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2006年7月 1日

今日のピラニア

今日はフミちゃん、アニマルさんと瑞牆十一面岩末端壁に行く予定でした。

そのため、金曜夜中にミズガキ湖の道の駅へ。韮崎インターを降りる頃からぽつぽつ雨が降り始め、ミズガキ湖に着いた頃は結構降っており、朝方には本降り。

朝方 6:00過ぎに「冷たーい」という叫び声で起こされる。見ると、びしょびしょのフミちゃんがぼーっと立ってる。そばに張っていたテントが水没してびしょびしょになったようで、水も滴たるxxx状態でした。

そんな頃、横浜を出発した Coda、坂本、アニマルさんカーから電話があったので、現状を説明してから「結構雨が降っていたので登れないかも」と進言。が、結果としてはカサメリも小川山も登れたようでした。うーむ、安易に答えすぎていました。大変失礼いたしました。多少の雨で登らないような人たちではなかったですね。反省。結局、8時過ぎから陽が差し始め、10時過ぎには地面も乾き始めていました。

そんな状態で完全にモチが切れてしまっていたので、フミちゃんと甲府のジム、ピラニアへ。ジムの受付には先日入籍して、甲府に移ってきたムロトキさんが座っておりました。

あとで。



2006年7月 4日

梅里雪山―十七人の友を探して

(2006/2 小林 尚礼著 山と渓谷社)
梅里雪山―十七人の友を探して

少し遅くなりましたが、ようやっと読みました。非常にいい本でした。

1991年に中国の梅里雪山で 17名が亡くなった雪崩遭難事故。著者の友人も多数含まれており、この山と深く付き合うきっかけになった事故。

1996年、自ら遠征隊を組織して梅里雪山へ。初登を狙い、一登山者として山に入り、初めて梅里雪山とまみえる。この遠征で地元の人々との摩擦が起き、聖山とはについて考えるようになる。

1998年、事故後 7年が経ち、一部の遺体が氷河から発見される。会社を辞め、その後遺体捜索に専念する。その間に、一層聖山に対する興味が深まり、聖山巡礼の旅にも 3度出、現在に至る。

遠征隊として訪れた時と、聖山を理解した時での心境の変化の差は大きく、遠征で登れなかったときは「登攀隊長の首を替えてでも登りたい!」「この悔しさは決して忘れない」とまで言ってるのに、最後には「聖山とは、生命の源である」「登ってはいけない」と変わっている。

この本では聖山が特殊な存在であるような書かれ方をしていますが、決してそんなことは無く、スケールは違いますが、日本にも存在する信仰です。もともと日本では八百萬の神がいると信じられており、取り巻く自然環境には何にでも神が存在しているという、プリミティブな信仰があります。現在の日本人がすっかり忘れてしまっている信仰を、著者は梅里雪山で認識した次第です。

自然を舞台に遊ぶ人は、もっとその辺を認識する必要があると思います。

小林尚礼 HomePage

関連エントリー
中国・梅里雪山で遭難、日中登山隊の遺品発見 (2003/12/15)
遭難慰霊碑:日本人名、傷つけられる 中国・梅里雪山 (2006/2/1)
梅里雪山 17人の友を探して (2008/3/17)



2006年7月 6日

今日の Pump2

仕事がだんだん盛り上がってきて、長期戦に突入した感じ。精神的、肉体的に削られていて、歩くのすら億劫で登戸からタクシー、9時過ぎに何とか入店。

ロングバケーション。

あの頃はみんな若かった。ではなく、しばらくはジム通えないかなぁ。ので、現状維持が精いっぱいになりそう。土日、夏休みは死守できそうなので、ホームトレでどこまでカバーできるかが勝負です。

ただ、日々の締め切りに追われている時に限って他のことがしたくなるんですよね。ここ 1週間でゲド戦記全 6巻、ブレイブストーリー全 3巻、ビジネス書 3冊、Flash関連技術書 2冊完読。

『ゲド戦記』・・・苦手系のジャンルですが、面白かった。
『ブレイブ・ストーリー』・・・同じく苦手系。宮部みゆきということで読みましたが・・・。時間の無駄だったか。
『ウェブ進化論』・・・現在までの概論。営業系の人は必読。
『Web2.0でビジネスが変わる』・・・現状の概論。同じく営業系の人は必読。しばらくは CGM の時代でしょうね。
Flash系・・・昔と比べると随分変わっていました。AS3.0 は便利だ。

年をとったからか、学生の時に比べるとだいぶ読むスピードが落ちました。



2006年7月 7日

Black Diamond・Speed 系ハーネスのリコール

Black Diamond Speed 系ハーネス
モーメンタムスピード、バリオスピード、ウィズキッズ

Black Diamond の Speed 系ハーネスでリコールがあるそうです。詳細はロストアローの Web を参照してください。

ブラックダイヤモンド・スピードハーネス、リコールのお知らせ

対象製品は、モーメンタムスピードバリオスピードウィズキッズの 3製品だそうです。



2006年7月 8日

瑞牆・十一面岩・末端壁

先月、アストロドームを無事 RP できたので今日の狙いは春うらら。ZCC のアニマルさんと植樹祭広場で待ち合わせて末端壁へアプローチ。

末端壁には先に入っていた 84 の井上、石田君ペア + 林さん、他 1パーティいらっしゃいました。井上君がトワイライト、石田君が春うらら、林さんとアニマルさんがアストロドームというのが本日の組み合わせ。

【春うらら 1P目 5.11b】
(1便目)
先日、アストロドームに張ったトップロープで出だしだけはトライしていたものの、ムーブはすっかり忘れておりました。やっぱりトップロープだと緊張感なくてだめですね。

出だしのボルダームーブで悩み、核心に関してはちんぷんかんぷん。甘いシンハンドにまったく歯が立たず、C1 で無理やり上がってしまいました。

核心の後は 5.9 のクラックが 15m。核心をこなした後ではへろへろで、落ちる気はしないものの非常に疲れます。

(2便目)
出だしのボルダームーブは解決。核心は石田君のムーブをコピーさせてもらう。サムカムを 2箇所決められるところがあり、まだ確率は低いものの足をうまく使えれば何とかなりそうな感じ。それにしてもその先が長い~。次にもう 1便出して見れば先が見えると思います。

本当はもう 1便出したかったのですが、核心後の長さと、翌日のドラツーのプロジェクトの RP がかかっていたこともあってやめちゃいました。

石田君は本日 3便目で無事 RP してました。さすが。アニマルさんも途中やばいフォールがありましたが、無事アストロドームをレッドポイントしていました。

今日は前から話してみたかった井上君と話せたのは収穫でした。ヨーロッパ方面にかなり詳しいので色々吸収できたらなぁと思います。

春うららで疲れたのか、日ごろの疲れがたまっていたのか、ムンクの洞窟へ向かう途中で寄ったコンビニで横になったらいつの間にか 3時間経過。風呂に入り損ねました。ショック。

# 今日はカメラを持っていくのを忘れました。



2006年7月11日

La Vie d'un Guide

江本さんが Blog を始めたそうです。

明日からヨーロッパに約 2ヶ月、仕事で行かれるそうで、現地からのレポートを楽しみにしたいところです。

La Vie d'un Guide

今日は六本木ヒルズまで歩いて MI3 を見てきました。2の方がシンプルでよかったなぁ。ここの映画館、結構遅くまでやっていて便利。



2006年7月12日

サバイバル登山家

(2006/7 服部文祥 みすず書房)
サバイバル登山家

最初に彼の存在を知ったのは 1996年。当時所属していた大学のワンゲルで死亡事故があり、報告書を作るために、過去に事故を起こしていた大学のワンゲルや山岳部をヒアリングで回っていたときでした。

都立大のワンゲルに話を伺いに行ったとき、こんな先輩がいますという話を聞いたのがきっかけです。当時はまだ村田姓でした。

その後の岳人で、サンナビキの和田さんと黒部を横断したときの記録を読み、いい文章を書くなぁと強く心に残り、以後は継続して最新の岳人の記事までも含めて、すっかりとりこになりました。3年前には講演会も聞きに行きました。

前々から本の出版を心待ちにしており、今回ようやっとその機が訪れました。序文の山野井さんの文章から始まって、最後までまったく無駄が無く、きりっとまとまっていていい本でした。こんな登山観もあるのかと改めて考えさせられます。


今週の読書(?)
『国家の品格』(藤原正彦)・・・ひどすぎ。単なる愚痴。
『今すぐ使える!コーチング』(播摩早苗)・・・最近はやりのコーチング。まぁまぁ。
『大人のための文章教室』(清水義範)・・・清水義範は高校のときに結構読んでいた。久しぶりに。
『日本以外全部沈没』(筒井康隆)・・・ネタです。
『ブレイブ・ストーリー』・・・映画もだめでした・・・。

関連エントリー
290回 地平線報告会 (2003/10/24)



2006年7月13日

今日の Pump2

信じられない暑さ。会社の温度計が 36度を指していた。

毎年夏になると思う、「去年ってこんなに暑かったっけ?」

港区区役所のスピーカーから光化学スモッグ警報発令中の案内が流れていた。街柄なのか日本語と英語のバイリンガル。

そんなわけで、今日のジムでは全くパフォーマンスを発揮できないまま終了。5.11a すら登れなくてちょっと悲しくなってしまった。暑さに対する弱さを完全に露呈。早く冬が来ないかな。

家に帰ると部屋の奥から Beep 音が。NAS で使っていた、ミラーリング用のハードディスクの 1台が壊れていた。どうやら熱暴走。NAS専用のケースとは言え、320G のハードディスクを 8台もつけていると熱がこもりやすいんだろうなぁ。



2006年7月14日

グリグリ & シャント

グリグリ & シャント

グリグリもシャントも普段の自分のクライミングではまったく使わないものですが、今後、開拓・掃除・撮影作業をするにあたって、あったほうがいいと思ったので揃えました。もちろん結索 + カラビナで代用できるのですが、使用頻度が極端に上がる場合は専門のギアの方が安全です。

ユマールは、部屋には右ばかりが何故か 4つ転がっていたので、左を買ってきました。

Fusion の歯もボロボロだったので新調しました
Fusion の歯もボロボロだったので新調しました

あとはドリル。やっぱヒルティかな・・・。



2006年7月15日

安達太良山・湯川

安達太良山・湯川・入渓点
安達太良山・湯川・入渓点

今週は会山行。3連休を利用して安達太良・吾妻周辺の沢をつなぐ予定でした。例の如く出発間際にドタキャンが相次ぎ、メンバーは片山さんとふーじんの 3人のみ。見送りに近藤さんがいらっしゃいました。

天気図を見ても、予報を見ても雨雨雨。それでも行ってみないとわからない、1本くらいは行けるでしょうということで行ってみました。

湯川取付のスキー場に着いた頃は結構いい天気でした。が、先週の平日に降った雨の影響か、湯川は濁流となっており、とても自分たちの実力の範囲内で遡行できる状態ではありませんでした。

一番水量の少なそうな湯川でこれでは、石筵、杉田、大滝沢でも似たり寄ったりでしょう。その後の天気予報もパッとしないので、適当に温泉だけ入って東京に戻りました。単なるドライブになってしまいましたが、色々勉強できたこともあったので次回以降に生かして行ければと思います。皆様お疲れ様でした。



2006年7月17日

今日の Pump2

大層な雨が降っていたため今日は Pump2 へ。

宿題になっている課題に順番に取付く。あいかわらず 5.11b すら登れない。集中力が切れているのが自分でもよくわかる。このままじゃ駄目だ。冬が来る前に何とかしなきゃ。

Pump2 で Mix ムーブ満載のルートを発見。色々練習できそうだけど、周りから見たら意味不明だろうなぁ。

某所で話題になっていた中学生日記。数年振りに見たけど NHK 恐るべし、民放まっ青。裏の狙いまで見えてしまった。



2006年7月18日

7月 都岳連海外委員会 例会

- 都岳連理事会報告
都岳連の社団法人化にあたり、問題となってくる共済の話。結局都岳連の事業としてはやらず 7a に委託、外部事業化の方向で。

- 日山協国際部委員会報告
UIAA の 2007年総会は松本開催。それにあわせて、スポーツクライミングのワールドカップの開催も松本に誘致できないか? 問題はお金。

- 第 15回 海外の山を知ろう「知られざるアフリカの山々」反省会
予想よりも参加者が少なかった。宣伝対象に問題があった? もっとバックパッカー寄りの人にも宣伝した方が良かった。

- 第 16回 海外の山を知ろう 11月頃
ガメラこと菊地敏之さんに交渉予定。

- 第 28回高所順応研究会について 2/4?
山本正嘉さん、塩田先生に交渉予定。

その後の飲みで、昔のクライマーの伝説を色々と伺う。絶対に明文化されない話の中にこそクライマーの本質が見え隠れしているような気がしました。



2006年7月19日

世界ふしぎ発見!第968回 春のカナディアン・ロッキー 魔の山アルバータの謎を追え!

(2006/7/8 21:00-22:00 TBS)
世界ふしぎ発見!第968回 春のカナディアン・ロッキー

カナディアンロッキー・アルバータ峰初登頂にまつわるお話。

初登は東面から槇有恒氏ら 9名。1925年(大正 14年)。第 2登されたのが 23年後であることを考えるとそれなりに価値のある登頂だったようです。

番組では、初登時に山頂に置いてきたピッケルに焦点が当てられており、第 2登したアメリカ隊によってバラバラになったピッケルが偶然を経て、1995年に再度 1つにされ、現在は地元ジャスパーにある山岳博物館に保管されているそうです。絹製のロープなど興味深い話もありました。

アルバータ峰



2006年7月20日

岳人 8月号

(2006/7/15 東京新聞出版局)
岳人 8月号

表紙は和賀山塊。写真はマンダノ沢かな? 行きたい沢です。"My Favorite Route" 連載時にも目にしていましたが、初めて瀬畑さんに関する記事を読みました。渓谷登攀論とは別方向に沢登りを突き詰めて行くと、やっぱりこういう方向に行くのかなと改めて思いました。


今年の 3月に起きた、八ヶ岳・摩利支天大滝での事故報告が出ています。原因は、袈裟掛けにしていたスリングが滑落の際に浅打ちだったアイススクリューにひっかかったことによる窒息死となっています。

山の中でクライミングや沢登りをしている人であれば誰にでも可能性がある事故ですが、これまで前例を聞かなかったことを考えると運が悪かったのでしょう。ギアのラッキングの問題ですが、個人的にはスリング等の袈裟掛けをやめることによる危険性の方が見過ごせないので、袈裟掛けをやめることはないでしょう。


クロニクルはあいかわらず狙いがわからない。有象無象いっしょくた。


30への質問は黒田さん♪



2006年7月23日

山と渓谷 8月号

(2006/7/15 山と渓谷社)
山と渓谷 8月号

今号は余り見るところがなかったなぁ。


漂流するエベレスト
空へ』の惨事から 10年、今年も 2桁の死者が出ました。たった 10年でもこんなに変わるのかという変化です。今年の登頂者は何と 500人。何だかなぁ。登頂者数と危険性には何の関係もありませんので。


星野道夫からのメッセージ
没後 10年としての企画。まだここ 2-3年の話ですが、彼の写真集には本当に衝撃を受けました。周りにも影響を受けている人がたくさんいることもわかりました。何でもいいので 1冊読まれることをお勧めします。


ついにデスマーチスタート。土日を死守できずに休日出勤。11月くらいまでだらだら続きそうな感じ。隙を見て休まねば。

今週のチェック
日本沈没 第二部』 小松左京 + 谷甲州・・・なぜ谷甲州が? 『第一部』や『首都消失』に見られる小松らしさは無いものの、山の描画は流石といったところでしょうか。でも最後は・・・。

日本沈没』・・・柴咲コウの髪の長さと草ナギ剛の神出鬼没さが気になったものの、予想していたよりは良かった。『白夜行』で気になっていた子役の福田麻由子。やっぱり上手い。

『日本沈没』・・・せっかくだったので 30年前の映画も見てみました。CG が無いにも関わらずいい迫力出ています。

沈没で始まって沈没で終わった週でした。ジムにも行けず生活も沈没気味。最近はすっかりタクシー通勤。帰りに六本木の青山ブックセンターに寄るのが習慣になってきました。朝 5時までやっているので便利。



2006年7月24日

Blog の影響力

メジャーになっていくこと。何が大切か?(尾川智子の はーとふる ぼるだりんぐ)

今回のような歯に衣着せぬ記事や、これでもかというようなポジティブさ、更新頻度の高さ、文章のうまさもあり、更新が楽しみな Blog の一つです。 今回の記事は JFA に対する不満を書いていますが、コメントの数や反応をみる限りでは確信犯的なところがあると思います。

現状ではクライマーが公で JFA や日山協とお金や規約の議論をする場所は無く、規約に関しても競技に関するものが中心で、クライマーのスポンサー等を縛るものはありません。スポーツクライミングに関して言えば、正式なプロ組織がないことにもより、縛れないということもあるでしょう。規約にないからといって何をしてもいいというわけではもちろんありません。

スポーツクライミング自体の歴史が日本ではまだまだ浅く、"マイナー" なスポーツであることより、JFA にも余りお金が集まらず、今回のような意見が出る発端になっています。同様なことを感じているスポーツクライマー(特にユース) は多く、いくつかの Blog で同様の意見を見たことがあります。ただ、今回の指摘に関しては茂垣さんのコメントが的を得ているのですが。

国体の問題に関しては良くわかりません。そもそも現在の国体の目的がわかりません。地域の活性化?

日本では、日記感覚で Blog を始める人が多く、携帯から更新できる手軽さも手伝って、日記的な使い方をしている人の方が多いのが現状でしょう。Blog(Web log) はもともとは個人が意見を述べるツールとしてアメリカで発展してきました。ので、今回のような使い方が本来の使い方であるといえます。ただ日本では単に炎上するだけで終わってしまい、全然議論にならないパターンが多いのですが。

アクセス数が増えてくると、日本ではたかが Blog と思われているものでも、かなりの影響力を持ちます。個人の日記レベルでは収まらなくなってきます。尾川さんの Blog も普段のコメント数をみる限りでは、クライミング関連の Blog の中ではかなりのアクセス数を上げていると思われます。本人にその自覚がなくても、予期せぬところで影響を与えていることも多々あります。多くのクライマーに見られているということを意識して書く必要があるでしょう。

今回の記事に対して JFA や日山協がどのように反応するのかを知りたいところです。ロクスノや Free Fan など、後に残る紙媒体で議論した方がいいと思います。



2006年7月27日

現代の冒険

34日(YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)

前回の Message です。服部文祥さんの『サバイバル登山家』の出版記念パーティに参加されてからの感想。

毎回ですが、いいこと書いています。

一部引用
このところの風潮は最高齢とか最年少とか世の中に伝えやすく、聞く側や見る側の理解しやすさが決め手となっていて、本当の冒険や登山の話題や評価をさらってしまっているように思えるからだ。今の時代はただ登れば凄いわけではなく、その手法、その哲学が評価されたうえにその登山が凄いことが重要である。そのへん理解しているのだろうか?いや、そうではないから、評価の軸がぶれてしまっているのだろう。

中略

僕もその現代の冒険ということで、ビッグウォールなどでは最先端を突き進んできた。しかしここを一般レベルに表現できないのが自分自身の能力のなさでもある。
まさにその通りです。ですが、最後の箇所は違います。一般レベルに表現できない平山さんの文章能力の無さではなく、安易なクライミングスタイルに流されていて、10年経った今でさえほとんど理解できていない一般クライマー(?) の方にこそ問題があると思います。

ディーン・ポッターやフーバー兄弟、トミー夫妻のヨセミテでの活躍は、今でこそ普通(?) に目にしますが、それはあくまでもレッドポイントとしてのクライミングであり、オンサイトトライをした平山さんと比べると意味合いはだいぶ違っています。これだけクライミング技術が進化した現代であっても、いまだに El Capitan をオンサイトオールフリーで登れているクライマーがいないことを考えると、10年前にトライし、2テンで抜けているのは凄いことです。

この辺がスポーツクライマーの枠には収まっていない(もともと違いますが) 平山さんの凄さでしょう。こんなにいいお手本があるのに、日本からは追従するクライマーが全然いないというのもなんだか寂しい限りです。


# 今週は 1度しか帰宅できず・・・。食事もビルのコンビニで済ませる始末。太陽の下を歩いていない今日この頃。ある意味ヒッキー。まぁ仕事は仕事で楽しいからいいんですけどね。



2006年7月30日

小川山

最高ルーフ周辺でクラック三昧。取り付いている人はまったくおらず、完全に貸し切り状態。ほとんど人に会わず、閑かな小川山を満喫できました。

普段の疲れもあってか、10時まで駐車場で爆睡。10時間睡眠。梅雨明け宣言直後で爽やかで気持ちのいい日。

今日は最高ルーフのサウスポーが目的。当初はイムジン河か蜘蛛糸を考えていたのですが、今年の課題はやっぱりどっかぶりということで、ルーフクラックであるサウスポーに目標変更。

小川山レイバック
アップ & トップロープ張り。なんだかぎこちない。梅雨の間はずーっとドラツーのプロジェクトにトライしていたため、乾いた岩を触るのは 1ヵ月ぶり。ふーじんにトップロープで登ってもらってから回収して、サウスポーのある最高ルーフへ移動。

最高ルーフ
サウスポーに取り付くためには、簡単なナチュプロラインを 2ピッチ登る必要があります。1ピッチ目が濡れ濡れの苔苔で結構冷や冷やしました。2ピッチ目は快適。

さて、2ピッチ登ってから見上げると、ルーフの下に顕著なクラックが横に走っており、トポをきちんと見てこなかったこともあり、こちらをサウスポーと勘違いして取り付いてしまいました。

登ってから、なんだか簡単すぎると思い、懸垂で降りてからトポを確認したら最高ルーフでした。サウスポーはルーフの下には入らず、ルーフをダイレクトに直上するラインだったようです。また登りに来なくては。

とはいえ、最高ルーフは最高ルーフでハンドジャムがばっちり効まる楽しいラインでした。オンサイト♪ 抜け口のチョックストーンがぐらついているのでちょっと注意。さらにロープも抜け口でスタックして、流れが劇的に悪くなるのでそれも注意。

降りてから眠くなったので 1時間ほど昼寝。今日は寝てばっか。

予期せぬプレゼント
次に近くの殿様岩に移動して予期せぬプレゼントへ。

見るからに余り登られていなさそうな苔苔のワイドクラック。しかしながら中身は素晴らしい。ワイドの要素がふんだんに出てきて、ムーブ満載。最後の最後まで気を抜けないいいルートでした。しかもピナクルの頂上に飛び出すので、景観も素晴らしい。終了点の立木が微妙ですが、お勧めです。

最後にクールダウンで小川山レイバックを再度登って終了。クラック三昧で楽しい 1日でした。

今日のふーじん語録
屋根岩を指して「あれって瑞牆?」
「この辺にピクナルがあるはずなんだけどなぁ。」それを言うならピナクルです。



 
 
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