインが必要です。

Azterex と Fusion
アックスって芸術品である気がするのは自分だけでしょうか。見ているだけでも十分楽しめます。(←病気)



