2005年4月 1日
スペインより2 (YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)
YUJI HIRAYAMA Official Site の Message が更新されておりました。
体調を崩して、ラランブラダイレクトへのトライが 1週間ちかく中断してしまい、その後トライするもまだ登れていないそうです。頑張ってください。
体調を崩して、ラランブラダイレクトへのトライが 1週間ちかく中断してしまい、その後トライするもまだ登れていないそうです。頑張ってください。
2005年4月 2日
北ア・唐沢岳幕岩・大凹角ルート 1日目

唐沢岳幕岩全景
かーばたさんと唐沢岳幕岩の入門ルートである大凹角ルートへ行ってきました。ルート名どおり遠目でも凹角とわかる顕著なルートでした。
夜中の 0:30 に東京を出て仮眠を取りつつ、葛温泉のゲートに着いたのは 7:00。かーばたさんすんません、爆睡してて全く運転しませんでした。
アプローチの高瀬ダムまでは七倉の登山口を経て、ほとんどがトンネルの林道。夏の間は高瀬ダムまではタクシーで入れるそうです。
お互いに初めて、アプローチの地図を持っていかなかったこともあり、最初はゲートからすぐの七倉ダムを高瀬ダムと間違えて、沢を少しつめてしまいました。アホだ~。1時間ほど時間のロス。
天気は上々、気温も高く、陽気はもうすっかり春。高瀬ダムからは幕岩がきれいに見え、登行意欲を高めてくれます。
唐沢のアプローチはトレースも比較的明瞭に残っており、所々デブリで寸断されてはいるものの迷うような箇所は無く、危なげなスノーブリッジもまだありませんでした。

アプローチ
金時の滝は左のルンゼから巻き、ワシの滝はすぐ右から難なく巻けました。

金時の滝は左のルンゼから
途中から幕岩が見えるもののなかなか近づかない。

幕岩 赤線が大凹角ルート
大町の宿経由で大凹各ルート取付へアプローチしようと思ったものの、どこが大町の宿かわからず。結構急な雪壁を取付へ向けて右へトラバース。雪の状態が悪かったらロープが欲しいところ。取付脇の岩舎にビレーポイントがあったのでそこからスタート。
13:00
【大凹角ルート 1P目:かーばたリード】
いきなり薄いベルクラをだましだましのクライミングでスタート。バイルを強く振ると岩を叩いてしまうので、できるだけベルクラが厚めのところを狙ってそーっとバイルを振る感じ。支点は基本的に掘り出しながら行くものの、多くは見つけられずランナウト気味。

大凹角ルート 1P目
30m 程登って傾斜が緩くなってからは 10m 程ランナウトしつつ、洞窟テラスまで一気にピッチを伸ばす。洞窟テラスの洞窟は狭いもののビバークするのには快適そう。

大凹角ルート 1P目
【大凹角ルート 2P目:えのきどリード】
出だしの 3手を人工で行き、後はボサテラスまでフリー。左のブッシュ帯を小ハングまで登り、ハングを右から超え、ブッシュ交じりのスラブを少し上がり、そこからジェードル脇のスラブを上がってボサテラスへ。

大凹角ルート 2P目
出だしのブッシュは、アックスを引っ掛けられるので、面倒でしたが、何とかなりました。が、ハングを超えてからがとにかく悪い。特に上部のジェードル脇のスラブは、本来はスラブに張ったベルクラを登るのでしょうが、ベルクラが薄すぎてアックスもアイゼンも決まらない。叩くと壊れてしまう。支点も見当たらず、万事休すかと思うも、ジェードルにリスが走っているのがわかったので、そこにバイルを叩き込んでホールドにして、バイルの叩き替えで進み、アイゼンもリスに無理やり突っ込んで、かなり苦しい体制で前進。10m 程ランナウトした辺りで、精神的に苦しくて思わず吼えてしまいました。ハーケン持って行けば良かった。
【大凹角ルート 3P目:かーばたリード】
ボサテラスから凹角に張ったベルクラをランナウトしながら 10m 程登り、傾斜が緩くなって雪の詰まったルンゼを 20m 程登り、本来はそこから中央バンドに向かって左に行くのでしょうが、直上のブッシュ帯に突っ込んでロープ一杯伸ばしてピッチを切る。

大凹角ルート 3P目
【大凹角ルート 4P目:えのきどリード】
引き続きブッシュ帯を直上。凍った草付きにバイル、アイゼンが快適に決まる。上部岩壁の大凹角手前までロープ一杯伸ばしてピッチを切る。
時間が 17:00 になったので、ビバークサイトを探すために、とりあえず上部岩壁の基部へ上がりました。

上部岩壁の基部へ
上部岩壁の基部が少し庇状になっていたので、そこにツエルトを張ろうと思っていたのですが、一面氷で全然張れる状態ではなかったので、少し下がった樹林帯を整地して張りました。

ビバークサイト
今回は荷物の軽量化が課題でしたので、ツエルトは 200g のぺらぺらナイロン、シュラフは夏用の 300g、テントマットはなし、などなど切り詰めていきましたが、気温が高かったからか快適なビバークでした。
2005年4月 3日
北ア・唐沢岳幕岩・大凹角ルート 2日目
朝起きると、昨晩から雪が降っていたようで、周りにはうっすらと雪が積もっていました。天気は時々空も見れましたが、どんよりとした曇り空で、昨日高瀬ダムの向こうに見えていた船窪岳方面の稜線は全く見えなくなっていました。天気が下り坂であることはわかっていたので、朝一で登り始めました。6時頃からは雪も降り始めました。
テントサイトからトラバース気味に上部岩壁の凹角ルートの取付まで懸垂で降りました。大凹角ルート取付きにストックをデポしていたので元から同ルートを下降する予定だったので、荷物を上部岩壁取付の立木にデポして軽身で登りました。
【大凹角ルート 5P目:かーばたリード】
雪の詰まった凹角を膝下のラッセルで上り、斜め左上気味にチムニーに取付く。基本的に人工のピッチですが、ところどころブランクのフリーセクションがあり、極端に悪い。アイスピックやエイリアンを駆使して人工で抜けている。セカンドだったので、アブミを出すのも面倒だったので、ほとんどごぼうの A0 で一気に上がりました。上部左のチムニー脇のビレーポイントでピッチを切りました。

大凹角ルート 5P目

大凹角ルート 5P目
【大凹角ルート 6P目:えのきど。リード】
凹角内の右壁を 3手人工で進んで、右に出てさらに 3手人工。そこからはフリー。トポだと "おおまかで急峻なフェース" という訳のわからない記述がある。適度に雪の詰まったガバが連続するやや階段状の急峻なフェースです。支点がぜんぜん見当たらないので、岩角にスリングをかけて支点にしました。
オーバーミトンをしたままでもハンドジャムが快適に決まって、気持ちのいいフリーでした。楽しくて思わず声を上げてしまいました。(←うるさい) 太目の木でピッチを切りましたが、結果的には南稜の頭の終了点まで一気に伸ばせました。

大凹角ルート 6P目
【大凹角ルート 7P目:かーばたリード】
やや傾斜の落ちた潅木帯を 20m 程登って斜面を右に変えて 5m ほど登ると南稜の頭に飛び出します。ここの終了点は、終了点らしい終了点で気持ちがいい。あいにく雪が深深と降っており、視界はまったくなく、下の方もガスっていてぜんぜん見えませんでした。

大凹角ルート 7P目
南稜の頭から同ルートの下降をしたのですが、欲張って、一気に上部岩壁取付きまで降りたら、ロープが引っかかってしまいぜんぜん降りてこず、片方を Fix してユマーリングで登り返す羽目に。何だかんだで時間を食って、大凹角ルート取付に付いたのが、13時、そこから急な雪壁をさらに 2ピッチ懸垂で降り、あとは一気にシリセードでワシの滝まで出ました。下は雪ではなく雨でした。

同ルート下降
気温が高いからか、クライミング中もそうでしたが、上から氷やら雪やらがばらばらと落ちてきて結構怖かったです。ベルクラも大分はがれてしまったので、冬壁として登るのは今シーズンはもう無理かもしれません。

白い闇に向かって懸垂
下山の沢も、行きとは違って雪がグサグサに腐っていて、ズボズボ埋まり、行きよりも難儀しました。金時の滝で懸垂を 1ピッチしました。
高瀬ダムに着いたのが 14:30、葛温泉のゲートに着いたのが 15:30 でした。すぐそばの高瀬館で入浴して帰りました。
総括
今回はとにかくベルクラと草付きが核心でした。あそこまでベルクラ、草付きにバイルとアイゼンを刺して進んだことがなかったので、だましだましの箇所もありましたが、結構決まるということがわかったのは収穫でした。
今回は軽量化をしていたっためか、屏風のときと比べると各ピッチ、特に人工のセクションが非常に楽でスピーディでした。トータルすると 8時間弱で抜けれ、うちらとしてはかなり早いほうです。やっぱり冬壁で荷物の重さは非常に重要なことを認識しました。生野菜ごっそり持ち上げてる場合ではないですね。
今回もしびれるピッチが何ピッチか入り、非常に充実したクライミングになりました。パートナーとルートに感謝。
テントサイトからトラバース気味に上部岩壁の凹角ルートの取付まで懸垂で降りました。大凹角ルート取付きにストックをデポしていたので元から同ルートを下降する予定だったので、荷物を上部岩壁取付の立木にデポして軽身で登りました。
【大凹角ルート 5P目:かーばたリード】
雪の詰まった凹角を膝下のラッセルで上り、斜め左上気味にチムニーに取付く。基本的に人工のピッチですが、ところどころブランクのフリーセクションがあり、極端に悪い。アイスピックやエイリアンを駆使して人工で抜けている。セカンドだったので、アブミを出すのも面倒だったので、ほとんどごぼうの A0 で一気に上がりました。上部左のチムニー脇のビレーポイントでピッチを切りました。

大凹角ルート 5P目

大凹角ルート 5P目
【大凹角ルート 6P目:えのきど。リード】
凹角内の右壁を 3手人工で進んで、右に出てさらに 3手人工。そこからはフリー。トポだと "おおまかで急峻なフェース" という訳のわからない記述がある。適度に雪の詰まったガバが連続するやや階段状の急峻なフェースです。支点がぜんぜん見当たらないので、岩角にスリングをかけて支点にしました。
オーバーミトンをしたままでもハンドジャムが快適に決まって、気持ちのいいフリーでした。楽しくて思わず声を上げてしまいました。(←うるさい) 太目の木でピッチを切りましたが、結果的には南稜の頭の終了点まで一気に伸ばせました。

大凹角ルート 6P目
【大凹角ルート 7P目:かーばたリード】
やや傾斜の落ちた潅木帯を 20m 程登って斜面を右に変えて 5m ほど登ると南稜の頭に飛び出します。ここの終了点は、終了点らしい終了点で気持ちがいい。あいにく雪が深深と降っており、視界はまったくなく、下の方もガスっていてぜんぜん見えませんでした。

大凹角ルート 7P目
南稜の頭から同ルートの下降をしたのですが、欲張って、一気に上部岩壁取付きまで降りたら、ロープが引っかかってしまいぜんぜん降りてこず、片方を Fix してユマーリングで登り返す羽目に。何だかんだで時間を食って、大凹角ルート取付に付いたのが、13時、そこから急な雪壁をさらに 2ピッチ懸垂で降り、あとは一気にシリセードでワシの滝まで出ました。下は雪ではなく雨でした。

同ルート下降
気温が高いからか、クライミング中もそうでしたが、上から氷やら雪やらがばらばらと落ちてきて結構怖かったです。ベルクラも大分はがれてしまったので、冬壁として登るのは今シーズンはもう無理かもしれません。

白い闇に向かって懸垂
下山の沢も、行きとは違って雪がグサグサに腐っていて、ズボズボ埋まり、行きよりも難儀しました。金時の滝で懸垂を 1ピッチしました。
高瀬ダムに着いたのが 14:30、葛温泉のゲートに着いたのが 15:30 でした。すぐそばの高瀬館で入浴して帰りました。
総括
今回はとにかくベルクラと草付きが核心でした。あそこまでベルクラ、草付きにバイルとアイゼンを刺して進んだことがなかったので、だましだましの箇所もありましたが、結構決まるということがわかったのは収穫でした。
今回は軽量化をしていたっためか、屏風のときと比べると各ピッチ、特に人工のセクションが非常に楽でスピーディでした。トータルすると 8時間弱で抜けれ、うちらとしてはかなり早いほうです。やっぱり冬壁で荷物の重さは非常に重要なことを認識しました。生野菜ごっそり持ち上げてる場合ではないですね。
今回もしびれるピッチが何ピッチか入り、非常に充実したクライミングになりました。パートナーとルートに感謝。
2005年4月 4日
プラ靴に穴
わかりにくいですが、穴が開いてます
先日の唐幕でのクライミングで、足の踏み換えをした際に、間違ってプラ靴をアイゼンで踏んでしまったら、なんと穴が開いてしまいました。プラ靴はスカルパのαを 3年程使っていますが、毎シーズン結構ハードに使っているからやわになってしまっているのでしょうか? かなり小さい穴なのですが、水が入ってきてしまい、インナーが濡れてしまいます。
応急処置でアロンアルファを詰めていますが大丈夫でしょうか? もっといい処置法をご存知の方は教えてください。
2005年4月 5日
クライミング
今日所属している山岳会の例会がありました。2年前の 2003年 4月の例会を覗いたのがきっかけで入ることになりました。ので、クライミング歴もちょうど 2年になりました。
2年間色々ありました。環境には比較的恵まれていたと思います。
山岳会のメンバーにはクライミングの基礎技術をはじめ人生のいろはなども教えていただきました。山岳会をきっかけに幾つかの同人組織に所属することにもなり、人の繋がりも芋づる式に増えました。今の山岳会には感謝感謝です。もっと厳しいことをやっている山岳会に入ればもっと速いスピードでクライミング技術も向上したのかもしれませんが、不器用な自分としては今の山岳会がペース的にも雰囲気的にもちょうど良かったと思っています。今後とも皆さんよろしくお願いします。
もう 1つの育ての親はこの Blog サイトです。元はと言えば仕事の調査の一環として実験的に始めたのですが、いつのまにやら大勢の人に見られるようになり、中途半端な気持ちでは書けなくなってしまいました。サイトを見てくださっている皆さんからのコメントやアドバイスのおかげで人との繋がりも増えましたし、勉強にもなっています。今後ともよろしくお願いします。
まだクライミングの入口に立ったばかりですが、ようやっとクライミングが何なのか、自分がやりたい方向性がぼんやりとわかってきた感じです。人が決めたラインをただクリップしながら進むクライミングよりは、自然が生み出したライン、より自然なラインを自分なりに登っていくクライミングが好きです。だからクラッククライミングやアイスクライミング、冬の登攀が好きなんだと思います。今後も事故や怪我の無いようにのんびりマイペースでクライミングを続けて行きたいと思っています。
もともと、山登りはかれこれ 10年以上続けていますが、好きな時期に好きな山に登れる技術を身に付けたくてクライミングを始めました。一応岩登りも、沢登りも基礎技術は身に付いた感じなので、あとは地道に経験を積んでいけば理想に近づけるかなと思います。ただ、社会人なので時間的な制約も多いため、機動力アップのために山スキーの技術も身につける必要があるなぁとも最近感じています。
最近は仕事に忙殺されており、休日を死守するのが精いっぱいで、サイトを更新する時間がまったく取れていない状況です。後日更新になる可能性は大ですが、"書かない天才は書く凡才に劣る" をモットーに毎日更新を目指す予定ですので、皆さんご愛顧の程を。
みんなに感謝!!
2年間色々ありました。環境には比較的恵まれていたと思います。
山岳会のメンバーにはクライミングの基礎技術をはじめ人生のいろはなども教えていただきました。山岳会をきっかけに幾つかの同人組織に所属することにもなり、人の繋がりも芋づる式に増えました。今の山岳会には感謝感謝です。もっと厳しいことをやっている山岳会に入ればもっと速いスピードでクライミング技術も向上したのかもしれませんが、不器用な自分としては今の山岳会がペース的にも雰囲気的にもちょうど良かったと思っています。今後とも皆さんよろしくお願いします。
もう 1つの育ての親はこの Blog サイトです。元はと言えば仕事の調査の一環として実験的に始めたのですが、いつのまにやら大勢の人に見られるようになり、中途半端な気持ちでは書けなくなってしまいました。サイトを見てくださっている皆さんからのコメントやアドバイスのおかげで人との繋がりも増えましたし、勉強にもなっています。今後ともよろしくお願いします。
まだクライミングの入口に立ったばかりですが、ようやっとクライミングが何なのか、自分がやりたい方向性がぼんやりとわかってきた感じです。人が決めたラインをただクリップしながら進むクライミングよりは、自然が生み出したライン、より自然なラインを自分なりに登っていくクライミングが好きです。だからクラッククライミングやアイスクライミング、冬の登攀が好きなんだと思います。今後も事故や怪我の無いようにのんびりマイペースでクライミングを続けて行きたいと思っています。
もともと、山登りはかれこれ 10年以上続けていますが、好きな時期に好きな山に登れる技術を身に付けたくてクライミングを始めました。一応岩登りも、沢登りも基礎技術は身に付いた感じなので、あとは地道に経験を積んでいけば理想に近づけるかなと思います。ただ、社会人なので時間的な制約も多いため、機動力アップのために山スキーの技術も身につける必要があるなぁとも最近感じています。
最近は仕事に忙殺されており、休日を死守するのが精いっぱいで、サイトを更新する時間がまったく取れていない状況です。後日更新になる可能性は大ですが、"書かない天才は書く凡才に劣る" をモットーに毎日更新を目指す予定ですので、皆さんご愛顧の程を。
みんなに感謝!!
2005年4月 6日
La rambla direct 5.15Aは11月に再挑戦 (YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)
YUJI HIRAYAMA Official Site の Message が更新されておりました。
体調がイマイチで結局ラランブラダイレクト(5.15a) はあと 3手まで行ったそうですが、登りきれなかったそうです。残念。
ただ気持ちの切り替えの早さ、超プラス思考なのは相変わらずで、気持ちはもう次の世界選手権に向いています。プロ意識の高さは見習いたいところです。
それにしてもこのレベルになると 11日間のトライも短期勝負になるんですね。自分だったら飽きちゃいそうです。
体調がイマイチで結局ラランブラダイレクト(5.15a) はあと 3手まで行ったそうですが、登りきれなかったそうです。残念。
ただ気持ちの切り替えの早さ、超プラス思考なのは相変わらずで、気持ちはもう次の世界選手権に向いています。プロ意識の高さは見習いたいところです。
それにしてもこのレベルになると 11日間のトライも短期勝負になるんですね。自分だったら飽きちゃいそうです。
2005年4月 7日
山野井通信
山野井通信が更新されておりました。アイスシーズンを振り返っています。
リストループのおかげで大同心大滝や摩利支天大滝がリードできるようになったそうです。やっぱりリーシュの威力は絶大ですね。今シーズンはアルパイン、ゲレンデアイスを問わずにリーシュを外していますが、スクリューを決めるときにかなり楽なので個人的にはリーシュレスのほうが楽です。
あの手の状態でディンプルを RP したというのは凄いですね。当方は 3月に 4便ほど出しましたが RP できませんでした。もっと頑張らねば。
閉めは引用で。
やはりクライミングはグレードではなく自分自身の限界と思われる山や岩に触れ、そしてそれを成功させるため本人が持っている最大限の知識と能力を引き出した時に最大級の喜びを獲られることあらためて知りました。
リストループのおかげで大同心大滝や摩利支天大滝がリードできるようになったそうです。やっぱりリーシュの威力は絶大ですね。今シーズンはアルパイン、ゲレンデアイスを問わずにリーシュを外していますが、スクリューを決めるときにかなり楽なので個人的にはリーシュレスのほうが楽です。
あの手の状態でディンプルを RP したというのは凄いですね。当方は 3月に 4便ほど出しましたが RP できませんでした。もっと頑張らねば。
閉めは引用で。
やはりクライミングはグレードではなく自分自身の限界と思われる山や岩に触れ、そしてそれを成功させるため本人が持っている最大限の知識と能力を引き出した時に最大級の喜びを獲られることあらためて知りました。
2005年4月 8日
アイスクライミングコンペ in 層雲峡 動画第 5弾
第 5弾は男子の決勝・課題 1です。4-5日で消しますのでダウンロードはお早めに。動画のファイル形式は WMV です。再生には Windows Media Player が必要になります。
男子の決勝課題 1は、これでもかというくらい蛇行するルートでした。キャンパシング 3手 or フィギュア4 から始まり、足ブラでトラバースが入って、足ブラのままクライムダウンし、アンダーホールドでレスト。狭い足ブラのトラバースをこなし、バウンダリーのあるポイントを 4m 程のぼり、コンパネセクションに入り、遠いホールドを取って、プラス 1手で終了点でした。完登者はなく、コンパネセクションまで達したのは石井選手と鳴海選手だけでした。
男子決勝 課題 1
鳴海選手
茂垣選手
奈良選手
アンドレ (デモ)
アンドレのデモを見ていると世界との壁がまだまだ感じられます。
男子の決勝課題 1は、これでもかというくらい蛇行するルートでした。キャンパシング 3手 or フィギュア4 から始まり、足ブラでトラバースが入って、足ブラのままクライムダウンし、アンダーホールドでレスト。狭い足ブラのトラバースをこなし、バウンダリーのあるポイントを 4m 程のぼり、コンパネセクションに入り、遠いホールドを取って、プラス 1手で終了点でした。完登者はなく、コンパネセクションまで達したのは石井選手と鳴海選手だけでした。
男子決勝 課題 1
鳴海選手
茂垣選手
奈良選手
アンドレ (デモ)
アンドレのデモを見ていると世界との壁がまだまだ感じられます。
2005年4月 9日
南ア・北岳バットレス 1日目

北岳バットレス
かーばたさんと南アルプスの北岳バットレスに行ってきました。当初は北ア・鹿島槍北壁に行く予定だったのですが、週末の日本海側の天気が悪そうだったため、急遽変更しました。
2月の北岳バットレスの記録はちらほらみかけるものの、3月、4月の記録は見たことがなかったので、偵察の意味を含めて大樺沢から詰めて行ってみました。根拠は "滑れるなら登れるだろう" です。
北岳もバットレスも今回が行くのは初めてでしたが、日本第 2位の高峰だけあって、スケールもでっかく、他の登山者もおらず、完全貸切状態でじっくりと堪能できました。しかし、夜叉神峠入口~広河原の林道15km、広河原~Dガリー大滝の腐った雪のラッセル 9時間 とバットレスに取付くまでのアプローチが死ぬほど長く、1泊 2日ではさすがに疲れました。
金曜の夜に東京を出発し、夜叉神峠付近まで達したものの、奈良田からの方が近いのではと思い、周辺の林道をうろうろしたものの、長峰林道、櫛形山林道、丸山林道いずれもゲートで通行止めになっており、ぐるっと回らないと行けなさそうなので断念しました。かーばたさん運転させてしまいすいませんでした。
夜叉神峠で仮眠をして、出発したのは 8時になりました。夜叉神峠~広河原の林道も工事中で、本当は歩行者も通行止めなのですが、工事関係者に黙認していただいて通行しました。
林道は広河原までほとんどコンクリで舗装されており、ところどころ残雪があるものの、歩くのに困るほどの量はありませんでした。2年ほど通行止めになっているからか、至る所で崖が崩壊していました。また素彫りのトンネル内では早くもツバメが飛び回っており、季節はすっかり初夏?
黙々と歩いて、広河原に着いたのは 11時。人の気配は全くなく、閑散としており、はるか遠くに北岳が望遠できました。

広河原から北岳
広河原からの登山道は最初の 20分くらいは夏道、そのあたりから雪が出始め、左岸から沢が入って来る辺りから、大樺沢は完全に雪の下。雪渓はほとんどがデブリで、結構太い木なんかも混じっており、雪崩の威力を物語っていました。

大樺沢下部
雪渓は締まっていて歩き易いかと思いきや、グサグサに腐っており、膝ぐらいまで埋まることもあり、かなり厄介で予想以上に時間がかかり、エアリアにある夏時間の 2倍以上時間がかかる。わかんかスキーがあった方が早かったかもしれません。雪質は安定していました。

後ろは甲斐駒と鳳凰三山
天気は雲ひとつ無い快晴で、後ろを振り返れば鳳凰三山と甲斐駒ケ岳、正面には北岳バットレスがどーんとそびえており、だんだん登行意欲は高まってくるものの、全然近づいてこず、時間ばかりが経っていく。

二股あたり
当初は下部岩壁のピラミッドフェースを抜けて 4尾根主稜取付でビバークする予定だったのですが、アプローチで予想以上に時間がかかってしまったので予定変更。d沢下部脇のちょっとした尾根の樹林帯でビバークへ。

ビバークポイント
ビバークポイント正面には暮れ行く甲斐駒が眺められ、後ろには北岳バットレスが控えており、優雅な宿泊地でした。
2005年4月10日
南ア・北岳バットレス 2日目
バットレスを抜けるのにどのくらい時間がかかるかわからなかったため、2:30 に起床し、4:00 に余分な物をデポして出発。
時間が無いので下部岩壁のピラミッドフェースは省略し、トラバースバンドから下部岩壁上をトラバースして 4尾根主稜に取り付くことにしました。
朝の dガリーはカリカリに凍っておりアイゼンでさくさく登れ、昨日のグサグサの雪渓は何だったの? と思うくらい快適でした。
ノーロープ、ダガーポジションでさくさく登ってしまいましたが、dガリーは結構な傾斜で、滑ったら遥か下まで落ちること間違いなしです。

早朝の dガリーを詰める
トラバースバンドがどこなのかよくわからず結構うろうろしているうちに日の出。とりあえずトラバースできそうな箇所でトラバースしました。

朝焼けの富士山
【1P目:かーばたリード 】
トラバースバンド。支点は雪の下なのか、もともと無いのか良くわかりませんが、とりあえず岩角にスリング掛けて支点にして、トラバースできそうなバンドをトラバース。ここ以外にもトラバースできそうな箇所は何箇所かありました。ところどころ古いハーケンがあったので使われてはいるようです。ロープをフルに伸ばして 4尾根主稜に合流。

トラバースバンド?
【2P目:えのきどリード 】
合流した箇所は、すぐ上にピラミッドフェースの頭が見え、4尾根主稜の 2P目でした。岩雪ミックスの壁というより斜面を登り、ピラミッドフェースの頭の脇のビレイポイントを掘り出してビレイ。支点は露出していたハーケンとカムで取りました。

ピラミッドフェースの頭目指して
【3P目:かーばたリード 】
トポだと "白い岩のクラック" となっています。クラックには雪が詰まっており、アイゼン-バイルでさくさく登れて快適。最後は雪壁。

白い岩のクラック
【4P目:えのきどリード 】
雪稜。ナイフリッジの箇所が両側がすっぱり切れ落ちており、雪がグサグサで結構怖い。トポでいう V の 5m の垂壁に打たれているハーケンをまとめて支点にしてビレイ。
【5P目:かーばたリード 】
出だしの垂壁はワンポイントの人工で越え、あとはグサグサのナイフリッジをラッセル。ある程度までロープが伸びたところで 20分以上全く動きが無く、どーしたのかと思ったら、マッチ箱のコルへ懸垂するための支点を掘り出していたとのことでした。かなり深く埋まっているので、場所がわかっていないと結構大変です。
9時過ぎあたりから、Dガリー奥壁や中央稜からの雪崩が出始め、dガリーやcガリーは大変なことになっていました。先週 1週間ずーっと晴れており、気温も高かったことより、変なものは全部落ちきってるだろうという読みでバットレスに取付いたのですが、まだまだ残っていたようです。大樺沢の雪崩の可能性は少ないものの、バットレスからの雪崩が結構あります。危ない危ない。

マッチ箱のピークへ
マッチ箱のコルへ 5m 程懸垂。ぼろいハーケンが出ていたので、カムで補強して支点にしました。
【6P目:えのきどリード 】
枯れ木テラスへのピッチ。トポだとリッジ上のクラックとなっているものの、目の前には雪壁しか見えない。スノーバーを持ってこなかったので、支点は全く取れず、ロープをめい一杯伸ばして、枯れ木テラスあたりの岩角とハーケンでビレイ。

マッチ箱のコル
【7P目:かーばたリード 】
最終ピッチは単なる雪面。ロープ一杯伸ばして、スタンディングアックスでビレイ。

最終ピッチ
最終ピッチでロープを解き、あとは山頂までの緩斜面をひたすらラッセル。グサグサの雪 + 高度の影響で結構辛い。山頂付近のルンゼからも時々変なものが落ちていました。頂稜には雪庇が張り出しており、雪庇の隙間を狙って頂稜へ。山頂はすぐ脇でした。山頂到着 12:30。

山頂直下の緩斜面
稜線では結構風が強く、伊那側からは雲が沸いていました。温暖前線が通過中のようで、天気は下り坂、農鳥方面はすっかり雲の中でした。

北岳山頂 遠くに富士山 標高は古いままですね
山頂で少し写真を撮ってすぐに下山開始。

頂上稜線
頂上稜線は風が強いからか夏道が露出していました。雪の箇所は雪が腐ってすぐにアイゼン団子になるので注意しないと危険。

八本歯のコル
八本歯のコルから、大樺沢左股を下降。雪質はグサグサのザラメで安定していました。上部はクライムダウン、途中からはシリセードで一気に下りました。ビバークサイトの荷物を回収するために途中から dガリー方面にトラバース。八本歯のコルからのルンゼとその隣のルンゼはきれいだったものの、その隣と dガリーは今日起きたと思われる雪崩のデブリの山でした。
ビバークサイトの荷物を回収して、二股上部までシリセード。あとはまたグサグサの大樺沢をラッセル気味に広河原へ。広河原到着 15:30。
広河原からの林道では、靴擦れができてしまい、足が痛くて思うようにスピードが上がらず、夜叉神峠入口に着いたのは日没後の 19:00 前でした。
4尾根自体の難しさは無いため、技術的に困ったことはありませんでしたが、アプローチを含めてひたすらラッセルになるので、どちらかというと体力勝負の山行でした。
時間が無いので下部岩壁のピラミッドフェースは省略し、トラバースバンドから下部岩壁上をトラバースして 4尾根主稜に取り付くことにしました。
朝の dガリーはカリカリに凍っておりアイゼンでさくさく登れ、昨日のグサグサの雪渓は何だったの? と思うくらい快適でした。
ノーロープ、ダガーポジションでさくさく登ってしまいましたが、dガリーは結構な傾斜で、滑ったら遥か下まで落ちること間違いなしです。

早朝の dガリーを詰める
トラバースバンドがどこなのかよくわからず結構うろうろしているうちに日の出。とりあえずトラバースできそうな箇所でトラバースしました。

朝焼けの富士山
【1P目:かーばたリード 】
トラバースバンド。支点は雪の下なのか、もともと無いのか良くわかりませんが、とりあえず岩角にスリング掛けて支点にして、トラバースできそうなバンドをトラバース。ここ以外にもトラバースできそうな箇所は何箇所かありました。ところどころ古いハーケンがあったので使われてはいるようです。ロープをフルに伸ばして 4尾根主稜に合流。

トラバースバンド?
【2P目:えのきどリード 】
合流した箇所は、すぐ上にピラミッドフェースの頭が見え、4尾根主稜の 2P目でした。岩雪ミックスの壁というより斜面を登り、ピラミッドフェースの頭の脇のビレイポイントを掘り出してビレイ。支点は露出していたハーケンとカムで取りました。

ピラミッドフェースの頭目指して
【3P目:かーばたリード 】
トポだと "白い岩のクラック" となっています。クラックには雪が詰まっており、アイゼン-バイルでさくさく登れて快適。最後は雪壁。

白い岩のクラック
【4P目:えのきどリード 】
雪稜。ナイフリッジの箇所が両側がすっぱり切れ落ちており、雪がグサグサで結構怖い。トポでいう V の 5m の垂壁に打たれているハーケンをまとめて支点にしてビレイ。
【5P目:かーばたリード 】
出だしの垂壁はワンポイントの人工で越え、あとはグサグサのナイフリッジをラッセル。ある程度までロープが伸びたところで 20分以上全く動きが無く、どーしたのかと思ったら、マッチ箱のコルへ懸垂するための支点を掘り出していたとのことでした。かなり深く埋まっているので、場所がわかっていないと結構大変です。
9時過ぎあたりから、Dガリー奥壁や中央稜からの雪崩が出始め、dガリーやcガリーは大変なことになっていました。先週 1週間ずーっと晴れており、気温も高かったことより、変なものは全部落ちきってるだろうという読みでバットレスに取付いたのですが、まだまだ残っていたようです。大樺沢の雪崩の可能性は少ないものの、バットレスからの雪崩が結構あります。危ない危ない。

マッチ箱のピークへ
マッチ箱のコルへ 5m 程懸垂。ぼろいハーケンが出ていたので、カムで補強して支点にしました。
【6P目:えのきどリード 】
枯れ木テラスへのピッチ。トポだとリッジ上のクラックとなっているものの、目の前には雪壁しか見えない。スノーバーを持ってこなかったので、支点は全く取れず、ロープをめい一杯伸ばして、枯れ木テラスあたりの岩角とハーケンでビレイ。

マッチ箱のコル
【7P目:かーばたリード 】
最終ピッチは単なる雪面。ロープ一杯伸ばして、スタンディングアックスでビレイ。

最終ピッチ
最終ピッチでロープを解き、あとは山頂までの緩斜面をひたすらラッセル。グサグサの雪 + 高度の影響で結構辛い。山頂付近のルンゼからも時々変なものが落ちていました。頂稜には雪庇が張り出しており、雪庇の隙間を狙って頂稜へ。山頂はすぐ脇でした。山頂到着 12:30。

山頂直下の緩斜面
稜線では結構風が強く、伊那側からは雲が沸いていました。温暖前線が通過中のようで、天気は下り坂、農鳥方面はすっかり雲の中でした。

北岳山頂 遠くに富士山 標高は古いままですね
山頂で少し写真を撮ってすぐに下山開始。

頂上稜線
頂上稜線は風が強いからか夏道が露出していました。雪の箇所は雪が腐ってすぐにアイゼン団子になるので注意しないと危険。

八本歯のコル
八本歯のコルから、大樺沢左股を下降。雪質はグサグサのザラメで安定していました。上部はクライムダウン、途中からはシリセードで一気に下りました。ビバークサイトの荷物を回収するために途中から dガリー方面にトラバース。八本歯のコルからのルンゼとその隣のルンゼはきれいだったものの、その隣と dガリーは今日起きたと思われる雪崩のデブリの山でした。
ビバークサイトの荷物を回収して、二股上部までシリセード。あとはまたグサグサの大樺沢をラッセル気味に広河原へ。広河原到着 15:30。
広河原からの林道では、靴擦れができてしまい、足が痛くて思うようにスピードが上がらず、夜叉神峠入口に着いたのは日没後の 19:00 前でした。
4尾根自体の難しさは無いため、技術的に困ったことはありませんでしたが、アプローチを含めてひたすらラッセルになるので、どちらかというと体力勝負の山行でした。
2005年4月11日
軽量化
3月の屏風岩で荷物の重さがネックになったため、軽量化について少し試行錯誤してみました。
ツエルト
最近はゴアのしっかりしたツエルトからナイロンのペラペラな物に変えました。1泊程度であれば結露等を気にすることもないので、雨風をしのぐだけと割り切れば全く問題なくなりました。1kg → 230g
シュラフ
スリーシーズン用から昔のように夏用に変えました。1泊程度であれば、シュラフカバーの必要性も感じません。900g → 380g
ロープ
ダブルロープを 8.5mm から 8mm へ。もっと細いロープもあるのですが、8mm 未満だとディセンダーとアセンダーで対応しているものが無いのでやめました。2.4kg → 2kg
大きな点は以上でしょうか。あとはヤッケを雨具、ザックをより軽量なものにすればさらに 500g 近くは軽量できると思います。以下は細かい点です。
カラビナ

軽量のカラビナ
上段 : 左から 重さは実測値
CAMP ナノワイヤー(←1.5Mあります) 28g
TRANGO SuperFly Wire 30g
KONG ヘリウムストレートゲートカラー 35g
DMM Prowire 36g
Black Diamond ニュートリノ 36g
下段 : 左から
CAMP ベースカラビナツイストロック(←1.5Mあります) 49g
Black Diamond ポジトロン スクリューゲート 55g
最近買ったものも併せて、手元にあった軽量のカラビナを集めてみました。以前から 40g 以下のものを買うようにしていたのですが、先日ついに 30g を切るカラビナが CAMP から出ました。一見ナス環と間違えそうなくらい小さいサイズですが、きちんと UIAA の規格を通っています。が、やはり小さいので用途は限られてきます。
同様に環付きでも CAMP からオートロックながら 50g を切るカラビナが出ました。こちらは非常に小さいものの、ルベルシーノで使いましたがそれほど不便は感じませんでした。
スリング

軽量のスリング
ソウンスリングも同様に信じられないくらい細くなっています。これまでは 12mm タイプが主流だったのですが、最近では 8mm タイプが出始め、最近はそっちにメインが移りつつあります。これだと、潰れたハーケンの穴なんかにスリングを通す時にも細めのロープタイプのスリングでなくても通るようになります。フリーでよく使うクイックドローのスリングも最近は 12mm が主流になってきています。
ツエルト
最近はゴアのしっかりしたツエルトからナイロンのペラペラな物に変えました。1泊程度であれば結露等を気にすることもないので、雨風をしのぐだけと割り切れば全く問題なくなりました。1kg → 230g
シュラフ
スリーシーズン用から昔のように夏用に変えました。1泊程度であれば、シュラフカバーの必要性も感じません。900g → 380g
ロープ
ダブルロープを 8.5mm から 8mm へ。もっと細いロープもあるのですが、8mm 未満だとディセンダーとアセンダーで対応しているものが無いのでやめました。2.4kg → 2kg
大きな点は以上でしょうか。あとはヤッケを雨具、ザックをより軽量なものにすればさらに 500g 近くは軽量できると思います。以下は細かい点です。
カラビナ

軽量のカラビナ
上段 : 左から 重さは実測値
CAMP ナノワイヤー(←1.5Mあります) 28g
TRANGO SuperFly Wire 30g
KONG ヘリウムストレートゲートカラー 35g
DMM Prowire 36g
Black Diamond ニュートリノ 36g
下段 : 左から
CAMP ベースカラビナツイストロック(←1.5Mあります) 49g
Black Diamond ポジトロン スクリューゲート 55g
最近買ったものも併せて、手元にあった軽量のカラビナを集めてみました。以前から 40g 以下のものを買うようにしていたのですが、先日ついに 30g を切るカラビナが CAMP から出ました。一見ナス環と間違えそうなくらい小さいサイズですが、きちんと UIAA の規格を通っています。が、やはり小さいので用途は限られてきます。
同様に環付きでも CAMP からオートロックながら 50g を切るカラビナが出ました。こちらは非常に小さいものの、ルベルシーノで使いましたがそれほど不便は感じませんでした。
スリング

軽量のスリング
ソウンスリングも同様に信じられないくらい細くなっています。これまでは 12mm タイプが主流だったのですが、最近では 8mm タイプが出始め、最近はそっちにメインが移りつつあります。これだと、潰れたハーケンの穴なんかにスリングを通す時にも細めのロープタイプのスリングでなくても通るようになります。フリーでよく使うクイックドローのスリングも最近は 12mm が主流になってきています。
2005年4月12日
PETZL 2005年度カタログ
PETZL の 2005年度のカタログが出ました。巻頭の索引が詳しくなった他、世界各地のクライミング情報は写真を見ているだけでも楽しめます。Lotus Flower Tower は前から行ってみたかった場所なのでナイスタイミングでした。数百メートルのクラック。考えただけでゾクゾクします。
巻末のテクニカルページは、冒頭のヘッドランプ系の説明が詳しくなった以外は、昨年のものと同等です。
登山用品店の店頭などで入手できますが、PETZL のWeb でも PDF 形式でダウンロードできます。
2005年4月13日
アイスクライミングコンペ in 層雲峡 動画第 6弾
第 6弾は男子の決勝・課題 2です。4-5日で消しますのでダウンロードはお早めに。動画のファイル形式は WMV です。再生には Windows Media Player が必要になります。
男子の決勝課題 2 の核心 & 見所はランジです。去年同様このランジをこなせたかどうかが優勝の鍵となりました。
男子決勝 課題 2
鳴海選手
茂垣選手
三樹選手
今回で "アイスクライミングコンペ in 層雲峡" の動画はおしまいです。現在はこれまでアップした動画 +α と赤岳鉱泉のアイスコンペの動画をプラスして DVD を作成中です。お楽しみに。
男子の決勝課題 2 の核心 & 見所はランジです。去年同様このランジをこなせたかどうかが優勝の鍵となりました。
男子決勝 課題 2
鳴海選手
茂垣選手
三樹選手
今回で "アイスクライミングコンペ in 層雲峡" の動画はおしまいです。現在はこれまでアップした動画 +α と赤岳鉱泉のアイスコンペの動画をプラスして DVD を作成中です。お楽しみに。
2005年4月14日
凄い!! x 2
レッドポイント
某Webサイトや某掲示板の情報によると真達朋子さんが鳳来のエゴマニアック(5.14a) をレッドポイントされたそうです。日本人女性初の 14ルートのレッドポイントになります。鳳来のガンジャ(5.13d) を登られたのが昨年の 12/1 なのでわずか 4.5ヶ月で最高グレードを更新したことになり、しかもこのクラスで 4.5ヶ月でワングレード更新というのは本当に凄いですね。まだまだ行けるのではないでしょうか。
参考情報
真達家と岩登り
オンサイト
また、少し前の情報ですが、JFA の Web サイトによると小林由佳さんが 3/29 に太刀岡山のカリスマ(5.13a) をオンサイトされたそうです。国内日本人女性としてのオンサイト最高グレードタイだそうです。このルートはみんなが憧れるルートで、それをオンサイトするというのは、これまたいろんな意味で凄く、最高のパフォーマンスでしょう。

小林由佳さん
ただ、世界レベルと比較してしまうとまだ差は大きく、レッドポイントは先日来日したジョスネの 5.14d、オンサイトはケティ・ブラウンの 5.13d となっています。早く "日本人" いや、"日本人女性" という肩書きが取れる記録が生まれることを期待します。
自分はというと、相変わらず仕事がばたばたしており、ジムへ行く時間はおろか、睡眠時間も微妙な感じになってきています。今は GW を死守すべくひたすらコードと格闘しています。今日はクリス・シャーマとローレン・リーが B-Pump に来るとのことだったので Dosage で Rampage で Pilgrimage な準備万端だったのですが、US本社のサーバートラブルに巻き込まれて結局会社を離れられず沈没。ヤケになってゴーゴーカレーに行ってメジャーカレーを食べちゃいました。一緒に行った人たちが食べきれずに撃沈する中、10分で完食。チョロイです。そんなこんなで体重は右肩上がりで増加中。今週末は久々に乾いた岩が相手ですが、果たして登れるのだろうか・・・。
某Webサイトや某掲示板の情報によると真達朋子さんが鳳来のエゴマニアック(5.14a) をレッドポイントされたそうです。日本人女性初の 14ルートのレッドポイントになります。鳳来のガンジャ(5.13d) を登られたのが昨年の 12/1 なのでわずか 4.5ヶ月で最高グレードを更新したことになり、しかもこのクラスで 4.5ヶ月でワングレード更新というのは本当に凄いですね。まだまだ行けるのではないでしょうか。
参考情報
真達家と岩登り
オンサイト
また、少し前の情報ですが、JFA の Web サイトによると小林由佳さんが 3/29 に太刀岡山のカリスマ(5.13a) をオンサイトされたそうです。国内日本人女性としてのオンサイト最高グレードタイだそうです。このルートはみんなが憧れるルートで、それをオンサイトするというのは、これまたいろんな意味で凄く、最高のパフォーマンスでしょう。

小林由佳さん
ただ、世界レベルと比較してしまうとまだ差は大きく、レッドポイントは先日来日したジョスネの 5.14d、オンサイトはケティ・ブラウンの 5.13d となっています。早く "日本人" いや、"日本人女性" という肩書きが取れる記録が生まれることを期待します。
自分はというと、相変わらず仕事がばたばたしており、ジムへ行く時間はおろか、睡眠時間も微妙な感じになってきています。今は GW を死守すべくひたすらコードと格闘しています。今日はクリス・シャーマとローレン・リーが B-Pump に来るとのことだったので Dosage で Rampage で Pilgrimage な準備万端だったのですが、US本社のサーバートラブルに巻き込まれて結局会社を離れられず沈没。ヤケになってゴーゴーカレーに行ってメジャーカレーを食べちゃいました。一緒に行った人たちが食べきれずに撃沈する中、10分で完食。チョロイです。そんなこんなで体重は右肩上がりで増加中。今週末は久々に乾いた岩が相手ですが、果たして登れるのだろうか・・・。
2005年4月15日
大学生?

今月の山と渓谷に 2月に行われたアイスコンペ 3戦の総括記事があり、一応自分の名前も出ていたのですが、肩書きが何故か "大学生" として紹介されていました。もう社会人になってから 4年も経つのになぁ。今年になってもう既に 40日以上山に入っているからかなぁ。
2005年4月16日
広沢寺

広沢寺
今週は山岳会の会山行で広沢寺、城山をはしごしました。参加者は伊藤さん、坂本さん、岡田さん、入会希望者の荒木さん、当方の 5人。
1日目は広沢寺。支点の作り方等のクライミング技術の確認をしてから、クライミング開始。荒木さんはクライミング自体が初めてでしたので、中央スラブにトップロープをかけて 2-3本登ってもらいました。その後一番上まで上がり、天井ハングで伊藤さんとアブミの練習をしました。
ここのハングを登るのは 2回目ですが、ここ最近は毎週人工をやっていたからか、いつもと違って荷物もなく、靴もクライミングシューズなのでかなり楽チン。

アブミの練習
昼過ぎに少し雨がぱらつきましたが、壁が濡れるほどでもなく、終日晴れていて快適でした。ただ花粉にはやられました。
今日の壁には 4パーティほどと広沢寺にしてはすいていました。が、見てて怖いパーティがおり、思わず怒鳴ってしまいました。
15時過ぎに上がり、小田原の温泉に寄ってから伊豆にある会の元会長宅へ。海が見えるというロケーションも素晴らしいし、建物もデザイナーが入っているだけあって凄く凝っていて、建築系の坂本さんは終始興奮気味。料理も魚尽くしで大満足。
2005年4月17日
城山南壁
2日目はマルチピッチの練習で城山南壁。朝一に出たこともあり 8時頃には城山南壁基部に到着。まだ他のパーティは見当たりませんでした。
当方は岡田さんとパーティを組んでエキスカーション(6P 5.10c)へ。久しぶりの乾いた岩で最初の 1ピッチ目は非常に緊張しましたが、その後は快適。トポだと各ピッチが短めでしたので、2P目と 3P目、4P目と 5P目をつなげちゃいました。途中の三日月ハングは豪快に越えられて気持ちがいい。最後は樹林帯まで上がって終了。3ピッチの懸垂で取付へ。

城山南壁・エキスカーション
取付に戻ると落石が何回かあったようで、騒がしい雰囲気。少なくとも自分が登っている最中には気がつきませんでしたが、フリーのゲレンデでも上で誰かが登っているときは常に何かしらの危険があるということは認識しておく必要はあると思います。今年の正月には城ヶ崎や城山でも落石による事故がおきています。
続いて再度岡田さんとすぐ隣のバトルランナー(4P 5.10a) へ。さっきは全部自分がリードしてしまったので今度はつるべで登ることにしました。1P目は岡田さんがリード。外岩経験が少ないせいか、見ていて冷や冷やのリード。2P目は当方のリード。いやー、本当に快適。走るようなスピードでさくさく登れる。が、鎌形ハング下でクイックドローが足りなくなり、一旦ピッチを切りました。が、下を見ると降りて下さいコールが。岡田さんのコンタクトが風で飛んでしまったそうで、これ以上は登れないとのこと。仕方なく降りました。気持ちよかっただけにちょい残念。
午後からは伊藤さん、坂本さんとショートピッチでフリーモードに。最初はハンドバイス(5.11d/12a) に取り付くも 1クリップ目までも上がれないのですぐに終了。伊藤さんがトライしていたハートルート(5.10d) に取り付きました。最初は出だしのムーブが良くわからずにあたふた。抜け口付近のムーブも良くわからず 1度かなりロングフォール。2回目で惜しいところまで行きましたが結局上れず。伊藤さんがハートルート RP、坂本さんが隣のブラウンシュガー(5.11a) を RP とお二人ともすっきりした顔で上がっていました。いいなぁ。やっぱりジムにも行けない状態だとフリーの能力はがた落ちですね。

ブラウンシュガー
城山に行くのは初めてでしたが、気持ちのいいところでした。マルチピッチはスラブでしたが花崗岩のスラブに比べると、ちょっとしたポケットが適度に開いている登りやすいスラブで快適でした。
当方は岡田さんとパーティを組んでエキスカーション(6P 5.10c)へ。久しぶりの乾いた岩で最初の 1ピッチ目は非常に緊張しましたが、その後は快適。トポだと各ピッチが短めでしたので、2P目と 3P目、4P目と 5P目をつなげちゃいました。途中の三日月ハングは豪快に越えられて気持ちがいい。最後は樹林帯まで上がって終了。3ピッチの懸垂で取付へ。

城山南壁・エキスカーション
取付に戻ると落石が何回かあったようで、騒がしい雰囲気。少なくとも自分が登っている最中には気がつきませんでしたが、フリーのゲレンデでも上で誰かが登っているときは常に何かしらの危険があるということは認識しておく必要はあると思います。今年の正月には城ヶ崎や城山でも落石による事故がおきています。
続いて再度岡田さんとすぐ隣のバトルランナー(4P 5.10a) へ。さっきは全部自分がリードしてしまったので今度はつるべで登ることにしました。1P目は岡田さんがリード。外岩経験が少ないせいか、見ていて冷や冷やのリード。2P目は当方のリード。いやー、本当に快適。走るようなスピードでさくさく登れる。が、鎌形ハング下でクイックドローが足りなくなり、一旦ピッチを切りました。が、下を見ると降りて下さいコールが。岡田さんのコンタクトが風で飛んでしまったそうで、これ以上は登れないとのこと。仕方なく降りました。気持ちよかっただけにちょい残念。
午後からは伊藤さん、坂本さんとショートピッチでフリーモードに。最初はハンドバイス(5.11d/12a) に取り付くも 1クリップ目までも上がれないのですぐに終了。伊藤さんがトライしていたハートルート(5.10d) に取り付きました。最初は出だしのムーブが良くわからずにあたふた。抜け口付近のムーブも良くわからず 1度かなりロングフォール。2回目で惜しいところまで行きましたが結局上れず。伊藤さんがハートルート RP、坂本さんが隣のブラウンシュガー(5.11a) を RP とお二人ともすっきりした顔で上がっていました。いいなぁ。やっぱりジムにも行けない状態だとフリーの能力はがた落ちですね。

ブラウンシュガー
城山に行くのは初めてでしたが、気持ちのいいところでした。マルチピッチはスラブでしたが花崗岩のスラブに比べると、ちょっとしたポケットが適度に開いている登りやすいスラブで快適でした。
2005年4月18日
軽量化?

先日の唐幕で、恥ずかしいことに、下降器兼確保機(Piu) を落としてしまいました。ので次に何を使おうか物色していました。
普段のパートナーであるかーばたさんと協議の結果、軽量化のためにロープは 8mm にしたので、お互いに確保器はルベルシーノにしました。Piu よりも軽くて、また確保対象によって制動の大きさを変えられるので使い勝手が広いです。ただ、説明書どおりに 3パターン試してみましたが、上下をひっくり返した程度では余り差は無く、カラビナ 2枚を併用してはじめて制動の差を実感できました。これはルベルソでも同様でした。
また、前から気になっていた B52 も週末に試してみました。確保器としても下降器としても使い勝手は Piu と大差ありませんでした。Matrix なんかは完全に Piu のパクリですね。個人的にはファシルやジジのようにセカンドにテンションがかかった状態でも、ロープを流すのが楽にできるといいのですが。ただ、色々な観点からルベルソとルベルシーノに落ち着きそうな感じです。
軽量化の続きで、新たにカラビナを買い足しました。
左 : Trango SuperFly Screwlock 41g
右 : Wild Country helium clean-wire 33g
環付きの方はややゲートが狭くて少し使いづらいです。Helium は昨年一度リコールになったものですが、キーロック型ノーズだし、ゲートも広くバランス的に一番いいと思います。
2005年4月19日
forte
(2005/4/18 Frontier Spirit Production)
昨秋のヨーロッパツアーをメインに編集された小山田大さんの DVD。通常のクライミングの DVD には無い雰囲気を持っており、全体を通して一つの作品として仕上がっていてまるで映画やドラマを見ているようです。オープニングとエンディングにはきちんと唄まで流れます。
平山さんの DVD が "男" という野性味を感じさせる作品なのに対して、小山田さんの作品には女性的な匂いが感じられます。内面はお二人とも物凄く熱いモチベーションだとは思うのですが、作品は対照的です。いつも周りにいる世良田さんや佐々木さんの影響でしょうか。
作品もほとんどがクライミングシーンで占められているのに、見終わってもクライミングの DVD を見た時とは違った感覚を覚えます。何なんでしょうこの違和感は。撮影者(阿部さん) とクライマーの距離感によるものなのかなぁ。撮影している人も違うので一概に比較はできませんが、Prologue → The Wheel of life → forte とどんどん落ち着いてきています。
この DVD のメインはやっぱり DreamTime。先日の情熱大陸とは違った角度からの映像ですが、情熱大陸のときの映像の方が個人的には好きです。が、やっぱりランジのシーンはぞくぞくっとします。
昨秋のヨーロッパツアーをメインに編集された小山田大さんの DVD。通常のクライミングの DVD には無い雰囲気を持っており、全体を通して一つの作品として仕上がっていてまるで映画やドラマを見ているようです。オープニングとエンディングにはきちんと唄まで流れます。
平山さんの DVD が "男" という野性味を感じさせる作品なのに対して、小山田さんの作品には女性的な匂いが感じられます。内面はお二人とも物凄く熱いモチベーションだとは思うのですが、作品は対照的です。いつも周りにいる世良田さんや佐々木さんの影響でしょうか。
作品もほとんどがクライミングシーンで占められているのに、見終わってもクライミングの DVD を見た時とは違った感覚を覚えます。何なんでしょうこの違和感は。撮影者(阿部さん) とクライマーの距離感によるものなのかなぁ。撮影している人も違うので一概に比較はできませんが、Prologue → The Wheel of life → forte とどんどん落ち着いてきています。
この DVD のメインはやっぱり DreamTime。先日の情熱大陸とは違った角度からの映像ですが、情熱大陸のときの映像の方が個人的には好きです。が、やっぱりランジのシーンはぞくぞくっとします。
2005年4月20日
(YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)
YUJI HIRAYAMA Official Site の Message が更新されておりました。
World Cup に臨んでの抱負が書かれています。毎回毎回、平山さんの Message を読んでると元気が出るのは何ででしょうか。ちょっとしたことでもここまでプラス思考になれるのはうらやましい限りです。頑張ってください。
World Cup に臨んでの抱負が書かれています。毎回毎回、平山さんの Message を読んでると元気が出るのは何ででしょうか。ちょっとしたことでもここまでプラス思考になれるのはうらやましい限りです。頑張ってください。
2005年4月22日
新穂高温泉 - 滝谷出合

滝谷出合へラッセル
12:30 新穂高温泉
13:30 穂高平小屋
14:15 白出沢出合
16:20 滝谷出合
あとで。
2005年4月23日
滝谷敗退

滝谷出合より穂高の稜線

白出沢出合より穂高の稜線
07:00 滝谷出合
08:00 白出沢出合
10:30 新穂高温泉
あとで。
2005年4月24日
八ヶ岳継続
00:00 美濃戸
01:36 赤岳鉱泉
02:10 中山乗越
02:50 中山尾根下部岩壁取付
07:10 横岳山頂
大同心ルンゼ
08:10 大同心雲稜ルート取付
12:15 大同心ドームの頭
大同心ルンゼ
13:40 小同心クラック取付
15:10 横岳山頂
大同心ルンゼ
16:40 赤岳鉱泉
17:50 美濃戸

中山尾根下部岩壁

横岳稜線にいたカモシカ

大同心ルンゼ

大同心雲稜ルート 1P目

大同心雲稜ルート 2P目

大同心雲稜ルート 4P目

大同心ドーム

小同心

小同心クラック 1P目

小同心稜抜口
大同心雲稜ルート
あとで。
01:36 赤岳鉱泉
02:10 中山乗越
02:50 中山尾根下部岩壁取付
07:10 横岳山頂
大同心ルンゼ
08:10 大同心雲稜ルート取付
12:15 大同心ドームの頭
大同心ルンゼ
13:40 小同心クラック取付
15:10 横岳山頂
大同心ルンゼ
16:40 赤岳鉱泉
17:50 美濃戸

中山尾根下部岩壁

横岳稜線にいたカモシカ

大同心ルンゼ

大同心雲稜ルート 1P目

大同心雲稜ルート 2P目

大同心雲稜ルート 4P目

大同心ドーム

小同心

小同心クラック 1P目

小同心稜抜口
大同心雲稜ルート
あとで。
2005年4月25日
[TV]トップランナー - 小山田大
(2005/4/24 19:00-19:44 NHK教育)
今年の秋にボルダリングではなく紐をつける宣言をしていました。(←一応衝撃発言)
NHK だけあって、先日の情熱大陸とは違い、堅実にまとめていました。今回のキーワードは
よく食べてよく登る
です。情熱大陸が昨秋のヨーロッパツアーがメインだったからか、今回は昨年夏のオーストラリアツアーをメインに、おまけで那須塩原の野立岩のシーンが放映されました。
コンペを辞めた理由に関しては情熱大陸での話と違いましたが、クライミングをする理由は、岩に1つの作品として名前を残したいと語っており、情熱大陸と同じでした。
GW が明けて時間があれば是非文字に起こしたいと思います。
今年の秋にボルダリングではなく紐をつける宣言をしていました。(←一応衝撃発言)
NHK だけあって、先日の情熱大陸とは違い、堅実にまとめていました。今回のキーワードは
よく食べてよく登る
です。情熱大陸が昨秋のヨーロッパツアーがメインだったからか、今回は昨年夏のオーストラリアツアーをメインに、おまけで那須塩原の野立岩のシーンが放映されました。
コンペを辞めた理由に関しては情熱大陸での話と違いましたが、クライミングをする理由は、岩に1つの作品として名前を残したいと語っており、情熱大陸と同じでした。
GW が明けて時間があれば是非文字に起こしたいと思います。
Amazon 関連商品
2005年4月26日
World Cup Bulgaria 速報
2005年の World Cup 第一戦が Bulgaria で行われました。去年までは "Difficulty" となっていたリード、オンサイト競技が今年から "Lead" という名称に変わりました。その方がわかりやすくていいですね。
UIAA のサイトによると男子では平山ユージさんが 6位、伊東秀和さんが 26位、女子では小林由佳さんが 7位になっています。詳細結果は以下。
http://www.icc-info.org/
UIAA のサイトによると男子では平山ユージさんが 6位、伊東秀和さんが 26位、女子では小林由佳さんが 7位になっています。詳細結果は以下。
http://www.icc-info.org/
2005年4月27日
PRO TREK

"電波時計" な皆さん、お仕事お疲れ様ですwww。 負けず劣らず仕事してます。
山にして行ける時計を持っていなかったため、高度計機能付きの時計を買ってみました。本当は GPS を買ってカシミールと連携させてあれやこれやしたかったのですが、しばらく勉強している時間が取れなさそうだったので、時計屋に飛び込んで適当に買ってみました。何でも良かったのですが、周りは SUNTO だらけだったので、最近ドイツから入ってきているメーカーも気にはなっていましたが、CASIO の PRO TOREK にしました。
使いたかった機能は高度計とメモリー。週末の八ツで試してみましたが、必要十分でした。電池の交換不要と言うのもグッドです。時計はこれ以上進歩なんてしないものだと思っていましたが、パワーセーブ機能が付いていたりと、地味なところで機能が向上しています。
2005年4月28日
黒部横断

10日分x2人分の食料。意外と少ない。
GW の 4/29-5/8 の 10連休で黒部横断をしてきます。初めての横断なのでマニアックな谷や尾根は避けてオーソドックスなルートで横断してきます。ルートは以下。どこかでお会いしましたら皆さんよろしくお願いします。
大谷原 - 赤岩尾根 - 鹿島槍ヶ岳 - 牛首尾根 - S字峡 - ガンドウ尾根 - 仙人峠 - 八ツ峰主稜(クレオパトラニードルも) - 三ノ窓 - チンネ左稜線 - (チンネ中央チムニー) - 三ノ窓 - 剱岳本峰 - 早月尾根 - 馬場島
先週の八ツで携帯から Web の更新ができたので、幕営地等で携帯が入ったら更新してみたいと思います。さすがにメールや Blog のコメントに対する返信はできませんので悪しからず。
今回は富山県登山届出条例に該当する危険地域に入るため、20日以上前に富山県警に計画書を送付して、許可を取り、許可証を山行中は常に携行する必要があります。4/8 に申し込んだのに、届いたのは昨日でした。ぎりぎり。

登山許可証
夢にまで見た黒部横断。計画が遂行できたら次はいよいよ・・・。
2005年4月29日
黒部横断 1日目 : 大谷原-赤岩尾根-布引山
黒部横断はまだちょっと早い気もしたのですが、パートナーがいる今が最大のチャンスと考え、かーばーたさんと、奇をてらわずに比較的オーソドックスなコースから黒部横断をしてきました。
東京を 28日(金) 発のムーンライト信州で出発。が、豊田駅で停電があったとかでダイヤが大幅に乱れており、新宿を出発したのは予定より 1時間遅れ。車内の登山者人口は結構多いものの、車両自体は比較的すいており、GW にしてはがらがらな気がしました。
八王子でかーばたさんと合流し、信濃大町へ。信濃大町で朝食を取ってから、駅前で受付をしていた長野県の遭対協に計画書を提出して、タクシーで大谷原へ。
大谷原は車で入った人たちやテントを張っていた人たちでごった返しておりました。ほとんどは東尾根や天狗尾根、北俣本谷方面へ行く人たちが多いようで、赤岩尾根方面へ行くパーティは見られませんでした。天気は晴れているものの、山の上の方は完全に雲の中で、ときどき突風が吹いたり、雨がぱらついたりと不安定でした。84の天野さんをお見かけしましたが、仕事中だったようでしたので声は掛けませんでした。

赤岩尾根取付 西俣出合
西俣出合までは夏道と同じ林道を辿り、堰堤前のスノーブリッジで対岸に渡って、尾根は藪薮していて歩きにくそうだったので、脇のルンゼをひたすら詰めました。
荷物は結構切り詰めたつもりでいたのですが、さすがに 10日分もあると 70ℓザック満杯、 30kg 近くまで行き、少し歩いただけで汗が噴き出してきます。こんなに荷物を持つのは大学の時以来でしょう。何をするにも荷物に振られてしんどく、これから先が思いやられました。

赤岩尾根を登る
先行パーティがいないからか、赤岩尾根に乗ってからも、古いトレースがあるだけで、ひたすら腐った雪のラッセルに悩まされ、しかも高千穂平辺りからは完全に雨となり、気分もどんどん沈んでいきました。後続パーティが少し後ろにちらちら見えましたが、追いついてくる気配はありませんでした。
それでも黙々と歩き続け、冷乗越へ雪壁をトラバースして出、営業準備中の冷池山荘を通過し、右側の雪庇に注意しながら布引山を超えた辺りで、黒部側からの風がものすごく強くなり、とても普通に歩ける状況ではなくなって来たため、鹿島槍まで行く予定でしたが、布引山を超えて少し行った辺りの雪の上でテントを張りました。
1日目から全身びっしょりでげんなりしました。しかも当方の防水パッキングがかなり甘く、荷物も全部濡れてしまい、この先縦走して行けるのか不安ばかりを抱えて眠りにつきました。
07:00 大谷原(1130m)
08:00 西俣出合
10:45 高千穂平(2049m)
13:15 冷乗越
16:30 布引山-鹿島槍中間点(2785m)
夕飯は無印のカレーピラフ。
東京を 28日(金) 発のムーンライト信州で出発。が、豊田駅で停電があったとかでダイヤが大幅に乱れており、新宿を出発したのは予定より 1時間遅れ。車内の登山者人口は結構多いものの、車両自体は比較的すいており、GW にしてはがらがらな気がしました。
八王子でかーばたさんと合流し、信濃大町へ。信濃大町で朝食を取ってから、駅前で受付をしていた長野県の遭対協に計画書を提出して、タクシーで大谷原へ。
大谷原は車で入った人たちやテントを張っていた人たちでごった返しておりました。ほとんどは東尾根や天狗尾根、北俣本谷方面へ行く人たちが多いようで、赤岩尾根方面へ行くパーティは見られませんでした。天気は晴れているものの、山の上の方は完全に雲の中で、ときどき突風が吹いたり、雨がぱらついたりと不安定でした。84の天野さんをお見かけしましたが、仕事中だったようでしたので声は掛けませんでした。

赤岩尾根取付 西俣出合
西俣出合までは夏道と同じ林道を辿り、堰堤前のスノーブリッジで対岸に渡って、尾根は藪薮していて歩きにくそうだったので、脇のルンゼをひたすら詰めました。
荷物は結構切り詰めたつもりでいたのですが、さすがに 10日分もあると 70ℓザック満杯、 30kg 近くまで行き、少し歩いただけで汗が噴き出してきます。こんなに荷物を持つのは大学の時以来でしょう。何をするにも荷物に振られてしんどく、これから先が思いやられました。

赤岩尾根を登る
先行パーティがいないからか、赤岩尾根に乗ってからも、古いトレースがあるだけで、ひたすら腐った雪のラッセルに悩まされ、しかも高千穂平辺りからは完全に雨となり、気分もどんどん沈んでいきました。後続パーティが少し後ろにちらちら見えましたが、追いついてくる気配はありませんでした。
それでも黙々と歩き続け、冷乗越へ雪壁をトラバースして出、営業準備中の冷池山荘を通過し、右側の雪庇に注意しながら布引山を超えた辺りで、黒部側からの風がものすごく強くなり、とても普通に歩ける状況ではなくなって来たため、鹿島槍まで行く予定でしたが、布引山を超えて少し行った辺りの雪の上でテントを張りました。
1日目から全身びっしょりでげんなりしました。しかも当方の防水パッキングがかなり甘く、荷物も全部濡れてしまい、この先縦走して行けるのか不安ばかりを抱えて眠りにつきました。
07:00 大谷原(1130m)
08:00 西俣出合
10:45 高千穂平(2049m)
13:15 冷乗越
16:30 布引山-鹿島槍中間点(2785m)
夕飯は無印のカレーピラフ。
2005年4月30日
黒部横断 2日目 : 鹿島槍ヶ岳-牛首尾根-S字狭
朝起きると、風はまだ強いものの天気は雲ひとつ無い快晴で絶好の日和でした。さっさと準備をして、夏道が露出した登山道を鹿島槍へ。本日一番乗り。展望は 360度文句なしで、これから向かう尾根もすべて見え、遥かかなたに最終目的地の剱岳も見え、「やるぞー」という気にさせてくれます。

鹿島槍ヶ岳南峰
雪はまだカチカチだったので、鹿島槍山頂でアイゼンを付け、出だしがやや急な牛首尾根を雪庇に気をつけながらガシガシ下りました。何日か前のトレースがうっすらと残っている感じでした。

剱岳を正面に見ながら牛首尾根を下る
牛首山を越えた辺りで、早くも雪が緩んできたのでアイゼンを外し、つぼ足でどんどんくだりました。地図、磁石、高度計をフルに駆使して、注意しながら下りましたが、1400m辺りから、地形図ほど単純ではなく、地形が判然としなくなり、1200m 辺りで完全に降りるべき尾根がわからなくなりました、というより崖に阻まれてそれ以上は降りれなくなりました。懸垂を厭わずにその尾根をそのまま降りればよかったのですが、薮尾根を嫌って、右側のルンゼに入りました。

S字峡へ向けルンゼを下る
ルンゼの出だしは急だったのでクライムダウンで降り、傾斜に慣れてきた辺りでキックステップに変えました。ロープは出しませんでしたが、滑ったら東谷まで 300m ダイブです。200m 程下ると、下に向かって左手の尾根に人工物(関西電力の昔の施設跡) が見えたので、大きくは間違っていないことを確認し、下の方に東谷も見えてきて、このままルンゼを降りて行けそうだったので、そのまま降りていきました。
東谷まであと 50m 位まで降りた時に、先行していたかーばたさんが振り返った際に「後ろ!!」と叫んだので、振り返ると、ブロックが大量に上から降って来るのが見えたので、直ぐに左手の側壁に張り付きました。最初に冷蔵庫ほどのブロックが数個落ちてきて、その後に土砂交じりの雪がジャージャー流れてきました。最初のブロックの一つがザックを直撃し、その後の土石流で下半身が埋まりました。1分弱で雪崩が止まってくれたおかげで全身埋まらずに済みました。ブロックが当たったところに入っていたテルモスがひしゃげただけで済みました。本当に間一髪でした。降りてきたルンゼには崩れそうな箇所は無かったので、他のルンゼで崩れたブロックが流れてきたものと思われます。その後も、周囲のルンゼからは色々落ちてきていました。

ブロック雪崩危機一髪 赤が当方、青がかーばたさんの避難場所
東谷に出ると、五竜岳から降りてきたという山スキーヤーの 5人パーティと遭遇しました。当方たちと同じく S字峡へ抜ける予定だそうですが、東谷出合までのゴルジュは完全に水流が出ており、雪渓が繋がっておらず、今後どうするかを協議していました。完全に予想ミス。世の中はそんなに甘くはありませんでした。
雪渓が切れているところまで一応偵察。水流は、黒部らしさ全開な水流で、とても渡渉できるような状況ではなく、選択肢は 2つでした。さっき降りてきたルンゼを戻るのは雪崩を見てしまったので却下、尾根をはさんでもう一つ下流のルンゼの雪が繋がっており、牛首尾根経由で高巻けそうだったのでそのルンゼを上がって高巻くか、東谷尾根から降りてきているルンゼの雪も繋がっていたので、一旦東谷尾根まで上がって、反対側の仙人ダムに降り、水平歩道を使って S字峡に出るかでした。
ここでかーばたさんがプリントアウトしてきた記録を見直したところ、牛首尾根に上がりなおしても、きちんと降りないと、その後の渡渉が大変そうだったので、山スキーヤーの人たちの後にくっついて、東谷尾根に上がるルンゼを詰めることにしました。
詰めたルンゼは最初は良かったものの、尾根への抜け口が泥壁でずるずるで、荷物が重いこともあり、かなり難儀しました。しかも一気に 300m も登り返したのでかなりヘロヘロになりました。
東谷尾根は比較的歩かれているようで、藪薮してはいるものの、うっすらとトレースがありました。雪は全くありませんでした。それでも何回か降りる尾根を間違えたりして、尾根を忠実に降りる難しさを実感しました。
40分ほど降りた辺りで単独行のスキーヤーと遭遇。何と野上さんでした。今年の 1月に中央アルプスの奥三ノ沢でラッセル跡を利用させていただいた経緯があり、それ以降ネットで何度かやり取りさせてはいただいているものの、実際にお会いするのは初めてでした。予想通りパワフルな方で、そのまま東谷尾根を駆け抜けて行かれました。昨日黒四ダムから入って、雄山東尾根-真砂沢-仙人山-雲切尾根を経由してこられたとのこと。はや~。記録はこちらで見られることでしょう。
野上さんと別れてからしばらく下って 950m地点の鉄塔にぶつかり、そこから巡視路を仙人ダムに降りました。仙人ダムでは先行していた山スキーパーティがすでに到着していました。
そのまま水平歩道を S字峡に向けて歩いて、橋が見える台地で幕にしました。黒部川へは階段で降りれ、直ぐに降りて冷たい水をがぶ飲み。この日は本当にばてました。水は黒部川から汲めたので快適。

S字峡テントサイト
06:15 布引山-鹿島槍中間点
06:40 鹿島槍ヶ岳南峰(2890m)
07:50 牛首山(2553m)
13:00 東谷 S字峡付近(1050m)
15:30 東谷尾根(1375m)
17:40 S字峡(860m)

鹿島槍ヶ岳南峰
雪はまだカチカチだったので、鹿島槍山頂でアイゼンを付け、出だしがやや急な牛首尾根を雪庇に気をつけながらガシガシ下りました。何日か前のトレースがうっすらと残っている感じでした。

剱岳を正面に見ながら牛首尾根を下る
牛首山を越えた辺りで、早くも雪が緩んできたのでアイゼンを外し、つぼ足でどんどんくだりました。地図、磁石、高度計をフルに駆使して、注意しながら下りましたが、1400m辺りから、地形図ほど単純ではなく、地形が判然としなくなり、1200m 辺りで完全に降りるべき尾根がわからなくなりました、というより崖に阻まれてそれ以上は降りれなくなりました。懸垂を厭わずにその尾根をそのまま降りればよかったのですが、薮尾根を嫌って、右側のルンゼに入りました。

S字峡へ向けルンゼを下る
ルンゼの出だしは急だったのでクライムダウンで降り、傾斜に慣れてきた辺りでキックステップに変えました。ロープは出しませんでしたが、滑ったら東谷まで 300m ダイブです。200m 程下ると、下に向かって左手の尾根に人工物(関西電力の昔の施設跡) が見えたので、大きくは間違っていないことを確認し、下の方に東谷も見えてきて、このままルンゼを降りて行けそうだったので、そのまま降りていきました。
東谷まであと 50m 位まで降りた時に、先行していたかーばたさんが振り返った際に「後ろ!!」と叫んだので、振り返ると、ブロックが大量に上から降って来るのが見えたので、直ぐに左手の側壁に張り付きました。最初に冷蔵庫ほどのブロックが数個落ちてきて、その後に土砂交じりの雪がジャージャー流れてきました。最初のブロックの一つがザックを直撃し、その後の土石流で下半身が埋まりました。1分弱で雪崩が止まってくれたおかげで全身埋まらずに済みました。ブロックが当たったところに入っていたテルモスがひしゃげただけで済みました。本当に間一髪でした。降りてきたルンゼには崩れそうな箇所は無かったので、他のルンゼで崩れたブロックが流れてきたものと思われます。その後も、周囲のルンゼからは色々落ちてきていました。

ブロック雪崩危機一髪 赤が当方、青がかーばたさんの避難場所
東谷に出ると、五竜岳から降りてきたという山スキーヤーの 5人パーティと遭遇しました。当方たちと同じく S字峡へ抜ける予定だそうですが、東谷出合までのゴルジュは完全に水流が出ており、雪渓が繋がっておらず、今後どうするかを協議していました。完全に予想ミス。世の中はそんなに甘くはありませんでした。
雪渓が切れているところまで一応偵察。水流は、黒部らしさ全開な水流で、とても渡渉できるような状況ではなく、選択肢は 2つでした。さっき降りてきたルンゼを戻るのは雪崩を見てしまったので却下、尾根をはさんでもう一つ下流のルンゼの雪が繋がっており、牛首尾根経由で高巻けそうだったのでそのルンゼを上がって高巻くか、東谷尾根から降りてきているルンゼの雪も繋がっていたので、一旦東谷尾根まで上がって、反対側の仙人ダムに降り、水平歩道を使って S字峡に出るかでした。
ここでかーばたさんがプリントアウトしてきた記録を見直したところ、牛首尾根に上がりなおしても、きちんと降りないと、その後の渡渉が大変そうだったので、山スキーヤーの人たちの後にくっついて、東谷尾根に上がるルンゼを詰めることにしました。
詰めたルンゼは最初は良かったものの、尾根への抜け口が泥壁でずるずるで、荷物が重いこともあり、かなり難儀しました。しかも一気に 300m も登り返したのでかなりヘロヘロになりました。
東谷尾根は比較的歩かれているようで、藪薮してはいるものの、うっすらとトレースがありました。雪は全くありませんでした。それでも何回か降りる尾根を間違えたりして、尾根を忠実に降りる難しさを実感しました。
40分ほど降りた辺りで単独行のスキーヤーと遭遇。何と野上さんでした。今年の 1月に中央アルプスの奥三ノ沢でラッセル跡を利用させていただいた経緯があり、それ以降ネットで何度かやり取りさせてはいただいているものの、実際にお会いするのは初めてでした。予想通りパワフルな方で、そのまま東谷尾根を駆け抜けて行かれました。昨日黒四ダムから入って、雄山東尾根-真砂沢-仙人山-雲切尾根を経由してこられたとのこと。はや~。記録はこちらで見られることでしょう。
野上さんと別れてからしばらく下って 950m地点の鉄塔にぶつかり、そこから巡視路を仙人ダムに降りました。仙人ダムでは先行していた山スキーパーティがすでに到着していました。
そのまま水平歩道を S字峡に向けて歩いて、橋が見える台地で幕にしました。黒部川へは階段で降りれ、直ぐに降りて冷たい水をがぶ飲み。この日は本当にばてました。水は黒部川から汲めたので快適。

S字峡テントサイト
06:15 布引山-鹿島槍中間点
06:40 鹿島槍ヶ岳南峰(2890m)
07:50 牛首山(2553m)
13:00 東谷 S字峡付近(1050m)
15:30 東谷尾根(1375m)
17:40 S字峡(860m)



