「雪山大好きっ娘。2.0」 は 「雪山大好きっ娘。+」 にリニューアルしました。新しい URL は以下になります。

http://yukiyama.co.jp/mountain/

前の月:2007年10月

次の月:2007年12月

 

2007年11月 1日

孤高の人 第1登 校舎登攀

(2007/11/1 原案:新田次郎 原作:鍋田吉郎 画:坂本眞一 週刊 ヤングジャンプ 集英社)

孤高の人 第1登

いきなりサワジリかよ、という突っ込みは置いておいて、週刊ヤングジャンプで山岳漫画の新連載が始まりました。タイトルは "孤高の人"。

原案が新田次郎となっているので、新田次郎の『孤高の人』が元になっているのは明らかですが、この雑誌の読者層は 10代半ばから 40代くらいまでの男性がターゲットとなっているので、ここでの設定は、自分が孤高の人に対して持っているイメージとは明らかに違います。

登山というよりはクライミングの漫画です。

ヤンジャンの Web のストーリー紹介だと

山岳小説の金字塔『孤高の人』が、坂本眞一×鍋田吉郎のコンビで現代を舞台に蘇る!! 桜の季節、横須賀北高校にやってきた転校生・森文太郎。クラスメイトに自己紹介もせず、誰とも係わろうとしない森は、同じクラスの宮本にからかい半分で校舎の壁を登れと言われる。しかし宮本の予想を裏切り、自分の身体1つで校舎を登りきってしまう森!! この時かつて無い達成感を覚え、彼の中で何かが目覚める
となっています。

ピンチ、ランジ、ヒールフック、マントリングなど専門用語も違和感なく使われているので無難な立ち上がりです。(ステミングも使ってほしかった・・・。)

そういった単語を画者が知っているとは思えなかったので、原作者の鍋田吉郎でググってみたところ、ガイドの角谷道弘さんとパタゴニア・パイネ中央岩峰へ遠征に行った過去を持っています。納得。

巻末に山野井さんへのインタビューがあったり、最初のシーンが K2東壁だったりするので、モデルは加藤文太郎ではなく山野井泰史さんに置き換えられていると思われます。

高校の設定が横須賀というのは、鷹取山が近いからということでしょうが、この辺は菊地敏之 & 杉野保さんから来てるのかな。

2007/11/2 追記
杉野さんの Web によると、"横須賀北高校" は "追浜高校" に該当するようです。

孤高の人』は自分が登山を始めるきっかけになった作品なので、"何で山に登るのか?" という命題がどのように描かれていくのか非常に楽しみです。 期待大。

マニア向けメモ
冒頭のシーンのギア:
バイル:BD - Viper
ヘルメット:BD - ハーフドーム
アイゼン:BD - サイボーグ
靴:Kayland - Super Ice
ザック:Eider - ?
ヤッケ:Mammut - ?
ハーネス:BD - ?
手袋:BD - ?
ヘッドライト:BD - ヘリオン

関連エントリー
[漫画] 孤高の人 1巻 (2008/4/19)
[漫画] 孤高の人 2巻 (2008/7/19)
[漫画]孤高の人 3巻 - 坂本眞一 (2008/9/20)



2007年11月 2日

2007年 10月 アクセス解析

Google Analytics を導入してみたので、10月のアクセス解析の結果を簡潔に紹介。

アクセス数(延べ)
セッション : 16870
UU : 5819
PV : 24469

1日大体 500 - 600アクセスといったところでしょうか。

参照元
リンク : 25.23%
検索エンジン : 48.17%
お気に入り or 直接 : 26.6%

リンクの参照元の割合を見てみると
zcc.nu 10.27%
blog.goo.ne.jp 9.73%
a.hatena.ne.jp 5.5%
bouldering.jp 4.79%
blog.livedoor.jp 4.58%

bouldering.jp は謎ですが、あとはまぁ予想通り。

検索エンジンの割合は
google.com 52.2%
yahoo.co.jp 42.18%
msn.com 2.53%
live.com 1.6%
search 1.48%

こちらもまぁ一般的な数字とあまり変わりません。msn と live は基本的に同じものです。

検索キーワード Top 10
("雪山大好きっ娘" など、このサイトを表す単語は除いてあります。)
1. ベータアラニン
2. 縫道石山
3. デシマルグレード
4. 井の中の蛙、大海を知らず。されど大空を知る
5. キズパワーパッド
6. リンヒル
7. 小川山
8.栗原 クラック クライミング
9. 맒와오 욹晳
10. 5.15a

何とも言えない結果になっています。1位は最近はやっているサプリ、最新のロクスノでも紹介されています。2位は去年の夏に行った青森の岩壁。4位は "空知(5.14d)" のルート名の由来。8位は J郎さんのことかな? 9位は全然意味がわかりません。

アクセス数が多かったページ Top 10
1. Climbing World Cup 2007 in Kazo 総括 & 雑感 (2007/10/16)
2. Climbing World Cup 2007 in Kazo 2日目 決勝 (2007/10/14)
3. KING LINES (2007/10/22)
4. 昇仙峡・コブラクラック (2007/10/11)
5. キズパワーパッド (2004/4/27)
6. 第 2回舞茸カップ (2007/10/25)
7. 山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」 (2007/10/23)
8. 第18回 海外の山を知ろう (2007/10/3)
9. きのこ狩り (2007/10/5)
10. 競う ライバル物語 山に生きる登山家夫婦の絆 (2004/4/5)

1位、2位とワールドカップの記事が来ました。7位、8位、10位に山野井さんの記事が来ているところを見ると山野井さんへの関心も意外に高いようです。5位のキズパワーパッドは 3年以上も前の記事で、いまだにアクセス数が多いのにびっくり。

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Ad Sence もアソシエイトもアクセス数からするとこんな感じでしょうか。



2007年11月 3日

小川山・大聖堂

すっかり OLD BUT GOLD マニアになっている今日このごろ、亀ちゃんに付き合ってもらって前から行きたかった小川山の大聖堂に行ってきました。

大聖堂はロクスノ 29号の OLD BUT GOLD で紹介されたルーフクラック。

普段、都会の喧騒の中で生活しているので、山の中に入ってまで喧騒にさらされるのがあまり好きではありません。いいクラックがあるという認識はあるものの、混んでる & 順番待ちだったりするので、小川山に行くことは皆無なのですが、この課題はどうしても今年中に触っておきたかったので、予定を繰り下げて行ってきました。もちろん誰にも会いませんでした。

紅葉は今週で最後かな? 後ろは屋根岩
紅葉は今週で最後かな? 後ろは屋根岩

アプローチはロクスノを参照。2-3時間かかるかなと思ったのですが、1時間ちょいで着きました。結構行ってる人がいるのか、道は比較的明瞭、いたるところに赤テープやマーキングがあるので、迷うことはないと思います。

大聖堂。終日にわたって全く日が当たらないので寒い!! 本当に寒い。

震えていてもはじまらないので、とりあえず 1P目を登ってアップ。出だしがちょっともろいものの、グレードどおりの 5.9。ハンドがバチ効きです。

大聖堂 1P目
大聖堂 1P目

さて、メイン。出だしをサクッとこなして、ボルトが連打されている核心。5本あるボルトの最後が核心かな? 最初のトライではここを抜けれずというか抜けることには抜けたものの、ジャムが耐えきれず、カムを決める余裕もなくロングフォール。っていうか、岩が冷たくて、核心に入ったころには指先の感覚がありませんでした。亀ちゃんも同じ箇所でフォール。

核心付近
核心付近

2便目もそこではまる。とりあえずムーブは解決して抜ける。が、核心を抜けてからも微妙な感じのハンドクラックが続いており、ぜんぜん気が抜けないし、ずーっとステミング気味に登っていくので、手よりも足の筋肉が持たない感じ。

大聖堂 終了点直下
大聖堂 終了点直下

結構、ボロボロな状態で上まで抜けましたが、抜けたところからの景色は最高です。屋根岩も烏帽子岩も箱庭状態。マラ岩に至っては豆。

大聖堂を抜けたところから、駐車場方面
大聖堂を抜けたところから、駐車場方面

亀ちゃんにフォローで上がってもらって、しばしぼーっとしてから、懸垂で下まで降りました。2便しか出していないのに、駐車場に戻る頃はもう真っ暗でした。日没早くなったなー。

とりあえずムーブは解決しているので、次で行けるでしょう、たぶん。

さてグレードですが、100岩場だと 5.12a/b、OLD BUT GOLD だと 5.11c となっていますが、春うららの 5.11b と比較しても 2グレードは厳しい気がするので 5.11d くらいじゃないのかなぁというのが個人的な体感でした。

クラックはかなりきれいになっており、泥が詰まっていたり苔っていたりすることはなく、逆にチョークの跡がちらほらと見られました。また、終了点のスリングも新しいものがあったので、最近は結構登っている人がいるのではないでしょうか。とりあえず文句なしの三ツ星クラックです。

関連情報
小川山 大聖堂 (岩とリズム)



2007年11月 4日

プロジェクト・モモンガ

今シーズン最後のプロジェクトトライ。浮石落としと苔掃除とムーブの確認。

今日最初のトライがやっぱりつらくて、"オープンプロジェクト" という単語が頭をよぎるも、その後、トップロープで亀ちゃんにトライしてもらったところ、結構さっくりと上まで抜けてくれ、可能性を感じられたので、来シーズンまた頑張ってみます。

隣にはもっと凄いクラックあるし・・。

m071104-1.jpg

浮石落としたら最初の小ハング越えのムーブが全然変わってしまうも何とか解決。かぶったワイドもたぶんレイバックで行けるはず。個人的にはルーフのトラバース、ルーフの抜け口が嫌。

m071104-3.jpg

前回トライした時はロープ一本で行ったのですが、クラックに挟まってスタック気味になったため、今回はシングルロープ 2本で行き、途中で 1本捨てました。ロープの掛け替えも結構核心になるので、このシステムも少し考えないとなぁ。

いろいろと面倒なことが多いプロジェクトですが、それらを補って余りあるクラックなので、完全に虜です。

最近は、クラックばっかり連れまわしているので、亀ちゃんもいつの間にかクラックがうまくなって来ました。しかも最近はクラックの面白さがわかってきたようで、うれしい限り。

関連エントリー
プロジェクト:モモンガ (2007/10/20)

参考情報
プロジェクト モモンガ (岩とリズム)



2007年11月 5日

平山ユージ Official Blog「STONE RIDER」

平山ユージ Official Blog「STONE RIDER」

これまで、平山ユージさんの Official Website にて Message として書いていたものが Blog に移行しました。

平山ユージ Official Blog 「STONE RIDER」

"Stone Rider" ってどこかの課題名になかったかなぁ? と思って調べてみたら、平山さん初登のフクベの課題でした。

一番最初のエントリーにこれからのことが書かれています。ぜひご一読を。

Amebaブログ開始します。

第一線を引かれることが書かれていますが、個人的には今年の世界選手権をキャンセルした段階で決まっていたのかなぁと思っています。


関連エントリー
Pata Negra 8c オンサイト (2007/6/28)
Alpinist 8 (2004/8/25)
平山ユージの世界 Live in Japan (2004/8/9)
TO THE LEDGE (2004/7/8)
LEDGE TO LEDGE "Live at el nino" (2004/6/30)
「不朽神話」-IMMORTAL KOMBAT YUJI HIRAYAMA (2003/10/26)

関連情報
YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE
頂点の決断 (La Vie d'un Guide 山の男! 江本悠滋のBLOG)



2007年11月 6日

Asian Indoor Games

2007/10/30 - 11/2 まで中国のマカオで Asian Indoor Games が行われ、日本からは安間佐千木村理恵野口啓代選手が参加され、最終リザルトは安間選手が 2位、野口選手が 2位、木村選手が 4位という結果でした。

安間選手は予選、準決勝、決勝とも全て完登したものの、同じく全完登した韓国のソン・サンウォンと同順位だった結果、決勝での登攀時間で順位が決められ、2位という結果となりました。

安間選手
安間選手


女子は野口選手が決勝を完登したものの、同じく完登した韓国のキム・ジャーインとの差は、準決勝を完登できなかったカウントバックが効いて、2位という結果になりました。

野口選手
野口選手

木村選手は予選が完登、準決勝、決勝が 4位という結果になりました。

木村選手
木村選手

最終リザルト
男子
決勝
準決勝
予選

女子
決勝
準決勝
予選

女子表彰台 役員目立ちすぎ・・・。
女子表彰台 役員目立ちすぎ・・・。

Photo from IFSC


関連情報
アジア・インドアゲーム速報 (JFA)
★インドア予選★ (啓代の住みか)
★インドア準決勝★ (啓代の住みか)
インドア決勝★ (啓代の住みか)



Lead World Cup Valence

小林選手

2007/11/2 - 3 にフランスの Valence で今年第 7戦となる Lead の World Cup が行われ、日本からただ一人参加した小林由佳選手は最終結果 8位でした。

予選は完登、準決勝は 9位でぎりぎり通過、決勝で 8位となりました。

女子最終リザルト (IFSC)
男子最終リザルト (IFSC)

準決勝・小林選手
準決勝・小林選手

決勝・小林選手
決勝・小林選手

Photo from IFSC

今回のリザルトの上位陣は以下のようになりました。

男子
1 Patxi USOBIAGA LAKUNZA ESP
2 Ramón Julian Puigblanque ESP
3 Jorg Verhoeven NED
4 Flavio Crespi ITA
5 Michaël Fuselier FRA
6 Magnus Midtboe NOR
7 Cédric Lachat SUI
8 Gauthier Supper FRA

前回の加須大会で優勝した Tomas が不参加(?) でしたが、前回決勝に残れなかったオランダの Jorg がきっちり 3位に入り、2007年度のランキング Top3 は Pati(499)、Ramon(486)、Jorg(437) となり、最終戦までわからなくなりました。

女子
1 Maja Vidmar SLO
2 Angela Eiter AUT
3 Natalija Gros SLO
4 Muriel Sarkany BEL
5 Lucka Franko SLO
6 Caroline Ciavaldini FRA
7 Mina Markovic SLO
8 Yuka Kobayashi JPN

ベルギー、加須の戦いに続いて、Maja(544) が 3連勝となり、2位の Angela(503) に 41ポイントの差をつけ、2007年度の総合優勝にかなり近づきました。小林選手は 6位につけています。

IFSC Climbing Worldcup 2007 男子ランキング (IFSC)
IFSC Climbing Worldcup 2007 女子ランキング (IFSC)


関連エントリー
Climbing World Cup 2007 in Kazo 総括 & 雑感 (2007/10/16)
世界選手権 2007 (2007/9/28)
Climbing Worldcup - Qinghai 2007 (2007/8/30)
Climbing Worldcup Chamonix 2007 (2007/7/18)

関連情報
フリークライマー●●●Free Climber●●●小林由佳



第 3回 アジアカップ

2007/11/5 - 6 に中国の張家界(Zhanjiajie) で行われた第 3回アジアカップで渡辺数馬選手が優勝されたようです。

ネットを漁ったのですが、ぜんぜん情報がないので最終リザルト (PDF) と、渡辺選手の Blog から判断。

日本からは男子が伊東秀和、茂垣敬太、渡辺数馬選手、女子が木村理恵、田中亜貴、金谷多恵選手が参加されました。

予選
男子:伊東、茂垣、渡辺選手が完登
女子:木村、田中選手が完登、金谷選手が 16位

準決勝
男子:伊東、茂垣、渡辺選手が完登
女子:田中選手が 3位、木村選手が 4位、金谷選手が 14位

決勝
男子:渡辺選手と LIU 選手は同じ高度ですが、準決勝のカウントバックが効いて渡辺選手が優勝。茂垣選手が 3位、伊東選手が 5位となりました。

女子:木村選手が 3位、田中選手が 5位となりました。優勝した HUANG LIPING は先週の Asian Indoor Games で 3位になった選手で、今後注目かもしれません。

ちなみにスピードにも今回は参戦しており、茂垣選手 11位、渡辺選手 27位、伊東選手 30位、木村選手 18位でした。

関連情報
じゅんけつしゅうりょうけっしょうのこった! (数馬BLOG)
ゆうしょうしちゃったもんね (数馬BLOG)



2007年11月 7日

マルコ・プレゼリ講演会 「灰とダイヤモンド」

マルコ・プレゼリ講演会
坂下直枝さん、笹生さん(通訳)、マルコ・プレゼリ

ロストアローが主催のマルコ・プレゼリ講演会に参加してきました。すごく中身の濃い講演会でした。

マルコが英語ネイティブじゃないこともあり、英語自体の聞き取りは大変ではなかったのですが、中身を理解するのが非常に大変で、疲れました。とはいえ、面白かった。

後援会のタイトルとなった「灰とダイヤモンド」は坂下さんが提案したタイトルで、マルコにとってクライミングの報告や講演会は、実際のクライミングの燃えかすでしかないという考えを持っていることからつけられたそうです。

オープニングでの坂下さんの挨拶からしてヘビーで、"ピオレ・ドール" にまつわる話を 10分ほどしてからのスタートとなりました。

講演会はスライドの解説をしながら進められました。マルコがスロベニアの山岳会でクライミングを始めた頃の話から始まり、これまでに行ってきた遠征は全て紹介されていたのではないでしょうか。

m071107-2.jpg

この講演の通奏低音は "山の難易度" について。登っている時のスライドの説明ではグレードについて言及するものの、アプローチや下降路も含めたトータルの話になると、グレードはつけられないと何度も言っていました。"最近は登ることよりも下降が楽しい" と言っていたのが印象的でした。

この考え方がピオレ・ドールの話につながってきます。1991年にカンチ南峰をアルパインスタイルで登り、第 1回のピオレ・ドールを受賞し、2007年度はチョモラーリ北西稜の登攀で受賞候補に挙がるも、辞退し、声明を発表して物議をかもしました。

この辺は Alpinist 21号の以下の記事に書いてあります。
2007 PIOLET D'OR WINNER QUESTIONS AWARDS

要は、その年のベストな登攀を選ぶピオレ・ドール賞ですが、ベストかどうかは個人的な判断であって、他人が客観的に評価できるのかといった疑問を投げかけたものです。

講演後の Q&A セッションで、平山ユージさんが、プレゼリに対して "これまでのベストなクライミングは?" という質問に対して、"あなたは複数のお子さんがいる場合、どの子どもが一番好きかを選べるのか?" と問い返していたのがそのまま答えになっていました。

ちなみに講演後に平山さんは "サラテの登攀がベスト" とおっしゃっていました。

小野寺さん、横山さんはロストアローの社員だから当然として、池田常道さん、山野井夫妻、兼原夫妻、馬目さん、平山ユージさん、鈴木さん、松原さん、菊地さん、江本さんなどなど、錚々たるメンバー勢ぞろいでびっくりしました。


関連エントリー
第44回海外登山技術研究会 (2006/1/25)
マルコ・プレゼリ スライドショー (2007/10/26)

関連情報
Piolet d'Or (Wikipedia / 英語)

マルコ・プレゼリと二子へ (STONE RIDER)
マルコ・プレゼリ氏のスライドショー (La Vie d'un Guide)
20071107マルコ・プレゼリスライドショー(講演会) (文太のブログ日記)
マルコ・プレゼリ来日記念スライドショー (S' Diary )



2007年11月 8日

Committed

(2007/10 Hot Aches Productions / DVD)

Committed

トレーラー (Hot Aches Productions)

間違いなく今年一番刺激的だった 1枚。でもこれがクライミングの原点

イギリスのグリッドストーンで展開されるトラッドクライミングが満載の DVD。E11 で Rhapsody (E11 7a / 5.14c) を登った Dave Macleod のその後の Hard Trad クライミングがメインではあるものの、他のクライマーによるクライミングもすごい。

登場するグレードは 10台 ~ 14台、登場するクライマーも男性だけではなく、女性も、果ては指がないクライマーまで登場し、イギリスの "クライミング = トラッドクライミング" という構図が出来上がっており、この辺にボルトに対するコンセンサスも出来上がっているのかなと思わせられます。

これが、海を渡って、フランス等の大陸に入ったとたんに、ボルトでもチッピングでも何でもありありなクライミングが展開されていたりして、クライミング文化の違いが浮き彫りになります。純粋に登る技術だけを追求するのであれば、そういったクライミングスタイルの方が上達は早いでしょう。

それでも、最近では 14台のトラッドルートが世界中で出始めてきており、イギリスをベースとしたクライミングでも十分通用することが証明されています。

危険なことをやりたいわけではありませんが、クライミングはもともと危険なもの。その認識なしに、安全だからという名目でボルトを連打するのはどうかと。イギリスみたいに、きちんと考えて、自然なものは自然なままに、できるだけ岩を傷つけずに、ミニマムボルトで打つ必要があるのではと思います。昔のクライマーはそうだったらしいですが。ボルトなしでは登れないのであれば、登らないという選択肢もありなのではないかなとも思います。

面白いところでは、Cobra クラックを登った Sonnie Trotter が Rhapsody をトライしにカナダから来ています。

Volume. 1 ということは 2 も今後出るのかな。

オンラインでの購入はピラニアネットストアで。メール便を使えるので送料が 190円で行けます。


関連エントリー
E11 (2007/10/11)
First Ascent (2006/12/5)

関連情報
'Committed' - Volume One (Hot Aches Productions - Films / 英語)



2007年11月 9日

トラッドな新ルート

トラッドのレベルもここ最近は日進月歩で上がっており、DVD としても E11Comitted など、立て続けにトラッドものがUK からリリースされています。

不動沢 新ルートその3

そんな流れに合わせているわけではなく、昔からトラッドなクライミングをされている室井登喜男さんが、不動沢でトラッドな新ルートを 3本開拓されました。

不動沢の新ルート (PIRABLOG)
不動沢 新ルートその2 (PIRABLOG)
不動沢 新ルートその3 (PIRABLOG)

ロクスノ 37号のレビューを書いた時はほとんど言及しなかったのですが、室井さんのインタビューは、散々言われてきていることではありますが、ボルト問題、クライミングの本質をついています。

引用しようかとも思ったのですが、長すぎて引用のレベルを超えてしまうので、ぜひ読んでください。スタイルともに憧れの人です。

また、杉野保さんも、瑞牆の十一面末端壁で T&T の延長ルート "泣きっ面 (5.12c R)" を 2007/8/7 にボルトレスのトラッドスタイルで開拓しています。


関連エントリー
不動沢・前絵星岩 (2007/10/28)



2007年11月10日

岳人 11月号

(2007/10/15 東京新聞)

岳人 11月号

トラッドネタ 3連発の〆。菊地さんの連載「民主的な、あまりに民主的な」に関して。

クライミングは、いささか民主的になりすぎた」というシュイナードが 25年以上前に語った言葉をベースにボルト問題について述べています。

毎回同じことを言ってますが、状況が変わらないから言い続ける必要があるのでしょうし、常に誰かが同様のことを言っていないとどうなるかは、記事で取り上げている不動沢のようになってしまい、火を見るよりも明らかな状況です。

関連情報
岳人 (Chimney角屋のクライミングログ )
岳人11月号を読んで (Team Bangees)


江本さんの Blog を読んでいて気になった記事があり、誰もコメントしていなかったので、ちょこっとコメント。

考える・・・そしてその結果 (2007/10/25)

上の記事の最後の個所の疑問点に関して。

- ハングドック用にボルトを打つ事は許されるのか?
これはダメでしょう。

- 練習中は3本目にクリップしても良いのか?
これはクライマーの考え方次第かな~。でもやっぱり初登者のスタイル重視じゃないのかな。

- クライミングは初登者と同じように登る必要があるのか?
これもクライマーの考え方次第ですが、クライミングの未来を考えるというのであれば、初登者よりもより良いスタイルで登るべきだと思います。

- 命をかけて登るに値するルートなのか?
これは完全にクライマー次第。

- フリークライミングってそう言う物だったのか?
違うと思います。

- フリーソロできる程まで完璧にムーブを固めてさらにロープを付けるのがクライミングなのか?
これもクライマーの考え方次第ですが、自分の中では何か違う気が・・・。

江本さんも書かれていますが、"考える事が大切" です。


関連情報
岳人2007年11月号 (東京新聞)



2007年11月11日

ルートセット 11/11

今日は来月のコンペに向けてルートセット。頭の中で作っていた案を実際の壁に投影していく作業。

土日ともに中途半端な天気で、屋外での作業だったこともあり、余り進まず。

セットの時にいつも悩むのが難易度。前回のコンペではちょっと簡単すぎたというか、クライマーのレベルが格段に上がっており、当然のようにみんな F4 とかしていて、個人的にもびっくりしました。

それを踏まえると前回よりもちょっと難しめにした方がいいのかなとも思っているのですが、まぁ予防線を複数張っておいて、後は当日調整すればいいかなと考えています。

Ice Extreme はそれだけでも十分立派な壁なのですが、傾斜がないので、リーチ以外で難度を出すのがちょっと難しいので、"ホールド" で勝負します。"えっ!!" というような驚きのホールドを用意しておりますのでお楽しみに。


関連エントリー
第 2回舞茸カップ (2007/10/19)

関連情報
人工氷壁  アイスエクストリーム クニ
Ice EXtreme

サブマシンの CPU を Dual Core から Quad Core に組み直したら起動せず。戻すか、もうちょっと頑張ってみるか、うーん、悩みどころ。おかげで動画系の作業が全く進みません・・・。いろいろお待ちいただいている皆様すいません。グラフィックボードも 8800GT に変えたいものの、秋葉をさまよってもどこも品切れ・・・。



2007年11月12日

山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」

リマインダーになります。よろしくお願いします。ちなみに、グリーンランドの報告は岳人 11月号にも写真入りで出ております。

山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」

都岳連海外委員広報からのお知らせです。

次回の "海外の山を知ろう" のゲストは山野井泰史さんに決まりました。

期日:2007/11/15(木) 19:00 - 21:00(18:30 開場)

場所:豊島区立勤労福祉会館 第3、4会議室
(豊島区西池袋2-37-4 ℡03-3980-3131)

豊島区立勤労福祉会館

参加費: 500円 (当日申し受けます)

タイトル:「グリーンランドのクライミング報告

山野井泰史氏の最新のクライミングである、この夏のグリーンランド遠征の報告を、写真をまじえてお話していただきます。


関連情報
山野井通信

関連エントリー
競う ライバル物語 山に生きる登山家夫婦の絆 (2004/4/5)
なぜ人は山を登るのか 「垂直の情熱」について 沢木耕太郎 x 山野井泰史 (2004/4/19)
エルク20周年記念イベント「山野井泰史スライド講演会」 (2004/5/20)
山野井泰史講演会 垂直の記憶 岩と雪の7年 (2004/6/25)
山野井泰史 「復活」の大岩壁 (2004/7/17)
山野井泰史講演会 @柏市中央公民館 5階大講堂 (2004/11/27)



第 16回アジア選手権

アジア選手権の壁
アジア選手権の壁

2007/11/8 - 11/11 まで中国の広州で第 16回アジア選手権が行われました。競技はリードとボルダーとスピードの全種目です。

日本からは、

男子 : 伊東秀和、茂垣敬太、渡辺数馬、安間佐千、永田乃由季、大山史洋選手
女子 : 遠藤由加、池田洋子、尾川智子、田中亜貴、野口啓代、高橋恵、梶山沙亜里選手

が参加されました。

永田選手
永田選手

伊東選手?
伊東選手?

遠藤選手
遠藤選手

photo by pepo.cn

IFSC のサイトにリザルトが出ていなかったので、ググってみたところ、大会のレポートはぞろぞろ出てくるものの、最終リザルトは不明なままでした。

のでJFA の Web からリザルトを引用。

リード
男子
1.SON Sang-Won
2. 安間佐千
3. ミMIN Hyun-Bin
4. 茂垣敬太
6. 渡邉数馬
伊東秀和
9. 永田乃由季

女子
1. KIM Ja-In
2. HUANG Liping
3. LIU Hiu-ying
4. 野口啓代
8. 梶山沙亜里
9. 田中亜貴
10. 池田洋子
11. 遠藤由加


ボルダー
男子
1. SON Sang-Won
2. 茂垣敬太
3. 渡邉数馬
10. 大山史洋
13. 伊東秀和
21. 永田乃由季

女子
1. KIM Ja-In
2. 野口啓代
3. HUANG Liping
5. 尾川智子
8. 田中亜紀
10. 高橋恵
11. 梶山沙亜里

ワールドカップの結果を見ている感じでは妥当な結果ですが、それでもソン・サンウォンとキム・ジャーインは強いですねぇ、リード、ボルダー両方で優勝です。。選手の Blog によると練習量の違いから来ているのだそうですが・・・。


関連エントリー
第 15回アジア選手権 (2006/10/30)

関連情報
アジア選手権 速報 (JFA)
第十六届亚洲攀岩锦标赛举行 韩国选手包揽男女冠军 (新浪公司 / 中国語)

あじあせんしゅけんりーどれぽーと (数馬BLOG)
★アジア選手権★予選★ (啓代の住みか)
★アジア選手権★決勝★ (啓代の住みか)
★アジア★ボルダー決勝★ (啓代の住みか)
アジア選手権 結果 (尾川智子の はーとふる ボルダリング)



Climbing Worldcup Brno 2007

2007/11/9 - 10 にチェコの Brno でボルダリングのワールドカップ最終戦(第 7戦) が行われ、日本からは松島暁人、杉田雅俊選手が参加され、それぞれ 10位、12位という結果でした。

男子最終リザルト (IFSC)

男子最終リザルト (IFSC)

松島選手
松島選手

松島選手
松島選手

杉田選手
杉田選手

Photo by CzechClimbing.com

この結果、松島選手は 2007年の年間ランキング・ボルダー部門で 4位という結果になりました。トップは当然のように Kilian Fischhuber が圧倒的な強さでぶっちぎっていますが、3位の Stephane Julien との差は 5ポイントだったので、全戦出場していれば・・・というのはあったかもしれません。

ちなみに他の日本人選手は渡辺数馬選手が 40位、杉田選手が 43位、茂垣選手が 46位、岡野選手が 62位という結果でした。

女子は野口啓代選手が 6位という結果でした。野口選手も出場した大会はすべて 4位以内に食い込んでおり、全戦出場すればかなり上位を狙えるのではと思います。

IFSC Climbing Worldcup 2007 ranking
Men boulder (IFSC)
Women boulder (IFSC)



2007年11月13日

フーバー兄弟 Yosemite・Nose のスピード記録更新

フーバー兄弟 Yosemite・Nose のスピード記録更新

Photo by Max Reichl

少し古いネタですが、前フリということで。

ソース
Hubers Shave More Time From Nose Record (Climbing Magazine /英語)

ドイツのフーバー兄弟が Yosemite・Nose(31P/5.14a) のスピード記録を 2007/10/8 に更新しました。

これまでは 2002/9/29 に平山ユージさんと Hans Florine が叩き出した 2:48:55 という記録が最短だったのですが、フーバー兄弟は 10/4 にまず 2:48:30 という記録を出し、その後、10/8 に 2:45:45 という記録を作りました。

過去にノーズを登った時に、1day Guide 中の Hans Florine に抜かれましたが、その時はショートフィックスを多用していました。

1day のスピードアッセントをやっている人はたぶん同様で、リードはショートフィックスを使いながら、ひたすら登り続け、セカンドはひたすらユマーリング or 登りながら回収。彼らの間のプロテクションは 2-3個でしょうか。で、リードのギアが尽きたら、バックロープでセカンドから回収するというのが大まかな流れだと思いますが。


9月に北海道の石垣山で会ったトリオが、トリプルダイレクトのノーズセクションで試登中のフーバー兄弟に遭遇しているようです。

day9_トップアウトと下降 (ワレメモンキー episode3)


フーバー兄弟のサイトにこの記録に関するコメントが出ていました。ドイツ語だったので、英語との対訳を紹介しておきます。それでもよくわからない個所が何点か。

Speedrekord an der Nose


平山ユージさんは、以前の記録を叩き出した時、ロクスノ 18号で "2時間半をきることもできると思うし、このままいけば一時間台も夢ではない。" とコメントしているので、まだまだ時間の短縮は可能なのかもしれませんが、フーバー兄弟はこれ以上の時間の短縮は危険が伴うともコメントしており、実際はやり方次第、能力次第なのかもしれません。

平山ユージさんは、コンペからはしばらく遠ざかるとのことですが、またビッグウォールに戻ることはあるのでしょうか。期待したいところではありますが。


関連エントリー
The Nose (2005/10/20)
Masters of Stone V (2005/10/25)
Tommy Caldwell Free Climbs The Nose and Freerider-in-a-day (2005/11/10)

関連情報
大きな成果 (YUJI HIRAYAMA OFFICIAL SITE)
ノーズに関する記録集 (speedclimb.com / 英語)
H u b e r b u a m (フーバー兄弟のサイト)
アレクサンダーとトーマスのフーバー兄弟、エル・カピタンを制覇する (Suunto)



2007年11月14日

Am Limit

(2007/10/19 ARTHAUS DVD)

AMLIMIT

AMLIMIT

トレーラー

フーバー兄弟が 2005 - 2006年にトライした Yosemite・Nose のスピードアッセントを映画仕立てにした DVD。96分ほとんど丸々 Nose 一色。

写真を撮るときも構図の指示をすべてやっているというフーバー兄弟の噂通り、ものすごくいい作品になっており、これまで見てきた Yosemite モノではベストです。テラヤバス。

先日、フーバー兄弟がノーズのスピード記録を塗り替えた時(2:45:45)、各種メディアでは、2005年 - 2006年に彼らがトライした模様を収めた DVD を紹介しており、トレーラーを見てたら欲しくなったので、念のため、ドイツ語に詳しい知人にお願いして Amazon で購入してもらいました。まっつんTHX。

とにかく映像が凄い。まるで映画を見ているような映像のオンパレード。一体いくら使ったの? というくらい。

以前、知人がヨセミテのキャンプ 4 でフーバー兄弟のこのトライに関する荷揚げのバイトをやったと言っていましたが、かなり大がかりだったようです。

フーバー兄弟のノーズの記録を出した時のコメントと、この映像を見れば、スピードクライミングのやり方は大体分かるのではないでしょうか。

スピードクライミングのタクティクス、セカンドのショートカットの仕方なんかは非常に参考になりました。ユマーリングの速さは、DOSAGE IV での Beth Rodden のスピードも凄いですが、彼らも半端じゃないです。

2005年、2006年のノーズトライのシーン以外にも Yosemite・Heaven(5.12d/13a) や Patagonia でのクライミングシーンなんかも入っています。

途中では Dean Potter も登場したり、インタビュー、コメントも多々あるのですが、残念ながら字幕も含めてすべてドイツ語なのでまったくわかりませんでした。

特典映像に入っていた、Suunto の広告映画も面白かった。David Lama が何故か滝を懸垂下降しています。どこかで見れないかなーと思ったら、Suunto の Web にありました。

トップ・トゥ・ボトム (Suunto)


関連エントリー
フーバー兄弟 Yosemite・Nose のスピード記録更新 (2007/11/13)



2007年11月15日

山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」

山野井泰史 講演会 「グリーンランドのクライミング報告」

都岳連海外員会主催 第 18回 "海外の山を知ろう" では山野井泰史さんに講演をしていただきました。

100名を超える予想以上の来場者数で、半分以上の方が立ち見になってしまい、窮屈な状態での聴講となってしまい、大変失礼いたしました。

講演会はスライドを使って行われ、メインは先日のグリーンランドでのクライミングだったのですが、副題がギャチュンカンのその後ということもあり、2004年・2005年の中国・ポタラ峰北壁、2006年・ネパール・パリラプチャ北壁、アメリカ・クライミングツアーの紹介が 40分ほどあってから、メインに入りました。

個人的にはアメリカのクライミングツアーについてもっといろいろと聞きたかった。ワイオミング・ウィンドリバー、ユタの岩峰群、コロラド・ブラックキャニオンなどどれも行きたくなる場所ばかりでした。あとで聞いた話ですが、First AscentHigher Ground で、岩質がもろいイメージで紹介されているブラックキャニオンですが、山野井さんの話では、決してそんなことはなく、メジャールートは硬くてしっかりしていたとのことでした。

グリーンランドのクライミングについて、箇条書きでまとめ。

- グリーンランドに行ったのは、ヒマラヤでのクライミングが現状では無理だから
- 5月にヘリで偵察してターゲットを選択
- グリーンランドに行くのはお金がかかる(普通に行くと 100万円) ので、NHK の取材を利用して行った。木本さんが仲介。
- アイスランドは物価が高い
- 食料はほとんど日本から用意して行った。大塚製薬が一部提供。
- ターゲットはミルネ島最高峰の岩壁
- ミルネ島へはモーターボートで上陸。モーターボート同士の競争が怖かった。
- キャンプはベースと上部キャンプの 2箇所。 - 水は全部ベースから上げた。約100リットル。 - ボルトは前進用にも使用している。岩が非常に固く、ボルト 1本打つのにハンマーのキリを 3本使用。
- 上部キャンプに荷揚げしてからはワンプッシュで山頂へ。
- オールフリーでは抜けれず。安全策で人工を使った場合もあった。
- メインのライン(クラック) は一箇所しかなく、クラックがなければ登れなかった。
- 予想よりも暖かく、天気も安定していて、ほとんど雨は降らなかった。
- 山頂に着いたときにも余力があった
- 基本的に全部回収してきたが、ボルトは残してしまった。クライミングのスタイルとしては 3流。
- ロープは 9.8mm シングル 60m をダブルで使用


グリーンランドのクライミングに関しては、岳人 11月号NHK BS-Hi で 11/18 19:00 ~Coyote No.24(12/10発売) に掲載される予定です。

NHK ハイビジョン特集のページでの説明で "落石・スノーシャワー・雪崩そして刻々と変化する天候の中・・・" というくだりがあるのですが、 今回は基本的に乾いた岩でのクライミングだったので、落石はともかく、スノーシャワー、雪崩はなかったはず。また、"天気は基本的にほとんど晴れていた" とおっしゃっていたので、この点もちょっと・・・。


個人的にはもう少し突っ込んだところを聞きたかったのですが、集まったお客さんを見て話の内容を少しマイルドにされたそうです。Q&A を聞いていても、今回の客層はクライマーというよりはどちらかというと "凍" や "垂直の記憶" 読んで山野井さんを知った方が多かったのではという気がしました。

講演会後の飲み会でかなり突っ込んだ話がいろいろと聞け、非常に勉強になりました。残念ながら終電の関係もあり、途中で打ち切りとなりましたが、もっといろいろと話してみたい方です。


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関連情報
山野井通信

参加していただいた方の Blog
山野井泰史氏講演会 (ACC-J [Alpine Climbing Club of Japan])
山野井泰史 講演会 (Shuklaのクライミング日記)
山野井泰史講演会 (毎日が究極の選択【ずっとやりたかったことを、やろう】)
山野井泰史氏講演会 (下町でのスローな生活)
山野井泰史講演会 (ようこそ鵬翔山岳会 東京へ)
第18回 海外の山を知ろう (山野井泰史氏)(Extremer's Page!)



2007年11月17日

今週もルートセット

m071117-1.jpg

先週に引き続き、今週も第 2回舞茸コンペのルートセット。

土曜は晴れてて快適だったのですが、打って変わって、日曜日は午後から吹雪。素手でやっていたので、手が凍りそうでした。凍った水たまりが夕方まで融けませんでした。

大方のルートセットは終わっていたのですが、自分のルートばかりでもつまらないと思い、亀ちゃんにも手伝ってもらって、想定外の要素も加えてみました。細かい手直しはまだ必要ですが、とりあえず自分が担当のルートは大体終わりかな。

ホールド群
ホールド群

大変だったのは必要ないホールドを外す作業。普通のジムならただボルトを外すだけでオケーなのでしょうが、Ice Extreme の場合、屋外にあるため、ボルトが錆びついていて回すだけでも大変なホールド多数、さらに、アックスをかける場合、手登りよりもホールドへの負担が多いため、ボルトだけではなく、コーススレッド(ネジ) でも固定しているため、それを外す必要もあったり、ボルトの受けの爪付きナットが外れてしまった奴などは、サンダーで裏から切る必要もあったりと予想以上に時間を食いました。

電飾つけてみました
電飾つけてみました


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第 2回舞茸カップ (2007/10/19)

関連情報
人工氷壁  アイスエクストリーム クニ
Ice EXtreme



2007年11月18日

裏道情報

東京方面から関越自動車道を利用して Ice Extreme Kuni まで安く早く行く裏道情報。有笠や吾妻渓谷、草津温泉に行かれる方も利用できます。

安く行く方法として、車に ETC がついていることが前提となります。

一般的な ETC 割引には以下の 3種類があります。

深夜割引 - 30% OFF (全国の高速)
通勤割引 - 50% OFF (東京・大阪近郊以外、6:00-9:00 / 17:00-20:00、100km以内)
早朝夜間割引 - 50% OFF (東京・大阪近郊、22:00-6:00、100km以内)

一般的に、Ice Extreme や有笠に行く場合、渋川・伊香保IC で降りて、35号線をひたすら走っていくと思うのですが、練馬から渋川・伊香保IC まで行く場合、距離は 103.6km となり、通常料金だと 3000円、深夜割引を利用しても 2100円です。

ところが ETC があると、渋川・伊香保IC の一つ手前の駒寄PA の ETC専用出口から出ることができます。

駒寄PA は練馬から 98.7km の位置にあるため、深夜割引に加えて、通勤割引と早朝夜間割引も利用できます。駒寄までの通常料金は 2900円ですが、深夜割引、通勤割引だと 2050円、早朝夜間割引を使うと 1450円になります。

さらに、上り線限定の割引ですが、関越自動車道 土日・祝日渋滞対策割引というのが現在はあり、これを利用すると、渋川・伊香保IC からだと 1500円、駒寄PA からだと 1450円になります。


さて次はルートについてですが、駒寄PA ETC専用出口からのルートになります。

高速を使っても、渋川・伊香保IC までの距離は約 5km。下道でも、すぐ脇にバイパスが走っているので 5-6分で渋川・伊香保IC に着きます。

ただ、それだと通常と変わらないので、裏道 + 近道を使います。裏道を使う理由としては、35号線は、草津温泉へ行く観光バスが結構走っており、かなりのんびり走っているため結構渋滞になり、渋滞を回避するために使っています。

文章で説明するのは難しいのでGoogle マップのマイマップを使った地図を作りましたので参考にしてください。この状態でもぐりぐり動かせます。


最後の方は結構雑ですが、まぁ分かると思います。時間ができたら修正 & 各ポイントの写真も入れておきます。



2007年11月19日

Climbing Worldcup Kranj 2007

ワールドカップ・リード大会の最終戦が 2007/11/17 - 18 にスロベニア・クラニで行われました。

女子の優勝は今年絶好調で地元スロベニアの Maja Vidmar。年間の優勝争いをしていた Angela Eiter が 13位(決勝へも進めず) だったこともあり、Maja が年間優勝を決め、Angela の 4連覇を阻止した形になりました。地元だったから盛り上がったでしょうね。

優勝した Maja Vidmar
優勝した Maja Vidmar

Photo by IFSC

一方男子はスイスの Cédric Lachat が優勝。総合ランキング 4位だった Tomas Mrázek が 3位に入り、3位につけていた Jorg Verhoeven が 6位だったこともあり、順位が逆転して Tomas が総合 3位になりました。Top2 のスペイン勢は力を抜いていたのか、決勝へは進出してはいませんが、総合優勝が Patxi Usobiaga、2位が Ramon Julian という結果になりました。

Climbing Worldcup Kranj 2007
男子リザルト (IFSC)
女子リザルト (IFSC)

今大会へは日本人選手は男子で小西大介選手が参加されただけで、結果は 32位でした。決意表明で、決勝に行けなかったら坊主になると言っていましたが、さてどうしたのでしょう?

IFSC Climbing Worldcup 2007 ranking
Men lead (IFSC)
Women lead (IFSC)

ちなみに日本人選手の最終結果は、8戦中 7戦参戦した小林由佳選手が 9位、3戦に参戦した野口啓代選手が 24位。5戦に参戦した安間佐千選手が 12位でした。ほかの選手の順位に関しては上記のリザルトを参照してください。

これで、ボルダーもリードも今年のワールドカップの全日程が終了しました。参戦された日本人選手の皆さんお疲れ様でした。加須でのワールドカップも含めて非常に楽しませていただきました。ありがとうございました。

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2007年11月20日

瑞牆・地獄(?) エリア

N字ハング
N字ハング

84 の澤田さんに誘われて、鵬翔の坂田さんも交えて瑞牆の地獄(?) エリアに行ってきました。

アップで脇にあるルンゼを 1P 登るとそこはワイド & チムニーが乱立するエリア。右手に入っていくと煙突状チムニーに出るそうですが、そこはまた今度。

アプローチピッチ
アプローチピッチ

一番手前にあったワイドクラックを澤田さんがリードしました。5.9 くらいですが、ワイドってグレード関係なく難しい。慣れなのかなぁ。とりあえずここは 1撃で抜けれました。

無名のワイド / 初登?
無名のワイド / 初登?

懸垂で下に降りてから、本日のターゲットである N字ハングへ。

途中にちょっとしたハング越えがありそこが核心。クラックはフィストからワイド。

オンサイトトライでは核心を越えられず、その後トップロープを張ってムーブを確認しただけにとどまりました。ただ、解決したムーブも個人的にはいまいち納得できるものではないかなり強引なムーブ。

とはいえ、澤田さんも同じムーブだったので、やっぱりこれなのかなぁ。ここをオンサイトした山岸さんは 10b と言い放ったそうですが、うーん、もうちょっとあってもいい気がします。

とはいえ、スケールもそこそこあり、核心を抜けてからも気が抜けない楽しいクラックでした。とにかく今日は寒くて、核心に着くころには指の感覚がなく、ホールドを掴んでいるのかどうかも定かではなかったのでできればもうちょっと暖かいころの方がいいなぁ。

N字ハング全景
N字ハング全景

周辺には目標になりそうなクラックがまだ多数あり、十一面末端壁と違って、順番待ちになることはなさそうなので、来シーズンは通おうかな。

関連情報
湯川、小川山、瑞牆 by J郎 (クラック同人 酒とキャメロット)
瑞牆山 エリア紹介 by J郎 (クラック同人 酒とキャメロット)

クラック地獄 (Chimney角屋のクライミングログ)
またまた地獄 (Chimney角屋のクライミングログ)



2007年11月22日

STONE MONKEY

(2007 Alun Hughes TV / DVD)

STONE MONKEY

最近 UK モノがはやっているのか、こちらも UK モノ。UKクライマーの Johnny Dawes と彼がメインで開拓した Indian Face に焦点を当てた DVD。

まだ EBシューズ(?) で登っている 20年前の映像なのですが、足の使い方がとてつもなくうまい。信じられない程です。

トレーラーは以下で見れます。

STONE MONKEY TEASER

あとで。



2007年11月23日

城ヶ崎:1日目・浮山橋

城ヶ崎・浮山橋全景
城ヶ崎・浮山橋全景

秋から冬への移り変わりの季節、信州方面の岩は冷たいし、アイスをやるにはまだ早いしということで、去年のマリオネット同様、つなぎの季節のクラックということで、今年はスコーピオン狙いで、亀ちゃんと城ヶ崎に行ってきました。

東京を朝出発したのですが、3連休の初日ということもあり、東名高速は大渋滞。城ヶ崎に着くころにはすでに昼、しかも浮山橋に行ったことがないので行き方がわからない。100岩のトポを見てもよくわからず、右往左往して、かなり怪しげな方法で現場に到着しました。

スコーピオン
スコーピオン

浮山橋には、西村スクール(?) の 2人組と佐久(?) から来た 2人組の 4名がいらっしゃいました。岩場で会った人の数では今シーズン最多!!

西村スクールはラウンド・アラウンド、トラベルチャンス周辺にトップロープを張って繰り返し登っていました。佐久からの 2人組はスコーピオンにトライされていました。

スコーピオン全景
スコーピオン全景

ので、城ヶ崎の岩に慣れるということで、あいていたゲルニカに取りついてみました。10台ということで甘く見ていたこともあって、OS できず。orz

ゲルニカ
ゲルニカ

出だしが核心かな? これを抜けるとあとは快適かつ大胆に行けます。面白い。

結局亀ちゃんもだめで。回収したりしているうちに日没。スコーピオンのトライを眺めていたりとのんびりしていたので、この日はゲルニカに 1便出しただけで終了しました。

大島?
大島?



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2007年11月24日

城ヶ崎:2日目・浮山橋

ゲルニカ全景
ゲルニカ全景

スコーピオンをトライしに今日も浮山橋へ。浮山橋にはすでに昨日の二人がスコーピオンにトライしていました。

アップも兼ねてゲルニカをサクッと RP してから、彼らがレストしている間にスコーピオンにおさわり。

はっきり言って難しい。とてもマリオネットと同じグレードとは思えないほど。全然登らせてもらえませんでした。ただ課題はとても面白い。マリオネット以上にジャムの要素が強いし、ボルダームーブも多い。より登りがいのある課題です。体を作り直してまたトライしに行きたいと思います。

2人組はサクッと登って、マリオネットにトライしに行ってしまいました。はやっ!!

亀ちゃんはゲルニカの出だしをこなせなかったので、諦めてすぐ脇にあるストップ・ザ・トマホークというルートに取り付いていました。

フォローで登りましたが、出だしの核心(?) はともかく、上部の崩壊具合はかなりヤバい。このルートは登らない方がいいと思います。大型冷蔵庫サイズの浮石が上部にあります。

結局この日はショボーンな結果で、海の上に浮かぶ満月がきれいだった記憶しかありません。


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2007年11月25日

城ヶ崎:3日目・シーサイド

昨日いたのはあの辺
昨日いたのはあの辺

スコーピオンはしばらく封印ということで、今日は城ヶ崎のメインエリアであるシーサイドに行きました。メインエリアとはいえ、行ったことがなかったのでまたアプローチでうろうろ。100岩はもうちょっと駐車場とアプローチをトラブルになる前にきちんと書いてほしいなぁ。シーサイドはたぶんまだシーズンではないのでしょうが、2桁台の人出でした。

当初はプレッシャーをやろうと思ったのですが、崩壊跡の浮き石がまだ結構残っている感じだったのでパスして、目的をサイクロンに設定しました。

アップで赤道ルーフ。ひたすらトラバースしていく課題。快適でした。2p目は草が生えていたので省略。亀ちゃんにフォローで回収してもらいました。

赤道ルーフ
赤道ルーフ

続いて、メインのサイクロンへ。短いトラバース課題。短いだけあって、ボルダー系課題。核心のデッドの一手がどーしても出せない。結局そのムーブに持っていく体制になれず終了。ボルダー力の弱さが顕著に出ました。

シンデレラボーイのスタート地点と同じなので、普段は順番待ちが過ごそうです。

サイクロン
サイクロン

クールダウンで人生苦もありゃ楽もあるを登って終了しました。

情報としては、ファミリーエリアの吊り橋そばにあるトイレは現在閉鎖されておりますので、ご注意ください。

吊橋手前のトイレは閉鎖中
吊橋手前のトイレは閉鎖中

吊り橋を渡っているときに、ファミリーエリアを覗くと、岩場のところ(ファザークラックの基部?) に花が供えてありました。何だろうと思って帰宅してから調べたところ、"中山茂樹氏事故死" というニュースが。

2007/11/15 に城ヶ崎ファミリーエリアで講習会中にフォールし、カムが 2つはずれてグランドしてしまい、11/20 にお亡くなりになってしまったとのこと。うーん、ショック。まだ学生の時に文登研でお世話になりました。ゴールドウィンのアドバイザーやリポビタンD のスタントマンなどもされており、スマートで格好いい印象があります。

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中山茂樹さん他界 (La Vie d'un Guide)
訃報:山岳ガイド中山茂樹氏 (snowinfo)



2007年11月26日

海金剛・Super Triton

伊豆クライミング最終日はマルチピッチをやりに海金剛へ移動。

朝は富士山がきれいでした
朝は富士山がきれいでした

海金剛に来るのは 5回目ですが、来るたびにアプローチの踏み跡がしっかりしてきています。もう迷う個所はないのではと思います。

Super Triton がある面
Super Triton がある面

今回の目的は Super Toriton。これまでは Super Rain がある面しか登ったことがなかったので、Super Haruna がある面を選んでみました。

トポはこれを利用しました。

ハイライトは逆くの字クラックとその次のコーナークラックのピッチ。逆くの字クラックは亀ちゃんリード。ナイスリードでした。

逆くの字クラック
逆くの字クラック

3ピッチ目くらいまで結構藪がうるさく、4ピッチ目くらいからようやく後ろに海が広がって、海金剛らしくなってきます。

海金剛らしくなってきました
海金剛らしくなってきました

あとはほとんど 4級程度の岩登りで快適に高度を稼いで山頂へ。

ダブルクラック
ダブルクラック

壁の傾斜があまりないからかもしれませんが、発表されているグレードほどの難しさは感じられませんでした。

最終ピッチ
最終ピッチ

同ルートを下降しましたが、ロープの流れがかなり悪くなってしまったので、気をつけた方がいいでしょう。

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2007年11月27日

[映画]ミッドナイトイーグル

m071127-1.jpg

2007/11/23 から全国公開されているミッドナイト イーグルを見てきました。

厳冬期の北アルプスに米軍のステルス爆撃機が墜落し、爆撃機が積んでいたモノを巡っての戦いを描いたアクション映画。

舞台が山というだけで、映画のテーマ自体は反戦映画に近い。ストーリー的には最後の 20分が最も盛り上がるところで、原作とはだいぶ違いますが、泣かせる方向にうまく持っていっています。

テーマ以外に関して。山の映像は、飛行機の墜落ポイントが原作では天狗原ということもあって、槍・穂高周辺の空撮映像が多い。

現場のロケは、天狗原まで行けるわけもなく、八ヶ岳・赤岳鉱泉北ア・西穂高山荘中ア・千畳敷八海山スキー場で行われたようで、明らかに大同心・小同心、ジョーゴ沢、千畳敷の映像がありました。

各役者さんの演技はバイルとストックを同時に使う点やわかんをザックにつけっぱなしでつぼ足ラッセルしていたりと突っ込みどころ満載ですが、玉木宏氷壁に出ていたこともあって、歩き方はだいぶ様になっている感じでした。ただ、大沢たかおの演技はそれ以上に良かった。

山岳アドバイザーの名前に "小西博文" さんの名前が・・・。久しぶりに名前を見たと思ったらこんなことしていたんですね。他にも花谷さんや加藤さんなど見知った名前がちらほら。

山道具に関しては、いつもの通り、mont-bell とハミックスがメインです。


さて、根本的な疑問なのですが、原作では爆撃機が墜落した場所は槍ヶ岳のそばにある天狗原になっています。天狗原へのアプローチは普通に考えたら新穂高温泉(飛騨側) から南岳あたりで穂高の稜線を越えて行った方が早い気がするのですが、ここでは常念-蝶の稜線(信州側) からアプローチしています。

正確なアプローチ方法はわからないのですが、明らかに遠回りだと思います。この距離を吹雪いている時期に 2.5日で天狗原まで行こうという計画はあり得ないでしょう。しかも赤沢岳を経由しているのですが、そこから槍沢を横切って天狗原というのは、雪崩の巣であり、自殺行為である気が・・・。

とまぁとりとめもなく突っ込んでみました。

劇場プログラム・原作本・劇場プログラム別冊
劇場プログラム・原作本・劇場プログラム別冊

関連情報
ミッドナイト イーグル オフィシャルサイト
BankBand「はるまついぶき」 (公式テーマソング)

[山映画]「ミッドナイトイーグル」 (クライミング・ブック・ニュース)



 
 
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