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2009年6月 1日

[本]日本100岩場 - 増補改訂版

(山と渓谷社)
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日本100岩場全 5巻のうち、長らく在庫切れとなっていた、<2> 関東 と <3> 伊豆・甲信 が増補改訂版として、それぞれ 1月と 5月に刊行されました。

増補改訂版となってはいるものの、写真やトポ、構成はほとんど初版と変わらず、改訂版という印象は薄いですが、個人的には瑞牆周辺のルートが増えたのが嬉しいところです。

少し見ただけなので、変更点の詳細は不明ですが、結構な数の誤植があるようです。"<2> 関東" に関しては、山と渓谷社の Web で PDF ファイルとして公開されており、致命的な誤植もあるため、プリントアウトして携行した方がいいでしょう。

フリークライミング 日本100岩場 2 関東 増補改訂版 (山と渓谷社)

"<3> 伊豆・甲信" の修正に関しては次号のロクスノで発表でしょうか。コストのことを考えると、頻繁に改訂版を出すのは難しく、アクセス問題や開拓等でルートの情報も常に変わるため、出版の形では最新の情報には追いつけなくなっています。収益モデルを考える必要はありますが、もう、いっそのこと、ヨセミテのようにオンラインでいいのではないでしょうか。

目次
<2> 関東
群馬・埼玉北部
  中之条 有笠山
  榛名山 黒岩
  上野村 十石峠
  神流町 中里の岩場(新エリア)
  秩父 二子山
  秩父吉田 柴崎ロック(新エリア)
  秩父 三峰ボルダー

奥武蔵・奥多摩
  東秩父 金比羅岩
  黒山 聖人岩
  奥武蔵 日和田山
  奥武蔵 北川
  名栗 河又
  奥多摩 白妙橋
  奥多摩 氷川屏風岩
  奥多摩 御岳ボルダー
  秋川 障子岩
  秋川 天王岩

栃木・茨城・神奈川
  那須高原 塩原ボルダー
  宇都宮 古賀志山
  茨城 笠間ボルダー
  三浦半島 鷹取山
  丹沢 広沢寺
  湯河原 幕岩
<3> 伊豆・甲信
長野
  上山田 坊抱岩
  佐久海ノ口 湯川
  奥秩父 小川山
    廻り目平周辺
    金峰渓谷
    屋根岩
    西俣沢対岸
    八幡沢周辺
    小川山のボルダー
  南アルプス 戸台

山梨
  奥秩父 瑞牆山
    不動沢
    カサメリ沢
    十一面岩
    植樹祭広場
    大面・大ヤスリ
  甲府 幕岩
  山梨 太刀岡山
  御坂 三ツ峠

静岡
  沼津 鷲頭山
  大仁 城山
  東伊豆 城ヶ崎
  波勝崎海金剛

関連情報
グレード改訂された主なルート「日本100岩場・関東 増補改訂版」 (クライマー「H」の研究室)

100岩 伊豆・甲信を熟読・・・、する時間はないけれど。 (クライマー「H」の研究室)
日本の100岩場3 伊豆甲信(増補改訂版) (GAIDAのクライミング日記)
ひとりごと (ヘビークライマー"きん"のクライミング日記)



2009年6月 3日

IFSC Climbing Worldcup(B) Wien 2009

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5/29 - 30 にオーストリア・Wien(ウィーン) でおこなわれた、ボルダリングワールドカップの第 3戦野口啓代選手が 2位に入りました。おめでとうございます。

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予選は全課題 1撃完登で 1位通過、準決勝 は 3完登ながらもトライ数の差でギリギリ 5位通過。決勝もトライ数の差となり僅差での 2位でした。

初戦の加須で優勝、第 2戦のオーストリア・Hall の大会でも優勝しており、ボルダリングの総合ランキングでは、2位の Anna に 50ポイントの差を付けて依然トップ。残りの 2戦(アメリカ・Veil / オランダ・Eindhoven) が非常に楽しみです。

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一方、男子で参加した堀創選手ですが、予選は参加者唯一の全課題完登で 1位通過するも、準決勝の課題が、全課題ランジという特殊系だったようで、13位に終わっています。

今回は男女ともに優勝はロシア勢です。
男子リザルト
1 Rustam Gelmanov
2 Sean McColl
3 Kilian Fischhuber
4 Mykhaylo Shalagin
5 Guillaume Glairon Mondet
6 David Barrans
女子リザルト
Aleksandra Balakireva
Akiyo Noguchi
Anna Stöhr
Juliane Wurm
Olga Bibik
Jenny Lavarda

男子最終リザルト (IFSC)
女子最終リザルト (IFSC)


決勝のダイジェスト動画。音はありません。

参考情報
WCBウィーン★予選 (★NOGUCHI AKIYO★)
二十歳!! (★NOGUCHI AKIYO★)
WCB★決勝 (★NOGUCHI AKIYO★)

速報!WBCウィーン (裏欧州情報局通信)
とりあえず二位で何とか逃げ切り...お疲れさん! (裏欧州情報局通信)

関連エントリー
IFSC Climbing Worldcup(B) 加須 2009 (2009/4/12)



2009年6月 5日

[雑誌]TRANSIT 第 5号

(2009/6/5 講談社)
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講談社から刊行されている雑誌。「美しきヒマラヤが呼んでいる」という特集とラインホルト・メスナ-、山野井泰史さんへのインタビューが気になって買ってしまいました。

山の雑誌と言うよりはトレッカー向けの雑誌で、山の要素は非常に薄いものの、写真は非常に考えられていて、見応えがあります。エベレスト周辺が中心ですが、「ヒマラヤ中心散歩」はなかなか。



目的のインタビュー記事は、それぞれ 2ページで簡潔にまとまっています。

メスナーはかなり客観的に自分を見つめており、失敗することの重要性、死なないことの重要性を強く説いています。座右の銘は Kalipe、山に登る理由はパッション。

質問内容は山野井さんに対してもほぼ同様で、シンプルにピラミッド型の山の真ん中を垂直に登っていくのが理想で、ヒマラヤは本来の自分に還る場所と答えています。行きたい山はラトック、登る理由は面白いから。

■現地取材■
浅野忠信、ネパールへ[写真:半沢克夫]
ネパールの名峰へ[写真:谷口京&三田正明]
ブータン、天と地のはざまで[写真:佐藤健寿]
インドの奥へ、アルナチャルプラデーシュ紀行[写真:在本彌生]
ヒマラヤ空中散歩[写真:石川 梵]
ヒマラヤ・ダージリン鉄道に乗りました[写真:星野鉄郎]
写真がはじまった場所[写真:半沢克夫]

■記事■
ラインホルト・メスナー&山野井泰史インタビュー
小島 聖の「ただいま!」ネパール
北尾トロ「シッキムの大和撫子」
丹下健三がインドで描いた夢の街
ヒマラヤの神・イエティの謎に迫る!
ヒマラヤって何だ?/3王国の歴史/民族図鑑/ヒンドゥーと仏教解説

■連載■
地球の湖:椎名誠/地球の空:谷口京/地球の祭:ソンクラーン
旅からもちかえったもの:ソニア パーク
TRANSIT via NIPPON:伊勢神宮

■特別付録■
●BOOK in BOOK"ヒマラヤ・トレッキング"パーフェクトガイド
ヒマラヤ・トレッキングのススメ/ヒマラヤ歩きの基本装備紹介/山の用語辞典/初心者~上級者向けルート案内/ヒマラヤ登山家列伝 他

●ヒマラヤ大地図
ヒマラヤ10名山、ヒマラヤの秘境紹介、ヒマラヤおすすめ土産、旅のネパール語(ゾンカ語&チベット語)、ヒマラヤ動植物分布など、切り離せて旅のお供にもってこいの大地図です

参考情報
editor's voice (TRANSIT)



2009年6月 6日

マッキンリーで邦人2人の遺体

マッキンリーで邦人2人の遺体 (asahi.com)
米国立公園局は5日、米アラスカ州の北米最高峰マッキンリー山(6194メートル)で昨年行方不明になっていた日本人2人の遺体を発見したと発表した。現場は急な斜面のため、遺体収容は行わないという。

 米メディアによると2人は埼玉県出身のヤマダ・タツロウさん(当時27)と東京都出身のイノウエ・ユウトさん(当時24)。昨年5月に消息を絶っていた。標高約5900メートル付近で別の遭難者の捜索のために撮った写真に2人の遺体が写っていた。現場付近でほかに遭難者の情報がなく、また同局が上空から確認した着衣や所持品から2人と断定した。

Japanese climbers' remains found on Mount McKinley (The Associated Press)
National Park officials said the photographs were taken during the search last month for 41-year-old Gerald Myers, a chiropractor from Centennial, Colo. Myers was last seen May 19 after he left his climbing partners at 14,200 feet to make a solo attempt to summit the mountain. His body has not been found.

昨年、カシンリッジ最下部からデナリ登頂を目指したものの、行方不明になっていた山田・井上ペアが遺体で発見されました。

今年の 5月 19日から、デナリで行方不明になっていたアメリカ人・Gerald Myers を捜索のために 撮影した写真から、確認されました。


2009年6月 7日

[雑誌]VOCE 7月号

(2009/5/25 講談社)
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VOCE は20代後半の女性を対象としたファッション雑誌。山関連のスイーツ(笑) な記事が 2本。

「花原緑の美界修業 - 部分痩せに効果テキメン! フリークライミングにTRY☆」
「"自惚れボディ" になろう! ランの次は・・・・・・ゆる登山!」

タイトル通りの内容です。登ることが目的ではなく、いずれもダイエットが目的の記事になっており、近年の登山、クライミングの目的の多様化が伺われます。



フリークライミングの記事では、VOCE専属モデルが、 T-Wall 江戸川橋でボルダリングとトップロープによるクライミング体験を 1ページで簡潔に紹介しています。

ゴールにたどりついたら、壁から手足を離し、ロープにブラブラとつるされた状態で下りる。この浮遊感が意外にも癒し効果が高く、ハマる人も多いらしい!

自分の周りでは、「怖い!!」という声しか聞いたことがないのですが・・・。



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ゆる登山の記事は柏澄子さんが担当。サブタイトルが「なぜ登るのか? そこに山があり、私に贅肉があるからだ!」とあるように、ダイエットがメインの記事。

高尾山に登ったレポートを通して、登山による効用を説いています。

1. 有酸素運動
2. 大きな筋肉を鍛えられる
3. ブレないカラダになる
4. 脚が細くなる
5. デトックス
6. 集中力UP
7. リラックス

4 の "脚が細くなる" というのは ? ですが、こういった切り口も有りだなと思わせる記事になっています。ただ「低山なら女子らしいスカートでもOK!」という装備には驚きました。

あわせて読みたい
里山ケーゼとの出会い/VoCE発売! (旅の空)
VOCE 7月号 第一特集を読んでみる。 (月山で2時間もたない男とはつきあうな!)



2009年6月 8日

IFSC Climbing Worldcup (B) - Vail 2009

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6/5 - 6 にアメリカ・Vail でおこなわれた、ボルダリングワールドカップの第 4戦で野口啓代選手が 3位に入りました。おめでとうございます。

予選を 4完登で 6位通過、準決勝を 2完登で 3位通過、決勝は 2完登で 3位を維持しました。優勝はアメリカのアレックス プッチョ(Alex Puccio) で 4完登、2位もアメリカのアレックス ジョンソン(Alex Johnson) で 3完登とアメリカ勢がワンツーフィニッシュを決めました。課題はアメリカ系だったようで、順位にも反映された感じです。

アメリカ大会を終えて、野口選手は依然として総合ランキングは首位につけています。ランキング 2位、オーストラリアの Anna Stöhr が 4位だったため、60ポイントと差が広がりました。あとは今週末のオランダでの大会を残すのみですので、総合優勝が見えてきました。



一方、男子は堀創選手が 8位、竹内俊明選手が 20位、大山史洋選手が 28位という結果でした。優勝はドイツのイケメンクライマー・ヨナス バウマン(Jonas Baumann)、2位がアメリカのダニエル ウッズ(Daniel Woods)、3位にオーストリアのキリアン フィッシュフーバー(Kilian Fischhuber) が入りました。
女子
1 Alex Puccio
2 Alex Johnson
3 Akiyo Noguchi
4 Anna Stöhr
5 Jain Kim
6 Natalija Gros
男子
Jonas Baumann
Daniel Woods
Kilian Fischhuber
Paul Robinson
Kyle Owen
Rustam Gelmanov

女子最終リザルト
男子最終リザルト


Women's Final #1


Women's Final #2

あわせて読みたい
WCBベイル★予選 (★NOGUCHI AKIYO★)
WCBベイル★準決勝 (★NOGUCHI AKIYO★)
WCBベイル★決勝 (★NOGUCHI AKIYO★)

関連エントリー
IFSC Climbing Worldcup(B) 加須 2009 (2009/4/12)
IFSC Climbing Worldcup(B) Wien 2009 (2009/6/3)



2009年6月 9日

[雑誌]ROCK & SNOW 2009 夏号 No.44

(2009/6/6 山と渓谷社)
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特集は新エリア誕生と言うことで岐阜県・笠置山、瑞牆山・植樹祭エリアが紹介されています。

笠置山は小山田さんのブログでちょくちょく紹介されていたボルダーエリア。エリアは結構広く、まだまだ開拓の余地があり、高難度な課題まで揃っているので、初心者から上級者まで、誰でも楽しめるエリアです。

開拓は笠置町の役所も巻き込み、理想的な形でおこなわれており、トイレや駐車場、キャンプ場も整備されています。アクセス問題が各地で頻発している昨今、開拓モデルのいい例になるのではないでしょうか。

トポの詳細はロクスノでは紹介されておりませんが、正式なトポに関しては 6/11頃から小山田さんの Web 等で販売されるとのことです。

笠置山の標高は 500m 前後ですが、これからのシーズンはどうなんでしょう。夏でも快適なら遊びに行きたいエリアです。



一方、瑞牆の植樹祭エリアは駐車場からも見えるエリアで、時々登っている人を見かけており、前から気になっている場所でした。面白そうなクラックが何本かあるので、こちらも機会を見つけて訪れようと思います。

瑞牆は他にも [日本のマルチピッチ・エリアガイド] という新連載で、十一面岩の特集がおこなわれています。



[Younger Than Yesterday] での村岡達哉さんのインタビューも面白く読めました。理系だからか、論理的なコメントが随所に見受けられます。

難しい課題と、いい課題っていうのは、割り切って考えてます。なぜ難しい課題を登るかというと、それは、いい課題が難しかったときのため。



他には加須のワールドカップの各課題の詳説、ピオレドールのレポート、デニス・ウルブコの 8000m x 14、新クライミングシューズ特集などが目立った記事です。



2009年6月10日

三鷹ジム

東京の三鷹駅前に 6月 1日にオープンした「三鷹ジム」に行ってきました。

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JR三鷹駅から徒歩 1分のオフィスビルの地下にあるジムで、非常にこじんまりとした作りになっており、プライベートジムと大差ない感じでした。課題のセットは B-Pump のスタッフの方にヘルプしてもらったとのことでした。

オープン直後ということもあり、店内もホールドも非常に綺麗です。ただ、まだ課題ファイルもきちんとしたモノはないため、設定されている課題は少なく、1度行けばほぼ登り尽くせてしまうでしょう。

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営業時間
平日    12:00~23:00
土日祝日 10:00~21:00

利用料金
初回登録料   1,000円
使用料(2時間)  1,500円
延長30分毎    200円


首都圏の中央線沿線にあるジムはこれで 7店目です。

八王子・VAC バーチ
西国分寺駅・ランナウト
三鷹駅・三鷹ジム
吉祥寺駅・ISARA
吉祥寺駅・VOLNY
荻窪駅・B-PUMP
中野駅・J&S

激戦区です。



2009年6月11日

[会報]guddei 2009 Summer

(2009/6/1 好日山荘
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guddei は好日山荘が発行している小冊子というかパンフレット。全 10ページ。今号では平山ユージさんが巻頭インタビューで登場しています。

内容はこれまでのクライミングを振り返り、ポイントとなった箇所を解説。檜谷さんとの出会い、アメリカツアー、ヨーロッパに移住してのコンペ転戦、サラテオンサイトトライ、再び日本へ、などなど。

最後はクライマーへのメッセージで〆めています。

どんどん山に行きましょう!

このパンフレットは 100円と表記されていますが、好日山荘の店頭にて無料で配布されています。

平山さんのブログを見ていると、ここ最近はクラックを中心に登られているようです。やっぱりターゲットはカナダのアレでしょうか。



2009年6月13日

明星山P6南壁・五月ルート

朝食の最中に、雷の音がしたと思ったら、激しい雷雨。雨は 30分ほどでやみ、陽が差してきたので、壁が乾くまで車の中で昼寝。昼頃から、4ピッチと短い五月ルートに取付きました。クライマーは他にはおらず壁は完全に貸しきりでした。

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明星山P6南壁。五月ルートは左端。

アプローチの沢は、いつもは徒渉していました。特に増水している気配はありませんでしたが、使えそうなチロリアンが残っていたので、利用して対岸に渡りました。

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チロリアンブリッジ

五月ルートの取付は左岩稜と同じ。

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1P目はほとんど木登り

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2P目もバンドに沿って登る。相変わらず脆い。

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3P目が核心。クラックに土が詰まっていたり、ブッシュが生えていたりと悪い

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4P目

4P目の後、緩傾斜帯をもう 1ピッチ伸ばして左岩稜に合流し、左岩稜を懸垂で下りました。

夜は糸魚川に出て魚三昧。



日曜は Jadeルートに取付く予定でしたが、夜半から結構雨が降っていたようで、壁はびっしょり。雨は全くやむ気配がなかったので、早々と撤収しました。

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ガスガスで晴れる気配は全くなし



2009年6月15日

IFSC Climbing Worldcup (B) - Eindhoven 2009

オランダで初めての開催となるボルダリング・ワールドカップの最終戦が、6/12-13Eindhoven で おこなわれ、野口啓代選手が優勝しました。また、今回の優勝で、今シーズンのボルダリング・ワールドカップの総合優勝も同時に決め、ダブル優勝となりました。おめでとうございます。

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今回は、総合ランキングで 2位のアンナが決勝に進出できなかった段階で、総合優勝が決まりました。最終的には 130ポイントの大差をつけ、ぶっちぎりでの優勝となりました。全 5戦中、優勝 3回を含み、すべてで表彰台という結果でした。

第 1戦・日本・加須 - 優勝
第 2戦・オーストリア・Hall - 優勝
第 3戦・オーストリア・Wien - 2位
第 4戦・アメリカ・Vail - 3位
第 5戦・オランダ・Eindhoven - 優勝

また、男子の総合ランキングでは堀創選手が 12位に入りました。
2009 ボルダー男子総合ランキング
1 Kilian Fischhuber 337.5
2 Rustam Gelmanov 296.5
3 Gabriele Moroni 230.5
4 Guillaume Glairon Mondet 204
5 Jonas Baumann 189
6 Stephane Julien 183
2009 ボルダー女子総合ランキング
Akiyo Noguchi 435
Anna Stöhr 309
Natalija Gros 238.5
Chloé GRAFTIAUX 200
Jain Kim 169.5
Yulia Abramchuk 167

2009 ボルダー男子総合ランキング (IFSC)
2009 ボルダー女子総合ランキング (IFSC)

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160分と非常に長いですが、決勝の動画が以下のサイトにアップされています。
IFSC Climbing World Cup Boulder Eindhoven 2009

また、8a.nu に、英語ですが、写真入りのインタビューが掲載されています。
The secret is training 6 days a week at the home made wall her father has built. (8a.nu)



男性陣は、堀創選手が 13位、茂垣敬太選手が 20位という結果でした。

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堀創選手

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茂垣選手

Eindhoven 男子最終リザルト
Eindhoven 女子最終リザルト

参考情報
WCBオランダ★予選 (★NOGUCHI AKIYO★)
WCBオランダ★準決勝 (★NOGUCHI AKIYO★)
WCBオランダ★決勝 (★NOGUCHI AKIYO★)

首の皮一枚... (Flashman)
あ〜〜 (Flashman)

BWC最終戦・オランダ! (裏欧州情報局通信)
祝 BWC Eindhoven 優勝! (裏欧州情報局通信)

関連エントリー
IFSC Climbing Worldcup(B) 加須 2009 (2009/4/12)
IFSC Climbing Worldcup(B) Wien 2009 (2009/6/3)
IFSC Climbing Worldcup (B) - Vail 2009 (2009/6/8) - 動画追加



2009年6月26日

[映画]劔岳 点の記

(2009/6/20 東宝系)
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やりすぎだろと思えるほど大々的に宣伝されている映画、『劔岳 点の記』を見てきました。

原作は新田次郎の同名小説『劔岳 点の記』。監督は木村大作。過去に映画化された新田作品『八甲田山』、『聖職の碑』の両作品にカメラマンとして関わっており、今作品には最もふさわしい監督だと思われます。

カメラマン出身の監督だけあって劔岳周辺の風景描写は抜群。表からも裏からも劔岳が見えるメジャーな場所からの映像はすべて揃っています。特に自然を借景として繰り広げられるドラマは、人物が自然の中に完全に溶け込んでおり、どれも凄く綺麗にまとまった絵となっています。パンフによると、演技指導は皆無だったそうですが、本当に、俳優がただ佇んでいるだけの場面でも絵になっています。逆に人がいることによって、絵がより生き生きとしています。



明治 40年、まだ詳細不明であった北アルプス・劔岳周辺の地形図を作成するため、未踏と考えられていた劔岳に登り、三角点を設置する任に当たった陸軍・陸地測量部の柴崎芳太郎の軌跡を描いた物語。当時、発足したばかりの日本山岳会との劔岳初登争いがメインとなっています。



新田次郎の山岳作品に共通するテーマ「なぜ山に登るのか?」は、純粋に測量官・柴崎芳太郎の足跡を追っている原作には登場せず、映画化された段階で加えられています。危険を冒してまで山に登る理由は、映画の中では、測量部と山岳会で 2パターンに分かれ、測量部にとっては「なぜ地図を作るのか?」、山岳会はそのまま「なぜ山に登るのか?」

地図を作る理由は、明治の人はそんなこと考えないだろうという、非常に現代的、現実的な理由ではありますが、シーンとしてはハイライトであり、この映画のテーマをすべて収斂した形になっています。

反面、山に登る理由は結局分からないままです。まだ山岳会も発足したばかり、一般的に、山登りは、名誉と名声のために山に登る、金持ちの物見湯山的な趣味と見られており、山岳会のメンバーとしても、きちんとした答えを出せず、まだ曖昧模糊とした状態だったのではないでしょうか。

最後に測量隊と山岳会のメンバーがお互いに功績をたたえ合うあたりに、山に登る理由を何とはなしに感じている雰囲気はありましたが。長治郎が言った、「山に登るのは気持ちがいい」というのが、一応の映画としての解でしょうか。



他にも、

自然の美しさは自然の厳しさの中にしかない

人の挑戦する心に勝るものはない

人は何をしたかではなく、何のためにしたかが重要

など、ビジネス書に出てきそうなセリフが多数追加されています。



やや残念だったのはストーリー。短いシーンを繋げただけの、細切れ感が強く、もう一つ。2時間ちょいの尺に収めるには難しかったのかな。原作にはない場面はどれもいいシーンが多いだけにやや残念。長治郎の息子や妻、芳太郎の妻の役割が中途半端でした。 一番最後で

点の記は彼らを支え続けた家族達の記録でもある

と綺麗にまとめてはいますが。






[書籍]もうひとつの劔岳 点の記
(2009/6/17 山と渓谷社)
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今回の映画の公開にあわせて刊行された本。読み物というよりはリファレンス。歴史から登頂ルートまで劔岳にまつわる資料をまとめています。山岳史が好きな方は是非。

参考情報
映画『劔岳 点の記 -ツルギダケ テンノキ-』公式サイト

関連エントリー
[TV]情熱大陸 - 木村大作 (2008/9/21)



2009年6月27日

[記録]瑞牆山・カンマンボロン・ワイルド アット ホーム

瑞牆山・カンマンボロンのワイルド アット ホームに行ってきました。

カンマンボロン・大面岩周辺に行くのは初めてでしたが、アプローチの道は明瞭で、特に迷うことなくカンマンボロンに着きました。

周辺は現在開拓中のようで、かなりの数の Fix ロープが垂れていました。



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取付から見上げる

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1P目

1P目はコーナークラックから小ハングを越えスラブへ。ラインはあっているかどうか不明です。ボルトラダーをフリー化したラインとのことでしたので、とりあえずリングボルト沿いに登りました。

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2P目

2P目もコーナークラックからスラブをトラバースして、ワイド - オフウィズスへ。傾斜がそれほどでもないので快適。クラックは埃っぽい。

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3P目

3P目はスラブっぽいフェイス。細かいカチを繋いでいく花崗岩らしいピッチでした。

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4P目。右上が鎌形ハング

4P目は鎌形ハングのヘリを目指してコーナーを直上し、ハングにぶつかったところでハングに沿ったクラックを上がりました。ハングの出口のビレイ点でピッチを切りましたが間違えたかな?

5P目は鎌形ハングから続くクラックを登り、スラブに出たところをテラスまで直上しましたが、スラブのラインが全く分かりませんでした。リングボルトのラインも複数、新しいハンガーボルトもあったりと結局はよく分からないまま。

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6P目

6P目はテラスからチムニーを登り、最後はオフウィズスからハンドサイズのクラック。快適。

時間切れのため、最終ピッチは省略して、同ルートを懸垂で下りました。

終日快晴でいい天気でしたが、気温はそれほど上がることもなく、暑すぎずに快適な 1日でした。カンマンボロンは隣のライン(洞穴ハングルート?) に 1パーティ取付いているようでしたが、他には誰に会うこともなく、閑かなクライミングを楽しめました。

ただ、ラインは、新規に開拓されたライン(Happinet you?) や古いボルトが多数有りわかりにくい状態です。100岩場のトポを参考にしましたが、5P目は全く分かりませんでした。

夜は増富鉱泉で入浴し、いつものように、お~くぼ食堂でご飯でした。



2009年6月28日

[記録]瑞牆山・十一面岩正面壁・ベルジュエール

今日は十一面正面壁のベルジュエールへ。3年ぶり 2回目。

雨が降るか降らないかの微妙な空模様でしたが、途中で雨に捕まりした。

正面壁へのアプローチは、以前よりも踏跡が明瞭になっており、ケルン等の目印も増えています。この日の末端壁は 10人ほどのクライマーで賑わっておりましたが、正面壁には誰もおらず、完全に貸しきりでした。



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1P目

1P目、以前来たときは荷物を背負っていたこともあって、まともに登れませんでしたが、今日は落ち着いて登れました。

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2P目

個人的には 1P目よりも嫌なスラブ。ワンポイントで思い切りが必要。

3P目以降は、短いクラックを繋ぎ、ロープの流れが悪くなりそうな箇所で適当にピッチを切りました。

面白いポイントは大フレークのピッチと、終盤の歩きのピッチ手前の斜上するクラック。ほか、ハンドからチムニーまで一通りのサイズがそろっているので、諸処に入る歩きがやや残念ではありますが、クラック好きには存分に楽しめるルートです。周辺ルートも含めて、詳細はロクスノ 44号に掲載されています。

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雨が降りはじめ、幻想的な雰囲気に

現在、植樹祭広場を囲む形で鹿対策の電熱線が張られています。ご注意ください。

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