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2006年2月 1日

遭難慰霊碑:日本人名、傷つけられる 中国・梅里雪山

ソース

難しいところです。

クライマーは、クライマー本位の考え方で見るのではなく、国の内外、理由の如何を問わず、山でも岩場でも登れない、登ってはいけない場所もあるということを認識する必要があるでしょう。

参考情報
■[その他書籍]「梅里雪山 十七人の友を探して」(山と溪谷社/小林尚礼)(クライミング・ブック・ニュース)



関連エントリー
中国・梅里雪山で遭難、日中登山隊の遺品発見 (2003/12/15)
梅里雪山―十七人の友を探して (2006/7/4)
梅里雪山 17人の友を探して (2008/3/17)



2006年2月 2日

雪崩追っかけ四十年―Prof.若林のhot雪崩学講演会

渋谷のモンベルルームで行われた講演会に行ってきました。

大昔に若林先生(旧姓:新田) の雪崩講習会を受けたことがあり、結構面白かった記憶があったので、聞きに行ってきました。

先生は既に退官しており、現在は白馬村で ACT(Avalanche Control Team) の活動に携わっているとのことです。

今日の講習の内容は、「これまでの雪崩学の切り口をまったく変えての説明です」と先生がおっしゃるとおり、内容は雪崩の講習会でも、今まで聞いたことの無い切り口でした。

これまでの日本の雪崩学では、"弱層" にこだわりすぎ、雪質などの細かいことに惑わされ、複雑な方向に行っている。もっと全体的、総合的に山を見るようにすれば、シンプルに考えられるということでした。

具体的には雪崩の種類を "転"、"滑"、"割"、"流" の 4つに分類して考えるということでした。詳細は・・・、どこに書かれているんでしょう? 結焼温度やスラブの厚さによる雪崩の話などがありましたが間違ったことを書くと問題になりそうなので、調べてみてください。

雪崩の世界から』のような雪崩に関する小話をするのかと思いきや、最初から最後まで学術的な話で埋め尽くされていました。全く知識が無い人がいたら訳わからなかったのではと思います。



2006年2月 4日

小町の宿

小町の宿
小町の宿

昨年 2月 - 3月に信大山岳会の横山さんらを中心にして開かれた Mixルート、ロクスノ 29号に載っていた小町の宿にふーじんと行ってきました。

【旭(あさひ) M7-/WI5】
ほぼオンサイト。最初にトルキングを決めたクラックからアックスがすっぽ抜ける。1手落ち。その後最初から登り直して無事 RP。

トルキング連発のパワームーブから始まって、微妙なトラバース、バックアンドフットでドライセクションを抜け、ツララに乗り移り、ツララを 2本トラバース。氷の表面に移ってから 90度弱の氷柱を 15m ほど直上して傾斜が緩くなったあたりの右側のボルト 2本で終了。いいルートです。グレードも妥当だと思います。M7ノーマルあってもいいかなぁ。

氷のセクションがそれほど大変だとは思わず、スクリュー 2本しか持って上がらなかったので、最後の 10m 程ランナウト、痺れました。しかも Fusion の重さが氷のセクションでもろに腕に来て、もうヘロヘロ。

【和(かのう) M10/WI5】
出だしが核心。出だしのホールドがまったくわからず、1手目から先に進めない。しかも 1手目、2手目で落ちると空中に放り出されてしまい戻るのが大変。ので最初は、1ピン目から別途ロープを繋いでムーブを探りましたが、ホールドが欠けまくって落ちまくり。やっぱり良くわからない。

ようやくわかったときには時間切れ。1手目はかなり遠く、しかもかなり微妙なので非常にデリケートなムーブを要求されます。スタート間違ってるのかなぁ。3手目が取れればあとはルーフのヘリに沿ってガバを繋いで行く感じですが、抜けていないので何とも言えません。ここも面白い。

これまで 4-5人が登っているそうですが、登っている人の面子からすると山靴 + ヒールスパー無しのアイゼンのようです。凄いなぁ。

洞窟内 赤が旭で青が和。
洞窟内 赤が旭で青が和。

最後に回収便で旭を登り直して終了。最後はもう腕が終わっており、氷のセクションでロングフォールの繰り返し。氷で落ち慣れてしまいました。怖い怖い。足を怪我してからジムに行けず、まったくトレーニングできていないことも影響してるのかなぁ。

終わった頃にはもう真っ暗で、道路まで戻ったら、ふーじんのアイゼンが片方なくなっており、また岩場に戻って探したりとばたばたして、車に戻ったのは 20:00 でした。

周辺の風呂はすべて営業終了。仕方ないので、松本まで出て、スーパー銭湯に入り、明日の予定の八ヶ岳に移動しました。

小町の宿はアプローチ至近で、スポートミックスのゲレンデとしては本州では一番楽に取り付ける場所なのではと思います。中途半端な何ちゃってミックスの場所に行くよりは、一番簡単なラインで M7 なので、最初の敷居としては少し高いですが、ここで登りこんだ方が、グレートもわかるし、練習になると思います。開拓者の人たちに感謝感謝です。

ただ取付の足場がちょっと悪いので注意が必要なのと、ラインがトラバース気味、ルーフなので回収が恐ろしく大変です。あと、プリクリップが前提となっていますので、チータスティックをお忘れなく。

まだ触っていない蔓(まん M9 / WI5) も含めて一緒に行ってくれる人が見つかったらまた行きたいと思います。



2006年2月 5日

吾妻渓谷・不動滝

昨日はふーじんに無理やり Mixに付き合ってもらったので、今日はふーじんのトレーニングで大同心ルンゼをつめる計画でした。が、当方の足の調子がイマイチで赤岳鉱泉までも行けるかどうか微妙だったので、急遽アプローチが楽でそこそこの規模がある吾妻渓谷・不動滝に変更しました。

駐車場に付いたのは昼でしたが、車は 1台有るだけ。2人組のパーティがいるだけでがらがらでした。

氷は 2周間前に来たときよりも発達していました。

吾妻渓谷・不動滝
吾妻渓谷・不動滝

2人組みが登り終わるのを待ってから、さくっと登ってトップロープセット、早速ふーじんに登ってもらう。が、半分くらい登ったあたりで、「アイゼンが外れたー」という叫びとともに、アイゼンが降ってくる・・・。2日連続でアイゼンが外れ、つくづくアイゼンと相性が悪いようです。というよりあの靴にはワンタッチアイゼン付けられないのでは?

F1 を登るふーじん
F1 を登るふーじん

F2 の様子が気になったので、一番上まで抜けて、ふーじんにフォローしてもらう事に。最初の打ち合わせが良くなかったのか、もうめちゃくちゃ・・・・。

まぁ色々ありましたが上まで無事抜けてきてもらい、F2 だけ確認して懸垂で降りました。F2 は 2週間前来たときと比べるとばっちり凍っていて、楽に登れそうな感じでした。

F2 2週間前とは違ってばっちり凍っています
F2 2週間前とは違ってばっちり凍っています

取付に下りてから、ちょっと補習。ふーじんは今年からアイスを始めたばかりなので、まだ女性特有の弱々しい振りなので、フォローで登る分にはまぁいいのですが、とてもリードするのは厳しい感じだったので、感覚を覚えてもらうためにマンツーマンで振りの練習。手首の返しを理解してもらいました。その後は結構よくさせるようになった気がします。

ついでにスクリューを打つ練習をしてもらったら、左利きでやりにくそうでしたが、結構さっくり入れられるようになり、少し登ってスクリューを打つ練習を見ている感じでは 3-4級くらいの滝ならリードできそうな感じになりました。次で行けるかな。

自分の方は、頭の中には理想のアイスクライミングのイメージはあるものの、実際の登りとは程遠く、まだまだ下手で困ってしまいました。難しいなぁ。結果的に登れればいいとは思うものの、やっぱり少しでも楽に登れるに越したことは無いので、更なる精進が必要そうです。

暗くなるまで遊んで車に戻りました。帰りはいつもの岩櫃温泉に寄り、たまたま見つけた "More Than" というおされな店でオムライスを食べて帰りました。



2006年2月 6日

Casio・EXILIM・EX-Z500

Casio・EXILIM・EX-Z500

Pentax Optio WP のバッテリー問題の埒が開かないので、バッテリー重視でデジカメを新規に買いました。買ったのは Casio EXILIM EX-Z500。後継の EX-Z600 の方がバッテリーの持ちはいいのですが、EX-Z600 が 1/27 に出た影響もあって EX-Z500 が某所で 23000円と劇安だったので、これを買いました。

まだほとんど使っていないので何ともいえませんが、メーカーの仕様書では 500枚撮影可能とのことですが、使用レポートを読むと 1000枚以上撮れているようなので、バッテリーに関しては長期の冬季山行でも問題なさそうです。色の出方は Panasonic の方が好きなのですが・・・。



2006年2月 7日

Mammut・Cerro Torre Jacket

Mammut・Cerro Torre Jacket

去年あたりからソフトシェルが日本でも台頭するようになってきており、今シーズンは爆発的に種類が増えたので、去年の 12月に、カナダに行く前にお試しで Mammut の Cerro Torre Jacket を買ってみました。

カナダから使い始めて、これまでずーっと使って来ましたが、現在のところまったく問題を感じられません。防水性能、防風、保温機能、蒸れに関しても必要十分です。

ソフトシェルにもさまざまな種類があるので一概に比較はできませんが、自分が使っているハードシェルと比較して劣っている点は防水性能と重さだけです。

防水性能に関してはさすがに土砂降りの雨の中ではビショビショになりましたが、暖かい日のアイスクライミングレベルでのシャワークライミングではまったく問題ありませんでした。

防風性能に関してもハードシェルには劣りますが、普段から中に Wind Stopper のフリースを着ているので余り気になっていません。

保温機能はこのジャケットの場合、内側が起毛しているのでハードシェルよりも暖かい分、重くなっています。

蒸れに関してはハードシェルよりも蒸れません。が、外側に出た蒸気がすぐに表面に凍りつくので、長時間のラッセルとかしていると体中真っ白になって重くなります。それが難点といえば難点かもしれません。

いろいろ書いてみましたが、要は使い分けです。ソフトシェルの出現で冬のレイヤーの選択肢が増えたと考えればいいでしょう。



2006年2月 8日

PRISM OPTIMUS JACKET

PRISM OPTIMUS JACKET

ダウンジャケットはとにかくかさばるので、これまでは余り買おうとは思っていませんでした。一昨年の冬にインナーダウンを買ったのが初めてです。インナーダウンはアルパインでもかなり有効に使えるのでかって損はありませんでした。

年末年始にカナダに行くに当たって、カナダにいた本田さんから「毎日 -20度~ -30度だよ~」と脅されていたので、寒さ対策の一環として買いました。単なるダウンだと濡れに弱いのでプリマロフトとの混合タイプの PRISM OPTIMUS JACKET を買ってみました。

が、自分がカナダに行ったとたんに暖かくなり、-10度以下を体験することなく終わったため、カナダでは 1度も使わずじまいでした。

ので主に使用しているのは日本に帰国してからですが、結構濡れることも多いですが、まったく性能は落ちません。性能自体も、普段自分が冬に使っているシュラフと同じ重さなので、これを着ているだけでも寝れます。

ただやっぱりかさばるので、ゲレンデでのアイス & ミックスまでが限界で、ヒマラヤ等の高所にでも行かない限り、アルパインには持って行かないと思います。



2006年2月11日

二口渓谷・裏磐司

裏磐司大氷柱
裏磐司大氷柱

【MIHARA】
氷が未発達で、上まで抜けるのは無理そうな状態でした。のでドライセクションのみのトライ。3回トライしましたが、最終クリップまでは行けたものの、ドライセクションのみのレッドポイントならず。体感グレードは M8 ~ M8+ です。ムーブが鍵になってくるのは出だしの 5m 位で、後は淡々とストレニュアスな薄被りが続きます。ホールドが細かい箇所が多く、蛇行していて難しい。

池田さんがトライしている時に一抱えもあるガバがはがれ、レストポイントが 1つ減って難しくなりました。

MIHARA トライ中の千葉さん
MIHARA トライ中の千葉さん

あとで。



2006年2月12日

二口渓谷・風の堂 1日目

風の堂 左の氷柱が二刀流
風の堂 左の氷柱が二刀流

吹雪のため停滞。

あとで。



2006年2月13日

二口渓谷・風の堂 2日目

the physical brothers トライ中の本田さん
the physical brothers トライ中の本田さん あともうちょいで RP だったのに・・・。

【the physical brothers】
3便かかりました。

オンサイトトライではポケットを越えてトラバースに入ったところまで。朝一だったからか手がかじかんで途中から感覚なし。氷のセクションに入ってからも、氷からアックスがすっぽ抜けて戻れず。朝一でのオンサイトトライはやめた方がいいようです。成功率低そう。

2便目。ドライセクションは問題なし。氷に入ってからちょっと雑に行き過ぎました。Fusion の重さも手伝って浅打ちで行ったらすっぽ抜けてフォール。

氷のセクションにスクリューはプリセット状態でしたが、3便目で RP できました。ふぅ。

氷の発達状態でグレードは毎年違うようで、今年は氷が少し離れているので移るのが難しいそうです。かかりのいいホールドを繋いで上がり、トラバースして氷に移り、氷の正面に回って約 10m 氷を登るルート。体感グレードは M7- ~ M7 / WI4+ です。

記念すべき 10本目の完登できた Mix ルートです。

プロジェクトトライ中の千葉さん
プロジェクトトライ中の千葉さん

the physical brothers の池田さん 最終便で無事 RP
the physical brothers の池田さん 最終便で無事 RP

m060213-4.jpg
狗鷲の千葉さん

あとで。



2006年2月16日

the physical brothers

自分のムーブを確認したかったこともあり、the physical brothers のトライをビデオで撮ってもらいました。自分のムーブの悪い点がいろいろとわかって勉強になります。

見ていて思うのはとにかく持ち替えが多い。これはカナダの影響です。特に阿部ちゃん。カナダで見たクライマーが結構頻繁に持ち替えをするのでその癖が移ってしまいました。持ち替え自体はいいのですが、そのムーブにちょっと難点があるのと、クロスで取りに行った方が早いのにわざわざ持ち替えている箇所は修正が必要です。後はやっぱりアイスが下手すぎます。何とかならんかな。

個人的に、アックスでのマッチは余り好きではないので最近はほとんどしませんが、今回一緒に行った人は、理由は色々あるようですが、みんな持ち替えよりマッチを多用していました。スタイルの問題かなぁ。

the physical brothers(M7/WI4) byえのきど。

35M とファイルサイズが大きいのでダウンロードしてからご覧ください。ドライ部分は 2便目、氷部分は 3便目の映像を繋いでいます。のでアックスが違います(笑。

カナダを思い出したついでに、Toshiさんが、Hafner の Fire Roasted JC's Rig(M10+) と、Neolithic(M11) を BB Style でレッドポイントされたようです。おめでとうございます。凄いなぁ。



2006年2月18日

赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 1日目 : 予選

去年から始まった、本州初のアイスクライミングコンペ、赤岳鉱泉・アイスキャンディカップに今年も参加してきました。

金曜夜に、うちのふーじん、84の本田さん、クラの本多さん、G登攀の鈴木さんとわいわいと出発し、美濃戸まで入ってテント泊。

朝起きると、コンペに参加される感じの見知った顔がちらほら、朝食をとってのんびりと赤岳鉱泉まで歩いて行きました。

今年の参加者は男子 13名、女子 4名と去年よりも 1名少ない参加者でした。もうちょっと参加者多くなるかなぁと思っていたのですが、蓋を開けてみるとこんな感じでした。参加者リストが発表されなかったので、誰が誰だったのか全然わかりませんでした。色々挨拶はされたのですが完全には覚えられておりません。すいません。

1日目の予選は男女共通で、7つの課題が用意され、完登のみにポイントを与えられるというものでした。 男女共通で受付順にゼッケンを渡され、1-10 と 11-17 の 2グループに分けられました。課題 1-4、5-7 を途中 30分の休憩を挟んで持ち時間 2時間のセッション方式でそれぞれのグループで交代して予選が行われました。2課題に 1人のジャッジが付き、登れたかどうかのチェックを行いました。トライ数、トライ時間は自由ですが、バウンダリーに引っかかったり、テンションが掛かった場合はいったん下まで降りてから登り直しでした。

課題 1: 比較的素直に氷を上がって行く課題。ちょっとしたトラバースが 2回入る。
課題 2: 一番簡単な課題。出だしを少しトラバースしてから氷を直上。ちょっとしたトラバース 2回。
課題 3: 木のマグロを使ったトラバースが入る課題。トラバースしてからは氷を直上。
課題 4: 出だしで小ハングを超えてから、氷を直上。
課題 5: 一番難しい課題。氷をトラバース気味に上がり、かぶった木のコンパネに上がりホールドを繋いで行く課題。最後は木に打ち込んで終了なのですが、木目が横で全然打ち込めず、ここで 3回も落ちました・・・。
課題 6: 出だしで氷の大ハングを超えてから、氷を直上。
課題 7: コンパネの木片をフッキングで繋いで上がり、終了点手前でクラックにトルキングをしてから終了点にフッキングして終了

本田さん on 課題 3
本田さん on 課題 3

えのきど。 on 課題 5
えのきど。 on 課題 5

ほとんど 1撃で行けましたが、課題 1で体がバウンダリーの外に触れて登り直し。課題 5 で終了点のコンパネに刺せず 4便も出しました。一応制限時間がある中での予選だったので冷や冷やでした。

決勝へは全課題を完登した男子 7名が進むことになりました。女子の本田さんも全課題をほぼ 1撃で登ってしまい、女性の他の参加者が 1-2課題しか登れていなかったので、この時点で女子優勝決定、男子の決勝に混ざって登ることになりました。本当にぶっちぎりで、カナダ効果が存分に出ていました。

夜はほぼ初対面だったアルパインクライマーの方達と色々話ができたのは収穫でした。鈴木さん、丸山さん、亀田さん今後ともよろしくお願いします。

フミちゃん写真撮影お疲れ様でした。



2006年2月19日

赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 2日目 : 決勝

決勝は 2課題。決勝課題では K点がそれぞれ 5箇所設定されていて、トップロープ・オンサイト形式で行われました。

課題 1
広いブランクセクションを 2つ超えるトラバースをこなし(K1 & K2)、3mほど直上(K3)、足ブラでのトラバースセクションが 3m あり(K4)、その後 ブランクセクションを繋いで(K5)、直上して終了。

完登者はゼロ、足ブラトラバースセクションでみなてこずっていました。

本田さん on 課題 1
本田さん on 課題 1

課題 2
やや狭いトラーバスを 4mほどしてから、1.5m 程離れた氷柱に移り、少しあがり、木のマグロを 2段上がって(K1)、遠い空中トラバース(K2)。

その後、クライムダウンで下まで降りてロープを付け替え、トラバース(K3)、コンパネに向かって氷を上がり(k4)、最後はコンパネのホールドを繋いで(K5)、終了点の木に打ち込んで終了。ほとんどが木のマグロからのトラバースで落ちていました。自分はトラバースは終わったものの、ここで手こずり、その後のクライムダウンでよれて落ちちゃいました。

最終的な結果は去年同様 2位でした。情けなくて悲しくなりました。しばらく放心状態になりそうです。2課題とも完登できる技術が欲しいなぁ。道具 1流でも、腕が 3流だとどうしようもないですね。クライミング自体中途半端な状態なので、年も年だし、もうなりふりかまわずに行こうかなぁ。

やっぱり、人の 1.5倍トレーニングして、力でねじ伏せるクライミングができないと駄目ですかね(笑。

男子優勝は ARI の小林さん、3位は 84 の石田さんでした。他はすべて同着の 4位でした。

女子優勝は 84 の本田さん、2位が鈴木さん、3位が本多さんでした。

表彰式
表彰式

男子決勝結果(敬称略)
課題 1 課題 2
1 小林 K4 K3
2 榎戸 K4 K2
3 石田 K4 K1
4 河津 K3 K1
丸山 K3 K1
有持 K3 K1
亀田 K3 K1


参考情報
クライマー・クライマー?



2006年2月20日

アイスクライミングコンペ

リンク
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ
男子
山屋の独り言
クライマー・クライマー?
山岳同人六連星
女子
ふーじんの 行きたいのは山々
記事タイトル:赤岳鉱泉アイスキャンディカップ
スタッフ
山と自然への彷徨

アイスクライミングジャパンカップ
男子
簡易山行記録集
Plastics・ICE
女子
がんばれ、私。

他にもご存知の方がいらっしゃいましたらコメントいただけると幸いです。



2006年2月21日

アイスキャンディカップ動画 01

先週末に赤岳鉱泉で行われたアイスキャンディカップの男子決勝ルートの課題 1の江本さんによるデモです。北海道のコンペに持っていくと予選か準決勝程度になってしまう気が・・・。

ほとんどの人がハングのトラバースで 2手出して終わり、ハングのトラバースができたのは小林さん、石田さん、当方だけでした。うーむ。

小林さんは足ブラキャンパで
小林さんは足ブラキャンパで

自分はヒールフックで
自分はヒールフックで

石田さんは反則のリーチ
石田さんは反則のリーチ

赤岳鉱泉・アイスキャンディカップ・男子決勝ルート・課題 1 by 江本さん(31.2M/wmv 形式です)

ちなみに今回のスポンサーは The North Face と大塚製薬です(笑



2006年2月22日

アルパインクライミング イン ロシア

先週下川町で行われたアイスクライミング・ジャパンカップのルートセッターとして、今年も来日したロシアのペバート・シャバリン氏の講演会が渋谷・モンベルルームで行われたので聞きに行ってきました。

内容は 2005年夏のハンテングリ北壁への遠征と近年のアイスクライミングについてでした。

【ハンテングリ北壁】
ハンテングリ北壁

- キルギスタンにある、世界最北の 7000m峰。雪の量によって標高が変わり、6995m ~ 7010m。北壁の取付は標高 4000m。
- 風はパタゴニア並みで、標高はそれより上。
- 北壁は 1974年に 8人のロシア人が初登。
- これまで北壁は 13隊、7ルートから登られており、ほとんどが 4-5人チームで登られている。2人チームでのトライは過去に 6回トライされているがいずれも失敗。

登攀ライン
登攀ライン

- 2003年に 2人でアルパインスタイルでトライするも、天候が悪く、失敗し、ヘリで救助され、帰国して 2ヶ月入院。
- 2005年の北壁は自分達だけ、ノーマルルートは 72人。
- 8/20~ 登るのに 10日間、下降に 2日間。当初は 4-5日間を想定していたが天候が悪く予想以上に時間がかかった。
- 装備は食料 4kg、ガスカートリッジ 中 4缶。
- シュラフは 2人で 1つ、重さは 1kg。
- 壁は全体的に脆く、プロテクションも悪い。Mixテクニックでほとんどフリーで抜ける。

壁の様子

- この登攀でロシアのクライミング金メダルを獲得。
- シャバリンが全ピッチリード。パートナーのイリアスはユマーリングでフォロー。
- 使ったロープは 9mm 60m。

お手製特殊あぶみと専用の脚用ハーネス
お手製特殊あぶみと専用の脚用ハーネス

【アイスクライミング】
ロシア・キロフでのアイスクライミングコンペの映像と "no pain no gain" の映像を解説付きで流しました。"no pain no gain" は数十回と見ているものの、関係者の解説付きで見るとまた違った観点で見れて楽しめました。

シャバリンは、"日本ではコンペクライミングと山の世界が乖離していて残念" とおっしゃっていました。激しく同感です。この辺に関してはまた今後。

終わってから日山協の中川さんと飲みで色々話を伺えたのは収穫でした。今後のアイスコンペのあり方や方針などについても議論できました。期待しております。



2006年2月24日

北海道・層雲峡

これから北海道・層雲峡に行ってきます。目的は層雲峡・ジャパンオープン。今年で 3回目の参加になりますが、いまだに予選すら突破できていないので、今年はせめて予選は何とか突破したいと思っています。

発表された(?) メンバー表を見ると、今年は参加者が激減しています。先週の下川町のコンペと来週のノルウェーでのワールドカップに吸われた感じですね。

自分は本番に弱いタイプなようです。岩場での突破力には結構自信が有るのですが、コンペになると全然実力を出し切れません。精神的な問題かなぁ。

月曜まで残って、本田さんと層雲峡でアイス & Mix を登ってくる予定です。今年の宿泊施設にはどうやらネット環境はないようですので、次の更新は来週の火曜日になります。

仕事が徹夜続きで全然更新できず、色々と書きたいことはたまっているので、来週まとめて一気にアップします。メールの返事や DVD などなど色々頼まれていますが、すいませんが来週までお待ちください。

今朝の体重は 68kg、体脂肪率 8.5%。60kg くらいまで体重を落としたいのですが、何を落とそう。今年の正月明けの怪我が長引き、全然ジムに行けず、家で筋トレばっかりしていたので、クライミングとは無関係な無駄な筋肉が結構付いてしまっているようです。来週から冬壁通いが始まるので勝手に落ちることを期待。



2006年2月25日

層雲峡・アイスクライミングジャパンオープン 1日目

# 下書きです。

金曜夕方の飛行機で北海道入り。羽田を出る時は雨でしたが、千歳では粉雪でした。

レンタカーを借りて一路層雲峡を目指す。ナビを過信していたら、岩見沢まで下道を走らされ、だいぶ時間のロス。旭川で定番のラーメンを食べて、層雲峡の駐車場に着いたのは午前 2時でした。そのまま車中泊。

今年の層雲峡ジャパンオープンは、男女ともファンクラスとオープンクラスの 2階級に分けられ、ファンクラスが男子 6名(2名がインフルエンザで参加できず)、女子が 6名、オープンクラスの男子が 17名(Seed 5名)、女子が 5名でした。今年のメインセッターは第 2回に引き続き保科さん三和さん、小田さんがサポートに入りました。

オープンクラスの受付は 11:30~でしたが、その前に行われていたファンクラスの予選を少し見たかったので、9時頃から会場をぶらぶらしていました。

今年のコンペ会場
今年のコンペ会場

会場には見知った顔がちらほらと言うより、ほとんど全員お会いしたことがある例年通りの顔ぶれでした。何だかここに来ると、今年も帰ってきたという気持ちになります。なんとも言えずアットホームで赤岳鉱泉のコンペとはまた違った雰囲気です。

ファンクラスの予選は男女とも直上系の比較的素直な課題でした。男子の田戸岡さんや女子の阿部さん、横山さん、何でファンクラスに出てるんですか? という感じでした。

ファンクラス女子予選の阿部さん、Mizo・北斗 / Scarpa・サミットGTX / Simond・Doberman と最新装備で固めていました。
ファンクラス女子予選の阿部さん、Mizo・北斗 / Scarpa・サミットGTX / Simond・Doberman と最新装備で固めていました。

オープンクラス予選
予選はファンクラス、オープンクラスともにセッション方式で行われ、課題は男女とも 3課題でした。順番にどんどん登っていく形式で、途中に K点が設定されており、その合計点が成績となりました。トライ時間は各課題 6分でした。

男子
課題 1
アイスのみの登らせる課題。アップ用だと思われますが、去年はこれすら登れなかったので、登れたときは一安心。ほっとしました。三和さんが設定。

課題 1 の吉田さん。手は Charlet・クエーサーコンパクトと Grivel・Taa-k-oon という異色の組み合わせ。美唄の体育館でトレーニングしているだけあって強かった。
課題 1 の吉田さん。手は Charlet・クエーサーコンパクトと Grivel・Taa-k-oon という異色の組み合わせ。美唄の体育館でトレーニングしているだけあって強かった。

課題 2
コンパネのバランシーなホールドをムーブで繋いで行き、アイスセクションに入る課題。かぶりの処理が 2箇所有り。完登者は 0 でした。小田さんが設定。

最初にいきなり K1 を取りに行ったらアックスがすっぽ抜けました。1手落ち。2トライ目で最初のコンパネセクションを抜けれたものの K5 のホールドに触っただけで力尽きました。結果は K4。

課題 3
足ブラキャンパから始まり、やや遠目のホールドを繋いで行き最後はアイスを 3m 程上がって終了。かぶりの処理が 3箇所有り。1トライ目で最後のアイスセクションまで上がれたものの、氷が壊れてアックスすっぽ抜け。まぁ時間も 10秒くらいしか残っていなかったのでここが限界でした。自分はキャンパは苦手なので、いきなりヒールフックでスタートしましたが、他の人はみんなキャンパで行っていました。みんなパワーあるなぁ。保科さん設定。こちらも完登者は 0。というよりセッターの保科さんですらデモで登れませんでした。

この課題は完登できそうな感じだったので、その後 2回トライしましたが、もう腕がよれてしまっており、2便目はアックスを落としてしまって駄目、3便目はもう全然上がれませんでした。

Seed 選手が除外されているので何とも言えませんが、とりあえず 3位タイで予選は通過しました。現在の自分としてはこれがベストでしょう。今年の目標はまず達成。

女子のオープンクラスは男子のファンクラスの課題が使われました。予想通り本田さんがぶっちぎり。課題 1 と課題 2 は 1撃。課題 3 も最高高度まで行き、断トツでした。ファンクラス男子の人よりも良い成績でした。ヒールフックの上手さと柔軟性は見習わないとなぁ。

オープン女子課題 2の手塚さん。Grivel・Alp Wing + Revolution。リーチもあり、登るたびに上手くなっていました。
オープン女子課題 2の手塚さん。Grivel・Alp Wing + Revolution。リーチもあり、登るたびに上手くなっていました。

オープン女子課題 3の本田さん。ヒールフックの上手さは相変わらず。
オープン女子課題 3の本田さん。ヒールフックの上手さは相変わらず。

スピードの大会までホテルで休んでいたので、ファンクラスの決勝は見れませんでしたが、以下のような結果になったようです。

スピード
かなり気合を入れていったのですが、完全に空回りで、下から 2番目でした。本当に本番に弱いなぁと行った感じです。自分の敗因はツールが使いこなせなかったことでしょうか。せっかく秘密兵器を借りれたのになぁ。先週ちょっと練習した感じではいい感じだったのですが、今日はすっぽ抜けまくりで駄目でした。しょぼ~ん。

男子は田戸岡さんが優勝し、ファンクラス男子優勝とあわせて、ダブル優勝と成りました。女子は本田さんが秘密兵器の甲斐もあってこちらもぶっちぎりでした。

スピード表彰式
スピード表彰式

ロシア製秘密兵器
ロシア製秘密兵器。ジャヌー北壁登攀時にもフックとして使われており、かなり汎用的なようです。来シーズンは Grivel から似た製品が出ます。



2006年2月26日

層雲峡・アイスクライミングジャパンオープン 2日目

オープン準決勝
9時から受付がスタート。Seed 選手も今日から加わり、選手の控えテントは一気に豪華になりました。準決勝もセッション方式で、制限時間は各課題 6分でした。

男子課題 1
登らせる課題。クライムダウンも含めてぐるっと 1周して最後に直上してゴール。難しいところはないものの、ルートが長く制限時間 6分はぎりぎりでした。とはいえ、全員 2便以内で完登。出だしで鳴海君が氷が壊れてフォールしたとき、スタッフが諸手を挙げて喜んでいました。自分も変なところで滑って落ちて 2便出しました。保科さんが設定。

男子課題 2
核心はコンパネセクションの最上部。思いきり引き付けて遠いホールドが取れるかどうかが核心でした。どんどん完登者が出て行く中、最後の方は残ったメンバーでムーブの談合会議。セッション方式独特の楽しさがありました。小田さん設定。

完登できたかどうかが決勝への分かれ目になりました。自分は結局この核心が越えられず準決勝敗退。結局総合 9位タイでした。ただこれが現状の自分にとってはベストだと思いますので、納得できる結果となりました。

前評判どおり、鳴海君、奈良さんが 1発完登で強さを見せ付けていました。奈良さんは足ぶらキャンパで届きそうになっており信じられないパワーでした。決勝へは 7名が進みました。

鳴海君 on 課題 1 核心
鳴海君 on 課題 1 核心

女子課題 1
昨日の男子予選の 1本目と同じ課題。氷のハング 2箇所を越えていく直上する素直な課題。本田さん、森宗さん、手塚さんが 1発完登。

女子課題 2
バランシーなコンパネセクションを抜けて、氷をトラバースして直上する課題。本田さんが一発完登、手塚さんも終了間際に完登。

決勝へは本田さん、手塚さん、森宗さんが進みました。

オープン決勝
男子課題
オンサイトリード方式で制限時間は 6分。出だしが結構難しかったようで、苦労していた人が多く、藤田さんがここでフォール。その後は氷とコンパネを上手く使って上がり、フッキングが微妙な最後のホールドを経由してルーフ帯のヘリへ。最後の微妙なホールドで宇野さん、奈良さん、藤本さんがフォール。

ルーフ帯のヘリはヒールフックを上手く使ってトラバースするセクション。石井さんが途中でアックスがすっぽ抜けてフォール、吉田さん、鳴海君はこのセクションを抜けて、氷の狭いトラバースセクションへ。氷の狭いトラバースセクションで吉田さんは時間切れ、鳴海君も時間切れでしたが、一番最後であったということと、時間内に吉田さんが到達したポイントを超えていたということもあって終了点まで登って終了となりました。

女子課題
トップロープ・オンサイト方式。本田さん以外をターゲットとした登らせる課題。コンパネセクションからバウンダリーのある氷のトラバースセクションに入り最後は直上。時間との戦いになりました。

本田さんは何の危なげも無く完登。森宗さん、手塚さんがタイムアウトとなりましたが、僅差でした。

前評判どおり本田さんが優勝。おめでとー & 1年間お疲れ様でした。カナダで一緒にトレーニングさせてもらった身としては、何の結果も残せずこちらは恥ずかしい限り。来年に向けてこれはこれでがんばります。

男女表彰台
男女表彰台

今年も下川町を含めて 2連覇と鳴海君のアイスキングぶりは健在でした。登りはますます安定しており、フィギュア 4、ヒールの使い分けも見事ですし、足ブラ引付状態でアックスを振れるというのは信じられません。あとはやっぱり奈良さんも登り安定していました。来週のワールドカップが楽しみです。

男女入賞者
男女入賞者。来年はここに並ばなきゃ。



2006年2月27日

層雲峡 - 札幌 - 千歳

今日は本田さんと層雲峡・雲井の滝 + Naka滝 Mix に行く予定だったのですが、朝起きたら天気悪すぎ。しかも暴風波浪警報まで出ていて、ものすごい風。千歳まで何時間かかるかわからなかったので、さっさと帰路に着きました。

旭川までも地吹雪、ホワイトアウト状態でのろのろ運転、旭川からも、奈井江まで高速が通行止めだったので下道でのんびりと。結局札幌まで 6時間かかりました。

札幌に着いても特にすることが無く、スープカレー食べたり、新しくなったICI石井スポーツに行ってみたりとぶらぶらしていました。

秀岳荘札幌店にアックスが使える壁があるので、見に行きましたが、この日はあいにくの定休日で使えませんでした。勝手に使うのも NG のようでした。

秀岳荘札幌店の壁
秀岳荘札幌店の壁

仕方が無いので(?)、今回撮ったビデオを見ながら、あーでもない、こーでもないといいながらお互いに勉強会をしていました。

千歳からの最終便が遅れており、帰宅したのは夜中の 2時でした。



2006年2月28日

層雲峡・アイスクライミングジャパンオープン 動画 1

今大会優勝したアイスキング・鳴海君の決勝のクライミングです。

他を寄せ付けない安定した登りで、圧倒的な内容でした。フィギュア 4 とヒールフックの使い分けも的確ですし、足ブラのままアックスを振れる引付力も見事で、いいもの見せてもらいました。流石です。

男子オープンクラス決勝課題・鳴海選手(6:40 / 46M / WMA 形式)

風が強かったので、風の音がかなり入っており、またかなりぶれました。



 
 
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