「雪山大好きっ娘。2.0」 は 「雪山大好きっ娘。+」 にリニューアルしました。新しい URL は以下になります。

http://yukiyama.co.jp/mountain/

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2005年7月 1日

第 13回 海外の山を知ろう ジャヌー北壁映写会

都岳連海外委員会の澤田さんから掲載許可を頂きましたので、掲載いたします。前回の 12回の時の参加者が悲しいくらいに少なかったので、今回も先日来日したロシアチームの資料によるものだと思われますが、めったに見られるような映像ではありませんので、時間がある方は是非。

都岳連海外委員会主催の研究会 海外の山を知ろう
「映像で迫るロシア式ビッグウォールクライミング ―1997バギラティⅢから2004ジャヌー北壁への挑戦」
7月7日(木)19:00~21:00(18:30受付開始)
豊島区立勤労福祉会館 第7会議室
参加費500円(予約不要)
問い合わせ:東京都山岳連盟 (13時~17時) Tel 03-5524-5231

参考情報
ジャヌー北壁映写会



2005年7月 2日

湯川

先週行った屏風岩でクラックが全然登れずに困ってしまったので、クラックの勘を取り戻すべく、今日はかーばたさんに付き合ってもらって湯川に行きました。当方は簡単なモノを数本登ろうという目的で行きました。久しぶりのフリーのゲレンデでした。

[コークスクリュー 5.9 OS]
前から登りたいと思っていたもの。久しぶりのまともなクラックだったからか、やたら長く感じ、終了点手前ではギブアップ寸前でした。ハンドクラック。

[デゲンナー 5.8 RP]
以前登ったもの。短めのハンドクラック。梅雨だからか上部がぬめっていて悪かった。

[台湾坊主 5.9 RP]
これも以前登ったもの。出だしだけ注意すれば後はサクサク。終了点付近がハングしている。

[うたかたの日々 5.9 OS]
最近登られていないのか、蜘蛛の巣だらけでした。前半がフィンガーでテラスをはさんで上半部がハンドクラック。下からはまったく見えませんが、上の方が実は長いです。しかも抜けてからも終了点までが少しあります。

[北京の春 5.10b 2X]
うたかたの日々の脇にあったので上ってみました。2回トライしましたが全然駄目。中間よりちょっと上の核心が越えられない。しかも、クラック内が複雑でカムが決めにくく、2回ともここに決めたカムがすっぽ抜けました。要固め取り。

北京の春
北京の春

久しぶりのクラックで、少ししか登りませんでしたが、手の甲のヒリヒリした感触が、自分にとってはクラックの醍醐味で快感でした。

6月頭に湯川でカムのすっぽ抜けによるグランドフォールで、ヘリが出動する事故があったようで、その検証を行っていました。その関係で杉本さんに会いました。今日も大事には至らなかったようですが、カムのすっぽ抜けによるグランドフォールがありました。当方も似たり寄ったりなので、今一度注意せねば。



2005年7月 3日

瑞牆山・十一面岩・正面壁・微笑み返し

今日は瑞牆山・十一面岩・正面壁・微笑み返しへ。純粋なアメリカンエイドルートではありませんが、そこそこエイドを楽しめそうなので選んでみました。

全 10ピッチと時間がかかりそうだったので、6時過ぎには植樹祭広場を出ました。正面壁へ行くのは初めてだったのですが、末端壁とは違って、森がうっそうとしていて、わかっていないと取付まで右往左往する感じでした。

最後の詰めで少し迷って時間をロスするも、8時には取り付けました。今日は保科さんのガイドパーティがベルジュエールにいるだけで相も変わらず瑞牆は閑けさを保っていました。

[1P目:えのきど。リード]
7-8m 程、びしょびしょの垂壁を上がってから、20m ほど天井を這う A3 のピッチ。ピンの間隔はそれほど遠くないものの、完全に空中に浮いているので、くるくる回ってしまい、バランスをとるのが予想以上に難しく、時間がかかってしまいました。

ツバメ返しの大洞窟の天井 出口を目指して這って行きます
ツバメ返しの大洞窟の天井 出口を目指して這って行きます

アジャスタブルデイジーを使うようになってから、アブミは 1本あれば十分だと思っていたのですが、抜ける可能性がある支点が連続する時の分散荷重とこーいった天井を這う場合は 2本無いときついですね。途中までは 1本でやっていたものの、アジャスタブルデイジーから荷重を抜くのが結構面倒なので、途中からは 2本で行きました。

m050703-2.jpg
完全に空中散歩。これだけでもうお腹一杯。凄かった!!

天井を抜けてからの垂壁のフリーの数メートルが結構怖い。よくもまぁこんなところにラインを引こうと考えるよなぁ。初登者恐るべし。

[2P目:かーばたリード]
フリーで上がって行くピッチ。久しぶりのスラブで少し緊張。

[3P目:えのきど。リード]
出だしのチムニーがびしょびしょ。バックアンドフットでずりずり行こうと思うも、支点が全く取れずに怖いので、左側のクラックを C1 で上がりました。それでもすっぽ抜ければグランド確実なのでこれでもかというくらいの固め取りで行きました。

少し上がったテラスから 2ポイントの A1。ピン遠すぎ。アブミ最上段に乗っても届かず、久々にリストループに乗りました。そこからのフリーも嫌らしかった。

3P目の出だし
3P目の出だし

[4P目:かーばたリード]
ちょっとした凹角を A0 で上がる短いピッチ。フリーでも行けるかも。ただびしょびしょだったので迷わず A0。

[5P目:えのきど。リード]
核心? すらっと伸びたクラックをネイリングで上がるピッチ。去年ここで事故があったので慎重に行きたいところでしたが、用意したギアが少なく、使い分けが難しくギリギリでした。エイリアン(黒~オレンジ)、キャメ(緑~灰) は良かったのですが、ロストアロー 4まで、ナイフブレード 5枚というピトン類が足りませんでした。小さめのアングル 2-3本、ロストアローがあと 2-3本欲しい感じでした。しかも途中でナイフブレードの束を落としてしまうというポカをやってしまいますます窮地に。途中で拾った軟鉄ハーケン 2枚で命拾いしました。

保科さんパーティは途中までしか上がらなかったようで、ちょうど懸垂で降りて来たところで、横からじーっと見られていて変に緊張しました。

5P目をネイリング中
5P目をネイリング中

[6P目:かーばたリード]
単なるボルトラダー。傾斜も緩いので快適にサクサク上がれます。上半部のクラック脇のボルトラダーはちょっと勿体無いなぁ。

[7P目:えのきど。リード]
ベルジュエールと同じライン? チムニーからスラブへ行く立体的なライン。たぶんフリーで上がるのでしょうが、スラブが怖くて、ワンポイント C1 しちゃいました。あーあ。かーばたさんは当然フリーで。

7P目
7P目

[8P目:かーばたリード]
基本フリーで上がるピッチ。出だしのクラックもレイバック気味になるので、カムを決めるときが結構怖い。抜けた後の後半のフリーもスラビーで微妙。ワンポイントホールドが見つけられず A0。全部ペツルになっているところを見るとフリー化されているのでしょう。

8P目
8P目

[9P目:えのきど。リード]
台座を見ながら巨石を繋いで行くピッチ。基本歩き。台座の基部の松の木でピッチを切る。

8P目終了点より台座
8P目終了点より台座

[10P目:かーばたリード]
頂上へ抜ける最終ピッチ。ラインは複数取れますが、微笑み返しは一番右寄りのラインで設定されています。下半分はフリーでさっくり上がれるものの、最後のかぶったクラックが微妙。落ちたらグランドしそうだったので A1 で抜けました。

頂上に着くころには雨がぱらついていたのと、風が出てきて少し寒かったのでさっさと降りました。頂上から 1ピッチ懸垂で降り、あとはコルに続いている踏み後を辿って行き、7m ほど残置で懸垂し、その下の 10m の残置は腐っていたので、ロープを出して懸垂しました。あとは歩いて取付まで戻れます。

雨 & 日没と競争するように駆け下って植樹祭広場へ戻りました。ぎりぎりでヘッドライトのお世話にならずに済みました。

6:15 植樹祭広場
7:50 取付
8:15 スタート
17:15 頂上
18:00 取付
19:30 植樹祭広場

微笑み返しはいろいろ盛りだくさんで、充実しました。ワンランク上のアルパインクライミングを体験したい人にはオススメできる 1本です。先週の屏風に比べても岩が比較的硬く安心してエイドができました。が、まだまだ時間がかかってしまっています。今回はカルパッチョのお二人の記録と日本百岩場のトポを参考にしました。

おまけ
持ってるなら使わなきゃ。ということで久々に一眼レフカメラを持って行きましたが、どのピッチもシビアで使っている暇がありませんでした。どーしてもビレイをしながら撮る事に成るので、いつものコンパクトカメラに比べて、片手で操作するのが難しくまともな写真は撮れませんでした。ただ露出があったときはコンパクトよりも綺麗ですね。

7P目のフォロー



2005年7月 4日

モンベルハードコア人体実験室公開発表会

モンベルハードコア人体実験室公開発表会

2005/7/4 にモンベル渋谷店で行われた新井裕己さんの講演会に行ってきました。これまでロクスノに連載されている記事や最近出版されたフリークライミングの "クライミングに役立つ栄養学" のコーナーをわかりやすく、構成し直した感じで非常にためになりました。

内容に関しては撮ったビデオをパワポと併せて Producer 2003 で編集して、ストリーミングでアップするのが楽なのですが、参加された方々の Web に細かく書かれていますので、末尾の参考情報を参考にしてください。当方は簡単な感想だけ。最近は忙しさを理由に怠け気味・・・。

- "口に入るものは全て食品" という考え方は同じでした。当方はまずくても美味くても胃の中では一緒という変なアプローチですが。もちろん入力は美味いに越したことは無いと思いますが、新井さんも多少は味を気にされているようでした。

- 必要なものしか摂らなければ便が出ないというのは驚きでした。

- 運動前後のサプリメント推奨例にある "青魚" というのはサプリで摂ってるのでしょうか?

- ベータアラニンはいろんな意味で試したいサプリですね。ピリピリしてみたい。

- 複雑なアミノ酸の摂取タイミング、摂取量がコンパクトにまとめられており頭の中がすっきりしました。

- まだまだ先を見ているようで、今後の新井さんの実験結果が楽しみです。

近年になって、クライマーにとってのサプリの摂り方やトレーニング法、体のケア方法などが科学的に確立されるようになり、ようやっとクライミングも他のスポーツと同様に環境が整備されてきました。ここまで来るとプロとアマの差はほとんど登り込みの時間の差だけになってきます。そここそが最大の問題でもあるのですが。

サプリ購入サイト
海外
http://www.iherb.com/
http://www.betterlife.com/
http://www.bulknutrition.com/

国内
http://www.muscle-elite.com/
http://www.twinwholesale.com/
http://www.456.com/

参考情報
極みのヒト (no climb no life)
[misc]新井裕己「ハードコア人体実験室公開発表会」 (spiral --- climbing diary)
新井さんの講演@mont-bell渋谷店 (岩とリズム)
ハードコア人体実験室 公開発表会 @モンベル渋谷 (物欲日記・・・ほぼクライミング記)



2005年7月 5日

假屋崎省吾の男前レボリューション

(2005/6/19 10:55~13:30 日本テレビ)
假屋崎省吾の男前レボリューション

何でこんな番組に出てるの? といったくらい悲しい内容でした。まだクライミングというスポーツが一般には受け入れられず、奇怪な見世物でしかないということでしょう。"一発勝負で世界の山を制する" というタイトルからも、勘違いの度合いがわかると思います。にもかかわらず、フリークライミングの伝道師として出続けている平山さんは相も変わらず凄いです。

エルムレス
エルムレス

華道家である假屋崎さんが、平山さんに生けた花は、エルムレスと・・・。失念しました。後で見直して追記します。



2005年7月 6日

世界選手権 2005

野口選手
野口選手

7/1-5 にドイツのミュンヘンで行われていたフリークライミングの世界選手権が終わりました。大会が 2年に 1度、ストリーミングでライブ中継があったこともあり、ネット上でですが、日本でも結構盛り上がっていました。

リード
やっぱり女子の野口選手の 3位というのが今回の一番素晴らしい結果でしょう。これまでの日本人女子としては最高順位だそうです。表彰台での野口選手も、いつもはうつむいているのに、今回は珍しく上を向いていて嬉しそうです。小林選手は準決勝で 11位のだんごに飲み込まれてしまった感じです。

表彰台の野口選手
表彰台の野口選手 元画像はこちら

野口選手のコメント

最近調子を上げていた平山ユージさんですが、力を出し切れなかったようで準決勝敗退、最終的には 14位という結果でした。やはり悔しかったようで、まだ 2年後をどうするか考えていらっしゃるようです。

平山さんのコメント

ルートの日本人選手の結果(敬称略)
男子
14 平山ユージ
34 小澤信太
40 渡辺数馬
55 篠崎喜信
59 伊東秀和
全体の結果

女子
3 野口啓代
11 小林由佳
27 真達朋子
全体の結果

ボルダー
茂垣選手が予選 2位という素晴らしい成績で通過するも、決勝では力を出し切れず(?) 11位という結果になりました。それでも決勝に残るだけでも凄いですね。

茂垣選手のコメント

ボルダーの日本人選手の結果(敬称略)
男子
11 茂垣敬太
13 渡辺数馬
16 松島暁人
23 小澤信太
全体の結果

女子
21 野口啓代
29 尾川智子
38 真達朋子
55 外河有紀子
60 榊原佑子
全体の結果

皆さんお疲れ様でした。外人選手のことは、横文字が苦手なこともあってよくわかりません。ここや、ここなんかを見ると参考になるかもしれません。



2005年7月 7日

第 13回 海外の山を知ろう ジャヌー北壁映写会

都岳連海外委員会主催の "第 13回 海外の山を知ろう" に参加してきました。刺激が強すぎました。

会は都岳連海外委員の中川さんが、先日来日したロシアチームが置いて行った写真や DVD を上映しながら、解説を加えて進めて行く形式で行われました。

中川さんと澤田さん
中川さんと澤田さん

"ロシアのアルピニズム" というテーマを元に解説されていましたが、"ロシアのアルピニズム" という言葉の意味にかなり違和感を覚えるというか、全く異質なものに感じられ、環境によって言葉の意味も変化するということを実感しました。詳細は当日配布された資料(Word形式) を見てもらえばわかりますが、アルピニズムをスポーツと位置づけています。

引用
-------
登山を文化として位置づけてしまうと、そこには上下が無くなってしまうのです。雰囲気として楽しければよいという事になってしまいます。スポーツとして位置づければ、そこには競争が生まれ、レベルの違いが出来てくるのです。登山というのは、ある程度のレベルの違いがあるものだと思います。そうした意味で、登山はスポーツです。
-------

社会主義国家での生活を想像できないので上手く書けませんが、登山を "競争" と関連付けるという考えは当方には全くありません。あくまでも個人の問題だと思うのですが。ただロシアチームがフリークライミングのスピードコンペで強い理由も良くわかりました。

ソビエト時代には "自由" というものは存在せず、その中で自己表現の手段としての登山を選び(それが自由?)、登山をスポーツと捉える国家の中で生活するために、幾多の厳しい競争を経て、国際スポーツマスターというプロの登山家の資格を得、登山家になったそうです。それでも好きな山に登れるわけではなく、登山は国防的な意味合いが強かったようです。ただ、国家から経済援助は得られていたので、常にレベルは維持できていたようです。

登山はスポーツ、競争という特有のアルピニズムをベースに登山をしていた彼らが、経済援助を受けていたソビエト崩壊後に、好きな登山をするためにスポンサーを集める意味もあって始めたプロジェクトがロシア・ビッグウォールプロジェクトです。ターゲットは以下。

1.パミール・アライ 4810m峰 1995年
2.アクス 1996年
3.トール 1997年
4.インド、バギラティⅢ 1998年
5.パキスタン、グレートトランゴ 1999年
6.パキスタン、ラトックⅢ峰(6949m) 2000、2001年
7.バフイン島グレートセイルピーク 2002年
8.ネパール、ジャヌー 2003、2004年
9.ベネゼエラ、ロマイラ 2005年?
10.フィッツロイ?

今回の上映に使われた写真や DVD は各プロジェクトでスポンサーに説明するための見せるための内容になっており、商業的な意味合いが強いものですが、そんな前提などとは無関係に、どれも素晴らしいクライミングばかりで、自分にとってはどれも雲の上の存在的な映像で凄く刺激的でした。果たして自分が現在やっているクライミングの延長にあの世界が存在するのか不安になりました。もちろん質は全く違うでしょうが、根本的にやり方を変える必要があるのかもしれません。

紹介された映像はアクス、バギラティIII、ラトックIII、エベレスト北壁、グレートセイルピーク、ジャヌー北壁でした。

パキスタン・ラトック III峰
パキスタン・ラトック III峰

これだけのレベルのクライミングをしているにもかかわらず、死亡者が出ているのはラトックIII で 1名だけというのも素晴らしい実績です。彼らの強さは際立っています。登山のエリート中のエリートと言うこともありますが、エベレストやジャヌーの山頂にもカメラを複数台担ぎ上げており、いくらスポンサーを得るためとは言え、余程の余裕がないとできない芸当です。

エベレスト北壁、ジャヌー北壁では包囲法を使っているものの、過去に日本隊がしていた包囲法とは違い、少人数でほとんどシェルパレスで彼らだけで行っているので、どちらかというとアルパインスタイルに近いのではと思います。中川さんも "他人の力を極力借りないことが重要" と盛んにおっしゃっていました。それでも批判が出るというのはもう想像を絶する世界です。まさに羽生丈二の世界(理想の世界) に近いです。

エベレスト北壁
エベレスト北壁

バフィン島グレートセイルピーク
バフィン島グレートセイルピーク

登頂終了後に一人のメンバーがパラパントでダイブしていました。

ジャヌー北壁
ジャヌー北壁

おっ、このアックスは例のアレですね
おっ、このアックスは例のアレですね。アイスクライミングコンペのスピード競技でロシアチームが使っていたアックスです。来年以降はレギュレーションに引っかかるそうですが、実践でも使っているとは。

映像で面白かったのは、ポーターレッジ等の自分の荷物は全部自分自身で腰からぶら下げて荷揚げ(ユマーリング) していることでした。その他にもフックに結んでいるスリングを手で縫っていたり、自作のバットフックみたいなものもあったりとおーっと思える映像もありました。

上映会の後、委員の方たちと飲みましたが、自分のスケールの小ささ、考え方の甘さを痛感しました。中川さんの隣に座って話を聞いていましたが、海外のクライミングの話にまったく付いていけず、久しぶりに孤独感を味わいました。確かに、バギラティ、グレートトランゴ、ラトック、ジャヌーの位置関係を地図上で説明しろと言われてもわかりません。前提となっている海外の基礎知識が無さ過ぎなので海外の雑誌を本格的に読む必要性を感じました。ロクスノで広義のヒマラヤ特集とかやってくれれば嬉しいのですが。

参考情報
ロシア人クライマーのフィルム (旅の空)
海外の山を知ろう、ロシア隊のビデオ上映@池袋、勤労福祉会館 (岩とリズム)
海外の山を知ろう ジャヌー北壁映写会 (プチクライミングバムWITHわんこ)

会場で先日お世話になった柏さんをお見かけしたので、かーばたさんと挨拶しようと思ったのですが、ちらっとお見かけはしたものの、挨拶できずじまいでした。残念!!



2005年7月 8日

ピラニア ネットストア

クライミングジム ピラニアの Web にネットストアが加わりました。

今なら送料が 180円かかりますが、品揃えは少ないものの、VHS や DVD が 5% off で購入できます。7/9 に発売されたばかりの eXcalibur最新作 FontaineBlue も 3150円(定価 3500円) で購入できて送料を含めてもお得です。是非。

あとで 7/8 分に移します。


2005年7月 9日

不動沢

今週は天気が微妙だったので、アルパインはお休みして、撤退が楽そうで、今まで行きたかった不動沢にかーばたさんと行ってみました。

7時に東京を出発して、9時過ぎには駐車場に着きました。駐車場にはカサメリ沢に行くという ZCC のメンバーの車も確認できました。

不動沢には幾つかエリアがあるものの、一番近場の屏風岩に行って見ました。とりあえず★が付いていた不動沢愛好会ルートに取り付きました。

[不動沢愛好会ルート]
(1P目 5.9 えのきど。リード OS)

トポだとスクイーズチムニーから取り付くことになっていましたが、びしょびしょで登れる状況ではなかったので、その脇のフレークからの取り付きました。フレークを登りきってから始まるコーナークラックを利用したダブルクラックがびしょびしょ & ややかぶっているので怖い怖い。ハンドクラックの出だしで固め取りしてから行きつ戻りつしつつ結構ギリギリで OS でした。ふー。グレード以上の緊張感がありました。

不動沢愛好会ルート 1P目
不動沢愛好会ルート 1P目

(2P目 5.10a かーばたリード OS)
2P目は 1段上がってから、コーナーに走るフィンガーを登ってからスクイーズチムニーをずり上がるルート。スクイーズチムニーがジャストサイズで、落ちる心配はないものの、上がるのが大変で、芋虫のようにズリズリ上がりました。

不動沢愛好会ルート 2P目
不動沢愛好会ルート 2P目

登り切ったところを少し降りるとエンペラーのコルでした。エンペラークラックには春日井山岳会の方々が取り付いておりました。どこかでお見掛けしたと思ったら今月のロクスノの岩雪一徹に出ていた小林さんでした。

エンペラータワーを少し回りこんでから、エンパイアジャムへ。本当はよろめきクラックに取り付きたかったものの、でかいサイズのカムが足り無そうだったので断念しました。のでその脇のエンパイアジャムからよろめきクラックへ継続し、一旦切ってから、直上ルートを登ってエンペラータワーの頂上に出ました。全部一気に繋げてしまったほうがすっきりします。

[エンパイアジャム 5.9 / よろめきクラック上部 5.10a / 直上ルート 5.10b かーばたリード OS]
エンパイアジャムはグレード通りでしたが、よろめきクラックに合流してからのオフウィズスが辛い。途中のチョックストーンが無かったら上がれなかったかもしれません。

エンパイアジャム
エンパイアジャム

直上ルートも浅いフィストをバランスでそーっとじりじり上がって行く感じで、フォローながらも冷や冷やでした。うーん、クラックはいつ登っても怖い。それが楽しみでもあるのですが。

登りきったところで、それまで小雨だった雨が少し強くなってきたので撤退しました。本降りになる前に車に着けたので、大して濡れずにすみました。

不動沢は人もおらず、アプローチも近いのでまた来たい岩場です。ワイドクラック面白い!!



今日のピラニア

雨の為に、不動沢では 4本しか登れなかったので、時間的にも体力的にも余裕があったためピラニアに移動して登りました。

16時に不動沢の駐車場を出て、17時にはピラニアに着けました。予想以上に近い。

内容は散々でした。いまだ冬の呪縛から抜け出れておらず、最近はエイドクライミングばかりやっていたこともあり、肩の調子もイマイチだったこともありジムにも行けずで保持力も持久力もがたがたでした。

17時から 21時までいましたが、ピラニアの 7~8級を全部登ってほぼおしまい。最後に紐つけてルートもチョロットやったものの、5.10b もオンサイトできず、ショック大。月末までに何とかせねば。サプリフル活用でダイエットと平行して登りこみます。

山森さんお薦めのピラニア近辺の大包餃子で餃子食べて、怪しげな山城温泉で入浴して、付近の道の駅で車中泊。



2005年7月10日

南アルプス芦安山岳館

南アルプス芦安山岳館
南アルプス芦安山岳館

以前、野上さんのサイトに紹介されていて、気になっていた南アルプス芦安山岳館に行ってきました。目的は岩雪のバックナンバーと山に関する資料です。

10時から 16時まで缶詰で調べごとをしていました。岩雪はほぼ全て揃っていますし、山と仲間やアルプ、カム、山と渓谷なども比較的良く揃っていました。その他にも古書がずらっと並んでいてより取りみどりです。しかもコピーはできるし、コーヒーまで出てくるしと凄いサービスが良かったです。

目的の記事だけ調べればいいのに、ついつい興味がある記事とがあると読み込んでしまい、思ったより時間がかかってしまいました。

ネット端末も有り、タッチパネル方式なので、設定されているサイトしか見れないようになっているのですが、裏技を駆使して、いろいろ調べごとも出来て満足でした。



2005年7月11日

串田孫一さん死去

ソース

串田さんの本は本棚に数冊あるものの、触手が伸びず、全く読んでおりません。これを機に少し読んでみようかな。

ですので、何も書けません。ニュース性が高かったので載せておきます。



2005年7月12日

新潮 8月号

新潮 8月号

新潮 8月号に沢木耕太郎さんによる山野井泰史さんのギャチュンカン遠征を主題にしたルポが 140ページに渡って掲載されています。

あとで。



今日のランナウト

登れない理由を色々言い訳しても始まらないので、久しぶりにランナウトへ。予想通り登れず、5.10d が精いっぱい。11a も途中までしか上がれず、ムーブが全然わからず。とりあえずしばらくは保持力と持久力の回復に努める予定です。

5.9 x 2
5.10a x 1
5.10b x 2
5.10c x 2
5.10d x 1 1x
5.11a 1x

リソールに出しっぱなしにしていたベノムも回収しました。Vibram から Stealth C4 に変更ですが、ソールの感触はよくわかりませんが、柔らかめの靴が好きなので、最近履いている Crux よりはしっくり来る感じです。



2005年7月13日

松島暁人公式ホームページ

ランナウト(ヤマタケさん) のバックアップで松島暁人公式ホームページが出来たようです。

まだコンテンツは少ないですが、コンペレポ等のヤマタケさんの Web デザインは素晴らしいので、今後に期待です。Blog形式(Blogではない) の日記のヤマタケさんの突っ込みも笑えます。

2003年には国内ではリードでもボルダーでも無敵かと思われた松島さんですが、去年怪我をしてからは本調子ではなく、最近になってようやく本格的にクライミングを再開したようです。ただ、今号のロクスノに二子の乾杯(5.14c) を第 2登した記録があったことから、記録はすぐについて回るでしょう。現在は渡辺数馬さんとヨーロッパ(スペイン) ツアー中のようです。



今日の B-Pump2

普段は 1人でいじいじジムトレをしているのですが、今日はワイワイやりたい感じだったので、ZCC のメンバーがいる横浜の B-pump2 へ。新宿から直通の電車が出ているので、交通費はランナウトの倍かかるものの時間的には 1時間かかりませんでした。

かーばたさん、坂本さんマッキー姐さんと適当にワイワイ。B-pump2 自体 2回目なのでよくわからず適当に 4-6級をうろうろしていました。昨日よりは感覚が戻ってきた感じでしたが、保持力がまだまだ。

垂壁は得意系なのですが、意外にも体が固いことが発覚しました。要ヨガ。



2005年7月14日

今日のランナウト

今日はランナウトへ。目標は 5.10d のオンサイトだったのですが、オートビレイながら、2回目で 5.11a が登れました。1回目にリードでトライしたときは、11a ってこんなに辛かったっけ? というほどぼろぼろでしたが、足の位置が良くなかったらしく、Tsukaさんにアドバイスをもらったら意外にもあっさり行けました。

それでも登れない 5.10c があったりとまだまだバランスが悪い状況です。

今日は本田さんがいらっしゃり、帰り際だったにもかかわらず、ビレイしてもらえ、ラッキーでした。ありがとうございました & すいませんでした。本田さんもさっくり 11a を登っており、体も引き締まっていて、3月に会ったときより凄く上達していました。素晴らしい!!

今日の体重 66kg



2005年7月15日

World Cup Chamonix

7/12-13 にフランスのシャモニで行われていたフリークライミングのワールドカップですが、小林由佳選手が 3位に入賞されました。男子の伊東秀和選手は 35位だったようです。

リード男子リザルト
リード女子リザルト

小林選手は準決勝では完登してトップ通過、決勝では惜しくも終了点タッチでフォールしての 3位だそうです。先週の世界選手権の雪辱を晴らした感じですね。現在はスペインに入って松島暁人さんらと合流しているようです。

関連情報
Chamonix (岩と波)



スパムコメント

以前からぽつぽつと受けてはいたものの、最近になって、消すのも面倒なくらいの大量のスパムコメント攻撃を受けるようになったので、ジムに行くのを中止してスパムコメント対策をしました。

とりあえずで少しコードをいじっただけなので、どーなるかはわかりませんが、まぁしばらく様子見です。まったく!!

スパムコメントをプログラムから入れられてしまう Movable Type のコードが悪いのか、スパムコメントを入れる業者が悪いのか、果たしてどちらなのかがわからなくなっている今日この頃。これってウイルスに対する脆弱性がある OS が悪いのか、ウイルスを作る人間が悪いのかに似てる。どー考えても後者が悪いと考えられるのですが、そうとも言い切れないところもあって、関連業界で働いている身としては微妙。



2005年7月16日

小川山

「アルパインした~い♪」というフリークライマー・まき姐さんからの要望があり、じゃあマルチピッチの基礎から講習会をしましょうということで、かーばたさんと連れ立って小川山へ行ってきました。

6:30に東京を出発したものの、3連休の初日ということもあって、中央道は大渋滞。小川山まで 4時間近くかかりました。

フェニックスの大岩
フェニックスの大岩

フェニックスの大岩という、林道脇の独立岩峰でプチ講習会。支点の作り方から始まって、マルチピッチのシステムの確認、セカンドの確保の仕方、懸垂下降、ユマーリングまで一通りやりました。

かーばた講師による講習会
かーばた講師による講習会

グレードは IV とのことです

ユマーリング
ユマーリング

一通り練習した後、少し実践に近いところへ行こうということになり、これまた林道脇のガマルートへ。1P目はどこかの講習会で埋めつくされていたので、正規の 2P目から回り込んで取り付きました。

[1P目 かーばたリード 5.8]
出だしのスラブがちょっと嫌。後はサクサクと快適。50m フルフルに伸ばして立ち木でビレイ。

ガマルート 1P目
ガマルート 1P目

[2P目 おまきリード ?]
ほとんど歩き。支点の取り方、セカンドのビレイの確認には良かったのでは?

[3P目 えのきど。リード ?]
ちょっと歩いてから、2箇所ほど岩が出てくる。2つめの岩が少しランナウトするので嫌。ロープ一杯伸ばして立ち木でビレイ。

[4P目 かーばたリード ?]
最上部まで伸ばして終了。このピッチもほとんど歩き。

終了点から 1ピッチの懸垂で地面に降り、岩場の基部を回って取付へ。

ガマルート 4P目
ガマルート 4P目

午後から雨の予報でしたが、時々少し雨がぱらついたものの、雨具を着るほどでもなく、終日晴れており、日没直前まで遊べました。"混んでる" というイメージしかなかった小川山でしたが、場所を選べば近場でも空いていて、初心者向けの講習会が出来ました。

夜は念願の Picnic でしょうが焼きをたらふく食べ、風呂に寄ってから、明日はアルパインの実践ということで糸魚川の明星へ向かいました。



2005年7月17日

明星山・クイーンズウェイ

今日はアルパインの実践ということで、アルパイン初めてのマキ姐さんを引きずって明星山・クイーンズウェイ(11ピッチ・5級下・VI-・280m) へ。V 以上のピッチが連発するクイーンズウェイ。ラインも直上に近く、快適なクライミングを楽しめました。もちろん全員オールフリー。3人で登ったにもかかわらず、結構いいスピードで登れ、ACC-J直上、マニフェストにいた先行パーティもかわして、さっくりトップアウトできました。

AM2:00 に駐車場に到着。かーばたさん運転お疲れ様でした。すぐにテントを張って就寝。

AM5:00 起床予定が 30分ほど遅れ、出発は 6:30に。前夜は止まっていなかった車が 2台ほどあり、上から壁を見ると既に取り付き付近に 2パーティいました。

P6南壁
P6南壁 赤線が登ったライン(多分)

懸念していた渡渉も水位は去年とそれ程変わらず、6月に行った屏風の方が辛かったので、慣れていない姐さんは辛そうでしたが、楽でした。

クイーンズウェイの取付はマニフェストの取付と同じで、1P目もかぶるため、先行が 1P目を登るのを待ってから 8:00 に取り付きました。

[クイーンズウェイ(11ピッチ・5級下・VI-・280m)]
[1P目 IV:えのきど。リード]
難しさは無いものの、残置支点が全く無いので基本潅木から適宜取って行く。去年の事故の時のものと思われる Fixロープが垂れており、先行パーティはこれにプルージックを取って、バックアップとして登っていました。

1P目 上と左端が先行パーティ
1P目 上と左端が先行パーティ

[2P目 VI-:かーばたリード]
核心ピッチ。出だしのクラックを乗り越せるかどうかが全て。先行パーティは苦労しており、遂には Fix ロープを使って荷揚げ、ユマーリングで登っていました。ここの出だしはマニフェストとかぶり、去年マニフェストを登った時もかーばたさんがリードしたのでさっくり登って行きました。

[3P目 V-:えのきど。リード]
出だしのハングを越えて、カンテも越えて、後は適当に直上。出だしが少し難しい。ただランナウトするので精神的には余りよろしくない。ピトン類を持って来ればよかった。

3P目
3P目 今日も快晴

[4P目 IV:かーばたリード]
同じような感じのところを上がれそうなところを選んで上がって、下部城砦の下までロープを伸ばす。

4P目
4P目

[5P目 V+:えのきど。リード]
やや被ったコーナークラックを登るピッチ。マニフェストと同じ? 去年もリードしたので問題なし。カムが適宜取れるので支点は問題なし。クラックを抜けたところでピッチを切る。

5P目
5P目

[6P目 IV:かーばたリード]
ここもマニフェストと同じ。適当に 10m 程登って、スラブを左のコーナーを上手く使って登るピッチ。中央バンドの下まで。

6P目
6P目

[7P目 II:えのきど。リード]
中央バンドをロープを引きずって 20m 程上がり、1段上がったところの上部岩壁の取付でピッチを切る。

[8P目 V:かーばたリード]
ラインを読む力が試されるピッチ。微妙な凹角を縫うように右往左往しながら上がり、なかなか楽しめました。

8P目
8P目

[9P目 V+:えのきど。リード]
このピッチもラインが的確。所々考えさせられるものの、冷静にムーブを起こしている自分がいました。去年よりは多少は成長しているのかもしれません。リードしていて楽しかった。

9P目
9P目

9P目
9P目 日差しが強く、石灰岩の照り返しも凄かった。

[10P目 VI-:かーばたリード]
最後の核心。小ハング帯を幾つか越えるピッチ。かーばたさんが慎重にリード。最後のハングは幾つかラインが取れそうでしたが、ピトン類を持ってこなかったので、カムで支点が取れた右端のクラックから越えて行きました。

10P目
10P目

VI-、最後のクラックをのんびり楽しみながら登っていたところ、上から「えのっきー、落石よけれる?」 という掛け声が。よけれる? と言われても、上が見えないので何とも言えない。聞くとテレビくらいの石をとりあえず押さえているが、押さえ切れないとのこと。まだ耐えられそうな感じだったので、速攻で上に抜けてフォールラインから外れる。そーっと手を離しても取りあえず引っかかって止まってくれたので一安心。下にパーティがいるので、ハングしているので、川にダイレクトに落ちていくのがわかっているとはいえ、むやみには落とせない。

[11P目 III:えのきど。リード]
最終ピッチ。適当に左の稜線に上がって終了。3人だったにもかかわらず結構さっくり上がれました。15:30終了。

去年 明星の別のルートに来た時は、下山ではまって 3時間ほどシビアな藪こぎをしたのですが、今回は正規の下山道を見つけられあっさり下山できました。

いつも目印になる杉の木がわからず、今回こそはと思われる杉の木からトラバースを始めたら正解でした。途中からは赤テープがいたるところにあり、迷わずに降りれました。トラバースを始める杉の木のそばの岩に何故か錆びたハンマーが突き刺さっているので目印になるでしょう。

目印のハンマー
目印のハンマー

導水菅を渡って、対岸に渡ると、駐車場からの林道が去年よりも伸びていて、すぐに道に出れました。

導水菅を渡って
導水菅を渡って

余りにあっさり終わってしまったので、暑かったので喉は渇いたもののほとんど疲れませんでした。ストレスも無く理想のクライミングでした。やっぱり姐さんは 12b まで登っているだけあって登ることに関しては全く問題なし、自分が一番下手なくらいです。あとはラインが読めるようになって、カムで支点が作れるようになれば完璧です。

帰りの林道から眺める P6南壁
帰りの林道から眺める P6南壁

汗かきまくりだったので、近場の温泉に行き、糸魚川まで来たんだし、魚を食うぞということで、憧れの山スキーヤー早川さんオススメの店・すし活へ行ってたらふく食べました。美味い!!

さらに日本海を見て帰ろうということで、近くの展望台に行きましたが、見えたのはテトラポットが果てしなく続く海岸線だけでした。



2005年7月18日

今日の J-Wall

月末のヨーロッパ・クライミングツアーの岩質が石灰岩、10台のマルチピッチなので、昨日の明星に引き続き石灰岩を登り込もうということで埼玉県・河又の岩場に行きました。16日に行った東さんからのメールではびしょびしょで登れなかったとのことだったので、糸魚川から直行して AM3:00 に河又の駐車場に着いたものの、登れるかどうかを確認したかったので、ヘッドライトを着けて、こうもり岩まで見に行きました。アプローチで道は既に川になっており、岩場は全滅でした。どこを触ってもじわっと水が出てくる感じで当分はとても登れるような感じではありませんでした。

ので、小川山方面へ転向するのも面倒だったので、ジム(J-Wall) に転向しました。

梅雨が明けたとのことで、うだるような暑さの中で、ジムの中も熱気むんむんでした。

姐さんとかーばたさんは 11c 前後のオンサイトを連発していましたが、当方は 11a のオンサイト 1本が限界。10a から 1つずつグレードを上げていって、11a まででした。そのあとも 3本トライしましたが、1テン。ムーブ云々以前に保持力・持久力がまだまだ戻らず、自分が一番登れず 1人置いてけぼり状態。まずいなー。早く絡めるようにしとかんと。この日は、色々考えて 8本登って終了。姐さんは怒涛のように登っていました。一体何本登っていたの?

アニマルさんと初対面。想像通りダンディ(?) な方でした。



2005年7月19日

今日の B-Pump

梅雨も明け、夏真っ盛り。暑いのは苦手なので、今日は冷房がガンガンに効いている B-Pumpへ。

久しぶりの B-Pump なので全ての壁が自分にとっては新課題で、どれを触っても新鮮でした。

アップをしてから 5級を中心に 1時間ほど。1撃できるものもあれば、全くムーブのわからないものまで色々でした。1時間で保持力が落ちてきたので 6級にシフトダウンして閉店まで 1時間ほど上っていました。

今日は比較的空いていてやりやすかった。



Dear everyone(YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)

YUJI HIRAYAMA Official SiteMessage が更新されておりました。

平山さんは現在フランスのセユーズにいるようで、リアライゼーション(9A+/5.15a) のチェックをされるそうです。日本人ではまだ 5.15a を登っているクライマーはおらず、平山さんが現在ラランブラダイレクトに挑戦中です。こちらも狙っているということでしょうか。

カム 8月号の冒頭の 30の質問で、小山田さんも 9月からのドイツツアーで、アクシオン・ダイレクト(5.14d) が登れたら、次はリアライゼーション、アキラ(9b/5.15a-b) にトライしたいとコメントしていました。さてどちらが先に 5.15 の壁を破るのでしょうか、今年中に結果が出るかどうかわかりませんが、結果が楽しみです。



2005年7月20日

今日の B-Pump

ハーネスを忘れたので、今日も B-Pump へ。

昨日に引き続き、アップをしてから 5級を中心にトライ。昨日より 1撃率が上がりましたが、相変わらず全然ムーブがわからないものも多数。

今日は 21:30~と少し出遅れたので、最後まで 5級トライで行けました。少しは保持力が戻ってきたかなぁ。今日は凄く混んでいて、周りを気にしてビクビクしながらやっていました。



2005年7月21日

今日のランナウト

今日はランナウトへ。ピンク壁がリニューアルされていました。のでピンク壁を中心にトライ。

11a を 2-3本落とせればと思っていたのですが、最初に取り付いた課題は出だしが難しく、2手で撃沈。

気を取り直して次の 11a へ。終了点手前 3手くらいが核心のようで、3便かかってしまい、今日はもうおしまい。結局 10本ほどしか登れず。

ただ、だいぶ体がさくさく動くようになってきたので、いい感じで調整が出来てきています。



扇風機

扇風機

どーでもいいことなのですが、いつも気になっていたことがあります。クライミングジムに行くと、夏の時期は大抵扇風機が回っています。ボルダーだけのジムなら冷房完備で、扇風機が無いジムも少なくありませんが、ルートがあるジムではどうしても扇風機等を回さないと、上のほうは暑すぎて登れない状態になります。それでも焼け石に水に近いですが。

で、その扇風機なのですが、どのジムに行っても大抵は↑のような 3脚の上でオレンジのファンが回っているタイプばかりの気がするのですが、気のせいでしょうか? クライミングジムをターゲットとした扇風機業者とかがいるのでしょうか?

と思って調べてみましたが、検索すれば山ほど出てきました。値段も 1万円未満とお手ごろです。安くて効果大だからというのが理由かもしれません。

どーでもいい話でした。



2005年7月22日

JFA Web サイト リニューアル

JFA Web サイト

JFA(日本フリークライミング協会。日本サッカー協会ではない。) の Webサイトがアドレスの変更に伴って、前の面影も上手く残しつつリニューアルしました。

新しいアドレス
http://www.jfa.to/

とのことですが、昔のドメインにリダイレクトされます。うーむよくわかりませんが、昔のものに比べると雲泥の差があるくらいユーザビリティが上がっていて非常に見やすくなりました。

まだローカルに落としただけで、全ページを見てはいませんが、比較的新しい情報も多く今後が楽しみです。あとは更新頻度と速報性が鍵になるでしょう。



今日のランナウト

しばらくランナウトへは行けなくなりそうなので、今日もランナウトへ。

今日もピンク壁を中心に。昨日離陸できなかった 11a は、最初のトライで離陸でき、終了点手前まで行くも足を間違えて終了点が取れず。2度目のトライで RP。

続いて 11b にトライ。1撃でした。まだグレードが確定していないかもしれませんが、あっさり出来てちょっと嬉しかった。

さらにまだグレードがついていなかったカンテ沿いの 11b? にもトライ。核心まででそれ以上上がれず。足を見落としていました。

サプリの効用を試したかったので、5連荘でジムに行って見ましたが、効果大です。タイミングを考えて、プロテイン、(グルコサミン・コンドロイチン・MSM・ビタミンC・ゼラチン)、BCAA、グルタミン、アルギニンを摂れば、指の関節痛、筋肉痛などの疲労は翌日に残りませんでした。ナイス。



小林由佳 8a/5.13b オンサイト

暁人ブロローグによると、スペイン・バルゾーラの岩場で小林由佳さんが Mamba(8a/5.13b) をオンサイトされたそうです。

日本人女性のオンサイト記録としては過去最高グレードだと思われます。



2005年7月23日

湯檜曽川・東黒沢・白毛門沢

会山行で谷川の白毛門沢に行ってきました。

今回は総勢 6人と比較的大所帯、みんな初心者に近いレベルなので、初心者向けの上越の沢を選んでみました。

当日朝に東京を出発し、迷ったりしているうちに、白毛門沢の出合の駐車場に着いたのは 12:00 でした。すぐに準備をして出発。東京を出るときは雨が降っており、かなり不安な天候でしたが、谷川周辺は晴れ渡っており、絶好の沢日和となりました。

堰堤を越えて入渓。

入渓点
入渓点

すぐに 20m の鼻毛の滝。田場さん、岡田さん、久門君は水流の中を直登。自分は沢歩きは下手なので、無理をせず左から巻き気味に登りました。

鼻毛の滝
鼻毛の滝

鼻毛の滝直登組
鼻毛の滝直登組

鼻毛の滝を過ぎるとあとはナメとゴーロが断続的に続き、特にこれといった滝も無く、快適に高度を稼げて、気持ちも開放的に。今回体験で参加された福井さんは、沢が好きなようで、釜を見つけてはどぼんどぼん入っていました。

連瀑帯
連瀑帯

1時間半ほどで連瀑帯の開始地点へ。上の方にタラタラのセンが見えました。

連瀑帯も水流付近を快適に登れ、適度に楽しめます。タラタラのセンは手前の滝も含めて左から大きく巻いてしまいましたが、田場さんと久門君は水流を直登していました。

タラタラのセン
タラタラのセン

タラタラのセンを越えるともう難しい滝は無く、20m のナメ滝を越えると一気に水流が減り、雰囲気は源頭へ。

20mのナメ滝
20mのナメ滝

源頭部
源頭部

源頭部をサクサク詰めていると突然目の前に雪渓が。完全に落ちきっており安定しているので危険性は無いものの、巻くのも結構面倒でした。

雪渓
雪渓

特にこれといった薮漕ぎも無いまま、どんぴしゃで白毛門山頂へ。向かいの谷川連山はあいにく雲が掛かっていましたが谷筋はすっきりと見え、一ノ倉沢を正面に見ながらの下山になりました。

マチガ沢/一ノ倉沢/幽ノ沢を見ながら下山
マチガ沢/一ノ倉沢/幽ノ沢を見ながら下山

残業ギリギリの時間で無事下山。水上町では盆踊り大会なのかいたるところで車が通行止め状態で、ユテルメも終わってしまっていた時間なので、次の日の西ゼンのために越後湯沢に移動してから温泉に入り、越後湯沢の駅前で焼肉を食べて、毛渡沢のゲートまで移動しました。

時間経過
12:00 白毛門沢出合
12:40 鼻毛の滝
14:00 タラタラのセン
17:00 白毛門山頂
19:30 白毛門沢出合



2005年7月24日

魚野川・仙ノ倉谷・西ゼン

今日は西ゼンへ行きました。

毛渡沢のゲート付近で目覚めると、いつの間にか車が 2台止まっていました。様子からすると釣り人のような感じです。

朝食を摂って、準備をして 7:00 に出発。林道を 15分ほどで平標新道への分岐へ。つり橋を渡って、河原のペンキを頼りに、新道に入るも、どこで道を間違えたのか、いつの間にか河原のかなり悪い道を歩かされており、ペンキマークはあるものの、明らかにトポにある情報と違う。どうやら昔の新道のようです。

そんなこんなで 2時間ほどかかって、遭難碑がある西ゼン出合へ。そこで西ゼンに行かれるというパーティと会いました。

魚影がちらほら見えるゴーロ帯を 20分ほどでイイ沢を左にわけ、ナメ滝出現。遠くに第 2スラブ、平標山と思われる景観も見えました。

西ゼン出合
西ゼン出合

最初のナメは左から巻くも、久門+田場ペアは右から水流沿いに上がって、ウォータースライダーを楽しんでいました。

最初のナメ滝でウォータースライダー
最初のナメ滝でウォータースライダー

ナメ滝を越えると、東ゼンとの分岐、2段 40m のスラブ。久門+田場ペア+福井さんは果敢に登ろうとトライしていましたが、沢靴では 4歩が限界ですぐに釜にどぼんで、結局は右から巻きました。

東ゼンとの二俣の 20mスラブ
東ゼンとの二俣の 20mスラブ

上部の 20mスラブは右から
上部の 20mスラブは右から

2段 40m のスラブ滝を越えると、第 1スラブが遠くに見えるのですが、その手前になんと巨大な雪渓が。完全に想定の範囲外でした。今年の上越は 10年に一度の豪雪だったそうです。

さてどうしよう、と思っていたところ、後ろから 2人パーティが 2組追いついてきたので、彼らの方がベテランぽい感じだったので、こちらは休憩も兼ねて、彼らのルート取りを観察させてもらうことに。

第 1スラブの手前にでっかい雪渓が
第 1スラブの手前にでっかい雪渓が

最初は水流沿いに雪渓の右手のほうをうかがっていたものの、無理そうだったようで、戻ってきて雪渓の下に消えて行きました。まじ? と思っていたら今度はひょっこり雪渓の上に上がってきて、第 1スラブを上がって行きました。

雪渓をくぐるのは怖いものの、とりあえず雪渓のそばまで寄ってみました。結局は彼らのラインしかルートは取れず、1人ずつ雪渓の下を一気に駆け登りました。ふー。

雪渓の下を駆け抜ける
雪渓の下を駆け抜ける

雪渓から第 1スラブに移るところもシュルンドが開いており、やや巻き気味に取り付きました。

第 1スラブ
第 1スラブ

第 1スラブは左から駆け上がれ、開放的で気分爽快。高度感はあるものの、ホールドもスタンスもしっかりしており、水流脇は乾いているので、それ程滑る心配も無く、楽しめました。先行の 1パーティは右側からかなりえぐいスラブ登りをしていました。

第 1スラブの落ち口でちょろっとシャワークライムをしてから次は第 2スラブ。

第 2スラブ
第 2スラブ

第 1スラブより傾斜はあるものの、ホールドスタンスはもっと大きいので、さっきよりも楽でした。

第 2スラブ
第 2スラブ

抜け口の滝も結構豪快で、当方は全部左から巻きましたが、田場さん、福井さんは水流に突っ込んでいました。

第 2スラブ抜け口の滝
第 2スラブ抜け口の滝

抜け口の滝を越えると雰囲気は源頭に。

源頭部
源頭部

分岐を右・右に取るといつの間にか笹薮に突っ込んでいました。最初の方は傾斜もあり、笹の丈も 2m 近くあり、むんむんとする草いきれと漕いでも漕いでも出口の見えない笹薮に結構疲労困憊。

30分ほどでようやっと笹も腰ほどになり、傾斜も緩くなり、程なく平標新道に出ました。

笹薮
笹薮

しかーし、池糖は悲しいくらいに規模が小さく、癒されるというほどではありませんが、一面笹薮の景色は壮観でした。

平標新道を下山
平標新道を下山

帰りは平標新道を駆け下りました。右手にはさっき登ってきた第 2スラブの全景が見え、よくあんなところを登ったよなーという感じでした。

第 2スラブを望む
第 2スラブを望む

帰りは遭難碑からも正規の平標新道を下れ、事なきを得ました。全然楽でした。

岩の湯に寄ってから帰京しました。

いやー、凄く充実していて初心者でも存分に楽しめるいい沢でした。

時間経過
7:00 毛渡沢ゲード
9:00 遭難碑
10:00 東ゼン出合
11:00 第 1スラブ
11:40 第 2スラブ
15:00 平標新道
18:00 毛渡沢ゲート



2005年7月25日

今日の B-Pump

今日は B-Pump へ。

今日もしつこく 5級課題を中心にトライ。癖が無い課題はだいぶ楽に登れる様になってきましたが、左肩に負担が掛かるようなムーブが要求される課題は無理。

浮気して 4級にトライしてみたら、2本ゲット。ただ、それ以外はほとんど持たせてもらえず撃沈。もうしばらくは、5級を上りつくすまでは、5級に専念します。B-Pump は課題が多くて最高です!!

それにしても凄い雨でした。



2005年7月26日

クライミング大使 (YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)

YUJI HIRAYAMA Official SiteMessage が更新されておりました。

セユーズでのクライミングの模様とワールドゲームス、アジアのクライマーに関して書かれています。

セユーズではリアライゼーション(5.15a) に 5日間トライされたそうです。バカンスクライミング的な要素が大きかったようで、まだ登れてはおりません。それでも 8a 以上のオンサイトが 8本ときちんと成果も残されています。

アジア圏のクライマーの話では、平山さん自身の立場の重要性について書かれており、立場をしっかり認識されています。



2005年7月27日

今日の B-Pump2

ヨーロッパツアーの最終調整と最終ミーティングを兼ねて横浜の B-Pump2 へ。

先に着いていた姐さんがやっていたのをストーカーのごとく追っかけてやっていたので、何級をやっていたのかはよくわかりません。4級くらい?

保持力、持久力はまだ完全には戻っていないものの、体のキレは結構いい感じで戻っていました。登っていて体が軽く感じられました。今月になってから週 1kg のペースできっちりダイエットできているのも大きいでしょう。あと 5kg くらい落とせればベストなのかもしれません。

ただしつこくやっていた課題で、最後に変態的なムーブで指の皮を持って行かれて剥けちゃいました。あらら~。

今日の体重 63kg。



Tarzan No.447

(2005/7/27 マガジンハウス)
Tarzan No.447

あとで。



2005年7月28日

7月 都岳連海外委員会

先日行われた "第 13回 海外の山を知ろう ジャヌー北壁映写会" の時に、都岳連海外委員会に入会したので、7月の定例会に参加してきました。

議題は先日の "海外を知ろう" の反省会と、次回 11月に予定している "海外を知ろう" の打ち合わせ、来年 2月に予定している "高所順応研究会" の打ち合わせでした。

先日の "海外を知ろう" は運営的にも不備は無く、お客さんも大入りで成功でした。

次回の "海外を知ろう" は誰をゲストに呼ぶかを勘案中です。エベレストに 4回登られた方か、シシャパンマを縦走された方か、現在 K2 に行かれている方か、世界の辺境で山スキーをやられている方か、ナンガパルバットに行かれてる方か、エベレストに無酸素で登頂された方か、ポタラ峰を登って帰国された方などなどの名前が挙がっていました。全員わかる方はマニアです。

海外のクライミングに関する知識は皆無に近いものの、これからバシバシ海外に行きたいので、委員の方たちの知識や経験を少しでも吸収できればと思って参加しましたが、色々楽しんでやって行けそうです。



2005年7月29日

海外クライミングツアー・ヨーロッパアルプス

今年の海外クライミングツアー 第 1弾としてヨーロッパアルプスに行って来ます。

イタリア・ドロミテで 1週間ほど登り、アルコ-ツエルマット-シャモニを回って帰ってきます。7/29-8/8 の予定です。メンバーはいつものかーばたさんと ZCCマッキー姐さんと 3人でバムしてきます。ヨーロッパでのクライミングは初めてなので楽しみ。今年は第 4弾まで予定しているので怪我しないように慎重に行って来ます。

ので、一応 PC は持ってきますが、サイトの更新は次はいつになるかは全く不明です。すいませんがご了承ください。

さらに、日本に帰国した翌日の 8/9-8/19 でアメリカ・シアトル出張の仕事を入れられてしまったので、まともに日本で生活を始めるのは 8/20 からの予定です。体が持つんだろうか?



2005年7月30日

1日目(7/30):ベネチア -

荷物が来ない
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2005年7月31日

2日目(7/31): - ツエルマット - シャモニ

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