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2008年3月 1日

第 4回・赤岳鉱泉・アイスキャンディカップ 予選

2時に会社を出て、美濃戸口に 4:30着、仮眠したら起きれない気がしたので、そのまま赤岳鉱泉へ。7時過ぎに鉱泉に着いたので、すでに到着していた、Shinさんに優勝おめでとう & 韓国ノース軍団に挨拶だけして 10時まで爆睡。

起きたらすでにほとんど全員集合しており、すぐに説明が始まり予選競技スタート。

予選はオープンが男女共通で 4課題、ビギナーも男女共通で 3課題。トライ回数は自由。レギュレーションはかなり緩めで、バンダリーのオンラインもオーケーでした。参加者の正確な数は不明ですが、35名くらい?

オープンクラスは 11:00 - 13:00 / 13:0 -15:00 の 2部に分けられ、前半は男子が 課題 1 と 3、女子が 2 と 4 にトライ。後半は逆というパターンでした。各課題の制限時間は 5分

課題 3
氷のハングをこなしてからコンパネに入り、コンパネのハングを超えて終了点へ。コンパネのハング超えが核心。

誰も取りつかないので、一番最初に取り付きましたが、まったくアップをしていなかったので、核心に入る頃は完全に腕がパンプ & 寒かったせいもあって指先の感覚もなく、ハング上のホールドを取ってフリズでした。

やっぱりハング越えが見せ場。ハング上にある見えない遠いホールドを取りに行き、足ぶらになってフィギュア 4で次のホールドを取る。これができるかどうかが中級者と上級者のボーダーラインになります。でも上級者+ だとキャンパで取りに行っちゃうんですけどね。

完登者は 5-6名?

奈良さん @課題 3
奈良さん @課題 3

課題 1
登らせ課題。特に難しい個所はなく、ほぼ一直線に上がるだけ。無事 1撃。

課題 1 & 2
課題 1 & 2


無性に眠かったので、それぞれ 1回だけ登ってから小屋に戻って 14時まで爆睡。

起きたら後半戦。

課題 4
ピノキオ(実際は 2x4材を 2枚張り合わせて穴をあけた物) を 5本経由してから氷に移る課題。4本目のピノキオが 1個所遠い個所があり核心。

核心を越えられず沈。ピノキオの穴にきちんとアイゼンの歯を入れられるかどうかとアックスの歯を直接持って距離を稼げたかどうかがポイント。韓国のカン選手は身長の低さを生かしたあり得ないムーブでこなしていました。

石井さん @課題 4
石井さん @課題 4

課題 2
登らせ課題。のはずだったのに、上部でアックスがすっぽ抜けてフォール。すぐに登り直して 2撃。

もう 1回 課題 4 をやりたかったのですが時間切れでした。

ほとんど意識朦朧で他の人の登りを見ていなかったのですが、予想通りというか、男女ともに去年の Korea シリーズの優勝者が来ているので当然なのですが、とにかく韓国勢は強い。男子は上位 2人が韓国、女子もトップは断トツで Shinさんでした。

残念だったのは、通訳さんのせいなのか、きちんとルールが伝わっていなかった点が何点かあり、そこで降ろされてしまっていたのは見ていて少し悲しくなりました。

結局今日は 5回だけ登って終了、予選は通過ならず。詳細なリザルトが発表されていないので、どんな集計方法が取られて何位だったのか全く不明です。決勝進出者のリザルトは赤岳鉱泉の Web にアップされました。

夕飯後は佐藤祐介さんによる昨年のアラスカツアーのスライドショーがありました。スライドも講演内容も素晴らしく、食堂は超満員でした。佐藤さんは、最近、バイルを握っていて指をパキったそうで、今回のコンペには欠場でした。指の包帯が痛々しかった。代わりに奥さんが出場されていました。



2008年3月 2日

第 4回・赤岳鉱泉・アイスキャンディカップ 決勝

決勝進出者のリザルトは赤岳鉱泉の Web サイトに載っています。

決勝はビギナー・オープン共にオンサイト方式で、いずれも男女同課題。ビギナーは男女合わせて 6名、オープンが男女それぞれ 6名が決勝進出で、進行はビギナー・オープンの順番で行われました。

ビギナー決勝
ビギナーは残念ながら寝ていたため見ておりません。コースが解放されてから登ってみましたが面白かった。出だしと右から左のハングに乗り移るところが核心かな。後半はずーっとレイバック気味な引付が必要なので、ビギナーを脱出したい方は引き付け力をつけましょう。Mix でよく使うムーブです。

オープン決勝
オープン同様、男女一緒に競技が行われました。出場順序は総合成績順で決められました。

出だしでかぶった氷のトラバースをこなしてからドライ壁へ移り、ドライ壁の最下部をトラバースし、打ち込みパネルを使って最初の段を抜ける。この箇所が女子にとっては核心だったようで、女子選手 4名がここまで。女子 3位のイ選手はここでアックスに足を掛けるムーブを使っていましたが、実際には完全にレギュレーションアウトです。

1段上がってからピノキオに移り、ピノキオを 1本トラバース。ここも結構難しく、女子トップの Shinさんと石原さんはここまで。石原さんは痛恨のムーブの読み違い。男子の岸君・石井さんもここでフォール。

ピノキオをトラバースしてから壁に戻りヒールをうまく使ってパワー系のムーブ 2手。山岸さんがここまで。

この先が最大の見せ場。ハング下からハング上の遠いホールドを取って足ぶら。フィギュア 4で次の遠いホールドを取りに行くムーブ。オープン予選の課題 3 の核心と同じムーブです。

男子の上位 3名は全員ここまで。ここへの到達時間が最も早かった奈良さんが優勝しました。ついにスピードも身につけ、奈良さんもどんどん進化しています。韓国選手がいたにもかかわらずあのスピードは凄い。

カン選手はピノキオでの粘りがすごかった。

大前さん @オープン決勝
大前さん @オープン決勝 ここ最近の上達がすごい。

Shinさん @オープン決勝
Shinさん @オープン決勝 ルールがうまく伝わっていなかったようで、蹴り込み禁止のところにけり込んでアウトでした。

山岸さん @オープン決勝
山岸さん @オープン決勝 目標です

<br />奈良さん @オープン決勝

奈良さん @オープン決勝 今回も完璧でした。

女子表彰台
女子表彰台

男子表彰台
男子表彰台

男女ともに表彰台の 2名が韓国選手でした。賞品は上位 3名は確定していたものの、それ以外はスタッフも含めてのじゃんけん大会。いつも同じメンバーが賞品をもらってしまうからとのことでしたが、選手と選手以外に分けるべきでしょう。これだと貰えるかどうかが完全に運になってしまうため、全く貰えない選手も出ておりました。

ジャパンカップでコンペの運営にかかわったからか、コンペの見方が運営サイドとしての見方になってしまうため、レポートを書いていてもやや批判的な書き方になってしまっています。さーせん。

個人的には詳細なリザルトが知りたい・・・。スタッフ、選手の皆さんお疲れ様でした。韓国選手のムーブはいろいろと盗めるところがあって勉強になりました。今度練習してみよーっと。

帰り道で山本さんの車がスタックしてたのにはいろんな意味でびっくり。お気遣い感謝でした。



2008年3月 4日

第 4回アイスキャンディカップ・メディア情報

優勝された奈良さんの動画です。今回は三脚を使えなかったので結構揺れています。

Flash Player8 以上が必要になります。また、ADSL 以上の通信速度がないと見るのに苦労すると思います。また、混雑した時間帯だと見れない場合があります。気長にお待ちください。



独断と偏見で勝手に解説
出だしの氷のトラバースは奈良さんは非常に早い。持ち替えよりもクロスの方が手数が少なくて早くなります。が、アックスを色んなところに引っかけやすいので注意が必要です。持ち替えも、肩にかけるより口にくわえる方が早いのですが、トップロープだとアックスのハンドル部をロープにひっかけやすいので、同様に注意。

ドライ壁に移ってからのトラバースは足をきちんと蹴りこむことが重要です。ここで落ちてしまっている女性陣は全員足が切れてしまっています。まずは足を決めてからムーブを起こしましょう。リーチ的に厳しい時もあるとは思いますが、そこは腹筋でカバーです。

ピノキオに移るまでのムーブは色々ありますが、氷にいったん移り、コンパネの青いホールドを取ってからピノキオに移るのが一番いいでしょう。レギュレーションの説明では、この段のコンパネにはスメアも禁止と言っていましたが、何名か膝でスメアをしてピノキオを取りに行ってます。ジャッジ甘いです。

ピノキオですが、アイスキャンディでは、設備の都合上、かなり小さいピノキオが使われることが多いです。基本的には、ピノキオは足を挟めるかどうかがサイズの分かれ目です。足を挟めない場合はフィギュア 4の設定か中継として使われる場合がほとんどです。

で、今回のピノキオは完全に乗り込むサイズのピノキオなので、いちばん上の穴にアックスを刺せないと、実質次へ進めません。コンパネの青いホールドから一番上の穴にアックスを入れられるかどうかが鍵です。奈良選手のリカバリーの早さはさすがです。カン選手のパワーでの解決も見事でした。

ピノキオからコンパネに移る個所は、奈良さんはピノキオに足を残したまま行ってますが、ピノキオが揺れるためこのムーブは結構きついです。コンパネの木にヒールを掛けて次の黄色いホールドを取りに行くのが一般的でしょうか。

その次の青いホールドはパワーで一気に取りに行くか、いったんヒールを黄色いホールドまで上げてから、その体制で取るかは判断が分かれるところです。

ルーフ下はレストポイントです。ここからはあと 5手なので制限時間 1分前くらいまで休みましょう。ただ、ここが核心になることはあらかじめ読めるので到達速度も順位に関係するため、レストの前にホールドだけ触っておいた方がいいかもしれません。

ルーフのホールドですが、アックス一本では耐えきれない可能性があるので、奈良さんのようにヒールをかけてから足ぶら、もしくは、青いホールドにヒールをかけて、アックスを抜け口のホールドに両手をマッチさせてから足ぶらになった方が、アックスが抜ける可能性は低くなります。

ここからはもう気合いのフィギュア 4で抜けるしかないですね。ただ、デモで韓国のシン選手が見せたヒールのムーブは面白かったですね。あれは色々と応用できそうです。

参加選手リンク集 (適宜追加予定)
赤岳鉱泉 Iceキャンディーカップ (Plastics・ICE)
アイスキャンディカップ結果報告 (Puutaro-blog)
第 4回・赤岳鉱泉・アイスキャンディカップ (Team Bangees)
第4回アイスキャンディーカップ予選 (Ichi-Geki)
第4回アイスキャンディーカップ決勝(見学) (Ichi-Geki)

予選の記録を読んでいる感じでは岸君とほとんど差がない気がするんだけどなぁ。詳細リザルト発表されないかなぁ~。


赤岳鉱泉:アイスキャンディーカップ (La Vie d'un Guide)
赤岳鉱泉アイスキャンディーコンペ (山と自然への彷徨)
昨日は赤岳鉱泉 (Ice EXtreme)


関連エントリー
第 4回・赤岳鉱泉・アイスキャンディカップ 決勝 (2008/3/2)
第 4回・赤岳鉱泉・アイスキャンディカップ 予選 (2008/3/1)

第三回 アイスキャンディカップ (2007/3/4)
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 1日目 : 予選 (2006/2/18)
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 2日目 : 決勝 (2006/2/19)
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 1日目 (2005/2/19)
赤岳鉱泉アイスキャンディカップ 2日目 (2005/2/20)



2008年3月 5日

2008年 2月のアクセス解析

2008年 2月 アクセス解析

2008年 2月のアクセス解析の結果を簡潔に紹介。() 内は先月の数字です。アクセス解析には Google Analytics を使用しています。

アクセス数(延べ)
セッション : 20872 (22122 ↓)
UU : 6911 (8007 ↓)
PV : 30402 (33389 ↓)

全く更新できなかった期間があるのでさすがに今月は減りました。

検索キーワード Top 10
("雪山大好きっ娘" など、このサイトを表す単語は除いてあります。)
1. ベータアラニン
2. 鈴木謙造
3. 草野俊達
4. 梅里雪山
5. アイスクライミング
6. 錫杖 2ルンゼ
7. アイスクライミングジャパンカップ
8. 黒班山 雪山
9. 千波の滝
10. キズパワーパッド

あいかわらずベータアラニンが強い。草野俊達さんの名前が突然出てきました。何かあったのかな? 梅里雪山は 3/4 に日テレで特集番組が放映されたからでしょう。5 - 9位まではシーズンネタですね。

アクセス数が多かったページ Top 10
1. アイスクライミングジャパンカップ 終了 (2008/2/11)
2. ジャパンカップ - メディア情報 2 (2008/2/12)
3. 白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻 (2008/2/2)
4. アイスクライミングジャパンカップ - 歴史 (2007/12/18)
5. ジャパンカップ情報 - 選手紹介 (2008/2/7)
6. 山と渓谷 2008年 3月号 (2008/2/15)
7. ジャパンカップ - メディア情報 (2008/2/12)
8. ベータアラニン (2008/1/9)
9. ジャパンカップ - 途中経過 4 (2008/2/8)
10. freefan #057 (2008/2/18)

ジャパンカップの記事ばかり書いていたので、ジャパンカップの記事ばかりがエントリーしました。ジャパンカップで燃え尽きた感もあり、残念ながらそれ以降の記事の質がいまいちです。ジャパンカップの反省会もまだ全部は終わっていないので、いまだに年が明けた感じがしません。しかも、最近は生活がすさんでいるからか文章も荒れ気味。うーん。

検索クエリ
各ページの右上にある検索窓から検索されたキーワード Top10
1. インパクトドライバー
2. 濡れ
3. 韓国
4. 雪崩
5. 温泉
6. 旭岳東稜
7. ロルフィング
8. 馬目弘仁
9. 岳人
10.リボルト

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関連エントリー
2007年 10月アクセス解析 (2007/11/2)
2007年 11月アクセ ス解析 (2007/12/4)
2007年 12月アクセス解析 (2007/12/4)
2008年 1月アクセス解析 (2008/2/6)




2008年3月 8日

芦別大滝

芦別大滝
芦別大滝

例年だと、毎冬 2回は北海道に行っていたのですが、今年はコンペの準備でバタバタしていたために、ようやく今シーズン初めての渡道。

金曜の夜に千歳空港に降りたら暖かくてびっくり。道内でも各地の氷の崩壊の話を聞いたので、春が早くなっているのかもしれません。

夜は野幌の姐さんのところに泊めて貰い沢田研二三昧www 駅前のお店も魚が非常にうまかった。

土曜日は芦別大滝でようやく今シーズン初ミックス。中央のクラックラインでアップしてから、左のハングのリップ沿いに新しく引かれたラインにトライ。

だいぶ、崩壊が進んでいる感じで、ホールドは切れぎれでしたが、ヒール使いまくりのかなり見苦しいムーブながらも何とか繋がりました。傾斜が落ちた上部も、絶妙にホールドが続いていて、上まで抜けれそうです。今度来た時はリードでトライ。

そんなこんなで 1日目は終了。終日ポカポカ陽気で完全に春でした。


関連エントリー
北海道 3日目:芦別でドラツー + 美工の壁 (2006/11/25)
北海道・芦別 (2007/2/10)



2008年3月 9日

千代志別

昨日が気持ち悪いくらいに暖かかったので、氷の大崩壊を警戒していったのですが、すでに 2-3日前に崩壊したようで、沢の取付きには氷のデブリの山が。

千代志別・取付はデブリの山
千代志別・取付はデブリの山

ネズミ男の氷柱はもちろんありませんでしたが、ほかの氷もほとんど全部きれいに落ちていました。

千代志別・氷はほとんど落ちてました
千代志別・氷はほとんど落ちてました

本当は天空の城をやりたかったのですが、氷が落ちてしまって駄目そうだったので、今回のターゲットはまだ登っていなかったビビビのネズミ男

かぶったガバを大胆に拾って行ける前半、薄カチを繋いで行く後半(左のクラックは使わないライン) とでまったく違うタイプのルートが混ざっていて楽しい。最後のクリップポイントは結構怖い。

2便目でホールドもムーブも固まり、3便目で RP を狙ったのですが、変なところでアックスがすっぽ抜けて駄目、4便目も最後のところで我慢できずあえなくテンション。コンペ関連の活動ばかりやっていたからか、自然の岩の感覚がわからなくて、全然突っ込めませんでした。うーん、考えないとなぁ。

千代志別・残骸
千代志別・残骸

結局この日はこれにて終了。抜け口の氷も腐っていて、氷というより雪渓。登っている間も時々残骸が落ちて来て凄い音を発していました。あれは生きた心地しないですね。Mネズミや Toothpic 周辺は注意です。

千代志別・面白いという噂のネット裏の氷
千代志別・面白いという噂のネット裏の氷

千代志別・すっかり春でした
千代志別・すっかり春でした

帰りは近くの増毛まで足を延ばして、日本最北の酒蔵・国稀酒造へ。建物も古く、歴史的な雰囲気はグーでした。

日本最北の酒蔵・国稀酒造
日本最北の酒蔵・国稀酒造

日本最北の酒蔵・国稀酒造
日本最北の酒蔵・国稀酒造


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北海道旅行 4日目 : 雄冬海岸・千代志別 (2004/12/26)
事故報告詳細 (2006/3/12)
北海道・千代志別 (2007/2/12)



2008年3月10日

ROCK&SNOW No.39

(2008/3/6 山と渓谷社)

ROCK&SNOW No.39

山と渓谷社様より献本御礼。まぁいろいろと書いたので。終わってしまう連載が多いのが気になります。

関係している記事をざっくりと。

第 4回アイスクライミングジャパンカップ
編集部の方にきれいにまとめていただいたので、何とか読める形になっています。ありがとうございました。ただ使われている写真に韓国選手の写真が全く無いのがちょっと残念です。

関連エントリー
ジャパンカップ関連記事一覧

来年以降のことも考えて、別途アイスコンペ開催マニュアルもまとめておかないとなぁと考えています。

The North Face Ice Climbing Festival
韓国の North Face Cup に参戦したレポートです。石原さんが書いてます。ありがとうございました。このときのレポートもまだ書いてないなぁ。

関連エントリー
4th THE NORTH FACE ICE CLIMBING FESTIVAL (2008/1/17)

最大の妥協点を求めて
室井さんの記事で写真を使っていただきました。ありがとうございました。

関連エントリー
不動沢・前絵星岩 (2007/10/28)

他に気になった記事をざっと。

パチ・ウソビアガによる世界初の 8c+(5.14c) のオンサイト。しかも初登というおまけつき。凄いの一言。ただ、ここ最近の Adam Ondra の成長も目を見張るものがあるので、すぐに同じ記録が出る気もします。

谷川岳・烏帽子奥壁大氷柱が立て続けに登られた件に関してはまた別途書きます。

大峰最後の課題として書かれている閻魔大王の WI7 というのはどういった基準からついたグレードなのかが少し気になります。WI7 というグレードは海外を見ても皆無なのでは。

最新クライミング上達法に書かれているオーストリア合宿のレポートが面白かった。"クライミング" と "tトレーニング" を別物として考えている箇所が特に。どちらかというと日本人の方が得意な気がするんですが。

セロ・トーレやフィッツロイの縦走の記録を見ると、アルパインクライミングも次のステップに入ってきたのかなという感があります。


海金剛のボルトは・・・。"一般向け" なんて考える必要ないと思うんだけどなぁ。

WCM は面白そうですね。全然知りませんでした。


関連エントリー
ROCK&SNOW No.038 2007 冬号 (2007/12/6)
ROCK & SNOW 2007秋号 No.37 (2007/9/6)
ROCK & SNOW 2007夏号 No.36 (2007/9/6)
ROCK&SNOW No.035 2007 春号 (2007/3/6)

関連情報
RSとヤマケイ本誌 (D-sukeもの申す)
R0CK & SNOW (La Vie d'un Guide)
Rock&Snow 39 (いちにちいって)
ROCK&SNOW No.39 本日(3/6)発売 (鵬翔山岳会 メンバーの独り言)



2008年3月12日

群馬県山岳連盟 3月理事会

群馬県前橋市の群馬県青少年会館で行われた群馬県山岳連盟 3月理事会に参加してきました。

自分が参加したのは、アイスエクストリーム・オーナーの山本さんから 2月に行われたジャパンカップに関しての報告があったため。来年度の開催も視野に入れた話し合いになり、来年度もやりましょうという方向で行くことになりました。

まだ自分がどのくらい関われるかはわかりませんが、今年以上に盛り上がる大会にできればなぁと思っています。コンペの運営もそれなりに楽しいのですが、体への負担は選手として出る以上にあるのでいろいろと思案中です。

個人的には理事会の最後に議論していた、"なぜ若者が山岳会に入らないのか" というテーマに関しての会員の方々の話し合いが面白かった。

自分の意見だと、今の人の体質が山岳会に合わないというのと、山に関する情報が昔に比べて有り余るほどあるので、山岳会に入る必要が無く、パートナーですら SNS でみつければ十分と考えている人が多いということがあるのではと思っています。



2008年3月14日

SDカード

SDカード

価格.com を見てたのですが、SD カードがずいぶん安くなりました。中でも 16G が 7000円を切ってるのは凄い。

メーカー問わず SDHCメモリーカード 16GB 価格比較 (価格.com)

A-DATA の製品のようですが、読込・書き込み最低保証が 6MB/s とやや遅いのと、耐久性がどうなのかが気になるところです。

参考情報
microSDカードの書き込み耐性について (すzのAVR研究)



2008年3月17日

梅里雪山 17人の友を探して

(2008/3/2 13:25 - 14:55 日本テレビ)

梅里雪山 17人の友を探して

1991年 1月に中国・梅里雪山で遭難した登山隊17人の遺体を現在も探し続けている小林尚礼さんを追いかけたドキュメンタリー。

梅里雪山 17人の友を探して (番組ホームページ)
小林尚礼 HomePage

1998年 7月に最初の遺体が発見されてから今年で 10年となり、一つの節目。2007年で最後になるかもしれないということで、有志の遺族の方々と現地を訪れる様子がメイン。

これまでに見つかった遺体は 16体。あと 1体を求めて、温暖化が進んで、崩壊が急速に進む氷河の中で捜索活動を続ける。

今回の捜索で見つかった遺体は、結局頭蓋骨の一部だけであり、誰のものかは DNA鑑定を行わないとわからないという状態だった。

小林さん宅でのインタビュー、遺族の方へのインタビュー、現地の住民へのインタビューを含めて短時間ながらよくまとまっていて見応えのある番組でした。当時の登山中の貴重なビデオ映像も流れました。

小栗旬がナレーションというのが謎でしたが、予想以上にいい味を出していました。個人的には花男のイメージが強くてちょっと大変でしたが。

でも、ここまで徹底して遺体捜索にこだわるのって日本人だけなのではないでしょうか?宗教的というか倫理的なものだと思いますが、それでも小林さんの姿勢は凄い。


関連エントリー
中国・梅里雪山で遭難、日中登山隊の遺品発見 (2003/12/15)
遭難慰霊碑:日本人名、傷つけられる 中国・梅里雪山 (2006/2/1)
梅里雪山―十七人の友を探して (2006/7/4)


関連情報
人生の節目 (旅の空)
梅里雪山 17人の友を探して (halfway)
ドキュメンタリー「梅里雪山~17人の友を探して」 (キミヲ想フ)
梅里雪山 17人の友を探して NTV (シエスタ)
梅里雪山 (哲学するパンダ)



2008年3月19日

山と渓谷 2008年 4月号

(2008/3/15 山と渓谷社)

山と渓谷 2008年 4月号

山と渓谷社より献本御礼。

アイスクライミング・ジャパンカップと山野井さんに関する本(「白夜の大岩壁に挑む」) のレビューを書きました。

ジャパンカップの記事はロクスノ 39号の文章を編集部の方が簡潔にまとめ直して下さったもの。ありがとうございました。

山野井さんの本の書評は 400字という制限が自分にとっては厳しく、何も書けないまま中途半端な文章になってしまいました。何が言いたいのかわかりませんね。"奥さん" に焦点を絞ればよかった。さーせん。


他にも "山から言葉"、"伝説の登山家たち"、"山のウェア「デザイン」の現場」"、沢野ひとしさんの連載記事などが面白かった。

小冊子として別冊扱いになっていることから、力を入れていると思われる連載、谷甲州さんの「単独行者」は扱っている題材が加藤文太郎ということもあり、期待大で読んだモノの、小説というより、登場人物の口を借りての分析レポートの感が強く、ちょっと好きになれず。たぶん、新田次郎の「孤高の人」の印象があまりにも強いからだろうなぁ。

良くヤマケイと岳人が対比されますが、特集の内容に興味が持てるかどうかはともかく、編集の質はヤマケイの方が高いので、読んでいて満足感が高いのはヤマケイ。ただし興味を引く記事が多いのは岳人。2冊併せてちょうどいい感じ。

関連エントリー
白夜の大岩壁に挑む―クライマー山野井夫妻 (2008/2/2)
ジャパンカップ関連記事一覧

山と渓谷 2008年 3月号 (2008/2/15)
山と渓谷 2008年 2月号 (2008/3/15)



2008年3月21日

Dry-tooling & Nature

ソースは 8a.nu。

8a.nu - GLOBAL

Nicolas Favresse has written an article regarding dry-tooling as he came across an artificiell wall near Arco.

'This wall is completely scarred with pockets chipped by ice picks and scratch marks left by crampons.' What is your comment?

そのうちどこかで問題になるだろうなぁと思っていましたが、問題になっていました。

超要約すると、
アルコの未開拓の岩場に行ったら、バイルやアイゼンの傷があって、チッピングされた状態と同じだったぜ(#゚Д゚)ゴルア!!

クライミングの進化にドラツーの必要性はわかるけど場所考えろやJK。

てな感じです。

アルコの Crag のような明らかにスポーツルートの岩場だったら判断は明確でしょうが、日本に置き換え、山岳エリアの錫杖とかはどうでしょう。

ルンゼルートのように、氷雪壁を繋いでいる場合はともかく、"注文" や "しあわせ未満"、"じいや" をドラツーで登るのってありなのでしょうか? 実際には登られていますが、特にこれといったコンセンサスがあるわけではなく、何となくの暗黙の了解的な感が強いと思われます。

スポーツ > トラッド > 冬壁 だとは思いますが難しいですね。瑞牆の諸ルートもトランゴの練習等で冬にも登られていますし。



2008年3月23日

旅と冒険5号

(2008/1/13 旅と冒険社)

旅と冒険5号

旅と冒険 5号 特集「ピークとは何か」 (旅と冒険社)

竹内さんの記事が読みたくて取り寄せました。

竹内さんへのインタビューをベースとして、これまでの軌跡を振り返っています。タイトルは "ピークとは何か" となっていますが、テーマは "なぜ山に登るのか?"。

アルパインスタイルと極地法の登山スタイルについて歴史的に考察し、
重要なのは<どちらか>ではなく、<どれにするか>です。極地法でこそ登れるルートもあるし、アルパインスタイルでこそ登れるルートもあるあるのです。

自分と山やルートを座標軸に置き、その山とルートをどのように登るべきなのか? と考えれば、おのずと答えは見えてくるでしょう。

とコメントし、日本には登山スタイルに関して正当に評価できる目をもったクライマーがいないことを嘆く。 何でもかんでもアルパインスタイルがいいというわけではない。これは、縦走や沢登り、クライミングを細分化したがる日本の風潮を表してます。あくまでも山頂に行く手段にすぎない。

これから先、登山はより個人的になり、"登山史" といったこれまでの登山家が背負ってきた重荷から解放され、自己表現の手段となりうる。そんな中で彼はアルパインスタイルを選択し、よりシンプルで美しい登山を目標に登り続けている。

イマドキの 8000m 峰を登るスタイルが簡潔にまとまっていて、ピークとは何か、何で山に登るのかを再考するきっかけになる素晴らしい記事に仕上がっていますが、"制覇" という単語は使って欲しくなかった。

他、山岸さんの人柄が出ていてほのぼのとしているエッセイやロクスノや岳人に投稿された記録とは違った形で書かれている今井さんのハイナブラックの記録も読みごたえあり。


関連リンク
登山家・竹内洋岳 公式ブログ



2008年3月25日

MacLeod Solos 5.14b in Spain

MacLeod Solos 5.14b in Spain
Photo by Claire MacLeod

MacLeod Solos 5.14b in Spain (Climbing Magazine)
The bold Scottish climber Dave MacLeod has soloed a 5.14b sport climb in Spain.

去年、世界最難のトラッドルートである Rhapsody (E11 7a / 5.14c) を登った Dave MacLeod が、3/12 にスペインの Margalef で Darwin Dixit (8c / 5.14b) というルートをフリーソロで登ったようです。

ただ、Dave の Blog によると、これは Scotland・Ben Nevis のルートを登るために精神力を鍛えるためのトレーニングであって、フリーソロ自体が目的ではなかったようです。

で、さらに Dave の Blog によると 3/16 に "Don't Die of Ignorance" (XI / 11) という Ben Nevis のルートを Joe French とフリーで初登したようです。有言実行

Don't Die of Ignorance
photo by Joe French

ちなみに、これまでのフリーソロの記録は 2004/4/20 に Alexander Huber が ドイツで Der Kommunist (8b+ 5.14a) というルートをフリーソロしたものです。(ロクスノ 25号参照)

8b+ free solo - "the communist" (フーバー兄弟の Blog)

関連リンク
Dave MacLeod Climbing (Dave MacLeod の Blog)
Scottish Hampers - Velvet Antlers Hamper blog (Dave の奥さんの Blog)


関連情報
Dave Macleod 8c solo at Margalef, Don't Die of Ignorance XI,11 first ascent on Ben Nevis - climbing news, mountaineering. (Planetmountain.com)

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2008年3月27日

ロストアロー、エイリアンの取り扱い終了

エイリアン

ロストアローによると、安定供給の難しさから、CCH・エイリアンの代理店としての取り扱いを終了するそうです。

国内では現在の店頭在庫のみだそうです。昨年の夏ごろから国内の流通量が極端に減っていたので、現時点でも店頭にはほとんどないと思われます。

4枚羽のカムとしては非常に使い勝手がいいギアだけに残念です。購入手段としては直輸入か、US に行かれる方にお願いするしかないですね。



2008年3月28日

マンガ大賞2008、『岳』が受賞

石塚真一さん
石塚真一さん

大賞決定! (まんたい運営ブログ)
本日、ついに、マンガ大賞2008を発表いたしました!
栄えある第一回目の受賞作は…

『岳』(石塚真一、小学館)です!!

出版社等のスポンサーがからむような団体ではなく、書店の漫画担当の方を中心とした、各界のマンガ好き有志 30名余による投票で選ばれたモノなので、非常に価値がある受賞です。

一般にも受けいれられる普遍性があるということなのでしょう。おめでとうございます。

ちなみに 2位以下は下記のような感じ。半分くらいは読んでますが、2位が「よつばと!」か・・・。

◎マンガ大賞2008
大賞 「岳」 石塚真一 68ポイント
2位 「よつばと!」 あずまきよひこ 49ポイント
3位 「海街 diary1 蝉時雨のやむ頃」 吉田秋生 43ポイント
3位 「フラワー・オブ・ライフ」 よしながふみ 43ポイント
5位 「君に届け」 椎名軽穂 42ポイント
6位 「大奥」 よしながふみ 40ポイント
7位 「皇国の守護者」 原作:佐藤大輔、作画:伊藤悠 35ポイント
8位 「とめはねっ! 鈴里高校書道部」 河合克敏 27ポイント
9位 「もやしもん」 石川雅之 26ポイント
10位 「夏目友人帳」 緑川ゆき 23ポイント
11位 「ひまわりっ -健一レジェンド-」 東村アキコ 20ポイント
12位 「きのう何食べた?」 よしながふみ 19ポイント


関連リンク
【ひと】「マンガ大賞2008」受賞 「岳」の作者・石塚真一さん (1/2ページ) (MSN産経ニュース)

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2008年3月30日

Beth Rodden's Meltdown

Beth Rodden's Meltdown
Photo by Corey Rich

Beth Rodden's Meltdown: The Interview (Climbing Magazine)
On February 14 (Valentine’s Day), Beth Rodden made the first ascent of what’s likely Yosemite’s single hardest traditional pitch: Meltdown, a 70-foot 5.14 crack at Upper Cascade Falls.

かなり古い情報ですが、2008/2/14Beth RoddenYosemite の Upper Cascade Falls にある、Meltdown という 5.14b のトラッドルートを初登しました。

女性によって 14台のトラッドルートが登られたのはこれが世界初だと思われます。

トップロープで試登した旦那の Tommy Caldwell によると、El Cap・NoseChanging Corner(5.14a) よりも難しいので、グレードは妥当だろうとのことです。

このトライの模様は Dosage Vol. 5 に収録されるそうです。

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